JPH02145652A - シリコン乳化物 - Google Patents

シリコン乳化物

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Publication number
JPH02145652A
JPH02145652A JP30160088A JP30160088A JPH02145652A JP H02145652 A JPH02145652 A JP H02145652A JP 30160088 A JP30160088 A JP 30160088A JP 30160088 A JP30160088 A JP 30160088A JP H02145652 A JPH02145652 A JP H02145652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone
silicon
emulsion
quaternary
cationic surfactant
Prior art date
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Pending
Application number
JP30160088A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Higuchi
樋口 久夫
Atsumi Inoue
井上 敦巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油分としてシリコンを用いた油中水滴型(W2
O型)、氷中油滴型(0/W型)などの各種タイプのシ
リコン乳化物に関する。
〔従来の技術〕
シリコンの乳化物がワックス、艶だし剤、撥水剤、離型
剤などに幅広く用いられていることは既に公知である。
このシリコン乳化物が陽イオン性界面活性剤で乳化され
たものであれば、金属や繊維など負に帯電しやすいもの
に対して容易に吸着するため、特に好ましい。
しかし、シリコンを陽イオン性界面活性剤で乳化するこ
とは容易なことではなく、現状ではカチオン性を帯びた
乳化物とするために、アミノ変性シリコンを酢酸などで
中和したものを非イオン性界面活性剤で乳化するといっ
た方法が一般的に採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなアミノ変性シリコンの酢酸中
和物などを用いた乳化物がカチオン性を帯びるためには
、系のpHを弱酸性にしなければならず、この場合たと
えば金属などに塗布すると錆などが生じるという問題が
あった。
本発明は、上記従来の事情に鑑み、乳化するべきシリコ
ンに予め特定の処理を施しておくことにより、乳化剤と
して陽イオン性界面活性剤を用いたときでも非常に良好
な乳化安定性を示すシリコン乳化物を得ることを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討し
た結果、乳化するべきシリコンを予め4級カチオン化し
ておくと、陽イオン性界面活性剤で容易に乳化できるこ
とを見い出し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、油分として4級カチオン化したシ
リコンを用いたことを特徴とするシリコン乳化物に係る
ものである。
〔発明の構成・作用〕
本発明において油分として用いられる4級カチオン化し
たシリコンは、通常つぎの一般式(1)または(2); で示されるようなアミノ変性シリコンを出発原料とし、
これを既知の方法で4級化することにより、得ることが
できる。たとえば、上記シリコンの1級アミノ基は、ギ
酸とホルマリンを用いて還元メチル化反応によってメチ
ル化させたのち、メチルクロライド、ジメチル硫酸など
を用いて4級化することができ、また2級アミノ基の場
合もこれと同様にメチルクロライドなどを用いて4級化
することができる。
本発明では、このようにして得られる4級カチオン化し
たシリコンを陽イオン性界面活性剤により乳化させるこ
とにより、乳化安定性の改良されたシリコン乳化物とす
るが、その際必要に応じてカルナバワックス、固形パラ
フィン、スピンドル油などの他の油分を併用してもよい
。これら他の油分の使用割合は、4級カチオン化したシ
リコンとの合計量中通常90重量%以下とするのが好ま
しい。
また、本発明では、陽イオン性界面活性剤とともに、非
イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、アミンオキシド
などの他の界面活性剤を併用してもよい。この場合の他
の界面活性剤の使用割合は、陽イオン性界面活性剤との
合計量中通常70重量%以下、好ましくは50重量%以
下とするのがよい。なお、これら他の界面活性剤は、シ
リコン乳化物の用途目的によっては、陽イオン性界面活
性剤に代えてこれ単独で使用することも場合により可能
である。
本発明で用いられる陽イオン性界面活性剤としては、た
とえばアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ポリ
エチレンオキシドジルキルモノメチルアンモニウムクロ
リド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド、ポリ
エチレンオキシドジアルキルモノメチルアンモニウムク
ロリド、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロリ
ド、アルキルイミダシリン4級塩、アルキルイソキノリ
ニウムプロミドあるいはアルキルアミンのカルボン酸塩
などが挙げられる。
また、非イオン性界面活性剤としては、たとえばポリエ
チレンオキシドアルキルエーテル、ポリエチレンオキシ
ド脂肪酸エステル、ポリエチレンオキシドソルビクン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、(ポリ)グ
リセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリ
エチレンオキシドアルキルフェニルエーテル、ポリエチ
レンオキシドポリプロピレンオキシドブロックまたはラ
ンダム付加物、脂肪酸アルキロールアミドまたはそのポ
リエチレンオキシド付加物あるいはアルキルアミンのポ
リエチレンオキシド付加物などが挙げられる。
さらに、両性界面活性剤としては、たとえばジメチルジ
アルキルベタイン、アルキルグリシンあるいはアルキル
アミドベタインなどを挙げることができる。
本発明のシリコン乳化物を調製するに際し、上記の如き
界面活性剤からなる乳化剤の使用量は、4級カチオン化
したシリコンを必須とする油分100重量部に対して、
一般に1〜30重量部、特に好ましくは5〜20重量部
とすればよい。
本発明のシリコン乳化物には、必要によりメチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール、でんぷんなどの高分子系乳化安定化剤を添加して
