JPH02156961A - 冠状静脈洞カテーテル - Google Patents

冠状静脈洞カテーテル

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JPH02156961A
JPH02156961A JP63310695A JP31069588A JPH02156961A JP H02156961 A JPH02156961 A JP H02156961A JP 63310695 A JP63310695 A JP 63310695A JP 31069588 A JP31069588 A JP 31069588A JP H02156961 A JPH02156961 A JP H02156961A
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JP
Japan
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catheter
top edge
straight line
point
vein
Prior art date
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Pending
Application number
JP63310695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takekuni Hamaoka
浜岡 建城
Hajime Kurumaya
元 車谷
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、冠血流量の測定や冠静脈血の採血(心筋代謝
物質の測定)などに使用される冠状静脈洞カテーテルに
関する。
[従来の技術] 右心房に開口する冠状静脈洞(コロナリー・サイナス、
以下C8と略記する)にカテーテルを挿入する冠状静脈
洞カテーテル法は、冠血流量の測定、心筋代謝物質の測
定をはじめ心臓の電気生理学的な検索などにおいて重要
な手技のひとつである。C8へのカテーテルの挿入は、
C8の解剖学的な位置関係より、尺側静脈、肘静脈ある
いは内傾静脈から実施するのが一般的であった。このた
めカテーテルの形状は、これらの静脈からの挿入を容易
にするため、その先端をゆるやかな弓状にしていた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の従来技術においては次のような問題点があった。
■ C8への挿入が必ずしも容易とはいえない。
従来のCSカテーテルを、尺側、肘あるいは内傾静脈か
らC8へ挿入するには、ある程度の慣れが必要で、熟練
者でさえも平均40分程度の時間を要した。特に10才
以下の子供の場合には、C8への挿入がほとんど不可能
であった。
カテーテルのC8への挿入が困難であると、無理なカテ
ーテル操作を行ないがちになり、右心房、右心室や血管
の内壁を傷つけたり、時には穿孔などの事故をおこす原
因となるため、より容易に挿入できるCSカテーテルが
望まれていた。
■ 大腿静脈からの挿入が困難である。
大腿静脈からシースおよびガイドワイヤーを介して経皮
的にカテーテルを挿入する手法は、血管を露出する必要
もなく、安全かつ容易であるため広く行なわれている。
しかしながら、従来のCSカテーテルでは、この大腿静
脈からの挿入はほとんど不可能であった。また、CSカ
テーテルによる検査を必要とする患者の場合には、大腿
静脈よりいわゆる右心カテーテルを挿入し、各種検査を
必要とする場合が多い。しかしながら、従来のCSカテ
ーテルは、この右心カテーテルと同時に大腿静脈から挿
入できなかったため、CSカテーテルのためだけに尺側
、肘あるいは内題静脈を新たに確保する必要があった。
本発明は上記従来技術の問題点を解決することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、先端がS字状であって先端から2番目の湾曲
部の深さdと開口径Wとの比率が1:0゜65〜0.9
5である冠状静脈洞カテーテルである。本発明の冠状静
脈洞カテーテルの1例を第1図に示す。本カテーテルの
挿入側の先端部分は、第2図に示すようにS字状になっ
ている。最先端部分はほぼ直線であり、この部分をLと
称する。
この直線部分りの終点(曲線が始まる点)をAとする。
先端から2番目の湾曲部(8字の下半部にあたる部分)
の頂点を王とし、頂点Tにおいて接線を引く。この接線
に平行でAを通る直線が湾曲部つけ根の周辺で交わる点
をBとする。湾曲部の深さdは頂点Tから直線ABに下
した垂線の長さで定義され、開口径WはABの長さで定
義される。
本発明において、深さdと開口径Wとの比率は1対0.
65〜0.95である。Lの長さは通常0.47〜’1
.8cmであり、またdおよびWは通常各々3.5〜5
.50m、2.5〜4.5cmである。
本発明のカテーテルの素材としては、ポリエチレン、ポ
リウレタン、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン
、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等が使用可能であるが
、ポリエチレン、ポリウレタンが好ましい。血液適合性
の向上を図るため、カテーテル自体を抗血栓性セグメン
ト化ポリウレタンで作成したり、カテーテルの外側ある
いは外側と内腔の両方を抗血栓性材料たとえばカルジオ
サン、セグメント化ポリウレタン、ポリエチレンオキシ
ド鎖を有するポリマー等をコーティングすることも可能
である。またアクリルアミド、アクリル酸、メタクリル
酸、メタクリル酸ヒドロキシエチル、ビニルピロリドン
、ポリエチレンオキシド鎖を有するモノマー等をカテー
テルの内外表面にグラフト重合することも可能である。
血液適合性の向上を図る他の手段として、ヘパリン、プ
ロスタグランジンおよびその誘導体、ウロキナーゼ、ス
トレプトキナーゼ、ヘパラン5A酸、アンチトロンビン
■などの抗凝固作用をもつ生理活性物質あるいはアルブ
ミン等の血漿タンパク貿をカテーテル表面に固定化する
こともできる。また、カテテルを挿入しやすくするため
、各種の親水性ポリマーをコーティングすることも可能
である。
カテーテルの口径は特に限定されないが、外径1〜3m
m好ましくは1.6〜2.7mmである。
X線を不透過にするため、ビスマス塩、バリウム塩等を
含浸させることが好ましい。カテーテルは、それを回転
させた際に先端までそのトルクが正確に伝わるだけの堅
さを必要とするから、そのために場合により、ステンレ
