JPH0222656A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH0222656A
JPH0222656A JP17224088A JP17224088A JPH0222656A JP H0222656 A JPH0222656 A JP H0222656A JP 17224088 A JP17224088 A JP 17224088A JP 17224088 A JP17224088 A JP 17224088A JP H0222656 A JPH0222656 A JP H0222656A
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JP
Japan
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acid
acrylate
photosensitive
meth
alkali
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JP17224088A
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English (en)
Inventor
Shinichi Matsubara
真一 松原
Masabumi Uehara
正文 上原
Shinichi Fumiya
文屋 信一
Eriko Katahashi
片橋 恵理子
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Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光性組成物に係り、特にネガ型感光性平版
印刷板の製造に適した感光性組成物に関する。
〔従来の技術〕
感光性印刷板は、一般に、アルミニウム板等の支持体上
に感光性組成物を塗布し、陰画等を通して紫外線等の活
性光線を照射し、光が照射された部分を重合あるいは架
橋させ現像液に不溶化させ、光の非照射部分を現像液に
溶出させ、それぞれの部分を、水を反発して油性インキ
を受容する画像部、および水を受容して油性インキを反
発する非画像部とすることにより得られる。
この場合における感光性組成物としては、特にネガ型2
8版では、P−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデ
ヒドとの縮合物などのジアゾ樹脂が広く用いられてきた
このようなジアゾ樹脂は、活性光線の照射によって酸を
発生し、この酸と、この酸によって退色するような色素
とにより、露光可視画を与える。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の感光性組成物では、十分な露光後の可視
画性が得られなかった。
そこで、本発明の主たる目的は、露光後の可視画性が改
良されたネガ型感光性平版印刷版に適した感光性組成物
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、感光性ジアゾ樹脂、アルカリ可溶性重合体
、および活性光線の照射により酸またはフリーラジカル
を発生する化合物を有することで解決できる。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
く感光性ジアゾ樹脂〉 本発明に用いられる感光性ジアゾ樹脂としては、従来公
知の物が適宜使用できるが、芳香族ジアゾニウム塩と例
えば活性カルボニル含有化合物、特にホルムアルデヒド
との縮合物で代表されるジアゾ樹脂が含まれ、その中で
有機溶媒可溶性のジアゾ樹脂が好ましい。
ジアゾ樹脂としては、例えばp−ジアゾジフェニルアミ
ンとホルムアルデヒド又はアセトアルデヒドの縮合物と
、ヘキサフルオロリン酸塩、テトラフルオロホウ酸塩と
の有機溶媒可溶の反応生成物であるジアゾ樹脂無機塩、
また米国特許3.300,309号明細書に記載されて
いるような、前記縮合物とスルホン酸類例えばパラトル
エンスルホン酸又はその塩、ホスフィン酸類例えばベン
ゼンホスフィン酸又はその塩、ヒドロキシル基含有化合
物例えば2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン
酸又はその塩等の反応生成物である有機溶媒可溶性ジア
ゾ樹脂有機酸塩等が挙げられる。
ジアゾ樹脂は感光層中に1〜70重量%、特に3〜60
重量%含有されるのが望ましい。
本発明において、好適に用いることができる他のジアゾ
樹脂は、少くとも1つのカルボキシル基、ならびに少く
とも1つのヒドロキシル基のうち少くとも一方の有機基
を有する芳香族化合物と、ジアゾニウム化合物、好まし
くは芳香族ジアゾニウム化合物とを構造単位として含む
(共)縮合体である。
前記のカルボキシル基およびまたはヒドロキシル基を有
する芳香族化合物は、少なくとも1つのカルボキシル基
で置換された芳香族環およびまたは少な(とも1つのヒ
ドロキシル基で置換した芳香族環を分子中に含むもので
あって、この場合、上記カルボキシル基とヒドロキシル
基とが同一の芳香環に置換されていてもよい。
そして上記の芳香族環としては、好ましくはアリール基
例えばフェニル基、ナフチル基を挙げることができる。
また前記のカルボキシル、基あるいはヒドロキシル基は
芳香族環に直接結合してもよく、ジヨイントを介して結
合していてもよい。
上記の場合において、1つの芳香族環に結合するカルボ
キシル基の数としては1または2が好ましく、また1つ
の芳香族環に結合するヒドロキシル基の数としては1乃
至3が好ましい。さらにジヨイントとしては例えば炭素
