JPH02145805A - 寝装具類 - Google Patents

寝装具類

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JPH02145805A
JPH02145805A JP29489688A JP29489688A JPH02145805A JP H02145805 A JPH02145805 A JP H02145805A JP 29489688 A JP29489688 A JP 29489688A JP 29489688 A JP29489688 A JP 29489688A JP H02145805 A JPH02145805 A JP H02145805A
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narrow
fabric
sheets
sheet
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JP29489688A
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Tamotsu Nakajima
保 中島
Kazuyoshi Okamoto
岡本 三宜
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、風通し性が良好な通気特性を有し、しかも、
適度の保温性を有しかつファツション性も豊かであると
いう、従来、類を見ない新規な寝装具類に関する。
ざらに詳しくは、タオルケット、シーツ、蒲団用布帛・
側地、パジャマ、ネグリジェ、ナイトガウン、浴衣、枕
カバーなどの寝装具類において、主として夏向き用とし
て好適かつ快適に使用され得る新規な寝装具類に関する
ものである。
[従来技術] 従来、例えばタオルケット、パジャマなどの寝装具類の
商品設計の傾向として、色、デザイン等のファツション
性、あるいはブランド名が優先ざれることか多く、通気
性、適度な保温性等の機能面については、単にその繊維
素材自身が一次的に有する特性(例えば、綿使いにおけ
る吸水性)にゆだねられているのが主体であった。
しかし1.一方、特に日本の梅雨や夏季における高温多
湿でむし暑くて多聞に汗をかく時期においては、単なる
!li維素材や繊維布帛自身の持つ機能特性にたよった
だけでは、快適性を追及するにどうしても不十分なもの
である。
特に、夏季用のタオルケット、パジャマなどの寝装具類
においては、たとえば、その素材としてシャリ味感のあ
る繊維布帛を用いるとか、あるいはパジャマでは半袖の
デザインにするなどの工夫をされているものも多いが、
快適性という点で未だ不十分であったと言える。このよ
うな高温多湿な環境を改善するために、夜間にクーラー
を運転することも多く見受けられるが、身体の健康のこ
となどを考慮するとクーラーに頼るのは決して好ましく
ないことは言うまでもないし、また、特に、夜間の就寝
中においては防犯、防虫のために窓を閉める人も多く、
なおのこと、寝装具類としては、高い通気性、快適性な
どの高機能性が要求されるのである。
一方、高い通気性と快適性を得るためにメツシュ状にし
た布帛使いの寝装具類なども見られるが、そのような寝
装具類は肌やアンダーウェアが透けて見えたり、肌寒い
感じを受けたり適度な保温性にも欠けるので一般には敬
遠されることも多い。
結局、従来の寝装具類は、高い通気性と、遮蔽性や適度
な保温性という点では両立し得なかったのが現状であり
、このように高い通気性と、遮蔽性や適度の保温性とい
う相反する双方の機能を兼備していて、しかもファツシ
ョン性においても豊かであるという寝装具類は、いまだ
かつて見られなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上述のような従来技術の問題点に鑑み
、良好な通気特性を有することにより夏季においては涼
しく、しかもサランとした肌触り感が得られ、かつ内部
が透けて見えるというようなことも防ぐことができ、さ
らには斬新なファッション感覚、に富んだ外観特性をも
