JPH02194934A - 受口付樹脂複合管の製造方法 - Google Patents

受口付樹脂複合管の製造方法

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JPH02194934A
JPH02194934A JP1604389A JP1604389A JPH02194934A JP H02194934 A JPH02194934 A JP H02194934A JP 1604389 A JP1604389 A JP 1604389A JP 1604389 A JP1604389 A JP 1604389A JP H02194934 A JPH02194934 A JP H02194934A
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Isao Ogura
小倉 勲
Kuniaki Onishi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、樹脂複合管における受け挿し接続構造及び受
口付樹脂複合管の製造方法に関する。
(従来の技術) 硬質塩化ビニル樹脂のような熱可塑性樹脂からなる管は
、優れた耐蝕性をもっているが、耐圧性、耐衝撃性等機
械的強度があまり高くない。このため、厳しい環境下で
の使用、例えば、高温高圧の薬液の輸送が行われる化学
プラント用配管材料や外部からも圧力を受ける地下埋設
管路用材料としての使用に充分耐えられるものではなか
った。そこで、熱可塑性樹脂のもつ優れた耐蝕性はその
ままに、機械的強度の向上を図った樹脂複合管が提案さ
れ、現在様々な分野で多用されている。この樹脂複合管
は、繊維強化熱硬化性樹脂をはじめとする各種の外層構
成材料を、熱可塑性樹脂管の外周面に積層したもので、
このようにすることによって所期の機械的強度を得てい
る。
従来、このような樹脂複合管を製造する方法として、例
えば特開昭57−207061号公報には次の二つの方
法が開示されている。まず、一つめの方法は、熱可塑性
樹脂管の外周面に、繊維強化熱硬化性樹脂(以下、FR
Pという。)との接着効果を高めるための表面処理を施
したのち、FRPを巻回し、次いでそのうえにレジンコ
ンクリートを巻回してから最後に再びFRPを巻回する
ものである。また、二つめの方法は、内面にFRP層を
形成した型の中に、FRPを巻回した管を嵌め入れ、こ
れら型と管との間隙に未硬化のレジンコンクリートを流
し込んで硬化させ、両者を一体化させたのち、型を取り
去るものである。
ところで、上記した樹脂複合管同士の接続を行うには、
他の合成樹脂管の場合と同様、管の一端に受口部を設け
て、これに他の管の挿口部を挿入して接続する受け挿し
接続が行われるが、この場合、従来は、受口部の内周面
と挿口部の外周面とを接着剤で接着している。
また、上記した受け挿し接続を行うには、当然のことな
がら、少なくとも一端に受口部を有する受口付樹脂複合
管を用意する必要があるが、このような管を製造する方
法としては、従来、例えば特開昭54−146871号
公報に所載の方法が知られている。
その製造方法は、周方向に回転しながら軸方向に移動す
る芯型及び該芯型上に装着された受口成形用型材の周り
に成形材料を積層したのち硬化炉を通過させて成形材料
を硬化させ、次にこれを前記芯型から脱型してから直管
部と受口部とを切断刃で切断し、最後に受口成形用型材
を離脱させるもので、このような方法で製造される受口
付樹脂複合管は、直管部及び受口部がそれぞれ所定肉厚
の成形材料層で構成されたものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記した特開昭57−207061号公
報に所載の樹脂複合管の製造方法にあっては次のような
問題があった。
すなわち、その製造方法の一つめの方法の場合、管の両
端部以外の部分では、第23図に示すように、FRP等
の外層構成材料aを一定のピッチで螺旋状に巻いている
が、外層構成材料aの巻き始めと巻き終わりの部分とな
る両端部では、外層構成材料aを管端に沿うようにして
何回か重ねて巻(、いわゆる余巻きを行っている。この
余巻きは、管を指示しているチャッキング装置す、bに
外層構成材料aが巻き付かないように、また管端部の仕
上がりがよくなるように、必ず行わなければならないも
のである。このため、管の両端部とそれ以外の部分とで
外層構成材料aの積層厚さにどうしても差が生じ、管の
全長にわたって均一な外層構成材料層をもつ樹脂複合管
を得ることができないといった問題があった。また、外
層構成材料aの巻きピッチが、全体に一様でないため、
外観が悪くなるといった問題もあった。さらに、熱可塑
性樹脂管の1本1本について外層構成材料の巻回作業を
行う、いわゆるバッチ処理によるものであるため、作業
能率が悪く、生産性に劣るといった問題もあった。
また、特開昭57−207061号公報に所載の二つめ
の方法の場合6.内面にFRP層を形成した型の中に、
FRPを巻回した管を嵌め入れ、これら型と管との間隙
にレジンコンクリートを流し込んで硬化させるものであ
るため、このような方法ではバッチ処理にならざるを得
ない。したがって、この方法も作業能率が悪く、生産性
に劣るといった問題があった。また、型を別途用意し、
その内面にFRP層を形成しておく必要があるため、工
程が複雑になるといった問題もあった。さらに、レジン
コンクリートを硬化させるための炉を、最も長尺の管に
合うものとする必要があり、このため設備が大掛かりと
なって、経済的に不利になるといった問題もあった。
さらに、上記いずれの方法にあっても、製造される樹脂
複合管は、その両端部において熱可塑性樹脂管の管端が
外部に露出しているため、特に管の両端部に衝撃を受け
ると、そこから外層構成材料層が容易に剥離してしまう
といった問題があった。このため、運搬や配管時に特別
な注意を払う必要があり、取り扱いに不便であった。
また、前記した従来の樹脂複合管における受け挿し接続
にあっては、受口部も直管部と同様、芯材と外層構成材
料層の複層構造である場合が多く、受口部と挿口部との
接着は、芯材内周面と外層構成材料層との接着となる。
そして、芯材が熱可塑性樹脂であり、外層構成材料が熱
硬化性樹脂であると、両者の接着は非常に難しいものと
なる。このため、接続強度が低(、また水密性に劣ると
いった問題があった。
一方、前記した特開昭54−146871号公報に開示
された製造方法にあっては、次のような問題があった。
すなわち、受口成形用型材の装着位置を決定するための
工夫が何らなされていないため、管の長さにばらつきが
生じるといった問題があった。
また、連続生産を行おうとした場合、周方向に回転しな
がら軸方向に進む芯型の動きにタイミングを合わせなが
ら受口成形用型材を芯型の所定の位置に装着する必要が
生じるが、このようなことは実際にはほとんど不可能で
ある。したがって、受口付樹脂複合管の連続生産を行う
ことができないといった問題があった。
さらに、専ら、直管部及び受口部がそれぞれ所定肉厚の
成形材料層で構成された受口付樹脂複合管の製造を目的
とする方法であるため、例えば熱可塑性樹脂管等の合成
樹脂管を芯材とする樹脂複合管の製造には到底対応でき
るものではなかった。
本発明は、上記した従来の技術がもつ問題点を解消する
ためになされたものであり、接続強度及び水密性に優れ
た樹脂複合管における受け挿し接続構造及び該接続構造
をとるのに適した樹脂複合管の製造方法を提供しようと
するものである。
また、本発明は、FRP等の外層構成材料層の厚みが管
の全長にわたって均一な受口付樹脂複合管を効率よく連
続的に製造することのできる方法を提供しようとするも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明に係る樹脂複合管にお
ける受け挿し接続構造は、芯材となる合成樹脂管の外周
