JPH02146861A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH02146861A
JPH02146861A JP1026732A JP2673289A JPH02146861A JP H02146861 A JPH02146861 A JP H02146861A JP 1026732 A JP1026732 A JP 1026732A JP 2673289 A JP2673289 A JP 2673289A JP H02146861 A JPH02146861 A JP H02146861A
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damper
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Masaji Suda
須田 正司
Kunihiko Matsuzawa
松沢 邦彦
Takeshi Fujita
岳 藤田
Hiroyuki Miyake
三宅 裕幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複写機の読取光学系に適用され、又は複写機、
プリンタ等に接続される原稿読取装置に関し、特にステ
ッピングモータによって走査部を駆動する原稿読取装置
に関する。
(従来の技術) 近年、複写機にあっては、原稿の光像を感光体に導くこ
とにより画像を形成する所謂アナログ複写機に代わって
、CODイメージセンサ等の読取手段により原稿画像を
読み取り電気信号として出力する原稿読取装置と、この
電気信号に従って記録紙に原稿像を形成するプリンタと
から構成される所謂デジタル複写機が増えてきている。
従来、このような原稿読取装置においては、入手の都合
及びコストダウンの観点から、第10図に示す如く、短
い幅(,16mm程度)を読み取るのに十分なごく短い
CODを読取手段100として用いている。そして、原
稿の画像を読み取る場合には、原稿を照明しつつ読取手
段100を矢印Y方向(主走査方向)に走行させて所定
領域の読み取りを行い1次に読取手段100を矢印X方
向(副走査方向)に移動させて次の領域を読み取るとい
う動作を繰り返し、原稿の全面を読み取ることとしてい
る。そして、このような構成を採用することにより、軽
量、コンパクトで安価な装置を提供することができる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、斯かる従来例において原稿の読み取りを行う
場合には、読取手段100を矢印Y方向に走査したとき
に読み取られる各領域を正確に接続する必要がある。こ
のため、従来、この種の装置にあっては、読取手段10
0等をステッピングモータで駆動し、正確な走査を行う
こととしている。
しかしながら、ステッピングモータは、その特性上なめ
らかに回転するスピードの範囲が狭く、拡大、縮小とい
った変倍読取を行う際に走査速度を大きく変化させるこ
とができない、このため。
上記従来例にあっては、読取時の可変倍率範囲を広く取
ることができないという問題を有していた。
この理由は、低速回転時に発生するモータの多角形運動
による振動がステッピングモータにおいては特に激しく
、ワイヤ等の駆動伝達手段を介しこの振動が読取手段に
伝達して読取位置の再現性が悪化することと、読取手段
が長い距離を移動する間に、駆動伝達手段がこの振動に
共振することがあるからである。
そこで1本発明は上記した従来技術の課題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、振動の
発生し易いモータを用いた場合でも読取手段を円滑に移
動させることができ、可変倍率範囲が広く且つ質の高い
画像の読み取りを行うことが可能な原稿読取装置を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明にあっては、駆動伝達
手段を介して駆動源に接続した走査ユニットを所定の速
度で走行させ、原稿の光像を受光部に導く原稿読取装置
において、前記駆動伝達手段の張力を変更させる手段を
設けたことを特徴とする。
上記、駆動伝達手段をワイヤ又はベルトから構成した場
合には、該駆動伝達手段と走査ユニットとの間に振動吸
収用の緩衝手段を設け、さらに、上記緩衝手段を介して
駆動源の駆動力を走査ユニットに伝達する状態と、緩衝
手段を介さずに駆動源の駆動力を走査ユニットに伝達す
る状態とを切り換える切換手段を具備することが効果的
である。
