JPH02206184A - 磁束量子素子 - Google Patents
磁束量子素子Info
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- JPH02206184A JPH02206184A JP1025836A JP2583689A JPH02206184A JP H02206184 A JPH02206184 A JP H02206184A JP 1025836 A JP1025836 A JP 1025836A JP 2583689 A JP2583689 A JP 2583689A JP H02206184 A JPH02206184 A JP H02206184A
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Landscapes
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ジョセフソン線路中の磁束量子(ジョセフソ
ンボルテソクスという)の伝播を他の磁束量子により制
御する磁束量子素子に関し、特に高速論理回路に利用さ
れる磁束量子素子に関するものである。
ンボルテソクスという)の伝播を他の磁束量子により制
御する磁束量子素子に関し、特に高速論理回路に利用さ
れる磁束量子素子に関するものである。
従来、磁束量子でジョセフソン線路中の磁束量子の伝播
を制御する方法としては、磁束量子挿入ゲー)(FIゲ
ート)が提案されている(61年通信学会技報5C88
5−52)。
を制御する方法としては、磁束量子挿入ゲー)(FIゲ
ート)が提案されている(61年通信学会技報5C88
5−52)。
第5図は磁束量子挿入ゲートを示す構成図である。図に
おいて、1は第1のジョセフソン線路(以下、線路1と
いう)、2は第2のジョセフソン線路(以下、線路2と
いう)、3は第3のジョセフソン線路(以下、線路3と
いう)、4は第4のジョセフソン線路(以下、線路4と
いう)、5は超伝導体である。また、各ジョセフソン線
路は、線路4に示すようにトンネルバリアIを挟むよう
に形成された上部電極■と下部電極■とから構成され、
入力端と出力端とを有している。
おいて、1は第1のジョセフソン線路(以下、線路1と
いう)、2は第2のジョセフソン線路(以下、線路2と
いう)、3は第3のジョセフソン線路(以下、線路3と
いう)、4は第4のジョセフソン線路(以下、線路4と
いう)、5は超伝導体である。また、各ジョセフソン線
路は、線路4に示すようにトンネルバリアIを挟むよう
に形成された上部電極■と下部電極■とから構成され、
入力端と出力端とを有している。
そして、線路2の上部電極と線路4の下部電極とは、線
路の入力端が共通になるように線路4の上部電極−線路
4のトンネルバリアー線路4の下部電極−線路2の上部
電極−線路2のトンネルバリアー線路2の下部電極の順
に、電気的には線路2と線路4とが直列に接続されてい
る。
路の入力端が共通になるように線路4の上部電極−線路
4のトンネルバリアー線路4の下部電極−線路2の上部
電極−線路2のトンネルバリアー線路2の下部電極の順
に、電気的には線路2と線路4とが直列に接続されてい
る。
また、上記2つの線路2.4が接続されている入力端に
おいて線路4の上部電極と線路1の出力端の上部電極と
が超伝導体5で接続されていると共に、線路2の下部電
極と線路1の出力端の下部電極とがインダクタンスを含
まない超伝導体5aで接続され、線路がトンネルバリア
面に対して垂直方向に分岐しているS分岐が構成されて
いる。
おいて線路4の上部電極と線路1の出力端の上部電極と
が超伝導体5で接続されていると共に、線路2の下部電
極と線路1の出力端の下部電極とがインダクタンスを含
まない超伝導体5aで接続され、線路がトンネルバリア
面に対して垂直方向に分岐しているS分岐が構成されて
いる。
さらに、S分岐の分岐部分において線路2と線路3の上
部電極間が超伝導体5で接続されており、下部電極間が
グランドを介して接続されている。
部電極間が超伝導体5で接続されており、下部電極間が
グランドを介して接続されている。
