JPH0221038Y2 - - Google Patents

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JPH0221038Y2
JPH0221038Y2 JP1987049767U JP4976787U JPH0221038Y2 JP H0221038 Y2 JPH0221038 Y2 JP H0221038Y2 JP 1987049767 U JP1987049767 U JP 1987049767U JP 4976787 U JP4976787 U JP 4976787U JP H0221038 Y2 JPH0221038 Y2 JP H0221038Y2
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heating
iron
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、人体型に被仕上衣服を着せかけ、そ
の胸部、前立部等に加熱アイロン板を圧接させて
胸部、前立部等のアイロン仕上げを行なう衣服仕
上機の改良に関するものである。
従来の技術 従来の衣服を立体的に着せかけた状態とし、外
側方から加熱アイロンを該衣服に圧接させて仕上
げる衣服仕上機としては、特公昭61−36960号公
報に示されるごときものが存する。
上記公報に示されるごとき衣服仕上機は、被仕
上衣服を装着する際に、装着部位の前側に起立さ
せられている上下方向に長く高温に加熱されてい
る加熱アイロンを両腕の間に抱え込む姿勢で被仕
上衣服を装着し、また仕上げ完了後に同じ姿勢で
仕上衣服を取り外す作業が必要である。
考案が解決しようとする問題点 衣服のアイロン仕上げを行なう際の加熱アイロ
ンは、綿または綿混紡製品の場合は、通常150℃
〜180℃の高温に加熱されているため、前述のよ
うに、上下に長い加熱アイロンを両腕の間に抱え
込む姿勢で、加熱アイロンの前面約10cm位の間隔
部内で衣服の装脱を行なうと、衿元や前立部分の
引き揃え、所定位置へのセツト等の際に指、手の
甲、手首、前膊部等が加熱アイロンに接触し、瞬
間的な接触でも火傷、火ぶくれ等を生じやすい欠
点があり、作業効率を低下させる欠点を有してい
る。
このため、仕上げ性能、効果を低下させること
なく、瞬間的な接触では火傷、火ぶくれ等を生じ
させることのない衣服仕上機を提供することを目
的として考案されたものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、上述の目的を達成するため、基台上
に立設された人体型に衣服を着せかけ、該人体型
の前面に対峙させて垂直に配設した加熱アイロン
を人体型に向けて略水平移動させて人体型上の衣
服に圧接させ、該衣服の胸部、前立部等のアイロ
ン仕上げを行なう衣服仕上機において、前記加熱
アイロンが芳香族ポリアミド繊維織布のカバーで
包み込まれ、加圧面全体は該カバーが密着させら
れており、該カバーを構成する織布は、織糸の太
さが60番手ないし20番手(綿番手)、織密度が経
緯各40本/インチ以上、布厚さ0.15mmないし0.4
mmの範囲の織布とされているという構成を採用し
ている。
作 用 本考案では、上述のように、従来の有機質諸繊
維の使用温度限界よりも100℃から200℃もの高温
に耐えうる耐熱性を有する芳香族ポリアミド繊維
織布でカバーが製作されているので、通常150℃
〜180℃の温度範囲に使用されている加熱アイロ
ンに該カバーが密着させられ、押圧力の作用を受
けても、収縮、変形、溶融等を全く生ずることな
く、整然としたカバー状態を長期に亘つて保持で
きる。
また上記芳香族ポリアミド繊維織布は、織糸の
太さが60番手ないし20番手(綿番手)、織密度経
緯各40本/インチ以上、布厚さ0.15mmないし0.4
mmの範囲の織布とされているので、プレス仕上げ
時に、被加工物の加工面に布目が付かず、熱の伝
導は殆ど阻害されることがなく、金属面による直
接の加熱、押圧と殆ど相違しない加工効果が得ら
れる。
上述の加工効果が得られるにも拘らず、高温と
されている加熱アイロンの表面には、織布特有の
空気層の多い繊維層が存するので、瞬間的な指、
手の甲、手首、前膊部等の接触では、火傷を生ず
る程の伝熱は行なわれず作業の安全を保証でき
る。
実施例 第1図、第2図は、主として糊付けされた湿潤
状態の、綿また綿とポリエステルとの混紡製品た
るワイシヤツのプレス仕上げを行なう衣服仕上機
1の前立部用の加熱アイロン2と胸ポケツト部用
の加熱アイロン3とに本考案を適用した実施例を
