JPH02167626A - 放電加工機における測定・位置決め方法 - Google Patents

放電加工機における測定・位置決め方法

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JPH02167626A
JPH02167626A JP32215188A JP32215188A JPH02167626A JP H02167626 A JPH02167626 A JP H02167626A JP 32215188 A JP32215188 A JP 32215188A JP 32215188 A JP32215188 A JP 32215188A JP H02167626 A JPH02167626 A JP H02167626A
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electrode
workpiece
measurement
work
center
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JP32215188A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kikumori
菊森 常雄
Minoru Fukuda
実 福田
Koji Miyano
宮野 宏二
Minoru Iizuka
飯塚 實
Minoru Suzuki
實 鈴木
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H2500/00Holding and positioning of tool electrodes
    • B23H2500/20Methods or devices for detecting wire or workpiece position

Landscapes

  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、放電加工機に粗く取り付けたワークの被加工
部に電極を高精度に位置決めするための放電加工機にお
ける測定・位置決め方法に関する。
[従来の技術] 型掘り放電加工機等の放電加工機は、複雑な金型等の製
作に広く用いられており、最近ではNC(数値制御)装
置やATC(自動電極交換装置〉を組み込んだ自動放電
加工機も各@登場してきた。
また、放電加工機の加工精度は、金型製品の小形化・高
密度化に伴い、場合によっては誤差許容範囲±3〜6ル
という高精度を要求されるに至り、自動化と併せて高精
度化が望まれている。
ところで、放電加工機の加工M度は、本体上の泊具に!
置したワークと主軸に取り付けた電極との間の位置決め
精度に大きく左右されるため、特にNC制御された放電
加工機では、加工前にあらかじめワークおよび主軸の取
付は誤差を補正する作業が必須である。
第17図〜j122図は従来のワークと電極との間の位
置快め方法を概説するためのもので。
第17図は該位置決め方法の概念図、第18図はワーク
の平行出し作業を示すもので、同図(a)は平面図、同
図(b)は一部切断正面図、第19図は電極の芯出し作
業を示す正面図、第20図は電極の平行出し作業を示す
もので、同図(a)は左側面図、同12I(b)は右側
面図、第21図はワークの複数箇所に被加工部かある場
合の位置決め方法を示す概念図、第22図は複雑な形状
をした電極の芯出し作業を示す平面図である。
従来のワークと電極との間の位置決めは、第17UAに
示すようにワーク106の被加工部106aを通る加工
基準線106bが平面座標軸〈X軸またはY軸〉と平行
になるようTIJ整するとともに(ワークの平行出し)
、加工基準線106b上の基準点106cを求め、一方
、電極202に関して中心OTを求めるとともに(電極
の芯出し) 、 ?1t8i202の側面か平面座標軸
と平行となるように調整しく電極の平行出し)1次に基
準点1O6Cを原点として、被加工部106aの中心へ
電極202の中心OTを移動さることにより、ワーク1
06の被加工部106aに対して、電極202を位置決
めするようになってしまた。
ここで、ワーク106の平行出しは、第18図(b)に
示すように1本体チーツル101上に回転台400を設
け、この回転台400上にワーク106を載置して、次