数1乃至4のアルキレン基を挙げることができる。
前述のカルボキシル基および/又はヒドロキシル基を含
有する芳香族化合物の具体例としては、安息香酸、0−
クロロ安息香酸、m−クロロ安息香酸、p−クロロ安息
香酸、フタル酸、テレフタル酸、ジフェニル酢酸、フェ
ノキシ酢酸、p−メトキシフェニル酢酸、p−メトキシ
安息香酸、2゜4−ジメトキシ安息香酸、2,4−ジメ
チル安息香酸、p−フェノキシ安息香酸、4−アニリノ
安息香酸、4−(m−メトキシアニリノ)安息香酸、4
−(p−メトキシベンゾイル)安息香酸、4−(p−メ
チルアニリノ)安息香酸、4−フェニルスルホニル安息
香酸、フェノール、(o、m、p)クレゾール、キシレ
ノール、レゾルシン、2−メチルレゾルシン、(o、m
、p)−メトキシフェノール、m−エトキシフェノール
、カテコール、フロログリシン、p−ヒドキシエチルフ
ェノール、ナフトール、ピロガロール、ヒドロキノン、
p−ヒドロキシベンジルアルコール、4−クロロレゾル
シン、ビフェニル4.4′−ジオール、1,2.4−ベ
ンゼントリオール、ビスフェノールA、2.4−ジヒド
ロキシベンゾフェノン、2,3.4−トリヒドロキシベ
ンゾフェノン、p−ヒドロキシアセトフェノン、4.4
−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4.4′〜ジヒド
ロキシジフエニルアミン、4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニルスルフィドクミルフェノール、(o、m、p)−
クロロフェノール、(o、m、p)−ブロモフェノール
、サリチル酸、4−メチルサリチル酸、6−メチルサリ
チル酸、4−エチルサリチル酸、6−プロピルサリチル
酸、6−ラウリルサリチル酸、6−スチアリルサリチル
酸、4.6−シメチルサリチル酸、p−ヒドロキシ安息
香酸、2−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、6−メチ
ル−4−ヒドロキシル安息香酸、2゜6−シメチルー4
−ヒドロキシ安息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸
、2.4−ジヒドロキシ−6−メチル安息香酸、2,6
−ジヒドロキシ安息香酸、2.6−シヒドロキシー4−
安息香酸、4−クロロ−2,6−ジヒドロキシ安息香酸
、4−メトキシ−2,6−ジオキシ安息香酸、没食子酸
、フロログルシンカルボン酸、2.4.5−トリヒドロ
キシ安息香酸、m−ガロイル没食子酸、タンニン酸、m
−ベンゾイル没食子酸、m−(p−)ルイル)没食子酸
、プロトカテクオイルー没食子酸、4.6−シヒドロキ
シフタル酸、(2,4−ジヒドロキシ安息香酸)酢酸、
(2,6−シヒドロキシフエニル)酢酸、(3,4,5
−)リヒドロキシフェニル)酢酸、pヒドロキシメチル
安息香酸、p−ヒドロキシエチル安息香酸、4−(p−
ヒドロキシフェニル)メチル安息香酸、4−(0−ヒド
ロキシベンゾイル)安息香酸、4−(2,4−ジヒドロ
キシベンゾイル)安息香酸、4−(p−ヒドロキシフェ
ノキシ)安息香酸、4−(p−ヒドロキシアニリノ)安
息香酸、ビス(3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニ
ル)アミン、4− (p−ヒドロキシフェニルスルホニ
ル)安息香酸、4−(p−ヒドロキシフェニルチオ)安
息香酸等があげられ、このうち特に好ましいものは、サ
リチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、p−メトキシ安息
香酸、メタクロロ安息香酸である。
前述の縮合ジアゾ樹脂の構成単位、あるいは共縮合ジア
ゾ樹脂の構成単位をなす芳香族ジアゾニウム化合物には
、例えば特公昭49−48001に挙げられているよう
なジアゾニウム塩を用いることができるが、特に、ジフ
ェニルアミン−4−ジアゾニウム塩類が好ましい。
ジフェニルアミン−4−ジアゾニウム塩類は、4−アミ
ノ−ジフェニルアミン類から誘導されるが、このような
4−アミノ−ジフェニルアミン類としては、4−アミノ
−ジフェニルアミン、4−アミノ−3−メトキシ−ジフ
ェニルアミン、4−アミノ−2−メトキシ−ジフェニル
アミン、4′−アミノ−2−メトキシ−ジフェニルアミ
ン、4′−アミノ−4−メトキシ−ジフェニルアミン、
4−アミノ−3−メチルジフェニルアミン、4−アミノ
−3−エトキシ−ジフェニルアミン、4−アミノ−3−
β−ヒドロキシ−エトキシジフェニルアミン、4−アミ
ノ−ジフェニルアミン−2−スルホン酸、4−アミノ−
ジフェニルアミン−2−カルボン酸、4−アミノ−ジフ
ェニルアミン−2′−カルボン酸等があげられ、特に好
ましくは、3−メトキシ−4−アミノ−ジフェニルアミ
ン、4アミノ−ジフェニルアミンである。
上記共縮合ジアゾ樹脂および縮合ジアゾ樹脂は、公知の
方法、例えば、フォトグラフィック・サイエンス・アン
ド・エンジニアリンク(Photo、Sci、。
Eng、)第17巻、第33頁(1973)、米国特許
第2,063,631号、同第2.679,498号各
明細書に記載の方法に従い、硫酸やリン酸あるいは塩酸
中でジアゾニウム塩、カルボキシおよびヒドロキシル基
を有する芳香族化合物およびアルデヒド類、例えばパラ
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒ
ドあるいはケトン類、例えばアセトン、アセトフェノン
とを重縮合させることによって得られる。
また、これら分子中にカルボキシル基および/またはヒ
ドロキシル基を有する芳香族化合物、芳香族ジアゾ化合
