JPH02221424A - 紡績装置用モータ制御装置 - Google Patents

紡績装置用モータ制御装置

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JPH02221424A
JPH02221424A JP4186889A JP4186889A JPH02221424A JP H02221424 A JPH02221424 A JP H02221424A JP 4186889 A JP4186889 A JP 4186889A JP 4186889 A JP4186889 A JP 4186889A JP H02221424 A JPH02221424 A JP H02221424A
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motor
voltage
power
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inverter
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Takeshi Komata
剛 小俣
Hideaki Kobayashi
小林 日出明
Akira Saruta
彰 猿田
Kenji Nanto
謙二 南藤
Koji Shimamoto
島本 紘治
Hiroshi Chiba
千葉 宏
Tadao Shimozu
下津 忠夫
Kunihiko Fuji
富士 邦彦
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、精紡機や撚糸機などの紡績機械におけるモー
タ制御装置に係り、特にスピンドルなどを1対lに対応
した交流電動機で直結駆動するようにした、いわゆるダ
イレクトドライブ方式の紡績機械に好適なモータ制御装
置に関する。
(従来の技術〕 例えば、精紡機などの紡績機械では、そのスピンドルの
駆動回転速度と、その他の周辺機器の駆動回転速度とは
、常に所定の同期関係を保っていなければならない。
しかして、ダイレクトドライブ方式の精紡機などの紡績
機械では、スピンドル駆動用のモータと、これ以外の周
辺機器駆動用のモータとでは、電源により駆動されてい
るときには、当然のこととして所定の同期回転速度関係
に保たれているが、事故などにより電源からの電力供給
が途絶えた、いわゆる停電になると、各駆動部分が停止
してしまうのは、やむを得ないこととして、この間、正
常な運転状態から停止するまでの間に上記した同期関係
が崩れ、この結果、製品に欠陥を生じたり、糸切れを生
じたりする虞れをもたらす。
そこで、このような停電の発生に際しても、上記した同
期関係が保たれた状態のままで停止(以下、これを停電
時での回転速度協調停止という)させるという技術が、
例えば、特開昭60−155729号公報により提案さ
れている。
この従来技術は、第6図に示すように、スピンドル駆動
用の3相交流電動機(以下、SPMという)4と、周辺
機器駆動用の3相交流電動機(以下、これをSDMとい
う)5を、整流器26と、それぞれのインバータ28.
29で駆動するようになっているもので、このとき、こ
れらのインバータ28.29は中間直流回路30と、制
御部27を介して結合され、この制御部27によりイン
バータ28と29が制御されて、所定の電圧と周波数の
3相交流電力が各SPM4と30M5に供給されるよう
になっている。
そして、制御部27は、A CPower 5uppl
yの電圧などのことにより、停電の発生を監視し、停電
時には、インバータ27が電力回生状態で動作し、他方
、インバータ28はそのまま、中間直流回路30からの
直流電力を交流電力に変換する動作に保たれるように制
御するのである。
一般に、このようなシステムでは、定常運転状態で所有
する慣性エネルギーCDzは、SPM4の方が、30M
5よりも圧倒的に多い。これは両者の回転速度の差によ
る。
この結果、上記したように、停電発生と同時にインバ―
り27を電力回生状態にしてやれば、SPM4は、それ
が有する大きな慣性エネルギーGD2により発電機動作
となり、これにより発生した電力が30M5に供給され
、SPM4には発電制動が掛かると共に、30M5には
電力供給の継続による回転速度の維持動作が働くため、
ここでインバータ28と29の制御を適切行なうことに
より、上記した停電時での回転速度liA調停止を得る
ことができ、かつ、このとき、停止するまでの時間を充
分に短縮することができるのである。
なお、この第6図で、31はバッテリなどの電力保持装
置で、停電時にも所定の期間中は制御部、27に電源電
