JPH021732A - ポリエステルの製造方法 - Google Patents

ポリエステルの製造方法

Info

Publication number
JPH021732A
JPH021732A JP11214288A JP11214288A JPH021732A JP H021732 A JPH021732 A JP H021732A JP 11214288 A JP11214288 A JP 11214288A JP 11214288 A JP11214288 A JP 11214288A JP H021732 A JPH021732 A JP H021732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
group
hydrocarbon group
acetic anhydride
divalent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11214288A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kidai
修 木代
Masaru Honma
賢 本間
Hiroshi Kamata
浩史 鎌田
Rie Kohama
小浜 理恵
Yasuyuki Sakata
坂田 育幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP11214288A priority Critical patent/JPH021732A/ja
Publication of JPH021732A publication Critical patent/JPH021732A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリエステルの製造方法に関するものである。
詳しくは、着色度合いが少ないため見栄えがよく、着色
剤等を添加することにより所望の色に着色でき、成形材
料、フィルム、繊維として製品化出来るポリエステルの
製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
芳香族オキン化合物を含有するポリエステルを製造する
方法としては溶融重合法、溶液重合法、界面重合法等が
あるが、製造コスト、プロセスの簡便さ等から一般に溶
融重合法が用いられている。
該溶融重合法は、通常次の3つの方法に大別される。
(イ) あらかじめOH基をアフル化した化合物を用い
る方法。
(ロ) 原料としてはヒドロキン化合物を用い、反応系
中でアンル化剤を添加する方法。アフル化剤としては通
常無水酢酸が用いられる。
(ハ) あらかじめC0OH基がアリールエステル化さ
れたCOOAr基(Arニアリール基を表わす)である
アリールカルボキンレート化合物を用いる方法。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
上記(イ)(ハ)法は、安定で着色の少ないポリエステ
ルを製造するという点では優れているが、反面、(a)
原料化合物の値段が高い、(b)重合速度が遅いといっ
た欠点ボあふ。
一方、(ロ)の方法は一般に原料化合物の値段が安く、
重合速度も一般に(イ)やe→に比べて速いという長所
を有するが、反面(ロ)の方法で製造したポリマーは褐
色に着色しやすく、用途によっては使用できない場合が
あった。これは過剰の無水酢酸が2 (10’Cを超え
る高温で存在した場合、フリーデル・クラフッ反応やア
ルドール縮合等の副反応を起こすためと推定される。
〔問題点を解決するための手段〕
以上のような点を鑑み、我々は鋭意検討した結果、低温
時に実質的に余剰の無水酢酸を系外に留去させることに
より、着色の度合いの少ないポリエステルを製造するこ
とができることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、 (1)少なくとも下記一般式(1)で示されるジオール
および下記一般式印)で示されるジカルボン酸を用い、 または (ii)少なくとも下記一般式(In)で示されるヒド
ロキシカルボン酸を用いるか、 あるいは 0ii)  少なくとも上記ヒドロキシカルボン酸およ
び下記一般式(5)で示される構成単位を有するオリゴ