次に、従来の磁束量子素子のゲート動作を説明する。ま
ず、入力2に磁束量子の入力があると、線路3、線路1
及び線路2により構成されるT分岐(線路がトンネルバ
リアに対して水平に分岐したもの)に磁束量子が保持さ
れるため、磁束量子は線路2へ伝播される。
ず、入力2に磁束量子の入力があると、線路3、線路1
及び線路2により構成されるT分岐(線路がトンネルバ
リアに対して水平に分岐したもの)に磁束量子が保持さ
れるため、磁束量子は線路2へ伝播される。
一方、入力2に磁束量子の入力が無いときは、線路3、
線路1及び線路2により構成されるT分岐に磁束量子が
保持されないため、磁束量子は線路4へ伝播される。
線路1及び線路2により構成されるT分岐に磁束量子が
保持されないため、磁束量子は線路4へ伝播される。
このように従来の磁束量子素子は、磁束量子の保持によ
り、S分岐を構成する線路1から伝播してくる磁束量子
が4’j!1m2に伝播するか線路4に伝播するかを制
御することができる。
り、S分岐を構成する線路1から伝播してくる磁束量子
が4’j!1m2に伝播するか線路4に伝播するかを制
御することができる。
しかしながら従来の磁束量子素子は、図に示すように線
路2と線路4とが電気的に直列に接続さ4〜 れているので、線路4へ供給された電流は全て線路2へ
も供給されてしまう。従って、線路2へ電流をたし合わ
せることができても、完全に独立にバイアス電流を供給
することができないという欠点があった。
路2と線路4とが電気的に直列に接続さ4〜 れているので、線路4へ供給された電流は全て線路2へ
も供給されてしまう。従って、線路2へ電流をたし合わ
せることができても、完全に独立にバイアス電流を供給
することができないという欠点があった。
また、この欠点が解決されたとしても、1つのS分岐を
接合形で実現するためには接合を2段に重ねたいわゆる
2重接合が必要であり、この分岐を何段も接続するため
には、さらに多くのバリアを重ねた多重接合が必要とな
る。このため、薄膜型接合による形成するのは困難であ
った。
接合形で実現するためには接合を2段に重ねたいわゆる
2重接合が必要であり、この分岐を何段も接続するため
には、さらに多くのバリアを重ねた多重接合が必要とな
る。このため、薄膜型接合による形成するのは困難であ
った。
本発明は上記の欠点を解決するためになされたもので、
第1のジョセフソン線路の出力端の上部電極と第2のジ
ョセフソン線路の入力端の上部電極とを接続する第1の
抵抗体と、第1のジョセフソン線路の出力端の上部電極
と第3のジョセフソン線路の入力端の上部電極とを接続
する第2の抵抗体と、第3のジョセフソン線路の入力端
の上部電極と第2のジョセフソン線路の入力端の上部電
極との間を接続する直列に接続したジョセフソン接合及
び超伝導体と、直列に接続したジョセフソン接合と超伝
導体との接続点と第4のジョセフソン線路の出力端の上
部電極とを接続する第3の抵抗体とを備えている。
第1のジョセフソン線路の出力端の上部電極と第2のジ
ョセフソン線路の入力端の上部電極とを接続する第1の
抵抗体と、第1のジョセフソン線路の出力端の上部電極
と第3のジョセフソン線路の入力端の上部電極とを接続
する第2の抵抗体と、第3のジョセフソン線路の入力端
の上部電極と第2のジョセフソン線路の入力端の上部電
極との間を接続する直列に接続したジョセフソン接合及
び超伝導体と、直列に接続したジョセフソン接合と超伝
導体との接続点と第4のジョセフソン線路の出力端の上
部電極とを接続する第3の抵抗体とを備えている。
第2のジョセフソン線路と第3のジョセフソン線路とジ
ョセフソン接合と超伝導体とを介して超伝導ループを形
成し、第4のジョセフソン線路に入力された磁束量子に
よって、第1のジョセフソン線路に入力した磁束量子を
完全に独立して第2のジョセフソン線路又は第3のジョ
セフソン線路に伝播する。
ョセフソン接合と超伝導体とを介して超伝導ループを形
成し、第4のジョセフソン線路に入力された磁束量子に
よって、第1のジョセフソン線路に入力した磁束量子を
完全に独立して第2のジョセフソン線路又は第3のジョ
セフソン線路に伝播する。