力が与えられ、上記した制御が可能になるようにするた
めのバックアップ機能をはたすものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、上記した停電時での回転速度協調停止
を得るために必要なインバータの適切な制御の具体化に
ついて配慮がされておらず、特にパルス振幅変調方式の
インバータを用いて具体的に精紡機などの制御を行なう
のは困難であるという問題があった。
本発明は、具体的に精紡機などの紡績機械に適用して、
常に確実な停電時での回転速度協調停止制御が可能で、
停電発生などにもかかわらず、高品質の製品を容易に得
ることができる紡績機械のモータ制御装置の提供を目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、複数の直流交流変
換器を結合する直流回路の電圧を制御する手段と、上記
直流交流変換器の少なくとも1をパルス振幅変調方式で
動作させる制御手段とを設け、停電時にこれらの手段に
より制御が遂行されるようにしたものである。
〔作用〕
停電になると、慣性エネルギーを多く持っているスピン
ドルモータなどの電動機から電力が回生され、これによ
り停電時での回転速度協調停止制御が行われるが、この
とき、スピンドルモータなどの慣性エネルギーは刻々低
下してくる。
しかしながら、このとき、上記した手段により直流回路
の電圧が制御できるため、直流交流変換器のパルス振幅
変調動作が円滑に得られ、良好な回転速度協調停止制御
を行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本発明による紡績装置用モータ制御装置について
、図示の実施例により詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の原理的構成図で、lはコン
バータ(順変換器)、2.3はパルス振幅変調方式のイ
ンバータ(直流交流変換器)、6は制御部、7は停電検
出器、8は電圧制御器、9は交流電源、lOは無停電電
源装置である。なお、SPM4と30M5は、既に第6
図で説明した従来技術と同じで、SPM4はスピンドル
駆動用の交流電動機、30M5は周辺機器駆動用の交流
電動機であり、従って、インバータ2はSPM4の駆動
用、そして、インバータ3は30M5の駆動用となる。
に、ときとしては1本のスピンドルしか設けられていな
い場合も、無きにしもあらずではあるが、通例は多数本
、それも例えば500本にも達する多数本のスピンドル
などを有し、他方、このとき、SDMとしても、ときに
は1台の場合もあるが、−船釣には複数台が用いられる
のが通例である。
従って、これらのSPM4と30M5は、第1図では1
台づつが示されているが、これらは、それぞれ少なくと
も1台がそれぞれのインバータ2.3により駆動される
ようになっているのが通例であり、このため、この明細
書では、これらは少なくとも1台という意味で、交流電
動機群と呼ぶことにする。
さて、交流電源9から供給される3相交流電力は、コン
バータ1により所定の電圧の直流電力に変換され、イン
バータ2.3の直流側に入力される。そして、これらの
インバータ2.3で、それぞれの負荷であるSPM4と
30M5の運転定格に合わせて、所定の周波数と所定の
電圧の3相交流電力に変換された上で、各SPM4と3
0M5に供給され、ダイレクトドライブ方式の精紡機、
撚紡機などの紡績装置に必要な、所定の回転速度での運
転が得られることになる。
そして、このとき、上記した動作に必要なコンバータ1
とインバータ2.3に対する制御は、制御部6により遂
行され、コンバータ1には、その直流出力電圧■。、を
所定値に保つための電圧指令が、そしてインバータ2、
γには各SPM4と30M5の回転速度を所定値にする
のに必要な周波数指令がそれぞれ制御部6から供給され
、この結果、SPM’4と30M5の回転速度が所定の
比例関係を保つようにされる制御が遂行されて行くこと
になる。
一方、この間、交流電源9からの交流電力の供給状態は
、常時、停電検出器7により監視されており、この結果
、いま、成る時点で停電が検出されたとすると、ここで
、この停電検出器7から停電信号が制御部6に供給され
る。なお、この停電の検出は、例えば交流電源9からの
電圧が所定値以下に低下したか否かの判断によればよい
このとき、制御部6は、たとえ停電しても、引き続き動
作の継続が可能なように、無停電電源装置10による電
源電力の供給が確保されているから、ここで、停電信号
を受けると、予め設定されている所定の変化率で、イン
バータ2と3のインバータ周波数を低下させてゆく。
ここで、上記したように、SPM4とS D M 5.
