JPH0220741Y2 - - Google Patents

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JPH0220741Y2
JPH0220741Y2 JP14406483U JP14406483U JPH0220741Y2 JP H0220741 Y2 JPH0220741 Y2 JP H0220741Y2 JP 14406483 U JP14406483 U JP 14406483U JP 14406483 U JP14406483 U JP 14406483U JP H0220741 Y2 JPH0220741 Y2 JP H0220741Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は変電所母線回路などの比較的大きなル
ープ電流を多数回にわたつて開閉できる断路器の
補助接触子に関するものである。
従来技術 断路器が使用される変電所の母線構成が二重主
母線方式の場合、断路器でループ電流の開閉を行
なうことがある。この開閉されるループ電流の大
きさは断路器の行格電流値ほどになる場合があ
り、回復電圧はその変電所の系統電圧が高くなる
ほどあるいは母線亘長が長くなるほど高くなる。
このようなループ回路を通常の断路器で開閉する
と、主接触子はアークによる焼損が発生し、主接
触子の接触不良ひいては通電時主接触子の過熱事
故に発展する。従つてループ回路を開閉する断路
器には、主接触子近傍に補助接触子を設ける。特
に高電圧、大電流の系統での開閉は耐弧メタルよ
りなる補助接触子を使用するが、それでもかなり
焼損し断路器の開閉動作にも影響をおよぼすた
め、一般には摺動コンタクト方式ではなくバツト
コンタクト方式の補助接触子を取付けている。
前述したバツトコンタクト方式の補助接触子を
備えた断路器として、従来第3図aに示すものが
使用されている。これについて説明すると断路器
用ブレード20,21の先端部にはフインガー状
及びブロツク状をなす主接触子22,23が固着
され、同じく前記ブレード20,21には該ブレ
ード20,21の開路方向と反対方向にブラケツ
ト24がそれぞれ片持支持され、これらのブラケ
ツト24の先端部にはピン25を介して円弧状を
なす補助接触子26が回動可能にかつそれらの凸
面が前記主接触子22,23近傍において互いに
接触するように支持されている。なお、前記ブラ
ケツト24と補助接触子26との間にはねじりバ
ネ(図示略)が設けられ両補助接触子26が互い
に圧接されるようになつている。そして、このよ
うな従来の断路器においては、補助接触子26が
ほぼ人字状に主接触子22,23の近傍に取付け
られ、主接触子22,23の開離後補助接触子2
6が開離する際に第3図bに示すようにアークが
発生する構造であるため、アークは補助接触子2
6とともに局部的に環状路を形成し、電磁力によ
つてさらに環状路面積を拡げ前述したループ電流
を遮断する。しかし環状路の回復電圧は300V程
度であり、アークの長さは短かくループ電流の大
きさによりアークの大きさが決まるため、主接触
子22,23が開離し電流が補助接触子26に移
行して補助接触子26が開離しアークが発生する
までの間、瞬時には補助接触子26に流れる電流
は第3図cに矢印iで示すように往復回路とな
り、従つて、同図qで示す電磁力により補助接触
子26が開離させられようとする。特に大電流
(5000A以上)になるとその作用が大で補助接触
子は開離するまでの間接離を繰り返し、その度に
電流を遮断するためアークを発生し補助接触子2
6の損傷は著しく、その寿命を極度に縮めること
となり、場合によつては数回の遮断で使用不能に
なるという欠陥がある。
考案の目的 本考案は上記欠陥を解消するためになされたも
のであつて、その目的はループ回路開閉時におい
て往復電流に基づく電磁力によつて補助接触子が
開離する以前における接離動作を繰り返さないよ
うにして耐久性を向上することができる断路器の
補助接触子を提供することにある。
考案の構成 本考案は上記目的を達成するため、支持碍子に
支持された一対のブレードを観音扉式に開閉して
その先端部に取付けた一対の主接触子間で電路を
開閉するように構成した断路器において、前記ブ
レードの一方にはそのブレードと略直交して開路
方向に第1の支持部材を取付け、他方のブレード
にはそのブレードと略直交して閉路方向に第2の
支持部材を取付け、前記両支持部材の先端部に
は、閉路状態において凸面どうしで接触されるほ
ぼ円弧状をなす第1及び第2の補助接触子をそれ
ぞれ片持支持し、さらに前記両補助接触子のうち
少なくとも一方を回動可能にかつ他方の補助接触
子に対して圧接するように回動付勢してなるもの
である。
実施例 以下、本考案を具体化した一実施例を第1図及
