JPH02219547A - ベット用健康食品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、マンネンタケまたはその他の担子菌類の抽出
エキスを有効成分とするペット用健康食品に関するもの
で、犬・猫等のペットの健全育成に供するペットフード
の提供にある。

［従来技術とその解決しようとする課Ｂ］従来、ベント
フードは犬・猫等のペットの生育に必要な栄養素をその
まま食べられるように種々の形態に製品化したもので、
例えばドッグフードの一例を示すと、とうもろこし、脱
脂大豆、肉骨。

牛脂、ビタミン類を適宜配合して粒状に成形し、粗タン
パク質、粗脂肪、粗灰分、水分、リノール酸、各種ビタ
ミン、カルシウム、リンピオチンその他の成分を有する
ものである。キャツトフードにおいても、ドッグフード
と類似のものが市販されている。

また、病気の予防を目的としたものとしては、特開昭６
１−１３５５５１．特開昭６３−６３３４９に見られる
ように、木酢、ポリアクリル酸金属塩及び難消化性多糖
類を混入し、整腸効果を狙ったものはあるが、健康増進
および病気に対する抵抗性付与、ペットの難病とされる
フィラリア等の心臓病、癌等の予防、抑制等を目的とし
たベットフードは知られていない。

［課題を解決するための手段］ 本発明者らは上記現状に鑑み種々検討した結果、マンネ
ンタケ抽出物、その他担子菌類の抽出物。

各菌糸体培養物またはその粉末化物を有効成分としてベ
ットフードに含ませ、ペットに与えることにより心臓病
の予防、癌の進行抑制、その他健康の増進等に有効なこ
とを見いだし、本発明に到達したものである。

すなわち本発明は、マンネンタケまたはその他の担子菌
類のうちの少なくとも１種以上の抽出物または菌糸体培
養物をペットフード中に含むペット用健康食品である。

本発明のペットフードに含有するマンネンタケまたはそ
の他担子菌類で効果があると考えられるものは、硬質担
子菌類に属するものでは、マンネンタケ、コフキサルノ
コシカケ、カワラタケ等、食用担子菌類としてはマイタ
ケ、シイタケ、エノキタケ等が挙げられる。これらはい
ずれも原木またはビンによる人工栽培が可能で、生産人
手が比較的容易となっている。

これらの中で最も効果の著しいマンネンタケについて説
明すると、マンネンタケは霊芝ともいわれ、古くから和
漢薬（生薬）として用いられ強壮。

強心など数々の薬効が知られている。特に、癌。

脳卒中、心臓病などの成人病に卓効ある民間薬として珍
重されてきた。

しかし、この霊芝の前液（エキス）が示す数々の薬効が
どの様な含有成分によるものかは、いままでほとんど解
明されていなかったが、最近ようやく明らかにされてき
た。

すなわち、エキスに含まれる多ｉｌｌのβ−Ｄ−グルカ
ンによるガンの抑制作用、低カロリーで食物繊維に冨む
ことによる腸疾患（便秘、腸瘍、腸ポリープ）、代謝性
疾患（胆石、虚血性心疾患。

糖尿病、肥満）の予防効果、また血小板を凝集させる作
用のあるトロンボキサンＡ２の生成を抑制して、血管障
害を引き起こす血栓を防ぐことによる脳血栓、心筋梗塞
を予防する効果等が明らかになってきた。

表１にマンネンタケの抽出液の有害成分分析値を示す、
（表中の製品規格は、日本健康食品協会公示の健康食品
規格基準である。）これより、有害成分はほとんど含ま
れていないことがわかる。この分析値は抽出液について
であるが、菌糸体培養物についても同様のことがいえる
。

上述のようにマンネンタケおよび担子菌類は様々な病気
に対して大きな効果を有するものであるが、これらを２
種以上同時に添加することにより、さらにその効果が促
進される。

第 表 、Ｊ エキスの抽出方法としては、熱水または有Ｗ１溶媒によ
る抽出方法がある。熱水抽出方法とは、まず担子菌類を
５〜１０ｃｍ角に粗砕し所定量の水を加え、半量になる
まで１１１１ｉ！する。これを１次抽出物という、この
１次抽出物に再度加水し、半量になるまで濃縮し２次抽
出物を得る。この合量を抽出液とする。ただし、ペット
フードに含浸する場合はさらに高濃度に濃縮する。また
、エキス粉状品は、とろ火で乾固する。有機溶媒抽出方
法とは、エタノール、アセトン等で加温抽出し、目的に
応じてＮＨ−ｏｘａｌａｔｅ、５ＸＮａＯＨ液等での抽
出・単離をくり返し目的の百分を得る方法で、有機溶媒
可溶。