また、駆動源、駆動伝達手段及び走査ユニットを含む振
動系のばね定数にと減衰計数Cとを走査ユニットの駆動
速度に応じて切換可能とすることも効果的である。
さらに、前記駆動伝達手段の張力を変更させる手段とし
て、駆動伝達手段と走査ユニットとの間に設けた振動吸
収用の緩衝手段と、#緩衝手段の動作を制御するための
ダンパとからなるものを用いてもよい。
そして、駆動伝達手段をワイヤ又はベルトから構成した
場合には、該駆動伝達手段と走査ユニットとの間に設け
た緩衝手段及びダンパを介して駆動源の駆動力を走査ユ
ニットに伝達する状態と、該緩衝手段及びダンパを介さ
ずに駆動源の駆動力を走査ユニットに伝達する状態とを
切り換える切換手段を具備することが効果的である。
この場合、走査ユニットの速度が所定の速度より速いと
きにはダンパを介在させて駆動源の駆動力を走査ユニッ
トに伝達し、走査ユニットの速度が所定の速度より遅い
ときには緩衝手段及びダンパを介在させて駆動源の駆動
力を走査ユニットに伝達するように切換手段の切り換え
を行えば効果的である。
(作 用) 上記構成を有する本発明にあっては、駆動源の駆動力を
駆動伝達手段を介して走査ユニットに伝え、該ユニット
を所定の速度で走行させることにより原稿の読み取りを
行う、この場合、駆動伝達手段の張力を適宜変更するこ
とにより、駆動源の振動が走査ユニットに伝達されるこ
と及び駆動伝達手段に生ずる共振を防止することができ
る。
そして、上記駆動伝達手段をワイヤ又はベルトから構成
した場合には、上記緩衝手段と切換手段とを設けること
により、ワイヤ又はベルトの張力を容易に変更すること
ができる。この場合、振動系のばね定数にと減衰係数C
とを走査ユニットの駆動速度に応じて切り換えるように
すれば、走査ユニットを異なる速度で移動するときであ
っても、走査ユニットの振動及びワイヤ又はベルトの共
振を常に最小にすることができる。
さらに、緩衝手段の動作を制御するためのダンパを併用
すれば、緩衝手段のみでは吸収し切れない振動、即ち、
緩衝手段にて生ずる単振動等をダンパによって吸収する
ことができる。
そして、駆動伝達手段をワイヤ又はベルトから構成した
場合において、切換手段によって緩衝手段及びダンパの
作用を切り換えるようにすれば、高い吸振機能を保持し
つつワイヤ又はベルトの張力を容易に変更することがで
きる。
また、走査ユニットの速度が所定の速度より速いときに
はダンパを介在させる一方、遅いときには緩衝手段及び
ダンパを介在させるように切換手段を切り換えれば、走
査ユニットの高速及び低速走行時において最適の振動吸
収動作を行うことができる。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本発明に係る原稿読取装置の第1実
施例の要部を示す平面図及び斜視図である。同図に示す
ように、本実施例の走査ユニットとしての主走査台lは
、原稿面と平行な平面内を移動可能に取り付けられてい
る。まず、主走査台lは6結像用のレンズL、受光部と
してのCCO2等を保持して、主走査方向(矢印A又は
B方向)に設けた一対のレール3a、3b上を往復動す
る。このレール3a、3bは、副走査前側板4と後側板
5との間に保持されている。そして、主走査台lをこの
レール3a、3b上において矢印A、B方向に往復動す
ることにより一行分の主走査が行われる。この場合、往
復の駆動は、駆動源としてのステッピングモータMに圧
入されたワイヤプーリ6及び後述するプーリ23に巻回
され且つ主走査台1に接続されたワイヤ7を移動するこ
とにより行う。
ここで、本実施例にあっては、ワイヤ7を主走査方向両
側から主走査台lに接続することとしているが、その際
に所定のばね定数を有するバネ8及びテンションバネ9
を介在させている。而して、主走査台lを矢印A方向に
移動してCCD2による読み取りを行うときには、主走
査台1がバネ8により駆動され、ステッピングモータM
で生じた振動がバネ8にて吸収されるため、この振動は
主走査台lに伝達されない、従って、主走査台lはレー
ル3a、3bに沿って滑らかに移動し、CCD2に振動
が生じないので、延び縮みのないきれいな読取画像を得
ることができる。尚、矢印B方向側に設けたテンション
バネ9は、バネ8とほぼ同じか弱いバネで、駆動スター
ト時のショックや長期的なワイヤ7の伸びなどを吸収す
るものである。また、19はバネ8及びテンションバネ
9が伸びた場合にバネ8を固定するための固定板である
副走査後側板4,5は副走査方向(矢印C又はD方向)
に設けた一対の副レール10.11上に載置されている
