JPH02170676A - 高圧発生回路 - Google Patents

高圧発生回路

Info

Publication number
JPH02170676A
JPH02170676A JP32395888A JP32395888A JPH02170676A JP H02170676 A JPH02170676 A JP H02170676A JP 32395888 A JP32395888 A JP 32395888A JP 32395888 A JP32395888 A JP 32395888A JP H02170676 A JPH02170676 A JP H02170676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
current
gate
application section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32395888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0744646B2 (ja
Inventor
Masahiko Matsumoto
匡彦 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP63323958A priority Critical patent/JPH0744646B2/ja
Publication of JPH02170676A publication Critical patent/JPH02170676A/ja
Publication of JPH0744646B2 publication Critical patent/JPH0744646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野ゴ 本発明は、フライバックトランスの高圧コイルに発生す
るレアショートの防止手段を備えた高圧発生回路に関す
るものである。
〔従来の技術〕
テレビジョン受像機やCRTデイスプレィ装置の高圧発
生回路には、フライバックパルスを昇圧するフライバッ
クトランスを含んでいる。このフライバックトランスに
は、通常、約30Kvもの高圧が掛かっており、例えば
製造上のミス等に起因してフライバックトランスの高圧
コイルにレアショートが発生し、これが進行すると、フ
ライバックトランスが発煙・発火し、火災等の大事故に
つながることとなる。
そこで、このようなレアショートが生じないように高圧
コイルに対して充分な品質管理がされているのであるが
、微細な不良部分が看過されて良品として使用される場
合が予想され、このような不良製品が使用されると前記
のごとく、火災等の大事故を引き起こすこととなる。
近年においては、レアショートに起因する火災等の事故
を防止するために、レアショートの検出回路を設け、こ
の回路によりレアショートが検出された場合には直ちに
回路動作を停止するような工夫が施されている。
第2図には従来の高圧発生回路に組み込まれているレア
ショートの検出とその保護動作を行う回路が示されてい
る。この回路はフライバックトランスの高圧コイルにレ
アショートが発生した場合に、そのレアショートに起因
して増加する一次側電流を検出し、図示されていない水
平発振回路を停止するものである。すなわち、レアショ
ートが発生していない正常時には、フライバックトラン
スの一次側電流はほぼIA以下であり、この時は、第2
図の回路の抵抗器1の電圧降下が小さく、トランジスタ
2はオフしたままとなっている。これに対し、レアショ
ートが発生して異常状態となったときには、一次側電流
がほぼ2A程度に増大し、これに伴い抵抗器1の電圧降
下が大きくなり、トランジスタ2がオンする。この結果
、コンデンサ3の電圧が上昇し、ツェナーダイオード4
がオンし、同時にトランジスタ5もオンする。これによ
り、フォトカプラ6の内部にある発光ダイオードが駆動
され、非充電部のトランジスタ7がオンし、コンデンサ
8に蓄えられていた電荷がコンデンサ9に充電され、フ
ォトカブラ10のX線保護端子11を駆動し、水平発振
回路の発振を停止させるものである。この水平発振回路
の停止によりフライバックトランスの動作も停止し、こ
れによりレアショートに起因する火災等の発生を未然に
防止するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種の従来の回路は、第2図に示すご
