JPH0218386Y2 - - Google Patents

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JPH0218386Y2
JPH0218386Y2 JP1983201127U JP20112783U JPH0218386Y2 JP H0218386 Y2 JPH0218386 Y2 JP H0218386Y2 JP 1983201127 U JP1983201127 U JP 1983201127U JP 20112783 U JP20112783 U JP 20112783U JP H0218386 Y2 JPH0218386 Y2 JP H0218386Y2
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JP
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permanent magnet
plunger
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main coil
coil
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JP1983201127U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、電磁弁に関する。
(従来の技術) 電磁弁は、一般に、弁を開閉するプランジヤの
外側にコイルを配設し、このコイルを励磁するこ
とにより、プランジヤを吸引して弁を開き、ま
た、コイルの励磁を解除することにより、プラン
ジヤがスプリングで付勢されて弁を閉じるように
なつている。
しかし、この電磁弁では、弁の開状態を保つた
めには常にコイルを励磁しておく必要がある。
そのため、例えば実開昭58−4870号公報に記載
されているように、弁の開閉にラツチングソレノ
イドを用いた電磁弁がある。このラツチングソレ
ノイドは、プランジヤの外側に、プランジヤが移
動する軸方向に2つのコイルを配設するととも
に、このコイル間に永久磁石を配設し、そして、
コイルを励磁することにより、永久磁石を中心と
した軸方向一側または他側にプランジヤを移動さ
せることができ、しかも、そのプランジヤが永久
磁石を中心とした軸方向一側または他側に移動す
ることにより、永久磁石が発生する磁束がプラン
ジヤを流れてプランジヤをその移動方向へ向けて
付勢する磁束回路が構成され、コイルの励磁を解
除してもプランジヤが移動状態に保持される。し
たがつて、このラッチングソレノイドを用いた電
磁弁では、弁の開閉時にコイルを一時的に励磁し
てプランジヤを移動させれば、永久磁石によつて
構成される磁束回路で弁の開閉状態を保持するこ
とができる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のようなラッチングソレノイドを用いた電
磁弁では、コイルの励磁を解除しても弁の開閉状
態を保持できるが、その構造上、プランジヤを永
久磁石を中心とした軸方向一側または他側に移動
させなければならず、プランジヤの移動ストロー
クが非常に長くなり、それに伴つて弁の開閉スト
ロークも長くなり、弁開閉機構および弁本体とも
大型になる問題がある。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、コイルの励磁を解除しても弁の開閉状態を保
持でき、かつ、プランジヤの移動ストロークが短
い場合にも対応でき、弁開閉機構および弁本体と
も小型にできる電磁弁を提供することを目的とす
るものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、弁座18を開閉する弁体22を有し
スプリング23によつて閉方向に付勢されるプラ
ンジヤ21の外側に励磁時にプランジヤ21を開
方向に移動させる第1の主コイル26を配設し、
この第1の主コイル26の一側に上記プランジヤ
21を開方向に付勢する磁束を発生する第1の永
久磁石30を配設し、上記第1の主コイル26の
他側に外部から受ける磁束の方向に応じて極性が
反転して上記第1の永久磁石30の磁束方向と同
位相または逆位相に変化する第2の永久磁石33
を配設し、この第2の永久磁石33の外側に上記
第1の主コイル26とともに励磁されて第2の永
久磁石33の極性を上記第1の永久磁石30の磁
束方向と逆位相になるように反転させる第2の主
コイル36を配設し、上記プランジヤ21の外側
に励磁時にプランジヤ21を閉方向に移動させる
とともに上記第2の永久磁石33の極性を上記第
1の永久磁石30の磁束方向と同位相になるよう
に反転させる補助コイル27を配設したものであ
る。
(作 用) 本考案では、プランジヤ21が閉状態にあり、
各コイル26,27,36を励磁していない状態
において、第1の永久磁石30と第2の永久磁石
33との磁束方向は同位相にあり、第1の永久磁
石30から第2の永久磁石33へ、この第2の永
久磁石33から第1の永久磁石30へと流れる磁
束回路が構成され、プランジヤ21を軸方向に通
る磁束はほとんどなく、したがつて、プランジヤ
21はスプリング23の付勢によつて閉状態に保
たれている。
また、その状態から、第1、第2の主コイル2
6,36を励磁すると、第1の主コイル26の発
生する磁束によつて、プランジヤ21がスプリン
グ23の付勢に抗して開方向へ移動されて開状態
となり、一方、第2の主コイル36の発生する磁
束によつて、第2の永久磁石33の極性が反転し
て第1の永久磁石30の磁束方向と逆位相にな