び第2図について説明すると、図面中1は架台、
2は架台上に取付けられた断路器のベース、3は
ベース2の左端に対し図示しない軸受を介して回
動可能に支承されたレバー、4は同じくベース2
の右端に対し図示しない軸受を介して回動可能に
支承されたレバー、5は前記両レバー3,4に対
しピン6,7により連節された連動リンク、8,
9は前記レバー3,4上に固定された支持碍子で
あつて、それらの頂部にはキヤツプ状の電極部1
0が嵌着されている。
11,12は前記電極部10にそれぞれ固定さ
れたブレード、13は一方のブレード11の先端
に取付けられたフインガー状の主接触子、14は
他方のブレード12の先端に取付けられたブロツ
ク状の主接触子であつて、前記主接触子13内に
挟入接触される。15はブレード11に対し直交
してその開路方向に向けて片持支持されたL字状
をなす第1の支持部材としてのブラケツトであつ
て、その上部には上下一対の支持片15a,15
bが設けられている。16は前記ブラケツト15
の支持片15a,15bに対しピン17により回
動可能に支承した円弧状をなす第1の補助接触子
としての補助接触子であつて、前記ピン17に巻
装した図示しないねじりバネにより第2図aにお
いて反時計回り方向に付勢されている。18は前
記ブレード12に対し直交してその閉路方向に向
けて片持支持されたL字状をなす第2の支持部材
としてのブラケツト、19は該ブラケツト18の
上端部に対し片持支持した円弧状をなす第2の補
助接触子としての補助接触子であつて、第2図a
に示す断路器の閉路状態において前記補助接触子
16と接触され、両補助接触子16,19は凸面
どうしが接触するようにしており、又接触部が前
記主接触子13,14の近傍に位置するようにし
ている。さらに、この閉路状態においては補助接
触子16が図示しないねじりバネにより補助接触
子19に圧接されていて、断路器の開路状態にお
いて両補助接触子16,19が互いに離間される
と、一方の補助接触子16はピン17を中心にね
じりバネにより一定角度回動され、その後、ブラ
ケツト15の一部を利用して所定位置に停止する
ようになつている。
次に前記のように構成した断路器についてその
作用を説明する。
第1図において今操作装置によりレバー3が反
時計回り方向に回動されると、ピン6、連動リン
ク5及びピン7を介してレバー4が時計回り方向
に回動されるため、支持碍子8及びブレード11
は反時計回り方向に、又支持碍子9及びブレード
12は時計回り方向にそれぞれ回動され、両ブレ
ード11,12は観音開きとなる。両ブレード1
1,12の回動によりその先端に設けた主接触子
13,14の接触が解かれ主接触子13,14の
電路が開放される。この状態において電流はブレ
ード11→ブラケツト15→ピン17→補助接触
子16→補助接触子19→ブラケツト18→ブレ
ード12の経路で流れる。
前記補助接触子16は主接触子13,14が所
定開離位置まで移動される間はピン17位置に設
けたねじりバネ(図示略)にて補助接触子19に
圧接されているが、さらにブレード11,12が
開離されると、補助接触子16はその反時計回り
方向への回動を阻止するストツパ(ブラケツト1
5の一部)によりピン17を中心に回動しなくな
り、補助接触子19から離間されることになる。
そして両補助接触子16,19が離間されると、
電流が遮断され、開路動作が終了する。
なお、閉路動作は前述の開路動作と逆で閉路操
作によりまず補助接触子16,19が接触し、つ
いで主接触子13,14が接触して閉路状態とな
る。
さて、本考案実施例においては一方のブレード
11にはそのブレード11と直交して開路方向に
ブラケツト15を取付け、他方のブレード12に
はそのブレード12と直交して閉路方向にブラケ
ツト18を取付け、さらに前記両ブラケツト1
5,18の先端部には、閉路状態において凸面ど
うしで接触されるほぼ円弧状をなす補助接触子1
6,19をそれぞれ片持支持し、さらに前記補助
接触子16を回動可能にかつ前記ピン17位置に
設けたねじりバネにて補助接触子19に対し圧接
するように回動付勢しているので、主接触子1
3,14の開離後補助接触子16,19が開離さ
れる間往復電流による電磁力の発生をなくすこと
ができ、従つて両補助接触子16,19の接離の
繰り返しをなくしその損傷を著しく低減すること
ができるのである。
又、本考案実施例では第2図cに矢印で示すよ
うにブラケツト15,18及び補助接触子16,
19をほぼS字状の経路を経て流れる電流iによ
り、同図に矢印で示すようにブラケツト15と補
助接触子16間及びブラケツト18と補助接触子
19間にそれぞれ反発する電磁力qが作用し、こ
の結果補助接触子16,19間に互いに押し付け
合う力が作用し開路又は閉路動作途中における補
助接触子の接触不良をなくすことができるという