次に、本発明の実施例を図に従って説明する。
第1図は本発明に係る一実施例を示す磁束量子素子の構
成図である。ここでは、超伝導体からなる上部電極及び
下部電極の間にトンネルバリアが挟まれた積層構造を有
し、この積層構造が磁束量子の伝播方向にジョセフソン
侵入距離λ、の5倍程度板上の長さに構成されている分
布定数型線路について説明する。
成図である。ここでは、超伝導体からなる上部電極及び
下部電極の間にトンネルバリアが挟まれた積層構造を有
し、この積層構造が磁束量子の伝播方向にジョセフソン
侵入距離λ、の5倍程度板上の長さに構成されている分
布定数型線路について説明する。
図において、第5図と同一部分には同一符号を付する。
6aは第1の抵抗体、6bは第2の抵抗体、6cは第3
の抵抗体2.7は超伝導体にあたるインダクタンス、8
は磁束量子を停止保持させることが可能な超伝導ループ
、9は補助バイアス電流供給線路、10はジョセフソン
接合、Jlはジョセフソン接合10とインダクタンス7
との接合点である。ここで、線路1の出力端と線路2の
入力端との間及び線路1の出力端と線路3の入力端との
間は、それぞれ独立に第1の抵抗体6a及び第2の抵抗
体6bで接続されている。また、線路3の入力端と線路
2の入力端との間にはジョセフソン接合10及びインダ
クタンス7が直列に接続されている。このため、線路3
−ジョセフソン接合10−インダクタンス7−線路2に
より形成される超伝導ループ8が形成され、複数の磁束
量子を停止保持することができる。さらに、ジョセフソ
ン接合10とインダクタンス7の接続点11には、線路
4の出力端が第3の抵抗体6Cを介して接続されている
。
の抵抗体2.7は超伝導体にあたるインダクタンス、8
は磁束量子を停止保持させることが可能な超伝導ループ
、9は補助バイアス電流供給線路、10はジョセフソン
接合、Jlはジョセフソン接合10とインダクタンス7
との接合点である。ここで、線路1の出力端と線路2の
入力端との間及び線路1の出力端と線路3の入力端との
間は、それぞれ独立に第1の抵抗体6a及び第2の抵抗
体6bで接続されている。また、線路3の入力端と線路
2の入力端との間にはジョセフソン接合10及びインダ
クタンス7が直列に接続されている。このため、線路3
−ジョセフソン接合10−インダクタンス7−線路2に
より形成される超伝導ループ8が形成され、複数の磁束
量子を停止保持することができる。さらに、ジョセフソ
ン接合10とインダクタンス7の接続点11には、線路
4の出力端が第3の抵抗体6Cを介して接続されている
。
次に、上記のように構成された磁束量子素子の動作につ
いて説明する。まず、初期条件を設定するために、線路
3の入力端にのみ補助バイアス電流供給線路9を介して
電流を供給する。これにより、線路1中を伝播してきた
磁束量子が線路3には第2の抵抗体6bを通って伝播す
るが、線路2には伝播しないように設定する。
いて説明する。まず、初期条件を設定するために、線路
3の入力端にのみ補助バイアス電流供給線路9を介して
電流を供給する。これにより、線路1中を伝播してきた
磁束量子が線路3には第2の抵抗体6bを通って伝播す
るが、線路2には伝播しないように設定する。
この状態において、線路1から磁束量子を伝播させると
、磁束量子は線路3に侵入すると共に線路3−ジョセフ
ソン接合10−インダクタンス7線路2より形成される
超伝導ループ8中にも侵入する。そして、線路3中に侵
入した磁束量子は伝播して出力2に到達する。しかし、
この超伝導ループ8に磁束量子が侵入すると、ジョセフ
ソン接合10がポルテックス転移し、超伝導ループ8中
の磁束量子はループ外に放出される。従って、制御信号
が線路4に入力されない時には、出力2に磁束量子が伝
播し超伝導ループ中には磁束量子が保持されないという
動作を示す。
、磁束量子は線路3に侵入すると共に線路3−ジョセフ
ソン接合10−インダクタンス7線路2より形成される
超伝導ループ8中にも侵入する。そして、線路3中に侵
入した磁束量子は伝播して出力2に到達する。しかし、
この超伝導ループ8に磁束量子が侵入すると、ジョセフ
ソン接合10がポルテックス転移し、超伝導ループ8中