不溶性多Ｉ！類が含まれる。

また、菌糸体を採取して培養液中で人工的に培養した菌
糸体培養物を用いても、抽出したエキスと同様の効果が
得られる。混入方法は、三角フラスコで液体培養した菌
糸体培養物をろ過、水洗後、再度滅菌水溶液中に入れホ
モジナイズする。そして、これを４０°Ｃ”ｉ？ｌＯ時
間乾燥したものを混入する。

投与する対象も犬・猫に限らず牛・馬・鶏・猿等家畜そ
の他動物と広範である。

ペットフードへのエキス添加量は、特に制限はないがペ
ットの嗜好に合う量から、ペットフードＩＫｇ当り乾燥
物としてマンネンタケまたはその他担子菌類１０ｇ〜１
００ｇ相当が適当である。

製造方法としては、ドッグフードの原料である小麦粉、
脱脂大豆、粗タンパク質、各種ビタミン類に抽出エキス
（液体または粉状）を混合、捏和し、ブリケット法によ
る圧縮成型、押出成型（ペレット）及び打錠成型等によ
り希望の形状に成型後４０℃〜６０℃の低温乾燥により
容易に製造できる。

［実施例］ 以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。

実施例１ マンネンタケの乾燥粉砕物５０ｇをホーロ鍋に入れ、水
１．８１を加え加熱濃縮し、約１００１の抽出液を得、
固形物を除去した該抽出液に市販ドッグフード粒状物［
原料：とうもろこし、肉粉、肉骨粉、脱脂大豆、ビタミ
ン類等、商品名：ビタワン（日本ペットフード■製）］
ＩＫｇを混合加熱含浸させ熱水抽出液入りドッグフード
１．０２Ｋｇを得た。

このエキス入りトングフードを、予め腸に腫瘍移植した
日本犬雑種（幼犬）へ経口投与し、一定期間後の腫瘍抑
制効果を第１図に示す、この試験方法は、予め腸に移植
した腫瘍が直径ｌｅａとなった時点を出発点とし、この
時点より朝、夕の食前空腹時に１匹当り２０ｇ相当のエ
キス入りドッグフードを与え、１ケ月毎の腫瘍面積（長
さＸ幅）の変化を追跡し、エキス無添加の場合と比較し
た。

実施例２ 実施例１で得た抽出液１００ｍ１に同様な仕込量・方法
で抽出したマイタケ乾燥物の抽出液１００１を加え、さ
らに加熱濃縮し、１００１の抽出混合液を得た。

この液に実施例１と同様のドッグフード２にｇを混合加
熱含浸させエキス入すドッグフード２．０５Ｋｇを得、
実施例１と同様に腫瘍抑制効果を第１図に示す。

実施例３ 実施例１で得た抽出液１ｏｃａｌに同様な仕込量・方法
で抽出したシイタケ乾燥物の抽出液１００ｍ１の抽出混
合液を加え、さらに加熱濃縮し、１００１の抽出混合液
を得た。

この液に実施例１と同様のドッグフード２Ｋｇを混合加
熱含浸させエキス入りドッグフード２．０３Ｋｇを得、
腫瘍抑制効果を第１図に示す。

実施例４ フィツシュミール３８０ｇ、小麦粉１２００ｇ、肉粉２
００ｇ。

脱脂大豆２００ｇ、肉骨粉砕物１００ｇのドッグフード
原料に、マンネンタケ乾燥物１００ｇより熱水抽出した
濃縮エキス粉末４ｇを添加し、水１１００ｃｃを加水混
合したのち押出し式ペレッターで造粒し、６０℃、１０
１１ｒ通気乾燥し、粒径１ＯｆｉφＸＩＯ〜１５ｕＬ形
状のドッグフードを約２．１Ｋｇ得た。

実施例１と同様に腫瘍抑制効果を第１図に示す。

なお、図中の比較例は本発明からなるエキスを含んでい
ないものを示す。

［発明の効果］ 本発明のペット用健康食品は、ペットフードにマンネン
タケ等の担子菌類を混入させることで、健康増進および
病気の抵抗性付与、心臓病の予防、癌の進行抑制等に有
効であり、混入方法も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、実施例１〜４および比較例としてのエキス無
添加のドッグフードを与えた場合の！ｌＩ瘍抑制効果を
示す。 特許出願人　　セントラル硝子株式会社＝、、−Ｊ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マンネンタケまたはその他の担子菌類のうちの少なくと
   も１種以上の抽出物または菌糸体培養物をペットフード
   中に含むペット用健康食品。