と(、使用されている回路部品の部品点数が多く、回路
が複雑となっているので、回路の製造が煩雑となり、こ
れに伴い、装置コストが高価になるという問題がある。
また、第2図に示す回路は、確かに、高圧コイルにレア
ショートが発生した場合に、水平発振回路を停止するが
、この回路停止のラッチ機能を有しておらず、誤って水
平発振回路を再びオン動作すると、フライバックトラン
スが動作し、レアショートがさらに進行するという危険
がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたも
のであり、その目的は、簡単な回路構成でレアショート
の異常を高感度のもとで検出することができるとともに
、−旦しアシヨードが検出された場合にはフライバック
トランスをラッチ機能を持たせてその回路動作の停止状
態を保持し得ることができる高圧回路を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、次のように構成さ
れている。すなわち、本発明は、フライバックパルスを
発生出力する水平偏向出力回路と、この水平偏向出力回
路で発止したフライバックパルスを昇圧して、その昇圧
出力をブラウン管のアノードヘ加えるフライバックトラ
ンスとを備えた高圧発生回路において、フライバックト
ランスを構成する低圧コイルの低圧端側に直列に接続さ
れる保護ヒエーズと、この保護ヒユーズに接続される入
力電源と、第1の電圧印加部と第2の電圧印加部とを備
えこの第1の電圧印加部と第2の電圧印加部との間の電
圧がトリガ電圧を越えた時にゲートを開き保護ヒユーズ
に溶断電流を供給するゲート回路と、前記低圧コイルを
流れる一次側電流を検出し、その電流検出値に対応する
電圧を前記ゲート回路の第1の電圧印加部と第2の電圧
印加部間に加える一淡側電流検出回路と、入力電源から
の電流を前記一次側電流検出回路に向かう電流と分岐さ
せる電流分岐回路と、この電流分岐回路を流れる電流を
利用して感度調整電圧を発生させ、この感度調整電圧を
前記ゲート回路の第1の電圧印加部と第2の電圧印加部
との間の電圧を減少する方向に加える感度アップ回路と
、前記ゲート回路の第1の電圧印加部と第2の電圧印加
部との間に加わる急峻なノイズ変動電圧を除去してゲー
ト回路の誤動作を防止する電圧平滑回路とを有している
ことを特徴として構成されている。
〔作用〕
上記のように構成されている本発明において、高圧発生
回路の入力電源からの電流は一次側電流検出回路に向か
う経路と、電流分岐回路に向かう電流とに分岐する。そ
して一次側電流検出回路に向かう電流は同検出回路によ
って電圧値に変換されて検出され、この検出電圧がゲー
ト回路の第1の電圧印加部と第2の電圧印加部との間に
加えられる。
一方、電流分岐回路に向かう電流は感度アップ回路の例
えば抵抗器によって感度調整電圧が作り出され、この感
度調整電圧は、前記ゲート回路の第1の電圧印加部と第
2の電圧印加部との間の電圧を減少する方向に加えられ
る。
フライバックトランスの高圧コイルにレアショートがな
い正常動作時には、前記ゲート回路の第1の電圧印加部
と第2の電圧印加部との間の電圧は感度調整電圧が加え
られることにより減少する方向となるので、この第1の
電圧印加部と第2の電圧印加部との間の電圧が許容範囲
内で変動してもトリガ電圧を越えることはなく、ゲート
回路はオフ状態を維持している。
これに対し、高圧コイルにレアショートが発生すると、
低圧コイルを流れる一次側電流が急激に増加する。この
一次側電流の急激な増加によって一次側電流検出回路か
ら出力される検出電圧が増大する結果、ゲート回路の第
1の電圧印加部と第2の電圧印加部間の電圧がトリガ電
圧を速やかに越える。そして、このトリガ電圧を越えた
ところでゲート回路がオン動作してゲートを開き、保護
ヒユーズに溶断電流が加えられる。この溶断電流により
保護ヒユーズの溶断が行われ、これに伴いフライバック
トランスの動作は速やかに停止するのである。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には本発明の一実施例を示す高圧発注回路の回路
構成が示されている。同図において、高圧発生回路は水
平偏向出力回路12と、高圧回路13と、レアショート
検出・保護回路14とからなる。
このうち、レアショート検出・保護回路14以外の回路
は公知であるので、それらの公知回路の説明は筒車化す
る。
前記水平偏向出力回路12は、水平出力トランジスタ1
9と、ダンパーダイオード15と、共振コンデンサ16
