JPH02182946A - おさ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 組立ブレード群の形としたおさ、ことに固定おさのブレ
ードすなわちおさ羽が回転おさのブレードに常に完全に
整合していなければならない多相織機の場合に特に要求
されるような、製作費が非常に安く組立保守が非常に容
易でブレード自体の位置決めが最適の精度を有するこの
種おさに関するものである。

多相織機ではふたつの各別のおさを用い、一方のおさは
そのブレードすなわちおさ羽によって縦糸を等間隔に間
を離す目的のために固定し、他方のおさは縦糸を通すブ
レードの特別の形状のために、横糸を伴なってこれを既
に織られている織布の縁部におさ打ちするように回転す
る。織りの欠陥を招来する縦糸の片寄りを許さないよう
にするために、これらふたつのおさのそれぞれのブレー
ドは互いに完全に整合してこれにより正確な所定位置を
占めるようにしなければならない。

この理由から、それぞれのおさの製作に当ってブレード
間のピッチはおさの全長にわたって厳密に一定の理論的
ピッチに等しく維持させねばならない。

現在、おさはブレードとスペーサとを交互にベースサポ
ート上に積み重ねることで製作されるが、これは固有の
構造的公差、ことにその厚さにおける公差になやまされ
るものであって、このため成る数の積み重ねとなると、
ブレード位置に不可避的な可成りの変化が生じて来る。

従来技術においては、この欠点をさけるために多相織機
のおさのベースサポートに、完全に理論的ピッチの倍数
となる距離に固定配置装置を設けておき、これにより配
置誤差を確認し正確な所定ブレード位置とすることがで
きるようにしている。

さらに詳細には、回転おさにおいてはこのような固定配
置装置は、スナップショルダリングを収容するための溝
であって、これらの溝の目的はブレードとスペーサとの
積み重ねを所定の一定数までに制限することにある。も
しこの所定数とは異なる数の積み重ねがなされると、ブ
レード配置エラーが示される。

しかしながら、この既知方法は技術面から、また時間浪
費の面、従ってコスト面からの両方において一連の欠点
を有する。これら欠点のうち最も重大なものは、精密な
積み重ねは何回か試みてやっと達成できるという事実に
ある。このことは、−旦積み重ねたブレードとスペーサ
とのすべてをひとつずつ取外してゆき、適宜な異なった
厚さのものと全面的または部分的に取り替えることを必
要とするものであって、この結果相当の時間ロスと熟達
した作業員の必要性と、前述の固定配置装置をベースサ
ポート上に設ける必要性のためのコストアップとを招来
していた。

他の欠点としては、製織において屡々生ずるようにおさ
の長さを変えて幅の異なる織布を形成する度に、ブレー
ドを増減させることが必要となり、このブレード増減は
相当の精度、確度を以て行なわなければならないので容
易でなく、従って熟達した作業員が相当の時間をかける
こととなり、その間機械の運転を停止しなければならず
コスト高となることがあげられる。

同様の状況は、ブレードが破損してこれを交換する場合
にも生ずる。

最後に、コストアップを招く別の欠点がおさベースサポ
ートのそれぞれの性質から生ずる。すなわち、ブレード
のピッチが変るとこのサポート上に設けた固定配置装置
間の距離をこれに応じて変えねばならないので、所要の
縦糸密度に従ってベースサポートの性質が異なるのであ
る。

本発明の目的は、固定配置装置を設ける必要がなく、従
って標準のベースサポートを有するのみで製作容易、ロ
ーコスト、かつブレードの品質低下時における保守が簡
易でじん速にできるおさを提供することにある。

この目的は、おさを一連のブレードから成るブレード群
を組合せて形成することとし、各所定長のブレード群を
、中間のスペーサを入れてまたはこのようなスペーサを
入れないで、ひとまとめにかまたは少なくともひとつの
補助サポートに対して溶接または接着することにより形
成することによって実質的に達成される。

このような構造の利点は明かである。まず第１に、可成
りのブレード配置精度があるということである。これは
配置の不正確さは使用するブレード群の数で決定される
こととなり、使用ブレードの数よりもこのブレード群の
数ははるかに少なくなり有利である。またおさ組立時間
も、組み付けるブレード群の数が少ないので相当に短縮
され、そのためコスト安となる。おさ幅の変更または破
損ブレードの交換も、ブレード群となっているので簡単
であり、かつじん速に行なうことができる。

