JPH0216049A - 熱圧着ラミネート用積層フイルム - Google Patents

熱圧着ラミネート用積層フイルム

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JPH0216049A
JPH0216049A JP63167102A JP16710288A JPH0216049A JP H0216049 A JPH0216049 A JP H0216049A JP 63167102 A JP63167102 A JP 63167102A JP 16710288 A JP16710288 A JP 16710288A JP H0216049 A JPH0216049 A JP H0216049A
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Seiji Murakami
村上 征次
Junya Sato
淳也 佐藤
Kikuji Sasaki
佐々木 喜久治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱圧着ラミネート、特にプリントラミネート
に用いる積層フィルムに関するものである。
〔従来の技術〕
熱融着ポリマー層に設けた熱圧着プリントラミネート用
積層フィルムとしては、エチレン共重合体を積層したフ
ィルム(特公昭63−12792号公報、実開昭61−
50433号公報)などが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来のプリントラミネート用積層フィルム
は、低温での接着力が不充分であり、今一つ艶が出ず、
光沢感の悪いもの、光沢にムラのあるものであった。
本発明はかかる課題を改善し、接着強度、光沢感が共に
優れたプリントラミネート用積層フィルムを提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の熱圧着ラミネート用積層フィルムは、基材フィ
ルムの片面に125℃におけるメルトフローレートが1
〜40CJ/10分でかつ融解ピークの頂点が45〜9
9℃間に2点以上有する熱融着ポリマー層を設けたこと
を特徴とするものである。
本発明に使用する熱融着ポリマーは、125℃における
メルトフローレート(以下rMFRJという)が1〜4
0C1/10分で、かつ融解ピークの頂点が45〜99
℃間に2点以上有するポリマーであり、共重合体、ワッ
クス、石油樹脂等の二種以上の混合物によって得られる
本発明に使用される共重合体としては、エチレンとアク
リル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタア
クリル酸、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチ
ル等の共重合体、エチレンと無水マレイン酸の共重合体
、又は前記共重合成分と無水マレイン酸との三元共重合
体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンプロピレン
ラバーなどが例示できる。
ワックスとしては、パラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス、カルナバワックス、。
モンタンワックスなどが例示°できる。
石油樹脂としては、テルペン、ロジンエステル、ロジン
、脂肪族系石油樹脂、ジシクロペンタジェン系石油樹脂
、芳香族系石油樹脂、これらの水添樹脂などが例示でき
る。
上記共重合体、ワックス、石油樹脂等の混合割合は、混
合物のMFR及び融解ピークが前記所定の要件を満足す
る限り、特に限定されるものではないが、例えば、共重
合体にワックスを混合する場合は、共重合体100重量
部に対しワックス25〜125重足部を混合し、また、
共重合体に石油樹脂を混合する場合は、共重合体100
重量部に対し石油樹脂5〜50重量部を混合するのが好
ましい。
これらの混合によって得られる熱融着ポリマーは、12
5℃におけるMFRが1〜40c+/10分であり、好
ましくは2〜30q/10分である。
熱融着ポリマーの125℃におけるMFRが前記範囲を
下まわると、押出ラミネート時に割れが生じ薄膜化しに
くくなったり、均一な厚み、均一なラミネートができず
にプリントラミネート加工品の光沢、接着のムラとなる
。また特定範囲を上まわると、粘度が高すぎて吐出ムラ
、厚みムラとなり押出ラミネートが均一にできにくい。
本発明に使用する熱融着ポリマーは、45〜99℃1好
ましくは45〜90’Cの間に融解ピークを2点以上有
し、融解ピーク面積が全体の80%以上、好ましくは1
00%である。融解ピークが45℃未満では、巻取りフ
ィルムにブロッキングを生じ、99℃以上では、プリン
トラミネート加工時に、印刷紙、フィルムの収縮が生じ
カールが発生しやすいものとなる。
熱融着ポリマー層の厚みは2〜20μm、好ましくは4
〜10timである。熱融着ポリマー層の表面はブロッ
キング防止のために粗面化されて、表面粗さRa0.1
5〜1.00μmにあることが好ましい。また、脂肪酸
アミドを0.2〜5重量%の範囲で添加するとさらに好
ましい。
本発明において、基材フィルムとしては、ポリオレフィ
ン、ポリエステル、ポリアミドなどのフィルムが使用で
き、なかでもポリオレフィンが好ましく、ポリオレフィ
ンフィルムとしては、ポリプロピレン、プロピレンとα
−オレフィンとの共重合体などからなるフィルムを例示
できる。特にポリプロピレンを主体くプロピレン成分8
5重量%以上)とした二輪延伸フィルムが好ましい。
該基材フィルムの熱融着ポリマー層を積層する面は、コ
ロナ放電処理されていることが好ましく、濡れ指数34
dyne/cm以上あるのが好ましく、基材フィルムの
厚みは、特に限定しないが、好ましくは5〜100μm
、より好ましくは10〜30μmである。
熱融着ポリマー層、基材フィルムには、熱安定剤、酸化
防止剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、滑剤(有機
