JPH0221915A - エンジンオイル用フィルタ - Google Patents
エンジンオイル用フィルタInfo
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- JPH0221915A JPH0221915A JP63171158A JP17115888A JPH0221915A JP H0221915 A JPH0221915 A JP H0221915A JP 63171158 A JP63171158 A JP 63171158A JP 17115888 A JP17115888 A JP 17115888A JP H0221915 A JPH0221915 A JP H0221915A
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- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 72
- NJLLQSBAHIKGKF-UHFFFAOYSA-N dipotassium dioxido(oxo)titanium Chemical compound [K+].[K+].[O-][Ti]([O-])=O NJLLQSBAHIKGKF-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 20
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Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、自動車等のエンジンオイ・ル用フィルタに関
する。
する。
（従来の技術）
従来、自動車等のエンジンオイル用フィルタとしては、
繊維径１０μｍ以上の木質系パルプと合成繊維を混抄せ
しめたフィルタが知られている。
繊維径１０μｍ以上の木質系パルプと合成繊維を混抄せ
しめたフィルタが知られている。
（発明が解決しようとする課題）
前記従来のエンジンオイル用フィルタを用いてエンジン
オイルを濾過すると、エンジンオイル中に浮遊する金属
微粉、カーボン粒子等の白金属微粉等は該フィルタで捕
集し除去す・ることか出来るが、しかしながら、カーボ
ン粒子は非極性分散質であるため、非極性分散媒のエン
ジンオイルとの相溶性が高く、その上カーボン粒子の粒
径は１．０μｍ以下であり、かつ分散性がよいため、フ
ィルタで濾過するとエンジンオイル中のカーボン粒子は
フィルタの繊維の微細な組織網目を通過し、フィルタに
よる機械的濾過たけではカーボン粒子を捕集除去するこ
とは極めて困難であるという問題がある。
オイルを濾過すると、エンジンオイル中に浮遊する金属
微粉、カーボン粒子等の白金属微粉等は該フィルタで捕
集し除去す・ることか出来るが、しかしながら、カーボ
ン粒子は非極性分散質であるため、非極性分散媒のエン
ジンオイルとの相溶性が高く、その上カーボン粒子の粒
径は１．０μｍ以下であり、かつ分散性がよいため、フ
ィルタで濾過するとエンジンオイル中のカーボン粒子は
フィルタの繊維の微細な組織網目を通過し、フィルタに
よる機械的濾過たけではカーボン粒子を捕集除去するこ
とは極めて困難であるという問題がある。
本発明は、かかる問題点を解消し、エンジンオイル中に
含まれるカーボン粒子を除去することが出来るエンジン
オイル用フィルタを提供しようとするものである。
含まれるカーボン粒子を除去することが出来るエンジン
オイル用フィルタを提供しようとするものである。
（課題を解決するための手段）
本発明者は前記目的を達成すべく鋭意研究した結果、種
々の繊維の中でチタン酸カリウム繊維かカーボン粒子を
よく吸着することを見知した。
々の繊維の中でチタン酸カリウム繊維かカーボン粒子を
よく吸着することを見知した。
本発明は、前記見知に基づいてなされたものであって、
チタン酸カリウム繊維と他の繊維を混抄せしめたことを
特徴とする。
チタン酸カリウム繊維と他の繊維を混抄せしめたことを
特徴とする。
本発明で用いるチタン酸カリウム繊維としては、例えば
組成かに２ Ｔ！６０１３の単結晶ウィスカーで、その