のように行なっていた。すなわちワーク106の加工基
準線106b上に2木の基準ピン401,401を立て
、これら基準ピン401に対し四方向から電極202の
側面を接触させ、その各接触点の座標により各基準ピン
401の中心0.、.0.、を求める。中心0、、.0
.、を結ぶ線分は、すなわち加工基準線106bである
ため、基準ピン401の中心0□、O□を結ふ線分がX
軸(Y軸)に平行となるよう回転台400を調整すれば
、平行出しが行なえる。
この平行出し作業をミクロン単位の精度で行なうには、
熟練者の勘が大きな役割りを果たしていた。
なお、加工基準線106b上の基準点106cは、通常
基準ピン401の中心OPl+ Op□を結ぶ線分の中
央点に設定しであるため、中心0.、。
OP2を結ぶ線分か検出されれば必然的に求まる。
一方、電極202の芯出しは、第19図に示すように、
放電加工機に設置しである基準球402に対して、四方
向から電極202の側面を接触させることにより、その
接触点の座標から求めていた。
また、゛准極202の平行出しは、第20図に示すよう
に、主軸201を移動させることにより放電加工機に設
置しであるインジケータのプローブ403に電極202
の側面を接触させ、インジケータの表示を視認しながら
主軸を回転させることにより行なっていた。この作業を
高精度に行なうにも熟練が必要であった。
[解決すべき課題] 上述した従来のワークと電極との間の位置決め方法はワ
ーク106および電極202の平行出し作業に熟練を必
要とし、しかも相当の熟練者であっても±6Pの精度を
出すのか限界であり、到底5ル以下の精度要求を満足す
ることはできなかつた。
また、第21図に示すように、ワーク106の複数箇所
に被加工部106a、106d。
106eかある場合、それぞれにつき加工基準線106
b、106f、106gを設定し直して平行出しを行な
わなければならず1位置決め作業か煩雑になる欠点かあ
った。
さらに、第22図に示すように、複雑な形状の電極20
2dを基準球402を用いて芯出しする場合、一般に、
頂点El、E2 、E3 、E4を探し、これら頂点の
座標にもとづいて電極中心を算出していた。しかし、複
雑な形状における頂点の位置を基準球402によって見
付けるのは熟練者であっても難しく、また、画一的にN
C化できるものでないためワークと電極との間の位置作
業を自動化する上での障害となっていた。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
ので自動化を実現することにより、通常の場合をはしめ
、ワークの複数箇所に被加工部を有する場合や電極か複
雑な形状の場合であっても、簡単かつ高精度にワークに
対する電極の位置決めを行なえる型彫り放電加工機にお
ける測定・位置決め方法の提供を目的とする。
[a題の解決手段] 上記目的を達成するために、第一の発明である放電加工
機における測定・位置決め方法は、二箇所に基準位置を
有するワークを装着Iti具に載置するとともに、主軸
に測定プローブを取付け、上記装着治具上にある基準ゲ
ージの位置を原点として、上記測定プローブを用いて上
記ワークの二箇所の基準位置を検出し、この検出結果に
もとづいて上記ワークの加工基準点とともに上記ワーク
の傾きを算出して記憶し 次いで主軸に電極を取り付け、上記基準ゲージを用いて
その電極の中心点を検出して記憶し。
上記ワークの加工基準点と傾きおよび電極の中心点に関
する記憶データにもとづき、上記主軸に取り付けた電極
を上記ワークの加工位置まで移動させる方法としである
また、第二の発明である型彫り放電加工機における測定
・位置決め方法は、二箇所に基準位置を有するワークを
装着治具に載置するとともに、主軸に測定プローブを取
付け、上記装着治具上にある基準ゲージの位置を原点と
して、上記測定プローブを用いて上記ワークの二箇所の
基準位置を検出し、この検出結果にもとづいて上記ワー
クの加工基準点とともに上記ワークの傾きを算出して記
憶し、 次いで主軸に電極を取り付け、上記基準ゲージを用いて
その電極の中心点と電極の傾きを検出して記憶し。
上記ワークの加工基準点と傾き、および電極の中心点と
傾きに関する記憶データにもとづき、上記主軸に取り付
けた電極を上記ワークの加工位置まで移動させる方法と
しである。