物およびアルデヒド類またはケトン類は相互に組合せ自
由であり、さらに各々2種以上を混ぜて共縮合すること
も可能である。
カルボキシル基およびヒドロキシル基のうち少くとも一
方を有する芳香族化合物と芳香族ジアゾ化合物の仕込み
モル比は、1:0.1〜0.1:1;好ましくはt:O
,S〜0.2:1、より好ましくはl:l〜0.:1で
ある。またこの場合カルボキシル基およびヒドロキシル
基のうち少くとも一方を有する芳香族化合物および芳香
族ジアゾ化合物の合計とアルデヒド類またはケトン類と
をモル比で通常1:0.6〜1.2、好ましくはt:o
、7〜1.5で仕込み、低温で短時間、例えば3時間程
度反応させることにより共縮合ジアゾ樹脂が得られる。
本発明において使用されるジアジ樹脂の対アニオンは、
該ジアゾ樹脂と安定に塩を形成し、かつ該樹脂を有機溶
媒に可溶となすアニオンを含む。
これらは、デカン酸および安息香酸等の有機カルボン酸
、フヱニルリン酸等の有機リン酸およびスルホン酸を含
み、典型的な例としては、メタンスルホン酸、クロロエ
タンスルホン酸、トチカンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、トルエンスルホン酸、メシチレンスルホン酸、お
よびアントラキノンスルホン酸、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、ヒドロキシ
スルホン酸、4−アセチルベンゼンスルホン酸、ジメチ
ル−5−スルホイソフタレート等の脂肪族並びに芳香族
スルホン酸、2.2 ′、4.4 ′−テトラヒドロキ
シベンゾフェノン、1,2.3− )リヒドロキシベン
ゾフエノン、2.2′、4−トリヒドロキシベンゾフェ
ノン等の水酸基含有芳香族化合物、ヘキサフルオロリン
酸、テトラフルオロホウ酸等のハロゲン化ルイス酸、C
114,、IQ4等の過ハロゲン酸等が挙げられるが、
これに限られるものではない。これらの中で、特に好ま
しいものは、ヘキサフルオロリン酸、2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸である。
上記共縮合ジアゾ樹脂は、各単量体のモル比および縮合
条件を種々変えることにより、その分子量は任意の値と
して得ることができるが、本発明の目的とする使途に有
効に供するためには分子量が約400乃至10,000
のものが使用可能であるが、好ましくは、約800乃至
5,000のもの力く適当である。
くジアゾ樹脂−1の合成例〉 4−ヒドロキシフェニルメタクリルアミド4.43g(
0,025モル)および4−ジアゾジフェニルアミン硫
酸塩22.0 g (0,075モル)を水冷下で90
gの濃硫酸に溶解した。この溶液にパラホルムアルデヒ
ド2.7g(0,09モル)を、10℃を超えないよう
に添加していった。その後、2時間水冷下でかくはんを
続けた。
この反応混合物を水冷下、17!のエタノールに注ぎ入
れ、生した沈澱を濾過した。沈澱をエタノールで十分に
洗浄した後、この沈澱物を200m1の純水に溶解し、
この液にi o、 s gの塩化亜鉛の水溶液を加えた
。生じた沈澱を濾過した後、エタノールで洗浄し、これ
を300m1の純水に溶解した。この液に13.7 g
のへキサフルオロリン酸アンモニウムを溶解した水溶液
を加えた。生じた沈澱を濾別し、水洗した後、30°C
で、−昼夜乾燥して共縮合ジアゾ樹脂1を得た。この共
縮合ジアゾ樹脂1をGPCにより分子を測定したところ
、重量平均分子量で約2,200であった。
〈アルカリ可溶性重合体〉 前述の感光性ジアゾ樹脂は、バインダーとしてのアルカ
リ可溶性(または膨潤性)重合体とともに用いられる。
このアルカリ可溶性重合体としては、下記(11〜(ロ
)に示す七ツマ−をその構造単位とする通常2〜20万
の分子量をもつ共重合体が挙げられる。
(1)  芳香族水酸基を有するアクリルアミド類、メ
タクリルアミド類、アクリル酸エステル、およびメタク
リル酸エステル類、例えばN−(4−ヒドロキシフェニ
ル)アルキルアミド又はN−(4−ヒドロキシフェニル
)メタクリルアミド、0m−1p−ヒドロキシスチレン
、0−1m−1pヒドロキシフェニル−アクリレート又
はメタクリレート、 (2)脂肪族水酸基を有するアクリル酸エステル類、お
よびメタクリル酸エステル類、例えば2−ヒドロキシエ
チルアクリレート又は2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、 (3)アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸等の
α2 β−不飽和カルポン酸、 (4)  アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル
、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル
酸−2−クロロエチル、グリシジルアクリレート、N−
ジメチルアミノエチルアクリレート等の(置換)アルキ
ルアクリレート、(5)  メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、プロピルメタクリレート、ブチル
メタクリレート、アミルメタクリレート、シクロへキシ
ルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、N−ジメチルアミノエ
チルメタクリレート等の(置換)アルキルメタクリレー
ト、 (6)  アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メ
チロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルア
ミド、N−エチルアクリルアミド、N−へキシルメタク
リルアミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−
ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−フェニルアクリ
ルアミド、N−ニトロフェニルアクリルアミド、N−エ
チル−N−フェニルアクリルアミド等のアクリルアミド
若しくはメタクリルアミド類、 (7)エチルビニルエーテル、2−クロロエチルビニル
エーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、プロピル
ビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、オクチルビニ
ルエーテル、フェニルビニルエーテル等のビニルエーテ
ル類、 (8)  ビニルアセテート、ビニルクロロアセテート
、ビニル7’−F−レート、安息香酸ビニル等のビニル
エステル類、 (9)スチレン、α−メチルスチレン、メチルスチレン
、クロロメチルスチレン等のスチレン類、00  メチ
ルビニルケトン、エチルビニルケトン、プロピルビニル
ケトン、フェニルビニルケトン等のビニルケトン類、 0υ エチレン、プロピレン、イソブチレン、ブタジェ
ン、イソプレン等のオレフィン類、(2) N−ビニル
ピロリドン、N−ビニルカルバゾール、4−ビニルピリ
ジン、アクリロニトリル、メタクリレートリル等、 更に、上記モノマーと共重合し得るモノマーを共重合さ
せてもよい。また、上記モノマーの共重合によって得ら
れる共重合体を例えば、グリシジルメタクリレート、グ
リシジルアクリレート等によって修飾したものも含まれ
るがこれらに限られるものではない。
さらに具体的には、上記(1)、 (2)に掲げたモノ
マー等を含有する、水酸基を有する共重合体が好ましく
、さらには芳香族性水酸基を有する共重合体が好ましい
上記共重合体には(3)に掲げたα、β−不飽和カルボ
ン酸を含有することが特に好ましく、共重合体の好まし
い酸価の値は10〜100である。
上記共重合体の好ましい分子量は4〜15万である。
また上記共重合体には必要に応じて、ポリビニルブチラ
ール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキ
シ樹脂、ノボラック樹脂、天然樹脂を添加してもよい。
この種のアルカリ可溶性重合体は、感光性組成物の固形
分中に通常40〜99重四%、好ましくは50〜95重
量%含有させる。
他方、バインダーとしてのアルカリ可溶性重合体として
特に好ましいのは、メチルアクリレートを構造単位とし
て有する重合体である。この場合、さらに好ましいのは
、次記の共重合体である。
すなわち、分子構造中に、 +8)  アルコール性水酸基を有する構造単位及び/
又はフェノール性水酸基を有する構造単位を1〜50モ
ル%、 (b)  下記一般式I、 ・・・・・・■ (式中、R1は水素原子又はアルキル基を表わす。
で表わされる構造単位を5〜40モル%、(C)  メ
チルアクリレートから形成される単位を5〜40モル%
、 (d)  下記一般式■、 −CH2−C−・・・・・・■ C0OR’ (式中、Htは水素原子、メチル基又はエチル基を表わ
し、R3は、炭素原子数2〜12のアルキル基又はアル
キル置換アリール基を表わす。)で表わされる構造単位
を25〜60モル%、及γド (el  カルボキシル基を有する構造単位を2〜30
モル% 含有し、且つその重量平均分子量が5〜20万である共
重合体である。
前記アルコール性水酸基を有する構造単位を形成するモ
ノマーの具体例としては、特公昭527364号公報に
記載されたような下記一般式■に示した化合物のごとく
 (メタ)アクリル酸エステル類や、アクリルアミド類
が挙げられる。
式中、R4は水素光子又はメチル基、R5は水素原子、
メチル基、エチル基又はクロロメチル基、そしてnは1
〜10の整数を示す。
(メタ)アクリル酸エステル類の例としては、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシペンチル
(メタ)アクリレート等が、また、アクリルアミド類の
例としてはN−メチロール(メタ)アクリルアミド、N
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド等が挙げら
れる。好ましくは2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レートである。
また、フェノール性水酸基を有する構造単位を形成する
七ツマ−としては、例えばN−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−(メタ)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシ
フェニル)−(メタ)アクリルアミド、N−(4−ヒド
ロキシナフチル)−(メタ)アクリルアミド等の(メタ
)アクリルアミド類のモノマー:0−lm−又はp−ヒ
ドロキシフェニル(メタ)アクリレートモノマー:Om
−又はp−ヒドロキシスチレンモノマー等カ挙げられる
。好ましくは、0−lm−又はp−ヒドロキシフェニル
(メタ)アクリレートモノマーN−(4−eドロキシフ
ェニル)−(メタ)アクリルアミドモノマーであり、さ
らに好ましくはN−(4−ヒドロキシフェニル)−(メ
タ)アクリルアミドモノマーである。
上記アルコール性水酸基を有する構造単位及び/又はフ
ェノール性水酸基を有する構造単位は、高分子化合物中
