JPH02191770A - 合成繊維用処理剤 - Google Patents

合成繊維用処理剤

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JPH02191770A
JPH02191770A JP546789A JP546789A JPH02191770A JP H02191770 A JPH02191770 A JP H02191770A JP 546789 A JP546789 A JP 546789A JP 546789 A JP546789 A JP 546789A JP H02191770 A JPH02191770 A JP H02191770A
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JP
Japan
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acid
alcohol
salt
synthetic fiber
agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP546789A
Other languages
English (en)
Inventor
Naosuke Sakai
堺 修介
Seiji Horie
誠司 堀江
Saburo Urabe
三郎 占部
Teruo Sakai
坂井 暉夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は合成繊維の処理用油剤に関する。
[従来の技術] 従来より合成繊維の製造工程並びに加工工程において、
繊維に平滑性や静電気防止性を付与する油剤として、長
鎖モノオレフィン付加ジカルボン酸塩を含有した油剤(
特公昭57−2568θ号公報)、およびラウリルオキ
シコハク酸のジナトリウム塩を含有した油剤(特公昭8
3−549号公報)などが知られている。
[発明が解決しようとする課S] しかし昨今の製造および加工工程の高速化、および製造
銘柄の多様化のため、これらの油剤では繊維の損傷によ
る毛羽や断糸の発生、ガイド類の摩耗、および熱ローラ
ー上でのタールやスカムの発生などの問題を十分に解決
できていない。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記r、、’+ mを解決すべく、高速下
での平滑性、摩耗防止性および耐熱性に優れた油剤につ
いて鋭意検討した結果、特定の化合物を含有した油剤が
極めて有効であることを見いだし、本発明に到達した。
すなわち、本発明は重合脂肪酸と炭素数12以上の脂肪
族アルコールのモノエステルの塩を含有するこ七を特徴
とする合成繊維用処理剤である。
本発明における化合物において重合脂肪酸としてはオレ
イン酸、リノール酸などのような011の不飽和脂肪酸
、乾性油脂肪酸、半乾性油脂肪酸または、これら脂肪酸
の低級アルコールモノエステルを触媒の存在下に二量化
させたものがあげられ種々のものが市販されている。
代表的な重合脂肪酸としてはC11モノカルボン酸θ〜
5重量%、C36ダイマ一酸60〜98重量%、C64
トリマー酸2〜40重量%の組成のものがあげられ好適
に使用できる。
重合脂肪酸の具体例としてはバーサダイム21B(七ツ
マー酸7%、ダイマー酸75%、トリマー酸18%)、
バーサダイム22B(モノマー酸5%、ダイマー酸76
%、トリマー酸19%)、バーサダイム288(モノマ
ー酸2%、ダイマー酸94%、トリマー酸4%)(いず
れもヘンケル白水■製品)がある。
炭素数12以上の脂肪族アルコールとしてはラウリルア
ルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、
ステアリルアルコール、オレイルアルコール、牛脂アル
コールなどの天然の飽和、および不飽和の脂肪族アルコ
ール、およびインドリデカノール、イソセチルアルコー
ル、インステアリルアルコールなどの合成アルコールが
あケラれる。これらのうち好ましいのはオレイルアルコ
ール、およびインステアリルアルコールである。
アルコールの炭素数が12未膚では平滑性が低下する。
本発明における該モノエステルの塩としてはL IN 
 N a%  Kなどのアルカリ金属塩、モノエタノー
ルアミン、ジェタノールアミン、 トリエタノールアミ
ン、モノイソプロパツールアミンなどのアルカノールア
ミン塩、ラウリルアミン、オレイルアミンなどのアルキ
ルアミン、ステアリルアミンエチレンオキサイド付加物
の塩などがあげられる。これらのうち好ましいのはトリ
エタノールアミンの塩である。
本発明における化合物の具体例としては下記があげられ
る。
化合物1:z<−サダイム218とオレイルアルコール
のモノエステルのトリエタノールア ミン塩 化合物2:バーサダイム218とインステアリルアルコ
ールのモノエステルのNa塩 化合物3:バーサダイム21Bと牛脂アルコールのモノ
エステルのオレイルシアミン塩 バーサダイム216と炭素数12以上の脂肪族アルコー
ルを窒素雰囲気下パラトルエンスルホン酸などを触媒と
して120〜130℃で加熱し発生する水を除去しモノ
エステルを得る。このモノエステルのカルボキシ基当量
のトリエタノールアミンで中和して化合物1を得る。化
合物2.3も同様の方法で得られる。
本発明の油剤には、更に必要に応じて公知の油剤成分を
含有させることができる。公知の油剤成分において平滑
剤成分としては鉱物油、脂肪酸エステル〔オレイルオレ
エート、ブチルステアレート、2−エチルへキシルパル
ミテート、ラウリルアルコールEO(以下エチレンオキ
シドをEOと略記)2モル付加物ラウレート、ビスフェ
ノールAPO(以下プロピレンオキシドをPOと略記)
2モルE02モル付加物のジラウレート、ドパノール2
46(三菱油化−製)とオレイン酸とのエステルなど]
およびポリエーテル[ブタノールのEO/POランダム
