JPH02206654A - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPH02206654A
JPH02206654A JP1024909A JP2490989A JPH02206654A JP H02206654 A JPH02206654 A JP H02206654A JP 1024909 A JP1024909 A JP 1024909A JP 2490989 A JP2490989 A JP 2490989A JP H02206654 A JPH02206654 A JP H02206654A
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荒井 正俊
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物、特
には保存安定性のすぐれた脱アルコール型の室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物に関するものである。
[従来の技術] 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物については各
種のものが知られているが、分子顧、末端に水酸基をも
つオルガノポリシロキサンにメチルトリメトキシシラン
などの架橋剤と有機チタン化合物または有機チタンキレ
ート化合物などの触媒を添加した組成物は硬化時にアル
コールを発生してゴム状のすルガノボリシロキサンを形
成するものであることから腐蝕性がなく、刺激臭も出さ
ないので、電気あるいは電子工業における接着剤として
汎用されている。
しかし、この種の脱アルコール型の室温硬化性オルガノ
ポリシロキサン組成物(以下これをRTVシロキサン組
成物と略記する)は一般に硬化速度が遅いし、内部硬化
性、保存性がわるいという不利があり、長期保存の場合
にはそれが無水の状態であっても使用時に硬化しなくな
る欠点がある。
そのため、この種の組成物についてはジアルコキシ基を
もつシラン化合物をいわゆるシランスカベンジャーとし
て使用して、その保存安定性、硬化性を改良するという
方法も提案されているが、これには特殊なシラン化合物
を新規に製造する必要があるし、保存安定性をよくする
ためにはとのシラン化合物のジアルコキシ基以外の加水
分解性基をアミド基、アミン基などのような高い反応性
をもつものとすることが必要とされるのであるが、これ
らの基は腐蝕性や臭気を有するものであるために、この
ものは電気、電子工業における接着剤としては使用する
ことができないという不利が生じる。
また、この種の組成物については分子鎖末端が水酸基で
封鎖されたジオルガノポリシロキサンにアルコキシシラ
ンまたはその部分加水分解物と式%式% ジル置換アルキルアルコキシシランおよび有機すず化合
物を添加してなるものも提案されており(特開昭58−
52351号公報参照)、これは保存安定性が良好であ
るとされているが、実際にはジオルガノポリシロキサン
中のシラノール基とアルコキシシランまたはその部分加
水分解物との反応によって生成したフリーのアルコール
が組成物中に残存するために保存性が極めてわるいもの
になるという欠点があり、ざらにアルケニルオキシ基含
有アルコキシシランをヒドロキシ基層シランスカベンジ
ャーとして使用するものも提案されている(特開昭60
−18546号、特開昭60−18547号公報参照)
が、このようなアルケニルオキシシランを添加したRT
Vシロキサン組成物は密封容器中に保存していると保存
中に組成物の色が黄色から褐色に変色してしまうという
不利がある。
[発明の構成] 本発明はこのような不°利を解決した脱アルコール型の
RTVシロキサン組成物に関するものであり、これは1
)分子鎖両末端が水酸基またはジあるいはトリアルコキ
シ基で封鎖されたジオルガノポリシロキサン100重量
部、2)充填剤1〜400重量部、3)一般式R’mS
l (OR2) a−(ここにR1は1価炭化水素基、
R2はアルキル基またはアルコキシ基置換アルキル基、
mは0または1)で示されるアルコキシシランまたはそ
の部分加水分解物1〜50!i量部、4)一般式(83
2N) 2C−N−(ここに83は水素原子または1価
炭化水素基)で示される基を1分子中に少なくとも1個
有するシランまたはシロキサン0,01〜lO重量部、
5)有機すず化合物0.01−10重量部および6)ア
ルケニルオキシ基を1分子中に少なくとも1個含有する
オルガノポリシロキサン0.5〜10重量部とからなる
ことを特徴とするものである。