ここで、上記基準ゲージは、複数個を適宜使用すること
が好ましい、特に、2&準ゲージとして。
後述する基準球および基準ブロックを使用することによ
り測定範囲を一層広げることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図〜第15図は本発明の詳細な説明するための図で
、そのうち第1図は型彫り放電加工機の外観を示す斜視
図、第2図は同加工機のATC部分を拡大して示す斜視
図、第3図は本体テーブル上面を拡大して示す斜視図、
第4図は制御装置の電気的a成を示すブロック図である
まず第1図〜第4図を参照して本実施例の測定・位置決
め方法を実施するための型彫り放電加工機の構成を説明
する。
第1図において、iooは加工機本体で、上面中央部に
は本体テーブルlotが設けられ、さらに本体テーブル
101の上方にはコラム200を介して主軸201か備
えられている。一方。
300は加工機本体の各部をNC制御するとともに、本
実施例の測定・位置決め方法を自動化するための制御装
置である。
主軸201には放電加工用の電極202や本発明方法を
実施するための測定プローブ20.3が取り付けられる
主軸201の側方には、第2図に示すように、これら電
極202や測定プローブ203を自動的に交換して主軸
201に取り付けるためのATC204か設けてあり、
さらにコラム20−0の側方には、各種電極202およ
び測定プローブ203を自動的に供給するツールストッ
カ205が設けである。
すなわち1本発明方法の測定・位置決めに必要な測定プ
ローブ203および放電加工作業に必要な所定の電極2
02は、一定の供給位置に配置されたツールストッカ2
05から、ATC204か制御l装21300の制御信
号にもとづき挟持して主軸201まで搬送して取り付け
るようになっている。
また、主軸201は制御装置300からの制御信号によ
り、X、Y方向および上下方向に移動するとともに、軸
中心に回転可能となっている0回転動作は360度を3
6万分割した角度を一単位として高精度に制御されてい
る。
本体テーブル101の上面には、第3図に示すように、
ワーク取付は部材102の装着治具103が設けてあり
、本実施例では、矩形平板状のワーク取付は部材102
を二個蓋べて装着できるようになっている。すなわち、
装着治具103は位置決め用ガイドブロック104a、
104bを有し、各ワーク取付部材102における互い
に接する二つの縁部102a、102bを同ガイドブロ
ック104a、104bに当接した状態で、ワーク取付
部材102の係合面102cに固定爪105を係合させ
るとともに、その固定爪105をボルトにより締結する
だけで簡単に装着作業を行なえる。ここで、ワーク取付
部材102の係合面102cは傾斜面となっており、固
定爪105の締結力を位置決め用ガイドブロック104
a。
104bの接する角部の方向へと作用させるので、がた
つきの無い装着状態を実現できる。
本実施例では、ワーク取付部材102の上面に2個のワ
ークlO6を固定できるようになっている。その固定手
段として、後述するワーク106の基準穴を嵌め込むた
めの仮位置決めピン107か、各ワーク106に対応し
て2木づつワーク取付部材102の上面に植設してあり
、さらにがたつきを防止するために固定片108をねじ
109によりねじ孔110へ締結できるようになってい
る。
また、本実施例では、ワーク106として1例えば、腕
時計の地板製造用金型のように小形のキャビティを形成
するための断面円形の鋼製ブロックを用いている。この
ワーク106には、中心Owに関し点対象となる2筒所
の部位に基準穴111.111があらかじめ穿設しであ
る。
tj43図において、112,113,114はそれぞ
れ大きさの異なる基準球、115は直方体に形成された
基準ブロックで、各々装着治具103の縁部に固定して
設けてあり、これらにより本実施例の測定・位置決め方
法における基準ゲージか構成されている。
制御装W1300は、第4図に示すように、測定プロセ
ッサ301.n定演算プロセッサ302゜測定結果記憶
装置303.セット誤差補正プロセッサ304から主要
部が構成されている。
測定プロセッサ301は、基準ゲージ位置測定部305
.ワーク測定部306、電極測定部307を有し、これ
ら各部がデータ読み込みプロセッサ308から所定の測
