JPH02191868A - スタータ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はスタータ装置に関し、更に詳細には出力回転軸
に摺動可能に支持されたピニオン移動体を電磁スイッチ
装置に連結されたシフトレバ−で移動させるスタータ装
置に関する。

（従来の技術） 従来、この種のスタータ装置は実開昭６３−７１４７４
号公報に従来装置として示されている如くよく知られて
いる。一般に、このタイプのスタータ装置ｌは、第５図
に示されるように直流電動機２と、出力回転軸３上を摺
動可能に嵌装されたピニオン移動体４七、このピニオン
移動体４を出力回転軸３上で摺動させ且つ直流電動４ｉ
！２に電源を投入するため直流電動機２の側部に配置さ
れた電磁スイッチ装置５と、この電磁スイッチ装置５の
前端においてプランジャ６から突出するフック７に一端
８ａが係止し且つ他端８ｂがピニオン移動体４に係止し
たシフトレバ−８とによって主に構成されている。

スタータ装置１の前端部はフロントブラケット９で構成
されており、該フロントブラケット９は、直流電動機２
の前端部を被うカバ一部分９ａと、電磁スイッチ装置５
の前端部を被うカバ一部分９ｂとを一体に形成して構成
されており、前者のカバ一部分９ａは第５図および第６
図に示されるように出力回転軸３の前端を支持する軸受
部１０とビニオン移動体４のビニオン１１を全移動位置
で機関のリングギヤ（図示せず）に噛合わせるべく形成
された開口部１２とを備えている。

フロントブラケット９の内側において、カバー部分９ａ
とカバ一部分９ｂとの境には第７図に示されるようにレ
バーボックス１３と称する小さな凹所が独立して形成さ
れ、該ボックス１３の上壁１３ａおよび下壁１３ｂには
それぞれ切欠き部１４が形成されている。このレバーボ
ックス１３はシフトレバ−８の揺動支点部８ｃを１ｚ動
可能に支持するところで、シフトレバ−８の長さ方向中
間部に揺動支点部として両側部に突出形成されたコロ状
部分が収納される。その際、この揺動支点部８ｃからそ
れぞれ相反する方向に延びる腕部は各切欠き部Ｉ４を通
って各カバ一部分９ａ、９ｂ内へ伸長し、前述したよう
にその一端８ａは電磁スイッチ装ｒＩｔ５のフック７に
、また他端８ｂはビニオン移動体４に係止される。

フロントブラケット９の前述したレバーボックス１３に
おける内側開放面＋３ｃには、当該フロントブラケット
９が直流電動機２および電磁スイッチ装置５の前端部に
取付けられるときゴム板の前面に金属板を貼り付けたレ
バーパツキン１５があてがわれて、該ボックス１３の内
側開放面＋３ｃが閉鎖されている。

（発明が解決しようとする課題） 上述のように構成された従来のスタータ装Ｗ１は、−Ｉ
Ｉ的には電磁スイッチ装置５を上にして使用されるが、
車輌によっては特殊な取付は方として第５図の如く電磁
スインチ装置５を下にして使用する場合がある。この場
合には、フロントブラケット９の開口部１２が上に向く
ため、該開口部１２から水が入ると、第５図に矢印で示
すようにカバ一部分９　ａ内からレバーボックス１３の
切欠き部１４を介してカバ一部分９ｂで被われた電磁ス
ィッチ装置５前端部の室１６内に浸入し、プランジャ６
の周囲を通って内部に入り込む。

そのため、従来のスタータ装置１ではフロントブラケッ
ト９のカバ一部分９ｂにおける最下端に迷路状（曲がり
くねって外部へ通じる）の水抜穴１７が形成されていた
。しかし、このような水抜穴１７は、これが形成される
場所からみて大きなものとすることができず、すなわち
大きい穴をあけるとフロントブラケット９の強度上の問
題を生じ、従って、フロントブラケット９の上部におけ
る開口部１２から大量の水が入った場合、完全に排水さ
れるまで非常に時間がかかり、その結果カバ一部分９ｂ
内の室１６に溜まり、電磁スイッチ装置５内に浸入する
という問題があった。