 。
とでは、通常運転時での回転速度が大きく異なるなどの
理由により、停電発生時でのそれぞれが有する慣性エネ
ルギーが大きく異なり、SPM4の方が30M5よりも
、−船釣にかなり大きな慣性エネルギーを持っている。
そこで、制御部6は、インバータ2に対しては、このと
き惰性で回転を継続しているSPM4の回転速度に関し
て負のすべり周波数となるような周波数指令を供給し、
これによりインバータ2は回生モードで動作するように
制御し、他方、インバータ3に対しては、30M5の回
転速度がSPM4の回転速度に対して所定の比例関係を
保つような周波数指令を出力するのである。
この結果、32M4の慣性エネルギーによる回生電力に
より30M5の慣性エネルギーが補なわれ、上記した停
電時での回転速度協調停止制御が与えられ、所定の回転
速度比を保った停止動作が得られることになる。
また、このとき、32M4は、上記した回生動作により
慣性エネルギーが強制的に放出されるため、いわゆる発
電制動状態になるので、全体が停止するまでの時間を短
縮することができる。
ところで、この間、電圧制御器8は、直流電圧■、を監
視し、それが所定値を超えるごとに制御部6に変速停止
信号を供給し、所定以下になったら再変速信号を供給す
るように動作している。そして、制御部6は、変速停止
信号が入力されたときには、上記した、所定の変化率で
インバータ2と3のインバータ周波数を低下させてゆく
動作を一時停止させ、その後、再変速信号が入力される
まで、この停止状態を保つように動作するのである。
このようにして、インバータ周波数を低下させてゆくの
を停止させてやると、この間にも32M4と30M5の
回転速度の低下は続いているため、S P M 4から
のエネルギーの回生量が減り、この結果、インバータ2
の直流電圧VOCは低下する。
そして、再びインバータ周波数の低下を開始すると、こ
の直流電圧vecの低下の割合は小さくなるので、結局
、この電圧制御器8の働きにより、32M4が、このと
きに持っていたであろう慣性エネルギーの如何を問わず
、常に、確実に、直流電圧■、が所定値以上になるのを
防止することができ、この直流電圧VOCの異常な上昇
により30M5が過励磁になるのを有効に抑えることが
できるなどの作用効果が得られることになる。
次に、第2図は本発明の他の一実施例で、11は電圧調
整器であり、その他は第1図の実施例と同じである。
”電圧調整器11は、停電時にインバータ2から回生さ
れてくる直流電力の電圧V。Cを、制御部6からの電圧
指令により、所定値VINに電圧調整してインバータ3
に供給する働きをする。
従って、この実施例では、停電発生時から32M4が停
止するまでの期間、インバータ2の回生動作により出力
されてくる直流電圧VOCは、そのときの32M4が所
有していた慣性エネルギー量に応じて、そのまま変化し
てしまうが、それを、制御部6からの指令により、この
電圧調整器11が所定値VINに調整するように動作す
るのである。
なお、この電圧調整器11としては、例えば直流チョッ
パ装置などを使用すればよい。
このように、この第2図の実施例によっても、停電時で
の良好な回転速度協調停止制御を確実に得ることができ
、高品質の繊維製品などを容易に生産することが出来る
つぎに、本発明の実施例について、さらに具体的に説明
する。
まず、第3図は、第1図の実施例に相当する本発明の具
体的な一実施例で、まず、コンバータ1は、3相ブリツ
ジダイオードからなる整流器12と、半導体スイッチン
グ素子からなるチョッパ装置13とで構成され、交流電
源9から供給される3相交流電力を整流器12で直流電
力に変換し、チョッパ装置13で所定の直流電圧VIl
ICに電圧制御して出力するようになっている。なお、
20は電圧検出器で、直流電圧VDCを検出する働きを
し、これによりゲート回路15は、この電圧検出器20
の検出信号により、直流電圧■。、が過電圧になったと
きには、直ちにチョッパ装置13のデユーティ比を下げ
、出力電圧を低下させるようになっている。
次に、制御部6は、線形加減速器14と、3種類のゲー
ト回路15.16.17とで構成され、かつ、第1図で
