JPH02208369A - 紫外線吸収無機顔料 - Google Patents
紫外線吸収無機顔料Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、紫外線吸収能が要求される分野、例えばプラ
スチックス、塗料、インキ等に配合される紫外線吸収無
機顔料に関する。
スチックス、塗料、インキ等に配合される紫外線吸収無
機顔料に関する。
〈従来の技術〉
従来、例えば塗料の主成分をなずポリマーの紫外線によ
る分解を防止するために、紫外線吸収能を有する体質顔
料すなわち紫外線吸収顔料が用いられている。
る分解を防止するために、紫外線吸収能を有する体質顔
料すなわち紫外線吸収顔料が用いられている。
紫外線吸収顔料としては、有機顔料と無機顔料とがある
が、有機溶媒に対して不溶であり、また耐熱性に優れる
無機顔料は、独自の利用分野を有している。例えば、陶
磁器の着色には必要不可欠なものであり、プラスチック
ス、塗料、インキなどの分野にも、幅広い用途を有して
いる。
が、有機溶媒に対して不溶であり、また耐熱性に優れる
無機顔料は、独自の利用分野を有している。例えば、陶
磁器の着色には必要不可欠なものであり、プラスチック
ス、塗料、インキなどの分野にも、幅広い用途を有して
いる。
紫外線吸収無機顔料としては、酸化亜鉛、酸化チタンな
どが挙げられるが、酸化亜鉛、とりわけフランス法によ
る高純度酸化亜鉛が、白色顔料中量も大きい紫外線吸収
能を有することから、汎用されている。
どが挙げられるが、酸化亜鉛、とりわけフランス法によ
る高純度酸化亜鉛が、白色顔料中量も大きい紫外線吸収
能を有することから、汎用されている。
従来、紫外線吸収無機顔料として広く用いられている酸
化亜鉛は、比表面積が３〜１０ ｍ２／ ｇのものであ
った。
化亜鉛は、比表面積が３〜１０ ｍ２／ ｇのものであ
った。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、比表面積３〜１０ｍ’／ｇの酸化亜鉛の
紫外線吸収能は未だ充分とは言い難い。
紫外線吸収能は未だ充分とは言い難い。
また、可視光の透過率が低いため、製品に透明性が要求
される例えばメーキャップ化粧料などの用途には、適さ
ないという問題がある。
される例えばメーキャップ化粧料などの用途には、適さ
ないという問題がある。
本発明は、以上の事情に鑑みなされたものであって、そ
の目的とするところは、従来の紫外線吸収無機顔料に比
べて紫外線吸収能に優れ、しかも可視光の透過率が高い
ため、製品の透明性を損なわない紫外線吸収無機顔料を
提供するにある。
の目的とするところは、従来の紫外線吸収無機顔料に比
べて紫外線吸収能に優れ、しかも可視光の透過率が高い
ため、製品の透明性を損なわない紫外線吸収無機顔料を
提供するにある。
〈課題を解決するための手段及び作用〉上記目的を達成
するための本発明に係る紫外線吸収無機顔料は、比表面
積が２０ｍ２／ｇ以上である酸化亜鉛を有効成分とする
ものである。ここで、比表面積の値はＢＥＴ吸着法に基
ついて測定された値である。
するための本発明に係る紫外線吸収無機顔料は、比表面
積が２０ｍ２／ｇ以上である酸化亜鉛を有効成分とする
ものである。ここで、比表面積の値はＢＥＴ吸着法に基
ついて測定された値である。
このように比表面積が特定範囲の酸化亜鉛に特定したの
は、比表面積が２０ ｍ２／ ｇ未満の場合、少なくと
も可視光透過率及び紫外線吸収率のいずれか一方が低下
してしまうからである。
は、比表面積が２０ ｍ２／ ｇ未満の場合、少なくと
も可視光透過率及び紫外線吸収率のいずれか一方が低下
してしまうからである。
酸化亜鉛の製造方法としては、フランス法、湿式法など
があるが、既述したように、不純物の混じらない高純度
の酸化亜鉛を得るためには、フランス法か最適である。
があるが、既述したように、不純物の混じらない高純度
の酸化亜鉛を得るためには、フランス法か最適である。
このフランス法は、溶融させた金属亜鉛をしトルトの中
で］、 ０００℃程度に加熱し、発生する亜鉛蒸気を空
気を用いて酸化し、生成した酸化亜鉛を送風機で空冷管
に送って冷却し、コレクター及びバグフィルタ−で分離
、捕集する方法である。
で］、 ０００℃程度に加熱し、発生する亜鉛蒸気を空
気を用いて酸化し、生成した酸化亜鉛を送風機で空冷管
に送って冷却し、コレクター及びバグフィルタ−で分離
、捕集する方法である。
本発明においては、比表面積は大きい方か好ましいが、
フランス法による場合、比表面積か３０を越えるものは
現在のところ得られていない。
フランス法による場合、比表面積か３０を越えるものは
現在のところ得られていない。
フランス法により比表面積か２０〜３０爪２／ｇの酸化
亜鉛を得るには、金属亜鉛蒸気を一定流速例えば０．５
