JPH02201877A - 電気用クランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、絶縁材料製ハウジングと、ハウジングの開口
から導入される導体のためにハウジングに設置された導
電性結合部材と、結合部材の両端に作用し、結合部材に
電気的に結合され、外部から個々に旋回させることがで
き、出発位置から締付位置に旋回させた際、導入された
、場合によっては部分的に露出させた各導体と導電接触
し、上記導体を固定する導電性接触部材（９ｉ　１０）
とを有する電気用クランプに関する。特に、本発明は、
クランプと絶縁された導体（ワイヤまたは撚り線）とを
電気的に接触させるため事前の露出操作は不要であり、
しかも、完全な電気的結合を確実に形成する形式の上述
の種類のクランプに関する。

〔従来の技術、発明が解決しようとする課題〕上述の種
類の電気用クランプは、例えば、本出願人のスイス特許
筒６６９，４６７号に記載されている。

上記公報には、不動のスリットから形成され、導電結合
部材の部分をなす絶縁材切断装置が開示されているが、
この装置は、すべての場合、満足できない。

従って、本発明の目的は、すべての種類の導体（特に、
絶縁した撚り線の形の導体）を問題なく接続するための
電気用クランプを創生ずることにある。更に、絶縁した
導体の場合、露出操作が不要であり、しかも、完全な接
続が保証されなければならない。

〔課題を解決するための手段、作用〕

上記目的は、冒頭に述べた種類のクランプにおいて、本
発明にもとづき、２つの側壁および上記側壁を結合する
ウェブを有する形状体として結合部材を構成し、該形状
体のＵ字状通路に導体を導入し、双方の接触部材を側壁
の間で旋回軸のまわりに旋回自在なよう結合部材に枢着
し、旋回軸から半径方向へ離れた接触部材端に、ほぼ旋
回円の方向へ突出して相互間に結合部材の通路に合致し
たスリットを形成するホーク状接触部分を設け、接触部
材を締付位置に旋回した際、結合部材に導入された導体
の絶縁材を切断し、切断した絶縁材の一部を除去するの
に役立つよう、各接触部分の対向するエツジを刃状に構
成することによって、達成される。

本発明の核心は、旋回円に対してほぼ接線方向へ延び、
同時に切断装置を形成し、特殊な配置にもとづき、絶縁
材を切断するのみならず、更に、本来の導体より上記絶
縁材を除去するホーク状接触部分から成る旋回自在の接
触部材にある。かくして、十分な接触が保証される。

クランプの１つの実施態様にもとづき、接触部材の有効
旋回範囲の拡大のために、締付位置への旋回時にホーク
状接触部分の端部を通過させ得る開口をＵ字状結合部材
の結合ウェブに設けるのが好ましい。

かくして、絶縁材を最適に切断でき、切断した部分を最
大限にずらすことができる。同時に、導体は、なお、結
合部材の結合ウェブに当接される。

〔実施例〕

以下に本発明の一実施例を詳細に説明する。

支持レール（図示されてない）に固定するため２つの公
知の保持脚２，３を備えた絶縁材料製ハウジング１を有
する電気用直列クランプを図示した。

ハウジング１の開口４には、金属製Ｕ半結合部材５が設
置しである。ハウジングの上縁および下縁のＩ斗状開口
６．７を介して両側から結合部材５に導体、例えば、絶
縁した撚り線ワイヤ８が導入される。

結合部材５は、２つの側壁５′、５’および上記側壁を
結合するウェブ５１を有する。導入された導体８は、側
壁５′、５１の間でウェブ５Ｎの直上に位置する。

導体８の固定のため、側壁５′、５’の間に、２つの相
互に独立の接触部材９．１０が旋回軸ｌＬ１２のまわり
にそれぞれ旋回自在なよう設けられている。

接触部材９，１０は、結合部材５の縦方向中央部に設け
た旋回軸１１．１２とともに、結合部材５内に鏡像関係
に配置されている。

各旋回軸から半径方向へ離れた接触部材９．１０の端部
には、それぞれ、ほぼ旋回円の方向へ延びまたは突出し
、以下に説明するように、接触部材９．１０を出発位置
（第１図下半部）から締付位置（第１図上半部）に旋回
することによって導体８に導電接触する接触部分９′、
　９’　；　１０′、　１０”が一体に構成されている
。

各接触部材９．１０は、基本的に、導電性材料（金属）
から成るが、絶縁材料から成る部分１３．１４を有して
いれば好ましい、接触部材９．１０の上記部分１３．１
４には、接触部材９，１０を外部から旋回するためにハ
ウジングの側方開口１５．１６を介して工具Ｈ（栓、ド
ライバ）を導入できる開口１３′、１４’が設けである
。