定指令データを入力し、主軸201を制御することによ
り後述する測定を実施し、その測定結果を測定演算プロ
セッサ302に出力する。 ここで、ワーク測定部30
6および電極測定部307は各々ワーク種類認識記憶装
置309および電極種類認識記憶装置310から、測定
対像となっているワークおよび電極のデータ(例えば、
形状、大きさ)を入力し、ワークおよび電極の種類に応
じた測定を行なえるようになっている。
測定演算プロセッサ302は、測定プロセッサ301か
ら入力した測定結果を演算処理し、基準ゲージ位置、ワ
ーク情報(ワークの中心位置および傾き角等)、′rr
!、極情報(型情報中心位置および傾き角等)を算出す
る。
測定結果記憶装置303は、測定演算プロセッサ302
で算出したワーク測定結果を記憶するワーク情報記憶装
置311と電極情報を記憶する電極情報記憶装置312
とで構成されている。
セット誤差補正プロセッサ304は、ワークセット誤差
補正部313と電極誤差補正部314とからなり、ワー
クセット誤差補正部313がワーク情報記憶装置311
からのワーク情報にもとづきワーク106の位置を補正
する。また、電極誤差補正部314か電極情報記憶装2
1312から入力した電極情報にもとづき電極202の
位置を補正する。
次に、上述した構成の型彫り放電加工機における測定・
位置決め方法を第5図〜第14図にもとづいて説明する
第5図は本実施例の測定・位置決め方法の実施手順を示
すフローチャート、第6図はワーク測定プローブの動作
を示す斜視図である。
まず、ツールストッカ205とATC204を作動させ
、主軸201に測定プローブ203を取り付け(第5図
■)、加工機本体100の所定の位置に設定した機械原
点に測定プローブ203の先端を接触させ、そのときの
主軸201の座標を認識する(第5,6図■)。
次に、測定プローブ203の先端を適当な大きさの払準
球(例えば、113)に接触させることにより、基準球
113の位置決めを行なう(第5.6図■)、この位置
決めは第4図に示した基準ゲージ位置測定部305の制
御により行なわれる。
第7図は基準球の位置決め動作を示すもので、同図(a
)は正面図、同図(b)は平面図である。これらの図面
に示すように、基準球113の位置決めは、基準球11
3に対し、測定プローブ203を上方および水平面上の
互いに直交する4方向から(x、y方向)から接触させ
て行なう。
この測定動作の結果、測定プローブ203が基準球11
3の上端に接触したときの主軸201の高さ座標(Z軸
の座標)か基準球113の高さとなり、またX、Y方向
から測定プローブ203が接触した4点における主軸2
01の平面座標にもとづいてその中央点の平面位置、す
なわち基準球113の中央点の平面位置が算出できる。
この演算は、第4図に示した測定@算プロセッサ302
により実行される。
2&準球113の位置決め後、測定プローブ203を基
準ブロック115の上方へ相対移動させ、基準ブロック
115の位置決めを行なう(第5.6図■)。
第8図はこの基準ブロックの位置決め動作を示す正面図
である。すなわち、同図に示すように測定プローブ20
3を下降させ、基準ブロック115の上面に接触したと
きの主軸201の座標を求め、この座標を基準ブロック
115の位置座標として設定する。
上述した基準球113の位置決めおよび基準ブロック1
15の位置決め(これらを総称して、「基準ゲージの位
置決め」という)により得られたそれぞれの位置座標は
、その後の測定・位置決めおよび加工における基準(原
点)となる。
M準ゲージの位置決め後、装着治具103上のワーク取
付部材102に取り付けられたワーク106の上方へ測
定プローブ203を相対移動させ、ワーク106の測定
を行なう(第5,6図■)。
第9図はワーク106の測定方法を示すもので、同図(
a)はワークにおける基準穴の拡大断面図、同図(b)
は同じく拡大平面図、同図(c)は測定結果を示す概念
図である。
まず、同図(a)、(b)に示すように、測定プローブ
203を下降させ、ワーク106の上面に接触させる。
これによりワーク106の高さをal一定し1次いで基
準穴111に測定プローブ203を挿入し、互いに直交
する4方向(X、Y方向)に相対移動させ、それぞれ基
準穴111の内面に接触させる。そして各接触点におけ
る主軸201の平面座標を制御装置300のワーク測定
