JPH0215298Y2 - - Google Patents

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JPH0215298Y2
JPH0215298Y2 JP6229784U JP6229784U JPH0215298Y2 JP H0215298 Y2 JPH0215298 Y2 JP H0215298Y2 JP 6229784 U JP6229784 U JP 6229784U JP 6229784 U JP6229784 U JP 6229784U JP H0215298 Y2 JPH0215298 Y2 JP H0215298Y2
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JP
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core
coil
cover
control coil
tuning
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JP6229784U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカーチユーナ等の電子同調回路に用い
られる電流制御型可変インダクタに関する。
第1図は従来のこの種の可変インダクタの側面
図であるが、夫々磁性体のU形のコア1とI形の
コア2を組合せ、コア1に制御コイル3と同調コ
イル4を巻回してある。同調コイル4はコア1の
先端に設けた溝5を通して巻回される。そして制
御コイル3には直流電流又は低周波電流を流すこ
とによつてコア1とコア2に点線6のように閉磁
路を形成し、電流により磁束密度を変化すること
によつて同調コイル4内のコア1の実効透磁率を
制御し、そのインダクタンスを変化させる。点線
7は同調コイル4による磁路であり、又溝5は主
に同調コイル4を貫く制御コイル3の磁束密度を
構造的に調節するために設けられている。
ところが制御コイル3と同調コイル4の磁路を
完全に閉磁路にしてあるこのような構造は、コア
1とコア2の接触状態によつて同調コイル4の特
性であるインダクタンスや温度特性がばらつきや
すい。つまりコア1とコア2の接触部分8の表面
の鏡面仕上げの状態や寸法のわずかのばらつきが
種々の特性に影響をおよぼす。コア1とコア2は
通常接着剤によつて固着されるから接触部分8に
接着剤が侵入することによつて接触状態の変る場
合もある。又制御コイル3や同調コイル4をU形
のコア1に直接巻回することはできないので別に
巻回したものをコア1に嵌めこまなくてはならな
い。さらに前記したようにコア1とコア2間の接
着作業も必要である。このように従来の構造はコ
ア間の組立精度、特に接触部分の精度の要求が高
いので特性のばらつきを小さくすることが難し
く、組立作業も面倒であつた。
本考案の目的は従来の欠点を改善して実用性の
高い可変インダクタの構造を提供することにあ
る。
本考案の電流制御型可変インダクタは両端に鍔
を有するコアの巻線部に同調コイルを巻回してあ
り、該同調コイルを被いその磁路が形成される円
筒形の第1のカバーの外側には制御コイルを巻回
してあり、さらに制御コイルを被つて制御コイル
の磁路が形成される第2のカバーを配置してある
ことを特徴とする。
以下本考案の電流制御型可変インダクタの実施
例を示す第2図、第3図を参照しながら説明す
る。第2図は巻線を除いて示してある分解斜視図
であり、第3図は縦断面図である。
第2図、第3図において、10はドラム状のコ
ア、11は半分ずつの2個を合せて円筒形状に形
成し得る第1のカバー、12はポツト状の第2の
カバー、13はベースであり、コア10、第1の
カバー11、第2のカバー12はいずれも磁性体
であるフエライトからなる。ベース13は合成樹
脂からなる。
両端に円形の鍔14を有するコア10の巻線部
15は、中央を細くし端を太くして内側と外側に
巻線を行い易いように2段に形成してある。内側
には同調コイル16、外側には制御コイル17が
巻回されている。制御コイル17は同調コイル1
6を被つて巻線部15の太い部分に嵌め込んであ
る第1のカバー11の上に巻回される。円形のベ
ース13の下面には同調コイル16と制御コイル
17のリード線を接続する端子ピン23を植設し
てある。
ベース13上に載置されたコア10は第2のカ
バー12に収納されているが、巻線部15は第2
のカバー12の底面18に垂直になつている。コ
ア10の上の鍔14の凸部19は底面18の凹部
と嵌合してコア10の水平方向の位置を決め易く
する。ベース13の側面は第2のカバー12の内
側面20に固着されている。
そしてコア10の下の鍔14と第2のカバー1
2の内側面20との間、第1のコア11の合せ目
は夫々わずかに離れている。なお、コア10の上
の鍔14と底面18との接触部分、第1のカバー
11とコア10の巻線部15の接触部分、第1の
コア11の合せ目は振動による破損を防ぐために
たとえばマイラーフイルムや接着剤を介して接触
させてあつてもよい。
このように構成された本考案の可変インダクタ
は制御コイル17による磁路21が点線で表すよ
うにコア10の巻線部15、上の鍔14、第2の