〜］、５ｋｑ／時て流し、これに例えば１．８Ｎｍ３／
分程度の割合で空気を吹き付ければよい。
亜鉛を得るには、金属亜鉛蒸気を一定流速例えば０．５
〜］、５ｋｑ／時て流し、これに例えば１．８Ｎｍ３／
分程度の割合で空気を吹き付ければよい。
なお、湿式法を用いた場合、比表面積７０程度のものも
得ることか可能である。
得ることか可能である。
湿式法は、塩化亜鉛溶液にソーダ灰を加えて液中に塩枯
性炭酸亜鉛を沈澱させ、水洗、乾燥後、仮焼する方法で
ある。この方法によると、粒子径か非常に小さく比表面
積が大きいものか得られるか、炭酸イオンが不純物とし
て残留するという欠点かある。
性炭酸亜鉛を沈澱させ、水洗、乾燥後、仮焼する方法で
ある。この方法によると、粒子径か非常に小さく比表面
積が大きいものか得られるか、炭酸イオンが不純物とし
て残留するという欠点かある。
〈実施例〉
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。但し
、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
（実施例コ）
金属亜鉛蒸気を１．０ｋｑ／時の流速で流し、これに１
、８ Ｎ ｍ”／分程度の割合で空気を吹き付けて酸
化し比表面積２５ｍ２／ｇの酸化亜鉛を調製した。
、８ Ｎ ｍ”／分程度の割合で空気を吹き付けて酸
化し比表面積２５ｍ２／ｇの酸化亜鉛を調製した。
次いで、ニトロセルロース６．３ｇをトルエン８．９ｇ
、イソプロパツール８．９ｇ及び酢酸エチル８．９ｇか
らなる混合溶媒に溶かしてバインダー溶液を調製した。
、イソプロパツール８．９ｇ及び酢酸エチル８．９ｇか
らなる混合溶媒に溶かしてバインダー溶液を調製した。
次いで、容量１００ ｍ ｆｌのガラス容器に、先に調
製した酸化亜鉛微粒子３ｇ、バインダー溶液３３ｇ１ジ
オクチルフタレート３ｇ１直径３ｍｍの球形のガラスピ
ーズ９０ｇをこの順に入れて、ペイントシェーカーに６
０分間かけて均一に分散させ塗料を作製した。
製した酸化亜鉛微粒子３ｇ、バインダー溶液３３ｇ１ジ
オクチルフタレート３ｇ１直径３ｍｍの球形のガラスピ
ーズ９０ｇをこの順に入れて、ペイントシェーカーに６
０分間かけて均一に分散させ塗料を作製した。
この塗料を厚さ３０μｍのポリプロピレンフィルムに＃
４バーコーターにて塗布し、フィルム上に塗膜を形成し
た。
４バーコーターにて塗布し、フィルム上に塗膜を形成し
た。
この塗膜形成フィルムの可視光透過率及び紫外線吸収率
を分光光度計（日立社製、型式、１００］０）にて測定
した。
を分光光度計（日立社製、型式、１００］０）にて測定
した。
なお、分光光度計の紫外部の吸収波長は３７０ｎｍを、
また可視部の吸収波長は５２０ｎｍを用いた。
また可視部の吸収波長は５２０ｎｍを用いた。
上記各操作は全て常温で行った。
（比較例１）
比表面積２５ｍ’／ｇの酸化亜鉛微粒子３ｇに代えて市
販されている、比表面積１０ｍ２／ｇの酸化亜鉛微粒子
（堺化学工業社製、微細亜鉛華）３ｇを配合したこと以
外は、実施例１と同様にして塗料の作製、塗膜形成、可
視光透過率及び紫外線吸収率の測定を行った。
販されている、比表面積１０ｍ２／ｇの酸化亜鉛微粒子
（堺化学工業社製、微細亜鉛華）３ｇを配合したこと以
外は、実施例１と同様にして塗料の作製、塗膜形成、可
視光透過率及び紫外線吸収率の測定を行った。
（比較例２）
比表面積２５ｍ２／ｇの酸化亜鉛微粒子３ｇに代えて市
販されている、比表面積５ ｍ２／ ｇの酸化亜鉛微粒
子（堺化学工業社製、亜鉛華１号特製）３ｇを配合した
こと以外は、実施例１と同様にして塗料の作製、塗膜形
成、可視光透過率及び紫外線吸収率の測定を行った。
販されている、比表面積５ ｍ２／ ｇの酸化亜鉛微粒
子（堺化学工業社製、亜鉛華１号特製）３ｇを配合した
こと以外は、実施例１と同様にして塗料の作製、塗膜形
成、可視光透過率及び紫外線吸収率の測定を行った。
上記各塗料の可視光透過率（％）及び紫外線吸収率（％
）を、表に示す。
）を、表に示す。
表
表より明らかなように、紫外線吸収無機顔料として比表
面積２５ｍ２／ｇの酸化亜鉛を配合した場合は、可視光
透過率及び紫外線吸収率ともに高いのに対して、比表面
積１０ ｍ’／ ｇのものを配合した場合は、紫外線吸
収率は高いものの可視光透過率か低く、また比表面積５
ｍ２／ ｇのものを配合した場合は、可視光透過率及
び紫外線吸収率ともに低いことが分る。
面積２５ｍ２／ｇの酸化亜鉛を配合した場合は、可視光
透過率及び紫外線吸収率ともに高いのに対して、比表面
積１０ ｍ’／ ｇのものを配合した場合は、紫外線吸
収率は高いものの可視光透過率か低く、また比表面積５
ｍ２／ ｇのものを配合した場合は、可視光透過率及
び紫外線吸収率ともに低いことが分る。
〈発明の効果〉
