JPH02147053A - 根管形成器具のハンドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、歯科医療装置、特に根管形成ファイルのハン
ドルに関するものである。

すべての根管形成ファイルは、歯科医師の親指および人
指し指で駆動する。これには触感を働かせて根管の孔内
でファイルを適正に操作し、根管の切削および整形を適
正に行うようにする。

これは、２５年にわたる歯根研究に基づくハンドルであ
り、動力源である歯科医師の指を装置即ちファイルハン
ドルに平均的に加え、駆動力をファイルの切削溝に制御
伝達するものである。

技師の指はファイルを全体的に制御し、ファイルの感覚
を感じ取り、根管を適正かつ完全に切削および切除しな
ければならない。すべての根管はそれぞれ異なる方向に
湾曲しており、従って、ファイルはこれに沿うよう湾曲
させる。このことは歯科技師に大いに制御を必要とする
が、本発明によるハンドルにより簡単に行うことができ
る。

制御された動力が歯科医師の指からハンドルに伝達され
、根管の孔内にファイルの切削ブレードを指向案内する
。

根管形成は根管ファイルと称するハンド器具により行う
。根管ファイルは根管内で引き抜き行程で切削を行う。

ファイルの引き抜き作用は、ファイリング（研磨）また
はリーミング（ドリリング）動作で生ずることができる
。

ファイリング動作では、器具は根管内に所定長さにわた
り挿入し、根管壁に圧力を加え、この圧力を維持し、回
転させずに器具を引き抜（。器具を引き抜くとき切削溝
の角度により切削作用を行つ。

器具を所定作業長さだけ挿入し、壁に沿って周方向にフ
ァイリングすることにより、根管の長さおよび大きい直
径の周囲全体にわたりファイルすることができる。従来
の普通の根管形成器具のハンドルは刻み日付またはリプ
付のシリンダまたはビーナツツ形状のシリンダとし、触
感を向上し、ふくらみを指の中に収容して器具の押し込
みを制御することができるようにしている。

根管形成器具を掴む指は親指と大指し指である。

従来機械的制御および触感は、根管形成作用に必要とさ
れる往復動作は考慮していなかった。更に、感染防止の
ため歯科医師がグローブを装着するようになってからよ
り正確な制御手段が必要になった。

根管形成の第２のまたは他の作用としては、同じファイ
ルをリーミング動作に使用することであり、この動作は
貫通、回転および後退を伴う。

ファイルは、象牙質にセットするため、注意深く取り扱
わなければならない。ファイルを引くとき、掛合してい
る象牙質を削り取る。しかし、このとき、ファイルハン
ドルを掴む指の一部に回転または捩じり動作を必要とす
る。

円筒形のハンドルは、必要とされる４分の１回転制御が
できないため、グローブを使用していると、このグロー
ブを波打たせたり、膨らませたりする。従って、ファイ
ルは、回転または捩じり制御能力を有するプッシュプル
動作で使用しなければならない。このことは、最近の形
態学の成果および現代アームエンタリウム（ａｒｍｅｎ
ｔａｒｉｕｍ）を考慮した適正に設計したハンドルによ
ってのみ達成される。

ファイルを捩じると象牙質にファイルがロックされ、早
期に亀裂を生じたり、突起を形成したりすることがわか
っている。更に、根管の頂端領域でファイルを捩じると
、ジンプ（ｚｉｐ）　、穴、または突起を生ずることが
わかっている。すべては往復モードでファイルを制御し
ないことの結果によるものである。

更に、ファイルを根管の一方の側面でのみ切削しようと
するとファイルの捩じりは根管内でエルボを形成する危
険性がある。これがハンドルによる制御が非常に重要で
あるということの理由である。ファイルは小さい寸法お
よび頂端でのみ回転することができる。回転は４分の１
以上の回転であってはならない。このことは従来のハン
ドルでは制御できない。適切に表現すると往復動作であ
るファイル作用は、根管をファイルするための頂端に適
切な保持力および抵抗力を生ずる上で必要である。多く
の根管は卵形であるためファイリングは根管の中間部分
および収縮部において必要な作業である。

根管ファイルの基本動作を要約すると、根管ファイルは
、４分の１回転ブツシュ−プル方法により根管を拡孔す
るのに使用することもできるが、−船釣には直線ブンシ
ュープル器具として使用され、根管および根管の卵形部
をこすることにより拡孔する。

根管ファイルの動力源は、歯科医師のファイルハンドル
を掴む親指と大指し指である。４分の１回転は、腕時計
を巻くのと極めて類似している。

プッシュプルは、単に制御した上下往復運動である。

本発明によるハンドルは、２個の互いに平行な平坦側面
を有し、これらの平坦側面間に湾曲部を有する。歯科医
師またはオペレータはグローブをはめていてもいなくて
も、親指と人指し指との間に平坦側面を保持し、ファイ
ルの往復動作を制御することができ、グローブをはめて
いることの問題はない。

１回転ではなく４分の１回転方法が望ましい場合、平坦
側面で人指し指を親指よりも低く下げることにより簡単
にこのことを行うことができ、平坦側面の端縁はオペレ
ータの操作を４分の１回転の範囲内に留める。平坦側面
には水平のリブを形成し、制御および適合性を向上させ
る表面領域を追加する。これにより、歯科医師の動力源
即ち、指の本発明ハンドルを介してのファイル切削ブレ
ードに対する制御が行われ、制御された精密ハンドルに
より根管の機械的形成を精密に制御することができる。