カバー12、コア10の下の鍔14に主に延在す
る。他方同調コイル16による磁路22はコア1
0の巻線部15、第1のカバー11に主に延在す
る。そして制御コイル17による磁路21と同調
コイル16による磁路22は巻線部15で最も多
く重なり、制御コイル17により磁束密度を変化
させることにより巻線部15の実効透磁率を制御
し、同調コイル16のインダクタンスを変化させ
ることができる。なお外部磁界の影響が考えられ
る場合には、第2のカバー12を金属ケースで被
えばよい。
第4図は本考案の可変インダクタの他の実施例
を示す縦断面図であり、第2のカバー30を円筒
形にしてあることが第2図、第3図と異る。第2
のカバー30は制御コイル31と同調コイル32
の巻回されているコア33と共にベース34上に
固着されている。35は第1のカバーである。第
4図の場合には制御コイル31による磁路36が
最初の実施例の場合よりも発散するから制御コイ
ル31の電流に対応する同調コイル32のインダ
クタンスの変化はゆるやかである。なお第2のカ
バー30は第1のカバー35と同じように半分ず
つのものを合せるようにしてもよい。
第5図は本考案の可変インダクタのさらに別の
実施例を示す縦断面図である。
コア40の下側の鍔41には周囲に沿つて段部
42が形成してあり、この段部42に円筒形の第
2のカバー43を嵌めこんである。44と45は
夫々同調コイルと制御コイルであり、46と47
は夫々第1のカバーとベースである。第5図の場
合は制御コイル45による磁路48が第2図、第
3図の場合とほぼ同じ状態になり、第4図の場合
のように発散することはない。
以上述べたように本考案の電流制御型可変イン
ダクタは同調コイルと制御コイルを同じコアに巻
回してあり、しかも夫々のコイルによる磁路は完
全な閉磁路ではない。従つて第1図のような従来
の閉磁路構造のものに比較して接触部分の鏡面仕
上げも不要であり、特性のばらつきを小さくでき
る。又同じコアに同調コイルと制御コイルを高周
波コイルの巻線技術を用いて順次巻回できるので
作業性も良く組立も容易である。なお同調コイル
は複数巻回されていてもよい。かくして本考案に
よれば実用性の高い電流制御型可変インダクタを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電流制御型可変インダクタの側
面図、第2図は本考案の電流制御型可変インダク
タの実施例を示す分解斜視図、第3図は縦断面
図、第4図は本考案の電流制御型可変インダクタ
の他の実施例を示す縦断面図、第5図はさらに別
の実施例を示す縦断面図である。 10,33,40:コア、11,35,46:
第1のカバー、12,30,43:第2のカバ
ー、13,34,47:ベース、14,41:
鍔、15:巻線部、16,32,44:同調コイ
ル、17,31,45:制御コイル、18:底
面、20:内側面、21,22,36,48:磁
路、42:段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端に鍔を有するコアの巻線部には同調コイル
    を巻回してあり、該同調コイルを被いその磁路が
    形成される円筒形の第1のカバーの外側には制御
    コイルを巻回してあり、さらに制御コイルを被つ
    て制御コイルの磁路が形成される第2のカバーが
    配置してあることを特徴とする電流制御型可変イ
    ンダクタ。
JP6229784U 1984-04-27 1984-04-27 電流制御型可変インダクタ Granted JPS60174216U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6229784U JPS60174216U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 電流制御型可変インダクタ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6229784U JPS60174216U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 電流制御型可変インダクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60174216U JPS60174216U (ja) 1985-11-19
JPH0215298Y2 true JPH0215298Y2 (ja) 1990-04-25

Family

ID=30591381

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6229784U Granted JPS60174216U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 電流制御型可変インダクタ

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JPS60174216U (ja) 1985-11-19

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