部306に入力し、これら各接触点の平面座標にもとづ
いて演算プロセッサ302がその中央点の位置、すなわ
ち基準穴111の中央点の平面座標(x、、y、)を算
出する。
同様にして、ワーク106の他方の基準穴111におけ
る中央点の平面座In (Xb 、 Yb )を算出し
、さらにこれらの測定結果からワーク106の傾き角θ
1およびワーク106の加工基準点としての中心Owの
位22 (X、 、 Y、 )を次式にもとづき測定演
算プロセッサ302か算出する。ここで、 Xb−=Xb  X、、Yb−=Yb Y−・・・(I
 )とすると。
上述したワーク測定は、装着治具103上のワーク取付
部材102に取り付けられた各ワーク(本実施例では、
4個のワーク)106に対し順次行なわれる。そして、
ワーク106の測定結果(中心Owの位置、傾きθl)
は、第4図に示したワーク情報記憶装置311に記憶さ
れる。
ワーク測定終了後、測定誤差を少なくし高精度を得るた
めに、;a定プローブ203を軸中心に180度回転し
た状態で、再度上述した基準球113の位置決めを行な
う(第5,6図■)。すなわち測定プローブ203か傾
いて主軸201に取り付けられていた場合、主軸201
と測定プローブ203とか口芯とならず、測定誤差か生
してしまう、そこで、測定プローブ203を軸中心に1
80度回転させ、その状態で再度基準球113の位置決
めを行ない、1回目のデータとの間に誤差かあるときは
、再測定結果の平均値をとることによりその誤差を補正
する。
次に、ツールストッカ205とATC204を作動させ
、測定プローブ203に代えて加工に必要なすべての電
極202を順次主軸201に取り付け(第5図■)、電
極測定を行なう。
第10図は型彫り放電加工に用いられる電極の形状例を
示すもので、同図(a)は丸穴パイプ形電極の正面図、
同図(b)は同しく底面図、同図(c)は単純異形底面
形電極の正面図、同図(d)は同じく底面図、同図(e
)は単純異形傾斜底面形電極の正面図、同図(f)は同
じく底面図、同図(g)は複雑異形底面形電極の正面図
、同図(h)は同じく底面図である。
電極測定は、電極高さの測定1Ml極平行度の測定、電
極中心の測定からなり、電極202の形状により測定内
容が異なる。すなわち、丸穴バイブ形電極202a (
第10図(a)、(b))および複雑異形底面形電極2
02d (同図(g)。
(h))については、W極平行度の測定は行なわない、
また、複雑異形底面形電極202dと他の電極202a
、202b、202cとは、電極中心の測定方法が異な
る。
電極高さの測定は、電極202の先端を基準球113の
上端または基準ブロック115の上面に接触させること
により行なう、つまり、電極202か接触したときの主
軸201の高さ座標(Z軸の座標)が電極202の高さ
を示す、ここで、電極高さの測定は、第10図(e)、
(f)に示す単純異形傾斜底面電極202cについては
基準ブロック115を用い、他の電極202a。
202b、202dについては基準球113を用いる。
これは、単純異形傾斜底面電極202cの場合、底面が
傾斜しているため、基準ブロック115の上面の方が確
実に接触状態を得られるからである。なお、電極高さの
測定結果は、その後の測定1位置決め、加工において、
電極202を上下移動させる際の制御データとして用い
られる。
第11図は電極平行度の測定方法を示すものて、同図(
a)は正面図、同図(b)は底面図、同図(c)は測定
結果を示す概念図である。
電極平行度の測定は単純異形底面形電極202bおよび
単純異形傾斜底面形電極202cに関して行なわれるも
ので、同図(a)、(b)に示すように、基準球113
に対して;電極202の側面両端部の2点PL、Psを
接触させることにより行なう(第5図■)、”この測定
により得られた各接触点p、、P2における主軸201
(1’)平面座標(Xt、Y+)、(x、。
y2)は、第4図に示した電極測定部307を介して測
定演算プロセッサ302に送られる。そして、測定演算
プロセッサ302により、次式にもとづき電極202の
傾き角θ、を算出する。
X+t=X+  Y2.Y12=YI  Y2 ”・(
■)ここでX、2.Y、、はX、Y座標軸上の各接触点
p、、p、間の距離を示す。
第12図は複雑異形底面形電極202d以外の電極に関
