JPH02147303A - 陶磁器製カップの自動把手付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ　産業上の利用分野 本発明は、例えばカップの内面形状に合致したシックへ
被せるなど、保持座にセットした未焼成の陶磁器製カッ
プを把手付け作業位置へ送り出すカップ移送機構と、把
手付け作業位置に到達したカップ側面に把手を当てがっ
て接着させる把手取り付け機構とを備えた自動把手付け
装置に関する。

口　従来技術 従来の自動把手付け装置は、把手取り付け位置に到達し
たカップに対して把手取り付け位置の高さ調整を可能と
はしているが、外周方向に対する取り付け位置調整の配
慮は無く、いちいち方向性を確認することなく把手の取
り付けを行なうようになつていた。

八　発明が解決しようとする課題 方向性を有しないカップに把手を取り付ける場合は、曲
ってセットされていないか気を付けてさえいれば問題は
無い、しかし表面に模様があったり特殊な形状（例えば
多角形）の場合、把手を取り付ける位置は自ずと限定さ
れる。よってカップが正しい方に向けてセットされてい
ないと、ずれた位置に把手が取り付けられてしまい、不
良品を続出させる結果となる。即ちへ角形のカップであ
れば、第８図ａのように取り付けなければならないが、
セット方向にずれがあると、第８図すの如くとんでもな
い位置に取り付けられてしまう、それを防ぐには、カッ
プをセットする際に正しい方向を向いているかをチエツ
クするか、把手付け作業の全てを手作業に委ねるかしか
なかった。

二　課題を解決するための手段 本発明は、把手の取り付け位置が限定されるカップに対
し、保持座にセットされたカップを正しい方向に向くよ
う修正し、所定の位置へ正しく把手を取り付け可能とす
る陶磁器製カップの自動把手付け装置であって、その構
成は、カップ移送機構に、保持座にセットしたカップを
、把手付け作業位置へ送り出す途中の所定位置で停止さ
せ、その所定位置でカップを回転させる機能を付加し、
前記カップが所定位置に到達したらそのカップを一回転
させてその外周面形状のパターンを読み取り、予め正し
い方向に向けてセットされたカップの外周形状記憶パタ
ーンと比較してずれを検出し、ずれに相当する分回転さ
せ、正しい方向を向くよう修正して前記把手付け作業位
置へ送り出すことにある。

ホ　作用 予め正しい方向に向けてセットされたカップの外周形状
パターンを記憶させておけば、同じ形状のカップに対し
て把手は正しい位置へ正確に取り付けられる。

へ　実施例 本発明に係る陶磁器製カップの自動把手付け装置を、タ
ーンテーブル式のカップ移送機構により、カップのセッ
トから取り出しに至る一連の作業を連続して行なうシス
テムについて図面に基き説明する。

１はターンテーブルで、このターンテーブルｌは８つの
ブロックに等分され、各ブロックには夫々一対の回転保
持座２．２が個々に設けられている。そしてそのターン
テーブルｌは、図示しない回転機構により８分の１回転
ずつ間欠駆動し、回転保持座２の停止位置では、右周り
で順に芯出し、姿勢制御、把手取り付け、後処理の各作
業が行なわれるようになっている。それによってターン
テーブルｌが一回転するうちに、搬入位置Ａでセットし
たカップＭが各工程を経て把手を取り付けた状態で搬出
される。

回転保持座２は、ターンテーブルｌに取り付けられた軸
受け２ａにより垂直に支持されているシャフト２ｂ上端
に、伏せたカップＭの内面形状に合致したジッタ３が固
着されていて、シャフト２ｂの下端にはクラッチ板２Ｃ
が取り付けられている。又シャフト２ｂの下方には、回
転軸がそのシャフト２ｂと同軸となるようにしてモータ
２ｄが設けられ、そのモータ２ｄの回転軸上端にはクラ
ッチ板２ｅが取り付けられていると共に、モータ２ｄ自
体がシリンダ２ｆにより昇降し、クラッチ板２ｃ、２ａ
同士が接離するようになっている。それによってジッタ
３の回転を高精度で制御できる。因にモータはパルスモ
ータが使用され、回転保持座２はブレーキ機構を装備し
ている。