面に外層構成材料層が形成されるとともに少な(とも一
端に受口部を有する受口付樹脂複合管と、芯材となる合
成樹脂管の外周面に外N構成材料層が形成されるととも
に少なくとも一端に挿口部を有する樹脂複合管との受け
挿し接合において、前記受口付樹脂複合管は、受口部が
外層構成材料で形成されるとともに、該受口部内に臨む
前記芯材の管端面が外層構成材料で被覆されてなり、一
方、前記樹脂複合管は、挿口部における芯材の管端面が
外層構成材料で被覆されてなり、このようになる樹脂複
合管の挿口部が、前記受口付樹脂複合管の受口部内に挿
入され、前記各芯材の管端面をそれぞれ被覆している外
層構成材料同士が衝合されるとともに、これら外層構成
材料同士、及び前記受口部内周面と挿口部外周面とが接
着剤により固着されたものである。
また、本発明に係る受口付樹脂複合管の製造方法は、定
尺の合成樹脂管をその管軸周りに回転させながら管軸に
沿って前進させるとともに、この合成樹脂管の回転運動
及び前進運動を伝達することができ、且つ、軸方向中央
部に受口成形部を有する受口成形用連結部材を介して前
記合成樹脂管の後端部に線管と同じ定尺の合成樹脂管を
連結し、次に、この連結した合成樹脂管の後端部に、線
管の回転運動及び前進運動を伝達することのできる挿口
成形用連結部材を介して、もしくは再び前記受口成形用
連結部材を介して線管と同じ定尺の合成樹脂管を連結し
、以下同様に、定尺の合成樹脂管同士の間に前記受口成
形用連結部材と前記挿口成形用連結部材とを交互に介装
して、もしくは前記受口成形用連結部材のみを介装して
前記合成樹脂管の連結を順次行い、複数の合成樹脂管が
連結一体化されてなる芯管を形成する工程と、管軸周り
に回転しながら管軸に沿って前進する前記芯管の外周面
に外層構成材料を巻回し積層して樹脂複合原管を形成す
る工程と、前記外層構成材料の硬化後、前記樹脂複合原
管を前記各合成樹脂管の連結部位で順次切断して定尺の
樹脂複合管に分離する工程とを含むものである。
さらに、本発明に係る受口付樹脂複合管の製造方法は、
前記芯管を形成する工程において、合成樹脂管の管端面
と当接して該管端面の直前に間隙を確保するための微小
ストッパが設けられた受口成形用連結部材及び挿口成形
用連結部材を用いるとともに、前記樹脂複合原管を形成
する工程において、前記間隙にも外層構成材料を入り込
ませ、各合成樹脂管の管端面を該外層構成材料で被覆す
るものであってもよく、この方法は、前記した接続構造
に適する受口付樹脂複合管を製造するのに適している。
(作用) 本発明に係る樹脂複合管における受け挿し接続構造にあ
っては、樹脂複合管の挿口部が、受口付樹脂複合管の受
口部内に挿入され、これら各管の芯材の管端面をそれぞ
れ被覆している外層構成材料同士が衝合されるとともに
、これら外層構成材料同士、及び受口部内周面と挿口部
外周面とが接着剤で固着されたことにより、両管の間の
接着面積が、単に受口部内周面と挿口部外周面とを接着
した場合に比べて太き(なり、しかも、接着面はすべて
外層構成材料面であるから、両管の接続強度及び該接続
部分におけろ水密性が非常に高いものとなる。
本発明に係る受口付樹脂複合管の製造方法にあっては、
複数本の定尺の合成樹脂管を、受口成形用連結部材と挿
口成形用連結部材とを交互に用いて、または受口成形用
連結部材のみを用いて連結し、芯管を形成するとともに
、この芯管を管軸周りに回転させながら前進させ、これ
に例えばFRP等の外層構成材料を一定のピッチで螺旋
状に巻回し、この外層構成材料を硬化させて、樹脂複合
原管としたのち、この原管を合成樹脂管の連結部位で切
断する。このようにして得られる受口付樹脂複合管は、
長さが常に一定で、4且つ、管の全長にわたって外層構
成材料の巻きピッチが一定、すなわち外層構成材料層の
厚みが均一なものとなり、しかも管端部の仕上がりもき
れいなものとなる。
また、それとともに、各工程が連続したものとなり、バ
ッチ処理で行わざるをえない従来の方法に比べて、生産
性が大幅に向上する。
また、上記した各連結部材として、合成樹脂管の管端面
と当接して該管端面の直前に間隙を確保するための微小
ストッパが設けられた受口成形用連結部材及び挿口成形
用連結部材を用いるとともに、樹脂複合原管を形成する
工程において、前記間隙にも外層構成材料を入り込ませ
、各合成樹脂管の管端面を該外層構成材料で被覆するこ
とにより、管の全長にわたって外層構成材料層の厚みが
均一で、しかも合成樹脂管の両端面が外層構成材料で被
覆された定尺の受口付樹脂複合管が得られる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係る樹脂複合管における受け挿し接続
構造を示す部分断面図である。
この接続構造は、樹脂複合管F1の挿口部8が、受口付
樹脂複合管F2の受口部9内に挿入され、これら樹脂複
合管F1.F2の各芯材C9Cの管端面81.91をそ
れぞれ被覆している外層構成材料20.20同士が衝合
されるとともに、これら外層構成材料20.20同士、
及び受口部9内周面と挿口部8外周面とが接着剤により
固着されたものである。
なお、この接続部分の外周面を、さらにFRPで被覆す
る(図中破線で示す。)と接続がより強固となるので好
ましい。
上記受口付樹脂複合管F2は、芯材となる合成樹脂管C
の外周面に外層構成材料層20が形成されるとともに少
なくとも一端に受口部9を有するものである。そして、
この受口付樹脂複合管F2は、受口部9が外層構成材料
20で形成されるとともに、該受口部9内に臨む前記芯
材Cの管端面91が外層構成材料20で被覆されている
一方、前記樹脂複合管F1は、芯材となる合成樹脂管C
の外周面に外層構成材料層20が形成されるとともに少
なくとも一端に挿口部8を有するものである。そして、
この樹脂複合管F2は、挿口部8における芯材Cの管端
面81が外層構成材料20で被覆されている。なお、樹
脂複合管F2は通常、他端(図外)に受口部をもつ受口
付樹脂複合管であることが多い。
なお、上記合成樹脂管Cとしては、例えば塩化ビニル等
の熱可塑性樹脂管が、また外層構成材料20としては繊
維強化熱硬化性樹脂(FRP)が挙げられる。
以上のようになる樹脂複合管の受け挿し接続構造にあっ
ては、受口部と挿口部との接着領域が、受口部内周面及
び挿口部外周面から、各樹脂複合管の芯材の管端面をそ
れぞれ被覆している外層構成材料面にまで及んでおり、
しかも外層構成材料同士の接着となるから高い接続強度
と水密性とが同時に得られる。
次に、本発明の請求項2に係る受口付樹脂複合管の製造
方法の一実施例について、第2図乃至第16図を参照し
て説明する。
まず、製造装置について説明し、その後製造方法につい
て装置の動作とともに説明する。
第2図は、本発明に係る受口付樹脂複合管の製造方法及
びそれに用いられる製造装置の構成を示す概略図である
製造装置は、芯管製管手段1、原管製管手段2、原管引
取手段3、及び切断手段4から構成されており、この製
造装置の前段には、合成樹脂管製管装置5が設置されて
いる。ここで、合成樹脂管製管装置5について説明して
おくと、この装置5は、合成樹脂管Bを連続的に製する
製管機51と、この製管機51で製管された合成樹脂管
Bを所定の寸法に裁断して定尺の合成樹脂管Cとする自
動裁断機52とから構成されたものである。製管機51
は、例えば保合部(図示省略)が両側縁に形成された合
成樹脂製の帯状体Aを、螺旋状に巻回して筒状に形成す
るとともに、隣合う係合部同士を係合させて、合成樹脂
管Bに製管するものである。
なお、製管機51は、これ以外に、例えば溶融樹脂を押
し出して合成樹脂管Bを製管する、いわゆる押出機であ
ってもよい。
さて、本発明の製造装置の初段に位置する芯管製管手段
1は、上記した構成の合成樹脂管製管装置5と、管案内
レール61を介して接続されている。この芯管製管手段
1は、合成樹脂管製管装置5から管案内レール61に案
