JPH0218090B2 - - Google Patents
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- JPH0218090B2 JPH0218090B2 JP59009106A JP910684A JPH0218090B2 JP H0218090 B2 JPH0218090 B2 JP H0218090B2 JP 59009106 A JP59009106 A JP 59009106A JP 910684 A JP910684 A JP 910684A JP H0218090 B2 JPH0218090 B2 JP H0218090B2
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/50—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications
- A61B6/51—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications for dentistry
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は歯科用全顎Ｘ線撮影装置の改良に関す
る。
る。
本出願人は先に患者の歯列弓の個体差に合わせ
てＸ線が歯列弓のどの部位に於てもほゞ直交状態
に照射出来且つ亦下顎枝の陰影障害のない全顎Ｘ
線撮影装置を特願昭58−212992（昭和58年11月12
日出願）で提供した。この先行発明ではＸ線束の
回転中心の軌跡が人体の近似正中線以下に近似正
中線とす上に結ばれる頂点から該正中線の左右に
夫々後退する略Ｖ字形の包絡線を描くものに於
て、上記頂点と左右の包絡線の後退限界点とを結
ぶ近似正中線上の直線距離を可変するもの、之を
機構上でみると固定フレームに固定されたレール
と、このレールに移動自在とされたアームとより
成り、アームを固定フレームに対し移動させるこ
とによつて上記の直線距離を可変するものであつ
た。この直線距離が変わると断層曲線も之に追従
して変化するので、患者をその変化した位置に正
しく位置付けしなければならない場合がある。こ
の理由を第１図について説明する。ｌは近似正中
線、ａは患者の近似歯列弓、即ち断層曲線、ｂは
Ｘ線束の回転中心の運動軌跡の描く包絡線で近似
正中線ｌ上の頂点ｃより後退状に彎曲している。
さて、この状態より後に述べる機構よりアームを
移動させた際包絡線ｂの頂点ｃがc1に移動しこれ
に伴なつて包絡線ｂがb1に移動する。すると包絡
線ｂの各位置から断層曲線ａに至る実効半径ｒ
（包絡線上の任意の接線と曲線ａとの距離）もr1
に変化するので、この実効半径r1の軌跡a1が新た
な断層曲線となる。即ち、最初の断層曲線ａはa1
にシフトせねばならない。そのため、例えば患者
の前歯部を断層曲線ａ上のa0の合致させる撮影法
ではこのa0を断層曲線a1上のa10上に移行させね
ば正確な断層撮影は不能となる。別云すると包絡
線の頂点ｃが近似正中線ｌに沿つてc1となつた
時、その直線移動距離ｄに相当する量だけ最初の
断層曲線ａについてもa1に移動させてやらねばな
らない。
てＸ線が歯列弓のどの部位に於てもほゞ直交状態
に照射出来且つ亦下顎枝の陰影障害のない全顎Ｘ
線撮影装置を特願昭58−212992（昭和58年11月12
日出願）で提供した。この先行発明ではＸ線束の
回転中心の軌跡が人体の近似正中線以下に近似正
中線とす上に結ばれる頂点から該正中線の左右に
夫々後退する略Ｖ字形の包絡線を描くものに於
て、上記頂点と左右の包絡線の後退限界点とを結
ぶ近似正中線上の直線距離を可変するもの、之を
機構上でみると固定フレームに固定されたレール
と、このレールに移動自在とされたアームとより
成り、アームを固定フレームに対し移動させるこ
とによつて上記の直線距離を可変するものであつ
た。この直線距離が変わると断層曲線も之に追従