。そして、主走査が一回行われる毎にモータ12を回転
させ、小プーリ13の回転をタイミングベル)14で大
プーリ15に伝えて副走査ワイヤプーリ16を回転し、
該プーリ16及び副走査前後側板4.5に接続したワイ
ヤ17.18によりこれら前後側板4.5を矢印C方向
に移動させる。尚、従来、駆動側にバネ等の弾性体を介
して走査部を往復動させると、過渡的振動により却って
読み取りむらが発生するといわれていたが、バネ8.9
について適正なバネ定数のものを選択すれば、このむら
が発生せず滑らかに主走査台lを移動させることができ
る。
また、第2図において、SIは主走査台lの停止位置を
検知するセンサで、この位置から主走査台lの走査をス
タートし、センサSlの近傍に設けたセンサS2の位置
から原稿の読み取りを開始する。さらに、S3は副走査
方向の主走査台lの停止位置を検知するセンサである。
第3図(a)、(b)、(c)はステッピングモータを
用い倍率を変えて読み取りを行ったときの主走査台1の
速度変動を示すグラフである。
まず、第3図(a)は、緩衝手段であるバネ8等を介在
させずにステッピングモータMで主走査台1を駆動させ
たときの速度変動を示したものである。同図から理解さ
れるように、変倍率が1000%のとき、即ち主走査台
1を低速で駆動させたときには、主走査台lに共振及び
ステッピングモータMの多角形運動による大きな速度変
動が生じている。また、変倍率が50%および100%
のときには、過渡的振動が収まった後でも僅かな速度変
動が長く残っている。
第3図(b)は各倍率について同じバネを介して主走査
台lを駆動させた場合であり、同図から理解されるよう
に、高速で読取手段を移動させなければならない低倍率
のときは(図中50%のとき)、なかなか主走査台lの
振動が収まらないため、この振動が収まってから読み取
りを開始する必要がある。この場合、読取開始時間R5
0の経過時における主走査台lの位置に対応して、第2
図のセンサS2を配設する必要があるが、走査開始から
読取開始までの時間R50の積分値である助走距離を低
倍率のときに合わせて長く設定すると、装置の大きさが
極めて大きくなってしまう。
一方、前述したように、ステッピングモータMは高速回
転時には振動が少ないため、高速回転を行う低倍率時に
は、バネ等の緩衝手段を介さなくとも振動、共振による
読取不良は生じない0例えば、第3図(C)は緩衝手段
を介さず主走査台lに駆動を伝えた場合であって倍率5
0%時の速度変動を示すものであるが、この場合、同図
から理解されるように、主走査台lの振動はすみやかに
減衰するため、前記読取開始時間R50よりも短い時間
R50′で読み取りを開始することができる。従って、
ステッピングモータMを高速回転させるときは、むしろ
緩衝手段を用いない方が主走査台lの助走距離を短く設
定し得る。
そこで、本実施例にあっては、以下に述べるように、ス
テッピングモータMが低速回転するときには緩衝手段で
あるバネ8を介して主走査台lに駆動を伝達し、該モー
タMが高速回転するときには主走査台lに直接駆動が伝
わるよう切換可能としである。
第4図は上記切換を行う切換手段を拡大して示すもので
ある。
第1図に示すように、切換手段20は後側板5の近傍に
配設しである。そして、第4図に示す如く、その基台2
1上には軸22aを中心に回動自在とした扇形のホイー
ル22を備え、さらに、ホイール22の上には主走査台
1移動用のワイヤ7が巻回されたプーリ23を設けであ
る。このホイール22は、基台21に回動自在に取り付
けられモータ24により駆動されるウオーム(ア25と
螺合している。而して、ウオームギア25の正逆転によ
り、ホイール22は矢印E又はF方向に揺動する。
ホイール22の下面には遮光板26.27を設け、ホイ
ール22の各揺動側に設けた位置検出用のセンサSs、
Ssのセンサ光を遮るようになっている。ここで、図中
右側のセンサS4はワイヤ7が張られた状態になったこ
とを検出するもので。
他方、図中左側のセンサS5はワイヤ7が弛緩したこと
を検出するものである。
以上の構成において、ウオームギア25を回転してホイ
ール22を矢印F方向に移動させると、バネ8及びテン
ションバネ9が伸びるため、バネ8のフック8aが前記
固定板19に当接してこれを少し与圧するような状態に
なる。従って、この状態で主走査台1を矢印入方向に走
査させた場合、バネ8がこれ以上伸びないため、ワイヤ
7で直接主走査台lを駆動するのと同じことになり。
前述した如くステッピングモータMの高速回転時におけ
る助走距離の短縮化を達成することができる。