内されて送り込まれてくる定尺の合成樹脂管Cを、次々
と連結一体化して芯管りに製管するとともに、その芯管
りを次段の原管製管手段2に送り出すものである。この
ような機能をもつ芯管製管手段lは2定尺の合成樹脂管
Cを受けるとともに、この管Cをその管軸周りに回転可
能に支承する架台11と、この架台11上に支承された
合成樹脂管Cを、線管Cの管軸に沿う一方向(この例の
場合、第1図において右方向)に、管軸周りの回転運動
を妨げることなく押し出す押出装置12と、この押出装
置12により押し出されてくる合成樹脂管Cを、その管
軸周りに回転させながら押出方向に送り出す送出機13
と、この送出機13により送り出されていく合成樹脂管
Cの後端部と次の合成樹脂管Cの前端部との間に介装さ
れ、両者を連結一体化するとともに受口部9を成形する
ための複数個の受口成形用連結部材14と、前記合成樹
脂管C同士を連結一体化するとともに挿口部8を成形す
るための複数個の挿口成形用連結部材15とを備えてい
る。
なお、両端に受口部9を有する受口付樹脂複合管を製造
する場合には、上記挿口成形用連結部材15は使用され
ない。第2図中、符号63は、上記各連結部材14.1
5を合成樹脂管Cに挿着するための作業台を示している
前記架台11及び押出装置12は、第3図及び第4図に
示すように構成されている。ここで7.第3図は部分省
略正面図、第4図は同右側面図である。
まず、架台11から説明すると、この架台11は、水平
な機枠111上に、合成樹脂管Cの下側周面を受ける8
個の支持ローラ112・・・と、合成樹脂管Cの最下面
を受ける3個の案内ローラ113・・・とが設けられた
もので、前記した前案内レール61の終端近傍位置に設
置されている。8個の支持ローラ112・・・は、2列
に水平に並べられ、各列の支持ローラ112・・・、1
12・・・は、それぞれ軸芯が同一直線上に位置するよ
う、且つ、所定間隔を隔てて配設されている。そして、
列同士の間隔は、合成樹脂管Cの外径よりも小さく設定
されている。一方、3個の案内ローラ113・・・は、
それぞれ支持ローラ112・・・の軸芯と直交するよう
にして、支持ローラ】12・・・の列間に所定間隔を隔
てて1列に並べられている。また、これら案内ローラ1
13・・・は、それぞれ支持ローラ112・・・よりも
やや低い位置に設けられている。そして、各案内ローラ
113・・・は、第2図において破線で示すように、合
成樹脂管Cの進行方向(第1図において右方向)に倒伏
可能となされている。
なお、支持ローラ112及び案内ローラ113の個数並
びに設置間隔等は、上記した例に限るものではなく、合
成樹脂管Cの長さや外径、重量等に応じて適宜決定され
る。
前記押出装置12は、上記した架台11の後端部側に設
置されている。この押出装置12は、水平な機枠120
と、この機枠120上に滑動可能に設けられた台車12
1と、この台車121上に支持体124,124を介し
て水平に設けられた押出具125と、台車121を前進
及び後退させるシリンダ128とから構成されている。
台車121は、案内車輪122を備えており、機枠12
0上に取り付けられた案内レール123に案内されて、
合成樹脂管Cの進行方向に沿う方向に前進及び後退でき
るようになされている。押出具125は、シャフト12
6と、このシャフト126の先端に固着された押出板1
27とから構成されている。押出板127は、合成樹脂
管Cの外径よりもやや大きな直径をもつ円板であり、シ
ャフト126は、例えばベアリングを備えた支持体12
4゜124により軸芯周りに回動可能に支承されている
。シリンダ128は、油圧または空気圧によって作動す
るもので、前記した台車121の後方に配置されるとと
もに、ロッド129を介して台車121と接続されてい
る。このようになる押出装置12は、押出具125のシ
ャフト126の軸芯が、前記した架台ll上の合成樹脂
管Cの管軸と一致するように設けられている。
なお、押出装置12の構成は上記した例に限るものでは
なく、合成樹脂管Cを管軸に沿う一方向にその回転を妨
げることなく押し出すことができるのであれば、他の構
成であってもよい。例えば、合成樹脂管Cの管軸と平行
な軸芯をもつ複数個のローラを介して合成樹脂管Cを挟
持又は掴持し、その状態で管軸に沿う方向に移動するよ
うな構成をもつものが考えられる。また、押出装置(1
2は、押出板127がモータ等で駆動され送出機13と
同期して回転する構成とされていてもよい。
前記送出機13は、架台11の前方、つまり上記した押
出装置12とは反対側であって、且つ、架台11から押
し出されてきた合成樹脂管Cをそのまま管軸に沿って引
き取ることのできる位置に、架台11と所定間隔を隔て
て設置されている。この送出機13は、第5図及び第6
図に示すように、合成樹脂管Cの外周面と当接するよう
に、同一円周上に配設された複数個の送出ローラ131
・・・からなるものである。送出ローラ131・・・は
、それぞれ軸芯が合成樹脂管Cの送出方向に対しある一
定の角度θをもって傾けられている。また、これら送出
ローラ131・・・は、その全部又は一部が駆動源(図
示省略)と接続されている。そして、このようになる送
出ローラ131・・・が一方向(図中矢符P参照)に回
転することによって、合成樹脂管Cは、その管軸周りに
回転されながら一方向に送り出されていく(図中矢符Q
及びR参照)。合成樹脂管Cの送出速度は、送出ローラ
131・・・の傾き又は回転速度を変化させることで、
容易に調整することができる。
なお、前記した架台11に、この送出機13と同様の構
成をもったものを採用してもよい。
前記受口成形用連結部材14は、合成樹脂材がら成形さ
れた略円筒状のもので、第7図及び第8図に示すように
、軸方向中央部に受口成形部141が形成されるととも
に、この受口成形部14の両端に、一方の合成樹脂管C
の端部に嵌入される嵌入部142と、他方の合成樹脂管
Cの端部に嵌入される嵌入部143とが形成されている
。受口成形部141は、その長さが、成形しようとする
受口部9の倍の長さとされるとともに、その外径が、該
受口部9の内径と等しくされている。また、このように
なる受口成形部141の中央部には、全周にわたって凹
溝144が形成されている。この凹溝144は、最終工
程において樹脂複合原管Eを定尺の受口付樹脂複合管F
に切断分離する際、切断刃41が受口成形部141に接
触して、該受口成形部141が損傷することがないよう
にするためのものである。したがって、この凹溝144
の幅は、切断刃41の厚さよりも厚くなされていること
が必要である。また、この凹溝144の深さは、切断刃
41の接触を回避することのできる深さとされているこ
とが必要である。前記嵌入部142.143は、上記受
口成形部141と同心状に形成されており、これら各嵌
入部142,143にそれぞれ合成樹脂管C2Cを接続
した際、両方の管軸同士が一致するように図られている
また、嵌入部142,143は、それぞれ先端に向かう
にしたがって漸次窄められているのが好ましい。それは
、合成樹脂管Cの内径寸法のばらつきや、受口成形用連
結部材14それ自体の成形上の寸法誤差を吸収して、嵌
入部142,143と合成樹脂管C内面との密着性を高
めるためである。
そして、嵌入部142,143をそれぞれこのように形
成しておくと、合成樹脂管Cと嵌入部142.143と
の間で周方向及び軸方向のいずれの方向にも滑りを生じ
ることはない。なお、嵌入部142.143の窄め具合
は、嵌入部142.143自体の長さ、合成樹脂管Cの
内径、合成樹脂管Cとの間の摩擦力の大小、受口成形用
連結部材14自体の成形精度等、諸条件に応じて適宜決
定される。
また、上記嵌入部142.143は、それぞれ先端外周
縁部が面取り145,146されている。
この面取り部145.146は、合成樹脂管Cと受口成
形用連結部材I4との位置決めを行い、嵌入部142.