は独立して示されていたが、ここでは比較器18とバイ
アス回路19からなる電圧制御器8も含む構成とされて
いる。そして、これらを含む制御部6は、既に説明した
ように、無停電電源装置10から動作用電力が供給され
るようになっており、これにより電源バックアップされ
、停電時でも動作が保証されている。
線形加減速器14は、紡績装置などの始動時でのSPM
4と30M5の回転速度の立上げ制御、及び停止時と停
電発生時での立下げ制御に際して必要とする、ランプ状
に変化する周波数指令や電圧指令を、インバータ2.3
、それにチョッパ装置13に出力する働きをする。
電圧制御器8の比較器■8は、電圧検出器20からの検
出信号を、バイアス回路19から与えられている基準電
圧信号と比較し、検出信号が基準電圧信号より大になっ
たときには変速停止信号を、そして検出信号が基準電圧
信号未満に戻ったときには再変速信号を、それぞれ発生
する働きをする。
次に、この実施例の動作について説明する。
■ 通常運転時 交流電源9による電力が確保されているとき、図示して
ない制御装置などから速度指令が入力されると、これに
応じて線形加減速器14は、ランプ状に立上る電圧指令
と周波数指令を各ゲート回路15.16.17に供給し
、これによりSPM4と30M5の回転速度を、それら
が比例関係を保ったままで、所定の運転速度まで上昇さ
せてゆく、そして、このとき、ゲート回路15に対する
電圧指令は、各交流電動機SPM4.30M5に供給さ
れている交流電力の周波数に対して、周知の、r7v−
一定制御を保つのに必要な電圧VIICが発生されるよ
うな値にされるのである。
なお、このときの線形加減速器14での、ランプ状指令
の立上り速度は、SPM4のイナーシャなどを考慮して
、予め所定値に設定しである。
◎ 停電発生時 停電が発生すると、これが停電検出器7により検出され
、線形加減速器14に停電信号が与えられる。
これにより、線形加減速器14は、直ちにその各指令値
をランプ状に低下させ、インバータ2と3の双方の出力
周波数を低下させてゆ(、勿論、このとき、直流電圧V
OCも同時に低下して、上記したf/V=一定制御が与
えられるようにされるのは、いうまでもない。
しかして、このときの低下速度は、SPM4が、その負
荷駆動系も含めて、最低限所有しているであろう慣性エ
ネルギーを考慮して、このSPM4に対する駆動電力を
遮断したときでの自然な回転速度の低下速度よりも、所
定値だけ速い値に、予め設定しである。
この結果、線形加減速器14が停電発生直後から指令値
を低下させてゆ(につれ、まず、SPM4と30M5の
双方の交流電動機は、いずれも−旦は回生モードになる
。しかしながら、このとき、SPM4の方は、その常用
回転速度が10000〜30000rpmもの高速回転
で、充分な慣性エネルギーを持つのに対して、30M5
の方は低回転速度で、摩擦負荷が大きいため、−旦は回
生モードに入るものの、直ちに、電源周波数よりも実回
転速度の方が低いカ行モードに移行してしまい、SPM
4から回生されてくるエネルギーによる回転駆動状態に
なってしまう。そして、これにより、SPM4と30M
5の回転速度が所定の比例関係に保たれる、上記した停
電時での回転速度協調停止制御が得られることになる。
また、このとき、SPM4が有する慣性エネルギーが、
なかば強制的に30M5により吸収、消費されてしまう
ことになり、結果として発電制動状態が与えられ、停止
までの時間を充分に短縮させることができる。
ところで、このとき、SPM4の慣性エネルギー量は、
紡糸の巻取量などにより、かなり大きく変化するが、他
方、30M5が有する慣性エネルギーの量は、その負荷
の性質上、はとんど変化しない。
一方、このような停電時での制御では、SPM4が停止
するまで30M5も回転していなければ、上記した比例
運転が保たれず、停電時での回転速度協調停止制御は得
られない。
そこで、どのような場合でも、必ずSPM4の回生エネ
ルギーで30M5の回転駆動が得られ、停電時での回転
速度協調停止制御が保証されるように、線形加減速器1
4による指令値の低下速度に対して、上記した設定条件