各ブレード群を連結するのに用いられるベースサポート
はこの場合、経済的な標準のベースサポートでよく、位
置決めのための固定配置装置を設ける必要がない。別の
利点としては、このおさは一体にまとめた製品として需
要者に発送することを要せず、構成部品に分解した状態
で発送できるので、輸送が簡単でかつ費用が掛からない
ことがあげられる。

以下本発明を添付図面に例示したその好適な実流側につ
いて詳述するが、この実施例は単に例示のためのもので
あって、技術的、構造的な変更を本発明の精神を逸脱す
ることなくこれに加えることができる。すなわち図面に
例示した多相織機の固定および回転おさに本発明を適用
するばかりでなく、本発明は、任意の型式の織機のおさ
に適用することができ、またブレードもまとめて溶接ま
たは接着するかまたは補助サポートに溶接または接着す
ることによって予組立するばかりでなく、任意の他の方
法によって予組立することができるのである。

図面において、符号１は多相織機（図示していない）の
上部の縦糸を、また符号２は下部の縦糸を示す。これら
の縦糸１および２はそれぞれ多相織機の固定おさ５およ
び回転おさ６のブレード３および４を通り、連続するひ
ぐち７，８．９を形成する。これらのひぐちの中へこの
図面では示されていない横糸を挿入して回転おさ６によ
って織成中の織布１１の端部１０におさ打ちするのであ
る。

回転おさ６は、中央のサポート１２上に所定長さの一連
のブレード群１３．１４．１５および１６を配置して形
成されている（第１図に示す４つのブレード群は識別を
容易にするために線の太さをちがえて示しである）。こ
れらのブレード群のそれぞれ（第２図に示す）は何枚か
のブレード（図示しであるのは８枚のブレード）と中間
のスペーサ１７とから成り、これらはそのパンチング加
工時に直接形成した適宜の空所に設けた溶接シーム１８
によって予組立されている。このパンチング加工はまた
位置決めタップ１９をも同時に形成するもので、この位
置決めタップ１９は中央のサポート１２内の案内溝２０
と協働して、これにより第１図から明らかなようにブレ
ード４をらせん状に設定する。

固定おさ５はブレード３のふたつの群２１および２２お
よびスペーサ２３から成り、これら上下縁部に沿う外部
溶接シーム２４および２５により一緒に固定されている
。ここのところには貫通孔が設けてあり、ふたつの取外
し可能な接続ピン２６および２７か通しである。

最後に、本発明の変形例によれば、第３図に示すように
、ブレード群のブレード３′はふたつの中空の補助サポ
ート２８および２９上で間隔を隔てて固定してあり、こ
のサポート２８．２９の中に、取外し可能なピン２６′
および２７′が挿入してあり、これでブレード群を一体
に接続している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明により製作した多相織機用の固定および
回転おさの斜視図、第２図は第１図の回転おさの予組立
ブレード群のひとつの拡大斜視図、第３図は本発明によ
るおさの変形例の予組立ブレード群のひとつの斜視図で
ある。 １．２・・縦糸、３．４・・ブレード、５・・固定おさ
、６・・回転おさ、７，８．９・・ひぐち、１０・・端
部、１１・・織布、１２・・中央のサポート、１７・・
スペーサ、１８・・溶接シーム、１９・・位置決めタッ
プ、２０・・案内溝、２１．２２・・群、２４、２５・
・外部溶接シーム、２６．２７・・接続ピン、２８、２
９・・補助サポート。 Ｆｉｇ、　２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　一連のブレードを中間のスペーサを介してまたはス
   ペーサなしに予組立して成る所定長さのブレード群をい
   くつか組み合せて形成したことを特徴とする織機用のお
   さ。 ２　請求項１記載のおさにおいて、ブレードを所定長の
   ブレード群に予組立することをこれらブレードおよびス
   ペーサを一緒に溶接することで行ったことを特徴とする
   おさ。 ３　請求項１記載のおさにおいて、ブレードを所定長の
   ブレード群に予組立することをこれらブレードおよびス
   ペーサを一緒の接着することで行ったことを特徴とする
   おさ。 ４　請求項１記載のおさにおいて、ブレードを所定長の
   ブレード群に予組立することをこれらプレートを補助サ
   ポート上に間隔を離して固定することにより行ったこと
   を特徴とするおさ。