143を合成樹脂管Cヘスムーズに嵌入させるためのも
のである。これら面取り部145.146の傾斜角度や
幅等は、嵌入部142゜143の窄め具合と同様、諸条
件に応じて適宜決定される。
一方、前記挿口成形用連結部材15は、合成樹脂材から
成形された略円筒状のもので、第9図及び第10図に示
すように、一端側が一方の合成樹脂管Cの端部に嵌入さ
れる嵌入部151となされ、他端側が他方の合成樹脂管
Cの端部に嵌入される嵌入部152となされている。こ
れら嵌入部151.152は、同心状に形成されており
、各嵌入部151,152にそれぞれ合成樹脂管C1C
を接続した際、両方の管軸同士が一致するように図られ
ている。また、嵌入部151.152は、前記した受口
成形用連結部材14と同様、それぞれ先端に向かうにし
たがって漸次室められるとともに、先端外周縁部が面取
り153,154されている。さらに、このようになる
両眼入部151゜152の境界部分、つまり長手方向中
央部には、鍔部155が全周にわたって形成されている
。この鍔部155は、最終工程において樹脂複合原管E
を定尺の樹脂複合管Fに切断分離する際、切断刃が原管
E内部の合成樹脂管Cの管端に接触することがないよう
に、合成樹脂管C同士の間に間隙■(第15図参照)を
形成するためのものである。
したがって、鍔部155の厚さは、切断刃の厚さよりも
厚くなされていることが必要である。また、合成樹脂管
C・・・を連結して芯管りを形成した際、鍔部155が
芯管りの外周面から突出することがないように、鍔部1
55の高さは、合成樹脂管Cの肉厚よりも小さい寸法に
設定されている。これは、第16図に示すように、鍔部
155が芯管りの外周面から突出していると、芯管りに
外層構成材料20を巻回する際、合成樹脂管Cの連結部
位で外層構成材料20が盛り上がって巻き乱れが生じた
り、また外層構成材料20と芯管りとの間に、空洞Tが
形成されたりして、不良品発生の原因となるからである
なお、受口成形用連結部材14及び挿口成形用連結部材
15は、それぞれ嵌入部142,143゜151.15
2の外周面が平滑なものに限るものではない。挿口成形
用連結部材15を例にとると、例えば第11図及び第1
2図に示すように、嵌入部151.152外周面に複数
本の凹溝156・・・が軸芯に沿って形成されたもので
あってもよい。
この場合、凹溝156の形状は、断面V字状、断面U字
状、断面コ字状等、任意の形状とされる。
このように、嵌入部151,152の外周面に凹溝15
6・・・を形成しておくと、外周面が平滑なものよりも
、嵌入部151,152と合成樹脂管C内面との軸芯周
りの方向における摩擦力を大きくすることができるとと
もに、嵌入部151,152の成形精度をそれほど高く
する必要がないので成形上都合がよい。この挿口連結部
材15にあっても、前記したものと同様、嵌入部151
,152の先端外周縁部が面取り153,154されて
おり、また、嵌入部151,152の境界部分には鰐部
155が形成されている。
次に、原管製管手段2について説明する。この原管製管
手段2は、上記した芯管製管手段1の次段に置かれてお
り、芯管製管手段lから管軸周りに回転しながら送り出
されてくる芯管りの外周面に、外層構成材料20を巻回
し積層して、樹脂複合原管Eを製するものである。この
ような機能をもつ原管製管手段2は、表面処理機21と
、外層構成材料巻回部22と、硬化炉26とから構成さ
れている。なお、図中の符号27は、芯管りを支持する
ためのローラを示している。
表面処理機21は、芯管りと外層構成材料20との接着
性が高くなるよう、芯管りの外表面に、例えばサンディ
ング処理等を施すためのものである。この表面処理機2
1は、前記芯管製管手段1の送出機13の次に位置され
ている。なお、この表面処理機21は、必ずしも設ける
必要のないものである。
外層構成材料巻回部22は、FRP等の外層構成材料2
0を芯管りの外周面に巻回するためのもので、上記表面
処理機21の次に設けられている。
この外層構成材料巻回部22は、充填材充填ユニット2
4と、FRP巻回ユニット25とで構成されている。充
填材充填ユニット24は、充填材241を芯管りの外周
面上に供給するための供給機242と、充填材241を
覆う不織布243を巻回するためのガイドローラ244
と、巻回された不織布243を押さえつけるための押え
ローラ245とを備えている。また、FRP巻回ユニッ
ト25は、帯状に編成されたガラス繊維251に熱硬化
性樹脂を含浸させるための含浸槽252と、熱硬化性樹
脂が含浸されたガラス繊維(FRP)253を芯管りに
巻回するためのガイドローラ254と、芯管りに巻回さ
れたFRP253を押えつけるための押えローラ255
とをそれぞれ備えている。また、上記不織布243及び
FRP253は、いずれも芯管りの外周面に一定の巻き
ピッチで螺旋状に巻回されるよう、芯管りの管軸に対し
一定の角度をもって供給される。この角度は、芯管りの
外径や、芯管りの回転速度及び移送速度等の諸条件に応
じて適宜決定される。また、芯管りは、回転しながら進
んでいくため、不織布243及びFRP253は芯管り
に自動的に巻回されていく。したがって、上記したいず
れのガイドローラ244,254も、通常、一箇所に固
定されたままとなっている。
なお、外層構成材料巻回部22の構成は、上記したもの
に限るものではなく、芯管りの外周面に形成する層の数
や外層構成材料の種類等に応じて適宜変更することがで
きる。また、上記した例では、ガラス繊維251に熱硬
化性樹脂を含浸させてから巻回を行っているが、ガラス
繊維251だけを芯管りにを回してから、これに熱硬化
性樹脂を塗布等して含浸させてもよい。
硬化炉26は、上記した外層構成材料巻回部22で巻回
し積層された充填材24等の外層構成材料20を硬化さ
せるためのもので、前記FRP巻回ユニット25の後段
に配置されている。この硬化炉26は、外層構成材料2
0が巻回された芯管りを周囲から覆うことのできる、例
えば筒状に構成されている。
次に、原管引取手段3について説明する。この原管引取
手段3は、上記した原管製管手段2の次段に設置されて
おり、原管製管手段2から回転しながら出てくる樹脂複
合原管Eを、その動きを妨げることなく該原管Eの進行
方向に沿って引き取るためのものである。このような機
能をもつ原管引取手段3は、前記した芯管製管手段1の
送出機13と同じ構成であり、また、その動作は該送出
機13と同期しているか、もしくは若干遅いものである
上記原管引取手段3の次には、切断手段4が配置されて
いる。この切断手段4は、原管引取手段3により引き取
られてきた樹脂複合原管Eを、前記合成樹脂管C・・・
の連結部位で切断し、定尺の樹脂複合管F・・・に分離
するものである。このような働きをする切断手段4は、
樹脂複合原管Eの外層構成材料層のみを切断する切断刃
41を備え、樹脂複合原管Eの管軸方向に沿う一定の領