の磁束量子はループ外に放出される。従って、制御信号
が線路4に入力されない時には、出力2に磁束量子が伝
播し超伝導ループ中には磁束量子が保持されないという
動作を示す。
一方、制御信号が線路4に入力された時には、磁束量子
が線路4中を伝播し超伝導ループ8に停止保持される。
が線路4中を伝播し超伝導ループ8に停止保持される。
超伝導ループ8に磁束量子が保持されている状態におい
ていは、磁束量子に伴う周回電流が線路2の入力端にお
いて上部電極から下部電極へ流れ補助バイアス電流とし
ての働きを示す。これに対し、線路3の入力端において
は下部電極から上部電極へ周回電流が供給されるため、
初期条件として印加した補助バイアス電流と周回電流が
打ち消し合う。その結果、線路1から伝播する磁束量子
は線路3には伝播されず、線路2にのみ伝播する。線路
2に侵入した磁束量子は、出力1に伝播すると共に超伝
導ループ8中に保持されていた磁束量子との間で対消滅
する。従って、制御信号が線路4に入力された時には、
出力1に磁束量子が伝播し超伝導ループには最終的に磁
束量子が保持されないという動作を示す。
ていは、磁束量子に伴う周回電流が線路2の入力端にお
いて上部電極から下部電極へ流れ補助バイアス電流とし
ての働きを示す。これに対し、線路3の入力端において
は下部電極から上部電極へ周回電流が供給されるため、
初期条件として印加した補助バイアス電流と周回電流が
打ち消し合う。その結果、線路1から伝播する磁束量子
は線路3には伝播されず、線路2にのみ伝播する。線路
2に侵入した磁束量子は、出力1に伝播すると共に超伝
導ループ8中に保持されていた磁束量子との間で対消滅
する。従って、制御信号が線路4に入力された時には、
出力1に磁束量子が伝播し超伝導ループには最終的に磁
束量子が保持されないという動作を示す。
第2図(a)〜(d)は上述の動作を示したタイムチャ
ートである。
ートである。
このように、制御信号の有無により磁束量子を出力1に
伝播させるか出力2に伝播させるかを制御することがで
きる。
伝播させるか出力2に伝播させるかを制御することがで
きる。
また、第3図(a)、 (b)はインダクタンス7及
びジョセフソン接合10に流れる電流を示した波形図で
ある。
びジョセフソン接合10に流れる電流を示した波形図で
ある。
同図から明らかなように、インダクタンス7を流れる電
流に対し、ジョセフソン接合10を流れる電流は略反転
した波形であることが判る。ここで、記号Aは停止磁束
量子に伴う周回電流である。
流に対し、ジョセフソン接合10を流れる電流は略反転
した波形であることが判る。ここで、記号Aは停止磁束
量子に伴う周回電流である。
次に、第4図<a>〜(e)は第1図における動作を回
路解析プログラムを用いたシミュレーションにより確認
した波形図である。これは、各線路の入力端、出力端の
接合の位相、ジョセフソン接合の位相の時間変化、そし
て超伝導ループ中を流れる電流の時間変化をプロットし
たものである。
路解析プログラムを用いたシミュレーションにより確認
した波形図である。これは、各線路の入力端、出力端の
接合の位相、ジョセフソン接合の位相の時間変化、そし
て超伝導ループ中を流れる電流の時間変化をプロットし
たものである。
また、磁束量子が通過したことは、位相が2π変化する
とにより知ることができる。
とにより知ることができる。
さて、時間TIにおいて制御入力を入れずに線路1から
磁束量子が伝播させると、線路3にのみ] 0 磁束量子が侵入し線路3の終端である出力2に磁束量子
が伝播する。そしてジョセフソン接合10の位相が負の
方向に2π回転し、超伝導ループ8の内側から外側へ磁
束量子が放出していくことがわかる。
磁束量子が伝播させると、線路3にのみ] 0 磁束量子が侵入し線路3の終端である出力2に磁束量子
が伝播する。そしてジョセフソン接合10の位相が負の
方向に2π回転し、超伝導ループ8の内側から外側へ磁
束量子が放出していくことがわかる。
また、時間T2において、制御入力である磁束量子を線
路4から伝播させるとジョセフソン接合100位相が正
の方向に2π変化し、超伝導ループ8中に磁束量子が取