有するという、機能性とファツション性が豊かでかつ快
適性に優れた寝装具類を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の目的を達成するために、次の構成から
なる。
すなわち、本発明の寝装具類は、細幅シートの多数が多
層構造を呈しつつかつ隣接する細幅シート間の空隙から
通気が可能に連繋されてなる特殊布帛状物が用いられて
なることを特徴とする寝装具類である。
[作用] 以下、図面等に基づいて、本発明の寝装具類についてさ
らに詳しく説明する。
本発明において、寝装具類とは、代表的にはシーツ、タ
オルケット、蒲団用布帛・側地蒲団、蒲団カバー、枕カ
バー、パジャマ、ネグリジェ、ナイトガウン、浴衣など
を言い、本発明では、これらを総称して、単に寝装具類
と呼ぶものである。
本発明は、これらの寝装具類で特に夏用のものに効果的
に適用できるものである。
第1図は、本発明にがかる寝装具類の代表的な1態様例
であるタオルケットを例示した概略図である。
第1図のタオルケット1において、中央部は、タオル地
からなる細幅シートの多数が多層構造を呈しつつかつ隣
接する細幅シート間の空隙から通気が可能に連繋された
構造からなる特殊布帛状物2からなり、具体的には、た
とえば木綿タオル地等からなる細幅シート3.3′が多
数使用されてなる多層構造布帛2からなり、その周辺部
には、補強を兼ねてたとえば通常のポリエステル織物4
などが用いられているものである。該補強のための織物
4は、周辺部だけでなく全領域部に用いられていてもよ
い。
第2図は、本発明にがかる寝装具類の別の態様例として
、枕カバーを示したものであり、本発明にかかる枕カバ
ー5は、その中央部が上述の特殊布帛状物2により構成
されていて、周辺には紐6が設けられている。
また、第3図は1、本発明にがかる寝装具類の別の態様
例として、浴衣を示したものでおり、本発明にかかる浴
衣7は、その主体が上述の特殊布帛状物2により構成さ
れているものである。
本発明の寝装具類は、上述のように、細幅シート状物の
多数が用いられ、これら多数の細幅シート状物が多層構
造を呈しつつかつ隣接する細幅シート間の空隙から通気
が可能に連繋されてシート構造にされた特殊布帛状物が
用いられて形成されているものである。
本発明において、細幅シートとは、長さに比較して幅が
細いシート状のものであればよく、その幅としては特に
限定されるものではないが、好ましくは11n111〜
200InInの幅である織物、編物、不織布、フィル
ムなどのシート状物であり、本発明の効果をより有効な
らしめ、また製造する際の作業性などにおいて織編物で
あるものが最も好ましい。
該細幅シートの製造法としては、所望の織幅でリボン織
機やテープ織機などで製織する方法、広幅織機で製織し
機上でもしくは製織終了後に溶断カッター等で所望の幅
に溶融裁断する方法、さらに、易溶解性繊維をスリット
すべき境界部に交織しておぎ製織後に該易溶解繊維を溶
解させる液中で処理することにより所望の細幅織物を得
る方法などがあり、適宜作業性、所望の細幅シートの仕
様等を考慮して具体的な製造方法を選択すればよい。
細幅シートは、該幅が1#l111未満では該シートを
製造することが一般に難しいこと、また多層構造にして
布帛を形成することが一般に難しいので好ましくなく、
また、200#I#Iを越える幅になると、機能性やフ
ァツション性の点、特に本発明の寝装具類で最も特徴的
である通気特性において、通常の布帛使いと大差が無く
なる傾向にあるので好ましくない。
したがって、より好ましいシート幅としては2rrw〜
100mm、さらに好ましくは3InIn〜30InI
nの範囲のものである。さらに、平均幅が、1M〜2O
O簡程度の範囲内で適度な凹凸状や波形状を示すような
異形の細幅シートであってもよい。ざらに、その横断面
形状は、平べったい生地片の他、「へ」の字型または「
り」の字型、ざらにはこれらの組合わさったrWJの字
型なと、あるいはコ、〕、)、】、」、f、■、〜型な
どに折れ曲った断面構造を持つものであってもよい。
また、細幅シートの構造は、通常、−重のものであって