、1〜50モル%、好ましくは、5〜30モル%の範囲
から選ばれる。
前記一般式Iで表わされる構造単位を形成する、側鎖に
シアン基を有するモノマーとしてしは、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、2−ペンテンニトリル、2−
メチル−3−ブテンニトリル、2−シアノエチルアクリ
レート、0−1m−1p−シアノスチレン等が挙げられ
る。好ましくはアクリロニトリル、メタクリロニトリル
である。該側鎖にシアノ基を有する構造単位の高分子化
合物の分子中に含有される割合は5〜40モル%、好ま
しくは15〜35モル%の範囲から選ばれる。
メチルアクリレートから形成される単位は、高分子化合
物中、5〜40モル%、好ましくは、10〜30モル%
の範囲から選ばれる。
前記一般式■で表わされる構造単位を形成する、側鎖に
カルボキシエステル基を有するモノマーとしては、エチ
ルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアク
リレート、ブチルアクリレート、アミルアクリレート、
アミルメタクリレート、ヘキシルアクリレート、オクチ
ルアクリレート、2−クロロエチルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、グリシジルアクリレー
ト、等が挙げられる。該モノマーから形成される単位は
、高分子化合物中、25〜60モル%、好ましくは、3
5〜60モル%の範囲から選ばれる。
また、カルボキシル基を有する構造単位を形成する七ツ
マ−としては、メタクリル酸、アクリル酸、無水マレイ
ン酸、マレイン酸、等が挙げられる。該モノマーは、高
分子化合物中、2〜30モル%、好ましくは、5〜15
モル%の範囲から選ばれる。
なお、以上の各構造単位は具体例として挙げた七ツマ−
から形成された単位に限定されるものではない。
感光性組成物中のバインダーとしてのアルカリ可溶性重
合体を合成する方法としては、一般に公知のラジカル重
合法等によって、例えばアゾビスイソブチロニトリル、
ベンゾイルパーオキシド等の開始剤(0,1〜4.0モ
ル%)を使用して溶液重合法によって容易に合成される
次にアルカリ可溶性重合体の合成例を示す。
(アルカリ可溶性重合体1の合成) N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド10
.0g、アクリロニトリル25g1エチルアクリレート
60g、メタクリル酸5gおよびアゾビスイソブチロニ
トリル1.642 gをアセトンメタノールl:1混合
溶液112n+1に溶解し、窒素置換した後60℃で8
時間加熱した。
反応終了後、反応液を水51にかくはん下注ぎ、生じた
白色沈澱を濾取乾燥してアルカリ可溶性重合体1を90
g得た。
このアルカリ可溶性重合体1をゲルパーミェーションク
ロマトグラフィー(以下GPCと略記する)により分子
量の測定をしたところ、重量平均分子量は8.5万であ
った。
(アルカリ可溶性重合体2の合成) 2−ヒドロキシエチルメタクリレート50.0g。
アクリロニトリル20g、メチルメタクリレート25g
、メタクリル酸5gと1.2g過酸化ベンゾイルの混合
液を、100℃に加熱したエチレングリコールモノメチ
ルエーテル300gに2時間かけて滴下した。滴下終了
後エチレングリコールモノメチルエーテル300gと過
酸化ベンゾイル0.3gを加えてそのまま4時間反応さ
せた。反応終了後メタノールで希釈して水5Nにかくは
ん下注ぎ、生じた白色沈澱を濾取乾燥して親油性高分子
化合物2を90g得た。
このアルカリ可溶性重合体2をGPCにより分子量の測
定をしたところ、重量平均分子量は6.5万であった。
(アルカリ可溶性重合体3の合成) 2−ヒドロキシエチルメタクリレート45g1アクリロ
ニトリル10g、エチルメタクリレート35g、メタク
リル酸10gと1.2gの過酸化ベンゾイルの混合液を
アルカリ可溶性重合体2の合成の場合と同様にエチレン
グリコールモノメチルエーテルに滴下しアルカリ可溶性
重合体3を90g得た。
このアルカリ可溶性重合体3をGPCにより分子量の測
定をしたところ、重量平均分子量は6.2万であった。
く活性光線の照射により酸またはフリーラジカルを発生
する化合物〉 本発明に用いる、活性光線の照射により酸またはフリー
ラジカルを生成する化合物としては、下記一般式(IV
)で示されるトリハロアルキル化合物が好ましく用いら
れる。
一般式〔■〕 (式中、Xaは炭素原子数1〜3個のトリハロアルキル
基を示し、WはN、S、Ss、Pを示し、ZはOSN%
 S% Ses Pを示す。Yは発色団基を有し、かつ
WとZを環化させるに必要な非金属原子群よりなる基を
示す。) 具体的には、例えば一般式(rV)のトリハロアルキル
化合物としては、下記一般式(V)、(Vl)又は〔■
〕で表される化合物が含まれる。
一般式(V) B 一般式(VI) Aは置換若しくは非置換アリール基又は複素環基を表し
、nはOllまたは2である。)゛−一般式V)で表わ
される化合物の具体的例示化合物としては、 一般式〔■〕 Xa Xa (式中、Xaは炭素原子1〜3個を有するトリハロアル
キル基、Bは水素原子またはメチル基、等のベンゾフラ
ン環を存するオキサジアゾール化金物、特開昭54−7
4728号公報に記載されている2−トリクロロメチル
−5−(p−メトキシスチリル) −1,3,4−オキ
サジアゾール化合物等が挙げられる。
また、−11i式(Vr)または〔■〕で表わされる化
合物の具体例としては、特開昭53−36223号公報
に記載されている4−(2,4−ジメトキシ4−スチリ
ル)−6−)ジクロロメチル−2−ピロン化合物、2.