エステルまたはポリエステルを用いて、系中で無水酢酸
によるアセチル化を行なった後、溶融重合法によりポリ
エステルを製造するにあたり、270℃以下でアセチル
化を行なったのち、211O℃以下で余剰の無水酢酸と
酢酸を実質的に系外に留去させ、次いで溶融重合するこ
とを特徴とするポリエステルの製造方法。
HO−R” −OH ・・・・・・・・・(1) HO−R3−COH・・・・・・・・・Cl1l)(こ
こに、(1)、(It)、(1)式中のRI  R2お
よびR3はコ価の芳香族炭化水素基 R11X  R1
2基、(但しR”およびR12はコ価の芳香族炭化水素
基であり、Xは酸素原子、硫黄原子、スルホニル基、カ
ルボニル基、炭化水素基、エステル基または直接結合を
示す。)を示しく但し、芳香族環の水素原子はハロゲン
原子、炭化水素基、アルコキシ基又はフェノキン基等で
置換されていてもよい。)、OV)式中のR4は炭素数
6〜20の2価の芳香族炭化水素基、炭素数9〜20の
2価の脂環式炭化水素基または/および炭素数/〜グ0
のコ価の脂肪族炭化水素基(但し、芳香族炭化水素基の
芳香族環の水素原子は)・ロゲン原子、炭素数/〜グの
アルキルまたはアルコキシ基で置換されてもよい)を示
し、R5は炭素数2〜llOの2価の脂肪族炭化水素基
、炭素数グ〜20の2価の脂環式炭化水素基、芳香環を
形成する炭素数が6〜20であるコ価の芳香族炭化水素
基(但し芳香族炭化水素基の芳香環の水素原子はハロゲ
ン原子、炭素数/〜qのアルキル基またはアルコキン基
で置換されてもよい)、または分子量gO〜goooの
ポリアルキレンオギンドコ価ラジカルを示す)、に存す
る。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
上述のR”及びR12の炭化水素基としては、アルキレ
ン基又はアルキリデン基が特に好ましい。
一般式<1)で表わされるジオール(以下単に(1)と
称する。)の具体例としては、ノ・イドロキノン、レゾ
ルシン、メチルハイドロキノン、t −ブチルハイドロ
キノン1.2.5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、/
、t、u−ト’)メチルレゾルシン、クロロハイドロキ
ノン、ニトロハイドロキノン、ジメチルアミノハイドロ
キノン、/、U−ジヒドロキ/ナフトール、/、S−ジ
ヒドロキシナフトール、へ6−シヒドロキシナフトール
、コア6−シヒドロキシナフトール、コ、7−シヒドロ
キシナフトール1.2.2′−ビス(クーヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2−′−ビス(tI−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルフェニル)プロパン1.2.2’−ビ
ス(クーヒドロキン3.s−ジクロロフェニル)−フロ
パン、J、、2’−ビス(p−ヒドロキノ−3−メチル
フェニル)−プロパン1.2.2’−ビス(2−ヒドロ
キ/−、、?−クロロフェニル)プロパン、ビス(<=
−ヒドロキシフェニル)−メタン、ビス(q−ヒドロキ
/−3劃−ジメチルフェニル)−メタン、ビス(<=−
ヒドロキ/−−3,S −ジクロロフェニル)−メタン
、ビス(クーヒドロキ/−3劃−ジブロモフェニル)・
−メタン、/、/−ビス(クーヒドロキシフェニル)シ
クロヘキサン、p、Il’−ジヒドロキシジフェニルビ
ス(弘−ヒドロキシフェニル)−ケトン、ビス(クーヒ
ドロキン−3,s−ジメチルフェニル)−ケトン、ビス
(クーヒドロキン−,7,5−ジクロロフェニル)−ケ
トン、ビス(<=−ヒドロキシフェニル)スルフィド、
ビス(4t−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)スルフ
ィド、ビス(クーヒドロキシフェニル)スルホン、ビス
(p−ヒドロキシ−3は一ジクロロフェニル)エーテル
等が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるもので
はない。またこ扛らは混合物として使用してもよい。
これらの中には酸化されやすいものが多く、これらを用
いる場合は酸素や空気を反応系から除去しておくことが
好ましい。
一般式(■)で表わされるジカルボン酸(以下単に(1
