JPH0214931Y2 - - Google Patents

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JPH0214931Y2
JPH0214931Y2 JP18236086U JP18236086U JPH0214931Y2 JP H0214931 Y2 JPH0214931 Y2 JP H0214931Y2 JP 18236086 U JP18236086 U JP 18236086U JP 18236086 U JP18236086 U JP 18236086U JP H0214931 Y2 JPH0214931 Y2 JP H0214931Y2
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input shaft
shaft
nut
wrench
torque
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は減速増力機構を備えたパワーレンチに
関するものである。
(従来の技術) パワーレンチの中には、ケースに内蔵している
減速増力機構が2段階に切り替え出来るものが提
案されている(実公昭57−23095号)。
該パワーレンチは、ケースの一端に主入力軸と
補助入力軸とを2重に組み合わせた入力軸を突出
し、他端に出力軸を突出し、ケースの内部に入力
軸と出力軸とを連繋する2段減速増力機構を配備
し、補助入力軸を回転すると1段減速を行なつ
て、出力軸に小さな値の入力軸を付与し、主入力
軸を回転すると2段減速を行なつて出力軸に大き
な値のトルクを付与する。
上記パワーレンチは入力軸に該軸と直交して手
回しハンドルが取り付けられ、該ハンドルを入力
軸の軸方向にスライドさせて、主入力軸或は補助
入力軸の何れかの軸に切り替えて係合し、回転操
作するものである。
(解決しようとする問題点) 上記パワーレンチは、ハンドルがレンチの軸芯
と直交して突出しているため、レンチを収納する
場合及び使用時に、ハンドルが邪魔となり、又、
ラチエツトハンドルが使用出来ず、広いスペース
を必要とする。
更に、トルクレンチを連繋することは出来ず、
従つて、一定のトルクで適切に締結することが出
来ない。
(問題点を解決する為の手段) 本考案は、主入力軸と補助入力軸とで構成され
る入力軸を改良することにより、前記問題を解決
出来るパワーレンチを明らかにするものである。
本考案のパワーレンチは前記従来のパワーレン
チと同様にして、反力受け6を突設したケース1
の一端に主入力軸51と補助入力軸52とを2重
構造に組み合わせて構成した入力軸5、他端に出
力軸4を突出させ、ケース1の内部に両軸を連繋
する2段減速増力機構を介在させている。
本考案のパワーレンチの特徴は、主入力軸51
の端面にトルクレンチ等の回転工具係合用の多角
形係合穴53を開設し、補助入力軸52の先端部
に手回し用のノブ55を突設し、該ノブ55に前
記回転工具が係合可能な多角形係合穴56を開設
した点である。
(作用及び効果) 例えば自動車タイヤ8の固定用ボルト、ナツト
を締め付けるには、各ボルト83に手回しでナツ
ト84を螺合する。
次で、パワーレンチの出力軸4に連結したソケ
ツト7をナツト84に嵌め、該ナツト近傍の別の
ナツトに反力受け6を係合する。
一方の手でパワーレンチを軽く保持し、他方の
手でノブ55を回して補助入力軸52を回転さ
せ、1段減速を行なつて出力軸4を回転させ、ナ
ツト84を締める。一段減速だけであるから、迅
速に締め付け出来る。
手回し出来ない程、締付抵抗が大きくなれば、
トルクレンチ等の回転工具9を主入力軸51の多
角形係合穴53に嵌めて該軸を回し、2段減速に
よる大トルクでナツト84を締め付ける。
上記操作中、反力受け6は他のナツト84に係
合しており、パワーレンチ全体がナツト84の締
付け方向とは反対方向に回転することはない。
上記の様に主入力軸51をトルクレンチにて回
転操作出来るため、一定のトルクで適切な状態に
ナツトの締付を行なうことが出来る。
又、パワーレンチからトルクレンチを外して収
納出来、収納スペースは狭くて可い。
ナツト84を緩めるには、上記とは逆の手順で
パワーレンチを操作すれば可い。
更に、補助入力軸52を回す際、該軸のノブ5
5に開設した係合穴56に回転工具9を係合して
回すことが出来、例えば、ボルト、ナツトのネジ
山が損傷していて、補助入力軸52を直接に手で
回すには抵抗が大き過ぎる場合でも、容易に且つ
素早く補助入力軸52,5を回転させることが出
来る。
(実施例) パワーレンチのケース1は2段減速増力機構を
