JPH0459792B2 - - Google Patents

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JPH0459792B2
JPH0459792B2 JP61020679A JP2067986A JPH0459792B2 JP H0459792 B2 JPH0459792 B2 JP H0459792B2 JP 61020679 A JP61020679 A JP 61020679A JP 2067986 A JP2067986 A JP 2067986A JP H0459792 B2 JPH0459792 B2 JP H0459792B2
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JP
Japan
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josephson
line
junction
soliton
solitons
Prior art date
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Application number
JP61020679A
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English (en)
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JPS62179182A (ja
Inventor
Toshishige Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は超伝導ソリトン・デバイスに関し、特
にソリトンと結合し、アンタイソリトンとは結合
しないソリトン装置に関する。
(従来の技術) ジヨセフソン接合伝送線路におけるソリトン
(単一磁束量子)を情報媒体として情報処理を行
なわせる試みがなされている。ソリトンとは、当
技術分野で公知の孩立した磁束量子であつて、特
許公報昭59−17982、及び該特許に引用されてい
る文献に完全に説明されている。これらの文献に
説明されている様に、ジヨセフソン線路(即ち1
次元方向にジヨセフソン侵入長λJより十分に長い
ジヨセフソン接合)はソリトンを伝播させ得る。
ソリトンはジヨセフソン線路中に公知の方法(例
えばパルスを入力させる)によつて発生させるこ
とができ、且つジヨセフソン線路中のバイアス電
流によるローレンツカの影響の下に、ジヨセフソ
ン線路中に伝播及び加速させる事ができる。
第3図はジヨセフソン線路中を伝播するソリト
ンを説明するための素子を斜視図である。37は
ジヨセフソン線路の上部電極、38はバリア、3
9はジヨセフソン線路の下部電極、40は単一磁
束量子(ソリトン)、41は単一磁束量子を形成
する巡回電流を表わす。図に矢印で示された方向
にできたソリトンは、その磁束の方向を変えるこ
となく、一定方向に伝播する。
第4図a,bはソリトンとアンタイソリトンの
運動を直観的に理解するために、ジヨセフソン線
路の等価回路を示したものである。同図におい
て、42はジヨセフソン接合のシンボル、43は
接合容量、44は非線形抵抗、45はジヨセフソ
ン電流、46〜50はジヨセフソン接合、51〜
58はイダクタンス、59,60は入力端子を表
わす。まず入力端子から実線で表わされる方向に
パルス電流が入力されたと仮定する。接合50ス
イツチして該接合50の両端に電圧が生じるの
で、インダクタンス54、接合49、インダクタ
ンス58に実線方向に電流が流れる。すると、接
合49は超伝導状態に戻り、今度は接合49が電
圧状態となる。接合49がスイツチして、該接合
49の両端に電圧が生じる。この動作を繰り返し
て、巡回電流が整合50から接合46へ移動す
る。次に破線で表わされる方向にパルス電流が入
力されたと仮定する。今度は破線方向の巡回電流
が接合50から、接合46へと移動する。実線方
向の巡回電流と破線方向の巡回電流とは互いに反
対向きの磁束を形成する。一方が、ソリトン、他
方がアンタイソリトンと呼ばれる。どちらをソリ
トンと呼ぶかは任意に選択してよい。
ソリトンを情報媒体として、情報処理を行なう
ためには、バイアス電流が印加されたジヨセフソ
ン線路中を走行するソリトンとアンタイソリトン
とを区別し、一方と選択的に接合するソリトン装
置が必要である。この装置により、ソリトンとア
ンタイソリトンを分離し、情報の流れを制御でき
る。
(発明が解決しようとする問題点) 従来、この種のジヨセフソン線路回路におい
て、ソリトンとのみ選択的に接合し、アンタイソ
リトンとは結合しないソリトン装置は提案されて
いなかつた。本発明の目的は、このソリトン装置
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、第1、第2の電極およびそれ
らに挟まれたトンネルバリアから成るジヨセフソ
ン線路3本が設けられ、これらのうち第1および
第2のジヨセフソン線路の第1の電極同志は抵抗
またはインダクタンスを介して、第2の電極同志
はジヨセフソン接合を介して接続され、更に第2
のジヨセフソン線路を第2の電極は抵抗を介して
第3のジヨセフソン線路の第1の電極に接続さ
れ、第1のジヨセフソン線路の第2の電極は抵抗
またはインダクタンスを介して第3のジヨセフソ
ン線路の第2の電極に接続され、第3のジヨセフ
ソン線路にはバイアス電流供給線が設けられてい
ることを特徴とするソリトン装置が得られる。
(作用) 本発明は、ソリトン及びアンタイソリトンが走
行するジヨスヘソン線路に、バイアス電流を印加
したジヨセフソン線路を結合させることにより、
ソリトン及びアンタイソリトンを形成する巡介電
流がバイアス電流に相乗するか否かで一方が選択
的に出力される機能を有する。
(実施例) 次に本発明の実施例について、図面を参照して