第１図下半部に、出発位置の接触部材１０を示し、一方
、上半部に、出発位置から締付位置に約４５゜旋回した
後の接触部材９を示した。

各接触部材９．１０は、更に、旋回軸の近傍に、突出部
９′″、１０°を有する。上記突出部は、導入された導
体のストンバとして役立つ。

図示の実施例の場合、各接触部材９，１０は、締付位置
を取った対応する接触部材の不測の旋回を防止するため
、締付位置においてハウジング１の開口１９．２０に係
合する弾性的に撓み得る突起１７．１８を有する。しか
しながら、この弾性ロックを解放して、随時、クランプ
結合を外すことができる。

各ホーク状に形成された接触部分対９′、９’　ｉ　１
０’。

１０″は、既述のように、木質的に、局部的旋回円弧の
方向へ延びる。部分９′、　９”　；　１０′、　１０
’の間には、接触部材９．１０を出発位置から締付位置
に旋回した際に固定すべき導体８上に位置するスリット
２１が存在する。各接触部分対の対向する内側エンジに
、、に、は、刃状に（または少くとも刃として作用する
ように）構成されている。更に、接触部分は、（旋回平
面内で見て）先細の歯の形、即ち、鋭角三角形の形状を
有する。ホーク状歯の形の各接触部分９′、　９’　；
　１０′、１０“は、所定の抵抗を克服すれば、結合部
材５の側壁の内面から弾性的に離れる。かくして、導体
の絶縁材を完全に切断できるが、導体自体は切断されな
い。各接触部分の長さの範囲内においてスリット内部へ
湾曲した部分２２を構成することによって、弾性を得る
のが有利である。かくして、更に、多対の接触部材の間
に導体を最適に固定できる（更に、導体を結合部材５の
結合ウェブに押圧できる）。

結合部材５の上記結合ウェブには、更に、締付位置に達
する前に接触部分９′、９’または１０′、ｌＯ”の自
由端を通過させるための開口２３．２４が設けである。

かくして、導体を最適に露出できる。

接触部材の以上の構成にもとづき、分離線に沿って絶縁
材が切断されるのみならず、同時に、分離された絶縁材
が、（第１図に示したように、絶縁材の切断中に接触部
分の刃エツジが導体縦軸線に関して移動した距ＭＩ！、
たけ）ずらされる。かくして、最適に露出された導体表
面が得られるので、すべての種類の（特に、絶縁された
撚り線ワイヤも含む）導体を完全に電気的に結合すると
ともに固定できる。

くり返して述べるが、接触部材またはその接触部分を出
発位置から締付位置に旋回することによって、一方では
、導体の絶縁材を切断し、他方では、同時に、上記絶縁
材をずらし、次いで、接触部分を裸の導体に接触させる
と同時に結合部材に接触させる。開な結合部材内にある
弾性材料製接触部分によって、弾性接触が保証され、か
くして、位置において、結合部材の開口から突出し、導
体を密接に囲むことができ、更に、先端の拡開が阻止さ
れる。

接触部材９．１０の接触部分９′、　９’　；　１０′
、　１０’の間のスリット２１の範囲、即ち、その後端
には、導入した導体８のための歯２５　；　２６の形お
よび／またはラグ２７．２８の形の保持または押圧手段
が設けである。か（して、絶縁しであるか否かに関係な
く導体８を上記手段とウェブ５＃との間に固定できる。

更に敷桁するが、電流は、導体の露出された部分から導
体に弾性的に当接する接触部分９′、９″；１０′、　
１０’を介して同じく接触部分が当接する結合部材５の
壁に導かれる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、対をなす導電性のホー
ク状の接触部材を導電性の結合部材の側壁の間で旋回軸
まわりに旋回させることによって、導体を接触部材間に
形成されたスリット内に確実に固定することができる。

また、各接触部分の対向する刃状に形成されたエツジに
よって、導体の絶縁物を切断して除去し、接触部分と導
体との完全な電気的結合を行なうことができる。

また、接触部材を、ハウジングの開口から導入される補
助工具によって、出発位置から導体の締付位置へ、また
この逆に、容易に旋回させることができると共に、ロッ
ク手段によって接触部材を締付位置に保持して接触部材
の不測の旋回を防止して電気的結合を保持することがで
きる。