尚1本実施例においては、ステッピングモータMの駆動
周波数が200 pps以下のときに振動の影響が出始
めたため、この周波数が250 pps以下のときにホ
イール23を矢印E方向に移動してバネ8を主走査台1
の駆動に介在させるようにし、この結果、常時質の高い
読み取り画像を得ることができた。
また、バネ8のばね定数にの値は、ステッピングモータ
Mの振動を吸収するためには500g/膳量以下であれ
ば良かった。さらに、主走査台1の過渡的な振動を早く
収めるためには、この値を10g1層■以上にすること
が望ましい、この場合、主走査台lの走査速度が早くな
るにつれ助走距離の伸びは飛躍的に増加するが、上記切
換手段20の切り換えを行うことにより、この問題は容
易に解決できる。
ところで、以上の説明においては、m衝手段としてバネ
8を用いたが、これに限られるものではなく、ゴムを用
いてこれを切り換える構成としてもよい、また、駆動伝
達手段としては、ワイヤ7のほかベルトを用いてもよい
第5図及び第6図は主走査台1の駆動状態を切り換える
切換手段の他の例を示すものである。即ち、第5図に示
すように、主走査台l上にモータ30を取り付けるとと
もに、その回転軸に固定したプーリ31に前記テンショ
ンバネ9に接続したワイヤ32を巻き付け、プーリ31
を回転してワイヤ32を巻き付けたり解いたりすること
により、前記バネ8のフック8aが固定板19に接離す
る構成としてもよい。
また、第6図に示す如く、固定板40を回動自在に取り
付けるとともに、その延長部をソレノイド41に接続し
、このソレノイド41のON。
OFFにより固定板40とバネ8のフック8aとを接離
する構成としてもよい。
さらに、第1図の装置において、バネ8及び固定板19
を設けずに、単にプーリ23の位置を移動するだけでも
テンションバネ9の長さが変わり、ワイヤ7に及ぼす張
力も変化する。この場合、ワイヤ7における共振周波数
が変化することとなるため、ステッピングモータMの駆
動周波数、即ち、読取倍率に応じてテンシ、ンバネ9の
長さを切り換えることにより、主走査台1の振動を防止
することができる。
第7図(a)、(b)は本発明に係る原稿読取装置の第
2実施例の要部を示すものであり、以下前記第1実施例
と同一の部分については同一の符号を付して説明する。
本実施例においては、同図に示す如く、バネ8とワイヤ
7との間にダンパ30,31を設けてあり、これらのダ
ンパ30,31によって主走査台lに生ずる振動をより
効果的に防止しようとするものである。即ち、前記第3
図(a)で示したように、ステッピングモータMは高速
駆動時には振動が少ないため、高速で回転する低倍率時
には、緩衝手段であるバネ8を介さなくても読み取りに
それほど影響を受けない、しかしながら、前述したよう
な所謂デジタル複写機においては1画像を読み取った後
に種々の画像処理を行うため、・例えば1000%拡大
時には補完により読取むらも10倍に増幅されてしまう
ことになる。従って、このようなむらの原因となる主走
査台lの振動はできるだけ取り除くことが望ましい。
そこで、本実施例にあっては、第7図(a)、(b)に
示すようなダンパ30,31を設けることにしている。
同図において、主走査台lに固定した固定板19の右側
端にはテンションバネ9の一端を取り付けるとともに、
固定板19の内側に設けたバネかけ19aにバネ8の一
端を引掛けである。バネ8の他端は、ワイヤ7とバネ8
とを接続するための接続板32に引掛けてあり、またネ
ジ33によってワイヤ7の端子7aを接続板33に固定
しである。
ダンパ30は、比較的硬度の小さいゴムからなる強いダ
ンパであり、ダンパ31は比較的硬度の大きいゴムから
なる弱いダンパである0強いダンパ30は固定板19の
端面19aよりもバネ8側に、弱いダンパ31は固定板
19の端面19bよりもワイヤ7側に位置するよう、そ
れぞれ接続板32に取り付けである。ここで、強いダン
パ30としては、硬度が15度で厚みが7鳳鳳のゴムを
5m層につぶしたもの、弱いダンパ31としては、硬度
が40度で厚みが2+smのゴムを1.8mmにつぶし
たものを用いている。
強いダンパ30のバネ8側の面には変形を防ぐための板
34を固定してあり、また固定板19の端面19a側の
面には該端面19aに対しすべり易くするためのフィル
ム35を貼付しである。しかして、ワイヤ7がワイヤプ
ーリ6の回転に従って矢印C又はD方向へ移動した場合
でも1強いダンパ30は変形せず、そのダンパ機能が保
持される。さらに、弱いダンパ31においても、上記板
34及びフィルム35と同様の板36及びフィルム37
を設けである。