域を一定の周期をもって往復動できるように設けられて
いる。そして、この切断手段4は、適宜の制御装置(図
示せず)によって制御され、切断箇所である合成樹脂管
Cの連結部位が切断刃41の位置に(ると、原管Eの進
行方向と同方向に移動を開始して原管Eの進行速度と同
速度で移動しながら原管Eを切断し、切断後は直ちに初
期位置に復帰する。
なお、図中の符号62は、上記切断手段4により切断分
離されてなる定尺の受口付樹脂複合管F・・・を受け、
これを所定箇所に移送するための管移送レールを示して
いる。
次に、本発明に係る樹脂複合管の製造方法について、上
記した製造装置の動作とともに説明する。
まず、合成樹脂管製管装置5の製管機51により、合成
樹脂管Bを連続的に製管し、これを自動裁断機52によ
り規定の寸法に順次裁断する。このようにしてできた定
尺の合成樹脂管C・・・の一端部(図では右端部)に、
受口成形用連結部材14及び挿口成形用連結部材15を
、ある一つの合成樹脂管Cには受口成形用連結部材14
、その次の合成樹脂管Cには挿口成形用連結部材15と
いう具合に、順次交互に挿着する。この作業は作業台6
3において行われる。このようにして一端部に受口成形
用連結部材14又は挿口成形用連結部材15が挿着され
た合成樹脂管Cは、管案内レール61に案内されて順次
芯管製管手段1の架台ll上に送られる。
架台11上に合成樹脂管Cが送り込まれてくると、押出
装置12のシリンダ128が作動し、ロッド129を伸
出させる。これに伴って台車121が架台11に向かっ
て前進し、押出具125の押出板127が、架台11上
の合成樹脂管Cの後端に当接する。さらに、ロッド12
9が伸出して台車121が前進し続けると、合成樹脂管
Cは、押出板127に押されて架台11上を前進する。
このとき、合成樹脂管Cは支持ローラ112・・・と擦
れ合うが、液管Cは案内ローラ113・・・によっても
支承されているので、スムーズに前進する。
このようにして、合成樹脂管Cは架台11から送出機1
3に向って押し出されてい(。この時点で、送出機13
は既に起動しており、やがて、送出機13に合成樹脂管
Cの前端部(この実施例の場合、受口成形用連結部材1
4又は挿口成形用連結部材15)が達し、該前端部の外
周面に送出機13の送出ローラ131・・・が当接する
と、回転している送出ローラ131・・・によって、合
成樹脂管Cは管軸用りに回転を開始する。これと同時に
、この合成樹脂管Cの後半部を支承している架台11の
案内ローラ113・・・が倒伏して合成樹脂管Cから離
れ、合成樹脂管Cの後半部は支持ローラ112・・・に
よってのみ支承されることとなる。これにより、合成樹
脂管Cは管軸用りにスムーズに回転する。また、合成樹
脂管Cの後端と当接している押出板127も合成樹脂管
Cとともに回転するので、合成樹脂管Cの回転運動は何
ら妨げられることはない。なお、架台11の案内ローラ
113・・・を倒伏させるのは、合成樹脂管Cが回転を
開始する直前であってもよい。
以上のようにして合成樹脂管Cが送出機13により送り
出されていくと、これ以上該合成樹脂管Cを後ろから押
し続ける必要がなくなるので、押出装置12のシリンダ
128のロッド129が縮退し、これに伴って台車12
1が後退して押出具125の押出板127が初期位置に
復帰する。そして、上記合成樹脂管Cが架台11上から
完全に離れると、管案内レール61の先端にあるストッ
パ(図示せず)が解除されて、次の合成樹脂管Cが架台
11上に送り込まれる。
以上のようにして次の合成樹脂管Cが架台11上に送り
込まれると、直ちに押出装置12のシリンダ128が再
び作動して、前記したように、架台11上の合成樹脂管
Cを前方に押し出す。ここで、押出装置12による合成
樹脂管Cの押出速度は、送出機13による合成樹脂管C
の送出速度よりも少し早い速度に設定されており、送出
機12で送り出されていく前の合成樹脂管Cの後端が、
架台11と送出機13との間を移動している間に、架台
11上の合成樹脂管Cが前の合成樹脂管Cに追いつくこ
とができるように図っている。
架台11上の合成樹脂管Cが押出装置12により押し出
されると、この管Cの前端部に挿着されている受口成形
用連結部材14の他方の嵌入部143が、その面取り部
146に案内されるようにして前方をいく合成樹脂管C
の後端部に軽く嵌まり込む。そして、押出装置12が架
台11上の合成樹脂管Cを押し出し続けるのにしたがっ
て、受口成形用連結部材14の嵌入部142が、前の合
成樹脂管C内に深く入り込んでいき、嵌入部142と液
管Cの内面との摩擦力が次第に大きくなっていく。これ
に伴って、前の合成樹脂管Cの回転運動がこの受口成形
用連結部材14を介して架台11上の合成樹脂管Cに伝
達され、架台11上の合成樹脂管Cも回転し始める。そ
れと同時に、架台11の案内ローラ113・・・が、前
記と同様に、倒伏して合成樹脂管Cから離れる。さらに
、押出装置12が、架台ll上で回転している合成樹脂
管Cを押し続けると、受口成形用連結部材14の嵌入部
142が、前の合成樹脂管Cの後端部に完全に嵌まり込
む。これで、再合成樹脂管C2Cの管軸同士が一致する
とともに、前の合成樹脂管Cの管端が、受口、成形用連
結部材14の受口成形部141の端面に当接して、2本
の合成樹脂管C1Cの連結が完了する。この後、受口成
形用連結部材14の嵌入部142,143が各合成樹脂
管C2Cから不測に抜は外れることがないように、押出
装置12は、架台11上の合成樹脂管Cを、その前端部
が送出機13に達するまで押し続ける。
架台11上の合成樹脂管Cが送出機13に達したならば
、押出装置12は押出板127を元の位置に復帰させる
。そして、合成樹脂管Cが架台11上から離れたら、再
び管案内レール61のストッパが解除されて、今度は挿
口成形用連結部材15が前端部に挿着された合成樹脂管
Cが架台11上に送り込まれる。この挿口成形用連結部
材15と前方をいく合成樹脂管Cとの接続過程は、上記
した受口成形用連結部材14の場合と同様に行われ、以
下、次々と合成樹脂管C・・・が、受口成形用連結部材
14・・・及び挿口成形用連結部材15・・・を交互に
介して連結されていき、これに”よって芯管りが連続的
に製管されてい(。
以上のようにして芯管製管手段1により製管された芯管
りは、原管製管手段2へ送り出されていく。原管製管手
段2では、まず、表面処理機21によって、芯管りの外
表面に、例えばサンディング処理等の表面処理が施され
る。
なお、芯管りは、受口成形用連結部材14・・・の受口
成形部141・・・に形成された凹溝144・・・と、
挿口成形用連結部材15・・・の鍔部155・・・によ
って合成樹脂管C・・・の連結部位に形成された間隙V
・・・とを有しているので、これら凹溝144・・・と
間隙■・・・とを、表面処理が施される前又は施された
後に、第13図及び第15図に示すように、適宜の充填
