JPH02187268A - 消耗電極式両極性アーク溶接電源における出力制御方法 - Google Patents

消耗電極式両極性アーク溶接電源における出力制御方法

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JPH02187268A
JPH02187268A JP677789A JP677789A JPH02187268A JP H02187268 A JPH02187268 A JP H02187268A JP 677789 A JP677789 A JP 677789A JP 677789 A JP677789 A JP 677789A JP H02187268 A JPH02187268 A JP H02187268A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は、溶接終了から溶接ワイヤ・母材間の溶着検
出動作終了までに要する時間を短濾するようにした、消
耗電極式両極性アーク溶接電源における出力制御方法に
関する。
〔従来の技術〕
周知のように、消耗電極式両極性アーク溶1妾電源(以
下、両極性アーク溶接電源という)は、溶接ワイヤと母
材間に、母材が正極となる正極性の直流溶接電圧と母材
が負極となる逆極性の直流溶接電圧とを交互に繰り返し
印加してアーク溶接するものである。この両極性アーク
溶接電源は、特に薄板の溶接に際して、溶は込み深さの
制御が容易であると共に溶は落ちを防止できるなどの優
れた利点を有しているため、アーク溶接ロボットなどの
自動溶接装置と組み合わせて用いられることが多い、そ
して、このアーク溶接ロボットなどの自動溶接装置には
、溶接終了時にトーチから突き出した溶接ワイヤ(以下
、ワイヤという)の先端部と母材との溶着の有無を検出
する溶着検出手段が備えられている。これは、溶着が生
じた状態でトーチを予め定めた移動手順に従って次の溶
接箇所に移動させようとすると、トーチなどが破1員し
てその交換や修理に多くの時間を要するので、これを未
然に防止するためである。
以下、従来の両極性アーク溶接電源と、溶着検出手段と
を備えた自動溶接装置における溶着検出動作を、その手
順を示すタイムチャートの第3図に基づき説明する。
すなわち、第3図(a)に示すように、溶接の終了か指
令されると、溶接動作指令信号がオフする。
これに同期してワイヤ送給モータへの送給停止が指令さ
れ、第3図(blに示すように、ワイヤ送給モータは慣
性による回転を続けたのち停止遅れ時間Td経過復に完
全停止する。第3図(C)は第1遅延信号を示しており
、この第1遅延信号は上記の溶接動作指令信号のオフ動
作から所定の第1遅延時間TIだけ遅れてオフ動作する
信号である。即ち、この第1遅延時間T1は、ワイヤ送
給モータの完全停止までに要する停止遅れ時間Tdの最
大値に余裕しろを加算して設定された時間である。そし
て、この第1遅延信号のオフ動作に同期して、第3図(
f)に示すように、ワイヤ・母材間への両極性アーク熔
接電源からの両極性溶接電圧の印加が停止される。なお
、第3図(f)は母材を基準にしたときのワイヤ・母材
間の電圧を示す。このように、ワイヤの送給停止が指令
されたのち上記のようにして定められた第1遅延時間T
1だけ遅れて、両極性アーク溶接電源から交互に繰り返
す正極性直流溶接電圧と逆極性直流溶接電圧との印加を
停止し、ワイヤ送給モータが完全停止するまでの間に送
り出されるマノイヤを熔融させるようにしている。
そして、第3図(d)に示す第2遅延信号は、溶接動作
指令信号のオフ動作から第1遅延時間TIよりわずかに
長い第2遅延時間T2だけ遅れてオフする信号であり、
この第2遅延信号のオフ動作に同期して、第3図(e)
に示すように、検出時間幅T3を有する溶着検出指令信
号が出力される。この溶着検出指令信号に従ってワイヤ
・母材間に溶着検出用直流電源から溶着検出用直流電圧
(母材に対しワイヤが正極)を印加し、このとき検出し
たワイヤ・母材間の電圧値と予め定めた設定値とを比較
することによってワイヤと母材との溶着の有無を検出す
るようにしている。そして、アーク溶接ロボット等の自
動溶接装置では、溶着が検出されたときは、自動溶接装
置の移動動作を停止し、警報を発したり、溶着している
ワイヤを溶断したりする手段が採られ、また、溶着なし
と検出されたときは、トーチを予め定めた移動手順に従
って次の溶接箇所に移動させるようにしている。
〔発明が解決しようとする!31!題〕ところで、アー