)と称する。)の具体例としては、子レフタル酸、イソ
フタル酸、ナフタリン−,2,6−ジカルボン酸、ナフ
タリン−/、5−ジカルボン酸、ジフェニル−e4’−
ジカルボン酸、ジフェニル−、?、、?’−ジカルボン
酸、メチルテレフタル酸、メチルイソフタル酸、ジフェ
ニルエーテル−1I、’d’−ジカルボン酸、ジフェニ
ルチオエーテル−y4′−ジカルボン酸、シフェニルス
ルホンーリ、V′−ジカルボン酸、ジフェニルケトン−
q、z’−ジカルボンe、u、、2−シフェニルプロパ
ンーり、り′−ジカルボン酸のような芳香族ジカルボン
酸等が挙げられるが必ずしもこれらに限定されるもので
はない。またこれらは一種以上を混合して使用してもよ
い、 一般式(1)で表わされるヒドロキクカルボン酸(以下
単に(1)と称する。)の具体例としては、p−ヒドロ
キシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、7ユリンカー
酸、バニリン酸、弘−ヒドロキゾーグ′−カルボキ7ジ
フェニルエーテル、グーヒドロキ7−v′−カルボキシ
ビフェニル、コ、6−ジクロローp−ヒドロキシ安息香
酸、コークロローp−ヒドロキ7安息香酸、コ、6−ジ
フルオローp−ヒドロキ7安息香酸、コーヒドロキゾ6
−ナフトエ酸、コーヒドロキク3−ナフトエ酸、/−ヒ
ドロキングーナフトエ酸、等が挙げられ、これらは混合
して使用してもよい。
一般式■で表わされる構成単位を有するポリエステルま
たはオリゴエステル(以下単に■と称する。)を製造す
るためには一般式(ト)で表わされるカルボン酸 HOOCR’C0OH・・−・・・・−・(A)(式中
、R4は一般式(5)におけると同義)およびそのエス
テルが使用されるが、カルボン酸の例を示すとテレフタ
ル酸、メトキシテレフタル酸、エトキシテレフタル酸、
フルオロテレフタル酸、クロロテレフタル酸、メチルテ
レフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、メトキシインフ
タル酸、ジフェニルメタンp、tI’−ジカルボン酸、
ジフェニルメタン3,3′−ジカルボン酸、ジフェニル
エーテル<z4’−ジカルボン酸、ジフェニル−u、l
I’−ジカルボン酸、ナフタリン−ら6−ジカルボン酸
、ナフタリンへSジカルボン酸、ナフタリン/、弘ジカ
ルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ス
ペリン酸、ドデカンジカルボン酸、3−メチルアゼライ
ン酸、グリタール酸、コハク酸、シクロヘキサン八クジ
カルボン酸、シクロヘキサン/、3ジカルボン酸、シク
ロペンタン八3ジカルボン酸などが挙げられる。これら
は混合して使用してもよく一般式(ト)で表わされるも
のはいずれも使用可能である。
また一般式(V)を製造するために使用される一般式(
B)で表わされるジオール HOR50H・・・・・・・・・(B)(式中、R5は
一般式(■)におけると同義)の具体例としてはエチレ
ングリコール、/、3−プロパンジオール、/艷−プロ
パンジオール、/、3−ブタンジオール、/、tI−ブ
タンジオール、;Cオペンチルグリコール、/、Aヘキ
サンジオール、/112−ドデカンジオール、7クロヘ
キサ://、’lジオール、7クロヘキサン八3ジオー
ル、/クロヘキサン/、2−ジオール、ンクロベンペ7
タン/、3−ジオール、ジエチレンクリコール、ポリエ
チレンクリコール、ヒドロキノン、レゾルシノール、ビ
スフェノールA1メチルヒドロキノ/、クロルヒドロキ
ノン、コ、6−ナフタリンジオールなどが挙げられるが
、これらは混合して使用してもよく、一般式(B)で表
わされるものはいずれも使用可能である。
本発明で用いる式(IV)で示されるポリエステルまた
はオリゴエステルとしては、一般式(■)で表わされる
ものはいずれも使用可能であるが、その入手のしやすさ
からポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートおよびそれらのオリゴマーが好ましく、特にポ
リエチレンテレフタレートおよびそのオリゴマーが好ま
しい。
本発明のポリエステルを製造するには、これら(1)〜
(rV)から選ばれる一つ以上、あるいは2つ以上のヒ
ドロキンカルボン酸化合物(I)を原料として用いるこ
とができる。