して変化するので、患者をその変化した位置に正
しく位置付けしなければならない場合がある。こ
の理由を第１図について説明する。ｌは近似正中
線、ａは患者の近似歯列弓、即ち断層曲線、ｂは
Ｘ線束の回転中心の運動軌跡の描く包絡線で近似
正中線ｌ上の頂点ｃより後退状に彎曲している。
さて、この状態より後に述べる機構よりアームを
移動させた際包絡線ｂの頂点ｃがc1に移動しこれ
に伴なつて包絡線ｂがb1に移動する。すると包絡
線ｂの各位置から断層曲線ａに至る実効半径ｒ
（包絡線上の任意の接線と曲線ａとの距離）もr1
に変化するので、この実効半径r1の軌跡a1が新た
な断層曲線となる。即ち、最初の断層曲線ａはa1
にシフトせねばならない。そのため、例えば患者
の前歯部を断層曲線ａ上のa0の合致させる撮影法
ではこのa0を断層曲線a1上のa10上に移行させね
ば正確な断層撮影は不能となる。別云すると包絡
線の頂点ｃが近似正中線ｌに沿つてc1となつた
時、その直線移動距離ｄに相当する量だけ最初の
断層曲線ａについてもa1に移動させてやらねばな
らない。
ところで、包絡線ｂを上述の如く変える試みは
本発明によつて初めてなされたものであるだけに
上記の移動量ｄを装置上表示もしくは指示する手
段はこれ迄存在しなかつた。
本発明によつて初めてなされたものであるだけに
上記の移動量ｄを装置上表示もしくは指示する手
段はこれ迄存在しなかつた。
本発明は、従つて上記移動量ｄを機構的もしく
は電気的に指示する手段を包絡線可変型Ｘ線撮影
装置と組合わせてこゝに提供するものである。発
展的に本発明では指示手段の自動的移動手段をも
併せて提供する。
は電気的に指示する手段を包絡線可変型Ｘ線撮影
装置と組合わせてこゝに提供するものである。発
展的に本発明では指示手段の自動的移動手段をも
併せて提供する。
以下に望ましい実施例を図に採つて詳述する
に、図に於て； 第１図はＸ線束の回転中心の移動軌跡と断層曲
線との関係を近似正中線と関連づけた説明図、第
２図は本発明の一実施例を示す装置側面図、第３
図は第２図のイ−イ断面図、第４図は本発明の別
の実施例を示す回路図で全自動制御型のものを、
第５図は本発明の更に別の実施例を示す回路図で
光表示手動制御型のものである。
に、図に於て； 第１図はＸ線束の回転中心の移動軌跡と断層曲
線との関係を近似正中線と関連づけた説明図、第
２図は本発明の一実施例を示す装置側面図、第３
図は第２図のイ−イ断面図、第４図は本発明の別
の実施例を示す回路図で全自動制御型のものを、
第５図は本発明の更に別の実施例を示す回路図で
光表示手動制御型のものである。
第２図及び第３図の実施例は移動量ｄを機械的
に表示する例であつて、床置型固定フレーム１の
上部フレームの下面に近似正中線と平行に固定さ
れたレール２上にローラ２１，２１によつて騎乗
せる円筒状保持体３にベアリング４を介して水平
旋回アーム５が回転自在に外嵌され、このアーム
５の一側にはＸ線源Ｘが、他側にはＸ線フイルム
ホルダーＦが互いに対向関係に配備されている。
フレーム１及び保持体３を貫通して吊杆６が垂下
され、その一端には頭部固定装置７が、他側には
規制具８が夫々固定され、この規制具８には上記
レール２と直交方向の溝８１が貫設されると共に
アーム５より垂杆９が垂下されこの垂杆９の下部
に水平杆１０が一体的に移動自在となるよう連結
されこの水平杆１０の先端のピン１１が上記溝８
１に嵌合している。水平杆１０にはラツク１０２
を設け、垂杆９にはピニオン１０１を設け両者を
かみ合わせ、ピニオン１０１には同軸のハンドル
を設け、このハンドル１０１′を操作することに
より、旋回アーム５の回転中心を移動自在及びロ
ツク自在としている。このようにこの実施例にお
いてはピン１１と１０１との距離を変えることに
より包絡線を変えている。また、フレーム１の途
中には近似正中線と平行にブラケツト１２が水平
方向に突出されその先端に各々独立して近似正中
線方向に摺動調節可能としたチンレスト１５と指
示手段１３が設けられこのフレーム１３の先端よ