ク溶接ロボットなどの自動溶接装置ではその生産性向上
のために秒単位の作業時間短縮が強く要請されている。
そのため、溶接の終了が指令されてから溶着検出動作終
了までに要する時間を短ki’d Lようとすると、溶
着検出手段を有する自動溶接装置に用いられる」−記紹
介した従来の両極性アーク溶接?!源においては、以下
に説明する問題点があってこの時間短縮ができなかった
すなわち、この時間を短縮するために、第3図(d)に
破線で示すように第2遅延時間T2を短縮し、第3図(
e)に破線で示すように溶着検出指令信号の出力を早め
て、ワ・イヤ送給モータが停止し7た後、両極性アーク
溶接電源から1橿性と逆極性との直流溶接電圧がワイヤ
・母材間に交互に印加されているうちに溶着検出動作を
行おうとすると、正極性直iJt溶接電圧が印加されて
いる時は、ワイヤ・母材間の電圧が母材に対し負電圧の
状態となる。
その結果、ワイヤと母材との溶着が実際に生じていない
ときでも、検出したワイヤ・母材間の電圧値が設定値(
母材の電位よりわずかに高い予め定められた電圧値)よ
り低くなって溶着ありという誤判定が生じる。このため
に、従来は、両極性アークン容接電源からの溶接電圧の
印IJn停止後に溶着検出動作を開始するようにしてい
たので、溶接の終了が指令されてから溶着検出動作終了
までに要する時間を短縮することができなかった。
したがって、この発明は、溶着検出手段を有する溶接装
置に用いられる両極性アーク溶接電源における上記のよ
うな問題点を解消するためになされたものであり、溶接
の終了が指令されてから溶着検出動作終了までに要する
時間を溶着検出に係る誤判定を生じることなく短縮でき
る、消耗電極式両極性アーク溶接電源における出力側j
1方法の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この発明による方法は、
溶接の終了に際し溶接ワイヤを送給するワイヤ送給モー
タへの送給停止が指令されたのち所定時間経過後に溶接
ワイヤと母材間に溶接電圧と異なる溶着検出用直流電圧
を印加し、検出した溶接ワイヤ・母材間の電圧値と設定
埴とを比較することによって溶接ワイヤと母材との溶着
の有無を検出する溶着検出手段を有する溶接装置に用い
られ、且つ、溶接ワイヤと母材間に正極性の直流溶接電
圧と逆極性の直流溶接電圧とを交互に繰り返し印加する
消耗電極式両極性アーク溶接電源における出力制御方法
において、溶接の終了に際し上記ワイヤ送給モータへの
送給停止が指令されてから上記溶着検出用直流電圧が印
加されるまでの間に、上記正極性と逆極性の直流溶接電
圧を交12に繰り返し印加する極性切替え制御を停止し
、以後、溶接ワイヤと母材間に上記溶着検出用直流電圧
と同じ極性の直流溶接電圧を所定時間印加することを特
徴とするものである。
〔作 用〕
この発明による消耗電極式両極性アーク溶接電源におけ
る出力制御方法Gごおいては、溶接の終了に際し溶接ワ
イヤを送給するワイヤ送給モータへの送給停止が指令さ
れてから、この送給停止が指令されたのち所定時間経過
後に熔■妾ワイヤと母材間に溶着検出用直流電圧が印加
されるまでの間に、正極性と逆極性の直流溶接電圧を交
互に操り返し印加する極性切替え制御が停止され、以後
、溶接ワイヤと母材間に溶着検出用直流電圧と同じ極性
の直流溶接電圧が所定時間印加される。二のことにより
、極性切替え制御停止後に出力される直流溶接電圧の印
加中に溶着検出用直流電圧を印加しても、極性の不一致
による溶着検出に係る誤判定を生じることがないので、
溶着検出動作を早めることができる。
〔実施例〕
以下、この発明に係る実施例を、第1図及び第2図を参
照しながら説明する。
第1図は、この発明による方法を実施する両極性アーク
溶接電源と、溶着検出手段とを備えた自動溶接装置のブ
ロック図であり、同図において、この自動溶接装置は溶
着検出装置(1)、両極性アーク溶接電源(2)および
図示しない主制御装置とから構成されている。(3)は
ワイヤ、(4)はワイヤ(3)に通電するためのトーチ
、(5)はワイヤ送給モータ、(6)はワーク、すなわ
ち母材である。尚、トーチ(4)、ワイヤ送給モータ(
5)などは、図示しない主制御装置によって移動制御さ
れる移動装置(図示省略)に取り付けられている6 溶着検出装置(1)において、符号Eは溶着検出用直流
1源であって、この溶着検出用直流電源Eの負極側は母
材(6)に接続され、正極側は高抵抗値を有する抵抗な
どのインピーダンス素子(7)と、これに直列接続され
たスイッチ5hllとを介してトーチ(4)に接続され