特に原料として少なくとも1つは(IV)を使用するこ
とが好ましい。この例としては(1)と(If)と(I
りと(IV)の組合せ、(I)と(m)と(IV)の組
合せ、(I)と(IV)の組合せ等がある。
又(1)と(II)のみの組合せ、(,1)、(1)、
(m)の組合せ、(1)a−2種以上用いる組合せも好
ましい。
(1)〜(IN)の原料を用いる場合は原料仕込と同時
にアセチル化剤を仕込むとよい。この場合は2’lO℃
以下で行うのが好まし7い。原料に(IV)を使用する
ときは原料仕込と同時にアセチル化剤を仕込んでもよい
が、(1)および/または(II)および/または(I
II)と([V)をあらかじめ反応させて共重合オリゴ
マーを作り、次にアセチル化剤を加えてアセチル化を行
ってもよい。
(1)および/または(It)および/または(1)と
(IV)との共重合オリゴマーを作る場合は、反応温度
は200〜330℃、好ましくはココθ〜3θO0Cで
行なわれ、反応時間はS分〜70時間、好ましくは、2
0分〜3時間の範囲で行なわ汎る。
尚この場合、着色しやすい(1)ヲ用いるときは共重合
オリゴマーの製造段階には(1)を用いず、その後のア
セチル化の終了前までに(1)を添加する方が好ましい
反応は、オキシカルボン酸化合物の残存量が仕込1に対
し、通常70モル係以下、好ましくは50モル係以下と
なるまでおこなわれる、また反応は無触媒でも可能であ
るが必要に応じ、触媒を添加して実施される。
次に本発明の特徴であるアセチル化とアセチル化後の手
法について説明する。
アセチル化は5tIO℃以下、好ましくは100℃以下
、更に好ましくはコθ℃〜igo′c、最も好ましくは
so′C〜760′Cで行われる。
2’IO’Cf、超えると、無水酢酸による副反応が起
こり、着色の原因となるので好ましくない。
一方、低@(20°C未満)でアセチル化を行うことは
着色しないという点では好ましいが、重合速度が遅くな
るという点で好ましくない。
アセチル化はN2シール、N270−で行うのがよいが
、加圧下で行ってもよい。反応は70分〜10時間、好
ましくは、20分〜3時間の範囲で行われる。
アセチル化剤である無水酢酸の使用モル敷金eとし、原
料(1)、(II)、(1!l)の使用モル数をそれぞ
れa、b、cで表わすと、 が好ましい。よυ好ましくは、 である。
無水酢酸の使用モル数eが の場合は重合速度が遅くなるので好ましくない。
の場合は生成ポリマーが着色しゃすく好ましく:よい。
アセチル化の後に重合をコ20℃〜3so℃で実施する
ため昇温するが、昇温する前又は昇温しても2り0℃ま
での間に反応系から余剰の無水酢酸及び生成した酢酸を
実質的に留去する。
ここで実質的にというのは反応系中のコ重量係以下、好
ましくは1重量%以下、さらに好ましくは0.8:重量
%以下にすることを意味する。強制的に留去する方法と
しては(1)減圧にする、(ii)不活性ガス全反応系
中へφ吹き込む、(iii)他の化合物と共沸させる等
があるが、(1)減圧にするのが好ましい。この場合、
’I 00 m5Hf!  以下で減圧するのが好まし
く、特に/ 00 rmHg 以下にするのが好ましい
但し、未反応上ツマ−を留出させないようにするために
/IIIIIHg 以上にしておき、ジアセテートやア
セトキ7カルボン酸等のアセチル化された原料化合物の
沸点、昇華点以下になるような圧と温度に設定すること
が重要である。
ここで余剰の無水酢酸及び生成した酢酸を残したまま2
’lO℃を超えると褐色に着色し好ましくない。
具体的に述べると、無水酢酸によりアセチル化を行った
後、アセチル化を行った温度で一旦/ +mH,!i’
 〜/ 00 a+Hgまで減圧して、過剰の無水酢酸
と生成した酢酸の大部分を留去させた後昇温を行うが、
この間もジアセテートやアセトキ7カルボン酸等のアセ
チル化された原料化合物の沸点、昇華点以下になるよう
な圧力と温度に設定しながら昇温する。つまりこの間は
通常/θOTTmHf/〜常圧で行なわれる。
このように行うことによって実質的に反応系から余剰の
無水酢酸と酢酸が消失し、その後の重合条件等にかかわ
らず着色度合の低いポリエステルが得られる。
尚、211O’C’l越えると縮合がはじまるが、その
ときに生成する酢酸を留去するのは当然である。
重合は、二〇℃〜3Sθ℃、好ましくはコグθ℃〜3.