示しており、基台4上に立設された支枠5に難通
気性で100℃ないし150℃程度に長時間加熱されて
も材質劣化が生じない耐熱性を有する布帛で人体
型に縫製された仕上袋6が支持されている。
上述の仕上袋6は裾部7で熱風吹込パイプ8に
連通され、袖端9は閉鎖されるか、またはスライ
ドフアスナーで開閉自在とされ、該袖端が開放と
されている際は、着せかけた衣服の袖端を閉じる
ことにより、熱風吹込パイプ8から熱風を吹き込
まれることにより人体型に膨隆させられる。
仕上袋6内には、人体型に膨隆させられた際の
前立部相当位置と胸ポケツト相当位置とに、プレ
ス受圧板10,11が固定配置され、肩ヨーク相
当位置にもプレス受圧板12が固定配置されてい
る。
仕上袋6の外側方には、前記プレス受圧板1
0,11の前面に対峙させて垂直に、前立部用の
加熱アイロン2と、胸ポケツト部用の加熱アイロ
ン3とが配設され、またプレス受圧板12に対応
する位置にも肩ヨーク部用の加熱アイロン13が
配設されており、各加熱アイロン2,3,13
は、対応するプレス受圧板10,11,12に圧
接する位置と離間した待機位置との2位置間を揺
動できるよう、揺動腕14,15,16に支着さ
れている。
上述の各揺動腕14,15,16には駆動シリ
ンダ17,18,19が結合され、それぞれ矢印
A,B,C方向に揺動される。第1図、第2図に
おいて、符号20,21は揺動腕14,15,1
6の支軸、符号22は揺動腕16の復帰バネ、符
号23は支柱、符号24は衿元押さえで着せかけ
られたワイシヤツの衿元を押圧して整える。
上述の加熱アイロン2,3は、芳香族ポリアミ
ド繊維織布のカバー25,26で包み込まれてい
る。
第3図、第4図および第5図は、上述のカバー
25による加熱アイロンの包み込み構造の一例を
示しており、加熱アイロン3のカバー26による
包み込み構造も全く同一である。
上述のカバー25,26は、芳香族ポリアミド
繊維の太さが60番手ないし20番手(綿番手)の織
糸を用い、経緯糸が共に40本/インチ以上の織密
度で、布厚さ0.15mmないし0.4mmの範囲となるよ
う織成した織布で構成されており、この実施例の
場合、前記織布27は、第5図に示されるように
加熱アイロン2の長方形状の加圧面28に合致す
る広さの主体部29の4辺縁に畳紙状に折畳片3
0,31,32,33を延出し、第5図の折畳片
30,33のごとく加熱アイロン2の背面側に各
折畳片を折り返し、対向する折畳片30と31と
の端縁同士と対向する折畳片32と33との端縁
同士を、フツク付きスプリング34,35群で連
結し、主体部29の周縁に外方へ向う張力を与
え、主体部29が加熱アイロン2の加圧面28に
密着されるようにして加熱アイロン2を包み込ん
でいる。なお、カバー25,26による加熱アイ
ロン2,3の包み込み構造が図示構造に限定され
ないことは勿論である。
上述のカバー25,26を構成する織布27
は、織糸が60番手より細くなると織布が薄くなり
過ぎ、火傷防止作用が劣化するし、20番手より太
くなると織布が厚くなり過ぎ、プレス時に布目が
転写されまた伝熱効果が劣化するので、60番手な
いし20番手の範囲が使用されるが、最も好ましい
のは30番手ないし40番手のものである。
上述の太さの織糸は、経緯両方向における織密
度が40本/インチ以上であることが好ましく、40
本/インチの織密度よりあまり粗組織とすると上
述の火傷防止作用の点で問題が生ずるので、上述
の範囲とされるが実用上好ましいのは50本/イン
チないし70本/インチである。
織組織としては特に限定されるものではない
が、強度面で平織組織が好ましい。
織布の厚さとしては0.15mmないし0.4mmの範囲
が選ばれるが、0.15mm以下では、織糸が細すぎ、
織組織が粗にすぎた場合と同一の欠点があり、
0.4mm以上では織糸が太すぎた場合と同一の欠点
が生ずる。実用上好ましいのは0.2mm前後の厚さ
である。
カバー25,26が上述の範囲の織布27で構
成されていると、加熱アイロン2,3が、ワイシ
ヤツ生地をプレス受圧板10,11との間で加
熱、押圧して仕上げを行なつても、カバー25,
26に熱変形は生ぜず、ワイシヤツに布目の転写
も生ぜず、カバー無しの場合と同一の加工時間内
で同一の仕上げ効果が得られる。
そして、加熱アイロン2,3に指、手の甲、手
首、前膊部等が仕上げ作業中に触れることがつて
も、瞬間的は接触である限り、火傷、火ぶくれ等
の発生は良好に防止される。
なお加熱アイロン13は、仕上袋6の上方に位
置し、被仕上衣服の装脱時に作業員が接触するこ