本発明の目的は、１を磁スイッチ装置を下側に位置させ
て機関に取付けた場合であっても、機関のリングギヤと
ビニオン移動体のビニオンとをその全移動位置で噛合せ
得るようにフロントブラケットに形成された開口部から
浸入する水がＮ！５１スイッチ装置の前端部のフロント
ブラケットで形成される室内へ流れ込むのを防止するス
タータ装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は、出力回転軸に摺動可能に支持されたビニオン
移動体を電磁スイッチ装置に連結されたシフトレバ−で
移動させるスタータ装置において、前記出力回転軸の前
端を支持する軸受部および前記ビニオン移動体のビニオ
ンを全移動位置で機関のリングギヤに噛合わせるべく形
成された開口部を有するフロントブラケットと、前記電
磁スイッチ装置の前端部に前記シフトレバ−の一端との
連結部を配置すべく形成された室と、酸室の上壁に形成
されて前記フロントブラケットの内側に連通し、前記シ
フトレバ−の他端を前記ビニオン移動体に係止すべく挿
通するレバー挿通用穴と、内周縁が前記シフトレバ−に
密着され且つ外周縁が前記レバー挿通用穴の周囲に密着
されて前記フロントブラケットの内側から当該レバー挿
通用穴を閉鎖する防水カバーとを含んで構成されている
。

（作　用） 本発明のスタータ装置によると、ｔｍスインチ装置を下
側に位置させて機関に取付けるような使用のし方をした
場合にフロントブラケットの開口部から水が入っても電
磁スインチ装置の前端部の室から電動機の前端部におけ
るフロントブラケット内へ通じるシフトレバ−挿通用穴
が完全に塞がれているため、前記室への水の流入は防止
される。

そのため、電磁スイッチ装置内部への浸水は生じなくな
る。

（実施例） 以下、本発明のスタータ装置を添付図面に示された実施
例について更に詳細に説明する。

第１図には、本発明の一実施例に係るスタータ装置２０
が示されている０本実施例のスタータ装置２０を示す第
１図において、第５図ないし第７図に示される従来のス
タータ装置１の構成部分と同−若しくは相当する部分は
同一の参照符号を付してその説明を省略する。

本実施例のスタータ装置２０では、フロントブラケット
９の内側において、直流電動機２の前端部に装着される
カバ一部分９ａとｔｍスイッチ装置５の前端部に装着さ
れるカバ一部分９ｂとの境いすなわち連接部には第７図
で示されると同様なレバーボックス１３が形成されてお
り、該レバーボックス１３の上壁１３ａに設けられた切
欠き部１４は、シフトレバ−８の腕部に装着された防水
カバー２１によって、ビニオン移動体４が収納されてい
るフロントブラケット９のカバ一部分９ｂ内側から閉鎖
されている。

すなわち、この防水カバー２１は第２図に示されるよう
に四角形の傘状を呈し、中央にシフトレバ−８の腕部が
通る開口２１ａが形成されている。

防水カバー２１は、この間口２１ａの内周縁部をシフト
レバ−８の峡部周面に密着させて第２図のように該腕部
に取付けられ、この状態でシフトレバ−８がフロントブ
ラケット９に揺動支点部８ｃをレバーボックス１３に挿
入するようにして配置されて、防水カバー２１の外周縁
部がレバーボックス１３の上壁１３ａ外面に切欠き部１
４を囲むように壁面に密着される。その際、レバーボッ
クス１３の開放側に位置するシール部材２１の外周縁部
は、その後レバーパツキン１５がレバーボックス１３の
開放端面１３ｃに密着配置されたとき、該パツキン１５
に形成された重ね代の上面に密着し、これにより、レバ
ーボックス】３の上壁１３ａに設けられた切欠き部１４
にシフトレバ−８の腕部が挿通され且つ該腕部が揺動支
点部８ｃを中心に揺動してもその隙間は常に閉鎖された
状態とされる。

その結果、フロントブラケット９の開口部１２から水が
入っても従来のようにシフトレバ−８が挿通ずる切欠き
部１４から電磁スイッチ装置５の前端にフロントブラケ
ット９のカバ一部分９ｂで形成された室１６内へ流れ込
むのを阻止することができる。しかし、このレバーボッ
クス１３の上壁１３ａ外面に前述したような防水カバー
２１を配置すると、フロントブラケット９のカバ一部分
９ａに形成された開口部１２から浸入した水は、当該カ
バ一部分９ａ内に溜まったままになってしまうので、第
１図に示されるように該カバ一部分９ａの適当な位１に
外部へ通じる排水通路２２を形成しておくことが好まし
い。