り、第1の永久磁石30と第2の永久磁石33の
プランジヤ21を開方向に付勢する磁束がプラン
ジヤ21を軸方向に通る磁束回路が構成され、第
1、第2の主コイル26,36の励磁を解除して
も、プランジヤ21は開状態に保持される。
さらに、その状態から、補助コイル27を励磁
すると、この補助コイル27が発生する磁束によ
つて、プランジヤ21が閉方向へ移動されて閉状
態となり、かつ、第2の永久磁石33の極性が再
び反転されて第1の永久磁石30の磁束方向と同
位相になり、上述のような第1の永久磁石30と
第2の永久磁石33との間で磁束回路が構成さ
れ、補助コイル27の励磁を解除しても、プラン
ジヤ21はスプリング23に付勢されて閉状態に
保持される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照し
て説明する。
第1図において、11は弁本体で、この弁本体
11は、ボデイ12、ガイド筒13およびベース
14から構成されている。上記ボデイ12は横長
筒状に形成され、その一側部には流入口15が形
成されているとともに他側部には流出口16が形
成され、その流入口15はボデイ12の上部に開
口形成された流通口17に連通するとともに、こ
の流通口17内に流出口16と連通する円筒状の
弁座18が突設されている。そして、この流通口
17の内縁に嵌合したOリング19を介してボデ
イ12の上部に、ガイド筒13の下端を嵌合固定
した上記ベース14が気密が嵌着されている。
上記ガイド筒13内には磁性材からなるプラン
ジヤ21が上下方向移動自在に嵌合されており、
このプランジヤ21の下端に上記弁座8に接離し
て流通口17を開閉する弁体22が取付けられて
いる。また、上記ガイド筒13の上端部には、プ
ランジヤ21との間にコイル状のスプリング23
を介在して磁性材からなるヘツド24が気密に嵌
着され、そのスプリング23の付勢によつてプラ
ンジヤ21は弁座18の方向すなわち流通口17
の閉方向に常時付勢されている。
また、上記ガイド筒13の外側には、励磁時に
プランジヤ21を開方向に移動させる磁束を発生
する第1の主コイル26と、この第1の主コイル
26が発生する磁束の位相とは逆位相のプランジ
ヤ21を閉方向に移動させるとともに後述する第
2の永久磁石33の極性を第1の永久磁石30の
磁束方向と同位相になるように反転させる磁束を
発生させる補助コイル27が上下に配置されてい
る。この第1の主コイル26の下面と補助コイル
27の上面にはフラツクスプレート28,29が
それぞれ取付けられ、この上下部フラツクスプレ
ート28,29間の上記第1の主コイル26およ
び補助コイル27の一側には、上記プランジヤ2
1を開方向に付勢する磁束を発生する第1の永久
磁石30がこれを嵌合保持した磁石ホルダ31を
介して取付けられ、また、他側には、外部から受
ける磁束の方向に応じて極性が反転して上記第1
の永久磁石30の磁束方向と同位相または逆位相
に変化する第2の永久磁石33が配設され、この
第2の永久磁石33を嵌着した鉄心34が上記フ
ラツクスプレート28,29に形成された嵌合孔
35にそれぞれ嵌合して保持されている。そし
て、この第2の永久磁石33および鉄心34の外
側には、上記第1の主コイル26とともに励磁さ
れて第2の永久磁石33の極性を上記第1の永久
磁石30の磁束方向と逆位相になるように反転さ
せる磁束を発生する第2の主コイル36が嵌合さ
れている。
また、上記上部フラツクスプレート28の上面
および下部のフラツクスプレート29の側部にわ
たつてカバー体38が被着され、そして、固定ボ
ルト39がスプリングワツシヤ40を介してカバ
ー体38および上部のフラツクスプレート28に
形成された挿通孔38a,28aに挿入され、上
記ヘツド24の上部に螺着されている。
なお、上記ボデイ12の流入口15および流出
口16には流体が流れる導管等が気密に接続され
る。
そうして、この電磁石は、第2図に示すよう
に、電源の(+)極から並列に開スイツチ45と
閉スイツチ46が接続され、この開スイツチ45
は第1の主コイル26の上端に接続されていると
ともに、上記第2の主コイル36の下端に接続さ
れ、そして、第1の主コイル26の下端および第
2の主コイル36の上端は電源の(−)極に接続
され、また、閉スイツチ46は補助コイル27の
下端に接続され、この補助コイル27の上端は電
源の(−)極に接続されている。
そして、第1図は、プランジヤ21が下降した
閉状態にあり、各コイル26,27,36は励磁
していない。この状態では、第3図に示すよう
に、第1の永久磁石30と第2の永久磁石33と
の磁束方向は同位相にあり、第1の永久磁石30
から上部のフラツクスプレート28を経て第2の
永久磁石33へ、この第2の永久磁石33から下
部のフラツクスプレート29を経て第1の永久磁
石30へと流れる磁束回路が構成され、プランジ
ヤ21を軸方向に通る磁束はほとんどなく、した
がつて、プランジヤ21はスプリング23の付勢
によつて閉状態に保たれている。
次に、開スイツチ45をオンすると、電源から
の電流は第1の主コイル26および第2の主コイ
ル36に流れ、この第1、第2の主コイル26,
36が励磁され、第1の主コイル26はプランジ
ヤ21を開方向に移動させる磁束を発生し、第2
の主コイル36は第2の永久磁石33の極性を第
1の永久磁石30の磁束方向と逆位相になるよう
に反転させる磁束を発生する。そうすると、第4
図に示すように、第1の主コイル26が発生する
磁束によつてプランジヤ21がスプリング23の
付勢に抗して引上げられ、弁体22が弁座18か
ら離反して開状態となる。また、第2の永久磁石
33の極性が反転して第1の永久磁石30の磁束