結晶構造はＴｉｅ６八面体３個が稜共有して一組になっ
て連なり、ｂ軸に平行するトンネル構造を形成し、単位
重量当りの表面積が大きく、その繊維径は０．２〜０．
５μｍ程度、また繊維長さは１０〜２０μｍ程度である
。
組成かに２ Ｔ！６０１３の単結晶ウィスカーで、その
結晶構造はＴｉｅ６八面体３個が稜共有して一組になっ
て連なり、ｂ軸に平行するトンネル構造を形成し、単位
重量当りの表面積が大きく、その繊維径は０．２〜０．
５μｍ程度、また繊維長さは１０〜２０μｍ程度である
。
また前記チタン酸カリウム繊維と混抄する繊維としては
、セルロース等から成る植物繊維、ガラス等から成る無
機質繊維、ビニロン樹脂、ポリエステル樹脂等から成る
合成繊維が用いられ、その繊維径は０．５〜２０＃ｍ程
度、或いはＯ１５〜２デニール程度、また繊維長さは０
．１〜５ｕ程度である。
、セルロース等から成る植物繊維、ガラス等から成る無
機質繊維、ビニロン樹脂、ポリエステル樹脂等から成る
合成繊維が用いられ、その繊維径は０．５〜２０＃ｍ程
度、或いはＯ１５〜２デニール程度、また繊維長さは０
．１〜５ｕ程度である。
前記チタン酸カリウム繊維と前記能の繊維との配合比率
はフィルタの低圧損化、長寿命化並びに高捕集効率の観
点から、１０〜６０％：９０〜４０％程度、好ましくは
２０〜４０％：８０〜６０％とする。
はフィルタの低圧損化、長寿命化並びに高捕集効率の観
点から、１０〜６０％：９０〜４０％程度、好ましくは
２０〜４０％：８０〜６０％とする。
また、フィルタの強度を高めるために従来のフェノール
樹脂のような樹脂バインダーを用いると該バインダーは
チタン酸カリウム繊維の表面を被覆してカーボン粒子の
吸着効果を低下させるので、これを防ぐ観点から樹脂バ
インダーの代わりに繊維バインダーを用いることが適切
であり、その方法としては例えば繊維径０．１〜０．５
μｍまで叩解したフィブリル化したセルロース繊維をか
らませる方法、例えば合成繊維を混抄したときはその合
成繊維を熱融着させる方法、例えばポリエステル不織布
等の補強材を貼り合せる方法等がある。
樹脂のような樹脂バインダーを用いると該バインダーは
チタン酸カリウム繊維の表面を被覆してカーボン粒子の
吸着効果を低下させるので、これを防ぐ観点から樹脂バ
インダーの代わりに繊維バインダーを用いることが適切
であり、その方法としては例えば繊維径０．１〜０．５
μｍまで叩解したフィブリル化したセルロース繊維をか
らませる方法、例えば合成繊維を混抄したときはその合
成繊維を熱融着させる方法、例えばポリエステル不織布
等の補強材を貼り合せる方法等がある。
尚、繊維のカーボン粒子吸着率を調べるために、次のよ
うな実験を行った。
うな実験を行った。
カーボン粒子を０．１重量パーセント含有する汚染自動
車エンジンオイル５０ｇに対し、平均繊維径が０．３μ
ｍで繊維長さが１０〜２０μｍのチタン酸カリウム繊維
をＩｇ、 ２．５ｇ、 ５ｇを夫々投入し、充分撹拌し
た後、温度２５℃で１２時間放置し、次いで濾過してチ
タン酸カリウム繊維を除去した濾液中のカーボン粒子の
残留量を測定した。その測定結果を表１に示す。これと
比較するために前記エンジンオイル５０ｇに対し、平均
繊維径か２０μｍで繊維長さが０．１〜５謔の木質系パ
ルプ（ＮＢＫＰ）繊維、リンターパルプ繊維、ポリエス
テル繊維を夫々５ｇ投入し、前記と同一の吸着処理を施
した後、濾液中のカーボン粒子の残留量を測定した。そ
の測定結果を表１に示す。
車エンジンオイル５０ｇに対し、平均繊維径が０．３μ
ｍで繊維長さが１０〜２０μｍのチタン酸カリウム繊維
をＩｇ、 ２．５ｇ、 ５ｇを夫々投入し、充分撹拌し
た後、温度２５℃で１２時間放置し、次いで濾過してチ
タン酸カリウム繊維を除去した濾液中のカーボン粒子の
残留量を測定した。その測定結果を表１に示す。これと
比較するために前記エンジンオイル５０ｇに対し、平均
繊維径か２０μｍで繊維長さが０．１〜５謔の木質系パ
ルプ（ＮＢＫＰ）繊維、リンターパルプ繊維、ポリエス
テル繊維を夫々５ｇ投入し、前記と同一の吸着処理を施
した後、濾液中のカーボン粒子の残留量を測定した。そ
の測定結果を表１に示す。
表 １
表１から明らかなように、チタン酸カリウム繊維は、エ