する電極中心の測定方法を示すものて、同図(a)は同
方法における電極の測定点を示す底面図、同図(b)は
測定動作を示す底面図、同図(C)は主軸中心のずれ量
と電極中心との関係を示す底面図である。
ところで、一般に、主軸中心01と電極中心07とは同
芯上にないため、直接電極中心OTの平面座標を測定す
ることかできない、そこで、本実施例では、以下のよう
な方法により主軸0.の平面座標から電極中心Oアを求
めている(tpJ5図o)。
すなわち、第12図(a)に示すような電極202にお
ける各側面の任意点Q、、Q、。
Q、、Q、を同図(b)に示すように基準球113に接
触させ、そのときの主軸中心0.の平面座標(X3.Y
))をそれぞれ電極測定部307(第4図参照)により
測定する0次いで。
主軸中心O5を中心に電極202を180度回転させ、
再び上記測定を行ない、主軸中心0.の平面座標(x、
、y4)を求める。
そして、電極202を180度回転させる前後の状態に
おける主軸中心O,のX、Y軸上のずれ量ΔX、ΔYを
°測定演算プロセッサ302により算出し、さらに次の
手順で電極中心Oアを算出する(@12図(c)参照)
△X=X、−X、、 ΔY=Y:+ −Y4 ・ (V
l)主軸中心08と電極中心01の間のX、YIkb上
(’) 距tll X ffT+ Y 3Tは、Xjt
=ΔX÷2 、 Yzt=ΔY+ 2  − (Vi[
)電極の中心OTの平面座m (XT 、 Yア〉は、
X7  =Xz  +X3  r  、  Yt  =
Yx  +Y:l  ?・・・ (Vl) 第13図は複雑異形底面形電極202dに関する電極中
心の測定方法を示す底面図である。
複雑異形底面形電極202dの場合は、同図に示すよう
に、同電極202dを主軸201中心に0度、180度
、−90度、−270度回転させた状態で、それぞれ基
準ブロック115の側面力IjI】へ相対移動させる。
そうすると、同電極202dの4箇所の頂点R1、Rt
 、 R1,R−か自動的に基準ブロック115に接触
するので、複雑な操作は必要ない、そして、各接触状態
での主軸201の平面座標を測定し、それら各平面座標
の中心に位置する点の平面座標を測定演算プロセッサ3
02で算出すれば、この中心点の平面座標かすなわち電
極中心の位置を示す。
上述した電極平行度(傾きθ2)および電極中心OTの
測定結果は、加工に必要な各電極202ごと、第4図に
示した電極情報記憶装置312に記憶される(第5図o
)。
以上の測定・位置決め動作終了後、放電加工に必要な電
極202を主軸201に取り付けて加工作業に入る。(
m5f3@) まず、Ttt極202の中心OTをワ−りt O6(7
)中心Owへ移動させる(第5図4))、このとき電極
情報記憶装置312から電極中心0゜に関する測定デー
タを読み出すとともに、ワーク情報記憶装置311から
ワーク中心Owに関する測定データを読み出し、これら
のデータにもとずきセット誤差補正プロセッサ304が
相対位置の誤差の補正を行なう(第5図Q、■)。
次に、ワーク106の中心Owがら被加工部の中心位置
へ電極202の中心Oアを相対移動させる。そして、電
極情報記憶装置312から電極202の傾きθ2に関す
る測定データを読み出すとともに、ワーク情報記憶装置
311からワーク106の傾きθ1に関する測定データ
を読み出し、これらのデータをもとにセット誤差補正プ
ロセッサ304か傾き誤差の補正を行なう(第5図[株
]、■)。
第14図はワークと電極の間の相対位置関係を示す平面
図である。同図から明らかなように。
ワーク106のX軸に対する傾きθ、と傾きθ2との間
には0L−02の誤差がある。したかって、同図のよう
な相対位置関係の場合は、主軸201を01−02だけ
図示時計方向に回転させれば、ワーク106と電極20
2との間の傾き誤差か補正される。
ところで、ワーク106はX軸に対しOlの傾きをもつ
状態のままとなっているので、設計図面にもとづいて電
極202をワーク106の中心Owから被加工部の中心
へ移動させた場合、実際には、上記傾きθ1に伴う電極
の位置ずれx、yが生じ、その結果、ワーク106の被
加工部と電極202の間には一定の相対位置誤差Xc、
Ycが生ずる。この相対位置誤差X c 、 Y cは
、次式により導かれるX c 、 Y aだけ主軸20
1を移動させることにより補正される。なお、この補正
