JPH02204383A - ゼリー状肥料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮星上鬼剋■分豆 本発明は、液状肥料をゲル化剤によりゲル化したゼリー
状肥料、さらには、上記ゲル化に際して着色及び／又は
若番を施したゼリー状肥料に関する。これらのゼリー状
肥料は主として家庭用園芸、インテリアのための鉢物用
、さらに花卉園芸用に利用するのに適している。

従来狭止 従来、−Ｓ農業用、園芸用、家庭図会用を含め、種々の
形態の肥料が用いられているが、それらの大部分は粉体
またはこれを加工した粒状もしくは固形状の肥料である
か、又は水溶性肥料を水に溶解させた液体肥料もしくは
水と練合したペースト状肥料である。

しかし、これらの肥料では施肥期間中における残存肥料
の量を知ることができないので、適正な施肥管理が行え
ないという問題がある。また、従来の家庭園芸用肥料は
その肥料成分が水溶性であるために速効性であり、一方
緩効性のものは粒状肥料を皮膜で被覆した形態のものが
多かった。

さらに、従来の肥料は有機質、無機質を問わず肥料特有
の臭気のため、室内でインテリアのために用いる鉢物用
には不適であった。

日が解ンしようとする晋・ 本発明は如上の状況に鑑みなされたものであって、液形
前の肥料をゲル化剤を用・いてゼリー状にすることによ
り、家庭面会用として適した緩効性肥料を提供し得るこ
と、及び上記肥料をゲル化する際、水溶性染料を添加し
ておくと染料の溶出状態から施肥期間の肥料残存量を知
ることが可能となり、更に、香料物質を添加しておくと
肥料特有の臭気を消失し得ることの知見に基いてなされ
たものである。

すなわち、本発明は、主として家庭園芸用及び室内で使
用するインテリアのための鉢物用の肥料として有効に利
用し得るゼリー状形態の肥料を提供することを課題とす
る。

なお、ここでいう液状肥料（又は液形前肥料）は、粉状
、粒状などの固体状肥料を水に溶解又は分散させたもの
、さらには水と練合してペースト状にしたものを包含す
るものである。

課　を　°するための 本発明の特徴は、液状肥料をゲル化剤によりゲル化する
か、もしくは液状肥料に水溶性染料又は香料物質あるい
は両者を添加し、ゲル化剤によりゲル化して成るゼリー
状肥料にある。

本発明では、肥料としては、無機質肥料、有機質肥料も
しくは、それらの混合物を対象としており、水溶性の肥
料が好ましいが、必ずしも水溶性でなくても、水に懸濁
するものであれば良い。

本発明で用いるゲル化剤としては、ゼラチン、ニカワ、
アルギン酸、ローカストビーンガム、カラギーナン、ペ
クチン、タマリンドガム、キサンタンガム、ジェランガ
ム、グアガム、寒天、ＣＭＣ、グルコマンナン等、弾性
ゲル化剤であれば何でも良く、さらに高水分吸収剤等水
に加えて、ゲル化するものであれば何でも良い。

又、染料は水可溶性の物であれば何でも良いが、耐光性
があり植物の生育に害の無いものが良い。

尚、染料には水に溶は植物に吸収されても色が不変で、
花等の色に影響を与えるものも中にはあるが、本発明の
技術的な内容からは、いつこう差し支えない。

又、香料物質としては芳香性を徐々に放散するものであ
れば広範囲の種類のものを用い得る。

上述したようなゲル化剤を用いて液状肥料をゼリー状に
したものは緩効性であり、後記の第１表に示した窒素の
積！溶出量にみられるとおり、施肥後侍統性の肥効を示
すことがわかる。

又、使用したゲル化剤が含窒素ゲル化剤であれば肥料成
分溶出後もこの残存物を土中に入れればゲル化剤が土壌
バクテリアにより分解し有機質肥料として肥効を示す。

液状肥料にさらに水溶性染料を加え、ゲル化剤によりゼ
リー状にした肥料を施肥し、植物の栽培の為に加水を行
うと、肥料成分は緩効的に溶出し、長い肥効果を示すと
共に、肥料成分の溶出に伴いゲル状肥料から染料も徐々
に溶出し、その残った色によりゲル状肥料中に残存せる
肥料成分を知る目安とすることが出来る。すなわち、色
の濃い間はまだ多くの肥料成分が残存し、色が薄（なる
と共に残存肥料成分も減少し、色がなくなると共に残存
肥料成分もなくなることがわかる。

又、液状肥料に香気性物質を添加してゲル化することに
より得られたゼリー状肥料は芳香を放ち、インテリア用
の鉢等に施用すれば、室内に芳香を徐々に漂わせる。従
来の肥料は肥料特有の臭気を有し、特に有機質肥料はこ
の臭気が強く、人に不快感を与えインテリア用に使用す
ることは向かなかった。しかしながら、このゼリー状肥
料ではこのようなことが全く無いばかりか、かえって香
りを楽しむことが出来る。

この香りは２〜３ケ月は持続することが出来る。

以下に実施例を示して本発明の効果を具体的に説明する
。

実施例１ 本例は、本発明によるゼリー状肥料の肥効を試験した結
果を示したものである。

硫安、リン安、塩化加工を溶解させた水溶液をゼラチン
で処理し、ゲル化させて得たゼリー状肥料を試験に用い
た。尚、ゼラチンの量は５．１０重重量の二段階とした
。又、対照として市販の粒状化成肥料を用いた。

肥効試験はフラクションコレクターにより、１分間に１
−の水を滴下させその溶出を窒素濃度によりチエツクし
た。

その結果は第１表に示す通りであった。

実施例２ 本例はゼリー状肥料中の肥料成分の溶出と、水溶性染料
により着色された色の脱色の関係を調べたものである。

各肥料原料を水に溶解させた物に、赤色及び緑色の水溶
性染料をそれぞれ加え、これに各々ゲル化剤を処理させ
て、各々、赤色、緑色のゼリー状肥料を得た。これを実
施例１と同様にフラクションコレクターにより肥料分を
溶出させ、溶出した肥料成分からその残存肥料成分の色
を肉眼により観察した。

第２表はその結果である。

実施例３ 本例はゼリー状肥料に若番しその香気の持続効果を試験
した結果を示したものである。

各肥料原料を水に溶解させ水溶性染料を加えたものに、
アルコールに希釈させた香料物質を０．３％加え、これ
をゲル化剤で処理し、若番されたゼリー状肥料を得た。

（ゲル化剖濃度５％、１０％、１５％）次いで上述のよ
うにして得られた各若番肥料を、洋ラン、鑑葉植物の一
つであるポトス、及びシクラメンを植えた６寸林にそれ
ぞれ８ｇづつ施用した。

対照区として、各肥料原料を直接混合し粒状化し、この
粒状化時に香気物質を加えたちの（Ａ）、及びアルコー
ルで希釈した香気物質を粒状化した肥料に加え香気物質
を含ませた物（Ｂ）を用いた。

上述のようにして施肥した各植物を９１通に室内で栽培
した各香気チエツクの３０分前に塩化ビニール樹脂の袋
で包み、１０名のパネラ−により匂いを嗅いで香気をチ
エツクした。

この結果は第３・４表に示す通りである。

＋＋；香気強い 表　バラフレーバーによる ＋；香気あり 土；わずかに香気あり −；香気なし

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）液状肥料をゲル化剤によりゲル化して成るゼリー
   状肥料。
2. （２）液状肥料を、水溶性染料及び／又は香料物質の存
   在下にゲル化剤によりゲル化して成るゼリー状肥料。