り例えば断層位置指示用の光ビーム１４が照射さ
れ、そのビーム１４に従つて患者Ｐの歯列Ｌのう
ち前歯もしくは犬歯（図では犬歯）の位置が指示
される。そしてその指示された位置に患者を位置
づける。上記構成に於てアーム５は図外の駆動及
び動力伝達機構に従つて可動保持体３の周りを回
転自在且つこの保持体３がレール２，２方向及び
之と直交する溝８１方向への移動との合成移動運
動を実施してアーム５の回転によりＸ線束の回転
の中心は第１図の包絡線ｂ，ｂを描き、Ｘ線源Ｘ
とフイルムＦは患者Ｐの頭部の廻りを近似歯列弓
軌跡を描いて移動する。そして、今水平杆１０に
設けられたラツク１０２に対して、垂杆９のピニ
オン１０１を回転させると旋回アーム５全体が一
点鎖線の方向に移動する。即ち、旋回アーム５の
回転中心がｃからc1に移動しピン１１と回転中心
との距離はl0からl1に変わる。この移動量ｄは第
１図の頂点ｃがc1に至る距離に相当するから、こ
の移動量ｄに等しい距離を断層曲線ａのa0点を
a10に移動してやらねば患者Ｐの歯列Ｄの犬歯
（もしくは前歯）の断層が撮れない。
に表示する例であつて、床置型固定フレーム１の
上部フレームの下面に近似正中線と平行に固定さ
れたレール２上にローラ２１，２１によつて騎乗
せる円筒状保持体３にベアリング４を介して水平
旋回アーム５が回転自在に外嵌され、このアーム
５の一側にはＸ線源Ｘが、他側にはＸ線フイルム
ホルダーＦが互いに対向関係に配備されている。
フレーム１及び保持体３を貫通して吊杆６が垂下
され、その一端には頭部固定装置７が、他側には
規制具８が夫々固定され、この規制具８には上記
レール２と直交方向の溝８１が貫設されると共に
アーム５より垂杆９が垂下されこの垂杆９の下部
に水平杆１０が一体的に移動自在となるよう連結
されこの水平杆１０の先端のピン１１が上記溝８
１に嵌合している。水平杆１０にはラツク１０２
を設け、垂杆９にはピニオン１０１を設け両者を
かみ合わせ、ピニオン１０１には同軸のハンドル
を設け、このハンドル１０１′を操作することに
より、旋回アーム５の回転中心を移動自在及びロ
ツク自在としている。このようにこの実施例にお
いてはピン１１と１０１との距離を変えることに
より包絡線を変えている。また、フレーム１の途
中には近似正中線と平行にブラケツト１２が水平
方向に突出されその先端に各々独立して近似正中
線方向に摺動調節可能としたチンレスト１５と指
示手段１３が設けられこのフレーム１３の先端よ
り例えば断層位置指示用の光ビーム１４が照射さ
れ、そのビーム１４に従つて患者Ｐの歯列Ｌのう
ち前歯もしくは犬歯（図では犬歯）の位置が指示
される。そしてその指示された位置に患者を位置
づける。上記構成に於てアーム５は図外の駆動及
び動力伝達機構に従つて可動保持体３の周りを回
転自在且つこの保持体３がレール２，２方向及び
之と直交する溝８１方向への移動との合成移動運
動を実施してアーム５の回転によりＸ線束の回転
の中心は第１図の包絡線ｂ，ｂを描き、Ｘ線源Ｘ
とフイルムＦは患者Ｐの頭部の廻りを近似歯列弓
軌跡を描いて移動する。そして、今水平杆１０に
設けられたラツク１０２に対して、垂杆９のピニ
オン１０１を回転させると旋回アーム５全体が一
点鎖線の方向に移動する。即ち、旋回アーム５の
回転中心がｃからc1に移動しピン１１と回転中心
との距離はl0からl1に変わる。この移動量ｄは第
１図の頂点ｃがc1に至る距離に相当するから、こ
の移動量ｄに等しい距離を断層曲線ａのa0点を
a10に移動してやらねば患者Ｐの歯列Ｄの犬歯
（もしくは前歯）の断層が撮れない。
そこで本発明では第１図の場合、例えば旋回ア
ーム５全体即ち垂杆９あるいは旋回アーム５の回
転中心移動量ｄを例えば之に近似した個所にスケ
ール１６を付設して計測し、他方指示フレーム１
３をブラケツト１２に対して例えばラツク１３１
とピニオン１３２及びこのピニオン１３２に同軸
的に装着した摘み１３３によつて、前進後退自在
となして指示手段を構成し、上記スケール１６に
て読み取つた距離ｄに相当する距離だけこの場合