30℃で実施されるか、この場合初期に徐々に減圧にす
ることが好ましく、7 A O−f/から7wnH?ま
で徐々に減圧にする場合に要する時間は30分以上、好
ましくはAO分以上の時間で実施され、特に/θ、H?
/分がら/、827分の減圧を徐々に行なうことが重要
である。
重合段階においても、無触媒でも可能であるが必要に応
じ触媒の存在下で実施される。
〔実施例〕
以下に実施例によって具体的に示すが、本発明はその要
旨を逸脱しない限りこれに限定されるものではない。
尚、実施例中の各測定値は以下のようにして求めたもの
である。
無水酢酸と酢酸の定量法は、所定の温度でサンプリング
した反応液を約/L?採取し、クロロホルムを加えて2
5−とし、良く攪拌した後/昼夜放置し、ガスクロマト
グラフィー(測定条件; PEG−+20M、 j%u
monchromosorbw (DMC8) ’θ/
gθmesh)を用いて酢酸として検出し、定量した。
着色に関与するのは反応系中の無水酢酸であると思われ
るので、実際は反応系中の無水酢酸量を定量するのが好
ましいが、分析手法上、系中に残存する無水酢酸と酢酸
量重合わせた量として定量した。
ηinh (固有粘度)の値はフェノールとテトラクロ
ロエタン=/:/(重量比)の混合液中O,S?7dl
で30℃で測定した。最終生成物のηinhは0.3d
ll?以上好ましくはo、3sdt77以上である。
また、溶融粘度の測定には、キャピラリーレオメータ−
(インテスコ社製)を用い、温度、320℃、剪断速度
(?’) / 005ec−’  シリンダーノズルの
長さ/直径=30を使用した。
色相は、日本重色工業製色差計を用いてL値を求め、目
安とした。
実施例/ 攪拌翼、窒素導入口、減圧口を備えたガラス1合管に、
p−ヒドロキシ安息香酸!; i、ir y(o、3り
Sモル)及びポリエチレンテレフタレトオリゴマ−(η
1nh=0.09gdll? ) ? 2./ S’’
、 0..37 Sモル)を仕込み、減圧置換をしだ後
N2気流下におき、2’lO℃のオイルバスに浸漬し、
−時間反応をさせた。
次に7’10℃まで降温し無水酢酸、7 g、、3 ?