また、結合部材の結合ウェブに設けられた開口を通って
接触部材の端部が移動することによって、接触部材の締
付位置への旋回を円滑に行なうことができる。

また更に、接触部材はスリットの開口方向へ撓み得るこ
とによって、導体を破損することなく導体の絶縁材を切
断することができると共に、接触部材間に導体を確実に
保持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る電気用クランプの実施例の側面
図（上半部に第２図の線１−１に沿う部分断面図が示し
である）、第２図は、クランプを第１図の左から見た側
面図、第３図は、クランプを第１図の下から見た底面図
、第４図は、クランプを第１１１Ｊの上面から見た第１
図の線４−４に沿う断面図である。 １・・・ハウジング、　　　５・・・結合部材、５’　
、　５’・・・結合部材の側壁、５′・・・結合部材の
ウェブ、 ６．７・・・ハウジングの開口、８・・・導体、９．１
０・・・接触部材、 ９’　、　９’　；　１０′、　１０’・・・接触部分
、１１．１２・・・旋回軸、　　　２１・・・スリット
、Ｋ＋、Ｋｔ・・・接触部分の内側エツジ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、絶縁材料製ハウジング（１）と、ハウジングの開口
   （６；７）から導入される導体（８）のためにハウジン
   グに設置した導電性結合部材（５）と、結合部材（５）
   の両端に作用し、結合部材に電気的に結合され、外部か
   ら個々に旋回させることができ、出発位置から締付位置
   に旋回させた際、導入された、場合によっては部分的に
   露出させた各導体（８）と導電接触し、上記導体を固定
   する導電性接触部材（９；１０）とを有する電気用クラ
   ンプにおいて、結合部材（５）が、２つの側壁（５′、
   ５″）および上記側壁を結合するウェブ（５″′）を有
   する形状体として構成され、該形状体のＵ字状通路には
   導体が導入され、双方の接触部材（９；１０）が、側壁
   （５′、５″）の間で旋回軸（１１；１２）のまわりに
   旋回自在なよう結合部材（５）に枢着してあり、旋回軸
   （１１；１２）から半径方向へ離れた端部に、ほぼ旋回
   円の方向へ突出して相互間に結合部材（５）の通路に合
   致したスリット（２１）を形成するホーク状接触部分（
   ９′、９″；１０′、１０″）を有し、各接触部分対（
   ９′、９″；１０′、１０″）の対向するエッジ（Ｋ＿
   １、Ｋ＿２）が、刃状に構成され、接触部材（９；１０
   ）を締付位置に旋回した際、結合部材（５）に導入され
   た導体（８）の絶縁材を切断し、切断した絶縁材の一部
   を除去することを特徴とする電気用クランプ。 ２、旋回自在の接触部材（９；１０）には、ハウジング
   の側方開口（１５；１６）から導入して部材（９；１０
   ）を旋回する補助工具（Ｈ）を導入する開口（１３′；
   １４′）が設けてあることを特徴とする請求項第１項記
   載の電気用クランプ。 ３、接触部材（９；１０）のうち補助工具（Ｈ）を導入
   する開口（１３′；１４′）を設けた部分（１３、１４
   ）が、絶縁材料から成ることを特徴とする請求項第２項
   記載の電気用クランプ。 ４、ハウジング（１）または結合部材（５）と接触部材
   （９；１０）との間には、締付位置における不測の旋回
   を防止するために接触部材（９；１０）を固定するよう
   作用する弾性的に撓み得るロック手段（１７、１９；１
   ８、２０）が設けてあることを特徴とする請求項第１〜
   ３項のいづれかに記載の電気用クランプ。 ５、Ｕ字状結合部材（５）の結合ウェブ（５１）には、
   接触部材（９；１０）の有効旋回範囲の拡大のために、
   締付位置への旋回時にホーク状接触部分（９′、９″；
   １０′、１０″）の端部を通過させ得る開口（２３；２
   ４）が設けてあることを特徴とする請求項第１〜４項の
   いづれかに記載の電気用クランプ。 ６、ホーク状接触部分（９′、９″；１０′、１０″）
   が、旋回平面において、例えば、鋭角三角形の鋭角の歯
   の形状を有することを特徴とする請求項第１〜５項のい
   づれかに記載の電気用クランプ。 ７、ホーク状接触部分（９′、９″；１０′、１０″）
   が、各接触部分対（９′、９″；１０′、１０″）の間
   のスリット（２１）の開口方向へ弾性的に撓み得るよう
   構成されていることを特徴とする請求項第１〜６項のい
   づれかに記載の電気用クランプ。 ８、各接触部分（９′、９″；１０′、１０″）が、そ
   の長さ範囲に、中間スリット（２１）の方向へ湾曲され
   た部分（２２）を有することを特徴とする請求項第７項
   記載の電気用クランプ。 ９、接触部材（９、１０）には、ほぼ接触部分（９′、
   ９″；１０′、１０″）の後端のスリット（２１）の範
   囲に、導入した導体（８）のための保持または押圧手段
   （２５、２６；２７′２８）が設けられていることを特
   徴とする請求項第１〜８項のいづれかに記載の電気用ク
   ランプ。