以上の構成において、ステッピングモータMを低速で回
転させるとき(高倍率時)には、前記切換手段20を切
り換えてバネ7を伸ばし、第7図(a)に示すように強
いダンパ30のフィルム35の面を固定板19の端面1
9bに当接させるようにする。この場合、接続板32に
よって板34が押され、強いダンパ30は押し潰される
。そして、ワイヤ7を矢印A方向へ引くと、その駆動力
が接続板32及び強いダンパ30を介して固定板24に
伝達され、主走査台lが同方向へ移動する。この場合、
伸びた(即ち強いテンションをワイヤ7に与えている状
態の)バネ7は上記バネかけ19aに引掛けられている
ため、このバネ8を介してもワイヤ7の駆動力が伝達さ
れる。
従って、このような構成を採用することにより、ステッ
ピングモータMの多角形運動による振動や共振による速
度むらはバネ8の伸び縮みにより吸収され、さらにバネ
8のオーバーシュート分が強いダンパ30によって吸収
される。
第7図(b)はステッピングモータMを高速で回転させ
る場合(低倍率時)におけるダンパ30゜31の状態を
示すものである。この場合は、第4図に示す扇形のホイ
ール22を矢印E方向へ移動させ1弱いダンパ31のフ
ィルム37の面を固定板19の端面19cに当接させる
。尚、ここで弱いダンパ31を用いているのは、第7図
(b)に示す状態においては、第7図(a)の場合より
もバネ8が短くなっており、そのオーバーシュートが少
なくダンパの効き方も弱い方が良いからである。
ちなみに、本実施例に用いたステッピングモータMにお
いては駆動周波数200 pps以下のときに振動の影
響が出始めた。そして、この駆動周波数が250 pp
s以下においてバネ8及び強いダンパ30を使用する状
態(第7図(a)の状態)に切り換えることにより、伸
び縮みのないきれいな画像を得ることができた。
一方、上記モータMの駆動周波数が250 ppg以上
においては第7図(b)の状態に切り換えることにより
、主走査台1の振動を低減することができ、主走査台1
の助走距離を短くすることができるとともに、読み取り
中の僅かな振動を吸収することができる。
第8図は本実施例の原理を示すものである。即ち、負荷
L(主走査台l)を前記モータMの駆動力によって駆動
するときにはバネ8のみを介しただけではバネ8が単振
動を起こすため、ダッシュボッ)D(ダンパ30,31
)をバネ8と並列に設けてその振動を吸収し、負荷りの
振動を早期に収めるものである。
第9図は本実施例における主走査台1の速度変動を示す
ものである。
同図に示すように、ステッピングモータMを高速で回転
させるとき(低倍率時)にはバネ8の効きを弱くし且つ
弱いダンパ31を用いることで、助走距離を一層短<L
(R50’→R50″)、振動を防止して良好な読み取
りを行い得ることが理解される。
また、上記モータMの低速回転時(高倍率時)にはバネ
8の効きを強くし且つ強いダンパ30を用いることで、
振動を防止して良好な読み取りを行い得ることが理解さ
れる。
尚、本装置で用いたダンパとしては、高倍率時には硬度
10〜20度のゴムが最適であり、それ以上の硬度では
、ステッピングモータMとの共振により発生する主走査
台lの定常振動の吸振効果が充分に得られないことがわ
かった。
また1、低倍率時には、30度以上のゴムが適用可能で
あり、それ以下のものでは、立上り時の衝撃において、
ゴム自身の粘性よりも弾性の効果が大きく作用して2発
生する過渡的振動を短時間に減衰させることができない
ことが確かめられた。
また、振動系のバネ定数にの値はステッピングモータM
の振動を吸収するためには700 g111m以下であ
れば良かった。一方、過渡的な振動を早く収めるために
はこの値が10g/m層以上ならばあまり時間を要さず
に振動が収まるが、読み取り速度が早くなるにつれ助走
距離の伸びは飛躍的に増える。従って、この場合には、
上記切換手段20による切り換えを行うことにより、上
記ばね定akを10g/am以上40 gemm以下と
なるようにすればよい。
尚、本実施例で用いたダンパ30,31は、前記した他
の切換手段(第5図及び第6図)にも適用し得ることは
勿論である。
(発明の効果) 以上の構成及び作用を有する本発明にあっては、駆動伝
達手段の張力を変更可能としたことから、ステッピング
モータのように振動の多いモータを使用した場合であっ
ても、広い速度範囲にわたって走査ユニットを滑らかに
低速走行させることができ、この結果、読取時の可変倍
率範囲を拡げることかでざる。
また、駆動伝達手段の張力を変更する手段として緩衝手
