JPH0219206Y2 - - Google Patents

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JPH0219206Y2
JPH0219206Y2 JP5699885U JP5699885U JPH0219206Y2 JP H0219206 Y2 JPH0219206 Y2 JP H0219206Y2 JP 5699885 U JP5699885 U JP 5699885U JP 5699885 U JP5699885 U JP 5699885U JP H0219206 Y2 JPH0219206 Y2 JP H0219206Y2
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JP
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bracket
cutting blade
chamfering
eccentric ring
output shaft
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JP5699885U
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、工作物の角部に沿つて移動させなが
ら角部の面取りを行う面取り機に関する。
(従来の技術) 従来の面取り機は、例えば実公昭56−29037号
に示されているように、グラインダーの側面部に
取付けたガイド装置を可動式とし、ガイド装置の
当て板とグラインダーとの位置関係を調整するこ
とによつて面取り量を自由に設定できるように構
成されていたが、その当て板は平面部分に対して
のみその機能を発揮できる構造であつたため、面
取りを行う加工物の角部が曲線的であつたり比較
的長い場合には、不安定な状態での作業を強いる
ことになり、その結果面取り角度にばらつきを生
じ易いという欠点があつた。しかも、この種の面
取り機は、ガイド装置の向きがグラインダーに対
して一定であるため、作業場所の広狭や作業員の
きき腕の相違によつては、作業状態を一層不安定
にしてしまうという事態を引き起こしていた。更
に、ガイド装置は複数本のねじで本体に取付けら
れているため、グラインダーの砥石の交換やその
他の保守作業の際にガイド装置を本体から取り外
す場合にはいちいち複数のねじを緩めて抜き取ら
なければならず、面取り機の保守作業の面におい
てもその作業能率が低かつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、従来の面取り機では面取り作業が著
しく不安定になるばかりでなく、面取り機自体の
保守作業の面においてもその作業能率を低下させ
てしまうという欠点を有していた点に鑑みてなさ
れたもので、当て板に対して把手部の向きを作業
し易い方向へ簡単に調整することができるように
すると共に、面取り量の設定が自由で、しかも、
所望の角度、形の面取り加工をばらつきなく行う
ことができるようにし、更にまた、保守作業の能
率向上を図ることを目的とするものである。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 斯る問題点を解決する手段として、本考案の面
取り機は、把手部に直交させて設けた出力軸の端
部に面取り用切削刃を固定し、また、同出力軸の
外周部には、外周円部を内周円部の中心に対して
偏心させた偏心リングを回動可能に設け、該偏心
リングの外周円部には当て板を固定するためのブ
ラケツトを回動可能に嵌合すると共に、同ブラケ
ツトに求心方向に向けて嵌合したストツパを、上
記偏心リングの外周円部上に形成した円周溝に弾
発的に係脱自在に係合させ、更に、上記当て板の
中央部から同板の内面方向に向けて上記切削刃の
刃先を突出させた構造を採るものである。
(作用) 本考案においては、当て板を一体に取けたブラ
ケツトを偏心リングに刻設した目盛に合わせて回
動させることによつて当て板の角部と出力軸の軸
心との距離を変え、出力軸の端部に固定した切削
刃の刃先の当て板内面に対する出し方を調整し、
更に、偏心リングを出力軸の外方で上記ブラケツ
トと共に回動させることにより、面取り量を変え
ることなく作業者の使い勝手に応じて把手部の向
きを設定する。また、求心方向に付勢されている
上記ブラケツト上のストツパを、必要に応じて、
その進出力に抗して後退させ、該ストツパの先端
を偏心リングの外周円部上の円周溝から離脱させ
ることによつて、ブラケツトと当て板を偏心リン
グから同時に取り外し、切削刃の交換を行なう。
(実施例) 本考案に係る面取り機の1実施例を示す第1図
において、この面取り機は、電動モータ、エアー
モータ、オイルモータなどのモータ1を内蔵した
把手部2、同把手部2の左側開口に取付けた第1
ハウジング3、及び同第1ハウジング3の下端開
口に取付けた第2ハウジング4の3部から成るケ
ーシング5を備える。
第1ハウジング3内にはモータ軸1Aを突出さ
せ、モータ軸1Aの中央部をボールベアリング6
で支持し、モータ軸1Aの先端部には原動傘歯車
7を固定する。第1ハウジング3の中央部にはモ
ータ軸1Aの先端に、同モータ軸1Aに直交させ
て出力軸9を、ジヤーナルベアリング10及びボ
ールベアリング11を介して回転可能に支持し、
出力軸9の上端部には上記原動傘歯車7に噛合す
る従動傘歯車8を固定して、出力軸9をモータ軸
1Aに対し減速回転させるようにする。また、出
力軸9の下端部を第2ハウジング4の下端開口か
ら突出させて、この突出部分には、第2図に示す