上述したように、すべてのハンドルは円筒形またはビー
ナツツ形状にする。この新規な改良したハンドルのコン
セプトは根管の形態、ファイルによりどのように切削す
るか、および充填材料を収容するよう適正に形成した根
管の空間的形状に基づく。根管内のブレードに加わる垂
直圧力および捩じり圧力をハンドルに加えてオペレータ
が常に根管形成のどの部分にあるかを論理的なまた機能
的に知ることができるようにする。

また手首を捩じることが少ないため疲れが少なくてより
効率的、効果的および簡単な根管形成を可能にする制御
で指および手首を緊張させることがないため人間工学的
な機能を有する。リブ付のデュアルフラットハンドルに
よれば、湾曲とは反対方向にハンドルを押しやり、歯科
医師が器具を制御して曲率を適正に滑らかにし、きれい
にすることができる能力により極めて湾曲した根管でも
容易に形成することができる。

従って、本発明による改良した根管形成ファイルのハン
ドルは特定のパラメータおよび生物学的原理に基づく。

ハンドルは金属、プラスチック、シリコンまたはたの適
当な材料により形成することができる。ハンドルはＡＤ
Ａ、ＩＳＯ仕様に基づいて色コード付けをし、ファイル
ブレード寸法に適合させる。ファイル自体にも寸法番号
を刻印することもできる。

リブはハンドル全体の周りに設けることもでき、また平
坦側面にのみ設けることもできる。色は０６−ピンク、
０８−グレイ、１０−パープル、１５−ホワイト、２０
−イエロー、２５−レッド、３０−ブルー３５−グリー
ン、４０−ブラック等とする。

本発明の目的は、生ずるエネルギを根管ファイルに適切
に伝達し、力により空間形状モードで適正な根管形状を
生ずることができる新規な根管形成ファイルのハンドル
を得るにある。

本発明の他の目的は、プッシュプル動作を発生させ、ハ
ンドルの側面にエネルギを伝達し、切削および象牙質除
去部分に適正な頂端形状の根管を形成することができる
根管形成ファイルのハンドルを得るにある。

更に、本発明の目的は、コストが経済的で、操作が簡単
かつ効率的である根管形成ファイルのハンドルを得るに
ある。

更に、本発明の目的は、触感を働かせて根管内でファイ
ルを適正に操作し、根管の切削および整形を適正に行う
根管形成ファイルのハンドルを得るにある。

動力源である歯科医師の指をファイルハンドルに平均的
に加えることができるため、本発明によるハンドルは引
き出した動力を制御し、ファイルの切削溝に加える。

次に、図面につき本発明の好適な実施例を説明する。

第１乃至３図には根管形成ファイル１２のためのハンド
ル１４を有する根管形成器具１０を示す。ハンドル１４
は、互いに離れた円筒形部分１６により構成し、これら
円筒形部分１６間には溝１８を設ける。

ハンドル１４には、第３図に示すように平坦側面２０を
設ける。これら平坦側面２０は溝２２を形成および／ま
たは設ける。

溝１８．２２の形状は重要ではない。溝は、ハンドル１
４の平坦部分および湾曲部分の双方に設ける限り１字状
または他の所要の形状とすることができる。

操作にあたり、歯科医師の触感を適正に働かせて根管内
でファイル１２を操作し、根管の切削および整形を適正
に行う。ハンドル１４は動力源、歯科医師の指を平均的
に制御でき、動力駆動をファイル１２の切削溝に伝達制
御する。歯科医師の指はファイル１２の全体的な制御お
よび感覚を感じ取り、根管の切削および切除を適正にま
た完全に行う。

すべての根管はそれぞれ違った方向に湾曲しているため
、ファイル１２はそれに従うよう湾曲する。

このことは歯科医師の制御を大いに必要とする。

この多大な制御は本発明による新規なハンドル１４によ
り節制することができる。制御動力が歯科医師の指から
ハンドル１４に伝達され、ファイル１２の切削ブレード
を根管の孔内に指向案内する。

上述の説明から明らかなように、本発明によるハンドル
の構造は異なる形態に形成して、種々の用途に適用でき
るようにすることができる。

従って、請求の範囲において種々の変更を加えることが
できること勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による根管形成器具のハンドルの側面
図、 第２図は、第１図のハンドルの平面図、第３図は、第１
図の３−３線上における断面図である。 ＩＯ・・・根管形成器具 １２・・・根管形成ファイル １４・・・ハンドル １６・・・円筒形部分 １８、２２・・・溝 ２０・・・平坦側面

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、根管形成器具のハンドルにおいて、根管形成ファイ
   ルに使用するハンドルの形状に形成したほぼ細長の部材
   を具え、前記ハンドルに互いに離れた円筒形部分を設け
   、各円筒形部分間に溝を設け、また互いに対向する平坦
   側面を設け、これら平坦側面に溝を形成したことを特徴
   とする根管形成器具のハンドル。 ２、前記溝をＶ字状のにした請求項１記載の根管形成器
   具のハンドル。 ３、前記溝は前記ハンドルの平坦部分および湾曲部分の
   双方にわたって形成した請求項１記載の根管形成器具の
   ハンドル。