収容した大径筒部11と該筒部の一端から突出
し、出力軸4を回転可能に収容した小径筒部12
とで構成されている。
実施例の2段減速増力機構は、大径筒部11の
開口側に配備した第1遊星歯車機構2と小径筒部
12側に配備した第2遊星歯車機構3を組み合わ
せて構成される。
第1遊星歯車機構2に入力軸5が接続され、該
入力軸5は、筒状の主入力軸51に筒状の補助入
力軸52を互いに相手軸の回転に無関係に回動自
由に嵌めて構成される。
上記主入力軸51は遅回し用、即ち、大減速大
トルク用、補助入力軸52は、速回し用、即ち小
減速小トルク用である。
主入力軸51の外端にトルクレンチ等の回転工
具9の突軸91を係合するための四角形の係合穴
53が形成され、内端に多角形の軸穴54が開設
され、第1遊星歯車機構2の太陽歯車21の中心
に突設した多角形軸22が嵌合している。
第1遊星歯車機構2の遊星歯車23は、上記太
陽歯車21及びケース1の内面に形成した内歯2
0に噛合し、該遊星歯車23の枢軸24を支持す
る環状のキヤリヤー25は内歯26を有し、該内
歯26を第2遊星歯車機構3の太陽歯車31の先
端部に噛合している。
第2遊星歯車機構3の遊星歯車32は、上記太
陽歯車31及びケース1の内面に形成した内歯車
30に噛合し、該遊星歯車32の枢軸33を支持
したキヤリヤー34は前記出力軸4と一体に形成
されている。
出力軸4の先端は多角形軸部41となり、該多
角形軸部41はケース1から臨出し、該臨出部に
ナツト84係合用のソケツト7を着脱可能に嵌め
ている。
前記補助入力軸52の外端にリング状のノブ5
5が固定され、該ノブ55の端面に主入力軸51
の係合穴53と同一形状の多角形係合穴56が開
設されている。
補助入力軸52の他端には、第1遊星歯車機構
2の枢軸24の一端を支持したフランジ57が連
結固定され、該フランジ57はケース1に回転自
由に支持されている。
主入力軸51を回転させると、第1遊星歯車機
構2の太陽歯車21、遊星歯車23、フランジ5
7に固定されたキヤリヤー25、第2遊星歯車機
構3の太陽歯車31、遊星歯車32、出力軸4の
順に回転力が伝達され、即ち第1、第2遊星歯車
機構2,3によつて2段に減速される。
又、補助入力軸52を回転させると、該回転力
はフランジ57、キヤリヤー25を介して減速さ
れることなく第2遊星歯車機構3の太陽歯車31
に伝達される。
従つて補助入力軸52を回転させると、第2遊
星歯車機構3による1段減速回転が出力軸4に伝
達され、この場合、前記2段減速の場合より、出
力トルクは小さいが、早回しが可能である。
ケース1の小径筒部12には反力受け6が一体
に突設されている。
反力受け6は小径筒部12の軸芯に対して斜め
に延びたアーム61と該アーム61の先端に該軸
芯に対して直交して外向きに突設された嵌込み部
62とで形成される。
嵌合部にはボルト83、ナツト84の嵌まる穴
65が開設され、該穴はケース1から遠い方の面
にナツト84が嵌まる深穴部63、ケース1に近
い方の面にナツト84から臨出したボルト83が
当るのを防ぐための浅穴部64を互いに貫通開設
して形成されている。
上記穴65は外側に延びる長穴に形成されてい
る。
更に、反力受け6は全体的に締付回転方向、或
は緩め回転方向の何れかの方向に円弧状に湾曲し
ている。
然して、例えば第1図に示す、タイヤ8の固定
用ボルト83、ナツト84を実施例のパワーレン
チで締め付けるには、各ボルト83に手回しでナ
ツト84を螺合する。
次で、パワーレンチの出力軸4に連結したソケ
ツト7を任意のナツト84に嵌め、該ナツト84
の近傍のナツト84に反力受け6の嵌込み部62
を嵌める。
一方の手でパワーレンチを軽く保持し、他方の
手でノブ55を回して補助入力軸52を回転さ
せ、前記の様に第2遊星歯車機構3による1段減
速を行なつて、出力軸4を回転させ、ナツト84
を締める。一段減速だけであるから、迅速に締め
付け出来る。
手回し出来ない程に締付抵抗が大きくなれば、
回転工具9の突軸91を主入力軸51の係合穴5
3に嵌めて該主入力軸51を回し、前記の様に第
1遊星歯車機構2、第2遊星歯車機構3による2
段減速による大トルクでナツト84を締め付け
る。
上記操作中、反力受け6は他のナツト84に係
合しており、パワーレンチ全体がナツト84の締
付け方向とは反対方向に回転することはない。
上記作業をナツト84の数だけ繰り返せば可
い。
ナツト84を緩めるには、上記とは逆の手順で
パワーレンチを操作すれば可い。
尚、補助入力軸52を回す際、該軸のノブ55
に開設した係合穴56に回転工具9の突軸91を
係合して回すことが出来、例えば、ボルト、ナツ
トのネジ山が損傷していて、補助入力軸52を直