は、放電加工機が有する公知のローテーション機能によ
り自動的に行なわれる。
複雑異形底面形電極202dの場合は、ワーク106と
電極202の間の平行度はあらかじめ設定されていると
いう前提に、それぞれの中心0、.0Tの相対位置誤差
のみを補正する。
上述したようにワーク106と電極202の間の誤差を
補正し、電極202の位置決めか行なわれた状態て、電
極202をワーク106の被加工部に向って下降させ、
放電加工を行なう。
第15図は放電加工に際しての電極の動作を示す斜視図
である。同図に示すように、装着治具103上のワーク
取付部材102に取り付けられた4個のワーク106に
対し、順次電極202を移動させながら放電加工を行な
っていく。このとき、各ワーク106に対して、上述し
たワーク106と電極202の間の誤差補正を行なう。
ところで1本実施例のように4個のワーク106に対し
て、それぞれ粗加工から仕上げ加工まてに、例えば4本
の電極202を必要とする場合、従来は各ワークごとに
測定2位置決め、加工を独立して行なっていたので、合
計16本もの電極か必要であった。これに対して、本実
施例の方法によれば各ワーク106を順次連続しててき
るのて、加工順序を例えば下表のように設定して加工し
ていけば、4本の′fiL8iで4個のワーク106を
加工することができる。
また、1個のワーク106に複数の被加工部か存在する
場合にも、測定結果記憶装置303に記憶したワーク測
定結果および電極測定結果を読み出すことにより、、ワ
ーク106と電極202との間の相対位2t、#lき等
の誤差を補正てきるので、各被加工部につき測定作業を
行なう必要かなく、作業の簡易化、迅速化が図れる。
なお、本発明は上述した一実施例に限定されるものでは
なく、例えば、第1O図に示した電極以外による放電加
工にも適用てき、また、型堀り放電加工機以外の放電加
工機にも適用できる。
上記実施例は主軸201かX、Y方向に移動する構造の
放電加工機について説明したか、本体テーブルlotが
X、Y方向に移動する構造のものにも全く同様の方法で
適用できる。
ワーク上の基準位置としては、上記実施例のような基準
穴111に限らず、従来のような基準ピン401(第1
8図参照)てあってもよい。
さらにまた、ワーク上の加工基準点は、上記実施例では
ワーク中心Owと一致させていたが、第16図(a)に
示すようにワーク中心Owとは異なった地点0.に設定
してもよい。また、同図(b)に示すように、一方の基
準位置(基準穴111の中心)を加工基準点04に設定
してもよい。なお、同図(b)では、加工基準点oQは
ワーク中心Owと一致させである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明方法によれば型彫り放電加
工における測定・位置決め作業のほとんど自動化できる
ので、通常の場合をはしめ、ワークの複数箇所に被加工
部を有する場合や、電極か複雑な形状の場合であっても
、簡単かつ高精度にワークに対する電極の位置決めを行
なうことかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第15図は本発明の詳細な説明するための図で
、第1図は型彫り放電加工機の外観を示す斜視図、第2
図は同加工機のATC部分を拡大して示す斜視図、第3
図は本体上面を拡大して示す斜視図、第4図は制御装置
の電気的構成を示すブロック図、第5図は本実施例の測
定・位置決め方法を実施する手順を示すフローチャート
、第6図はワーク測定プローブの動作を示す斜視図。 第7図は基準球の位置決め動作を示すもので、同図(a
)は正面図、同図(b)は平面図、第8I2Iは基準ブ
ロックの位置決め動作を示す正面図、第9図はワークの
測定方法を示すもので、同図(a)はワークにおける基
準穴の拡大断面図、同図(b)は同じく拡大平面図、同
図 (C)は測定結果を示す概念図、第10図は型彫り放電
加工に用いられる電極の形状例を示すもので、同図(a
)は丸穴パイプ形電極の正面図、同図(b)は同じく底
面図、同図(c)は単純異形底面形電極の正面図、同図
(d)は同しく底面図、同図(e)は単純異形傾斜底面
形電極の正面図、同図(f)は同じく底面図、同図(g
)は複雑異形底面形電極の正面図、同図(h)は同じく
底面図、第11図は電極平行度の測定方法を示すもので