剤7で埋めて芯管りの表面を平滑にしておくとよい、こ
のようにすることによって、後に行われる外層構成材料
20の巻回時に、外層構成材料20の縁が、上記凹溝1
44や間隙■に引っ掛かったりして巻き乱れが生じるの
を防ぐことができる。また、最終工程での切断時に、切
断刃41が上記充填剤7の抵抗を受けて受口成形用連結
部材14及び挿口成形用連結部材15に達しにくくなり
、これら連結部材14.15が切断刃41によって傷つ
くのを防ぐこともできる。
表面処理が施された芯管りは、外層構成材料巻回部20
に送られ、ここで外周面に外層構成材料層が形成される
。本実施例では、前述したように、外層構成材料巻回部
22に、充填材充填ユニット24と、FRP巻回ユニッ
ト25とが設けられているので、芯管りの外周面には、
充填材241とFRP253の二層が形成される。そし
て、これら充填材241、不織布243及びFRP25
3は、芯管りが常に一定の速度で回転しながら前進して
いるため、芯管りに終始一定のピッチで螺旋状に巻回さ
れ、芯管りの外周面には、一定の厚みをもった外層構成
材料層が連続的に形成されることになる。
このようにして、外層構成材料層が形成された後、芯管
りは、硬化炉26内を回転しながら進み、その間に上記
外層構成材料層が硬化して、樹脂複合原管Eとなる。
上記のようにしてできた樹脂複合原管Eは、原管引取手
段3によって回転されながら引き取られ、次の切断手段
4へと送られていく。
切断手段4は、上記原管引取手段3から送り出されてく
る樹脂複合原管Eを所定の位置で待ち受け、切断箇所で
ある合成樹脂管C・・・の連結部位が切断刃41の位置
にくると同時に、原管Eの進行方向と同方向に移動を開
始する。この移動を開始するタイミングは、合成樹脂管
Cの長さ及び原管Eの進行速度が一定であるから、それ
らの値に基づいて容易に決めることができる。そして、
切断手段4は、樹脂複合原管Eの進行速度と同速度で移
動しながら、原管Eを上記連結部位で切断する。
切断を完了したならば、切断手段4は元の位置に戻り、
次の切断に備える。ここで、この切断手段4は、樹脂複
合原管Eの外層構成材料層のみを切断し、原管E内部の
受口成形用連結部材14及び挿口成形用連結部材15ま
では切断しないので、この切断により得られる樹脂複合
管Fは、原管Eの前端部に受口成形用連結部材14もし
くは挿口成形用連結部材15を介して繋がった状態にあ
る。
そこで、上記切断が完了するたびに、樹脂複合管Fを引
っ張って樹脂複合原管Eから分離するとともに、原管E
の先端又は樹脂複合管Fの後端に残った受口成形用連結
部材14もしくは挿口成形用連結部材15を取り外す。
分離した樹脂複合管Fは管移送レール62により所定の
場所に運び、取り外した受口成形用連結部材14及び挿
口成形用連結部材15は、最初のところに戻して繰り返
し使用する。
以上のようにして、外層構成材料層の厚みが全長にわた
って均一な定尺の受口付樹脂複合管が連続的に製造され
るのである。
なお、上記した実施例では、受口成形用連結部材14と
挿口成形用連結部材15とを交互に用いているので、製
造される受口付樹脂複合管は、−端に受口部を有するも
のとなるが、両端に受口部を有する受口付樹脂複合管を
製造する場合は、挿口成形用連結部材15を一切使用せ
ず、受口成形用連結部材14のみを用いればよい。
第14図は上記方法により製造された受口付樹脂複合管
同士の接続状態を示す断面図であり、受口部9と挿口部
8とは、外層構成材料層20同士が接着されて接続され
ている。
次に、本発明の請求項3に係る受口付樹脂複合管の製造
方法の一実施例について説明する。
なお、この製造方法は、上記した請求項2に係る製造方
法と、使用する受口成形用連結部材及び挿口成形用連結
部材が異なるだけであるので、その相違点を中心に詳述
し、それ以外の点については省略する。また、上記実施
例で示したものと同一の構成要素には同一の符号を付し
ている。
まず、受口成形用連結部材16の構成から説明する。
この受口成形用連結部材16は、合成樹脂管Cの管端面
と当接して該管端間の直前に間隙Sを確保するための微
小ストッパ167・・・、168・・・が設けられてい
る点を除いて、前記実施例で説明した受口成形用連結部
材14と同じ構成である。すなわち、第17図及び第1
8図に示すように、合成樹脂材から略円筒状に成形され
、軸方向中央部に受口成形部161が形成されるととも
に、この受口成形部161の両端に、一方の合成樹脂管
Cの端部に嵌入される嵌入部162と、他方の合成樹脂
管Cの端部に嵌入される嵌入部163とがそれぞれ形成
されている。また、上記受口成形部161の中央部には
、全周にわたって凹溝164が形成されている。そして
、嵌入部162,163の基端部周面に前記微小ストッ
パ167・・・、168・・・が設けられている。これ
ら微小ストッパ167・・・、168・・・は、軸芯方
向に沿う長さが、合成樹脂管Cの管端面と受口成形部1
.61の各端面との間に所定寸法の間隙S、S、を確保
することのできる寸法、換言すれば、合成樹脂管Cの管
端間を被覆する外層構成材料の厚さに相当する寸法とさ
れる。また、その高さは、合成樹脂管Cの管端面が受口
成形部161の各端面と当接するのを充分に阻止し、且
つ、合成樹脂管Cの管端面が外層構成材料20で被覆さ
れるのを妨げない程度の高さとされる。このようになる
微小ストッパ167・・・ 168・・・は、複数箇所
(図示例では4箇所)にわたって等間隔に設けられるが
、上記した間隙S、Sを充分に確保することができるの
であれば、1箇所でもよい。なお、その設ける数が少な
ければ少ないほど、合成樹脂管Cの管端面が外層構成材
料20で被覆されるのを妨げるおそれが少なくなる。
次に、挿口成形用連結部材17について説明する。
この挿口成形用連結部材17は、前記した鍔部155が
なく、代わりに両嵌入部171,172の境界部分に凹
溝175が全周にわたって形成されている点、及び合成
樹脂管Cの管端面と当接して該管端面の直前に間隙Wを
確保するための微小ストッパ176・・・、177・・
・が設けられている点を除いて、前記実施例で説明した
挿口成形用連結部材15と同じ構成である。すなわち、
第20図及び第21図に示すように、合成樹脂材により
略円筒状に成形され、一端側が一方の合成樹脂管Cの端
部に嵌入される嵌入部171となされ、他端側が他方の
合成樹脂管Cの端部に嵌入される嵌入部172となされ
るとともに、これら嵌入部171.172の境界部分に
凹溝175が全周にわたって形成されたものである。こ
の凹溝175は、最終工程において樹脂複合原管Eを定
尺の受口付樹脂複合管Fに切断分離する際、切断刃41
の接触を回避して、連結部材17自体が損傷することが
ないようにするためのものである。したがって、この凹
溝175の幅は、切断刃41の厚さよりも厚くなされて
いることが必要である。また、この凹溝175の深さは