接に手で回すのは抵抗が大き過ぎる場合でも、容
易に且つ素早く補助入力軸52を回転させること
が出来る。
実施例のパワーレンチは上記のように、締め付
けるべきナツト84と該ナツト84の近傍のナツ
トとの2つのナツト84に係合して使用するた
め、パワーレンチから手を離しても、該レンチは
横向き姿勢を維持する。従つて、パワーレンチの
入力軸5を回転操作する際に、一方の手でレンチ
を軽く支え、他方の手で回転操作出来、従来のよ
うにレンチを支えることに大きな力は要らず、扱
いが簡単である。
又、反力受け6は全体的に締付回転方向、或は
緩め回転方向の何れかに円弧状に湾曲しているの
で、第1図に示すハブドラム81の様に中心に軸
受け部82が突出していても、反力受け6のアー
ム61が該軸受け部82に当たることはなく、使
用に支障はない。
更に、反力受け6のナツト84が嵌まる穴65
は、湾曲長穴であるから、タイヤ8サイズの相異
によつて、ナツト84の配列ピツチが異なつても
係合出来、汎用性がある。
一般的にタイヤ8が大形に成るほどタイヤ8取
付け用のナツト84は大きくなり、且つタイヤの
種類によつてナツト84の配列ピツチが異なる
が、実施例では反力受け6のナツト84係合用の
穴は各種の配列ピツチ、ナツトが嵌まる様に形成
されているため、タイヤ8サイズが異なつても反
力受け6の穴にガタ付きの少ない状態にナツト8
4を嵌めることが出来る。
尚、本考案は上記実施例の構成に限定されるこ
とはなく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲
内で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はパワーレンチ及びタイヤの斜面図、第
2図はパワーレンチの断面図、第3図は第2図
−に沿う断面図、第4図はノブの正面図、第5
図は使用状態を示す正面図である。 1……ケース、4……出力軸、5……入力軸、
51……主入力軸、52……補助入力軸、53…
…係合穴、56……係合穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 反力受け6を突設したケース1の一端に入力軸
    5が突出し、他端に出力軸4が突出し、ケース1
    の内部に両軸5,4を連繋する2段減速増力機構
    を配備し、前記入力軸5は主入力軸51に補助入
    力軸52を回動自在に嵌めて構成され、補助入力
    軸52を回転すると1段減速を行なつて出力軸4
    に小さな値のトルクを付与し、主入力軸51を回
    転すると2段減速を行なつて出力軸4に大きな値
    のトルクを付与するパワーレンチに於て、主入力
    軸51の端面にトルクレンチ等の回転工具係合用
    の多角形係合穴53を開設し、補助入力軸52の
    先端部に手回し用のノブ55を突設し、該ノブ5
    5に前記回転工具が係合可能な多角形係合穴56
    を開設したことを特徴とするパワーレンチ。
JP18236086U 1986-11-26 1986-11-26 Expired JPH0214931Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18236086U JPH0214931Y2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18236086U JPH0214931Y2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26

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Publication Number Publication Date
JPS6386972U JPS6386972U (ja) 1988-06-06
JPH0214931Y2 true JPH0214931Y2 (ja) 1990-04-23

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18236086U Expired JPH0214931Y2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26

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JPS6386972U (ja) 1988-06-06

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