説明する。第1図は本発明の実施例を説明するた
めの構成図で、1〜3は各々第1〜3のジヨセフ
ソン線路、4,5はインダクタンス、6は抵抗、
7はバイアス電流供給線、8はジヨセフソン接合
を表わす。
第1図に示された回路で、ソリトンまたはアン
タイソリトンをジヨセフソン線路1,2に走行さ
せた場合、一方が選択的にカツプルすることを第
2の等価回路を用いて説明する。ジヨセフソン線
路にソリトンを走行させるには、例えば、線路の
端に入力端子を設けて、パルス電圧を印加すれば
よい。
第2図において、9〜22はインダクタンス、
23〜23はジヨセフソン接合、33は抵抗、3
4〜36はバイアス電流供給線を表わす。第1図
のジヨセフソン線路1がインダクタンス9,1
0,14,15及びジヨセフソン接合23,24
より構成される回路に対応し、ジヨセフソン線路
2インダクタンス12,13,16,17及びジ
ヨセフソン接合27,28より構成される回路に
対応し、インダクタンス4,5はインダクタンス
11,18、抵抗6は抵抗33、バイアス電流供
給線7バイアス電流供給線34〜36、ジヨセフ
ソン接合8ジヨセフソン接合の対応する。尚、図
2において、実線の巡介電流をソリトン、破線の
それをアンタイソリトンと呼ぶことにする。ソリ
トンが右方から左方へ走行する過程では、接合2
6が電圧状態になつた後、接合25,29が電圧
状態となり、左方から右方へ走行する過程では、
接合25電圧状態になつた後接合26,29が電
圧状態となる。いずれの場合にも接合29に生じ
る電圧の符号は同じである。電圧状態となつた接
合29は、インダクタンス18、接合29,3
0、抵抗33より構成されるループ回路に実線で
示された方向に巡回電流を生じるが、バイアス電
流34のために接合は電圧状態となり、ソリトン
が伝播する。
一方、アリタイソリトンが右方から左方へ走行
する過程では、接合26電圧状態になつた後、接
合25,29が電圧状態となり、左方から右方へ
走行する過程では、接合25が電圧状態にたつた
後、接合26,29が電圧状態となる。いずれの
場合にも接合29に生じる電圧の符号は同じであ
る。電圧状態となつた接合29は、インダクタン
ス18、接合29,30、抵抗33より構成され
るループ回路に実線で示された方向に巡回電流を
生じる。ところが、バイアス電流34巡回電流を
打ち消す方向であるため、接合30は超伝導状態
のままであり、巡回電流はループ回路内に留ま
る。抵抗のために、該電流は減衰消滅する。
以上の説明から、ジヨセフソン線路1,2ソリ
トンが走行する場合には、ジヨセフソン線路3に
ソリトンが出力され、アンタイソリトが走行する
場合には、何も出力がない。尚、本実施例では、
ジヨセフソン線路1,2にバイアス電流供給線を
設けていないが、ソリトン、アンタイソリトンの
加速のために設けてもよい。
(発明の効果) 本発明は、ジヨセフソン線路回路において、ソ
リトンとのみ選択的に結合し、アンタイソリトン
とは結合しないソリトン装置を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した構成図、第
2図は実施例の動作原理を説明する等価回路図、
第3図はジヨセフソン線路中のソリトン運動を説
明する斜視図、第4図a,bはそのソリトンの運
動を説明するための等価回路図である。 1〜3……ジヨセフソン線路、8,23〜3
2,46〜50……ジヨセフソン接合、4,5,
9〜22,51〜58……インダクタンス、6,
33……抵抗、7,34〜36……バイアス電流
供給線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1、第2の電極およびそれらに挟まれたト
    ンネルバリアから成るジヨセフソン線路3本が設
    けられ、これらのうち第1および第2のジヨセフ
    ソン線路の第1の電極同志は抵抗またはインダク
    タンスを介して、第2の電極同志はジヨセフソン
    接合を介して接続され、更に第2のジヨセフソン
    線路の第2の電極は抵抗を介して第3のジヨセフ
    ソン線路の第1の電極に接続され、第1のジヨセ
    フソン線路の第2の電極は抵抗またはインダクタ
    ンスを介して第3のジヨセフソン線路の第2の電
    極に接続され、第3のジヨセフソン線路にはバイ
    アス電流供給線が設けられていることを特徴とす
    るソリトン装置。
JP61020679A 1986-01-31 1986-01-31 ソリトン装置 Granted JPS62179182A (ja)

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JP61020679A JPS62179182A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 ソリトン装置

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JP61020679A JPS62179182A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 ソリトン装置

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JPS62179182A JPS62179182A (ja) 1987-08-06
JPH0459792B2 true JPH0459792B2 (ja) 1992-09-24

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JP61020679A Granted JPS62179182A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 ソリトン装置

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