ス製等のメツシュおるいはブレードをカテーテルの壁内
に入れることが必要で必り、あるいはそのようにするこ
とが望ましい場合がある。
本発明のカテーテルには、ベーシング電極、温度測定の
ための1個以上のサーミスタあるいはC8内の酸素飽和
度を測定するための光ファイバ等を単独あるいは組み合
わせて組み込むことができる。たとえば、ベーシング電
極とサーミスタを組み込んだカテーテルを用いれば、一
定の温度の熱指示薬を一定速度で注入した時の冠状静脈
血の温度の変化から、冠状静脈血流伍の測定をベーシン
グによって心臓に負荷をかけながら行なうことができる
。カテーテルの内腔を2つ以上に分割するいわゆるマル
チルーメン化も可能である。たとえば、2つの内腔をも
つカテーテルをO8の奥の人心静脈まで進めることによ
り、O8の位置および人心静脈の両部位にカテーテルの
開口部を設れば、それぞれの部位で採血および指示薬の
注入を行なうことができる。
[実施例1] 6フレンチのポリウレタン製チューブより、第2図にお
いてd=2.5cm、w=2.0cm、L=1.3cm
となるように先端部を屈曲/JO工し、CSカテーテル
を作成した。62名の生後6力月から11才(平均3.
5才)の基礎心疾患を有する小児に右心カテーテル検査
と同時に本発明のカテーテルを用い、OSカテーテル法
を実施した。
通常のシース法により大腿静脈を確保した後ガイドワイ
ヤーを右肩まで挿入し、これを導線としてCSカテーテ
ルを挿入した。ガイドワイヤーを除去した後、カテーテ
ル内をヘパリン加生食水でフラッシュした。次に、カテ
ーテルをゆっくり進めながら時計方向に回転させカテー
テル先端を右室流入部に挿入した。その後カテーテルを
ざらに時計方向に回転させながらゆっくり引き戻すこと
により、C8へカテーテルを挿入した。少旦の造影剤を
注入した際のX線像により、カテーテルの先端がC8に
あることを確認した。金側でC8へ容易にカテーテルを
挿入し得た。大腿静脈へカテーテルを挿入した時からO
8へのカテーテル挿入までの平均所要時間は40.3±
18.7秒であった。
[比較例1] 実施例1と同じポリウレタン製チューブを先端部をゆる
やかな弓状に曲げてカテーテルを作成した。形状は第2
図においてw=5.5cm、d=1.5cmとし、Lの
部分を欠くものである。生後6力月から11才の6例に
、尺側静脈からC8へカテーテルの挿入を試みたが、C
Sヘカテーテルを挿入し得たのは2例(33%)であり
、カテテルのC8への挿入に要した時間は平均33分で
あった。他の4例は70分以上の時間を要したため、C
8へのカテーテルの挿入を断念した。大腿静脈からこの
カテーテルのC8への挿入を試みたが、60分以内にC
8へ挿入し得たのは、6例中O例であった。
[実施例2] サーミスタをカテーテル外部の先端から1.2cmの位
置およびカテーテル内腔の先端から2.0cmの位置に
組み込んだ実施例1と同じ形状を有するポリウレタン製
のカテーテルを作成した。日本ザル5頭を用いて実施例
1と同様に大腿静脈からのカテーテルの挿入を試みた。
金側で挿入が可能であり、挿入までの所要時間は63.
2±5秒でおった。カテーテルを介して毎分35m1の
室温のブドウ糖を流し、グツドマン社製丈−七フローを
用いて熱希釈法により冠静脈流量を求めたところ、25
〜53m1/分であった。
次いで第2図の形状をもつカテーテルの先端から0.5
cmの位置にバルーンをもつバルーン・カテーテルを作
成した。このカテーテルを大腿静脈からC8に挿入した
後バルーンを拡張し、右心房への血流を止め、カテーテ
ルを通して流出する血流量から冠静脈流量を求めたとこ
ろ、上述の熱希釈法によって求めた測定値との差の絶対
値は、1.2〜2.9ml/分、平均1.7ml/分で
あり、よい一致を示した。
[比較例] 比較例1と同じ形状のカテーテルを作成し、日本ザル5
頭の尺側静脈からC8への挿入を試みた。
60分以内に挿入し得たのは2頭であり、C8への挿入
までの平均所要時間は48分てあった。なお実施例2と
同様の手法を用い、グツドマン社製サーモフローによっ
て冠静脈血流量の測定を行なったところ、38〜45m
 l /分であった。
[発明の効果] 本発明に従うと、大腿静脈よりシース法により、簡単な
操作で短時間にカテーテルをC8に挿入することができ
る。従来のカテーテルではC8への挿入そのものが困難
であった子供の場合にも挿入可能である。また右心カテ
ーテルと同時に同じ位置から挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の冠状静脈洞カテーテルの1例を示す。 第2図は本発明のカテーテルの挿入側の先端部分の形状
の1例を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、先端がS字状であって先端から2番目の湾曲部
    の深さdと開口径wとの比率が1:0.65〜0.95
    である冠状静脈洞カテーテル。
JP63310695A 1988-12-08 1988-12-08 冠状静脈洞カテーテル Pending JPH02156961A (ja)

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JP63310695A JPH02156961A (ja) 1988-12-08 1988-12-08 冠状静脈洞カテーテル

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JPH02156961A true JPH02156961A (ja) 1990-06-15

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JP (1) JPH02156961A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10512163A (ja) * 1995-01-12 1998-11-24 ハートポート,インコーポレイティド 心筋保護下の心停止を誘発するための逆行送込みカテーテルと方法
WO2007111244A1 (ja) * 2006-03-29 2007-10-04 Kaneka Corporation 脱血カテーテル
JP2013526899A (ja) * 2010-02-11 2013-06-27 サーキュライト・インコーポレーテッド 循環系中に補助的な血流を確立するための装置、方法、およびシステム

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