ンジンオイル中のカーボン粒子を著しく吸着した。これ
に比して木質系パルプ（ＮＢＫＰ）繊維、リンターパル
プ繊維、ポリエステル繊維はいずれも何らカーボン粒子
を吸着しなかった。従ってチタン酸カリウム繊維はカー
ボン粒子に対し優れた吸着効果を有することが確認され
た。
ンジンオイル中のカーボン粒子を著しく吸着した。これ
に比して木質系パルプ（ＮＢＫＰ）繊維、リンターパル
プ繊維、ポリエステル繊維はいずれも何らカーボン粒子
を吸着しなかった。従ってチタン酸カリウム繊維はカー
ボン粒子に対し優れた吸着効果を有することが確認され
た。
（作 用）
チタン酸カリウム繊維と他の繊維を混抄したフィルタは
エンジンオイルが通過する間にチタン酸カリウム繊維で
エンジンオイル中のカーボン粒子を吸着し、またその混
抄繊維層で金属微粉等を機械的に捕集する。
エンジンオイルが通過する間にチタン酸カリウム繊維で
エンジンオイル中のカーボン粒子を吸着し、またその混
抄繊維層で金属微粉等を機械的に捕集する。
（実施例）
次に本発明の具体的実施例を比較例と共に説明する。
実施例１
平均繊維径が０．３μｍで繊維長さが１０〜２０μｍの
チタン酸カリウム繊維２０９６、平均繊維径が０．５μ
ｍで繊維長さが０．１〜２ｍのガラス繊維４０％、平均
繊維径が２０μｍで繊維長さが０．１〜２１のセルロー
ス繊維４０％をパルパーに投入し、水を添加混合して作
成した懸濁水に、バインダーとして平均繊維径０．ＩＩ
Ｉｍのフィブリル化したセルロース繊維をこれら配合材
全量に対し、１％添添加台したものを、通常の抄紙機で
抄造し、乾燥して目付（坪ｆｆ１） １００ｇ＃のフィ
ルタを作成した。
チタン酸カリウム繊維２０９６、平均繊維径が０．５μ
ｍで繊維長さが０．１〜２ｍのガラス繊維４０％、平均
繊維径が２０μｍで繊維長さが０．１〜２１のセルロー
ス繊維４０％をパルパーに投入し、水を添加混合して作
成した懸濁水に、バインダーとして平均繊維径０．ＩＩ
Ｉｍのフィブリル化したセルロース繊維をこれら配合材
全量に対し、１％添添加台したものを、通常の抄紙機で
抄造し、乾燥して目付（坪ｆｆ１） １００ｇ＃のフィ
ルタを作成した。
作成されたフィルタのカーボン捕集効率等の各種特性を
測定した。その測定結果を表２に示す。
測定した。その測定結果を表２に示す。
測定条件
■ カーボン捕集効率
カーボン粒子濃度が１．８ｗ１％の実車廃油５０ｇを濾
過温度８０℃で濾過した後、濾液中のカーボン粒子の残
留量を測定した。
過温度８０℃で濾過した後、濾液中のカーボン粒子の残
留量を測定した。
■ 圧力損失
測定面積１９．６ｄのフィルタに、流速１ｏ１／分、面
速訳５０／秒の空気を通過させて測定した。
速訳５０／秒の空気を通過させて測定した。
実施例２
平均繊維径が０．３μｍで繊維長さが１０〜２０μｍの
チタン酸カリウム繊維４０％、平均繊維径が０．５ｐｍ
で繊維長さが０．１〜２■のガラス繊維３０％、０．５
デニールで繊維長さが５−のポリエステルモノフィラメ
ント３０％とした以外は実施例１と同一方法でフィルタ
を作成した。
チタン酸カリウム繊維４０％、平均繊維径が０．５ｐｍ
で繊維長さが０．１〜２■のガラス繊維３０％、０．５
デニールで繊維長さが５−のポリエステルモノフィラメ
ント３０％とした以外は実施例１と同一方法でフィルタ
を作成した。
また実施例１と同一方法で作成されたフィルタのカーボ
ン捕集効率等の各種特性を測定した。
ン捕集効率等の各種特性を測定した。
その測定結果を表２に示す。
比較例
０．５デニールで繊維長さが５−のポリエステルモノフ
ィラメント７０％、平均繊維径が２０μｍで繊維長さが
０．５〜２■のリンターパルプ３０％をパルパーに投入
し、水を添加混合して作成した懸濁水を通常の抄紙機で
抄造し、乾燥した後、バインダーとしてフェノール樹脂
をこれら配合材全量に対し５％含浸し、乾燥およびキュ
アを施して目付（坪ｊｉ） ３３０ｇ＃のフィルタを作
成した。
ィラメント７０％、平均繊維径が２０μｍで繊維長さが
０．５〜２■のリンターパルプ３０％をパルパーに投入
し、水を添加混合して作成した懸濁水を通常の抄紙機で
抄造し、乾燥した後、バインダーとしてフェノール樹脂
をこれら配合材全量に対し５％含浸し、乾燥およびキュ