(o、375モル)を3θ分かけて滴下し、そのまま3
0分間攪拌を続け、アセチル化乞行なった。その後/ダ
0℃でλOfi Hグまで減圧することによシ系中に存
在している余剰の無水酢酸を留出させ、それを同時に生
成した酢酸も留出させ、(ここでサンプリングを行なう
■)、300 wnHl  にして昇温を開始した。/
り0℃の時点■、及び2ec°Cの時点■でサンプリン
グをしつつ、約/、5時間かけて2’lO℃にした。
(この時点でもサンプリングする■。)その後昇温しつ
つ減圧を行ない、1時間でコア5℃にし、さらに27’
!i℃で7時間かけて0.3酎H,9にし、さらにグ時
間この状態で重合を続け1、完了した。
このようにして得られたポリマーはη1nh=0.72
であp、L=7g、0であった。
■、■、■、■の各時点での無水酢酸と酢酸の合計量は
、反応液全体のそれぞれ/、/ 、2重量%、o6g 
o重量係、0.799重量%0.!; 7重量%であっ
た。
比較例1 アセチル化までは実施例/と同様に行ない、その後減圧
することなく、常圧で2.5時間かけて275°Cにし
、この後減圧を開始した。
その間アセチル化終了時昇巴直前■、昇温時/70℃の
時点■、−00℃の時点■、及びコtio°Cの時点■
でサンプリングした。減圧を開始してから約2時間で0
.ltttmHjiにし、更に9時間かけて重合を完了
した。
このようにして得られたポリマーはηinh =0.6
3であり、L=sg、sであった。
■、■、■、■の各時点での無水酢酸と酢酸の合計量は
、反応液全体のそれぞれ15.7重量%、ざ、9重量%
、y、2重量%、2.9重量%であった。
実施例コ p−ヒドロキ7安息香筬をgg、3g、ポリエチレンテ
レフタレートオリコマ−fJO0’)9゜無水酢酸を4
3,31にした以外は実施例1と同様に行い、実施例/
と同一のところでサンプリングも行った。
その結果得らf′したポリマーはηinh = 0.9
 !; 6であり、L=49.!;であった。
■、■、■、■の各時点での無水酢酸及び酢酸の合計の
存在比率はそれぞれ7.2q重量係、θJ 3重量%、
o、’y g重量%、0.7/重量係であった。
比較例コ 原料の使用量は実施例−と同一とし、プロセスは比較列
/と同様に行った。
その、結果得られたポリマーはηinh = 0.9 
’I 7であり、L、=、75.グでありた。
■、■、■、■の各時点での無水酢酸及び酢酸の合計の
存在比率はそれぞ扛、ig、3重量%、/ 0.コ重量
%、5.7重量%、3.6重量%であった。
実施例3 p−ヒドロキ7安は香酸及びポリエチレンテレフタレー
トオリゴマーの使用量を実施例/と同随にし、2乙0°
Cでコ時間反応を行った後、790℃まで降温し、ハイ
ドロキノンf g、3 j7添加した後、無水酢酸’z
!;09添加し、その他は実施例/の通りに行った。
このようにして得られたポリマーはη1nh=0.6q
であり、L=7.、?、すであった。
■、■、■、■の時点での無水酢酸と酢酸の合計量は反
応液全体のそ扛ぞれ1.03重量%、θ0g3重量%、
0.72重量%、0.63重量%であった。
比較例3 原料及びその使用量は実施例3と同一とし、プロセスは
比較例/と同様に行った。
その結果得られたポリマーはη1nh= 0.b 2で
ろり、1=uJ7であった。
■、■、■、■の各時点での無水酢酸及び酢酸の合計量
は反応液全体のそれぞれ76.7重量系、9.gM童係
、す、3重量%、3.0重量%であった。
実施例グ 攪拌翼、窒素導入管、減圧口を備えたガラス重合管に ビスフェノールA    6JS g テレフタル酸     2 Jqg イソフタル酸     2勉9.9 無水酢酸     q 3.s j! を仕込み、it、to′Cで7時間反応させた後/lI
O℃で!;OyamH91で減圧にし、そこで30分!