、すなわち、SPM4が、その負荷駆動系も含めて、最
低限所有しているであろう慣性エネルギーを考慮して、
このエネルギー状態のもとで、SPM4に対する駆動電
力を遮断したときでの自然な回転速度の低下速度よりも
1.所定値だけ速い値に設定するという条件が設けられ
ているのである。
ところが、この結果、SPM4の慣性エネルギーが上記
した最低限度よりも大きくなっていたときには、インバ
ータ2から回生されてくる電力が、30M5により消費
される電力よりも多くなり、このため、インバータ3の
入力電圧、すなわち電圧VDCが過大になり、30M5
が過励磁状態となって、場合によっては、その過熱、焼
損などの虞れを生じる。
そこで、この実施例では、電圧制御器8にバイアス回路
19を設け、線形加減速器14からゲート回路15に与
えられる電圧指令に、負荷慣性量や30M5の過電圧耐
量、それに要求される比例運転精度などを考慮して定め
られた、成る一定量のバイアス値を加算し、この加算結
果を比較器18での基準電圧信号として使用するように
なっており、この結果、電圧検出器20で検出された直
流電圧VDcが、線形加減速器14から与えられている
電圧指令値よりもバイアス回路19で加算された値以上
に上昇したときに、変速停止信号が発生されるようにな
っており、既に第1図で説明したように、これにより直
流電圧■Dcが過電圧状態になるのが防止されるように
なっている。
従って、この実施例によれば、停電時でも常に確実にS
PM4と30M5の比例運転が保たれ、信頼性に冨んだ
回転速度協調停止制御のもとで、高品質の紡糸を容易に
生産することができる。
次に、第4図は本発明の他の一実施例で、この実施例が
、第3図の実施例と異なる点は、電圧制御器8の比較器
18の出力でトランジスタ22をオン・オフ制御させ、
これにより抵抗21をインバータ2の直流側に挿入して
、過電圧となって現れる虞れのある余分なエネルギーを
吸収させ、インバータ3の直流入力電圧が所定値よりも
上昇して30M5が過励磁になるのを抑えるようにした
点だけであり、その他は、第3図の実施例と同じである
従って、この実施例によっても、第3図の実施例と同様
な効果が期待できる上、線形加減速器14による指令値
の立下り速度は、一定に保ったままにできるので、停電
時での停止時間が、そのときどきで変化することがなく
なり、常に所定時間で停止させることができる。
次に、第5図は、第2図の実施例に相当する本発明の、
さらに具体的な一実施例で、電圧調整器11として半導
体スイッチング素子からなるチョッパ装置23を用いた
ものである。
このチョッパ装置!23は、ゲート回路25により制御
され、電圧検出器24で検出した電圧が、線形加減速器
14から与えられている電圧指令値に等しい値に収斂す
るようにオン・オフ動作し、この結果、SPM4からの
回生電力が多くなって直流電圧VOCが上昇したときで
も、インバータ3の入力電圧が過大になることがなくな
り、30M5の過励磁を効果的に防止することができる
従って、この実施例によっても、停電時でのSPM4と
30M5の比例運転を確実に得ることができ、正確な回
転速度協調停止制御のもとで、高品質の紡糸を容易に生
産することができる。
また、この実施例によれば、電圧調整器11により、イ
ンバータ2の直流電圧VDC以下の範囲内に限られると
いう条件はあるものの、インバータ3の直流入力電圧を
、直流電圧VDeとは独立に、任意に制御することがで
きるから、SPM4と30M5の駆動電圧を異ならしめ
た状態での運転が可能であり、この結果、処理すべき糸
の種類によって、これらSPM4と30M5の回転速度
比を変更させた場合でも、常に最適なV/Fの選択が可
能になるという効果が得られる。
なお、上記したように、本発明は、これらの実施例に限
定れさることはなく、例えば、1台のインバータ2によ
り複数台のSPM4に給電する方式や、或いは、1台の
コンバータlで複数台のインバータ2を運転する方式な
どとしても実施可能なことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、精紡機などのスピンドル駆動用のモー