ように出力軸9の軸心に対し45゜の角度をもつて
形成した切削刃12を1個或いは複数個着脱自在
に取附ける。
13は、上記第2ハウジング4のボス部4Aの
外周円部に回動可能に嵌合した偏心リングで、同
リング13の内周円部13Aは出力軸9と同心で
あるが、外周円部13Bが同軸9の軸心に対して
(第1図Gだけ)偏心している。この偏心リング
13は、同リング13の下面部を第2ハウジング
4の下部に嵌合したストツプリング14によつて
支承して、第2ハウジング4からの脱落が防止さ
れている。4Bは第2ハウジング4のボス部4A
の上部に形成した円周溝で、同円周溝4Bに向け
て、上記偏心リング13の外周部より押しねじ1
5を螺合し、同ねじ15の先端を円周溝4Bに係
合させて、偏心リング13をボス部4A上で円周
方向に所定角度回転させた後に所定の回動位置に
固定できるようになつている。
16は、上記偏心リング13の外周円部13B
に回動可能に嵌合したブラケツトで、このブラケ
ツト16に求心方向に向けて1〜3か所に穿設し
た貫通孔17に支持筒18を螺着固定し、該支持
筒18には、圧縮コイルスプリング19によつて
該ブラケツト16の求心方向へ進出力を付勢した
ストツパ20を嵌合し、また、上記偏心リング1
3の外周円部13Bに円周溝21を形成して円錐
台形に形成したストツパ20の先端を円周溝21
と係脱自在に係合させブラケツト16を偏心リン
グ13の外方で左右いずれの方向にも回転できる
ようにすると共に、偏心リング13からの脱落を
防止している。また、ブラケツト16はノブ22
を引いてストツパ20の先端を偏心リング13の
円周溝21から後退させることによつて同偏心リ
ング13からの離脱を可能にしている。また、こ
のブラケツト16は、第3図に示すようにスリツ
ト23をもつ割りリング状をなし、スリツト23
を挟んで形成した締結部24に固定ねじ25を螺
合し、同ねじ25を回すことにより締付部24間
のスリツト23を広狭させると、ブラケツト16
の内周面と上記偏心リング13の外周円部13B
との間の隙間を広狭させて、ブラケツト16を
360゜全回転どこの向きにも固定できるようになつ
ていて、これによつて下記当て板26の角部に対
する切削刃12の刃先の出方を調整できるように
してある。
当て板26は、上記ブラケツト16の下面に固
着して使用するものであつて、断面倒L字形をな
し、工作物30の側面に当てる垂直板26Aと同
じく上面にに当てる水平板26Bとを直角に向き
合わせて成り、その中央に形成した円弧形の中央
開口26Cからは、上記出力軸9の先端部に取付
けた切削刃12の刃先を突出させる。
なお、ブラケツト16の下面のうち当て板26
の垂直板26Aの背面に位置する部分には、切削
刃12を覆うためのカバー16Aが切削刃12と
非接触状態を保つて当該切削刃12を覆つてい
る。
第2図に示す目盛28は、上記偏心リング13
のフランジ部外周面に刻設した面取り量調節用の
目盛で、上記ブラケツト16の外周面に刻設した
基線29と合致した値を面取り量として示すもの
である。
次に上記実施例の作用を説明する。
先ず、面取り量を設定する場合には、固定ねじ
25を緩め、ブラケツト16を偏心リング13の
回りで回転してブラケツト16に刻設した基線2
9を偏心リング13に刻設した目盛28の所望位
置に合せると、ブラケツト16は出力軸9の軸心
に対して偏心回転するので、ブラケツト16に固
着した当て板26の角部内面に対する出力軸9上
の切削刃12の出方がブラケツト16の回動量に
応じて第2図に示す矢印A又はB方向に変化し、
それによつて面取り量を簡単に調整設定すること
ができる。例えば面取り量Cを3mmに設定したい
ときには、ブラケツト16の基線29を偏心リン
グ13に刻設した目盛28の数字3まで回動すれ
ばよいのであるが、ブラケツト16側に設けたス
トツパ20の先端円錐台部のテーパー面20Aは
ブラケツト16に対して偏心リング13を押し下
げるように作用するので、ブラケツト16の上面
と偏心リング13との接触面をより強固に接触さ
せる作用を持ち、これで上記切削刃12の出方を
一層安定させることができる。面取り量の調整設
定を終えた後には、固定ねじ25を締め付け、ブ
ラケツト16と偏心リング13とを一体にする。
把手部2の向きを作業者の使い勝手に応じて変
える場合には、上記押しねじ15を緩め、ブラケ
ツト16と偏心リング13との締結状態を保つた
まま把手部2を、出力軸9を中心に所定角度回動
し、その後押しねじ15を第2ハウジング4に締
め付け固定する。
面取り量と把手部2の向きの調整設定を行つた
後、先ず、モータ1を駆動しその回転を出力軸9
に伝達して切削刃12を回転させ、次いで当て板
26を構成する垂直板26Aと水平板26Bを工
作物30の角部に当てがつた状態で面取り機自体
を第2図紙面の表面方向へ摺動すれば、切削刃1
2の刃先によつて、工作物30の角部に沿つた
45゜の面取りが行なわれる。このとき把手部2の
向きは作業者の使い勝手に応じて予め調整設定さ
れているために、当て板26は工作物30に対し
て面取り機が使いやすい状態となり、垂直板26
Aと水平板26Bの2面でガイドされ、ブラケツ
ト16の回動により予め調整設定された量の面取
りがむらなく行なわれ、安定した状態で作業を行
なうことができる。
上記切削刃12の交換や研摩のために該切削刃
12を出力軸9から取り外す場合には、先ず、切
削刃12のほとんどを覆つているブラケツト16
を偏心リング13から取り外す必要があるが、こ
の場合は先ず固定ねじ25を緩め、次いでノブ2
2を持つてストツパ20を圧縮コイルスプリング
19の弾発力に抗して引き、該ストツパ20の先