と、水平偏向コイル17と、3字補正コンデンサ1Bと
からなる。水平出力トランジスタ19は図示されていな
い水平ドライブ回路から送られて(る電圧パルスを受け
てスイッチング作用を行い、ダンパーダイオード15と
の協同によって水平偏向コイル17に鋸歯状波電流を加
える。その一方において、共振コンデンサ1Gと水平偏
向コイルI7はその共振作用によってフライバックパル
スを発生させ、これを高圧回路13に加える。
高圧回路13はフライバックトランス20と、高圧整流
ダイオード21とからなる。前記フライバックトランス
20の低圧コイル(−次コイル)22の高圧側端子23
は水平偏向コイル17および共振コンデンサ16の共通
端子に接続されており、また、低圧コイル22の低圧側
端子24と中間タップ25との間にはレアショート検出
・保護回路14が接続されている。
一方、フライバックトランス20の高圧コイル(二次コ
イル)26の高圧側端子は前記高圧整流ダイオード21
を介してブラウン管27のアノード28に接続されてい
る。そして本実施例の回路では、高圧整流ダイオード2
1のカソード側にはフォーカスパック30の回路の一端
側が接続されている。このフォーカスパック30の回路
は抵抗体31と、フォーカス電圧調整用の可変抵抗体V
R,と、スクリーン電圧調整用の可変抵抗体VR,とか
らなり、これら各抵抗体31.VR,,VR,の直列接
続体の抵抗体31側の端部は前記高圧整流ダイオード2
1のカソード側に接続され、また可変抵抗体VR,側の
端部はアース側に接続されている。また、高圧コイル2
6の低圧側はABL(ΔutomaLic Brigh
tnessLimi ter)に通じている。かかる構
成において、高圧回路13は前記水平偏向出力回路12
から加えられるフライバックパルスをフライバックトラ
ンス20によって昇圧し、さらに高圧整流ダイオード2
1によって信号整流を行い、その整流出力をアノード2
8に加えるのである。
レアショート検出・保護回路14は前記フライバンクト
ランス20の高圧コイル26に発生するレアショートを
確実に検出して、その安全動作を行うもので、本実施例
の特徴的な回路である。このレアショート検出・保護回
路14は、保護ヒユーズ32と、一次側電流検出回路と
しての検出抵抗器33と、入力電源36と、ゲート回路
としてのサイリスタ34と、電圧平滑回路としての平滑
コンデンサ35と、抵抗器37.38.39と、感度抵
抗器40と、コンデンサ41と、ダイオード42とから
なる。
前記保護ヒユーズ32の一端側は低圧コイル22の低圧
側端子24に接続されており、同ヒユーズ32の他端側
は検出抵抗器33の一端側に接続されている。
そしてこの検出抵抗器33の他端側は入力型R36の陽
極に接続されている。なお入力電源36の陰極はアース
に接続されている。この入力電源36には図示されてい
ない電源ヒユーズが設けられている。
前記サイリスタ34はそのアノード側が低圧コイル22
の中間タップ25に接続されている。サイリスタ34の
第1の電圧印加部としてのカソード側は保護ヒユーズ3
2と検出抵抗器33との接続部に接続されている。また
、サイリスタ34の第2の電圧印加部としてのゲート側
は抵抗器37の一端側が接続されており、同抵抗器37
の他端側には抵抗器38の一端側と感度抵抗器40の一
端側が共通接続され、感度抵抗器40の他端側は入力電
源36の陽極に接続されている。また、抵抗器38の他
端側には抵抗器39を介してダイオード42のアノード
に接続され、同ダイオード420カソード側は低圧コイ
ル22の中間タップ25に接続されている。また、抵抗
器38の他端側と感度抵抗器40の他端側との間にはコ
ンデンサ41が接続されている。前記入力電源36から
感度抵抗器40、抵抗器38、抵抗器39、ダイオード
42をそれぞれ経て低圧コイル22の中間タップ25に
向かう経路は電流分岐回路を構成するものであり、また
、前記感度抵抗器40の出力端から抵抗器37を経てサ
イリスタ34のゲートに到る回路は感度アップ回路を構
成する。
上記のように構成されている本実施例において、回路の
稼働時には入力電源36からの電流は検出抵抗器33か
ら保護ヒユーズ32を経て低圧コイル22の低圧側端子
24に向かう電流■、と、電流分岐回路を経て低圧コイ
ル22の中間タップ25に向かう電流izとに分岐する
。そして、一次側を流れる電流容量は検出抵抗器33に
より1.R,の電圧値に変換されて検出され(R1は検
出抵抗器33の抵抗値)、この検出電圧]、R,が平滑
コンデンサ35によりノイズ成分や急峻な電圧変動成分