摘み１３３を操作して指示フレーム１３を前進さ
せれば、光ビーム１４の新しい位置は患者Ｐの歯
列Ｄのあるべき新しい断層位置を正しく指示する
所となる。従つて、同様にこの位置に摘み１５１
を操作してチンレスト１５を調節することによつ
て患者を位置付けする。移動方向を逆にする場合
も上記と全く同様の原理に従つて指示フレーム１
３及びチンレスト１５を逆に前進させればよいこ
とは明らかである。尚、この移動量の分だけ頭部
固定装置も図外の構成で移動させる。なお、指示
フレーム１３の前進・後退量を計測するには更に
図外のスケールを付備させたり或は摘み１３３の
定回転毎の繰出・繰入れ距離を予め計測しておく
ことにより容易に実施出来る。また、第２図及び
第３図の構造やその機能の詳細については先願の
特願昭58−212992明細書を参照して載きたい。
ーム５全体即ち垂杆９あるいは旋回アーム５の回
転中心移動量ｄを例えば之に近似した個所にスケ
ール１６を付設して計測し、他方指示フレーム１
３をブラケツト１２に対して例えばラツク１３１
とピニオン１３２及びこのピニオン１３２に同軸
的に装着した摘み１３３によつて、前進後退自在
となして指示手段を構成し、上記スケール１６に
て読み取つた距離ｄに相当する距離だけこの場合
摘み１３３を操作して指示フレーム１３を前進さ
せれば、光ビーム１４の新しい位置は患者Ｐの歯
列Ｄのあるべき新しい断層位置を正しく指示する
所となる。従つて、同様にこの位置に摘み１５１
を操作してチンレスト１５を調節することによつ
て患者を位置付けする。移動方向を逆にする場合
も上記と全く同様の原理に従つて指示フレーム１
３及びチンレスト１５を逆に前進させればよいこ
とは明らかである。尚、この移動量の分だけ頭部
固定装置も図外の構成で移動させる。なお、指示
フレーム１３の前進・後退量を計測するには更に
図外のスケールを付備させたり或は摘み１３３の
定回転毎の繰出・繰入れ距離を予め計測しておく
ことにより容易に実施出来る。また、第２図及び
第３図の構造やその機能の詳細については先願の
特願昭58−212992明細書を参照して載きたい。
次に第４図に示すものは移動量を電気的に捉え
その移動量に相当するだけ指示手段を自動的に移
動する手段をも含む実施例であり、第５図のもの
は同じく移動量を電気的に捉えるもので指示手段
のあるべき位置を光表示手段によつて明示し、こ
の表示手段に従つて指示手段を手動にて移動する
実施例を夫々示す。
その移動量に相当するだけ指示手段を自動的に移
動する手段をも含む実施例であり、第５図のもの
は同じく移動量を電気的に捉えるもので指示手段
のあるべき位置を光表示手段によつて明示し、こ
の表示手段に従つて指示手段を手動にて移動する
実施例を夫々示す。
先づ第４図に於て、１７は包絡線の頂点ｃの移
動量検知器（ポテンシヨメータ）で移動量を電気
信号情報でキヤツチするものであり、例えばハン
ドル１０１′の回転をポテンシヨンメータ等で検
出するもので、１８は断層指示装置検出器（ポテ
ンシヨメータ）で先の指示フレーム１３の位置を
電気信号情報でキヤツチするもので、両者１７，
１８から得られた位置状報が比較判定回路１９に
入力されて指示フレーム１３が包絡線の頂点ｃの
移動により正しく補正されるべき位置にあるのか
ないのか、ないとすれば前進方向へ補正すべきか
後進方向へ補正すべきか、その補正量はどれだけ
とするかを判定してその出力信号がモータドライ
ブ回路２２に入力され、指示フレーム１３の駆動
用モータ（２３…このモータは例えば前述のピニ
オン１３２を正転・逆転させるパルスモータ…不
図示）の回転の極性を指示すると共に補正量に必
量なモータ駆動信号が上記モータ２３に与えら
れ、必要量回転させ、これによつて指示フレーム
１３の光ビーム１４が全自動的に所定の位置に立
至る。このように第４図のものは第２図に於ける
摘み１３３の手動による操作に代つて全自動的に
遂行されるものであるが、第５図の場合は指示フ
レーム１３が所定位にあるのかないのか、ないと