もよく、また通常用いられる防腐剤、増粘剤、タレ防止
剤、防錆剤、pHjII整剤などを添加することもでき
る。
〔発明の効果〕 以上のように、本発明の如く4級カチオン化したシリコ
ンを用いると陽イオン性界面活性剤を用いてシリコンを
容易に乳化できるため、ワックス、艶だし剤、1θ水剤
、離型剤なζに幅広く応用することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を記載してより具体的に説明する
。なお、実施例で用いた4級カチオン化したシリコンA
−Eは、つぎの方法で製造したものである。
〈4級カチオン化したシリコンA〉 アミノ変性シリコンKF’862(信越化学工業■製〕
380g、イソプロピルアルコール500gを31のオ
ートクレーブに仕込み、温度を65±5℃に言周整しな
がらメチルクロリドをボンベから注入し、内圧を3〜4
 kgにしながら所定量のメチルクロリドを反応させた
。このようにして得られた4級カチオン化したシリコン
Aのカチオン化率は50%であった。
〈4級カチオン化したシリコンB〉 アミノ変性シリコンとしてKF864(信越化学工業■
製〕を用いた以外は、上記のシリコンAと同様にしてカ
チオン化率が80%の4級カチオン化したシリコンBを
得た。
く4級カチオン化したシリコンC〉 アミノ変性シリコンKF865 [信越化学工業■製)
440g、イソプロピルアルコール500gを31の四
つ目フラスコに仕込み、温度を65±5℃に調整しなが
ら所定量のジメチル硫酸を滴下して反応させた。このよ
うにして得られた4級カチオン化したシリコンCのカチ
オン化率は40%であった。
〈4級カチオン化したシリコンD〉 アミノ変性シリコンとしてX−22−3680〔信越化
学工業側型〕を用いた以外は、上記のシリコンAと同様
にしてカチオン化率が70%の4級カチオン化したシリ
コンDを得た。
〈4級カチオン化したシリコンE〉 アミノ変性シリコンとしてX−22−380D〔信越化
学工業■製〕を、カチオン化剤としてジエチル硫酸を、
それぞれ用いた以外は、上記のシリコンCと同様にして
カチオン化率が50%の4級カチオン化したシリコンE
を得た。
実施例 つぎの第1表に示すように、4級カチオン化したシリコ
ンA−Eまたはこれと他の油分と、水分と、さらに同表
に示す陽イオン性界面活性剤またはこれと他の界面活性
剤との混合物よりなる乳化剤あるいはこれと他の添加剤
とを用いて、同表記載の配合割合(重量%)で下記の方
法にて試料光1〜7のシリコン乳化物を調製した。
なお、第1表中、ポリオキシエチレン系界面活性剤にお
ける( )内の数値はエチレンオキシドの付加モル数を
示している。
くシリコン乳化物の調製〉 4級カチオン化したシリコンA−Eまたはこれと他の油
分にまず乳化剤を添加し、低粘度のものに対しては常温
で、高粘度のものに対しては70℃の温度で、ホモミキ
サーを用いて5.OOOrpmで撹拌し、この撹拌を続
けながら水または温水を少しづつ加えて、シリコン乳化
物を調製した。また、乳化剤以外の添加剤成分として高
分子系乳化安定化剤を用いる場合は、この添加剤成分を
上記シリコン乳化物の調製後、速やかに加えて軽く撹拌
した。
つぎに、このようにして調製した各シリコン乳化物の安
定性を下記の方法で調べた。結果は、後記の第2表に示
されるとおりであった。なお、同表には、参考のために
各シリコン乳化物の乳化タイプをも併記した。
くシリコン乳化物の安定性〉 シリコン乳化物の調製後、必要に応じて常温まで冷却し
、100mAのメスシリンダーに移して常温において1
力月間保管したのち、乳化物が分離しているかどうかを
観察した。分離が全く生じていないものを○、分離がご
く微量圧められるものを△、分離が著しいものを×、と
それぞれ評価した。
比較例 油分として通常のアミノ変性または未変性のシリコンを
用い、他は実施例の場合と全く同様にして第1表に示す
配合組成の試料11&L8〜10のシリコン乳化物を調
製した。この乳化物の乳化タイプ′および安定性を調べ
た結果は1.第2表に併記されるとおりであった。
第 表 上記第2表の結果から明らかなように、本発明の如く4
級カチオン化したシリコンを用いると陽イオン性界面活
性剤を用いて容易に安定なシリコン乳化物を得ることが
できるが、4級カチオン化しないシリコンを用いた場合
には乳化物の安定性に劣ることがわかる。
特許出願人  日本油脂株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)油分として4級カチオン化したシリコンを用いた
    ことを特徴とするシリコン乳化物。
JP30160088A 1988-11-28 1988-11-28 シリコン乳化物 Pending JPH02145652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30160088A JPH02145652A (ja) 1988-11-28 1988-11-28 シリコン乳化物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30160088A JPH02145652A (ja) 1988-11-28 1988-11-28 シリコン乳化物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02145652A true JPH02145652A (ja) 1990-06-05

Family

ID=17898898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30160088A Pending JPH02145652A (ja) 1988-11-28 1988-11-28 シリコン乳化物

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JP (1) JPH02145652A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004176070A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Dow Corning Corp 第四級アンモニウム官能性シラン及びシロキサンを含むエマルジョンの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004176070A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Dow Corning Corp 第四級アンモニウム官能性シラン及びシロキサンを含むエマルジョンの製造方法

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