芯出し作業位置Ｂには、進退及び昇降運動して前記搬入
位ＷｔＡでジッタ３にセットされたカップＭを、そのジ
ッタ３から僅かに持ち上げる掬い上げ板４と、その持ち
上げられたカップＭに対し真上から下降して押さえ乍ら
中心を合わせる芯出し治具４ａが設けられており、カッ
プＭがジッタ３に正しくセット仕置される。姿勢制御位
置Ｃには、カップＭ側面の一点にレーザービームを照射
してその反射波をキャッチするセンサ５が設けられ、カ
ップＭを一回転させてそのカップＭの外周形状を読み取
り、レーザー変位計６、Ａ／Ｄ変換器７を介し、コンピ
ュータ８で処理してデイスプレィすると共に、演算して
モータ２ｄの回転をコントローラ９で制御するようにな
っている０把手取り付け位置りには、内面に取っ手形状
の把手保持溝が刻設された固定板ｌＯと、その固定板１
０の下縁を支点にして側方へ開閉する開閉板１０ａとで
構成される挟持体が、カップＭに対して接離運動する把
手取り付け機構１１が設けられている。この把手取り付
け機構１１は、回転ハンドル１２の操作で前記保持体の
位置調整を可能とし、各種火きさのカップＭに対応でき
るようになっている０把手手付け作業は、接着面に泥漿
を付着させた把手１３を、開かれた開閉板１０ａの把手
保持溝へ嵌め込むと、開閉板１０ａが固定板１０とでそ
の把手１３を挟持し、カップＭに接近してその把手１３
の接着面をカップＭの側面に当てがい、挟持を解いて後
退する。それによりカップＭに把手１３が取り付けられ
る。後処理作業位置Ｅには、前記把手取り付け機構１１
により取り付けられた把手周りの余分な泥漿を拭い取る
清掃ブラシ１４が設けられており、その清掃ブラシ１４
は垂直に固定されたロッド１５に沿って昇降及び回転可
能に備えられ、ロッド１５の下端位置で水槽１６内に没
入され、続いてロッド１５の中間位置でローラ１７によ
り水分が拭われ、１８０度回転して毛先なカップＭに向
けて下から上へなぞるようにして泥漿を拭い取る。そし
て搬出位置Ｆへ送られる。

上記各作業位置に設けられた部材や機構は、姿勢制御位
置Ｃを除いて公知であるのでこれ以上の詳しい説明は省
略し、以下姿勢制御の具体的な実施例を説明する。

先ず予め把手付けする基本カップを、把手が正しく取り
付けられるよう回転保持座へ慎重にセットし、その基本
カップの最も変化に冨んだ外周の一点にセンサの焦点を
合わせ、基本カップを一回転させて外周形状の基本デー
タを記憶させる。この外周形状のデータは、カップの周
囲を１２５０等分した各ポイントで、照射されたレーザ
ービームの反射波を連続的に測定し、カップの基準面を
レーザー変位計６の出力がＯボルトとなるように調整し
、電圧として記憶させる。これで準備は完了し、次に任
意方向を向けてセットされたサシブリングのカップに対
し、前記と同様にしてサンプリングの外形形状をデータ
入力する。そしてコンピュータにより比較してずれの度
合いを算出する。算出の方法としては、例えば基本デー
タ（第４図ａ）とサンプリンデータ（第４図ｂ）とを第
４図Ｃの如く重ね、各測定ポイン）Ｔ＋　、Ｔｓ　、Ｔ
ｓ　　・・毎に両電圧Ｖｌ、Ｖｚ　、Ｖｓ　”　’とＶ
’、、ｖ’２、Ｖ′　・・の差を計算しそれを合計する
。

次に両データを１ピッチ分ずらして同様な計算をし、更
に１ピッチ分ずらすといったように計１２５０例の計算
を行ない、その中から合計値が最少（理論的には０とな
る）のものを見つけてそれが何ピッチずらした条件のと
きの計算例かにより、そのずれたピッチに相当する角度
カップを回転させれば、カップの向きは正しくセットさ
れたことになる。カップを回転させるモータはパルスモ
ータであるから、そのパルスモータが１２５０パルスで
一回転、するようにすれば、測定ポイントの数と一致す
るから制御は簡単であり、又回転方向はどちらが早いか
を判断して指示するようにもできる。