すなわち、本発明者らは前記したような不利を解決した
保存安定性のすぐれた脱アルコール型のRTVシロキサ
ン組成物について種々検討した結果、従来公知の脱アル
コール型のRTVシロキサン組成物の保存安定性、硬化
性がわるいのは、分子鎖末端に水酸基をもつオルガノシ
ロキサン中の水酸基、充填剤中に含まれている水分と反
応すべきアルコキシ基を有するシラン化合物中のアルコ
キシ基の反応性が低く、未反応のシラノール基が残存す
るためであることおよびアルコキシ基を有するシラン化
合物とシラノール基との反応によって生成するフリーの
アルコールが組成物中に存在するためであることを見出
した。
したがフて、本発明者らは上記したl)成分としてのジ
オルガノポリシロキサンに2)成分としての充填剤を混
合したのち、これに3)成分としてのアルコキシシラン
またはその部分加水分解物と4)成分としてのグアニジ
ル基含有シランまたはシロキサンおよび第5)成分とし
ての有機すず化合物とを空気遮断下に混合すると、工)
成分と2)成分の中に含まれているシラノール基と水分
が3)成分のアルコキシシランまたはその部分加水分解
物と反応して混合物中にシラノール基は存在しなくなる
が、この組成物にはアルコールが残存することとなり、
このアルコールをそのままにしておくとこのRTVシロ
キサン組成物の保存性がわるくなるので、ここに上記し
た6)成分としてのアルケニルオキシ基含有オルガノポ
リシロキサンを添加すると前記した4)成分としてのグ
アニジル基含有シランまたはシロキサンが触媒となって
この残存アルコールとアルケニルオキシ基含有オルガノ
ポリシロキサンのアルケニルオキシ基とが交換反応して
フリーのアルコールが捕捉され、実質的にシラノール基
、アルコールを全く含まない、保存性のすぐれたRTV
シロキサン組成物が得られ、しかもアルケニルオキシシ
ランをスカベンジャーとして使用した際に起る保存後の
変色もアルケニルオキシシロキサンを使用すると全く起
らないということを見出し、これによれば保存性、硬化
性のすぐれたRTV組成物を容易に得ることができると
いうことを確認し、ここに使用する各成分の配合比、混
合方法などについての研究を進めて本発明を完成させた
本発明の組成物を構成する1)成分としてのジオルガノ
ポリシロキサンはこの組成物の主剤とされるものであり
、これは平均組成式R,5iO4−,で示され、このR
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、2−エ
チルブチル基、オクチル基などのアルキル基、シクロヘ
キシル基、シクロペンチル基などのシクロアルキル基、
ビニル基、ヘキセニル基などのフルケニル基、フェニル
基、トリル基、キシリル基、ナフチル基、ジフェニル基
などのアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基など
のアラルキル基、またはこれらの基の炭素原子に結合し
た水素原子の一部または全部をハロゲン原子、シアノ基
などで置換したクロロメチル基、トリフルオロプロピル
基、2−シアノエチル基、3−シアノプロピル基などか
ら選択される同一または異種の非置換または置換1価炭
化水素基、aは1.90〜2.05である、分子鎖両末
端が水酸基またはジあるいはトリアルコキシ基で封鎖さ
れたものとされるが、本発明の組成物から得られる硬化
物を良好なゴム弾性を示し、機械的強度のすぐれたもの
とするためにはこのものは25℃における粘度が25c
S以上のものとすることが必要とされる。
なお、このものは必要に応じ分子鎖末端が水酸基、ジあ
るいはトリアルコキシ基以外の基、例えばトリメチルシ
リル基で封鎖されたジオルガノポリシロキサンと混合使
用してもよいが、この量は上記した分子鎖末端が水酸基
、ジあるいはトリアルコキシ基で封鎖されたジオルガノ
ポリシロキサンの等量以下とすることがよい。
また、本発明の組成物における2)成分としての充填剤
は公知のものでよく、これには微粉末シリカ、シリカエ
アロゲル、沈降シリカ、けいそう土、酸化鉄、酸化亜鉛
、酸化チタンなどの金属酸化物、あるいはこれらの表面
をシラン処理したもの、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、炭酸亜鉛などの金属炭酸塩、アスベスト、ガラス
クール、カーボンブラック、微粉マイカ、溶融シリカ粉
末、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンな
どの合成樹脂粉末が例示されるが、この配合量は上記し
た1)成分100重量部に対し1重量部以下ではこの組