よいが、場合によっては、筒状のものや、あるいは2重
織物などの2重構造のシートであってもよい。なおシー
ト幅とは、シートの短方向における両端幅を言うもので
ある。ただし、折れ曲ったり、湾曲した横断面形状のも
のについては、折れ曲ったり湾曲した状態における両端
幅を言うものである。さらに、筒状のものであれば、核
部における直径を言う。
該細幅シートは、寝装具類にしたときの肌触りの点から
は、織物、編物、不織布などの繊維製品であることが好
ましく、その際、該細幅シート基材に使用される繊維と
しては、ポリエチレンテレフタレート、あるいばその共
重合体(例えば、イソフタル酸、5−ナトリウムスルホ
イソフタルの如き共重合成分等)、ポリブチレンテレフ
タレート、あるいはその共重合体等のポリエステル、ナ
イロン6.11.12.66.610等に代表されるポ
リアミド及びそれらの共重合体、アクリル系重合体、ポ
リウレタン、ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン、
ポリプロピレン及びその共重合体、ポリビニールアルコ
ールなどに代表される合成繊維類、レーヨン、キュプラ
などのセルロース系再生繊維類、アセテート、トリアセ
テートなどの半合成繊維類、木綿、麻、絹、羊毛などの
天然繊維類のいずれもが使用可能であり、これらの繊維
を単独で、もしくは複合、混戦、混紡、交撚、交織など
適宜目的に応じて組合せて用いればよい。
これらのうちでも、ポリエステル繊維とポリアミド繊維
との組合せになる複合糸使い細幅シート、さらには、ポ
リエステル繊維においてイソフタル酸を共重合させてな
る高収縮性繊維糸と低収縮繊維糸などの異繊維糸との組
合せになる複合糸使い細幅シート、さらに低ケンカ度の
ポリビニールアルコールを紡糸して得られる水感性繊維
などを用いてなる細幅シートは、加工中に収縮性能を発
揮し、バルキーアップ(嵩高性向上)となり、良好な嵩
高性やシャリ感が得られることによって、肌への密着性
がなくなり通気性がより向上したり、サラリとした肌触
りが得られるなど、より高い快適感が得られる点で好ま
しいものである。さらに嵩高性を得る方法として、単一
のマルチフィラメントにウーリイ加工などの嵩高加工を
施した糸を用いて、細幅シートを構成せしめる方法もあ
る。
本発明で言う細幅シートを用いてなる多層構造とは、第
4図A、Bや、第5図A1第6、第6図A、Bに示した
如き、複数の細幅シートよりなる重畳構造や重ね合せ構
造のものを示すものの総称である。
すなわち、第4図A、第5図A、第6図Aは、いずれも
細幅シートが多数連繋されてなる本発明にかかる特殊布
帛状物の、細幅シートの連繋接合部付近における断面構
造を示したモデル図であり、第4図Aにおいては、細幅
シートS1、S2、S3、S4、Ss、S6、S7が、
幾重にも順次位置を幅方向にずらしつつ多層に重なって
なる、ちょうど瓦ぶきの屋根もしくは蓑の如き多層の重
畳構造をモデル的に示したものである。同図Aにおいて
、矢印Cは、多層構造の上層側から下層側に向かう順方
向を示している。
第5図Aは、第4図Aに示したものに加えて、細幅シー
トのS′ 1、S′2、S! 3、s′4、S’  s
、S’  e、S’  7が幾重にも順次位置をずらし
つつ重なってなる、同様な多層の重畳構造を有するシー
ト材が、もう1枚裏側に対称状に用いられて2重の多層
構造を呈するように構成されている本発明にかかる特殊
布帛状物を示したものである。
第6図Aは、シートの横断面形状が「り」の字型である
細幅シートS1、S2、S3.34.35.Ss、S7
が一つの層をなすように連繋されており、その層に細幅
シートの位置がずらして重ね合されるように、細幅シー
トs′ 1、S’  2、S’  3、S’  4、S
’  s、S’  6、S’  7よりなる別の層が設
けられて多層構造の特殊布帛状物を呈している態様例を
示したものである。
また、第4図B、第5図B、第6図Bは、それぞれ第4
図A、第5図A1第6図Aに対応するもので、いずれも
細幅シートが多数連繋されてなる本発明の寝装具類に用
いられる特殊布帛状物の隣接する連繋接合部の中間付近