4−ビス−(トリクロロメチル)−6−p−メトキシス
チリル−3−)リアジン化合物、2.4−ビス−(トリ
クロロメチル)−6−p−ジメチルアミノスチリル−3
−トリアジン化合物等が挙げられる。
本発明において、上記の化合物への活性光線の照射に伴
って発生する酸又はフリーラジカルで変色又は退色する
色素が併用されるが、この例としては、例えば、ビクト
リアピュアブルーBOH(採土ケ谷化学社製〕、オイル
ブルー#603(オリエント化学工業社製〕、パテント
ピュアブルー〔住友三国化学社製〕、クリスタルバイオ
レット、ブリリアントグリーン、エチルバイオレット、
メチルバイオレット、メチルグリーン、エリスロシンB
1ベイシックツクシン、マラカイトグリーン、オイルレ
ッド、m−クレゾールパープル、ローダミンB、オーラ
ミン、4−p−ジエチルアミノフェニルイミナフトキノ
ン、シアノ−p−ジエチルアミノフェニルアセトアニリ
ド等に代表されるトリフェニルメタン系、ジフェニルメ
タン系、オキサイジン系、キサンチン系、イミノナフト
キノン系、アゾメチン系またはアントラキノン系、ロイ
コ色素及び、例えばトリフェニルアミン、ジフェニルア
ミン、0−クロロアニリン、1.2.3−)リフェニル
グアニジン、ナフチルアミン、ジアミノジフェニルメタ
ン、p、p  −ビス−ジメチルアミノジフェニルアミ
ン、1.2−ジアニリノエチレン、p、p’+p −)
リス−ジメチルアミノトリフェニルメタン、p、p”−
ビス−ジメチルアミノジフェニルメチルイミン、p、p
′、p−トリアミノ−0−メチルトリフェニルメタン、
p、p′−ビス−ジメチルアミノジフェニル−4−アニ
リノナフチルメタン、p、p’、p  −)リアミノト
リフェニルメタンに代表される第1級または第2級アリ
ールアミン系色素が挙げられる。
特に好ましくはトリフェニルメタン系、ジフェニルアミ
ン系色素が有効に用いられ、さらに好ましくはトリフェ
ニルメタン系色素であり、特にビクトリアピュアブルー
BOHである。
上記色素は、感光性組成物中に通常約0.5〜約10重
量%が好ましく、より好ましくは約1〜5重量%含有さ
せる。
本発明における感光性組成物には、全組成中に光重合性
モノマーおよび/または光架橋性バインダーを、全組成
中に5重量%以下の量で添加されていてもよい。
上記の光重合性モノマーとしては常圧で沸点100℃以
上であり、かつ少なくとも1分子中に1個の付加重合可
能な不飽和基を有する分子量10.000以下のモノマ
ー又はオリゴマーが好ましい。このようなモノマーはオ
リゴマーとして具体的には、ポリエチレングリコールモ
ノ (メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)
アクリレート等の単官能のアクリレートやメタクリレー
ト;ポリプロレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ポリプロピレンジ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルエタントリ (メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ (メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、トリ (アクリロイルオキシエチル
)イソシアヌレート、グリセリンやトリメチロールエタ
ン等の多価アルコールにエチレンオキサイドやプロピレ
ンオキサイドを付加させた後(メタ)アクリレート化し
たもの、特公昭48−41708号、特公昭50−60
34号、特開昭51−37193号各明細明細記載され
ているようなウレタンアクリレート類、特開昭48−6
4183号、特公昭49−43191号、特公昭52−
30490号各公報定記載されているポリエステルアク
リレート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸反応さ
せたエポキシアクリレート類等の多官能のアクリレート
やメタクリレートが例示される。さらに詳細には日本接
着協会誌Vol。
20、Na7.300へ・308頁に光硬化性モノマー
及びオリゴマーとして紹介されている重合性化合物を用
いることもできる。
また、光架橋性バインダーとしては、特公昭59−44
615号公報記載のベンジル(メタ)アクリレート/(
メタ)アクリル酸/必要に応じてその他の付加重合性ビ
ニルモノマー共重合体;特公昭54−34327号に記
載されているようなメタクリル酸/メタクリル酸メチル
又はエステル/メタクリル酸アルキル共重合体;その他
特公昭58−12577号、特公昭54−25957号
、特開昭54−92723号に記載されているような(
メタ)アクリル酸共重合体;特開昭59−53836号
に記載されているようなアリル(メタ)アクリレート/
(メタ)アクリル酸/必要に応じてその他の付加重合性
ビニルモノマー共重合体、特開昭59−71048号に
記載される無水マレイン酸共重合体にペンタエリスリト
ールトリアクリレートを半エステル化で付加させたもの