端を偏心リング13上の円周溝21内から脱出さ
せればよく、従来のように複数本のねじを緩めた
り取り外すといつた作業をしなくても簡単に行な
うことができ、この結果、切削刃の保守作業能率
が向上する。
考案の効果 本考案の面取り機は、当て板を一体に取り付け
たブラケツトを偏心リングに沿つて回動させるこ
とによつて、容易且つ確実に面取り量の調整設定
ができ、しかもブラケツトと偏心リングとを一体
的に回動させれば、面取り量が変わることなく把
手部の向きだけを作業者の使い勝手に応じて変更
できる。従つて、面取り量や面取り角度にむらを
生ずることがなく、安定した正確な面取り作業を
行なうことが可能であり、更に、ブラケツトと共
に当て板をケーシングから取り外して切削刃を交
換する場合には、偏心リングの円周溝と係合する
ストツパを同溝内から後退させればよいから、切
削刃の保守作業の面においても作業能率の向上を
図ることができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る面取り機の1実施例を示す
もので、第1図は主要部分を切断して示した正面
図、第2図は当て板と同板を支持するブラケツト
の一部を切欠して示した左側面図、第3図はブラ
ケツトに設けたストツパと偏心リングとの係合状
態と固定ねじによる締着状態を示す底面図であ
る。 1…モータ、5…ケーシング、9…出力軸、1
2…切削刃、13…偏心リング、16…ブラケツ
ト、19…圧縮コイルスプリング、20…ストツ
パ、26…当て板、26A…垂直板、26B…水
平板、26C…中央開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 把手部に直交させて設けた出力軸の端部に面取
    り用切削刃を固定し、また、同出力軸の外周部に
    は、外周円部を内周円部の中心に対して偏心させ
    た偏心リングを回動可能に設け、該偏心リングの
    外周円部には当て板を固定するためのブラケツト
    を回動可能に嵌合すると共に、同ブラケツトに求
    心方向に向けて嵌合したストツパを、上記偏心リ
    ングの外周円部上に形成した円周溝に弾発的に係
    脱自在に係合させ、更に、上記当て板の中央部か
    ら同板の内面方向に向けて上記切削刃の刃先を突
    出させて成る面取り機。
JP5699885U 1985-04-17 1985-04-17 Expired JPH0219206Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5699885U JPH0219206Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5699885U JPH0219206Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

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Publication Number Publication Date
JPS61173303U JPS61173303U (ja) 1986-10-28
JPH0219206Y2 true JPH0219206Y2 (ja) 1990-05-28

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ID=30581123

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JP5699885U Expired JPH0219206Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

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JP (1) JPH0219206Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021079515A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 日東工器株式会社 面取り装置の装置本体、及び面取り装置
JP2021079516A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 日東工器株式会社 面取り装置
JP2021079517A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 日東工器株式会社 面取り装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021079515A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 日東工器株式会社 面取り装置の装置本体、及び面取り装置
JP2021079516A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 日東工器株式会社 面取り装置
JP2021079517A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 日東工器株式会社 面取り装置

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JPS61173303U (ja) 1986-10-28

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