(非連繋部)における断面構造を示したモデル図であり
、細幅シートS1、S2、S3、S4、S5、S6、S
7、およびS’  1、S’ 2.S’  3、S’ 
 4、S’  s。
S’ ty、S’  7どうしが、隣接する細幅シート
間で適宜の空隙を持ちつつ存在する状態をモデル的に示
したものである。
本発明の寝装具類に用いられる特殊布帛は、このような
特異な構造を有することにより、第4〜6図Bのモデル
図に示したように、空気は矢印aのように通過できで良
好な通気特性を実現するとともに、矢印す方向からは透
かし見ることができなく、良好な通気性と同時に、遮蔽
効果さらには重畳もしくは重ね合せの多層構造により適
度な肌触り感覚と快適性を1qることができるのである
なお、第4図、第5図において、矢印C方向は、重畳構
造の順方向を示している。
第7図は、第4.5.6図のAおよびBに示した本発明
の寝装具類に用いられる特殊布帛の1実施態様における
代表構造例をモデル的に示した平面図であり、多数の細
幅シートS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7が
、はぼ等間隔のミシンがけにより縫合されてその幅方向
下に連繋をされて、シート状に形成されてなる状態を示
した概略平面図である。
同図において、点線8.9.10.11はミシン縫合線
であり、またd−d断面図が上述第4〜6図Aの連繋接
合部(縫合線部〉付近における断面図、e−e断面図が
第4〜6図Bの隣接する連繋接合部の中間付近く非連繋
部)における断面図にそれぞれ該当するものである。
しかして、本発明で言う細幅シートを用いてなる多層構
造とは、第4〜6図A、Bに示した如き、複数の細幅シ
ートよりなる重畳構造や重ね合せ構造のものを示す総称
である。すなわち、重畳構造の布帛とは、第4図のよう
に、細幅シートが幾重にも重なって形成されている布帛
のことであり、また、重ね合せ構造の布帛とは、第6図
のような縦断面構造を有する細幅シートにより形成され
た布帛が、二枚以上、幾重にも重なって得られる布帛の
ことである。したがって、第5図に示したようなものは
、重畳構造と重ね合せ構造の両構造を併せ持ったものと
なっている。
多数の細幅シートを使用してこれを多層構造布帛に形成
する方法は、各種の具体的方法があり、必ずしも限定さ
れるものではないが、例えば、第4図A、Bのごとき重
畳構造布帛を形成する方法として、表面がポリテトラフ
ルオロエチレン等のフッ素樹脂でコーティングされた適
度な大きざの円筒に、水溶性糊剤(ポリビニールアルコ
ール系、アクリル系糊剤なと)が含浸された細幅シー1
〜を、所望の重ね幅下に円筒を回転させつつ順次巻き付
けて乾燥し、隣接の細幅シートを相互に仮接着させた後
、円筒の軸方向に裁断し、細幅シートにより重畳構造と
なった仮接着シートを得る。そして、ざらに、このよう
にして得られた細幅シートの仮接着布帛を、重畳構造の
順方向すなわち細幅シートのめくり上がりのない方向に
所望の間隔でミシンがけを行ない、細幅シートを一定間
隔もしくはランダムな間隔で相互に縫合接合して、その
後、該布帛を温水液中に浸漬処理して、仮接着のために
使用した水溶性糊剤を溶解除去することにより、本発明
の寝装具類に用いることのできる重畳構造布帛を得るこ
とができる。
なお、仮接着シートを得る方法として、上記のような予
め細幅シートに水溶性糊剤を含浸し未乾燥の状態でテー
プを円筒に巻きつけた後、乾燥、仮接着させる方法の他
に、細幅シートを円筒に巻きつけた後、水溶性糊剤の調
合液をスプレーまたは刷毛を用いて細幅シートに塗布、
乾燥して仮接着シートを得る方法がある。また、細幅シ
ートどうしを接着させる方法としては、高周波ミシンや
超音波ミシンなどを用いてもよい。該細幅シートの接合
方法としては、ミシンがげに限定されるものではなく、
接着剤による接合などのその他の方法も採用できるが、
ミシンがけの場合は、重畳構造布帛の順方向に処理する
ことができ、これがシワの発生を極力防止できる点、ま
た、作業も簡便である点などにおいて実際的である。
また、仮接着後、ミシンかけにより細幅シートを縫合し
