JPH02150217A - 植物栽培器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、植物栽培器に関するものである。

に関するものである。

〔従来の技術〕

通常、植木鉢に植え込んで植物を栽培する場合、水やり
の間隔は栽培する植物の種類などによって異なるが、比
較的短い間隔をおいて周期的に行われ、適量の水を供給
することが必要である。そこで自動給水装置などの使用
が考えられるが、その装置の取り扱いや価格などから一
般の植物愛好家においては使用されることはなく、手作
業にて水やりが行われている。

〔発明が解決しようとする課題〕

さて、上述したように一般の植物愛好家では、栽培する
植物に適応した周期での適量の水やりを手作業にて行っ
ている現杖である。しかしながら、この水やりを怠ると
植物が枯れてしまい、他方、水やりの間隔を延ばさんと
して底孔のない容器に植え込んで一時に多量の水を供給
すると、根が空気に触れなくなるとともに、供給した水
の中の酸素の量が急激に減少し、よって根腐れを発生さ
せてしまう。

したがって通常の植木鉢で植物を栽培する場合、旅行な
どの際に比較的長期に渡って植物を放置しておくことが
できず、植物愛好家にとって大きな問題であった。

本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その技
術的課題は、複雑かつ高価な自動給水装置などを必要と
することなく、比較的長期間に渡って水やりする必要を
なくして植物を栽培することを可能にする簡単かつ安価
な植物栽培器を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記した課題を考慮してなされたもので、植
物が植え込まれる栽培用媒体を収容するための栽培鉢と
、この栽培鉢を囲繞するように配置され、栽培鉢内に向
けて連通ずる通水部を栽培鉢の底側に有する水タンクと
からなり、前記水タンク部の上部に開設した入水口に栓
体を着脱可能に取り付け、かつ水タンク部の上方に、水
没する下端が前記通水部より上方に対応位置する通気管
を備えたことを特徴とする植物栽培器を提供して、上記
課題を解消するものである。

〔作　用〕

本発明においては、水タンク内に入水口から充分な量の
水を収容して栓体を前記入水口に取り付けると、水没し
た通気管の下端側まで通気管内の水位が低下し、水タン
クから通水部を介して水が栽培鉢側に流出し、栽培鉢の
底側に溜った水によって前記通水部が水没して水タンク
からの流出が停止する。そして栽培中の植物によって水
が吸い上げられて通気部が表出し、通気管側の水位と栽
培鉢側の水位とのバランスが崩れた時点で通気管から外
気を引き入れながら再び通水部から水を流出するように
なり、このようにして、栽培鉢内の水位は過剰に高くな
ることはなく自動的に維持され続けるようになる。

〔実施例〕

つぎに、本発明を第１図に示す一実施例に基づいて詳細
に説明する。

図中１は植物栽培器で、該植物栽培器１は栽培鉢２と水
タンク３とからなる。そして植物栽培器１においては有
底円筒状の栽培鉢２を囲繞するようにして水タンク３が
配置されているものであり、前記栽培鉢２と水タンク３
とを仕切るように底板４に対して同心状に円筒形状の内
壁５と外壁６が一体に設けられ、前記内壁５と外壁６と
の上部にかけて上板７を取着固定して前記栽培鉢２と水
タンク３とが形成される。

上記内壁５の底板４側にはそれぞれ高さが異なった複数
個の小孔からなる通水部８が設けられており、この通水
部８を介して上記栽培鉢２と水タンク３とが接続する構
造となっている。また水タンク３の上板７にはこの水タ
ンク内に水を入れるための入水口９が開設されていて、
この入水口９にゴムなどの素材からなる栓体ｌＯが着脱
可能に取り付けられる。なお、入水口は前記外壁上部な
ど水タンク部の上部に位置させることもできる。

上記栓体１０は下端１１が水タンク内において水没する
通気管１２を有しており、この栓体１０を入水口９に取
り付けたときに通気管１２を介して外部と水タンク内と
が連通ずるようになる。栓体１０が有している通気管１
２は、下端１１が上記通水部８以下に達することなく、
通水部８がら上方に所定圧離隔てた位置に達するよう設
定されている。なお、通気管は前記栓体１０に取り付け
ることなく上板や内外壁に固定的に位置させる構成とす
ることもできる。また上記した栓体に通気管が取り付け
られている構成にあっては、通気管を上下移動可能とす
ることによって栽培鉢側の水位を調整することができる
ようにもなる。

上記の構造の植物栽培器１を使用するにあたっては、ま
ず水タンク３に入水口９から給水する。

このときの給水の圧力などによって水が栽培鉢２側に勢
いよく流れ出ることのないように通水部８は設定されて
おり、例えば図示した小孔ａにあっては勢いよく流れ出
ることのない開口径として設定されている。水タンク３
に所定高さまで給水した後、入水口９に通気管１２を差
し入れながら栓体１０を取り付けてこの入水口９を閉じ
ればよい。この栓体１０を取り付けると、通水部８を介
して栽培鉢２の底側に流れ出る水によって前記通水部８
が覆われ、通気管１２内の水位が下端１１側に移動し、
通気管内水位と栽培鉢水位とがバランスするまで栽培鉢
側に給水される。

そののち、植物の吸引によって栽培鉢側の水位が低下し
通水部８の一部が表出して、上記水位のバランスが崩れ
ると、通気管１２側から空気を引き込み通水部８を介し
て水タンク３側からバランスするまで水が供給され、水
タンクからの供給が停止する。よって栽培鉢２の底へ所
定高さを越えることなく水が供給できるようになる。

上記した実施例において通水部は複数個の小孔から設け
たが、これに限られず、通水に際しである程度の抵抗を
生じさせるものであればよく、例えば開孔にポーラス状
物を詰めたものであってもよい。また植物の根などが入
り込んで詰まることのないように、開孔に所定長さのチ
ューブ管を装着して通水部を構成してもよい。そして水
タンク内の水量が外から目視できるように少なくとも通
気管側の外壁を透明部材としこの外壁に限度水位を示す
目盛りなどを設けてもよい。また前記目盛りの代わりに
、通気管内に、この通気管から上端が突出する浮き体を
入れ、浮き体の上端の位置から限度水位を判定させるよ
うにすることもてきる。さらには上記植物栽培器の形状
は限定されるものではなく、内壁と外壁とは同心状に配
置されていな（ともよい。

〔発明の効果〕

この発明により、栽培鉢の底から所定高さを越えること
なく、水タンクから水が栽培鉢に供給されることになり
、適宜債の水として植物が吸収することができるように
なり、根腐れを発生させることなく長期間に渡って水や
りが不要となるなど、実用性にすぐれた効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る植物栽培器の一実施例を断面で示
す説明図である。 １・・・・・・植物栽培器 ２・・・・・・栽培鉢 ３・・・・・・水タンク ８・・・・・・通水部 ９・・・・・・入水口 ＩＯ・・・・・・栓体 １２・・・・・・通気管 ＠１図 外１名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 植物が植え込まれる栽培用媒体を収容するための栽培鉢
   と、この栽培鉢を囲繞するように配置され、栽培鉢内に
   向けて連通する通水部を栽培鉢の底側に有する水タンク
   とからなり、前記水タンク部の上部に開設した入水口に
   栓体を着脱可能に取り付け、かつ水タンク部の上方に、
   水没する下端が前記通水部より上方に対応位置する通気
   管を備えたことを特徴とする植物栽培器。