、切断刃41の接触を回避することのできる深さとされ
ていることが必要である。
次に、以上説明した受口成形用連結部材16及び挿口成
形用連結部材17を用いた場合の製造方法について説明
する。
まず、合成樹脂管製管装置5の製管機51により、合成
樹脂管Bを連続的に製管し、これを自動裁断機52によ
り規定の寸法に順次裁断する。このようにしてできた定
尺の合成樹脂管C・・・の一端部(図では右端部)に、
受口成形用連結部材16及び挿口成形用連結部材17を
、ある一つの合成樹脂管Cには受口成形用連結部材16
、その次の合成樹脂管Cには挿口成形用連結部材17と
いう具合に、順次交互に挿着する。このようにして・−
端部に受口成形用連結部材16又は挿口成形用連結部材
17が挿着された合成樹脂管Cは、管案内レール61に
案内されて順次芯管製管手段1の架台11上に送られる
架台Il上に合成樹脂管Cが送り込まれてくると、前記
した実施例の場合と同様、押出装置12が合成樹脂管C
を送出機13に向って押し出す。
なお、この合成樹脂管Cの前端部には、受口成形用連結
部材17が挿着されている。
架台11から押出装置12によって押し出されてきた合
成樹脂管Cは、送出機13により管軸周りに回転されな
がら前方に送り出されていく。合成樹脂管Cが送出機1
3により送り出されていくと、これ以上該合成樹脂管C
を後ろから押し続ける必要がなくなるので、押出装置1
2の押出具125が初期位置に復帰する。そして、上記
合成樹脂管Cが架台11上から完全に離れると、管案内
レール61の先端にあるストッパが解除されて、今度は
前端部に挿口成形用連結部材17が挿着された合成樹脂
管Cが架台ll上に送り込まれる。
続いて、押出装置12が架台11上の合成樹脂管Cを押
し出し、その先端に挿着された挿口成形用連結部材17
を、送出機13により送り出されていく合成樹脂管Cの
後端に嵌入させ、合成樹脂管C9C同士を連結させる。
以下、同様に、前端部に受口成形用連結部材16が挿着
された合成樹脂管Cと、前端部に挿口成形用連結部材1
7が挿着された合成樹脂管Cとが次々と交互に連結され
ていき、これによって芯管りが連続的に製管されていく
なお、芯管りは、受口成形用連結部材16・・・の受口
成形部161・・・に形成された凹溝164・・・と、
挿口成形用連結部材17・・・の凹溝175・・・とを
有しているので、これら凹溝164.175を、表面処
理が施される前又は施された後に、第19図及び第22
図に示すように、適宜の充填剤7で埋めて芯管りの表面
を平滑にしておくとよい。このようにすることによって
、後に行われる外層構成材料20の巻回時に、外層構成
材料20の縁が、上記凹溝164.175に引っ掛かっ
たりして巻き乱れが生じるのを防ぐことができる。また
、最終工程での切断時に、切断刃41が上記充填剤7の
抵抗を受けて受口成形用連結部材16及び挿口成形用連
結部材17に達しにくくなり、これら連結部材14.1
5が切断刃41によって傷つくのを防ぐこともできる。
以上のようにして芯管製管手段lにより製管された芯管
りは、原管製管手段2へ送り出され、前記実施例と同様
、外周面に外層構成材料層が形成されて樹脂複合原管E
とされる。ここで、外層構成材料20は、各連結部材1
6.17の微小ストッパ167、i68,176.17
7によって合成樹脂管Cの管端面の直前に確保された間
隙S。
W内にも入り込む。これによって、合成樹脂管C・・・
の管端面が外層構成材料20によって被覆される。
原管製管手段2から出てきた樹脂複合原管Eは、原管引
取手段3によって回転されながら引き取られ、次の切断
手段4へと送られていく。
切断手段4は、上記原管引取手段3から送り出されてく
る樹脂複合原管Eを所定の位置で待ち受け、切断箇所で
ある合成樹脂管C・・・の連結部位が切断刃41の位置
にくると同時に、原管Eの進行方向と同方向に移動を開
始する。そして、切断手段4は、樹脂複合原管Eの進行
速度と同速度で移動しながら、原管Eを上記連結部位で
切断する。
切断を完了したならば、切断手段4は元の位置に戻り、
次の切断に備える。ここで、この切断手段4は、樹脂複
合原管Eの外WJ構成材料層のみを切断し、原管E内部
の受口成形用連結部材16及び挿口成形用連結部材17
までは切断しないので、この切断により得られる樹脂複
合管Fは、原管Eの前端部に受口成形用連結部材1qも
しくは挿口成形用連結部材17を介して繋がった状態に
ある。
そこで、上記切断が完了するたびに、樹脂複合管Fを引
っ張って樹脂複合原管Eから・分離するとともに、原管
Eの先端又は樹脂複合管Fの後端に残った受口成形用連
結部材16もしくは挿口成形用連結部材17を取り外す
。分離した樹脂複合管Fは管移送レール62により所定
の場所に運び、取り外した受口成形用連結部材16及び
挿口成形用連結部材17は、前記作業台63のところに
戻して繰り返し使用する。
以上のようにして製造される受口付樹脂複合管は、定尺
で、且つ、外層構成材料層の厚みが全長にわたって均一
であり、しかも、受口部9内に臨む合成樹脂管Cの管端
面91が外層構成材料20で被覆されるとともに、挿口
部8における合成樹脂Cの管端面81が外層構成材料2
0で被覆されたものである。
なお、上記した実施例では、受口成形用連結部材16と
挿口成形用連結部材17とを交互に用いているので、製
造される受口付樹脂複合管は、−端に受口部を有するも
のとなるが、両端に受口部を有する受口付樹脂複合管を
製造する場合は、挿口成形用連結部材17を一切使用せ
ず、受口成形用連結部材16のみを用いればよい。
また、上記いずれの製造方法にあっても、受口成形用連
結部材14.16及び挿口成形用連結部材15.17を
、架台11の手前で予め合成樹脂管Cの前端部に挿着し
ているが、架台11と送出機13との間にこれら連結部
材14〜17を送給し、押出装置12の押出動作により
、前後に位置する合成樹脂管C2C間に介装させるよう
にしてもよい。さらに、上記連結部材14〜17の挿着
作業は、人手によってもよいが、適宜の装置を用いて自
動化すると効率的である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係る樹脂複合管における
受け挿し接続構造は、接続強度及び水密性に非常に優れ
たものである。したがって、例えば地中等、厳しい環境
にも充分耐えることができる。
また、本発明に係る受口付樹脂複合管の製造方法によれ
ば、FRP等の外層構成材料層の厚みが管の全長にわた
って均一で、且つ、定尺の受口付樹脂複合管を、効率よ
く連続的に製造することができる。したがって、従来の
製造方法に比べて、生産性を飛躍的に向上させることが
できる。
さらに、請求項3に係る製造方法によれば、定尺で、且
つ、外層構成材料層の厚みが全長にわたって均一であり
、しかも、受口部内に臨む合成樹脂管の管端面が外層構
成材料で被覆されるとともに、挿口部における合成樹脂