て布帛化せしめるに際し、該縫合箇所に縫い目補強用テ
ープを重ね、該補強テープをいっしょに縫い込むように
してもよい。また、布帛化後、重畳構造をより強固に安
定化せしめるために、重畳構造の順方向下に、アイロン
かけまたは/および熱プレスを行なうことも好ましい。
ざらに、該布帛に対し撥水処理を施すことも用途により
、好ましいものである。撥水処理は、例えば、シリコン
系またはフッ素系などの適宜の撥水剤を、スプレー法、
パッディング法、浸漬法、コーティング法などにて付与
することで容易に行なうことができ、この中でも、パッ
ディング法は、均一に撥水剤を布帛に付与し得る点にお
いて最も優れており、またパッディング処理時において
も、前述ミシンかけ方法と同様に、重畳構造布帛の順方
向に処理することがシワの発生を未然に防止する上で効
果的であって、これらの点などにおいてパッディング法
が好ましい。
次に、本発明にかかる上述した特殊多層@造布帛状物を
用いて、シーツ、タオルケット、パジャマ、浴衣などの
寝装具類を縫製するに際しては、該布帛100%使いで
あってもよく、あるいは、他の布帛素材と組合せたもの
であってもよい。
また、シーツやパジャマ、タオルケット類のようなもの
は、タオル地で細幅シートを構成するのが、肌触り感覚
、着ごこち感等において快適なものが19られるので好
ましい。さらに、そのようなタオル地よりなる細幅シー
トだけで構成をした場合に、全体として柔軟すぎて身体
にまとわりつく感じが強すぎるとか、空隙部の形成が乏
しいなどの点で多少問題があるときには、タオル地より
なる細幅シートに加えて、市松模様状の交互使用などの
適宜の組合わせ下で、該タオル地よりはしっかりと成型
されて腰のある通常の編織物や不織布などからなる細幅
シートを適宜に混合使用することも好ましいものである
本発明の布帛を寝装具に構成する場合、多層構造の順方
向が、寝装具の上から下に向かう方向に実質的に一致す
るように用いることが実際的であると言えるが、ファツ
ション性、外観性などに重点を置いて考慮すると、必ず
しもそのような使い方に限定されるわけではなく、任意
の適宜方向下で使用しても差支えないものである。
また、多数の細幅シートとして、色、色相あるいは色の
濃淡などを変えたものを適宜に組合わせて用いれば、従
来には見られない新規な感覚のファツション性、デザイ
ン性に富んだ寝装具類を得ることができる。
さらに、異素材の細幅シートを適宜に組合わせて使用し
て複数機能に富んだものにすることもできる。たとえば
、ポリエステル加工糸製細幅シートと、木綿製細幅シー
トの組合わせなどにより、良好なシャリ味と良好な吸水
特性を兼備した寝装具類を得ることも容易である。
本発明の寝装具類は、上記のようにして得られた特殊布
帛状物を用い、これを裁断、縫製し寝装具に構成したも
のであり、簡便にして、特に夏用のものとして優れた涼
感と着ごこち感を有する寝装具類が提供されるものであ
る。
[実施例] 次に実施例を示すが、これは本発明をより明確にするた
めであって、本発明はかかる実施例に限定されたり制限
を受けるものではない。
実施例 タテ糸およびヨコ糸に本綿糸を用い、幅7mのタオル織
物を製織して細幅シートを得た。
該細幅シートを、水溶性ポリビニールアルコール糊剤中
に浸漬し、表面がフッ素樹脂コーテングされた円筒ロー
ルに重なり幅が3In#Iとなるようにロールを回転し
つつ、所望の幅に巻き上げた。
このようにして得られたシートを乾燥俊、ロール軸方向
に裁断し、前述水溶性糊剤により仮接着されたシートを
得た。
次いで、該シートを通常のミシンにより20mの等間隔
で、細幅シートの幅方向に、また細幅シートがめくり上
がらない方向(順方向)にミシンがけを行なって、重畳
構造状の多層構造布帛を得た。
該布帛を用いて、第1図の如き夏用タオルケットを縫製
した。なお補強を兼ねて縁どり用布帛には通常のポリエ
ステル織物を用いた。次いで、80℃の熱水中に浸漬処
理を行ない水溶性糊剤を溶解除去した。
こうして幅7mの細幅シートが、重なり幅3mで第4図
A、Bに示したような重畳構造を呈していて、かつ縫合
ピッチ幅が20Mで連W4縫合されてなるタオルケット