ている。(8)は図示しない主制御!J置から)立接動
作指令信号Sが入力される第2遅延回路、(9)はこの
第2遅延回路(8)の第2遅延信号S2が入力されるワ
ンショット回路であり、このワンショット回路(9)は
上記のスイッチSWIをオン・オフ動作させる溶着検出
指令信号S3を出力するものである。00)はスイッチ
SWIがオン状態の時にワイヤ(3)・母材(6)間の
電圧値を検出する電圧検出回路、(11)は溶着電圧設
定器、θ″!Jは電圧検出回路0■の出力と溶着電圧設
定H(II)の出力とが入力される比較器である。この
比較28 (12)の溶着判定信号S4は図示しない主
制御装置に出力される。
また、両極性アーク溶接電a(2)において、0■は交
流電源を入力とし、その直流出力電圧の値が半導体スイ
ッチング素子によって制御される直流電源、(ロ)はこ
の直流電源0■の出力側に接続されたインバータ回路で
あり、ブリッジ接続されたトランジスタQl−04によ
り構成されている。051は溶接動作指令信号Sが入力
される第1遅延回路で、その出力である第1遅延信号S
1を直流電源0りに出力する。0ωは正極性と逆極性の
時間比率を設定する極性比率設定器、07)はトランジ
スタロ1〜04をスイッチング制御するドライブ回路で
あり、この極性比率設定器Q61とドライブ回路0りと
は溶接動作指令信号Sによりオン・オフ動作するスイッ
チSW2を介して接続されている。
さらに、面は正極性と逆極性の時間比率を逆極性100
χに設定し、ワイヤ(3)・母材(6)間に直流電源0
■から逆極性の直:fL溶接電圧のみを印加するように
した逆極設定器であって、スイッチ籏3を介してドライ
ブ回路07)に接続されている。0ωは溶接動作指令信
号Sが入力される信号反転器であって、その出力信号に
より上記のスイッチSW3がオン・オフされる。そして
、Qのは溶接動作指令信号Sにより起動・停止すると共
に、ワイヤ送給モータ(5)を制御するワイヤ送給制御
回路である。
以下、この発明による出力制御方法を、第2図のその制
御動作を示すタイムチャートをも参照しながら説明する
まず、図示しない主制御装置の溶接動作指令信号Sがハ
イレベル(オン動作)になると、ワイヤ送給制御回路Q
Φが起動されワイヤ(3)が母材(6)に向けて送給さ
れる。また、この溶接動作指令信号Sのオン動作に同曲
して、第1遅延回路(151から第1遅延信号S1が直
流電源θ■に出力されると共にスイッチSW2がオンさ
れる。これにより、直流電源θ■から所定の値に設定さ
れた直流溶接電圧がインバータ回路04)に印加される
と共に、極性比率設定器0ωの設定比率に従って出力さ
れるドライブ回路θ力の出力信号によりトランジスタ1
〜口4がスイッチング制御される。すなわち、トランジ
スタQl、 14をオンし、トランジスタロ2、口3を
オフしてワイヤ(3)・母材(6)間に逆極性の直流溶
接電圧を印加することにより逆極性の溶接が行われる。
また1、トランジスタロ2、Q3をオンし、トランジス
タ01.04をオフしてワイヤ(3)・母材(6)間に
正極性の直流溶接電圧を印加することにより1臘性の溶
接が行われ1、二の逆極性と正極性の溶接とが交互に繰
り返されて両極性アーク溶接が行われる。
ここで、溶接動作指令信号Sがハイレベルのときは、信
号反転器09)の出力信号がローレベルとなっているの
で逆極設定器θ印とドライブ回路07)とを接続するス
イッチSW3はオフしており、さらに、溶着検出装rf
1.(1)のワンショット回路(9)からは溶着検出指
令信号S3が後述するタイミングで出力されるので溶着
検出動作を開始するだめのスイッチSWlはオフした状
態にある。
次いで、この両極性アーク溶接の終了に際し、図示しな
い主制御装置から人力されていた溶接動作指令信号Sが
第2図(a)に示すようにローレベル(オフ動作)にな
ると、ワイヤ送給制御回路QIはワイヤ送給モータ(5
)の駆動をただちに停止し制動動作を行う、これにより
、第2図(b)に示すようにワイヤ送給モータ(5)は
慣性による回転を続けながらその回転数が徐々に低下し
て停止遅れ時間Td経過後に完全停止する。
また、溶接動作指令信号Sがローレベルになると、それ
までオンしていたスイ・7チ籏2がオフして極性比率設
定器0ωとドライブ回路07)との接続が遮断され、同
時に、信号反転器0■の出力信号がハイレベルとなって
スイッチSW3がオンして逆極設定器([0がドライブ
回路0力に接続される。これにより、それまで行われて