とは無いので、カバーの被着は不必要である。
上述の第1図、第2図に示される衣服仕上機1
によるワイシヤツのプレス仕上は次のごとくに行
なわれる。
すなわち、加熱アイロン2,3,13を仕上袋
6から離間させたうえで、糊付けされた湿潤状態
のワイシヤツを仕上袋6に着せ掛け、前立部と衿
元の整形を手作業で行なう。この手作業は、垂設
されている加熱アイロン2,3と仕上袋6との間
の奥行き10cm程度の間隙部分で行なうため、指、
手の甲、手首、前膊部等が加熱アイロン2,3に
接触する恐れが多いが、該加熱アイロン2,3は
カバー25,26で包み込まれているので、ワイ
シヤツを着せかけ、整形する作業中の瞬間的接触
では火傷等は生じない。
次いで仕上袋6内へ熱風吹込パイプ8から熱風
を吹き込み、人体型に膨隆させ、表面温度を約
110℃程度に保つとともに、駆動シリンダ17,
18,19を作動させて加熱アイロン2,3,1
3をプレス受圧板10,11,12に向つて前進
させ両者の間でワイシヤツを押圧し、プレス仕上
げを行なう。
各加熱アイロン2,3,13はそれぞれ加熱蒸
気の供給パイプ36、排出パイプ37を接続さ
れ、表面温度が150℃〜180℃の範囲に加熱されて
いるので、ワイシヤツは人体型に膨隆した仕上袋
6によつて内側から緊張させられて乾燥されると
ともに、各加熱アイロン2,3,13で前立部、
胸ポケツト部、肩ヨーク部等のプレス仕上げが行
なわれる。
30秒程度の所定時間の経過後に、熱風の吹き込
みを停止し、各加熱アイロン2,3,13を待機
位置に戻し、仕上袋6から仕上つたワイシヤツを
取り外すことにより1サイクルの仕上げ作業が完
結する。
効 果 本考案は、以上説明した構成、作用のものであ
つて、加熱アイロンが、芳香族ポリアミド繊維よ
りなり、織糸の太さが60番手ないし20番手(綿番
手)、織密度が経緯各40本/インチ以上、布厚さ
0.15mmないし0.4mmの範囲の織布のカバーで加工
面全体に密着させられて包み込まれているので、
衣服の仕上げ時に作業員の指、手の甲、手首、前
膊部等が接触することがあつても、瞬間的な接触
である限りは火傷、火ぶくれ等の発生を良好に防
止し、作業の安全性を向上させうる効果を奏す
る。
また上述の範囲の織布のカバーは、プレス仕上
げに当り、布目の転写が生ぜず、伝熱も良好で、
カバー無しの加熱アイロンによるプレス仕上げと
加工時間、仕上り程度に差を生ぜしめない効果を
有している。
また、織布が薄いにもかかわらず、長期に亘つ
てカバーの変形、変質を生ずることなく、前記諸
効果を持続できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施の一例の正面図、第2図は第1図
に示すものの左側面図、第3図は加熱アイロンの
正面図、第4図は第3図に示すものの一部切欠左
側面図、第5図は加熱アイロンに対するカバーの
取り付け過程を示す斜面図である。 1:衣服仕上機、2,3:加熱アイロン、4:
基台、25,26:カバー、28:加工面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台上に立設された人体型に衣服を着せかけ、
    該人体型の前面に対峙させて垂直に配設した加熱
    アイロンを人体型に向けて略水平移動させて人体
    型上の衣服に圧接させ、該衣服の胸部、前立部等
    のアイロン仕上げを行なう衣服仕上機において、
    前記加熱アイロンが芳香族ポリアミド繊維織布の
    カバーで包み込まれ、加圧面全体は該カバーが密
    着させられており、該カバーを構成する織布は、
    織糸の太さが60番手ないし20番手(綿番手)、織
    密度が経緯各40本/インチ以上、布厚さ0.15mmな
    いし0.4mmの範囲の織布とされている衣服仕上機。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02193699A (ja) * 1989-01-20 1990-07-31 Fuji Car Mfg Co Ltd シャツ仕上げ機
JPH0327593Y2 (ja) * 1989-01-23 1991-06-14

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514391A (ja) * 1974-07-04 1976-01-14 Shunei Tanaka Ritsutaiairondai

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