段及びダンパを併用することにより走査ユニットの振動
を極めて低く抑えることができるため、異なる方向への
走査を繰り返して読み取りを行う場合でも、読取位置に
ずれが生ずることがなく、常時賀の高い読取画像を得る
ことができる。
さらに、張力を変更する手段は、例えばバネやゴムとい
った簡単な吸振材及びこれを駆動伝達手段に介在させる
切換手段で構成することができるため故障の心配はなく
、またコストの大幅な上昇を引き起すこともない。
さらにまた、走査ユニー、トを高速走行させる場合には
助走距離を大きくとる必要がないので、装置の小型化を
図ることができる等種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る原稿読取装はの第1実施例の要部
を示す平面図、第2図は第1図の装置を示す斜視図、第
3図(a)、(b)、(c)はステッピングモータを用
い倍率を変えて読み取りを行った場合の主走査台の速度
変動を示すグラフ、第4図はワイヤの張力を変更するた
めの切換手段を示す拡大平面図、第5図は切換手段の他
の例を示す概略平面図、第6図は切換手段のさらに他の
例を示す概略平面図、第7図(a)、(b)は本発明の
第2実施例の要部を示すもので、同図(a)はダンパ近
傍を示す拡大正面図、同図(b)は同図(a)の部分断
面図、第8図は同実施例の原理を示す説明図、第9図は
同実施例における主走査台の速度変動を示すグラフ、第
10図は読み取り動作を示すための説明図である。 符号の説明 l・・・主走査台(走査ユニット) 2・・・COD (受光部) 7・・・ワイヤ(駆動伝達手段) 8・・・ばね(緩衝手段) 9・・・テンションバネ 20・・・切換手段 23・・・プーリ 25・・・ウオームギア 30・・・強いダンパ(ダンパ) 31・・・弱いダンパ(ダンパ) M・・・ステッピングモータ(駆動源)22・・・ホイ
ール 19・・・固定板 24・・・モータ 第4図 第5図 第6図 第7図 (a) (b) (50%E製 第8図 り 第10図 □ 1ull免酋方筒 fq 16mm

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)駆動伝達手段を介して駆動源に接続した走査ユニ
    ットを所定の速度で走行させ、原稿の光像を受光部に導
    く原稿読取装置において、 前記駆動伝達手段の張力を変更させる手段を設けたこと
    を特徴とする原稿読取装置。
  2. (2)駆動伝達手段をワイヤ又はベルトから構成すると
    共に、該駆動伝達手段と走査ユニットとの間に振動吸収
    用の緩衝手段を設け、さらに、上記緩衝手段を介して駆
    動源の駆動力を走査ユニットに伝達する状態と、緩衝手
    段を介さずに駆動源の駆動力を走査ユニットに伝達する
    状態とを切り換える切換手段を具備してなることを特徴
    とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. (3)駆動源、駆動伝達手段及び走査ユニットを含む振
    動系のばね定数にと減衰係数cとを走査ユニットの駆動
    速度に応じて切換可能としたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の原稿読取装置。
  4. (4)駆動伝達手段の張力を変更させる手段が、駆動伝
    達手段と走査ユニットとの間に設けた振動吸収用の緩衝
    手段と、該緩衝手段の動作を制御するためのダンパとか
    らなることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  5. (5)駆動伝達手段をワイヤ又はベルトから構成すると
    共に、該駆動伝達手段と走査ユニットとの間に設けた緩
    衝手段及びダンパを介して駆動源の駆動力を走査ユニッ
    トに伝達する状態と、該緩衝手段及びダンパを介さずに
    駆動源の駆動力を走査ユニットに伝達する状態とを切り
    換える切換手段を具備してなることを特徴とする請求項
    4記載の原稿読取装置。
  6. (6)走査ユニットの速度が所定の速度より速いときに
    はダンパを介在させて駆動源の駆動力を走査ユニットに
    伝達し、走査ユニットの速度が所定の速度より遅いとき
    には緩衝手段及びダンパを介在させて駆動源の駆動力を
    走査ユニットに伝達することを特徴とする請求項4記載
    の原稿読取装置。
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