、無機)、紫外線防止剤、造核剤等を接着強度、光沢感
を低下させない範囲内(例えば0.01〜5重量%)で
添加しても良い。
基材フィルムに熱融着ポリマー層を積層する方法は、特
に限定するものではないが、その1例を示す。
基材フィルムを構成すべき樹脂として例えばポリオレフ
ィン1つの押出機へ供給し、口金より押出して冷却ロー
ル巻き付シートとし、該シートを加熱し縦方向に3〜7
倍に延伸し、再び加熱して横方向に5〜15倍に延伸し
、熱処理、必要に応じて熱弛緩して二軸延伸フィルムと
する。そして、該二軸延伸フィルムの少くとも片面にコ
ロナ放電処理するのが好ましい。次いで、二軸延伸フィ
ルムのコロナ放電処理面にマンカーコート剤(ポリウレ
タン系)1〜10C1/m2を塗布乾燥し、該面に熱融
着ポリマーを押出ラミネート(熱融着ポリマー層をセミ
サンドブラストまたはサンドブラスト加工した金属ロー
ル側にして粗面化)し、巻き取る。
なお、本発明において使用した物性値の測定方法及び評
価方法は次のとおりである。
(1)融着ピーク温度 示差走査熱量計(DSC>を用い、20’C/分の昇温
速度で280’Cまで昇温し5分保持した後、周速で冷
却し、再度周速で昇温した時の、いわゆるセカンドラン
の融解曲線のピークを融解ピークとし、該融解ピークの
頂点の温度を融解ピーク温度とする。
(2)光沢感 熱圧着したプリントラミネート体の光沢感を次のとおり
判定した。
○:光沢にムラがなく均一で優れた光沢感を有している ×:光沢にムラを有し光沢感が劣る。
(3)接着性 積層フィルムを印刷紙に熱圧着し、熱圧着した積層フィ
ルムと印刷紙を180度方向に剥離し、剥離強度が10
0g/Cm以上になる熱圧着温度で判定した。
○:90℃未満 △:90℃以上100’C未満 x : 100℃以上 (4)カール 印刷紙(130q/m2アート紙)に積層フィルムを熱
圧着したプリントラミネート体(但し接着力100q/
cm以上を保持したもの)の端部カール(フィルム側へ
の持上がり)を判定した。
○:カールなく良好 △:端部カールややあり ×:端部カール(持上がり)大 (5)MFR ASTM  D1238  コンデイションAによる値
である。単位はch/10分。但し、190’Cにおけ
るMFRの値はコンデイションFによる。
〔実施例〕
実施例1 コロナ放電処理(濡れ指数37dyne/cm)を施し
た二軸延伸ポリプロピレンにアンカーコート剤(ポリウ
レタン系)を3g/m2塗布、乾燥し、熱融着ポリマー
としてエチレン酢酸ビニル系共重合体とワックスのブレ
ンドであるセメダインviJ製”PROXMELT” 
E4700 (125℃におけるMFR=2.3、融点
ピーク温度:57℃及び62℃)を1つの押出機へ供給
して、該塗布面へ’180’cで押出、ラミネートし、
積層フィルム(基材フィルム20μm、熱融着ポリマー
層8μm)とした。
該積層フィルムと印刷紙を500φの金属加熱ロールと
300中のゴムロール間、25m/mn、線圧77Kq
/cmの条件で熱圧着した。結果を第1表に示す。
実施例2 エチレン酢酸ビニル共重合体く酢酸ビニル20重量%)
50重量%、マイクロクリスタリンワックス(日本精蝋
■製)45重量%、゛アルコンパP100(荒用化学■
製石油樹脂)5重厘%をブレンドしたものを熱融着ポリ
マー(125℃におけるMFR=3.0.融解ピーク温
度:60’C及び90℃)とした以外は実施例1と同じ
にした。
結果は第1表に示す。
比較例1 エチレンメタアクリル酸メチル共重合体50重量部と低
密度ポリエチレン50重ffi部のブレンド品(125
℃におけるMFRは、小さすぎて測定不能(1未満)、
190℃におけるMFR=3、融解ピーク温度=100
℃及び115℃)を熱融着ポリマーとした以外は、実施
例1と同じにした。
結果を第1表に示す。
比較例2 エチレンメチルメタアクリル酸共重合体(125℃にお
けるMFRは小さすぎて測定不能(1未満)、190℃
におけるVFR=10、融解ピーク温度二80℃)を熱
融着ポリマーとした以外は実施例1と同じにした。結果
を第1表に示す。
実施例1及び2は、押出ラミネートも均一で割れがなく
従ってプリントラミネート品も光沢にムラがなく、接着
性に優れ、カールのないものであった。
比較例1は、融点が高いために接着性に劣り、接着性を
保持するとカールの激しいプリントラミネート品となっ
た。また押出ラミネートに割れが生じ、光沢もムラのあ
るものとなった。
比較例2は融点が低く接着性は良いものの、押出ラミネ
ートが均一にいかず、割れが生じ、光沢にムラのあるプ
リントラミネート体となった。
〔発明の効果〕
(1)融解ピークを45〜99℃間に2点以上有する融
解ポリマーを用いたので、低温での接着性に優れ、カー
ルのない光沢に優れた熱圧着ラミネート用積層フィルム
とすることができた。また、低温に2点融解ピークを持
つものを用いたので、押出流動性にすぐれたものとなっ
た。
(2)125℃におけるMFRを1〜40(7/10分
の融解ポリマー層を用いたので均一に押出ラミネート(
積層)され、ポリマー割れもなく1、光沢に優れた熱圧
着ラミネート用積層フィルムとすることができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材フィルムの片面に125℃におけるメルトフ
    ローレートが、1〜40g/10分でかつ融解ピークの
    頂点が45〜99℃間に2点以上有する熱融着ポリマー
    層を設けてなる熱圧着ラミネート用積層フィルム。
JP63167102A 1988-07-05 1988-07-05 熱圧着ラミネート用積層フイルム Expired - Lifetime JPH0637101B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016006448A1 (ja) * 2014-07-07 2016-01-14 東レ株式会社 成型用フィルムおよびそれを用いた成型用転写箔

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