成物から得られる硬化物が充分な機械的強度を示さない
ものとなるし、4001i量部以上とすると室温硬化性
オルガノポリシロキサンの粘度が増大して作業性が悪く
なるばかりでなく、硬化後のゴム強度が低下して目的の
ゴム弾性体が得られ難くなるので、1〜400!量部の
範囲とする必要があるが、この好ましい範囲は5〜20
0重量部とされる。
つぎに本発明の組成物における3)成分としてのアルコ
キシシランは式R’−5l(OR’)4−  で示され
、R′はメチル基、エチル基、プロピル基、ビニル基、
フェニル基、トリフルオロプロピル基などの1価炭化水
素晶、R2はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基などのアルキル基、メトキシエチル基、エトキシエチ
ル基のようなアルコキシアルキル基とされる、メチルエ
チルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、
テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エ
チルトリメトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシ
ラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリ(メ
トキシエトキシ)シラン、ビニルトリ(メトキシエトキ
シ)シラン、テトラ(エトキシエトキシ)シラン、トリ
フルオロプロピルトリメトキシシランなどで例示される
ものであればよいが、これはこれらを部分加水分解縮合
させたシロキサンであってもよい。
なお、この3)成分としては上記のうちのメチルトリメ
トキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルト
リメトキシシラン、メチルトリ(メトキシエトキシ)シ
ラン、ビニルトリ(メトキシエトキシ)シランが好まし
いものとされるが、この配合量はそれが多すぎると室温
硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化後の物性が
ゴム弾性の乏しいものとなるし、また経済的にも不利と
なるので、1)成分100重量部に対し1〜50重量部
の範囲とすることが必要とされる。
つぎに本発明の組成物における4)成分としてのシラン
またはシロキサンは一般式(R32N) 2C−N−(
R3は水素原子または1価炭化水素基)で示される基を
1分子中に少なくとも1個有するものとされるが、この
ものは上記した3)成分によってベースコンパウンド中
の水、シラノールをシリル化するときに触媒として作動
するものである。
上記した基はどのような基を介してけい素原子に結合し
ていてもよいが一般にはアルキレン基またはオキシアル
キレン基を介してけい素原子に結合したものとすること
がよく、これには次式(ここにMeはメチル基、Etは
エチル基、Prはプロピル基、phはフェニル基を示す
)で示されるものが例示されるが、これらのなかでは合
成の容易性などから式 で示されるオルガノシランとすることが好ましい。なお
、この4)成分の配合量はこれがあまり少ないと上記し
たl)成分と2)成分とからなるベースコンパウンドと
3)成分との反応を促進させる効果が不充分となってこ
の反応が長時間を要するもの°となるし、反応生成物中
に水酸基や水分が残存してこの組成物が保存安定性のわ
るいものになり、他方これが多すぎるとこの反応は速く
なるが、反応生成物が変色するおそれがあるし、経済的
にも不利となるので、1)成分100重量部に対し0.
01〜lO重量部の範囲とすることが必要とされるが、
この好ましい範囲は0.1〜5重量部とされる。
また、この組成物における5)成分としての有機すず化
合物は従来からこの種の組成物に使用されている縮合反
応触媒として公知のものであり、これにはナフテン酸す
ず、カプリル酸すず、オレイン酸すずのようなすずカル
ボン酸塩、ジブチルすずジアセテート、ジブチルすずジ
アセテート、ジブチルすずジラウレート、ジブチルすず
ジラレ−ト、ジフェニルすずジアセテート、酸化ジブチ
ルすず、ジブチルすずジメトキシド、ジブチルビス(ト
リエトキシシロキシ)すす、ジブチルすずジベンジルマ
レートなどが例示されるが、この配合量はそれが少なす
ぎると硬化触媒としての機能が十分に発揮されずに硬化
時間が長くなるし、ゴム層の深部での硬化が不充分とな
り、多すぎるとこの組成物の保存安定性がわるくなるの
で、1)成分100重量部に対し、0.01〜lO重量
部の範囲とする必要があるが、この好ましい範囲は0.