タの駆動方式として、運転効率を高く保つことができる
PAM方式のインバータを用いても、停電時でのスピン
ドル駆動用のモータ(SPM)と、これ以外の周辺機器
駆動用のモータ(SDM)の正確な回転速度協調停止制
御が容易に得られるから、精紡機や撚糸機などに適用し
て、その運転効率を十分に向上できる上、停電時などで
の糸切れや製品品質の低下などが防止でき、メンテナン
ス工数の低減などの効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による紡績装置用モータ制御装置の一実
施例における基本構成を示すブロック図、第2図は同じ
く本発明の他の一実施例の基本構成を示すブロック図、
第3図、第4図それに第5図はそれぞれ本発明の一実施
例を示す詳細ブロック図、第6図は従来技術の一例を示
す概略ブロック図である。 1・・・・・・コンバータ(順変換器)、2.3・・・
・・・パルス振幅変調方式のインバータ(直流交流変換
器)、4・・・・・・SPM(スピンドル駆動用の交流
電動機)、5・・・・・・SDM(周辺機器駆動用の交
流電動機)、6・・・・・・制御部、7・・・・・・停
電検出器、8・・・・・・電圧制御器、9・・・・・・
交流電源、10・・・・・・無停電電源装置、11・・
・・・・電圧調整器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、比較的高速の常用回転速度で運転される第1の交流
    電動機群を駆動するための第1の直流交流電力変換器と
    、比較的低速の常用回転速度で運転される第2の交流電
    動機群を駆動するための第2の直流交流電力変換器とを
    備え、上記第1の電動機群による回生電力を上記第2の
    電動機群に給電制御することにより停電時での回転速度
    協調停止制御を得る方式の紡績装置用モータ制御装置に
    おいて、少なくとも上記第2の直流交流電力変換器に対
    する直流入力電圧を制御する電圧制御手段と、該第2の
    直流交流電力変換器をパルス振幅変調方式で動作させる
    パルス振幅変調制御手段とを設け、これら電圧制御手段
    とパルス振幅変調制御手段の制御動作により上記停電時
    での回転速度協調停止制御が与えられるように構成した
    ことを特徴とする紡績装置用モータ制御装置。 2、請求項1の発明において、上記紡績装置がダイレク
    トドライブ方式の精紡機及び撚糸機の少なくとも一方で
    あり、上記第1の交流電動機群がスピンドルモータで、
    上記第2の交流電動機群が周辺機器駆動用モータである
    ことを特徴とする紡績装置用モータ制御装置。 3、請求項2の発明において、上記電圧制御手段が、上
    記第1の直流交流電力変換器の回生動作時での回生電力
    量を制御する手段で構成されていることを特徴とする紡
    績装置用モータ制御装置。
JP4186889A 1989-02-23 1989-02-23 紡績装置用モータ制御装置 Pending JPH02221424A (ja)

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Cited By (4)

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US5304900A (en) * 1991-07-31 1994-04-19 Howa Machinery, Ltd. Spinning frame
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KR100474600B1 (ko) * 1998-03-13 2005-03-08 무라타 기카이 가부시키가이샤 개별 방추 구동형 섬유 기계
CN100352159C (zh) * 2003-05-21 2007-11-28 村田机械株式会社 纺纱机驱动控制***

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