、同図(a)は正面図、同図(b)は底面図、同図(c
)は測定結果を示す概念図、第12図は複雑異形底面形
電極以外の電極に関する電極中心の測定方法を示すもの
で、同[1(a)は同方法における電極の測定点を示す
底面図、同図(b)は測定動作を示す底面図、同図(C
)は主軸中心のずれ量と電極中心との関係を示す底面図
、第13図は複雑異形底面形電極に関する電極中心の測
定方法を示す底面図、第14図はワークと電極の間の相
対位置関係を示す平面図、第15図は放電加工に際して
の電極の動作を示す斜視図である。 第16図(a)、(b)はそれぞれワークの加工基準点
の設定を変えた応用例を示す平面図である。 第17図〜第22図は従来のワークと電極との間の位置
快め方法を概説するためのもので、第17図は該位置決
め方法の概念図、第18図はワークの平行出し作業をし
めすもので、同図(a)は平面図、同図(b)は一部切
断正面図。 第19図は電極の芯出し作業を示す正面図、第20[]
は電極の平行出し作業を示すもので、同図(a)は左側
面図、同図(b)は右側面図、第21図はワークの複数
箇所に被加工部かある場合の位置決め方法を示す概念図
、第22図は複雑な形状をした電極の芯出し作業を示す
平面図である。 100:加工機本体  101“本体テーブル102:
ワーク取付部材 103:装着治具106:ワーク  
   111:基準穴112.113,114:基準球 115:基準ブロック  2oo:コラム201:主軸
      2o2.電極203・測定プローブ  3
00:制御装置301:測定プロセッサ 、302:測定演算プロセッサ 303:測定結果記憶装置 306:ワーク測定部  307:電極測定部308:
データ読み込みプロセッサ 311、ワーク情報記憶装置 312:電極情報記憶装置 313:ワークセット誤差補正部 314:電極誤差補正部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二箇所に基準位置を有するワークを装着治具に載
    置するとともに、主軸に測定プローブを取付け、上記装
    着治具上にある基準ゲージの位置を原点として、上記測
    定プローブを用いて上記ワークの二箇所の基準位置を検
    出し、この検出結果にもとづいて上記ワークの加工基準
    点とともに上記ワークの傾きを算出して記憶し、 次いで主軸に電極を取り付け、上記基準ゲージを用いて
    その電極の中心点を検出して記憶し、上記ワークの加工
    基準点と傾きおよび電極の中心点に関する記憶データに
    もとづき、上記主軸に取り付けた電極を上記ワークの加
    工位置まで移動させることを特徴とした放電加工機にお
    ける測定・位置決め方法。
  2. (2)二箇所に基準位置を有するワークを装着治具に載
    置するとともに、主軸に測定プローブを取付け、上記装
    着治具上にある基準ゲージの位置を原点として、上記測
    定プローブを用いて上記ワークの二箇所の基準位置を検
    出し、この検出結果にもとづいて上記ワークの加工基準
    点とともに上記ワークの傾きを算出して記憶し、 次いで主軸に電極を取り付け、上記基準ゲージを用いて
    その電極の中心点と電極の傾きを検出して記憶し、 上記ワークの加工基準点と傾き、および電極の中心点と
    傾きに関する記憶データにもとづき、上記主軸に取り付
    けた電極を上記ワークの加工位置まで移動させることを
    特徴とした放電加工機における測定・位置決め方法。
JP32215188A 1988-12-22 1988-12-22 放電加工機における測定・位置決め方法 Pending JPH02167626A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6417475B1 (en) 1999-05-24 2002-07-09 M J Technologies Limited EDM electrode position detection
CN115344004A (zh) * 2022-07-22 2022-11-15 深圳模德宝科技有限公司 加工控制方法、装置、服务器及存储介质

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