このように所定位置に到達したカップは、方向のずれが
検知され、それによってずれに相当した分回転して方向
を修正してから把手付け作業位置へ移送されるので、把
手は正確な位置に取り付けられるのである。

向上記実施例では、移送機構が回転するターンテーブル
式となっているが、横移動するコンベア式とすることも
でき、カップの保持はジッタへ伏せた姿勢で被せるばか
りでなく、立てた姿勢で保持するようにもできる。又セ
ンサ一部はレーザービームな用いることが好適であるが
、他のセンサ（例えばビデオセンサ）でも技術的に問題
があるものの不可能ではないし、測定点は１２５Ｏｆ！
ｉ所より多くても少なくても差し支えない、更にデータ
を比較してずれの角度を演算するコンピュータのプログ
ラムは、電圧差を合計して比較するばかるでなく、各測
定ポイントの微分値が正か負かを判断して比較するなど
、実施例に限定されるものではない。

ト　効果 本−発明によれば、把手の取り付け位置が限定される模
様や彫刻のあるカップ類に対して、機械手段により連続
して且つ迅速正確な把手の取り付けが可能となり、生産
能力の向上が図れる、又外周形状を読み取りはカップを
回転させるだけであるから機構が簡単であるし、把手の
取り付け位置は、高ささえ調整されていればあとは方向
だけの問題であるから、把手取付け位置の特定は容易で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ターンテーブル式のカップ移送機構を備えた
陶磁器製カップの自動把手付け装置を示す説明図、第２
図は回転保持座の説明図、第３図は姿勢制御の機構を示
す説明図、第４図ａは基本データの波形を示す説明図、
第４図すはサンプリングデータの波形を示す説明図、第
４図Ｃは基本データとサンプリングデータの波形を重ね
て表示した説明図、第５図は両波形を比較してずれを検
知するために各測定ポイントの電圧差を求める計算例の
説明図、第７図は清掃ブラシの作動説明図、第８図ａ、
ｂは把手の取り付け位置を示す説明図である。 １・・ターンテーブル、２・・回転保持座、２ａ・・軸
受け、２ｂ・・シャフト、２Ｃ・・クラッチ板、２ｄ・
・モータ、２ｅ・・クラッチ板、３・・　ジッタ、４・
・掬い上げ板、４ａ・・芯出し治具、５・・センサ、６
・・レーザー変位計、７・・Ａ／Ｄ変換器、８・・コン
ピュータ、９・・コントローラ、ｌＯ・・固定板、１０
ａ・・開閉板、１１・・把手取り付け機構、１２・・回
転ハンドル、１３・・把手、１４・・清掃ブラシ、１５
・・ロッド、１６・・水槽、１７・・ローラ、Ａ・・搬
入位置、Ｂ・・芯出し作業位置、Ｃ・・姿勢制御位置、
Ｄ・・把手取り付け位置、Ｅ・・後処理作業位置、Ｆ・
・搬出位置、Ｍ・・カップ、ＴＩ　、　Ｔ！％ＴＳ”測
定ポイント、ｖ、、ｖ、　、ｖｓ・・ｖ’ｔ　、ｖ’、
　、ｖ’ｓ　・・電圧特許出願人　　新栄機工　株式会
社 ｒＨ４図ａ ■４図ｂ 第５図 １Ｔ２Ｔ３ 第３図 ０ａ ｌＩ８図ａ 第７閃 第８図す

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 保持座にセットしたカップを、把手付け作業位置へ送り
   出す途中の所定位置で停止させてその所定位置でカップ
   を回転させるカップ移送機構と、作業位置に到達した前
   記カップの側面に把手を当てがって接着させる把手取り
   付け機構とを備え、前記カップが所定位置に到達したら
   そのカップを一回転させてその外周面形状のパターンを
   読み取り、予め正しい方向に向けてセットされたカップ
   の外周形状記憶パターンと比較してずれを検出し、ずれ
   に相当する分回転させ、正しい方向を向くよう修正して
   前記把手付け作業位置へ送り出すカップの自動把手付け
   装置。