利点がある。
なお、本考案は次のような実施例で具体化する
こともできる。
開路方向に取付られたブラケツト15に対し補
助接触子16を片持固定した上、閉路方向に取付
られたブラケツト18に補助接触子19を回動可
能に支承するか、さらには前記補助接触子16,
19とも回動可能に支承すること。
考案の効果 以上詳述したように、本考案は電路の開閉路動
作時に補助接触子に該接触子を離間させようとす
る電磁力が作用するのをなくして、補助接触子の
接離の繰り返しを防止でき、補助接触子の耐久性
を向上することができるとともに、開閉路動作を
円滑に行なうことができる効果を奏するので断路
器の補助接触子として優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化した一実施例を示す斜
視図、第2図aは閉路状態を示す要部の平面図、
第2図bは主接触子が開路状態となり補助接触子
が閉路状態を示す要部の平面図、第2図cは開路
動作時の電磁力の作用状態を示す平面図、第3図
a〜cは従来の断路器の補助接触子の開路動作を
説明するための部分平面図である。 11,12……ブレード、13,14……主接
触子、15……第1の支持部材としてのブラケツ
ト、16……第1の補助接触子、18……第2の
支持部材としてのブラケツト、19……第2の補
助接触子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 支持碍子8,9に支持された一対のブレード1
    1,12を観音扉式に開閉してその先端部に取付
    けた一対の主接触子13,14間で電路を開閉す
    るように構成した断路器において、 前記ブレードの一方11にはそのブレード11
    と略直交して開路方向に第1の支持部材15を取
    付け、他方のブレード12にはそのブレード12
    と略直交して閉路方向に第2の支持部材18を取
    付け、前記両支持部材15,18の先端部には、
    閉路状態において凸面どうしで接触されるほぼ円
    弧状をなす第1及び第2の補助接触子16,19
    をそれぞれ片持支持し、さらに前記両補助接触子
    16,19のうち少なくとも一方16を回動可能
    にかつ他方の補助接触子19に対して圧接するよ
    うに回動付勢したことを特徴とする断路器の補助
    接触子。
JP14406483U 1983-09-17 1983-09-17 断路器の補助接触子 Granted JPS6051846U (ja)

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JP14406483U JPS6051846U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 断路器の補助接触子

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JP14406483U JPS6051846U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 断路器の補助接触子

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JPS6051846U JPS6051846U (ja) 1985-04-11
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JP14406483U Granted JPS6051846U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 断路器の補助接触子

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FR3104806A1 (fr) * 2019-12-16 2021-06-18 Alstom Transport Technologies Commutateur électrique avec contacts d’usure

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EP3839998A1 (fr) * 2019-12-16 2021-06-23 ALSTOM Transport Technologies Commutateur électrique avec contacts d'usure

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JPS6051846U (ja) 1985-04-11

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