り込まれ、この停止磁束量子に伴う周回電流が超伝導ル
ープ8に供給される。
路4から伝播させるとジョセフソン接合100位相が正
の方向に2π変化し、超伝導ループ8中に磁束量子が取
り込まれ、この停止磁束量子に伴う周回電流が超伝導ル
ープ8に供給される。
そして、周回電流が供給されている時間T3において線
路1から磁束量子が伝播すると線路2にのみ磁束量子が
伝播すると共に、対消滅のため超伝導ループ8に供給さ
れていた周回電流が消滅することが確認することができ
る。
路1から磁束量子が伝播すると線路2にのみ磁束量子が
伝播すると共に、対消滅のため超伝導ループ8に供給さ
れていた周回電流が消滅することが確認することができ
る。
このように本実施例における磁束量子素子は、制御信号
の有無により入力磁束量子が出力1に伝播するか出力2
に伝播するかを振り分ける伝播方向制御機能を有してい
る。そして、線路1の入力を入力l、線路4のIK大入
力入力2、線路2の出力1を出力とすれば、入力Iと入
力2ともに入力磁束量子が入った時に出力に磁束量子が
伝播する。アンド(AND)回路が実現できる。
の有無により入力磁束量子が出力1に伝播するか出力2
に伝播するかを振り分ける伝播方向制御機能を有してい
る。そして、線路1の入力を入力l、線路4のIK大入
力入力2、線路2の出力1を出力とすれば、入力Iと入
力2ともに入力磁束量子が入った時に出力に磁束量子が
伝播する。アンド(AND)回路が実現できる。
一方、線路1の入力にクロック信号を入力し、線路4の
制御入力を人力、線路3の出力2を出力とすれば、入力
磁束量子が入っ六:時のみ出力に磁束量子が伝播しなく
なるノソ) (NOT)回路が実現できる。
制御入力を人力、線路3の出力2を出力とすれば、入力
磁束量子が入っ六:時のみ出力に磁束量子が伝播しなく
なるノソ) (NOT)回路が実現できる。
なお、上記実施例においでは、分布定数線路について説
明したが、分布定数線路の代わりにジョセフソン接合を
インダクタンスで梯子状に接続した集中定数型線路を用
いてもよい。
明したが、分布定数線路の代わりにジョセフソン接合を
インダクタンスで梯子状に接続した集中定数型線路を用
いてもよい。
以上説明したように本発明は、第2のジョセフソン線路
と第3のジョセフソン線路とジョセフソン接合と超伝導
体とを介して超伝導ループを形成し、第4のジョセフソ
ン線路に入力された磁束量子によって、第1のジョセフ
ソン線路に入力した磁束量子を完全に独立して第2のジ
ョセフソン線路又は第3のジョセフソン線路に伝播させ
ることができるため、回路構成上の自由度が高めること
ができる。
と第3のジョセフソン線路とジョセフソン接合と超伝導
体とを介して超伝導ループを形成し、第4のジョセフソ
ン線路に入力された磁束量子によって、第1のジョセフ
ソン線路に入力した磁束量子を完全に独立して第2のジ
ョセフソン線路又は第3のジョセフソン線路に伝播させ
ることができるため、回路構成上の自由度が高めること
ができる。
また、従来のF■ゲートのような多重接合を必要としな
いため、薄膜型ジョセフソン接合でのプロセス上の実現
が容易である。
いため、薄膜型ジョセフソン接合でのプロセス上の実現
が容易である。
さらに、超伝導ループ中に停止させた磁束量子により他
の磁束量子を制御する素子は、素子を多段接続したとき
に不用となった磁束量子を消滅させることが必要となる
。これに対して本発明は、超伝導ループ中にジョセフソ
ン接合を含んでいるため、リセット信号により容易に磁
束量子を超伝導ループ外に放出することが可能である。
の磁束量子を制御する素子は、素子を多段接続したとき
に不用となった磁束量子を消滅させることが必要となる
。これに対して本発明は、超伝導ループ中にジョセフソ
ン接合を含んでいるため、リセット信号により容易に磁
束量子を超伝導ループ外に放出することが可能である。
第1図は本発明に係る一実施例を示す磁束量子素子の構
成図、第2図(a)〜(d)は第1図の動作を示したタ
イムチャート、第3図(a)。 (b)はインダクタンス7及びジョセフソン接合10’
に流れる電流を示した波形図、第4図(a)〜(e)は
第1図における動作を回路解析プログラムを用いたシミ