1〜2重量部とされる。
つぎに本発明の組成物における6)成分としてのアルケ
ニルオキシ基を1分子中に少なくとも1個含有するオル
ガノポリシロキサンは前記した1)成分としてのジオル
ガノポリシロキサンおよび2)成分としての充填剤中に
含まれているシラノール基、水分と3)成分としてのア
ルコキシシランまたはその部分加水分解物との反応で発
生したアルコールを除去するためのもので、このものは
そのアルケニルオキシ基が前記した4)成分としてのグ
アニジル基含有シランまたはシロキサンの存在下にその
触媒作用によってこのアルコールと反応してこれをアル
コキシシリル基に変換させるので、このアルケニルオキ
シシロキサンの添加によって本発明の組成物は保存安定
性のすぐれたものとされる。このアルケニルオキシシロ
キサンとアルコールとの反応は容易にかつ化学量論的に
進行するので、このアルケニルオキシシロキサンの添加
量はモのアルケニルオキシ基がアルケニルオキシ基/R
O)I≧1となるようにすればよいが、1)成分として
のジオルガノポリシロキサン100 jli量部に対し
0.1重量部以下ではアルコールが歿存するおそれがあ
り、IQli量部以上部以上必要はなく、経済的にも不
利となるので0.1〜lo!量部の範囲とすればよいが
、この好ましい範囲は0.5〜5Ii量部とされる。
このアルケニルオキシ基含有シロキサンはビニル基末端
シロキチンとヒドロアルケニルオキシシランとを白金系
触媒存在下に付加反応させることによって合成できるし
、これはまたアルケニルオキシシランと末端水酸基封鎖
ジオルガノポリシロキサンとを触媒存在下で混合するの
みでも容易に得ることができる。このアルケニルオキシ
基含有シロキサンとしては具体的には下記のもの、OH
→−C−C)I2)2  H3 (0−C−CH,) 2 が例示される。
本発明の組成物は上記した1)〜6)成分の所定量を混
合することによって得られるが、この製造に当っては上
記した1)成分としてのジオルガノポリシロキサンと2
)成分としての充填剤を混合してベースコンパウンドを
作り、ついでこのコンパウンドに所定量の3)成分とし
てのアルコキシシランまたはそ2の部分加水分解物と4
)成分としてのグアニジル基含有シランまたはシロキサ
ンおよび5)成分としての有機すず化合物を添加して密
閉下によく混合したのち、ここに6)成分としてのアル
ケニルオキシシロキサンを加えてアルコール/アルケニ
ルオキシシロキサンと反応させたのち、減圧下によく混
合攪拌すればよい。なお、このようにして得られた本発
明の組成物に必要に応じてポリエチレングリコールおよ
びその誘導体などのチクソトロピー付与剤、顔料、染料
、老化防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、酸化アンチモ
ン、塩化パラフィンなどの難燃剤、窒化ホウ素、酸化ア
ルミニウムなどの熱伝導性改良剤などを添加することは
任意とされるし、これには接着性付与剤、アミノ基、エ
ポキシ基、チオール基などを有する、いわゆるカーボン
ファンクショナルシラン、カルボン酸の金属塩、金属ア
ルコラードなど従来公知の各種添加剤を混合してもよく
、これはまた使用時における便宜性からこれをトルエン
、石油エーテルなどの炭化水素系溶剤、ケトン、エステ
ルなどで希釈したものであってもよい。
本発明の組成物は密封下では安定で空気中に曝したとき
にはその湿分によってすみやかに硬化して弾性体となる
、いわゆるRTVシロキチン組成物とされるものである
が、このものは特に保存安定性、硬化性にすぐれている
ので例えば6ケ月間貯蔵後のものも空気中に曝すとすみ
やかに硬化してすぐれた物性をもつ硬化物を与えるが、
硬化時に毒性あるいは腐蝕性のガスを放出せず、またこ
の処理面に錆を生ぜしめることもなく、さらにこの硬化
物は各種基材、特に金属面によく接着するので、特に電
気、電子部品用接着剤として有用とされるほか、各種基
材に対するシール剤、コーキング剤、被覆剤、撥水剤、
離型−処理剤として、また繊維処理剤としても広く使用
することができるという有用性をもつものである。
つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は重量部を
、粘度は25℃での測定値を示したものである。
実施例1 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された、粘度が20.00
0cPのジメチルポリシロキサン88部に、表面をトリ
メチルシリル基で処理した煙nXシリカ9部と表面を環
状ジメチルポリシロキサンで処理した煙露質シリカ3部
とを添加し、均一に混合してベースコンパウンドを製造
した。
ついで、このベースコンパウンド100部にメチルトリ
メトキシシラン5部、γ−テトラメチルグアニジルプロ
ピルトリメトキシシラン035部およびジブチルすずジ
フトキシド0.2部を加え、減圧下に15分間混合した
のち式 で示されるアルケニルオキシポリシロキサン(以下アル
ケニルオキシポリシロキサン■と略記する)2部を加え
、湿分遮断下の条件で15分間混合攪拌してRTVシロ
キサン組成物を作った。
つぎにこの組成物を厚さ2mmのシート状に押出し、2
3℃、55%RHの空気中に曝したところ、このものは
5分間で指触乾燥し、このものを同じ雰囲気下に7日間
放置して得た硬化物の物性は第1表に示したとおりで、
この組成物を密閉容器に入れて70℃の温度で7日間放
置したもの、23℃で6ケ月間放置したものから作った
厚さ2IIII+のシートについての物性は第1表に併