いた逆極性と正極性とを交互に繰り返す極性切替え制御
を停止し、以後、第2図(f)に示すように後述する第
1遅延回路いの第1遅延信号Slがオフ状態となるまで
の期間はトランジスタQ1.04をオンし、トランジス
タロ2.03をオフしてワイヤ(3)・母材(6)間に
逆極性の直流溶接電圧が印加される。
一方、溶接動作指令信号Sがローレベルになると、第1
遅延回路051は、この時点から計時を開始して、第2
図(C)に示すようにワイヤ送給モータ(5)が慣性に
よる回転を停止するのに十分な第1遅延時間TIが経過
したのちそれまで出力していた第1遅延信号S1をオフ
する。なお、この第1遅延時間TIは予め設定されるも
のである。
さらに、溶着検出装置(1)の第2遅延回路(8)は、
第1遅延回路051と同様に指令信号Sがローレベルに
なった時点から計時を開始して、第2遅延時間T2が経
過したのち第2図(d)に示すようにそれまで出力して
いた第2遅延信号S2をオフする。この第2遅延時間T
2は、予め実験で求めたワイヤ送給モータ(5)の停止
遅れ時間↑dより長く、かつ上記の第1遅延時間Tlよ
り短い時間になるように予め設定される。そして、この
溶着検出装置(+)の第2遅延信号S2がオフすると、
これに同期して、ワンシツット回路(9)から第2図(
e)に示す所定の時間幅T3を有する溶着検出指令信号
S3が出力され、この出力期間中はスイッチSWIがオ
ン状態となる。
これにより、逆極性直流溶接電圧の印加中に、溶着検出
用直流電圧が?@着検出用直流電源Eからインピーダン
ス素子(7)を介してワイヤ(3)・母材(6)間に母
材(6)に対しワイヤ(3)が正極となる極性で印加さ
れる。そして、電圧検出回路00)はワイヤ(3)・母
材(6)間の電圧値を検出してその値を比較器(12)
に出力する。比較器02)はこの検出したワイヤ(3)
・母材(6)間の電圧値と溶着電圧設定器(11)の設
定電圧値とを比較し、溶着判定信号S4を図示しない主
側jffj装置に出力する。即ち、第2図(e)に示す
溶着検出指令信号S3の出力期間中、比較器tmは、電
圧検出回路0(Dの出力が溶着電圧設定器01)の出力
より低いときは溶着ありという溶着判定信号S4を主制
御装置に出力し、また、電圧検出回路θ0)の出力が溶
着電圧設定器00の出力より高いときは溶着なしという
溶着判定信号S4を主制御装置に出力する。
以上述べたように、この実施例では、両極性アーク溶接
電源(2)は、溶接の終了に際しワイヤ送給モータ(5
)への送給停止が指令されると、逆極性と正極性とを交
互に繰り返す極性切替え制御を停止し、ワイヤ(3)・
母材(6)間に溶着検出用直流電圧と同じ極性である逆
極性の直流溶接電圧を所定時間印加するように出力制御
される。これにより、逆極性直流溶接電圧の印加中に溶
着検出用直流電圧を印加しても極性の不一致による誤判
定を生じることがないので溶着検出動作の開始を従来よ
り早めることができ、溶接の終了が指令されてから溶着
検出動作終了までに要する時間を短縮することができる
なお、上記実施例では、溶接の終了に際しワイヤ送給モ
ータ(5)への送給停止が指令された時点で極性切替え
制御を停止し、以後、逆極性直流溶接電圧を所定時間印
加するように出力制御しているが、次のように、両極性
アーク溶接電源(2)の出力を制御するようにしてもよ
い。
すなわち、第1図に示す両極性アーク溶接電源(2)に
おいては、スイッチSW2と信号反転器いには溶接動作
指令信号Sが入力されるように構成されているが、この
溶接動作指令信号Sに代えて第2遅延回路(8)の第2
遅延信号S2をスイ・ノチ謝2と信号反転器側とに入力
する構成とし、この第2遅延信号S2のオフ動作に同期
して両極性アーク溶接電源(2)における逆極性と正極
性とを交互に繰り返す極性切替え制御を停止し、以後、
第1遅延回路0ωの第1遅延信号S1がオフ状態となる
までワイヤ(3)母材(6)間に逆極性の直流溶接電圧
を印加するようにしてもよい。また、ワイヤ送給モータ
(5)の停止を検出する手段を設け、これによりワイヤ
送給モータ(5)が停止した時点でそれまで行っていた
極性切替え制御を停止し、以後、第1遅延回路05)の
第1遅延信号S1がオフ状態となるまでワイヤ(3)・
母材(6)間に逆極性の直流溶接電圧を印加するように
してもよい。
なお、ワイヤ(3)・母材(6)間に溶着検出用直流電
源Eから溶着検出用直流電圧が母材(6)に対しワイヤ
(3)が負極となる極性で印加される構成になっている
ときは、極性切替え制’+11を停止したのち正極性の