が除去された状態でサイリスタ34のゲート・カソード
間に加えられる。一方、電圧分岐回路を流れる電流iz
が感度抵抗器40を通ることによってi、R2の感度調
整電圧が発生する(R2は感度抵抗器40の抵抗値)、
この感度調整電圧はコンデンサ41によって平滑されて
サイリスタ34のゲート・カソード間電圧を減少する方
向、本実施例ではサイリスタ34のゲートに加えられる
。この結果、サイリスタ34のゲート・カソード間電圧
VGKは、 VG11= II Rt   i 2 R2となる。
高圧コイル26にレアショート等の異常がない正常動作
時には、サイリスタ34のゲート・カソード間電圧■□
はサイリスタ34のトリガ電圧よりも小さく、したがっ
て、サイリスタ34はオフ動作となり、ゲートを閉じて
いる。この場合、前記感度調整電圧i2R,がサイリス
タ34のゲート・カソード間電圧VGKを減少する方向
に加えられるから、サイリスタ34のゲート側に加えら
れる電圧変動が多少体じても■。がトリガ電圧を越える
ことがなく、サイリスク34はオフ状態を安定に維持す
る。
これに対し、高圧コイル26にレアショートが発生する
と、一次側電流1.が増加する。
すなわち、高圧コイル26にレアショートが発生すると
、そのショート部分において消費エネルギが増大する。
いま、レアショート1ターン当たりで消費されるショー
トエネルギをqとすると、レアショートがnターンに拡
大するとその部分から消費されるエネルギPは、P=n
qとなる。このショートエネルギPは入力電源36から
供給されるので、レアショートが生じると入力電源36
から検出抵抗器33側に流れる一次側の電流l、がΔI
3だけ増加する。つまり、レアショートがない正常時の
一次側の電流を1.。とすると、このレアショート時の
一次側の電流Imは次のように表される。
1++=Iio十ΔI。
したがって、フライバックトランスの高圧コイル26に
レアショートが発生すると、そのときのサイリスタ34
のゲート・カソード間電圧■。はVG11=II R1
it R1 =(Iso+Δl5)Rt   1zRzとなる。この
場合、レアショートが生じると電流分岐回路を流れる電
流12も多少増加するが、この12の増加分はlIlの
増加分に較べれば十分に小さく、したがって、12の増
加分はほとんど無視できる。つまりレアショートが生じ
ると、検出電圧の急激な増加分の電圧ΔIaR+がサイ
リスタ34のゲート・カソード間の電圧を増加させる方
向に加わり、VGKがサイリスタ34のトリガ電圧を速
やかに越えてサイリスタ34をオンさせて、ゲートを開
く。このようにサイリスタ34が−Hオンしてゲートが
開かれると、低圧コイル22の高圧側端子23と中間タ
ップ25との巻線部N11間に発生しているパルスがシ
ョートされることになり、低圧コイル22における端子
24.25間のコイル巻線部分N、2と、サイリスタ3
4と、保護ヒユーズ32とによって形成される閉回路の
ルートで大きな溶断電流が流れ、保護ヒユーズ32が溶
断する。この結果、入力電源36から水平偏向出力回路
12に供給される一次側電流1.の供給が止まり、フラ
イバックトランス20の動作が停止する。これによって
、高圧コイル26のレアショート部へのエネルギ供給が
遮断されショート部での発熱が止まり、フライバックト
ランス20からの発煙・発火は未然に防止されるのであ
る。
上記本実施例においては、感度アップ回路によって発生
した感度調整電圧i、R,をサイリスタ34のゲート側
に加え、該サイリスタ34のゲート・カソード間の電圧
を減少するように構成しているから、サイリスタ34の
ゲート・カソード間の電圧を減少する分だけ検出抵抗器
R,の抵抗値を大きくできることになる。このように、
検出抵抗器33の抵抗値を太き(すれば、レアショート
に伴う一次側電流1.の増加に対応する電圧を大きい電
圧として検出することが可能となり、レアショートの検
出悪魔を効果的に高めることが可能になる。
また、レアショートが発生していない正常動作時には、
この感度抵抗器40によって作り出された感度調整電圧
がサイリスタ34のゲート・カソード間電圧を小さくす
る方向に作用するから、サイリスタ34のゲート側に多
少の電圧変動が生じても、ゲート・カソード間電圧がト
リガ電圧を越えてゲートが開かれることがなく、サイリ
スタ34の誤動作の問題は生じない。
ところで、サイリスタ34のオン動作の基準となるトリ
ガ電圧は温度が上がるにつれてほぼ直線的に減少する。
このトリガ電圧が低下すると、レアショートが発生しな
くても、正常動作時のゲート・カソード間電圧VGII