を得た。かかるタオルケットを着用したところ、試験着
用の当日は、非常にむし暑く普通のタオルケットでは寝
苦しく感じられる夜であったが、本発明のタオルケット
を着用することにより通気性、透湿性にすぐれ、しかも
適度な保温性とサラリとした肌触りにより、非常に快適
な看ごこち感が得られ、夏用タオルケットとして優れた
特性を有するものであった。
[発明の効果] 本発明の寝装具類は、前記した構成とすることにより、
次のような優れた作用、効果を奏するものである。
(1)肌が透けて見えることなく、高い通気性を有する
快適なものが得られる。特に夏用寝装具類として最適で
ある。
(2)  高い通気性を有するとともに、遮蔽性、透湿
性及び適度の保温性を兼備している。
(3)  表面凹凸により立体感、シャリ感が得られ、
肌へのベトッキ感がない肌触り感、着ごこち感の良好な
ものである。
(4)  異素材、異色相との多様な組合せにより、複
合機能を持つとともにファツション性も非常に豊かなも
のになし得る、従来には見られない寝装具類である。
(5)  布団用布帛として用いた場合、羊毛綿、合成
綿等の充填物を内部に介在せしめた状態で、透湿性、通
気性を保持し得る。もちろん、中綿を包む側地を別に内
側に使用したときには該中綿繊維の飛び出しも完全に防
止できて、上記の特長を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にがかる寝装具類の代表的な1態様例
であるタオルケットを例示した概略図である。 第2図は、本発明にがかる寝装具類の別の態様例として
、枕カバーを示した概略図である。 第3図は、本発明にかがる寝装具類の別の態様例として
、浴衣を示した概略図である。 第4図A、第5図A1第6図Aは、いずれも細幅シート
が多数連繋されてなる本発明にかかる特殊布帛状物の、
細幅シートの連繋接合部付近における断面構造を示した
モデル図である。 4図B、第5図B、第6図Bは、それぞれ第4図A、第
5図A1第6図Aに対応するもので、いずれも細幅シー
トが多数連繋されてなる本発明の寝装具類に用いられる
特殊布帛状物の隣接する連繋接合部の中間付近(非連繋
部)における断面構造を示したモデル図である。 第7図は、第4.5.6図のAおよびBに示した本発明
の寝装具類に用いられる特殊布帛の1実施態様における
代表構造例をモデル的に示した平面図である。 81〜S7、S′ 1〜S′ 7: 細幅シート1:タ
オルケット   2:特殊布帛状物3.3′ :細幅シ
ート 4:ポリエステル織物 5:枕カバー 6:紐        7:浴衣 8.9.10.11:  ミシン縫合部矢印 a : 
空気の通過できる方向 矢印 b : 見る方向 矢印 C: 多層構造の順方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)細幅シートの多数が多層構造を呈しつつかつ隣接
    する細幅シート間の空隙から通気が可能に連繋されてな
    る特殊布帛状物が用いられてなることを特徴とする寝装
    具類。
  2. (2)細幅シートの多数が多層構造を呈しつつかつ隣接
    する細幅シート間の空隙から通気が可能に連繋されてな
    る特殊布帛状物が、部分的に用いられてなることを特徴
    とする請求項第(1)項記載の寝装具類。
  3. (3)多層構造の上層側から下層側に向う順方向が、寝
    装具類の上方から下方に向かう方向に実質的に一致する
    ように用いられてなることを特徴とする請求項第(1)
    項または第(2)項記載の寝装具類。
  4. (4)細幅シートが、タオル地よりなるものであること
    を特徴とする請求項第(1)項、第(2)項または第(
    3)項記載の寝装具類。
  5. (5)タオル地よりなる細幅シートと、タオル地以外よ
    りなる細幅シートとが混用されて特殊布帛状物が構成さ
    れてなることを特徴とする請求項第(1)項、第(2)
    項、第(3)項または第(4)項記載の寝装具類。
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