等の重合体中に−COOH1POl)!□、−SO,H
l−SO□NH,、5OJHCO−基を有し、酸価50
〜200の酸性ビニル共重合体などを挙げることができ
る。
さらに、本発明の感光性組成物中には、塗布向主剤、可
塑剤、感脂化剤、安定剤などを添加することができる。
塗布性向上剤としては、アルキルエーテル類(例えばエ
チルセルロース、メチルセルロース)、フッ素系界面活
性剤類や、ノニオン系界面活性剤〔例えば、プルロニッ
クL−64(旭電化社製))が挙げられ、塗膜の柔軟性
、耐摩耗性を賦与するための可塑剤としては、例えばブ
チルフタリル、ポリエチレングリコール、クエン酸トリ
ブチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル
酸ジヘキシル、フタル酸ジオクチル、リン酸トリクレジ
ル、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチル、オレイン
酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸又はメタクリル
酸のオリゴマーが挙げられ、画像部の感脂性を向上させ
るための感脂化剤としては例えば、特開昭55−527
号公報記載のスチレン−無水マレイン酸共重合体のアル
コールによるハーフエステル化物等が挙げられ、安定剤
としては例えば、ポリアクリル酸、酒石酸、リン酸、亜
リン酸、有機酸(アクリル酸、メタクリル酸、クエン酸
、シュウ酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン
酸、4−メトキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン−5
−スルホン酸等)等が挙げられる。これらの添加剤の添
加量はその使用対象目的によって異なるが、一般に全固
形分に対して、0.01〜30重景%である。
上述の感光性組成物を支持体表面に塗布乾燥させること
により感光性平版印刷版が得られる。
塗布溶媒としては、メチルセロソルブ、メチルセロソル
ブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセロソルブア
セテート等のセロソルブ類、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、ジオキサン、アセトン、シクロヘ
キサノン、トリクロロエチレン、メチルエチルケトン等
が挙げられる。
これら溶媒は、単独であるいは2種以上混合して使用す
る。
塗布方法は、従来公知の方法、例えば、回転塗布、ワイ
ヤーバー塗布、デイツプ塗布、エアーナイフ塗布、ロー
ル塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等が可能である
。塗布量は固形分して0.2〜Log/rtfが好まし
い。
本発明の感光性平版印刷版の支持体にはアルミニウム板
を用いることが好ましい。硝酸又は硝酸を主成分とする
電解溶液中、もしくは塩酸又は塩酸を主成分とする電解
溶液中で電解粗面化することにより砂目立て処理し、好
ましくは、更に陽極酸化処理及び必要に応じて封孔処理
等の表面処理したものを使用する。
電解粗面化は、0.1〜0.5 mol / 1、好ま
しくは0.2〜0.4 mol/ 1の硝酸もしくは塩
酸を含有する浴中にアルミニウム板を浸漬し、20〜5
0℃、好ましくは25〜40℃の温度、電流密度20〜
20 OA/drrfで10秒〜3分程度電解エツチン
グすることが好ましい。この砂目立て処理の後、必要に
応じてアルカリあるいは酸の水溶液によってデスマット
処理を行なって中和し、水洗する。
陽極酸化処理は、電解液として硫酸、クロム酸、シュウ
酸、リン酸、マロン酸等を1種又は2種以上含む溶液を
用い、アルミニウム板を陽極にして電解することにより
行なう。形成された陽極酸化皮膜量は1〜50mg/d
rrfが適当であり、好ましくは10〜40mg/di
である。ここで陽極酸化皮膜量は、例えばアルミニウム
液をり酸クロム酸溶液(85%リン酸水溶液35m1と
、酸化クロム(Vl)20gとを11の水に溶解して生
成)に浸漬して酸化皮膜を溶解し、板の皮膜溶解前後の
重量変化を測定することにより求めることができる。
封孔処理としては、沸騰水処理、水蒸気処理、ケイ酸ソ
ーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理等がある。この他に
アルミニウム支持体に対して、水溶性高分子化合物や、
フッ化ジルコン酸等の金属塩の水溶液により下引処理を
施すこともできる。
このようにして得られた感光性平版印刷版は公知の方法
により使用することができる。典型的には、感光性印刷
版にネガ型フィルムを密着させ、超高圧水銀灯、メタル
ハライドランプ等で露光し、公知の様々な現像液を用い
て現像し、印刷版とする。このようにして作製された平
版印刷版は枚葉、オフ輪用印刷機において使用すること
ができる。
すなわち、線画像、網点画像等を有する透明原画を通し
て感光し、次いで、水性現像液で現像することにより、
原画に対してネガのリレーフ像が得られる。露光に好適