が許容範囲内で多少増加すると、この■。がサイリスタ
34のトリガ電圧を越えて同サイリスタ34のゲートが
開かれるという誤動作の問題が生じる。本実施例におい
ては、感度アップ回路が前記のように■。を減少させる
方向に作用して誤動作を避ける方向に働くが、さらに確
実に誤動作を防止するには抵抗器38を正特性サーミス
タや感温抵抗体等、温度が上がると抵抗値が大きくなる
素子で構成することにより、サイリスタ34に対するほ
ぼ完全な温度補償を達成することが可能となる。
本実施例の第1図に示す回路では、電流分岐回路が設け
られているから、サイリスタ34がゲートを開いて保護
ヒユーズ32が溶断した後にも、入力電源36から電流
分岐回路を通って低圧コイル22の中間タップ25側に
電流12が流れる。しかし、この電流12は、感度抵抗
器40と抵抗器38の抵抗値が十分に大きいので僅かし
か流れず、フライバックトランス20がこのizによっ
て動作するという問題は生じない。
上記本実施例によれば、高圧コイル26にレアショート
が発生した場合には保護ヒユーズ32が溶断されるので
、フライバックトランス20の回路動作を停止状態にラ
ッチすることとなる。したがって、フライバックトラン
ス20を正常なものと交換し、保護ヒユーズ32を付は
換えなければ回路が再動作しないこととなり、レアショ
ートに起因する発煙・発火事故をより安全に防止するこ
とができる。
また、第1図の回路では、高圧コイル26側にフォーカ
スパック30を設けているが、このフォーカスパック3
0のケースに穴かあ(等して絶縁不良をおこし、例えば
、その近傍位置にある金属シャーシ等とフォーカスバッ
ク30の回路が放電を起こしたような場合にも一次側の
電流!5が増加し、サイリスタ34のオン動作によりゲ
ートが開かれ、同様に、保護ヒユーズ32が溶断される
。したがって、本実施例の回路構成においては、高圧コ
イル26のレアショートばかりでなくフォーカスバック
30からの放電等の高圧側の異常が一次側電流の電流増
加によって検出され、直ちにサイリスクのゲートが開か
れて保護ヒユーズの溶断が行われることから、高圧側の
回路異常による安全は、より一層効果的に図れることと
なる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることはなく様々
な実施の態様を採り得るものである。例えば、上記実施
例では、高圧出力回路と水平偏向出力回路とを分離しな
い回路構成を示したが、これを分離する場合は水平偏向
コイル17と8字補正コンデンサ18は不要となる。し
かしこの場合においても水平偏向コイル17だけをダミ
ーインダクタンスに変更することもできる。
また、上記実施例ではゲート回路をサイリスタ34によ
って構成しているが、このゲート回路は必ずしもサイリ
スタ34を用いて構成する必要はなく、他の適宜の回路
素子、例えば、トランジスタ回路を組み合わせる等によ
り構成してもよい。
さらに、上記実施例では、入力電源36から分岐された
電流12を電流分岐回路により低圧コイル22の中間タ
ップ25に流しているが、電流分岐回路の出力端を必ず
しも低圧コイル22の中間タップ25に接続する必要は
なく、この電流分岐回路の出力端をフライバックトラン
ス20の一次側の他の箇所に接続してもよい。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、フライバックトランスの
高圧コイルにレアショートが発生した場合には、一次側
の電流の増加を一次側電流検出回路によって電圧に変換
して検出し、この検出電圧に基づいてゲート回路のゲー
トを開いて溶断電流を保護ヒユーズに加え、保護ヒユー
ズの溶断によってフライバックトランスの動作を停止す
るように構成したものであるから、前記レアショートの
異常の検出と、その安全動作を確実に行うことが可能と
なる。しかも、このレアショートの検出に際し、本発明
では感度アップ回路を設けているから、レアショートの
検出精度は飛櫂的に高められ、レアショートが発生した
場合にはこれを迅速に検出してその安全対策を早めに行
うことができるという優れた効果が得られる。
また、本発明は回路素子の部品点数が少ないことで、回
路構成が極めて筒易化され、装置製造の容易化と装置コ
ストの低減化をともに図ることができるとともに、回路
動作の信頼性を高めることが可能である。また、本発明
では、電圧平滑回路によって鋸歯状成分や急峻な電圧変
動成分を取り除いているから、ゲート回路の動作が正確
なものとなり、レアショート等に対する安全をより確実