記したとおりであり、この結果からこのものは保存安定
性のすぐれたものであることが確認された。
(註)物性・・・JISに−6301の方法に準じて測
定した。
実施例2〜6、比較例1〜2 実施例1で製造したベースコンパウンド100部に第2
表に示した量のアルコキシシラン、グアニジル基含有シ
ラン、有機すず化合物および式で示されるシロキサン(
以下アルケニルオキシポリシロキサンr!と略記する)
、式 で示されるシロキサン(以下アルケニルオキシポリシロ
キサンIIIと略記する)、または式で示されるシロキ
サン(以下アルケニルオキシポリシロキサン■と略記す
る)を添加配合し、実施例1と同様に処理して7種の組
成物を作り、この組成物およびこれらを70℃で7日間
、23℃で6ケ月間保存後のものから厚さ2■のシート
を作ってこれらを23℃、55%RHの雰囲気で室温で
硬化させたものの物性をしらべたところ、第2表に併記
したとおりの結果が得られた。
手続補正書(自発) 1.事件の表示 平成 1年特許願第24909号 2、発明の名称 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 名称 信越化学工業株式会社 4、代理人 住所 〒103東京都中央区日本橋本町4丁目住所 〒
103東京都中央区日本橋本町4丁目5、補正の対象 4番11号 4番11号 特許請求の範囲 a)分子鎖両末端が水酸基またはジあるいはトリアルコ
キシ基で封鎖されたジオルガノポリシロキサン    
        100重量部、b)充填剤     
    1〜400重量部、C)一般式R’m5t(O
R”)4−m  (ここにR1は1価炭化水素基、R2
はアルキル基またはアルコキシ基置換アルキル基、mは
Oまたは1)で示されるアルコキシシランまたはその部
分加水分解物1〜50重量部、 d)一般式(R32N) zC=N−(ここにR3は水
素原子または1価炭化水素基)で示される基を1分子中
に少なくとも1個有するシランまたはシロキサン   
           0.01〜10重量部、e)有
機すず化合物     0.1〜10重量部、f)アル
ケニルオキシ基を1分子中に少なくとも1個有するオル
ガノポリシロキサン 0.5〜lO重量部、 とからなることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシ
ロキサン組成物。
手続補正書 1、事件の表示 平成 1年特許願第24909号 2、発明の名称 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物3、補正をす
る者 事件との関係  特許出願人 名 称  (206)信越化学工業株式会社4、代理人 住所 〒103東京都中央区日本橋本町4丁目4番11号5、
補正命令の日付 「自発」 6、補止の対象 仏○  − ぐ去や\ 7、補正の内容 1、 明細書第5頁第5行、第6頁第13行、同頁第1
9行、第8頁第3行、第10頁第2行、第11頁第17
行、第13真下第4行、第14頁第4行、第15頁第2
行、同頁第7行、第16頁第3行、第18頁第2行、同
頁第4行、の「■)」をIr a) Jに補正する。
2、 明細書第5頁第7行、第6頁第14行、同頁第1
9行、第9頁第12行、第13真下第4行、第15頁第
8行、第18頁第5行、の「2)」を「b)」に補正す
る。
3、 明細書第5頁第8行、第6頁第15行、同頁第2
0行、第11頁第9行、第12頁第3行、第10頁第2
行、第15頁第10行、第18頁第7行、の「3)」を
「C)」に補正する。
4、 明細書第5頁第12行、第6頁第16行、第7頁
第8行、第10頁第2行、第10頁第2行、第15頁第
13行、第18頁第8行、の「4)」をrd)Jに補正
する。
5、 明細書第5頁第15行、第6頁第18行、第14
頁第7行、第18頁第9行、の「5)」を「e) Jに
補正する。
6、 明細書第5頁第16行、第7頁第6行、第15頁
第5行、第18頁第2行、同頁第11行、の「6)」を
「f)」に補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)分子鎖両末端が水酸基またはジあるいはトリアルコ
    キシ基で封鎖されたジオルガノポリシロキサン100重
    量部、 2)充填剤1〜400重量部、 3)一般式R^1_mSi(OR^2)_4_−_m(
    ここにR^1は1価炭化水素基、R^2はアルキル基ま
    たはアルコキシ基置換アルキル基、mは0または1)で
    示されるアルコキシシランまたはその部分加水分解物 1〜50重量部、 4)一般式(R^3_2N)_2C=N−(ここにR^
    3は水素原子または1価炭化水素基)で示される基を1
    分子中に少なくとも1個有するシランまたはシロキサン
     0.01〜10重量部、 5)有機すず化合物 0.01〜10重量部、6)アル
    ケニルオキシ基を1分子中に少なくとも1個有するオル
    ガノポリシロキサン 0.5〜10重量部、 とからなることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシ
    ロキサン組成物。
JP1024909A 1989-02-03 1989-02-03 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 Expired - Fee Related JPH0686574B2 (ja)

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