の管端面が外層構成材料で被覆された受口付樹脂複合管
を、効率よく連続的に製造することができる。そして、
上記した接続構造の実施に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る樹脂複合管における受け挿し接続
構造の一実施例を示す断面図、第2図乃至第15図は本
発明の請求項2に係る受口付樹脂複合管の製造方法の実
施例を示し、第2図は製造工程及び製造装置を示す概略
図、第3図は芯管製管手段の押出装置及び架台を示す部
分省略正面図、第4図は同右側面図、第5図は芯管製管
手段の送出機の構成を示す概略正面図、第6図は同左側
面図、第7図は受口成形用連結部材の一実施例を示す斜
視図、第8図は第7図におけるI−1線断面図、第9図
は挿口成形用連結部材の一実施例を示す斜視図、第10
図は第9図における■−■線断面図、第11図は挿口成
形用連結部材の他の実施例を示す斜視図、第12図は第
11図における■−■線断面図、第13図は樹脂複合原
管における合成樹脂管の連結部位及び受口成形用連結部
材の使用状態を示す断面図、第14図は本発明方法によ
り製造された受口付樹脂複合管の接続状態を示す断面図
、第15図は樹脂複合原管における合成樹脂管の連結部
位及び挿口成形用連結部材の使用状態を示す断面図、第
16図は挿口成形用連結部材の鍔部の作用を説明するた
めの断面図、第17図乃至第22図は本発明の請求項3
に係る受口付樹脂複合管の製造方法の実施例を示し、第
17図は微小ストッパを有する受口成形用連結部材の一
実施例を示す斜視図、第18図は第17図におけるIV
−IV線断面図、第19図は樹脂複合原管における合成
樹脂管の連結部位及び受口成形用連結部材の使用状態を
示す断面図、第20図は微小ストッパを有する挿口成形
用連結部材を示す斜視図、第21図は第20図における
V−V線断面図、第22図は樹脂複合原管における合成
樹脂管の連結部位及び挿口成形用連結部材の使用状態を
示す断面図、第23図は従来の樹脂複合管の製造方法を
説明するための正面図である。 1・・・芯管製管手段 11・・・架台    12・・・押出装置13・・・
送出機 14.16・・・受口成形用連結部材 141.161・・・受口成形部 142.143・・・嵌入部 162.163・・・嵌入部 144.164・・・凹溝 145.146・・・面取り部 165.166・・・面取り部 167.168・・・微小ストッパ 15.17・・・挿口成形用連結部材 151.152・・・嵌入部 171.172・・・嵌入部 153.154・・・面取り部 173.174・・・面取り部 155・・・鰐部 175・・・凹溝 2・・・原管製管手段 22・・・外層構成材料巻回部 26・・・硬化炉 3・・・原管引取手段 4・・・切断手段 41・・・切断刃 5・・・合成樹脂管製管装置 51・・・製管機 61・・・管案内レール 62・・・管移送レール 63・・・作業台 7・・・充填材 8・・・挿口部 81・・・端面 9・・・受口部 9I・・・端面 A・・・帯状体 C・・・定尺の合成樹脂管 E・・・樹脂複合原管 F・・・受口付樹脂複合管 Fl・・・受口付樹脂複合管 F2・・・樹脂複合管 52・・・自動裁断機 B・・・合成樹脂管 D・・・芯管 第1図 特許出願人 積水化学工業株式会社 代表者 廣1) 馨 35図 窩6 図 第110 第12図 兎 票7 図 第9の 第1010 第150 @160 第17[ 第18= 劉 第19図 第22図 175  T77 820図 第210 第230

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)芯材となる合成樹脂管の外周面に外層構成材料層が
    形成されるとともに少なくとも一端に受口部を有する受
    口付樹脂複合管と、芯材となる合成樹脂管の外周面に外
    層構成材料層が形成されるとともに少なくとも一端に挿
    口部を有する樹脂複合管との受け挿し接合において、 前記受口付樹脂複合管は、受口部が外層構 成材料で形成されるとともに、該受口部内に臨む前記芯
    材の管端面が外層構成材料で被覆されてなり、一方、前
    記樹脂複合管は、挿口部における芯材の管端面が外層構
    成材料で被覆されてなり、このようになる樹脂複合管の
    挿口部が、前記受口付樹脂複合管の受口部内に挿入され
    、前記各芯材の管端面をそれぞれ被覆している外層構成
    材料同士が衝合されるとともに、これら外層構成材料同
    士、及び前記受口部内周面と挿口部外周面とが接着剤に
    より固着されたことを特徴とする樹脂複合管における受
    け挿し接続構造。 2)定尺の合成樹脂管をその管軸周りに回転させながら
    管軸に沿って前進させるとともに、この合成樹脂管の回
    転運動及び前進運動を伝達することができ、且つ、軸方
    向中央部に受口成形部を有する受口成形用連結部材を介
    して前記合成樹脂管の後端部に該管と同じ定尺の合成樹
    脂管を連結し、次に、この連結した合成樹脂管の後端部
    に、該管の回転運動及び前進運動を伝達することのでき
    る挿口成形用連結部材を介して、もしくは再び前記受口
    成形用連結部材を介して該管と同じ定尺の合成樹脂管を
    連結し、以下同様に、定尺の合成樹脂管同士の間に前記
    受口成形用連結部材と前記挿口成形用連結部材とを交互
    に介装して、もしくは前記受口成形用連結部材のみを介
    装して前記合成樹脂管の連結を順次行い、複数の合成樹
    脂管が連結一体化されてなる芯管を形成する工程と、 管軸周りに回転しながら管軸に沿って前進 する前記芯管の外周面に外層構成材料を巻回し積層して
    樹脂複合原管を形成する工程と、前記外層構成材料の硬
    化後、前記樹脂複合 原管を前記各合成樹脂管の連結部位で順次切断して定尺
    の樹脂複合管に分離する工程とを含むことを特徴とする
    樹脂複合管の製造方法。 3)芯管を形成する工程において、合成樹脂管の管端面
    と当接して該管端面の直前に間隙を確保するための微小
    ストッパが設けられた受口成形用連結部材及び挿口成形
    用連結部材を用いるとともに、樹脂複合原管を形成する
    工程において、前記間隙にも外層構成材料を入り込ませ
    、各合成樹脂管の管端面を該外層構成材料で被覆するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の樹脂複合管の製造方法
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JPS63164326U (ja) * 1986-11-20 1988-10-26

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