に図ることができ、回路動作の信頼性もより高いものと
なる。
さらに、本発明では一旦しアシヨードが検出された場合
には、保護ヒユーズが溶断されるので、回路動作が停止
状態にラッチされることとなり、これにより、レアシa
−トに対する安全動作をより確実なものにできる。
さらに、本発明は二次側の異常を一次側の電流増加によ
って検出する構成であるから、レアショート以外の例え
ば高圧コイルに接続されるフォーカスバック回路からの
放電等の異常も検出して、その安全動作を行い得る。
さらに、高圧コイルのレアショートとその保護を図る本
発明の回路がフライバックトランスと一体型に形成でき
るので、回路のコンパクト化が図れるとともにその取り
扱いも容易となる。その上、前記レアショートの検出と
その保護を図る回路はフライバックトランスの一次側、
すなわち低圧コイル側の結線だけで構成できるから、フ
ライバックトランスに新たな端子を増設する面倒がなく
、その上、高圧発生回路のAC絶縁を図ることが容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る高圧発生回路の一実施例を示す回
路図、第2図は従来の高圧発生回路に組み込まれている
レアショートの検出保護用の回路図である。 l・・・抵抗器、2・・・トランジスタ、3・・・コン
デンサ、4・・・ツェナーダイオード、5・・・トラン
ジスタ、6・・・フォトカブラ、7・・・トランジスタ
、8.9・・・コンデンサ、10・・・フォトカプラ、
11・・・X線保護端子、12・・・水平偏向出力回路
、13・・・高圧回路、14・・・レアショート検出・
保護回路、15・・・ダンパーダイオード、16・・・
共振コンデンサ、17・・・水平偏向コイル、18・・
・8字補正コンデンサ、19・・・水平出力トランジス
タ、20・・・フライバックトランス、21・・・高圧
整流ダイオード、22・・・低圧コイル、23・・・高
圧側端子、24・・・低圧側端子、25・・・中間タッ
プ、26・・・高圧コイル、27・・・ブラウン管、2
8・・・アノード、30・・・フォーカスバック、31
・・・抵抗体、32・・・保護ヒユーズ、33・・・検
出抵抗器、34・・・サイリスタ、35・・・平滑コン
デンサ、36・・・入力電源、37,38.39・・・
抵抗器、40・・・感度抵抗器、41・・・コンデンサ
、42・・・ダイオード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. フライバックパルスを発生出力する水平偏向出力回路と
    、この水平偏向出力回路で発生したフライバックパルス
    を昇圧して、その昇圧出力をブラウン管のアノードヘ加
    えるフライバックトランスとを備えた高圧発生回路にお
    いて、フライバックトランスを構成する低圧コイルの低
    圧端側に直列に接続される保護ヒューズと、この保護ヒ
    ューズに接続される入力電源と、第1の電圧印加部と第
    2の電圧印加部とを備えこの第1の電圧印加部と第2の
    電圧印加部との間の電圧がトリガ電圧を越えた時にゲー
    トを開き保護ヒューズに溶断電流を供給するゲート回路
    と、前記低圧コイルを流れる一次側電流を検出し、その
    電流検出値に対応する電圧を前記ゲート回路の第1の電
    圧印加部と第2の電圧印加部間に加える一次側電流検出
    回路と、入力電源からの電流を前記一次側電流検出回路
    に向かう電流と分岐させる電流分岐回路と、この電流分
    岐回路を流れる電流を利用して感度調整電圧を発生させ
    、この感度調整電圧を前記ゲート回路の第1の電圧印加
    部と第2の電圧印加部との間の電圧を減少する方向に加
    える感度アップ回路と、前記ゲート回路の第1の電圧印
    加部と第2の電圧印加部との間に加わる急峻なノイズ変
    動電圧を除去してゲート回路の誤動作を防止する電圧平
    滑回路とを有していることを特徴とする高圧発生回路。
JP63323958A 1988-12-22 1988-12-22 高圧発生回路 Expired - Fee Related JPH0744646B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63323958A JPH0744646B2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 高圧発生回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63323958A JPH0744646B2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 高圧発生回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02170676A true JPH02170676A (ja) 1990-07-02