共重合物(分子ff114.00)ト17メチロールプ
ロパンのEO/PO共重合物(分子m 3000 )お
よびそのメチルエーテルなど]があげられる。その他の
成分としてはノニオン界面活性剤[ポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エス
テルなどコアニオン界面活性剤[アルキルサルフェート
、アルキルスルホネート、アルキルホスフェートなどコ
およびその他の添加剤[酸化防止剤、防腐剤など]があ
げられる。
本発明の油剤において本発明の化合物の含ffff1は
1重層%以上、好ましくは3〜15重量%であり、1重
1%未満では所望の性能は得られない。
本発明の油剤は合成繊維の紡糸用油剤、および編織前の
追油剤(コーニングオイル)として用いられる。
合成繊維としてはポリエステル繊維、ポリアミド繊維が
好適である。繊維の形態としてはフィラメント糸、およ
び紡績糸に使用できる。
油剤の付着量は繊維の種類、銘柄、給油の目的などによ
って異なるが、通常0. 2〜3重量%、好ましくは0
. 3〜1.5重量%である。
繊維への適用方法は、紡糸油剤の場合、通常5〜25重
量%の水性エマルシげンとして、あるいは低粘度のパラ
フィン油で希釈して、紡出直後の未延伸糸にローラー給
油法またはノズル給油法で給油する。また追油剤の場合
はローラー給油法により原液をストレートで給油する。
[実施例] 以F1  実施例により本発明をさらに説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例で使用した油剤成分の詳細は下記のとうりである
平滑剤1:流動パラフィン  60秒 平滑剤2:流動パラフィン 120秒 平滑剤3: オレイルオレエート 平滑剤4: 2−エチルへキシルステアレート平滑剤5
: ブタノールEO/PO(50150)ランダム付加
物(分子量1400) N活性剤1:牛脂アルコールEO3モル付加物N活性剤
2:硬化ヒマシ油EO20モル付加物N活性剤3: ソ
ルビタンジオレエートA活性ML: セチルアルコ−ル
Na塩八へ性剤2:セチルアルコールEO(2)ホスフ
ェートに塩 A活性剤3: ラウリルアルコールEO(3)ホスフェ
ートトリエタノールアミン塩 A活性剤4:ペンタデセニルコハク酸ジに堆A活性剤5
: ラウリルオキシコハク酸ジN a 塩表1に示すよ
うな組成で本発明の油剤および比較油剤を得た。
なお表中の部は重量部を示す。
表 表 (つづき) 表1の油剤を0.6重量%付着させたポリエステルフィ
ラメント(75d e/38 f i l)について、
繊維と金属ピンとの走行摩擦、繊維と高速回転ローラー
との走行摩擦、および編針摩耗を評価した。また油剤自
体のタール発生量を評価した。
それらの結果を表2に示す。
表 表 (つづき) させ、摩擦後の糸張力を検出。
糸走行速度 100rrh/分 繊維と高速回転ローラーとの走行摩擦 試料糸を初張力Log1100m/分で走行させ、糸と
逆方向に回転するローラー(直径160rnms  表
面:硬質クロム鏡面仕上げ、周速=5000m/分)と
摩擦させ、摩擦後の糸張力を検出。
評価法 繊維と金属ビンとの走行摩擦 試料糸を初張力10gで硬質クロムメブキ梨地ビン(直
径18mm5 摩擦角度2π)に摩擦走行編針摩耗 試料糸を初張力20g、100m1分で30分1fif
、  Ii針のフック部にひっかけて走行させ、編針の
摩耗の程度を顕微鏡にて観察。
O摩耗痕なし 0  摩耗痕少しあり Δ  摩耗痕やや多い X  摩耗痕大 タール量 各油剤を表面温度200° Cの熱板(傾斜角度301
1f、  長さ30cm>の上部へIg/時間のベース
で滴下し8時間後の熱板上のタールの発生量を観察。
◎  タール発生なし 0  タール発生量しあり Δ  タール発生やや多い ×  タール発生量 表 また、表1の油剤の109Aエマルシロンを油剤純分付
着量が繊維重量に対して0.6%になるように給油して
、スピンドロ一方式(巻取速度5500m/分)で50
de/3(3f i lのポリエステルフィラメントの
製造を行った。この際の製糸性(A綴糸収率)および7
2時間経過後の熱ローラーやガイと上でのスカム発生の
程度を表3に示す。
スカム発生の程度 Oスカム発生量なく清掃の必要なし Δ   スカム発生がややあり清掃の必要あり×   
スカム発生が大で製糸不可 表4に示す油剤を1重量%付着させたポリエステル加丁
糸(150de/30f i l)について、繊維と金
属ビンとの走行摩擦、繊維と高速回転ローラーとの走行
摩擦、編針摩耗、および白粉脱落量を評価し、その結果
を表5に示す。
表   4 表 表 (つづき) [発明の効果コ 本発明の油剤により、熱ローラー上での糸揺れが少なく
、スカムの発生も低減され、高速製糸、特に5000m
/分以上でのスピンドロー工程で高能率の操業が可能と
なった。また、従来油剤では不可能であった編織工程の
高速化にも対応できるようになった。
表2.5より本発明の油剤は高速下での平滑性に優れる
とともに、タールや白粉の発生が少なく摩耗防止にも優
れた効果を呈していること、および表3より本発明の油
剤が超速のスピンドローでの操業性にも優れていること
が明白である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重合脂肪酸と炭素数12以上の脂肪族アルコールの
    モノエステルの塩を含有することを特徴とする合成繊維
    用処理剤。 2 脂肪族アルコールがオレイルアルコールである請求
    項1記載の合成繊維用処理剤。 3 塩がトリエタノールアミン塩である請求項1または
    2記載の合成繊維用処理剤。
JP546789A 1989-01-12 1989-01-12 合成繊維用処理剤 Pending JPH02191770A (ja)

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