直流溶接電圧を所定時間印加するように両極性アーク溶
接電源(2)の出力を制御すればよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明による消耗電極式両極性ア
ーク溶接電源における出力制御方法は、両極性アーク溶
接の終了に際し溶接ワイヤを送給するワイヤ送給モータ
への送給停止が指令されてから、この送給停止が指令さ
れたのち所定時間経過後に溶接ワイヤと母材間に溶着検
出用直流電圧が印加されるまでの間に、正極性と逆極性
の直流溶接電圧を交互に繰り返し印加する極性切替え制
御を停止し、以後、溶接ワイヤと母材間に溶着検出用直
流電圧と同じ極性の直流溶接電圧を所定時間印加するよ
うにしたものである。したがって、この発明による出力
制御方法によれば、前記極性切替え制御停止後に出力さ
れる直流溶接電圧の印加中に溶着検出用直流電圧を印加
しても、極性の不一致による溶着検出に係る誤判定を生
じることがないので、溶着検出動作の開始を従来より早
めることができ、これにより、溶接の終了から溶着検出
動作終了までGご要する時間を従来より短縮することが
できるので、アーク溶接ロボットなど自動溶接装置によ
り多数の溶接箇所を有するワークに溶接を行うにあたり
、その生産性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による方法を実施する消耗電極式両極
性アーク溶接電源と、溶着検出手段とを備えた自動)立
接装置のブ1コック図、第2図はこの発明による方法の
制御動作を示すタイムチャート、第3図は従来の消耗T
i極弐両極性アーク溶接電源と、溶着検出手段とを備え
た自動溶接装置における溶着検出動作の手順を示すタイ
ムチャートである。 (1)−溶着検出装置、 (2)−消耗電極式両極性アーク溶接電源、(3)  
溶接ワイヤ、(5)−ワイヤ送給モータ、(6)・母材
、(8)−第2遅延回路、(9)−−ワンシジソト回路
、0ω 電圧検出回路、01)−溶着電圧設定器、02
1−比較器、0り一直流電源、04)−インバータ回路
、0ω−第1遅延回路、0ω−極性比率設定器、θη−
ドライブ回路、θ団−逆極設定器、12I−ワイヤ送給
制御回路、 E 溶着検出用直流電源。 特許出願人  株式会社神戸製鋼所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶接の終了に際し溶接ワイヤを送給するワイヤ送給
    モータへの送給停止が指令されたのち所定時間経過後に
    溶接ワイヤと母材間に溶接電圧と異なる溶着検出用直流
    電圧を印加し、検出した溶接ワイヤ・母材間の電圧値と
    設定値とを比較することによって溶接ワイヤと母材との
    溶着の有無を検出する溶着検出手段を有する溶接装置に
    用いられ、且つ、溶接ワイヤと母材間に正極性の直流溶
    接電圧と逆極性の直流溶接電圧とを交互に繰り返し印加
    する消耗電極式両極性アーク溶接電源における出力制御
    方法において、 溶接の終了に際し上記ワイヤ送給モータへの送給停止が
    指令されてから上記溶着検出用直流電圧が印加されるま
    での間に、上記正極性と逆極性の直流溶接電圧を交互に
    繰り返し印加する極性切替え制御を停止し、以後、溶接
    ワイヤと母材間に上記溶着検出用直流電圧と同じ極性の
    直流溶接電圧を所定時間印加することを特徴とする消耗
    電極式両極性アーク溶接電源における出力制御方法。
JP677789A 1989-01-13 1989-01-13 消耗電極式両極性アーク溶接電源における出力制御方法 Expired - Fee Related JPH0613144B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115138935A (zh) * 2021-03-29 2022-10-04 本田技研工业株式会社 焊接装置和焊接装置的控制方法

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CN115138935A (zh) * 2021-03-29 2022-10-04 本田技研工业株式会社 焊接装置和焊接装置的控制方法
CN115138935B (zh) * 2021-03-29 2023-10-20 本田技研工业株式会社 焊接装置和焊接装置的控制方法

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