ュレーションにより確認した波形図、第5図は磁束量子
挿入ゲートを示す構成図である。 1・・・第1のジョセフソン線路、2・・・第2のジョ
セフソン線路、3・・・第3のジョセフソン3a路、4
・・・第4のジョセフソン線路、6a・・・第1の抵抗
体、6b・・・第2の抵抗体、6c・・・第3の抵抗体
、7・・・インダクタンス、8・・・超伝導ループ、9
・・・補助バイアス電流供給線路、10・・・ジョセフ
ソン接合、11・・・接合点。 特許出願人 日本電信電話株式会社 代 理 人 山川政樹(ほか1名) に 頁く
成図、第2図(a)〜(d)は第1図の動作を示したタ
イムチャート、第3図(a)。 (b)はインダクタンス7及びジョセフソン接合10’
に流れる電流を示した波形図、第4図(a)〜(e)は
第1図における動作を回路解析プログラムを用いたシミ
ュレーションにより確認した波形図、第5図は磁束量子
挿入ゲートを示す構成図である。 1・・・第1のジョセフソン線路、2・・・第2のジョ
セフソン線路、3・・・第3のジョセフソン3a路、4
・・・第4のジョセフソン線路、6a・・・第1の抵抗
体、6b・・・第2の抵抗体、6c・・・第3の抵抗体
、7・・・インダクタンス、8・・・超伝導ループ、9
・・・補助バイアス電流供給線路、10・・・ジョセフ
ソン接合、11・・・接合点。 特許出願人 日本電信電話株式会社 代 理 人 山川政樹(ほか1名) に 頁く
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 トンネルバリアを挟むように形成された上部電極と下部
電極から構成され、入力端と出力端とを有するジョセフ
ソン線路において、 第1のジョセフソン線路の出力端の上部電極と第2のジ
ョセフソン線路の入力端の上部電極とを接続する第1の
抵抗体と、 前記第1のジョセフソン線路の出力端の上部電極と第3
のジョセフソン線路の入力端の上部電極とを接続する第
2の抵抗体と、 前記第3のジョセフソン線路の入力端の上部電極と前記
第2のジョセフソン線路の入力端の上部電極とを接続す
る直列に接続したジョセフソン接合及び超伝導体と、 前記直列に接続したジョセフソン接合と超伝導体との接
続点と第4のジョセフソン線路の出力端の上部電極とを
接続する第3の抵抗体とを備え、前記第2のジョセフソ
ン線路と前記第3のジョセフソン線路と前記ジョセフソ
ン接合と前記超伝導体とを介して磁束量子を停止保持す
ることができる超伝導ループを形成したことを特徴とす
る磁束量子素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1025836A JPH02206184A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 磁束量子素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1025836A JPH02206184A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 磁束量子素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02206184A true JPH02206184A (ja) | 1990-08-15 |
Family
ID=12176943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1025836A Pending JPH02206184A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 磁束量子素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02206184A (ja) |
-
1989
- 1989-02-06 JP JP1025836A patent/JPH02206184A/ja active Pending
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