本発明に係る紫外線吸収無機顔料は、紫外線吸収能に優
れ、また高い可視光透過率を有する等、本発明は優れた
特有の効果を奏する。
れ、また高い可視光透過率を有する等、本発明は優れた
特有の効果を奏する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、比表面積が２０ｍ＾２／ｇ以上である酸化亜鉛を有
効成分とすることを特徴とする 紫外線吸収無機顔料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1030355A JPH02208369A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 紫外線吸収無機顔料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1030355A JPH02208369A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 紫外線吸収無機顔料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02208369A true JPH02208369A (ja) | 1990-08-17 |
Family
ID=12301551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1030355A Pending JPH02208369A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 紫外線吸収無機顔料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02208369A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5366660A (en) * | 1991-10-04 | 1994-11-22 | Tioxide Specialties Limited | Dispersions |
| US5618580A (en) * | 1992-12-28 | 1997-04-08 | Kao Corporation | Method for producing ceramic fine particles and apparatus used therefor |
| JP2009191245A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-08-27 | Aisin Chem Co Ltd | 水性コーティング材 |
| JP6037080B1 (ja) * | 2016-06-14 | 2016-11-30 | 住友大阪セメント株式会社 | 化粧料用の酸化亜鉛粉体、分散液、化粧料 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62228006A (ja) * | 1985-12-18 | 1987-10-06 | Kao Corp | 日焼け防止化粧料 |
-
1989
- 1989-02-08 JP JP1030355A patent/JPH02208369A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62228006A (ja) * | 1985-12-18 | 1987-10-06 | Kao Corp | 日焼け防止化粧料 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5366660A (en) * | 1991-10-04 | 1994-11-22 | Tioxide Specialties Limited | Dispersions |
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| JP2009191245A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-08-27 | Aisin Chem Co Ltd | 水性コーティング材 |
| JP6037080B1 (ja) * | 2016-06-14 | 2016-11-30 | 住友大阪セメント株式会社 | 化粧料用の酸化亜鉛粉体、分散液、化粧料 |
| JP2017222589A (ja) * | 2016-06-14 | 2017-12-21 | 住友大阪セメント株式会社 | 化粧料用の酸化亜鉛粉体、分散液、化粧料 |
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