すればどの方向にどの量補正されるべきかを光表
示手段によつて判別させるもので、第４図の比較
判定回路１９からの出力信号を表示回路２４に入
力してその出力信号によつて光表示部２５を作動
させ、例えば前進方向の補正が必要な場合は右向
矢印２５１、後進方向のそれについては左向矢印
２５２を所定位にある時は両者の中間にあるニユ
ートラルドツト２５０を選択的に点灯表示するも
ので、例えば左向矢印２５２の表示によつて摘み
１３３を操作して光ビーム１４を同方向に移動さ
せ、ニユートラルドツト２５０が点灯した時に移
動を停止する…と云う要領で実施する。所定位に
至つた時、ニユートラルドツト２５０の点灯に代
つて別のOK信号を発するとか、表示部２５全体
を消灯するとか、種々の対応が採択出来ることは
勿論である。尚、本発明は要するに包絡線を変え
ることにより患者の位置付けを変える構成には全
て適用しうることは言うまでもない。
動量検知器（ポテンシヨメータ）で移動量を電気
信号情報でキヤツチするものであり、例えばハン
ドル１０１′の回転をポテンシヨンメータ等で検
出するもので、１８は断層指示装置検出器（ポテ
ンシヨメータ）で先の指示フレーム１３の位置を
電気信号情報でキヤツチするもので、両者１７，
１８から得られた位置状報が比較判定回路１９に
入力されて指示フレーム１３が包絡線の頂点ｃの
移動により正しく補正されるべき位置にあるのか
ないのか、ないとすれば前進方向へ補正すべきか
後進方向へ補正すべきか、その補正量はどれだけ
とするかを判定してその出力信号がモータドライ
ブ回路２２に入力され、指示フレーム１３の駆動
用モータ（２３…このモータは例えば前述のピニ
オン１３２を正転・逆転させるパルスモータ…不
図示）の回転の極性を指示すると共に補正量に必
量なモータ駆動信号が上記モータ２３に与えら
れ、必要量回転させ、これによつて指示フレーム
１３の光ビーム１４が全自動的に所定の位置に立
至る。このように第４図のものは第２図に於ける
摘み１３３の手動による操作に代つて全自動的に
遂行されるものであるが、第５図の場合は指示フ
レーム１３が所定位にあるのかないのか、ないと
すればどの方向にどの量補正されるべきかを光表
示手段によつて判別させるもので、第４図の比較
判定回路１９からの出力信号を表示回路２４に入
力してその出力信号によつて光表示部２５を作動
させ、例えば前進方向の補正が必要な場合は右向
矢印２５１、後進方向のそれについては左向矢印
２５２を所定位にある時は両者の中間にあるニユ
ートラルドツト２５０を選択的に点灯表示するも
ので、例えば左向矢印２５２の表示によつて摘み
１３３を操作して光ビーム１４を同方向に移動さ
せ、ニユートラルドツト２５０が点灯した時に移
動を停止する…と云う要領で実施する。所定位に
至つた時、ニユートラルドツト２５０の点灯に代
つて別のOK信号を発するとか、表示部２５全体
を消灯するとか、種々の対応が採択出来ることは
勿論である。尚、本発明は要するに包絡線を変え
ることにより患者の位置付けを変える構成には全
て適用しうることは言うまでもない。
本発明は叙述した所から明白のように患者の歯
列の個体差に合わせてＸ線束の回転中心軌跡であ
る包絡線を変更した時頂点が近似正中線に沿つて
移動した量を指示する手段を具備しているため
に、患者の断層位置の然るべき移動を極めて容易
に実施出来るので、明確な断層撮影を実行する上
で有意義である。また、指示手段自体を必要な位
置に全自動的に移動する手段を採択した時は操作
者の管理や操作が全く不要となると云う大きな利
益が付加される。
列の個体差に合わせてＸ線束の回転中心軌跡であ
る包絡線を変更した時頂点が近似正中線に沿つて
移動した量を指示する手段を具備しているため
に、患者の断層位置の然るべき移動を極めて容易
に実施出来るので、明確な断層撮影を実行する上
で有意義である。また、指示手段自体を必要な位
置に全自動的に移動する手段を採択した時は操作
者の管理や操作が全く不要となると云う大きな利
益が付加される。