な光源としては、カーボンアーク灯、水銀灯、キセノン
ランプ、メタルハライドランプ、ストロボ等が挙げられ
る。
本発明の感光性平版印刷版の現像処理に用いられる現像
液は公知のいずれであっても良いが、例えば、ベンジル
アルコールやエチレングリコールモノフェニルエーテル
に代表される有機溶媒、アルカリ金属のケイ酸塩や有機
アミン化合物のようなアルカリ剤、および水を主成分と
して含有するものや、有機溶媒を含まず、上記アルカリ
剤、高級アルコール硫酸エステル塩類やアルキルアリー
ルスルホン酸塩類に代表されるアニオン型界面活性剤、
および有機カルボン酸を主成分として含有するものを用
いることが好ましい。
本発明の感光性平版印刷版は、像様露光した後、上述の
現像液に接触させたり、あるいはこすったりすれば、約
10℃〜40℃にて10〜60秒後には、感光層の露光
部に悪影響を及ぼすことなく、非露光部の感光性組成物
が完全に除去されることになる。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されない。
(実施例1) アルミニウム板を3%水酸化ナトリウム水溶液にて脱脂
し、これを2%塩酸浴中で25η、3A/drrfの電
流密度条件で電解エツチングし、水洗後、5.3%硫酸
浴中で30℃、1.5A/dnfの条件で2分間陽極酸
化処理した。次に1%メタケイ酸ナトリウム水溶液によ
り、85℃、30秒間封孔処理し、水洗乾燥して平版印
刷版用アルミニウム板を得た。
このアルミニウム板に次のような組成の感光液−1を乾
燥後の膜重量が1.7g/rrrとなるように塗布して
、感光性平版印刷版試料Aを得た。
感光液−1 感光性ジアゾ樹脂−15,0g アルカリ可溶性重合体−10,5g (前述の合成例に示す) 2−トリクロロメチル−5,0,2g 〔β−(2−ベンゾイル)ビニル〕 −1,3,4−オキサジアゾール ビクトリアブルーBOHO,1g (採土ケ谷化学社製) ジュリマーAC−1OL         0.3g(
日本純薬社製) メチルセロソルブ        100m1なお、上
記感光性ジアゾ樹脂−1は次記の合成によって得たもの
である。
4−ヒドロキシフェニルメタクリルアミド4.43g(
0,025モル)および4−ジアゾジフェニルアミン硫
酸塩22.0g(0,075モル)を水冷下で90gの
濃硫酸に溶解した。この溶液にパラホルムアルデヒド2
.7g(0,09モル)を、10℃を超えないように添
加していった。その後、2時間水冷下でか(はんを続け
た。
この反応混合物を水冷下、11のエタノールに注ぎ入れ
、生じた沈澱を濾過した。沈澱をエタノールで十分に洗
浄した後、この沈澱物を200o+1の純水に溶解し、
この液に10.5 gの塩化亜鉛の水溶液を加えた。生
じた沈澱を濾過した後、エタノールで洗浄し、これを3
00m1の純水に溶解した。この液に13.7 gのへ
キサフルオロリン酸アンモニウムを溶解した水溶液を加
えた。生じた沈澱を濾別し、水洗した後、30℃で、−
昼夜乾燥してジアゾ樹脂1を得た。このジアゾ樹脂1を
GPCにより分子量を測定したところ、重量平均分子量
で約2.200であった。
得られた感光性平版印刷版をネガ透明原画及びステップ
ウェッジ(光学濃度が0.150ずつ段階増加)を密着
させて2に−のメタルハライドランプで601の距離か
ら30秒間露光した後、未露光部を露光部の濃度差を濃
度計(コニカ株式会社製濃度計PDA−65、レッドフ
ィルター使用)を用いて測定した。
その濃度差ΔDが大きい程露光可視画性が良いことを意
味する。
(実施例2) 実施例1の感光液において、2−トリクロロメチル−5
−〔β−(2−ベンゾフリル)ビニル〕−1,3,4−
オキサジアゾールの代わりに2−(p−メトキシスチリ
ル) −4,6−ビス(トリクロロメチル)−3−トリ
アジンを用いて同様にΔDを測定した。
(実施例3) 実施例1の感光液においてアルカリ可溶性高分子化合物
−1の代わりに高分子化合物−2を用いて同様にΔDを
測定した。
(比較例1) 実施例1の感光液において2−トリクロロメチル−5−
〔β−(2−ベンゾフリル)ビニル〕−1,3,4−オ
キサジアゾールを抜いて同様にΔDを測定した。
(比較例2) 実施例2の感光液において2−(p−メトキシスチリル
) −4,6−ビス(トリクロロメチル)−S−+−リ
アジンを抜いて同様にΔDを測定した。
(結果) 各側における濃度差ΔDは第1表に示す通りであった。
第 表 この結果から、本発明に従うと、露光後の可視画性に優
れることが判る。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、露光後の可視画性が改善
される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光性ジアゾ樹脂、アルカリ可溶性重合体、およ
    び活性光線の照射により酸またはフリーラジカルを発生
    する化合物を有することを特徴とする感光性組成物。
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