また、レバーパツキンについては、これを取付ける場合
防水カバー２１をシフトレバ−８と共に配置した後に、
該防水カバー２１の外周縁部下面に滑り込ませるように
してレバーボックス１３の開放端面１３ｃに取付けるこ
ととなる。そのため、防水カバー２１をゴムから形成し
たとき、レバーパツキン１５の重ね代もゴムでは相互の
滑りが悪く、その取付けに時間がかかる。従って、第３
図に示されるようなレバーパツキン２３を用いることが
好ましい、このレバーパツキン２３は鉄板２４をゴム２
５で被い、この鉄板２４の一端を直角方向にゴム２５か
ら露出して突出させ、この突出部２６を防水カバー２１
の重ね代としたものである。

このようなレバーパツキン２３によれば、防水カバー２
１の外周縁部の下面に滑り込むレバーパツキン２３の重
ね代が鉄板で形成されているため、滑りがよく、そのた
め組付は性を向上させることができる。

前述した実施例のスタータ装置２０は、機関。

ミンシタンケースへのマウント方式として所謂インロー
タイブ（直結型）のものであったが、第４図に示される
ような所謂据付型と称されるものにおいても同様な効果
を奏する。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明のスタータ装置によれば、
電磁スイ・ノチ装置の前端部に形成された室から電動機
の前端部におけるフロントブラケット内へ通じるシフト
レバ−挿通穴を電動機の前端側から配置された防水カバ
ーによって閉鎖したことにより、電磁スイッチ装置を下
側に位置させて機関に取付けるような使用のし方をした
場合でもフロントブラケットの開口部から入った水が電
磁スイッチ装置の前端部における室へ浸入することはな
く、電磁スイッチ装置の浸水を完全に防ぐことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るスタータ装置を示す断
面図、第２図はシフトレバ−に取付けられる防水カバー
を拡大して示す斜視図、第３図はレバーパツキンの他の
例を示す断面図、第４図は本発明の他の実施例に係るス
タータ装置を示す断面図、第５図は従来のスタータ装置
を示す断面図、第６図はフロントブラケットとこの内部
に配置されるビニオン移動体およびシフトレバ−の組ミ
込み状態を示す斜視図、第７図はフロントブラケットの
内側に形成されたレバーボックスを示す斜視図である。 ２・・・直流電動機、３・・・出力回転軸、４・・・ビ
ニオン移動体、５・・・電磁スイッチ装置、８・・・シ
フトレバ−８ａ・・・シフトレバ−の下端、８ｂ・・・
シフトレバ−の上端、９・・・フロントブラケット、９
ａ・・・カバ一部分、９ｂ・・・カバ一部分、ｌＯ・・
・軸受部、１１・・・ビニオン、１２・・・開口部、１
３・・・レバーボックス、１４・・・切欠き部、１６・
・・室、２０・・・スタータ装置、２１・・・防水カバ
ー なお、各図中同一符号は同一部分又は相当する部分を示
す。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　出力回転軸に摺動可能に支持されたピニオン移動体を
   電磁スイッチ装置に連結されたシフトレバーで移動させ
   るスタータ装置において、前記出力回転軸の前端を支持
   する軸受部および前記ピニオン移動体のピニオンを全移
   動位置で機関のリングギヤに噛合わせるべく形成された
   開口部を有するフロントブラケットと、前記電磁スイッ
   チ装置の前端部に前記シフトレバーの一端との連結部を
   配置すべく形成された室と、該室の上壁に形成されて前
   記フロントブラケットの内側に連通し、前記シフトレバ
   ーの他端を前記ピニオン移動体に係止すべく挿通するレ
   バー挿通用穴と、内周縁が前記シフトレバーに密着され
   且つ外周縁が前記レバー挿通用穴の周囲に密着されて前
   記フロントブラケットの内側から当該レバー挿通用穴を
   閉鎖する防水カバーとを含んでなるスタータ装置。