第１図はＸ線束の回転中心の移動軌跡と断層曲
線との関係を近似正中線と関連づけた説明図、第
２図は本発明の一実施例を示す装置側面図、第３
図は第２図のイ−イ断面図、第４図は本発明の別
の実施例を示す回路図で全自動制御型のものを、
第５図は本発明の更に別の実施例を示す回路図で
光表示手動制御型のものである。 （符号の説明）、５……水平旋回アーム、Ｘ…
…Ｘ線源、Ｆ……フイルム、ｌ……近似正中線、
ｂ，b1……包絡線、ｃ，c1……その頂点、ｄ……
包絡線の頂点及び後退限界点を結ぶ近似正中線上
の直線距離、ａ，a1……断層曲線、a0，a10……
近似正中線上の断層曲線位置、１３……指示フレ
ーム、１４……光ビーム、１……固定フレーム、
２……レール、１２……ブラケツト、１７……包
絡線の頂点の移動量検出ポテンシヨメータ、１８
……指示手段位置検出ポテンシヨメータ、１９…
…比較判定回路、２２……モータドライブ回路、
２３……指示手段駆動用モータ、２４……表示回
路、２５……光表示手段、２５１，２５２……矢
印、２５０……ニユートラルドツト。
線との関係を近似正中線と関連づけた説明図、第
２図は本発明の一実施例を示す装置側面図、第３
図は第２図のイ−イ断面図、第４図は本発明の別
の実施例を示す回路図で全自動制御型のものを、
第５図は本発明の更に別の実施例を示す回路図で
光表示手動制御型のものである。 （符号の説明）、５……水平旋回アーム、Ｘ…
…Ｘ線源、Ｆ……フイルム、ｌ……近似正中線、
ｂ，b1……包絡線、ｃ，c1……その頂点、ｄ……
包絡線の頂点及び後退限界点を結ぶ近似正中線上
の直線距離、ａ，a1……断層曲線、a0，a10……
近似正中線上の断層曲線位置、１３……指示フレ
ーム、１４……光ビーム、１……固定フレーム、
２……レール、１２……ブラケツト、１７……包
絡線の頂点の移動量検出ポテンシヨメータ、１８
……指示手段位置検出ポテンシヨメータ、１９…
…比較判定回路、２２……モータドライブ回路、
２３……指示手段駆動用モータ、２４……表示回
路、２５……光表示手段、２５１，２５２……矢
印、２５０……ニユートラルドツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 一端にＸ線源を他端にＸ線フイルムホルダー
を一直線上に夫々対向関係に配備した旋回アーム
を、患者の頭部の周りに回転運動させることによ
り、前記Ｘ線源からＸ線フイルムホルダーに投射
されるＸ線束の回転中心の軌跡が、人体の近似正
中線上に頂点を結びこの頂点より該正中線の左右
へ夫々後退する略Ｖ字形の包絡線を描くことによ
つて、歯列弓に近似した曲面の断層撮影を行なう
ようにした装置に於て、上記包絡線の頂点と後退
限界点とを結ぶ上記近似正中線上の直線距離を可
変する手段並びにその変化した移動距離を指示す
る手段もしくはその移動距離と等距離だけ指示手
段を自動的に移動する手段を含んで成る歯科用全
顎Ｘ線撮影装置。 ２ 可変手段が固定フレームに人体の近似正中線
と平行関係に固設されたレールと、このレール上
に沿つてその回転中心を移動自在とした水平旋回
アームとを含み、指示手段が固定フレームより上
記近似正中線に平行に突設されたブラケツトの先
端に指示フレームを前進・後退自在に取着されて
いる特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３ 水平旋回アームのレール上に沿う移動距離に
相当するだけ指示フレームを手動にて移動させる
特許請求の範囲第２項記載の装置。 ４ 指示手段を人体の近似正中線に平行に自動的
に移動する手段が、包絡線移動量検出手段及び指
示手段位置検出手段の夫々の電気的位置情報を比
較判定して指示手段のあるべき移動方向及び移動
量を位置信号として出力する比較判定回路と、こ
の位置信号に従つて指示手段用駆動モータを上記
移動方向及び移動量だけ駆動せしめるモータドラ
イブ回路とを含んで成る特許請求の範囲第１項記
載の装置。 ５ 指示手段の移動方向及び移動量が光表示手段