;OrmH9で反応させ、大部分の無水酢酸と酢酸を留
出させた。ここでサンプリングラ行なった■。その後3
00rttmH9までの圧力にもどし、2LttO℃ま
で/、5時間かけて昇温し、その間/りOoC,20(
7’C,2110’Cの時点でサンプリングをした。(
それぞれ■、■、■とする。)2q0°C,300圓H
Fで7時間反応させた後、7時間かけて30θ°Cへ昇
温しfc。
その後300℃で減圧を行ない、重合を行った。300
℃になった時点から7時間で最終的に0.3mmHEと
し、重合を終了した。
生成したポリマーはη1nh=θj gであり、L二g
O,コであった。
■、■、■、■の各時点での無水酢酸と酢酸の合計量は
そ扛ぞれ0.9f重量係、θ、g g重量幅、0,12
重量%、0.33重量%であった。
比較例す 実施例グと同一原料を同−量用いて/lIO℃で7時間
アセチル化を行った後、昇温し、365時間かけて30
0℃とした。その間/ ’& 0℃、/ 700C,2
000C,コリO℃でサンプリングをした。(それぞれ
■、■、■、■とする。)300℃になった時点から7
時間最終的に0.3℃mH1とし、重合を終了した。
生成ポリマーはy7inh = 0.!; ?であり、
L=<4 Lりであった。
■、■、■、■の各時点での無水酢酸と酢酸の合計量は
それぞれ20.コ重量%、10.3重量係、5.5重量
係、3./重量係であった。
実施例! z、p’−ジヒドロキシジフェニル    2 J/ 
jjテレフタル酸        / !、! 113
.3rビフエニルジカルボン酸      デ4yp−
ヒドロキ7安息香酸   710g i無水酢酸   
       g 7j Ji’を仕込み、その後のプ
ロセスは実施例ダと同様に行った。得られたポリマーの
溶融粘度は/100ポイズであり、1==72.3であ
った。
■、■、■、■の各時点での無水酢酸と酢酸の合計量は
それぞれ/、21重量%、0.93重量%、0076重
量%、00SS重量係であった。
比較例5 実施例5と同一原料を同−量用いて、比較例ぐと同一プ
ロセスで重合を行った。
得られたポリマーの溶融粘度は6.20ポイズであシ、
L=3t、2であった。
■、■、■、■の各時点での無水酢酸と酢酸の合計量は
それぞれ76.3重量%、g、2重量係、グ、3重量%
、コ1g重量係であった。
実施例6 p−ヒドロキシ安息香酸          7 j−
0j−gコーヒドロキシ−6−カルボキンナフタレン 
lIa、s i無水酢酸            g 
o、o gを仕込んだ後のプロセスは実施例1と同様に
行った。得られたポリマーの溶融粘度は1020ポイズ
であり、L=76.3であった。
■の時点での無水酢酸と酢酸の合計量はθ0gO重量%
であった。
比較例6 実施例6と同一原料を同−量用いて比較例ヶと同一プロ
セスで重合を行った。
得られたポリマーの溶融粘度は900ボイズであり、L
、=lIO,2であった。
■の時点での無水酢酸と酢酸の合計量は、9.7重量%
であった。
〔発明の効果〕
本発明の製造法により得られたポリエステルは、着色度
合いが少ないため見栄えがよく、着免剤等を添加するこ
とにより所望の色に着色でき、成形材料、フィルム、繊
維として好適に製品化できるものである。また、その製
造法は、原料化合物が安価であり、かつ重合速度も速い
という工業的利点全盲するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(i)少なくとも下記一般式( I )で示される
    ジオールおよび下記一般式(II)で表わされるジカルボ
    ン酸を用い、または (ii)少なくとも下記一般式(III)で表わされるヒ
    ドロキシカルボン酸を用いるか、 あるいは (iii)少なくとも上記ヒドロキシカルボン酸および
    下記一般式(IV)で表わされる構成単位を有するオリゴ
    エステルまたはポリエステルを用いて、 系中で無水酢酸によるアセチル化を行なった後、溶融重
    合法によりポリエステルを製造するにあたり、240℃
    以下でアセチル化を行なったのち、240℃以下で余剰
    の無水酢酸と酢酸を実質的に系外に留去させ、次いで溶
    融重合することを特徴とするポリエステルの製造方法。 HO−R^1−OH・・・・・・〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・〔III
    〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・〔IV〕 (ここに、( I )、(II)、(III)式中のR^1、R
    ^2およびR^3は2価の芳香族炭化水素基、R^1^
    1−X−R^1^2基、(但しR^1^1およびR^1
    ^2は2価の芳香族炭化水素基であり、Xは酸素原子、
    硫黄原子、スルホニル基、カルボニル基、炭化水素基、
    エステル基または直接結合を示す。)を示し(但し、芳
    香族環の水素原子はハロゲン原子、炭化水素基、アルコ
    キシ基又はフェノキシ基等で置換されていてもよい。)
    、(IV)式中のR^4は炭素数6〜20の2価の芳香族
    炭化水素基、炭素数4〜20の2価の脂環式炭化水素基
    または/および炭素数1〜40の2価の脂肪族炭化水素