アを施して目付（坪ｊｉ） ３３０ｇ＃のフィルタを作
成した。
また実施例１と同一方法で作成されたフィルタのカーボ
ン捕集効率等の各種特性を測定した。
ン捕集効率等の各種特性を測定した。
そのｆｌｌｌｌｌｌｌ査定２に示す。
表 ２
表２から明らかなように、本発明の実施例１および２の
フィルタは比較例のフィルタに比して著しく低い圧力損
失で高い捕集効率が得られることが確認された。
フィルタは比較例のフィルタに比して著しく低い圧力損
失で高い捕集効率が得られることが確認された。
（発明の効果）
このように本発明のエンジンオイル用フィルタは、チタ
ン酸カリウム繊維と他の繊維を混抄するようにしたので
、フィルタでエンジンオイルを濾過すると、チタン酸カ
リウム繊維がエンジンオイル中のカーボン粒子を吸着す
るので該粒子を容易に除去することが出来、またその混
抄繊維層をエンジンオイルが通過する間に金属微粉等を
機械的に捕集し除去することが出来る等の効果を特する 特許 出 願 人 日本無機株式会社代 理
人 北 村 欣外３名
ン酸カリウム繊維と他の繊維を混抄するようにしたので
、フィルタでエンジンオイルを濾過すると、チタン酸カ
リウム繊維がエンジンオイル中のカーボン粒子を吸着す
るので該粒子を容易に除去することが出来、またその混
抄繊維層をエンジンオイルが通過する間に金属微粉等を
機械的に捕集し除去することが出来る等の効果を特する 特許 出 願 人 日本無機株式会社代 理
人 北 村 欣外３名
Claims (1)
- チタン酸カリウム繊維と他の繊維を混抄せしめたことを
特徴とするエンジンオイル用フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63171158A JPH0221915A (ja) | 1988-07-09 | 1988-07-09 | エンジンオイル用フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63171158A JPH0221915A (ja) | 1988-07-09 | 1988-07-09 | エンジンオイル用フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0221915A true JPH0221915A (ja) | 1990-01-24 |
Family
ID=15918065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63171158A Pending JPH0221915A (ja) | 1988-07-09 | 1988-07-09 | エンジンオイル用フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0221915A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04258382A (ja) * | 1991-02-05 | 1992-09-14 | Mitsubishi Electric Corp | シーム溶接装置 |
| JP2010179262A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Alps Manufacturing Co Ltd | 濾過器 |
-
1988
- 1988-07-09 JP JP63171158A patent/JPH0221915A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04258382A (ja) * | 1991-02-05 | 1992-09-14 | Mitsubishi Electric Corp | シーム溶接装置 |
| JP2010179262A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Alps Manufacturing Co Ltd | 濾過器 |
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