JPH0219621Y2 - - Google Patents

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JPH0219621Y2
JPH0219621Y2 JP9548186U JP9548186U JPH0219621Y2 JP H0219621 Y2 JPH0219621 Y2 JP H0219621Y2 JP 9548186 U JP9548186 U JP 9548186U JP 9548186 U JP9548186 U JP 9548186U JP H0219621 Y2 JPH0219621 Y2 JP H0219621Y2
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JP
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reaction force
force piece
cast
caliper body
disc brake
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JP9548186U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、デイスクブレーキのキヤリパボデイ
に関するものである。
〔考案の背景〕
一般に、デイスクブレーキのキヤリパボデイは
軽量化を図るためにアルミニウム等の軽金属又は
軽合金により形成されているものが有る。ところ
で、デイスクを跨ぐブリツジ部の両側に夫々設け
られるシリンダー部と、爪状の反力片部とを一体
的に鋳造成形した形式のキヤリパボデイにあつて
は、ブリツジ部と反力片部との連接部が断面略
「字形状に形成されていることから、その連接部
に応力が集中する傾向にあり、材質がアルミ等の
軽金属又は軽合金である場合には該連接部の強度
が鉄製のキヤリパボデイに比較して弱いという難
点があつた。
一方、デイスクブレーキの作動時において、デ
イスクとこのデイスクを両側面から挟持する摩擦
パツドとの摩擦によつて生じる高熱がキヤリパボ
デイに伝わりブレーキ液等に弊害を与えるのを防
止するために、キヤリパボデイ等を冷却する工夫
が種々提案されているが、これらは主にキヤリパ
ボデイを強制的に空冷する方式であることから、
別に冷却空気導入用のダクト等を必要としてい
た。
また、デイスクブレーキの作動時において、デ
イスクと摩擦パツドとの摩擦によつて生じるノイ
ズがキヤリパボデイに伝わつて耳ざわりな音が発
生していた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、摩擦パツドからキヤリパボデ
イへの熱およびノイズの伝達を妨げることがで
き、しかもキヤリパボデイの強度および剛性を高
めることができるデイスクブレーキのキヤリパボ
デイを提供せんとするものである。
〔考案の概要〕
本考案によるデイスクブレーキのキヤリパボデ
イは、デイスクを跨ぐブリツジ部の一端部側に設
けられるシリンダー部と、該ブリツジ部の他端部
側に設けられる反力片部とを一体的に鋳造成形し
たアルミニウム等の軽金属又は軽合金からなるデ
イスクブレーキのキヤリパボデイにおいて、補強
材を該反力片部から該ブリツジ部に渡つて鋳込
み、かつ該補強材の該反力片部に鋳込まれる部分
の一部を該反力片部の端面側から該シリンダー部
側に向けて突出させたことを特徴とするものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第2図は本考案によるキヤリパボデイの平面
図、第1図は第2図のA−A矢視断面図、第3図
は第2図のB−B矢視断面図を示している。
図中、1はブリツジ部2の両側に夫々設けられ
ている反力片部3とシリンダー部4とが一体的に
鋳造されたアルミニウム等の軽金属又は軽合金か
らなるキヤリパボデイで、繊維強化複合材、鉄、
ステンレス等からなる補強材5が複数本並列に
(本実施例では4本)反力片部3からブリツジ部
2に渡り一体的に鋳込まれている。
補強材5は、断面略〓字形状に形成されてい
て、反力片部3に鋳込まれる短尺部6の一部が該
反力片部3の端面3aからシリンダー部4に向け
て突出し、この突出部6aを介して摩擦パツド8
からの反力を反力片部3に伝える。
一方、ブリツジ部2に鋳込まれる補強材5の長
尺部7の端部7aには段部7bが形成されてい
て、キヤリパボデイ1の耐張力性を高めている。
したがつて、補強材5はキヤリパボデイの強度
および剛性を高める他、摩擦パツド8の外側面は
反力片部3の端面3aと直接に接触せず、補強材
5の短尺部6の突出部6aに接触するので、ブレ
ーキ時に生じる摩擦パツド8からの熱はステンレ
ス等の補強材5の熱伝導率がアルミ合金よりも低
いのでキヤリパボデイに伝わり難く、キヤリパボ
デイが高温となるのを防ぐことができる。ちなみ
に熱伝導率(C,G,S)はAC2Bで0.26、
SUS304で0.039である。
また、アルミ合金よりもステンレス等の補強材
5の減衰性が良好であることから、摩擦パツド8
とデイスク9とから生じるノイズを減少させるこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案によれば、キ
ヤリパボデイの強度、剛性を高めることができ、
しかもブレーキ時における熱伝達を減少させるこ
とができるとともにノイズを低減させることがで
きるといつた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案によるデイスクブレ
ーキのキヤリパボデイの一実施例を示し、第1図
は第2図のA−A矢視断面図、第2図は平面図、
第3図は第2図のB−B矢視断面図である。 1……キヤリパボデイ、2……ブリツジ部、3
……反力片部、4……シリンダー部、5……補強
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスクを跨ぐブリツジ部の一端部側に設けら
    れるシリンダー部と、該ブリツジ部の他端部側に
    設けられる反力片部とを一体的に鋳造成形したア
    ルミニウム等の軽金属又は軽合金からなるデイス
    クブレーキのキヤリパボデイにおいて、補強材を
    該反力片部から該ブリツジ部に渡つて鋳込み、か
    つ該補強材の該反力片部に鋳込まれる部分の一部
    を該反力片部の端面側から該シリンダー部側に向
    けて突出させたことを特徴とするデイスクブレー
    キのキヤリパボデイ。
JP9548186U 1986-06-23 1986-06-23 Expired JPH0219621Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS631931U JPS631931U (ja) 1988-01-08
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