    基(但し、芳香族炭化水素基の芳香族環の水素原子はハ
    ロゲン原子、炭素数1〜4のアルキルまたはアルコキシ
    基で置換されてもよい。)を示し、R^5は炭素数2〜
    40の2価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜20の2価
    の脂環式炭化水素基、芳香環を形成する炭素数が6〜2
    0である2価の芳香族炭化水素基(但し芳香族炭化水素
    基の芳香環の水素原子はハロゲン原子、炭素数1〜4の
    アルキル基またはアルコキシ基で置換されてもよい)、
    または分子量80〜8000のポリアルキレンオキシド
    2価ラジカルを示す。)
JP11214288A 1988-05-09 1988-05-09 ポリエステルの製造方法 Pending JPH021732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11214288A JPH021732A (ja) 1988-05-09 1988-05-09 ポリエステルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11214288A JPH021732A (ja) 1988-05-09 1988-05-09 ポリエステルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH021732A true JPH021732A (ja) 1990-01-08

Family

ID=14579269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11214288A Pending JPH021732A (ja) 1988-05-09 1988-05-09 ポリエステルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH021732A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5428825A (en) * 1990-09-14 1995-06-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of selecting receiving frequency for RDS receiver

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5428825A (en) * 1990-09-14 1995-06-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of selecting receiving frequency for RDS receiver

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5166310A (en) Preparation of polyesters with tin catalyst
US4338422A (en) Preparation of polyesters and poly(ester-carbonates) by acidolysis of aromatic polycarbonates
JPS582325A (ja) 改善された滑り特性を有する線状ブロツクコポリエステル
JPS5913531B2 (ja) コポリエステルの製造法
US4782132A (en) Process for producing a copolyester
JPH021732A (ja) ポリエステルの製造方法
US3271365A (en) Polyesters of decahydronaphthalenedicarboxylic acid and dihydric phenols
JPS62121722A (ja) 芳香族ポリエステル
JP3164889B2 (ja) 芳香族ポリエステルの製造方法
JP2507735B2 (ja) サ−モトロピツク液晶性コポリエステルの製造法
JP2698667B2 (ja) 芳香族ポリエステルの製法
JPH0656976A (ja) 新規ポリエステル及びその製造方法
JPH0291119A (ja) 芳香族ポリエステルおよびその製造法
JPS5827717A (ja) ポリエステルの製造方法
US3576790A (en) New catalyst systems for the production of polyesters
JPH04285630A (ja) 液晶性共重合ポリエステルの製造方法
JPH02311526A (ja) 芳香族ポリエステル及びその製造法
JP3136703B2 (ja) サーモトロピック液晶性ポリエステルの製造方法
JPS63277231A (ja) 共重合ポリエステルの製造法
JPH03126720A (ja) ポリエステルの製造方法
JPH01188522A (ja) ポリエステルの製造法
JPH02308812A (ja) 全芳香族共重合ポリエステル
JPS61218630A (ja) 共重合ポリエステルの製造法
JPS6142540A (ja) 芳香族ポリエステル
JPH0364533B2 (ja)