方向と逆位相になるため、第1の永久磁石30と
第2の永久磁石33のプランジヤ21を開方向に
付勢する磁束がプランジヤ21を軸方向に通る磁
束回路が構成され、上記開スイツチ45をオフし
て第1、第2の主コイル26,36の励磁を解除
しても、プランジヤ21は開状態に保持されてい
る。
次に、閉スイツチ46をオンすると、電源から
の電流は補助コイル27に流れ、この補助コイル
27が励磁され、プランジヤ21を閉方向に移動
させるとともに第2の永久磁石33の極性を第1
の永久磁石30の磁束方向と同位相になるように
反転させる磁束を発生させる。そうすると、第5
図に示すように、補助コイル27が発生する磁束
はプランジヤ21を軸方向に通るため、プランジ
ヤ21が押下げられて弁体22が弁座18に密着
して閉塞する。また、この補助コイル27の発生
する磁束によつて第2の永久磁石33の極性が再
び反転されて第1の永久磁石30の磁束方向と同
位相になり、第3図に示す磁束回路が構成され、
閉スイツチ45をオフして補助コイル27の励磁
を解除しても、プランジヤ21はスプリング23
に付勢されて閉状態を保持される。
〔考案の効果〕
本考案によれば、プランジヤの外側にプランジ
ヤを開方向に移動させる第1の主コイルおよびプ
ランジヤを閉方向に移動させる補助コイルを配設
するとともに、その両外側に第1の永久磁石およ
び極性が反転する第2の永久磁石をそれぞれ配設
し、第2の永久磁石を第1の永久磁石と同位相に
すれば、これらの永久磁石の磁束がプランジヤに
作用せず、スプリングがプランジヤを閉方向に付
勢し、一方、逆位相にすれば、これらの永久磁石
の磁束がプランジヤに作用し、プランジヤを開方
向に付勢することができ、したがつて、コイルの
励磁を解除しても弁の開閉状態を保持することが
でき、しかも、第1の主コイルおよび補助コイル
の側部に第1および第2の永久磁石を配設した構
造上、プランジヤの移動ストロークが短い場合に
も対応でき、弁開閉機構および弁本体とも小型に
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電磁弁の一実施例を示す断面
図、第2図はその配線状態を示す断面図、第3図
は電磁弁の閉状態での磁束回路を示す断面図、第
4図は電磁弁の開状態での磁束回路を示す断面
図、第5図は補助コイルを励磁した状態での磁束
回路を示す断面図である。 18……弁座、21……プランジヤ、22……
弁体、23……スプリング、26……第1の主コ
イル、27…補助コイル、30……第1の永久磁
石、33……第2の永久磁石、36……第2の主
コイル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 弁座を開閉する弁体を有するプランジヤと、 このプランジヤを閉方向に付勢するスプリング
    と、 上記プランジヤの外側に配設され、励磁時にプ
    ランジヤを開方向に移動させる第1の主コイル
    と、 この第1の主コイルの一側に配設され、上記プ
    ランジヤを開方向に付勢する磁束を発生する第1
    の永久磁石と、 上記第1の主コイルの他側に配設され、外部か
    ら受ける磁束の方向に応じて極性が反転して上記
    第1の永久磁石の磁束方向と同位相または逆位相
    に変化する第2の永久磁石と、 この第2の永久磁石の外側に配設され、上記第
    1の主コイルとともに励磁されて第2の永久磁石
    の極性を上記第1の永久磁石の磁束方向と逆位相
    になるように反転させる第2の主コイルと、 上記プランジヤの外側に配設され、励磁時にプ
    ランジヤを閉方向に移動させるとともに上記第2
    の永久磁石の極性を上記第1の永久磁石の磁束方
    向と同位相になるように反転させる補助コイルと を具備したことを特徴とする電磁弁。
JP20112783U 1983-12-27 1983-12-27 電磁弁 Granted JPS60108871U (ja)

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JP20112783U JPS60108871U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 電磁弁

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JPS60108871U JPS60108871U (ja) 1985-07-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584870B2 (ja) * 1977-05-25 1983-01-28 沖電気工業株式会社 テレビ静止画像通信における受信画像表示方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584870U (ja) * 1982-06-09 1983-01-12 株式会社日立製作所 真空バルブ

Patent Citations (1)

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JPS584870B2 (ja) * 1977-05-25 1983-01-28 沖電気工業株式会社 テレビ静止画像通信における受信画像表示方式

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JPS60108871U (ja) 1985-07-24

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