によつて明示され、この光表示手段に従つて指示
手段を手動にて移動させ、而してこの光表示手段
は包絡線移動量検出ポテンシヨンメータ及び指示
手段位置検出ポテンシヨンメータの夫々の電気的
位置情報を比較判定して指示手段のあるべき移動
方向及び移動量を位置信号として出力する比較判
定回路と、この出力に基づいて上記移動方向及び
移動量を表示のために出力する表示回路と、その
出力に従つて移動方向及び移動量を表示する表示
部とを含んで成る特許請求の範囲第１項記載の装
置。 ６ 移動方向が矢印にて点灯表示され、移動量は
その量に一致しない間はドツトとして点灯表示さ
れるも合致した時は消灯するように表示されて成
る特許請求の範囲第５項記載の装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59009106A JPS60150733A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 歯科用全顎ｘ線撮影装置 |
| FI850225A FI87134C (fi) | 1984-01-20 | 1985-01-17 | Tandroentgenapparat foer avbildning av hela kaekar |
| DE19853501595 DE3501595A1 (de) | 1984-01-20 | 1985-01-18 | Zahnaerztliche roentgenvorrichtung zum aufnehmen des gesamten kiefers |
| US06/692,830 US4599739A (en) | 1984-01-20 | 1985-01-18 | Dental radiographic apparatus for photographing entire jaws |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59009106A JPS60150733A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 歯科用全顎ｘ線撮影装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60150733A JPS60150733A (ja) | 1985-08-08 |
| JPH0218090B2 true JPH0218090B2 (ja) | 1990-04-24 |
Family
ID=11711375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59009106A Granted JPS60150733A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 歯科用全顎ｘ線撮影装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPS60150733A (ja) |
| DE (1) | DE3501595A1 (ja) |
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-
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-
1985
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- 1985-01-18 US US06/692,830 patent/US4599739A/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-01-18 DE DE19853501595 patent/DE3501595A1/de active Granted
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