JPH0744646B2 JPH0744646B2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=18160529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63323958A Expired - Fee Related JPH0744646B2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 高圧発生回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744646B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63272281A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 Murata Mfg Co Ltd 高電圧発生装置
JPS63309068A (ja) * 1987-06-10 1988-12-16 Murata Mfg Co Ltd 偏向装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63272281A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 Murata Mfg Co Ltd 高電圧発生装置
JPS63309068A (ja) * 1987-06-10 1988-12-16 Murata Mfg Co Ltd 偏向装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0744646B2 (ja) 1995-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0568329A (ja) 電源回路の保護装置
US4788618A (en) High voltage protecting circuit
US5119262A (en) High-voltage transformer protection circuit
JPH02170676A (ja) 高圧発生回路
US4885509A (en) High voltage generating apparatus for supplying high voltage to cathode ray tube
JPH02170675A (ja) 高圧発生回路
JPH02141178A (ja) 高圧発生回路
JPH0744647B2 (ja) 高圧発生回路
JPH0298282A (ja) 高圧発生回路
JPH05336652A (ja) 電子機器の電源保護回路
JPH0681261B2 (ja) 高圧発生回路
HU192996B (en) Circuit arrangement for automatic overload protection of current transformers
JPH01126079A (ja) 偏向装置
US6661680B2 (en) Higher harmonic suppressor element and DC power supply unit using the same
JPS592225B2 (ja) テレビジョン受像機の保護装置
KR960008387B1 (ko) 고압 트랜스 보호회로
JP2508211B2 (ja) 高圧トランス保護回路
JPS5936400B2 (ja) X線装置
JPS63269686A (ja) 偏向装置
JPS63309068A (ja) 偏向装置
JPH01122272A (ja) 偏向装置
JP3077171B2 (ja) 高圧電源装置
JPH04299030A (ja) 充電回路
JPH0279672A (ja) 偏向装置
JPH0213066A (ja) 高圧トランス保護回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees