JPH02145187A - 2機能性キメラ抗体 - Google Patents

2機能性キメラ抗体

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JPH02145187A
JPH02145187A JP1057675A JP5767589A JPH02145187A JP H02145187 A JPH02145187 A JP H02145187A JP 1057675 A JP1057675 A JP 1057675A JP 5767589 A JP5767589 A JP 5767589A JP H02145187 A JPH02145187 A JP H02145187A
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JP
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plasmid
dna
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chain variable
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JP1057675A
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Mary Jacqueline Johnson
メアリー・ジャクリン・ジョンソン
Julie Lefevre Phelps
ジュリー・レフェーブル・フェルプス
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Hybritech Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/79Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/46Hybrid immunoglobulins
    • C07K16/468Immunoglobulins having two or more different antigen binding sites, e.g. multifunctional antibodies

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 奮栗上旦剋里圀野 本発明は、ヒト癌胎児性抗原および金属キレートに対す
るモノクローナル2機能性抗体に関するものである。さ
らに詳しくは、本発明は、インビトロおよびインビボで
の利用のための、上記抗原に対する新規な2R能性キメ
ラモノクロ一ナル抗体、および該抗体をコードしている
DNA構築物に関するものである。
従来技術とその課題 モノクローナル抗体は、インビトロにおいてはイムノア
ッセイでの利用、およびインビボにおいては疾患の診断
および治療にと、両分野においてますます重要性を増し
つつある。ヒト癌胎児性抗原(CEA)に対するモノク
ローナル抗体は、結腸直腸癌や乳癌などのある種の癌腫
に関連する腫瘍のインビボイメージングおよび治療にと
くに有用である。臨床面への適用に応じて、これらのモ
ノクローナル抗体は、一般に放射性核種、薬物またはト
キンン(毒素)と結合(コンジュゲート)されるもので
ある。
しかしながら、最も利用可能なモノクローナル抗体は、
不ズミ、即ちマウスのハイブリドーマから導かれる。イ
ンビトロでのイム/アッセイにネズミ抗体を適用するこ
とには、血清成分とネズミ免疫グロブリンとの反応によ
る偽陽性結果を伴うという問題が起こり得る。また、さ
らに重要なことは、ネズミ抗体のヒト用医薬中へのイン
ビボ適用は、それに固有の免疫原性によってしばしば制
限されるということである。ネズミ抗体の適用は、多く
の患者で免疫応答を誘発し、多数回投与治療の間に抗体
の効果が徐々に減少してしまう。この効果減少の原因は
、少なくとも部分的には、循環系からの迅速なりリアラ
ンス(清掃)、または患者の免疫応答によるネズミ抗体
の薬物動態学的性質の変化にあるとすることができる。
したがって、ネズミモノクローナル抗体は関連の免疫原
性により、長期的な複数回投与から除外されることとな
り、実質上、その潜在的な治療上の価値は打撃を受ける
。ヒトモノクローナル抗体を臨床使用すると、ネズミモ
ノクローナル抗体の使用に伴う制限を克服し得ることが
示唆されている。しかし、腫瘍関連抗原、例えばヒト癌
胎児性抗原に対する所望の特異性および親和性を有する
ヒトモノクローナル抗体は、その製造が技術的に困難で
ある。
aBを解決するための手段 1つの種から導かれた抗体の結合領域すなわち可変領域
と、別の種から導かれた抗体の定常領域とが結合してい
るキメラ抗体が、組換えDNA法で構築されている。キ
メラ抗体は、たとえば、ヨーロア ハ特許公開第t 7
3494 号;ショーラ(Shaw)、ジャーナル・オ
ブ・イムノ、(J、In5un、)、138:4534
(1987);サンら(SunL。
K、)、プロシーデインゲス身オブ・ナショナル・アカ
デミ−・オブ・サイエンシイズUSA(Proc。
Natl、Acad、Sci、 tJsA) 、84:
214 218(1987);ニューバーガーら(N 
euberger。
M、S、)、ネイチャー(N ature)、314:
268(1985);ボーリアンら(B oulian
ne、 G 、 L 、 )、ネイチャー、312:6
43−646(1984);およびモリソンら(Mor
rison、 S 、 L 、 )、プロシーデインゲ
ス・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシ
イズUSA、81二6851−6855 (1984)
に記載されている。通常は、不ズミ抗体の可変領域とヒ
ト抗体の定常領域とが結合されている。そのようなキメ
ラ抗体の大部分はヒト成分であるために、実質上、ネズ
ミ抗体よりも免疫原性が低いと考えられる。したがって
、インビボでの適用にはキメラモノクローナル抗体が極
めて望ましい。
キメラ抗体の構築の重要性に加え、さらに2機能性抗体
を構築することが望ましい。2機能性抗体は、第1の特
異的抗原を認識する1つの抗体由来のL鎖(軽鎖)およ
びH鎖(重鎮)を、第2の特異的抗原を認識する別の抗
体由来のL鎖およびH鎖と共に含有している抗体である
。このような二元性の特異性を有する抗体は、病的状態
を予測、診断および治療する上で非常に有用である。た
とえば、2機能性抗体のし鎖およびH鎖の1つの組が腫
瘍関連抗原を認識するとともに、対応するL鎖およびH
鎖が金属キレートを認識する場合、この2機能性抗体は
腫瘍のイメージングおよび治療に使用することができる
この2機能性抗体を患者の身体に導入すると、抗体の1
部分のし鎖およびH鎖は腫瘍関連抗原に特異的に結合す
る。金属キレートを患者身体に導入すると、2機能性抗
体の金属キレートと結合するアームが反応し得る抗原の
量を知ることができる。非常に小さな分子である遊離の
金属キレートは急速に患者システムを通り抜けるので、
2機能性抗体が結合した腫瘍部位のイメージングが増強
される。
本発明は、具体的には、ある1つのL鎖およびH鎖がC
EAを認識すると共に、別のL鎖およびl(鎖が金属キ
レートを認識するキメラ2機能性抗体を提供するもので
ある。本発明の2機能性キメラ抗体の金属キレートと特
異的に結合するL鎖およびH鎖可変領域は、モノクロー
ナル抗体CHA255 [レードン(Reardon)
らのネイチャー316・265−268(1985)に
開示されているコから誘導された。このCHA255抗
体は、インジウム(1m)のEDTAキレートと最も効
率良(結合するか、鉄(H)およびカドミウム(If)
のEDTAキレートをも認識するものである。
2機能性かつキメラの抗体についての一般的な概念は記
載されているが、前もって定める興味ある抗原、特にヒ
ト癌胎児性抗原および金属キレートに対する特異性、な
らびにアミノ酸配列が定義されている(分かっている)
可変領域を有する新規な2機能性キメラ抗体の開発が必
要とされている。さらに、新規な2機能性キメラ抗体を
構成するL鎖およびH鎖可変領域をコードする定義され
たDNAllli号配列を有するDNA構築物であって
、真核性細胞内でこれらの新規な2機能性キメラタンパ
ク質を発現することができるDNA構築物の開発が要望
されている。本発明は、これらの要望に応えるものであ
る。
本明細書に開示し、特許請求する発明の目的に従い、下
記のとおり用語を定義する。
rAJ−デオキシアデノシン。
r A 1aJ−アラニン残基。
r A p”J−アンピシリン耐性表現型またはそれを
付与する遺伝子。
rArgj−アルギニン残基。
rAsr+」−アスパラギン残基。
「Δ5pJ−アスパラギン酸残基。
「2機能性抗体」−第1の抗原と特異的に反応するし鎖
可変領域およびH鎖可変領域を、第2の異なる抗原と特
異的に反応するL鎖可変領域およびH鎖可変領域と共に
含有する抗体。
rCJ−デオキシシトシン。
「キメラ抗体」−ある1つの種、通常はマウス由来の可
変領域であって、別の異なる種、通常はヒト由来の定常
領域に結合している該可変領域を含有する抗体。
rcysJ−システィン残基。
rGJ−デオキシグアノシン。
rGlnJ−グルタミン残基。
「GluJ−グルタミン酸残基。
rGlyJ−グリシン残基。
rCJ 18”J −G418耐性表現型またはそれを
付与する遺伝子。rKm”Jとして定義されていること
もある。
r H1sJ−ヒスチジン残基。
r I IeJ−インロイシン残基。
rlVsJ−イントロンをコードしているDNAであり
、「介在配列」とも呼ばれる。
rLysJ−リジン残基。
rMetj−メチオニン残基。
rMoABJ−モノクローナル抗体。
[形成期タンパク質(nascent protein
)j−翻訳後改変(post−translation
al modification)以前に、5RNA転
写体の翻訳時に調製されるポリペプチド。
rpAJ−ポリアデニル化シグナルをコードしているD
NA配列。
rPheJ  フェニルアラニン残基。
rProJ−プロリン残基 [プロモーターJ−DNAのRNAへの転写を指令する
DNA配列。
「組換えDNAクローニングベクター」−1つまたはそ
れ以上の付加的なりNA上セグメント追加できるか、あ
るいは既にそれが追加されているDNA分子を含有する
自律的に複製可能な物質であり、これには例えばプラス
ミドまたはファージを挙げることができるが、これらに
限定されない。
「組換えDNA発現ベクター」−プロモーターが組み込
まれている組換えDNAクローニングベクター 「レプリコン」−プラスミドまたは他のベクターの自律
的な複製を調節し、それを可能にするDNA配列。
[制限フラグメントJ−1つまたはそれ以上の制限エン
ドヌクレアーゼ酵素の作用によって生成される線状DN
A配列。
「感受性宿主細胞」−ある特定の抗生物質または池の毒
性化合物の存在下では、それに対する耐性を付与するD
NAセグメントが無ければ増殖できない宿主細胞。
rserJ−セリン残基。
「構造遺伝子」−機能的ポリペプチドをコードしている
DNA配列であって、翻訳開始および終止/グナルをも
含むDNA配列。
「T」−デオキシチミジン rTallJ−テトラサイタリン耐性表現型またはそれ
を付与する遺伝子。
r′rhrJ−スレオニン残基。
「Trp」−トリプトファン残基。
rTyrJ−チロシン残基。
rValJ−バリン残基。
第1図は、プラスミドpMLCE−1oおよびプラスミ
ドpHFK−1の制限部位および機能地図である。この
開示目的に照らし、図面は等尺で描いていない。
第2図は、プラスミドpF(KCE−10およびプラス
ミドpGCEMKの制限部位および機能地図である。
第3図は、プラスミドpMHCE−30およびプラスミ
ドpHGIZの制限部位および機能地図である。
第4図は、プラスミドpi−IGCEM−30およびプ
ラスミドpNcEMGlの制限部位および機能地図であ
る。
第5図は、プラスミドpNcEMKGlの制限部位およ
び機能地図である。
第6図は、プラスミドpMLcH1およびpMLCHl
dBの制限部位および機能地図である。
第7図は、プラスミドpGCHAKの制限部位および機
能地図である。
第8図は、プラスミドpUCVHInc−IAおよびI
)HGI−CHAの制限部位および機能地図である。
第9図は、プラスミドpGcHAGlの制限部位および
機能地図である。
第10図は、プラスミドpGCHAKG1の制限部位お
よび機能地図である。
本発明は、ある1つのL鎖可変領域および対応するある
1つのH鎖可変領域がヒト癌胎児性抗原を特異的に認識
するL鎖およびH鎖可変領域を含有し、かつ別のL鎖可
変領域および対応する別のH鎖可変領域が金属キレート
を特異的に認識するし鎖およびH鎖可変領域を含有し、
さらに、すべてのし鎖およびH鎖の定常領域がヒト定常
領域を含有している2機能性キメラモノクローナル抗体
(および該抗体をコードしているDNA化合物)である
。ヒト癌胎児性抗原を認識するこの2機能性キメラモノ
クローナル抗体り鎖可変領域は、以下に記載のアミノ酸
配列と実質的に同じアミノ酸配列を有している: Asp −11a −Val −Met −Thr −
GICI −Ser −Gin −LysPhe −M
at −Sat −’rhr −Ser −Val −
Guy −Asp −ArgVal −Set −11
4! −Thr −Cys −Lys −Ala −S
er −Gin^@n−Val−Arc −Thr −
Ala −Val −Ala −Trp −TyrGl
(1−GIEI −Lym −Pro −Gly −G
in −Ser −Pro −LysAla −Leu
 −Hs −Tyr −Leu −Ala −5er−
Asn −ArgTyr −Thr −Gly −Va
n −Pro −Asp −Arg −Phe−Thr
Gly −Ser −Gly −S@r −Gly −
Thr −Asp −Phe −ThrLeu −Th
r −ILa −Thr −Asn −Val −Gi
n −Ssr −Glu^sp −Leu −Ala 
−Asp −Tyr −Phe −Cys −Lau 
−GlriHis −Trp−^關−τyr −Pro
 −Leu −Thr −Phe −GlyAla −
Gly −Thr −Lys −Leu −Glu −
Leu −Lys −Arg。
ヒト癌胎児性抗原を認識する2機能性キメラモノクロー
ナル抗体H鎖可変領域は、以下に記載のアミノ酸配列と
実質的に同じアミノ酸配列を有している: (以下余白) Asp −Val −Gln −Leu −Val −
Glu −Sir −Gly −GlyGly −La
u −Val −Glci −Pro −Guy −G
uy −Sar −ArgLys −Lau −Sir
 −Cys −Ala−Ala −kr −Gly −
PhaThr −Pha −5er−Asn −Pha
 −Guy −Met −His−τ11Is −Ar
g −Gin −Alm −1’ro −Glu −L
ys −Gly−ムUGlu −Trp −Vat −
Ala −Tyr −lie −sar −Gly −
GlySer −Set −Thr −Hs −Tyr
 −Tar−^1a−^sp −ThrVal −Ly
s −Guy −Arg −!’he −Thr −1
1a −Set −ArgAsp −Asn −Pro
+^rg−Asn −’τhr −Leu −Pha 
−LauGin  −Met  + 丁hr  −Se
r  −Lau  −Arc  −Set  −Glu
  −^sp丁hr  −Ala  −Mat  −P
hs  −Tyr  −CY露 −Ala  −Arg
  −AspTyr −Tyr −Ala −As11
−^sn−τyr−τrp −Tyr −Ph*Asp
 −Val −Trp −Gly −Ala −Gly
 −Thr−Thr −Va1丁hr  −Val  
−Sar  −Ser  −A1m金属キレートを認識
する2機能性キメラモノクローナル抗体し鎖可変領域は
、以下に記載のアミノ酸配列と実質的に同じアミノ酸配
列を有している: Gin  Ala  Val  Val  Thr  
Gin  Glu  Sar  Alm  Leu  
Thr  Thr  5eri’ro Gly Glu
 Thr Val Thr Leu Thr Cys 
Arg Sar Ser ThrGly Ala Va
l Thr Thr Set Asn Tyr Ala
 Asn Trp Val GinGlu Lys P
ro Asp Hls Lau Phe Thr Gl
y Lau Ile Gly GlyThr Asn 
Asn Arg Ala Pro Gly Val P
r+)Alm Arg Pha 5erGly Ser
 Leu Ile Gly Asp Lys Ala 
Ala Leu Thr Ile ThrGly Al
a GLn Thr Glu Asp Glu Ala
 Arg Tyr Phe Cys AlaLeu T
rp Tyr !3er Asn Leu Ttp V
al Phe Gly Gay Gly ThrLys
 Leu Thr Val Leu Gly。
金属キレートを認識する2@能性キメラモノクa−ナル
抗体I(鎖可変領域は、以下に記載のアミノ酸配列と実
質的に同じアミノ酸配列を有している: 本発明の化合物は、組換え2機能性キメラモノクローナ
ル抗体CEM/CHAを表すものである。
DNA塩基対の相補性により、二重鎖のDNA分子の一
本鎖の配列を描けば、向かい合った鎖の配列を決定する
のに十分である。ヒト癌胎児性抗原を認識する2機能性
キメラモノクローナル抗体り鎖可変領域をコードしてい
る遺伝子のヌクレオチド配列は、式: %式%) GAC−ATT −GTG  −ATG −ACC−C
AG −TCT −CAA −AAATrC−ATO−
TCC−ACA −TCA −GTA −GGA −G
AC−AGGGTC−AGC−ATC−ACC−TGC
−AAG −GCC−AGT −CAGMT −釧了−
CGT −Alπ−GCT −GTT −GCC−TG
O−TATCAA −CAG −AAA −CCA −
GGG −CAG −TCT −CCT −AAACC
A −CTG −、ATr −’rAC−TTG −G
CA −TCC−AAC−CGG丁AC−A(ゴーGG
A −釘C−αゴーGAT −CGC−TrC−^ムG
GC−AGT −GGA −TCT −GGG −AC
A −OAT −TrC−ACTCTC−ACC−AT
T  −ACC−AAT  −GTG  −CAA  
−TCT  −0AACAC−CTG −GCA −G
AT −TAT −TTC−TGT −CTG −CA
ACAT −TGG −AAT −TAT −CCG 
−CTC−ACG −TTC−CGTGCT  −GG
G  −ACC−AAG  −CTG  −GAG  
−CTC−AAA  −CGGで示される。
ヒト癌胎児性抗原を認識する2機能性キメラモノクロー
ナル抗体H鎖可変領域をコードしてζXる遺伝子のヌク
レオチド配列は、式: %式%( 金属キレートを認識する2機能性キメラモノクローナル
抗体り鎖可変領域をコードしゼいる遺伝子のヌクレオチ
ド配列は、式; %式% 金属牛レートを認識する2機能性キメラモノクローナル
抗体H鎖可変領域をコードしている遺伝子のヌクレオチ
ド配列は、式: %式% 本発明の新規なりNA化合物は、2つの別のハイブリド
ーマセルラインから調製されるゲノムDNAクローンか
ら誘導される。ヒト癌胎児性抗原を認識する免疫グロブ
リン鎖を発現するL鎖および1(鎖可変領域遺伝子を、
ハイブリドーマCEM231.6.7のゲノムDNAラ
イブラリーからクローンした。ネズミハイブリドーマC
EM231゜67は、アメリカン・タイプ・カルチャー
・コレ/gン、ロックビレ、メリーランド(Ameri
can′Fype Cu1ture Co11ecti
on、  Rockville、 MD)のパーマネン
ト・ストック・カルチャー・コレクションの一部であり
、受託番号ATcc HB9620の下で入手可能であ
る。金属キレートを認識する免疫グロブリン鎖を発現す
るL鎖およびH鎖可変領域遺伝子を、ハイブリドーマC
HA255.5°のゲノムDNAライブラリーからクロ
ーンした。ネズミハイブリドーマCl(A 255 。
5は、レードンらのネイチャー316:265268 
(1985)に開示されている。ネズミハイブリドーマ
CHA255.5はさらに、メアレス(Mearea)
およびデイビット(David)の米国特許第4.72
2,892号[1988年2月2日発行]にも開示され
ている。すべてのL鎖およびH鎖のヒト定常領域をコー
ドしている遺伝子構築物をヒト赤血球細胞から誘導され
た遺伝子ライブラリーからクローンした。本発明は、大
量の2機能性キメラ抗体を生物学的に生産することがで
きるという、メディカルサイエンスにとって必要とされ
る利益を初めて提供するものである。
プラスミドpMLCE−10は、ヒト癌胎児性抗原を認
識する、モノクローナル抗体CEMのL鎖可変領域のゲ
ノム配列を含有している。プラスミドpMLCE−10
は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレジョン、ロ
ックビレ、メリーランド(ALIerican Typ
e Cu1ture Co11ection。
Rockville、 MD)のパーマネント・コレク
ションの一部であり(1988年3月4日寄託)、受託
番号ATCC67639の下で人手可能である。プラス
ミドpHKF−1は、ヒト抗体のし鎖定常領域のゲノム
配列を含有する。プラスミドp1−I K F −1は
、ATCCパーマネント・コレクションの一部である(
1988年3月4日寄託、受託番号ATCC67637
)。プラスミドpMLCE−10およびpHKF−1の
制限部位および機能地図を添付の第1図に示す。
プラスミドpHKCE−1oを、プラスミドpMLCE
−10由来のCEML鎖可変領域遺伝子を含有する約3
.8 kb Hind[[フラグメントを単離し、得ら
れたフラグメントをHind[[消化プラスミドpHK
F−1にライゲートすることによって構築した。プラス
ミドpS V 2gpt (受託番号ATCC3714
5の下でATCCから入手可能)を制限酵素EcoRI
で消化し、C1alリンカ−(配列: dCATCCG
ATG)をEcoR1部位にライゲートしてプラスミド
pS V 2gpt Claを調製した。次に、プラス
ミドpHKCE−IQを制限酵素C1alおよびBam
HIで消化し、ヒトL鎖定常領域遺伝子に結合したCE
ML鎖可変領域遺伝子を含有する約9.Okb C1a
l/BamH[制限フラグメントを単離した。また、プ
ラスミドpSV2gpt−C1aも制限酵素C1alお
よびBa1HIで消化し、約4.5kbのC1alリン
カmHI制限フラグメントを単離した。プラスミドpH
KCE−10由来の約9.Okbフラグメントをプラス
ミドpS V 2 gpt −Claの上記約4.5k
bベクターフラグメントにうイゲートシ、発現プラスミ
ドpGCEMKを調製した。プラスミドpHKCE−I
QおよびpGCEMKの制限部位および機能地図を添付
の第2図に示す。
プラスミドpMHCE−30は、ヒト癌胎児性抗原を認
識する、モノクローナル抗体CEMのH鎖可変領域のゲ
ノム配列(genosic 5equence)を含有
している。プラスミドpMHCE−30はATCCコレ
クション(1988年3月4日に寄託)の一部を構成し
ており、受託番号ATCC67640の下に入手可能で
ある。プラスミドpHGIZはヒト抗体のH鎖可変領域
のゲノム配列を含有している。プラスミドpHGIZは
受託番号ATCC67638の下、ATCCに寄託され
ている(1988年3月4日寄託)。プラスミドpMH
CE−30およびpl(GIZの制限部位および機能地
図を添付の第3図に示す。
プラスミドpHGOEM−30を、プラスミドpMHC
E−30由来のCEMH鎖可変領域遺伝子を含有する約
5.3kb C1al/Hindlllフラグメントを
単離し、得られたフラグメントをC1al/Hindf
fll肖化ベクターpHGIZにライゲートすることで
構築した。プラスミドpMHCE−30は1つ以上のB
amH1部位を含有しているので、すべてC1aI消化
した後にBaaHlで部分消化すれば、プラスミドpM
H’CE −30の5.3kbC1a [/ H1nd
llT制限フラグメントが最も容易に単離される。プラ
スミドpSV2neo(ATCC37149)を制限酵
素EcoRIで消化し、C1alリンツノ−(配列: 
dCATCCGATG)をEcoR1部位にライゲート
してプラスミドpS V 2neo −C(aを調製し
た。次いで、プラスミドpSV2neo−C1aを制限
酵素[3amH1およびC1alで完全消化し、約4.
5kbベクターフラグメントを単離した。
プラスミドpHGCEM−30を制限酵素C1alで完
全消化した後、制限酵素Bag)(Iで部分消化するこ
とで、ヒトH鎖定常領域をコードしている遺伝子に連結
したCEM H鎖可変領域をコードしている遺伝子を含
有する約12.7kb制限フラグメントを単離した。プ
ラスミドpHGCEM−30の約12.7kb C1a
f/Ba5Hl制限フラグメントを、プラスミドpSV
 2neo −Claの約4゜5kb C1al /B
a5HIベクターフラグメントにライゲートし、発現ベ
クターpNOEMCIを調製した。プラスミドpHGC
EM−30およびpNCEMGIの制限部位および機能
地図を添付の第4図に示す。
プラスミドpGCEMKを制限酵素C1alおよびBa
mHIで消化し、約8.9kb C1an/ BamH
I制阻フラグメントを単離した。また、プラスミドpN
cEMGlも制限酵素C1aIおよびBaHHlで消化
し、約17.6kb C1al/BamHl制限フラグ
メントを単離した。次いで、プラスミドpGCEMKの
約8.9kb C1al/BanHI制限)ラグメント
をプラスミドpNcEMG1の約17゜6kb C1a
l/l3an+HI制限フラグメントにライゲートし、
発現ベクターpNcEMKGlを調製した。プラスミド
pNcEMKGlは、ヒトL鎖定常領域をコードしてい
る遺伝子に結合した、CEM L鎖可変領域をコードし
ている遺伝子、およびヒトH1!i可変領域をコードし
ている遺伝子に結合した、CEMH鎖可変領域をコード
している遺伝子を含有している。プラスミドpNCEM
KGIはさらに、ネオマイシン耐性付与遺伝子を含有し
ている。プラスミドpNcEMKGlの制限部位および
機能地図を添付の第5図に示す。
プラスミドpMLcH1は、金属キレートを認識する、
モノクローナル抗体C1(AのL鎖可変領域をコードし
ているゲノム配列を含有している。
プラスミドpMLcH1は、ノーイン・リージョナル・
リサーチ・ラボラトリ−、ペオリア、イリノア(Nor
Lhern Regional Re5earch L
aboraL。
ry(NRRL)、  Peoria+  l1lin
ois)のパーマネント・ストック・カルチャー・コレ
クションの一部として寄託されている菌株、E、col
i K 12HB to 1/pMLCH1から簡単に
単離することができる。E、coli K 12  H
B 101/pMLCHI (1988年11月14日
寄託)の培養物は、受託番号NRRL  B−1843
2の下、NRRLから得ることができる。プラスミドp
MLCH1を制限酵素Ba虐H1で消化した後、フレノ
ウ酵素で処理し、このプラスミドの構造遺伝子の5゛側
にあるBaaF(1部位を除去した。このベクターフラ
グメントを再度ライゲートシ、プラスミドpMLcH1
dBを創造した。プラスミドpMLCHlおよびpML
cHldBの制限部位および機能地図を添付の第6図に
示す。
プラスミドpMLcH1dBを制限酵素Hindllr
およびBamHlで消化し、CHA H鎖可変領域をコ
ードしている遺伝子を含有する約5.75kbHind
[I/Ba鴎H1制限フラグメントを単離した。
プラスミドpB R322も制限酵素HindI[Iお
よびBamHlで消化し、大きなベクターフラグメント
を精製した。次いで、プラスミドpMLCHldBの約
5.75kb HindlH/BaaHI制限フラグメ
ントをプラスミドpBR322のH1ndln/ B 
allH11肖化ベクターフラグメントにライゲートし
、プラスミドp M L CH2を調製した。次いで、
プラスミドpMLCH2を制限酵素CtarおよびBa
mHIで消化し、約5.75kbのC1al/Hind
■制限フラグメントを単離し、C1al/Ba5H[l
白化)゛ラスミドルS V 2gpt−c lalこラ
イゲートしてプラスミドpc CHAを調製した。
プラスミドpc CHAを制限酵素BamHIで消化し
、11.2kbフラグメントを精製した。ヒトし鎖定常
領域をコードしている遺伝子を含有するプラスミドpH
KFlを制限酵素Hindnlで消化し、フレノウで充
填し、リン酸化BamHI  (N E B)リンカ−
を加え、次いで得られたベクターをBaHHlで切断し
、約5.2kb BaaHI制限フラグメントを単離し
た。次いで、得られたプラスミドpHKF lの約5.
2kb BaaHI制限フラグメントをプラスミドpc
 CHAのBamH[消化ベクターフラグメントにライ
ゲートすることで、ヒトL鎖定常領域をコードしている
遺伝子に結合した、CHA L鎖可変領域をコードして
いる遺伝子を含有する発現プラスミドpc CHA K
を調製した。
プラスミドpc CHA Kの制限部位および機能地図
を添付の第7図に示す。
プラスミドpUcVHInc−IAは、金属キレートを
認識する、モノクローナル抗体CHAのH鎖可変領域を
コードしているゲノム配列を含有している。プラスミド
pUcVHInc−IAは、NRRLのパーマネント・
ストック・カルチャー・コレクションの一部を構成し、
寄託されている(1988年11月14日)菌株である
E、coli K 12 HB 101/pUCVHI
nc−IAから簡単に単離することかできる。E、co
li K 12  HB 101/I)UCVHInc
−IAの培養物は、受託番号NRRL  B−1843
3の下で入手できる。
プラスミドpUCVHI nc −I Aを制限酵素H
4nd■で消化し、CHA H鎖可変領域をコードして
いる遺伝子を含有する約3.4kbのHindI[[制
限フラグメントを単離した。ヒトH鎖定常領域をコ−ド
している遺伝子を含有するプラスミドpHG12 (A
TCC67638)も、制限酵素Hind■で消化し、
次いで子牛腸内アルカリホスファターゼで処理し、平滑
末端を創製した。プラスミドpUcVHInc−1Aの
約3.4 kb H1ndH[制限フラグメントを、H
indll[消化してリン酸化したプラスミドpHGI
Zのベクターフラグメントにライゲートし、プラスミド
pHGl−CHAを調製した。プラスミドpUCVHI
nc−IAおよびpHGl−CHAの制限部位および機
能地図を添付の第8図に示す。
ヒトH鎖定常領域をコードしている遺伝子に連結した、
CHA H鎖可変領域をコードしている遺伝子を含有す
るプラスミドpHGl−CHAを、制限酵素C1alお
よびBaaHIで消化し、約105kbのC1al/B
a@HI制限フラグメントを単離した。次ぎに、プラス
ミドps V 2neo −Claを制限酵素BaaH
IおよびC1alで消化し、約5゜0kbのC1al/
Ba5HIベクターフラグメントを精製した。プラスミ
ドpHG1−CHAの約10.5kb C1al/Ba
mHI制限フラグメントをプラスミドpS V 2 g
pt −Claの約5.QkbC1al/BamHrベ
クターフラグメントにライゲートし、発現ベクターpG
cHAG1を調製した。プラスミドpGcHAGlの制
限部位および機能地図を添付の第9図に示す。
プラスミドpGcHAGlを制限酵素C1alで消化し
、約] 5.05kb C1al制限フラグメントを単
離した。プラスミドpGCI(AKを制限酵素BamH
Iで消化し、C1alリンカー:をそのBaa81部位
にライゲートし、プラスミドpG CHA K −Cl
aを調製した。次いで、プラスミドpG CHA K 
 Claを制限酵素C1alで消化し、約10.85k
bc1al制限フラグメントを単離した。次いで、プラ
スミドpGCHAK−C1aの約10.85kbC1a
l制限フラグメントをベクターpGcHAGlの約15
.05kb C1alフラグメントにライゲートし、発
現プラスミドpGCHAKGIを調製した。プラスミド
pc CHA KGlは、ヒトし鎖定常領域をコードし
ている遺伝子に結合した、CHAL鎖可変領域をコード
している遺伝子、およびヒトH鎖定常領域をコードして
いる遺伝子に結合したCHA可変領域をコードしている
遺伝子を含有している。プラスミドpGCHAKG1は
さらに、ミコフェノール酸jこ対する耐性を付与する遺
伝子を含有している。プラスミドpGCHAKC;lの
制限部位および機能地図を添付の第10図に示す。
哺乳動物および他の真核性細胞を形質転換し、かつその
中で6種の抗体鎖を発現させるのに適したベクターを構
築するには、組換えCEMおよびCHA免疫グロブリン
および誘導体をコードしている本発明のDNA化合物が
特に好ましい。多(の哺乳動物宿主細胞は、本発明で例
示される各種の抗体鎖のアミノ末端に存在するシグナル
ペプチドを認識し、適切にプロセッシングするために必
須の細胞機構(cellular machinery
)を有している。
幾つかの哺乳動物宿主細胞は、さらに、抗体分子内に認
められる翻訳後修飾(例えば、グリコジル化)を行うこ
とができる。真核性宿主細胞を形質転換するためのベク
ターの変種は広範囲で存在するので、以下で例示する特
定のベクターは本発明の範囲の限定を意図するものでは
ない。
本発明の各種発現ベクターは、各種の真核性、特に哺乳
動物の宿主細胞を形質転換することができ、その中で発
現することができる。さらに、本発明の発現ベクターは
、大腸菌(E、coli)内での複製を許容する配列を
含有している。抗体の発現は、その抗体の構造遺伝子と
関連性を有する特定のプロモーターが機能する宿主細胞
で起こる。
当業者ならば、本発明に係る各種の抗体鎖を発現するの
に各種の真核性宿主細胞を使用することができることを
理解するものである。SP210−Ag14セルライン
は、普通は抗体を分泌しないミエローマセルラインであ
る。プラスミドpGC)[AKGlおよびpNCEMK
Glでセルライン5P−210をトランスフェクトした
後では、トランスフェクトされたセルラインは、2機能
性キメラCEM/C)!A抗体を培養液中に分泌する。
サブクローン実験の後、分泌性細胞を血清不含の培地に
転化することによって、2機能性抗体が15μg/xQ
/lo”細胞までのレベルで発現され得ることが証明さ
れた。S P 210細胞は本発明の発現ベクターとし
ては好ましい宿主細胞であり、当業者は、本発明の2機
能性抗体または誘導体を発現させるのに広範囲の各種細
胞を利用できることを認識するものである。
本発明で使用される宿主細胞は、当業者周知の標準的な
トランスフェクション法を用い、様々な方法で形質転換
することができる。標準的なトランスフェクション法の
内、電気穿孔法、プロトプラスト融合法、およびリン酸
カルシウム沈澱法を用いることができる。そのような方
法は、概して以下の文献に記載されている;トネグッゾ
ーら(Toneguzzo、 F 、 )、モレキュラ
ー・アンド・セルラー・バイオロジー、6:703−7
06(1986);チョーら(Chu、G、)、ニュク
レイック・アシッズ・リサーチ、15:131H325
(1987);ライスら(Rice、D、)、プロシー
デイングズ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サ
イエンシイズLISA、?9ニア862−7865(1
979);およびオイら(Oi、V、)、プロシーデイ
ングズ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエ
ンシイズU−3A、80:825−829(1983)
本発明のCEMおよびCHA構築物を含有する組換え発
現ベクターで、宿主細胞を連続的にトランスフェクトす
ることが好ましい。例えば、宿主細胞をまず、CHA構
築物を含有する発現ベクターでトランスフェクトし、C
HA免疫免疫グロブリン弁現する形質転換宿主細胞を当
業界周知の方法で選択する[エングボールおよびバール
マンら(Engvall、E、 and Perlia
n P、)、イムノケミストリー(I ms+unoc
hes+1stry)、8:871−874(1971
)、またはメアレスおよびデイビットの米国特許第4,
722,892号(1988年2月2日発行)を参照]
。その後、選択した宿主細胞を、CEM免疫グロブリン
遺伝子構築物を含有する発現ベクターでトランスフェク
トする。しかしながら、CHAおよびCEM構築物の両
者を同時に宿主細胞に導入してもよく、または逆の順序
で導入してもよいことは、認められるであろう。
例えば、本明細書に記載する方法によれば、異なる特異
性の2つのし鎖または異なる特異性の2つのH鎖を含有
するベクターを構築し、これらのベクターで宿主細胞を
連続的に、あるいは同時にトランスフェクトすることが
可能であろう。別法としては、CEMおよびCHΔ遺伝
子構築物の両方を中−の発現ベクター上に結合すること
ができ、あるいはこの2つのDNA構築物を宿主細胞の
形質転換の前に線状化し、互いにライゲートすることが
できるであろう。トランスフェクションおよび選択のの
ち、標準的な分析を行い、CEAおよび金属キレートに
対する抗体を検出し、本発明の2機能性キメラ抗体を発
現する宿主細胞を同定する。
pS v 2クラスのベクターから構築された発現ベク
ターからSV40エンハンサ−を除去することにより、
より高レベルに発現させることができる。殆どすべての
ゲノム性免疫グロブリン遺伝子はエンハンサ−配列を含
有している。本発明のプラスミド上に見いだされるネズ
ミ可変領域遺伝子はすべて、ゲノムライブラリーから免
疫グロブリン遺伝子と共にクローンされるネズミエンハ
ンサー配列と結合して見いだされる。当業者ならば、こ
れらの免疫グロブリン鎖を産生ずべくトランスフェクト
された細胞の能力を変化させることなく、これらのエン
ハンサ−配列を発現ベクター上、種々の部位に移動させ
得ることが理解されるであろう。しかしながら、発現ベ
クターpNCEMKGlまたはpGcl(AKGIから
SV40エンハンサ−を除去すると(これにより、プラ
スミドpNCEMKGI(E−)およびpGCHAKG
 1(E−)が調製される)、5P210細胞からの2
機能性キメラCEM/CHA抗体の発現レベルを増大さ
せることができる。
プラスミドpGCEMK上に見いだされるCEMカッパ
プロモーターもまた、ヘテロローガス免疫グロブリン鎖
の発現レベルを増大するのに有用である。本明細書で使
用する「ヘテロローガス免疫グロブリン鎖」とは、プラ
スミドpGCEMK−Fにコードされているネズミカッ
パL鎖以外の免疫グロブリン鎖を意味するものとする。
5V4Qエンハンサ−含汀ヘクター上のCEMカッパプ
ロモーターによって作動するネズミラムダCF(A可変
領域遺伝子とヒト定常領域遺伝子とを含有するプラスミ
ドpc CHA K −2は、実施例7に記載の方法に
従って構築される。SV4 Qエンハンサ−を欠如する
ベクター内のCEMカッパプロモーターによって作動す
るネズミラムダCHA可変領域遺伝子とヒト定常領域遺
伝子とを含有するプラスミドpG CHA K −3も
また、実施例7に記載の方法に従って構築される。プラ
スミドpGcHAKG1を構築する目的の方法において
プラスミドpc CH’A KをプラスミドpGC)I
AK−1と置き換えると、容易にプラスミドpGcHA
KG12を構築することができる。同様の方法で、プラ
スミドpGcHAKG1を構築する方法において、プラ
スミドpGCHAGlをプラスミドpGCIAGI(E
−)と置き換え、pc CHA KをpGCHAK−2
と置き換えると、プラスミドpc CHAKG 13を
構築することができる。プラスミドpGcHAKG1−
2またはpGCHAKGl−3のいずれか一方でトラン
スフェクトした後、ベクターpNCEMKG1でトラン
スフェクトしたS P 210細胞は、ベクターpGC
HAKG1およびpNcEMKGlでトランスフェクト
した細胞よりも高い、2fi能性キメラCEM/CHA
抗体の発現レベルを示すものである。
トランスフェクトした宿主内で遺伝子を発現させると、
成熟2機能性キメラCEM/CHA抗体はその上清中に
分泌される。組換え技法により生産される多くの抗体が
不必要な異質性(幾つかのガンマ鎖のC−末端に発生す
る異質のアミノ酸またはアミノ酸群から生じる)を現わ
すので、培養液は一般に、採取した後、濃縮し、カルボ
キシペプチダーゼの溶液で処理する。次いで、この2機
能性キメラCEM/CHA抗体は当業界周知の方法によ
って精製することができる[カセリン(CaLheri
ne B、 Be1dler)、ジョンソン(M、 J
 、 J ohnson)およびジエイムス(J aw
es R、L udwig)、キメリ、り・アンチボデ
ィーズ・ブイレフテッド・アゲインスト・メタル・キレ
イツ(Chiseric Antibodies Di
rected Against Metal Chel
ateS)、同日出願の米国特許出願筒07/272,
577号、およびジョンソン(M、 J 、 J oh
nson)、キメノック・アンチボディーズ・ブイレフ
テッド・アゲインスト・メタル・キレイツ、同日出願の
米国特許出願筒07/274,106号参照]。
各種の方法によって、2R能性キメラCEM/C)l 
A抗体の存在を検出することができる。1つの方法は、
ポリスチレンビーズを、CEAを認識するモノクローナ
ル抗体CEV124で被覆することである。次ぎに、C
EAをポリスチレン/CEV124?u合体に結合させ
る。別法としては、抗体リンカ−を介さずに、CEAを
マイクロタイター・プレート・つ1ルに直接結合させる
こともできる。次いて、2機能性キメラCEM/C)(
A抗体を含有する上清をこのビーズと共にインキュベー
トし、これによって、CEM/CHAのCEA認識アー
ムを、ビーズに結合されたCEAと結合させる。次いで
、放射標識化インジウム−EDTAキレートをこれらビ
ーズに加える。2機能性キメラCEM/CHA抗体のC
HAアームはインジウム−EDTA牛レートと結合する
ので、これによりガンマ−カウンターを使用すれば抗体
力価を測定することができる。インジウム−EDTAキ
レートは米国特許第4,722,892号(1988年
2月2日発行)に開示されている。当業者であれば、分
泌された本発明のCEM/CHA抗体を試験、検定する
のに利用できる方法には、実質的に無限にあることを認
識している。
本発明の抗体は、血清中または組織試料中のCEAをイ
ンビトロ検出するのに広く利用できる一方、インビボの
CEA検出にも極めて有用である。
抗体のキメラ部分は、架橋反応性および血清の病態の可
能性を減少させるので、疾患状態の発見および治療の両
者にとって複数回投与の方法を可能とする。2機能性キ
メラCEM/CHA抗体を注入すると、CEAが局在す
る腫瘍部位に局在化させることができる。その後、放射
性核種インジウム−EDTAキレートを注入すればよ(
、この金属牛レートは小さい分子であるので、非結合性
の金属キレートは体から急速に消失し、従って非−腫瘍
組織への損傷の可能性を減じることができる。
腫瘍のイメージングを望む場合、放射性核種の選択に当
たっては、好ましくは、フォトスキャニング法によって
検出される得る、その放射線放出、通常はガンマ−フォ
トンに基づいて選択する。腫瘍の大きさを減少させるよ
うな腫瘍治療を望む場合は、放射性核種が電子またはα
−粒子を放出するのが好ましい。有用なγ−線放出同位
体の中では、11+inが好ましい。α−粒子を放出す
る有用な同位体の中では、”Yが好ましい。
他の適用法では、2機能性キメラCEM/CHA抗体を
注入し、それをCEAに関連する腫瘍部位に局在化させ
る。次いで、金属キレートと結合(コンジユゲート)さ
せた毒素または薬物を注入し、抗体が腫瘍部位で結合す
るようにすることができる。この適用法では、金属が、
原子番号が抗体と強(は結合しないキレートの金属にま
で崩壊して変化する放射性核種の場合、その抗体は、腫
瘍細胞付近に、そのキレートおよび随伴薬物または毒素
を放出し、腫瘍細胞への侵入を容易にする。
このような場合、放射性核種の選択に当たっては、放出
の時期が早すぎず、または長すぎないような半減期を有
する核種を選択する。
本発明をさらに説明するため、以下に実施例を記載する
が、これらは、いかなる意味においても発明の範囲を限
定するものではない。本明細書に記載したアミノ酸およ
びヌクレオチド配列は、キメ92機能性CEM/CHA
抗体の構築した成分を含有するが、これらの配列に若干
の改変を加えても、CEAまたは金属キレートの結合性
が実質的に同等であれば、改良法とみなすべきことは理
解できるであろう。本発明は、CEAまたは金属キレー
トに対する必須の特異性を保持する限りは、これらの改
変物も包含するものである。
実施例 下記実施例では、各種のL鎖およびH鎖可変領域を得る
ためにゲノムDNAを誘導し、クローニングするのにO
EM231.6.7と命名されるネズミハイブリドーマ
細胞を使用した。ネズミハイブリドーマCEM231.
6.7は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ
ョン、ロックビレ、メリーランドに寄託番号ATCCH
B 9620の下に寄託されている。ネズミハイブリド
ーマCEM231.6.7からクローニングしたゲノム
DNAおよびヒト抹消血リンパ球をキメラ遺伝子の構築
に用いた。
キメラ遺伝子のトランスフェクションは実質上、ト不グ
ノゾ・−ら、モレ牛ニラ−・アンド・セルラー・バイオ
ロジー、6:70:3−706(1986);およびチ
ョーら、ニュクレイック・アシッズ・リサーチ、+5:
13111325(1987)に記載の方法に従い、電
気穿孔法で行った。宿主細胞SP210−Ag14ハイ
ブリドーマ細胞をキメラ遺伝子の受容細胞とした。使用
したSP210−Ag14ハイブリドーマ細胞は、アメ
リカン・タイプ・カルチャー・コレクション、ロックビ
レ、メリーランドに寄託番号ATCCCRL1581の
下に入手可能である。
実質上、ベルサーら(p 611ecer)、セル、4
1133(1978)の記載に従いCEM231.67
からゲノムDNAを単離した。遠心(10分間、800
rpslECクリニ力ル遠心機)シテ約I×10’細胞
を収穫した。次いで、細胞をリン酸緩衝化食塩水(PB
S)で2回洗浄した。次いで、細胞を、110l11ト
リス−HC(!(PH8,0)、2+11MEDTA、
40LIM NaC!2(TEN)4112に再懸濁し
、10%SDS  200μQおよび20xg/肩Qの
プロテアーゼK(シグマケミカルス、St、L。
uislM 1ssouri) 42 u Qを加えて
細胞溶解した。
得られた試料を37℃で一夜インキユベートした。
フェノール:クロロホルム:イソアミルアルコール混1
伐(比率25:24:1)の等容量で2回抽出し、さら
にクロロホルム:アソアミルアルコール混液(比率24
:l)の等容量で2回以上抽出し、IQnM  トリス
ート(C12(pH8,0)、l鍮M EDTA(TE
緩衝液)に対して一夜透析した。次いで、DNAを50
ttg/m(lのRNA5eA(シグマケミカルス、S
 t、 Louis、 Missouri)により2時
間処理した後、200ag/x(lのプロテアーゼKに
より、37°Cで1時間処理した。上で詳述した如くに
して再びDNAを抽出し、−夜透析した。透析の後、1
/!0容量の2M酢酸ナトリウムと2容量の95%エタ
ノールとを加丸でDNAをエタノール沈澱させた。−2
0°Cで30分間放置した後、8000 rpmで30
分間DNAを遠心した。得られたペレットをTE緩衝液
に、最終濃度955μg/村で再懸濁した。
B  C’EM231.6.7に関するゲノムライブラ
リーの構築 CEM231ゲノムDNA  toμgをTE緩衝液f
lμ(、水20μNおよび10×コア(COre)制限
消化緩衝液(500aM pH8,0,100aMM1
00a、500mM NaC(2)L 5ttQにとり
、試験管に分注することにより、DNAの部分消化を行
った。各管に制限酵素Mbolを単位として0゜003
a単位から0.5単位/μQに増加させながら加え、3
7℃で1時間、放置した。次いで、試料の一部をとり、
0,7%TBE(89mM  )リス、89mMホウ酸
塩、21MEDTA)アガロースゲルにより、40ボル
トで一夜電気泳動させた。
このゲルの写真から、どの消化フラクションが正しい分
子量領域(12−24kb)のDNAを含有しているか
を決定した。次いで、上記の実験で規定した単位のMb
ol(20倍にスケールアップ)を用い、37℃で一夜
インキユベートすることによりゲノムDNA200μg
を消化した。このDNAを用い、ストラッタジーン・イ
ンコーホレーテッド(Stratagene  Inc
、)(La Jolla、  Ca)から購入可能なE
MBL−3フアージDNAをストラッタジーン(S L
ratagene)教示のプロトコールに従って使用し
てEMBL−3フアージライブラリーを構築した。この
ストラッタジーンのプロトコールは、幾つかの実験手引
[例、分子生物学の基本的操作(Basic Meth
ods in Mo1ecular Biology)
、デイビス(L 、 C、D avis)、デイブナ−
(M、D、Dibner)およびパテ4−(J 、 F
、 Battey)、E l5vier。
NewYork(1986)]記載の方法に従っている
/ヨ糖勾配により単離した後、大きい分子量のOEM2
31.6.7DNA(12−24kb)を、DDNAl
oon、予め単離しておいたEMBL−3ファージアー
ム1100n、IOXリガーゼ緩衝液[500mMhリ
スーHCρ(pH8,0)、70aM MgC(bl 
10mM  ジチオトレイトール(dtt)およびT4
  DNAリガーゼ(2単位)コ0.5μQを用い、4
°Cで一夜、EMBL−3フアージアームとライゲート
(結合)させた。パッケージングは、ストラッタジーン
から購入可能なギガパック−ゴールド(Gigapac
k −G old)インビトロパッケージングシステム
をその製品プロトコールに従って使用し、ストラノタジ
ーン供給の宿主細胞大腸菌(Ecoli)株P2.39
2を使用して行い、G igapack−Goldパッ
ケージングミックス500μeおよびライゲートしたフ
ァージ5μgを22°Cで2時間インキュベートした。
ファージ希釈緩衝液(1g中にNaCQ 5.8g5M
g504 6HtO2g−1M トリス−HCQ、pH
7,5(50酎)、2%ゼラチン5酎)0.5y12を
加えた。次いで、標準的なプロトコール[モレキュラー
・クローニング(Mo1ecular Cloning
)、マニアティス(T、ManiatiS)、フリッチ
ュ(E、 F、 F ritscb)およびサンブロッ
ク(J 、 S ambrook)ら、Co1d Sp
ring Harbor Laboratories、
  Co1d Spring Harbor NevY
ork(1982)]でファージの力価を検定した。検
定の後、ファージライブラリーをP2.392細胞を用
いた密度20,000プラ一ク/loOsM平板にプレ
ートし、37℃にて一夜インキユベートした。
同定および単離 CEM231.6.7L鎖(カッパ鎖)に関して、スト
ラッタジーン Inc、(La Jolla、 CA)
から購入可能なE、coli P 2.392中の4.
8X105の組換えファージをモレキュラー・クローニ
ング(前掲)のプロトコールに従ってスクリーニングし
た。この操作は、マーク・シュルマン博±[(Dr、M
arc Shulman)、トロント大学、トロント、
カナダ]から人手したプラスミドから誘導したネズミ力
、バおよびネズミJLプローブ、あるいはジェネラルバ
ンクデータベース(General BankData
 Ba5e、  N I HAccession # 
J 00545)から得た配列を有する合成プローブを
用いて行った。用いたカッパオリゴヌクレオチドプロー
ブは、式; %式% で示される配列から構成され、モレキュラー・バイオシ
ステムズ、インコーポレーテッド(Molecujar
 B iosystems、  l nc、)、サン・
デイエゴ、カリフォルニア(San Diego、  
CA)によって合成されたものである。
重複フィルターリフトを作り、モレキュラークローニン
グ(前掲)記載の方法に従い、3!P放射性標識したネ
ズミカッパおよびJLLa−1ブによるブロービングを
行う2重すザーンブロy ト(doubte 5out
hern blots)により両プローブとハイブリラ
イズ(雑種形勢)するファージを分析した。ノ\イブリ
ザイゼーションは、モレキュラークローニング(前掲)
記載の方法で行った。L鎖可変領域遺伝子がCカッパ遺
伝子領域と直接隣接した位置に再配列されたことを示す
、両プローブとのノ\イブリライズに基いて単一のOE
M231.6.7フアージクローンを選択した。この組
換えファージをφMLCE−10と命名した。
痣盆榎! φMLCE−10DNAを単離し、その20ggをギブ
コーB RL (G 1bco −B RL 、 G 
aithersberg、 Maryland)供給の
反応緩衝液(React B uffer)#3を用い
、全量220μeとしてBa5HI(1中位/μg)で
消化した。Ba@HI消化DNAを、臭化エチジウム0
5μg/yz(lを含んだ0.75%TBEアガロース
ゲルにより、40Vで一夜電気泳動することによってl
 Okb Bag)(Iフラグメントを単離した。Uv
透過光ボックスで観察し、その1okbフラグメントを
DEAE81紙上に電気泳動し[シライヒャー(S c
hleicher)およびシュエル(Schuell)
、キーン(K eene)、二! −” /’ンプシャ
ー(N etv Haipshire)]、次いで、1
MNaCQで溶離し、エタノール沈殿に付した。次いで
、溶出したフラグメントをTEI衝液6μQに再懸濁し
た。得られたフラグメントを、実施例IBに3己載のこ
゛とζ、pBR322DNA  1μ(!(50ng)
、BanHl  10kb組換えファージD N A 
l)ガーゼ6μq(300ng)を用い、アメリカン・
タイプ・カルチャー・コレクンヨン(A merica
nT ypa Culture Collection
)(A T CC受託番号31344)から入手可能な
りamH1消化したpBR32250ngとライゲート
した。ギブコ13 RI−(G aiLhersber
g、 Maryland)から入手可能な、E、col
i HB 101コンピテント細胞を標準的な手法で形
質転換した。まず、HBIOI細胞を氷の上で解凍し、
次いでライゲーション反応物10μQを細胞200μQ
と混合し、水上で30分間インキュベートした。次いで
、細胞を、42°Cで90秒間熱シトツクに付し、2分
間、水上に戻した。LBBaス(H2中、NaCl21
0g、酵母エキス 5g1 トリプトン lOg)lx
Qを加え、N e* B runswick空気振盪機
中で1時間、細胞をインキュベートした(225rpm
、37°C)。次いで、200Inをアンピシリン(5
0gg/肩の含有しB−アガロース上で37°Cで一夜
インキコベートすることにより平板培養した。モレキュ
ラー・クローニング(前掲)およびグルンシュタイン(
Grunstein、 M、 )およびホグネス(Ho
gness、 D 、 )のProc、Natl、Ac
ad、Sci、、USA、 72:3961(1975
)に詳しく記載されているコロニースクリーニング法で
アンピシリン耐性コロニーをスクリーニングした。再び
JLおよびカッパ不ス゛ミブローブを用いて組換え体p
BR322プラスミド(pM[、CE−10と命名)を
同定し、ブダペスト条約に基づき、アメリカン−タイプ
・カルチャーφコレクションに1988年3月4日(A
TCC受託番号#67639)に寄託した。プラスミド
pMLCE−10の制限部位および機能地図を添付の第
1図に示す。
E、ヒトDNAの単離 ヒトガンマハブロタイブf’bnおよびazgにホモ接
合性の個体から、30!+(!の試料中に全血試料を採
取した。ソーボール(S orvall) G L C
−2B中、22°Cにおいて、250 Orpmで遠心
することにより血液試料からバフイー(Buffy)コ
ート細胞を収穫した。パスツールピペットでバフィーコ
ート細胞を取り、PBSで1回洗浄した。得られた細胞
ペレットをlOmM)リス−)IC+2(pH8,0)
40mM NaCl2500 μrl中に再懸濁し、1
0%SDS  30μQと20gg/贋Qプロテアーゼ
K(シグマケミカルス、S L、 Ru1s、 Mis
souri)6 uQを加えて細胞溶解した。得られた
試料を37°Cで15時間インキュベートした。DNA
を等容量のフェノール:クロロホルム:イソアミルアル
コール(25:24:1)混液で2回抽出し、さらにク
ロロホルム;イソアミルアルコール(24:1)混液で
2回以上抽出したのち、IOHM)リス−HCl2(p
H8,0)、lsMEDTAに対して透析した。次いで
、得られたDNAを50gg/+(lのRNAgeA(
シグマケミカルス)で2時間処理した後、200μg/
z(lのプロテアーゼにで1時間再消化した。得られた
DNAを上記の如く抽出し、透析し、OD、。で濃度測
定をおこなった結果100200sg /ytQテあツ
タ。
F、ヒトゲノムファージライブラリーのHfbnハブロ
タイブのヒトDNA(実施例IEで単離した210μg
)をMbolで部分消化し、分子量域12−24 kb
のDNAフラグメントを単離し、実施例IB記載のごと
くにしてEMBL−3フアージにクローニングした。
G1組換えプラスミドpHKF−1の単離ヒトカッパ定
常領域遺伝子を単離するために、実施例IB記載のごと
く、ヒーター博士(Dr、  P。
Hieter)(ジョン・ホブキンス大学、ボルチモア
、メリーランド)から提供されたヒトカッパプローブ(
その配列はNIHデーターベースから受託番号JOO2
41の下で人手可能)を用いてEMBL、−3ライブラ
リーをスクリーニングした。実施例IC記載のごとくに
して、合計5XlO’個の組換えファージをスクリーニ
ングした。単一のクローンを単離し、φHKF−1と命
名した。φHKF−IDNA  15aQを反応緩衝液
(React Burfer) # 3 (G 1bc
o −B RL 、ガイザーズバーグ、メリーランド)
中で、Ba5HIおよびHindI[Iでl角化した。
DEAE81紙上で5.2kbフラグメントを単離し、
実施例1D記載のごとく、クローニングベクターpBR
322とライゲートした。ヒトカッパプローブを用いて
アンピシリン耐性組換えコロニーを再び同定し、単一の
クローンを単離し、それをpHKF−1と命名した。p
HKI”−1は、ブダペスト条約の規定に従い、アメリ
カン・タイプ・カルチャー・フレクン+1ンに1988
年3月4日、ATCC受託番号#67637で寄託した
。プラスミドpHKF−1の制限部位および機能地図を
添付の第1図に示す。
全OEM231.6.7可変カッパ領域を有するpML
CE−10から得られた3、 8 kb Hind[[
フラグメントを、実施例ID記載の方法に従い、実施例
IEに記載のプラスミドpHKF−1のHind■部位
にさらにサブクローニングし、ヒト定常カッパ領域遺伝
子と融合したネズミCEM231.6゜7可変り鎖領域
を有するキメラプラスミドを構築した。pMLCE−1
0DNA  18gを反応緩衝液(React Buf
Ter)# 2 (G 1bco −B RL、ガイザ
ーズバーグ、メリーランド)を用い、lU/μgのHi
ndlI[で消化し、また、pHKFlもその18gを
同様に消化した。pMLCE−10消化DNAを上記の
如く電気泳動にかけ、DEAE81紙上で3.8kbH
indlHフラグメントを単離し、TE  5μQで溶
出した。10×ライゲーション緩衝7夜、lomMAT
P、およびT4DNAリガーゼ2単位の存在下、全ft
1oμgとして、HindI[[消化pMLCE−10
の1μg(2μ(りとHind■消化pHKF−1の6
00ngとをライゲートした。12°Cで一夜ライゲー
ションを行い、実施例IOに記載のごとく、再度、BR
L供給のHBlotコンピテント細胞をプラスミドで形
質転換した。プラスミドDNAの制限マ・ノビングによ
ってpHKCE−10と命名されたプラスミドを同定し
た。プラスミドpHKCE−1oの制限部位および機能
地図を添付の第2図に示す。
ヒトカッパ遺伝子に融合したネズミvL領域を含有する
真核性発現ベクターを、ベクターpSV2gpt(アメ
リカン・タイプ・カルチャー・コレクシ1ン、ATCC
番号#37145)を用いて構築した。反応緩衝液(リ
アクシラン緩衝液)#3(Gibco−BRL、ガイザ
ーズバーグ、メリーランド)中、psv2シptDNA
1μgをDNA1単位/μgの制限酵素EcoRIで消
化した。次いで、各5nMの4種のデオキシリボヌクレ
オチド類、dTTP、dGTP、dCTPおよびdAT
PIQμg1クレノウ酵素2単位および10×緩衝液(
0,5Mトリス−HCN(pH7,5)、0 、 I 
M MgCQt、10mM ジチオトレイトール)中、
全150μeとなるように加え、モレキユラー・クロー
ニング(前掲)記載の方法でEcoRI末端を平滑末端
化した。
室温で30分間反応させたのち、リン酸化C1alリン
カ−(2μg)にュー・イングランド・バイオラボ、ベ
バリー、マサチューセッツ)をEcoR1平滑末端化p
SV2gpt 500ngとライゲートするライゲーシ
ョン反応を行い、本発明のキメラベクターを得るために
、新しいClal部位を創造した。C1alリンカ−配
列はd(pCA T CCG ATG)であった。ライ
ゲーション反応は、実施例IB記載の方法に従って行な
った。ライゲーションの後、DNAを電気泳動に付して
過剰のリンカ−を除去し、実施例ID記載のように線状
psV2gpt  C1aフラグメントをDEAE81
紙上に単離した。実施例IB記載の試薬を用い、単離し
たDNAを自己ライゲーションさせた。HBIQLコン
ピテント細胞を実施例ID記載のごとくにして形質転換
し、アンピシリン耐性コロニーを制限酵素消化によって
分析した。
次いで、得られたベクターpSV 2 gpt −Cl
aをC1alおよびBa5HI制限酵素で消化した(1
単位/μg  DNA)。さらに、これら2つの制限酵
素でキメラベクターpHKCE−10を消化した。
実施例1D記載のごと(,4,5kb pS V 2g
ptC1a−Ba+11フラグメントと9kb C1a
−Ban pHKCE−10フラグメントをDEAE8
1紙で単離した。9kbフラグメント挿入体DNA37
51gと4 、5 kbベクターDNA200ngとを
用い、上記のごとくにして標準的なライゲージジン反応
を行った。HBIOIの形質転換に続いて、pcCEM
Kと命名した組換えプラスミドをプラスミドDNAの制
限マツピングによって同定した。CEMキメラL鎖ポリ
ペプチドの生産に用いるキメラ発現ベク9−であるこの
プラスミドの制限部位を添付の第2図に示す。
OEM231.6.7ガンマ鎖の同定のために、実施例
IB記載のEMBL−3ライブラリーを2個のネズミH
鎖プローブでスクリーニングした。
プローブの内、1個はJh3−4領域を示し、フィル・
タッカ−博士(Dr、 Ph1l Taucker)、
(テキサス大学、ダラス、テキサス)から人手した。も
う1個はネズミガンマー1遺伝子の配列を示す。
後者のプローブは、ジェネラルバンクデータベース(G
eneral Bank Data Ba5e)(N 
[H受託番号JOO453)によって決定された式:%
式% で示される配列を有し、モレキュラー・バイオシステム
社(サンジエゴ、CA)によって合成されたものである
。合計4.8X10’個の組換えファージプラークを、
これらの2種のプローブを用いて2回スクリーニングし
、Jh領領域ガンマ領域の両方を含有するクローンを同
定した。これもまたカッパクローンを有するので、これ
らの2領域の配列を含有するファージは、DNAが再配
列されていることを示し、か(して細胞系統(セルライ
ン)CEM231.6.7内で発現される免疫グロブリ
ン遺伝子が同定された。この再配列に基づいて1個のC
EM231.6.7クローンを選択し、φMHCE−3
0と命名した。
H鎖可変領域配列と、ネズミH鎖エンハンサ−を包含す
る大きいイントロンとを含有するφMHCE−30由来
の5.Okb 5stl 7ラグメントを制限マツピン
グによって同定した。このフラグメントをプラスミドで
サブクローンするために、ファージDNAl0μgを、
反応緩衝液# 2 (G ibc。
−BRL、ガイザーズバーグ、メリーランド)中、制限
酵素5stlで消化し、実施例1D記載のDEAE81
法で電気泳動することにより、5.6kbフラグメント
を単離した。ストラッタジーン(う・ジョーラ、CA)
から購入可能なブルースクリプト(B tuescri
pt)ベクターM13−3K+をSst!消化した。実
施例IBに詳述したように、ベクターと単離した5、6
kb挿人体DNAとを、l:10の比率で、全量lOμ
Qとしてライゲートさせた。HBIOIコンピテント細
胞の形質転換の後、制限消化マツピングし、適切な組換
体を同定し、それをpMHCE−30と命名した。pM
HCE−30は、ブダペスト条約の規定に従い、アメリ
カン・タイプ・カルチャー・コレクシ1ンに1988年
3月4日、ATCC受託番号#67640で寄託した。
プラスミドpMHCE−30の制限部位および機能地図
を添付の第3図に示す。
L、ヒトDNAの単離 上記実施例1E記載のごとくにしてヒトDNAを単離し
た。
M、ヒトプラスミドライブラリーの構築azgハブロタ
イブのヒトDNAの各10μgを制限エンドヌクレアー
ゼBa5HIおよびHindnlを各々30単位使用し
、反応緩衝液# 3 (G ibc。
−BRL、ガイザーズバーグ、メリーランド)(5On
M  ト’) ス−HC(1,p)18.0.l Om
M MgCQ=、  l OOmM NaC12)中、
全量200μ12として消化した。エタノール沈殿によ
り、消化フラグメントを20μgに濃縮し、0.6%低
ゲル化温度アガロース(FMC)ゲルを用い、50sA
mp(ミリアンペア)で15分間泳動させた。6−7 
kbの大きさのDNA断片をゲルから切り取った。クロ
ーニングベクターpUC18[ヤニツシコ・ペロンら(
Y anisch −P erron、 C、)、Ge
ne33:103(1985)に記載されている]も上
記の如(BagHlおよびHindlI[で消化した。
3011Mトリス−HC& (pH7,6)、l Om
M MgC(l、、511μMジチオトレイト−ル、1
mMATP、および1μ&T4DNAリガーゼ(2単位
)を含有する全量400μQの反応溶液中で15°Cで
72時間、得られたpUc18ベクター(50ng)(
二ニー・イングランド・バイオラボ、ベバリー、マサチ
ューセッツ)にヒトDNAフラグメン)(150ng)
をライゲートした。ライゲートしたDNA試料の半量(
100ng)を用い、新しく調製したコンピテントなE
、coli M 15細胞500μ12を形質転換し、
得られた形質転換体をX −gal、  I PTG、
 AMPプレート(4u g/yiQ X−gal、2
ag/x(HPTG、100μg/x(lアンピシリン
)で平板培養した。
N1組換えプラスミドpHGIZの単離ホンジジウ(T
 、 Honjo)(大阪大学、日本)から提供された
、タカハシら(Takahashi、 N、)、セル(
Cell)、29:671−679(1982)に記載
されているヒトガンマ2プローブを用い、実施例1に記
載のごとくにして組換ヒ)DNAを含有するアンピシリ
ン耐性のpUc18コロニーをスクリーニングした。ヒ
トガンマ1遺伝子に相当する7、5kb挿入体を含有す
るクローンを同定し、それをHYHGlと命名した。次
いで、実施例IG記載の方法を用い、ヒトガンマ定常領
域遺伝子を含有するこの同じ7.5kb HindlI
r−BamHEフラグメントをpB R322に再度ク
ローニングした。ヒトカンマl遺伝子を含有するpB 
R322ベクターをpHGIZと命名し、ブダペスト条
約の規定に従い、アメリカン・タイプ・カルチャー・コ
レクションに1988年3月4日、ATCC受託番号#
67638で寄託した。プラスミドp[(GIZの制限
部位および機能地図を添付の第3図に示す。
30の」(隣 次のようにしてネズミ可変H鎖領域をヒトガンマ−1遺
伝子と融合させた。pMHCE−30(10μg)をC
1ar(1単位/μg)t’消化し、次イで、Hind
niで部分消化し、vhおよび大きいイントロンを含ん
だ5.3kbフラグメントを得た。DNAの部分消化は
わずか0.1単位/μgを用い、37°Cで1時間の消
化時間を要して行った。また、ヒトガンマ1遺伝子を含
をする実施例IN記載のプラスミドpHGZ−1(lμ
g)をC1alおよびHindmで消化した。実施例I
D記載のDEAE81プロトコールを使用し、TBEゲ
ルからpMHCE−30の5.3kbフラグメントを単
離した。このフラグメントを、挿入体500ngとベク
ターDNA200ngを用い、全量10μ&のライゲー
ション混合物中、pHGZ−1のC1a−[(ind部
位にライゲートした。ライゲーション反応は、実施例I
Bの記載に従って行った。HBIOIの形質転換の結果
、生成された組換えプラスミドを制限消化マツピングに
よって分析し、ヒトガンマl遺伝子と融合したネズミ■
、領域を含有するプラスミドを同定し、それをpHGC
EM−30と命名した。プラスミドpHGCEM−30
の制限部位および機能地図を添付の第4図に示す。
実質上、実施例IN記載の方法に従い、真核性発現ベク
ターにキメ91g遺伝子を挿入した。用いたベクターは
、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションから
入手可能なpS V 2 neo(ATCC番号#37
149)であった。プラスミドps v 2 gptに
関して記載したと全く同様にして、このベクターにCl
al部位を付加した。次いで、psV2neo−C1a
 DNAtμgを酵素C1alおよびBamHIを1単
位/μgDNAの割合で用いて消化した。プラスミドp
HGCEM−30をC1a1で消化した後、Ba5HI
(0,1単位/a g)で部分消化し、キメラvhおよ
びガンマl領域を含有する12.7kbフラグメントを
得た。このフラグメントをDEAE81紙上で単離し、
TE緩衝i& l Oμぐで溶出した。このライゲーシ
ョンは、ベクターDNA  50ng、ならびに12.
7kb挿入体DNA、IOXライゲージ四ン緩衝液、l
OmMATPおよびT4DNAリガーゼの400ngを
用い、実施例1B記載のごとくにして12°Cで一夜行
った。HBIOI細胞を形質転換し、キメラ発現ベクタ
ーpNcEMGlを構成する適正な組換えプラスミドを
同定した。キメラH鎖免疫グロブリン遺伝子の発現に使
用される組換え発現ベクターを構成するプラスミドpN
cEMG1の制限部位および機能地図を添付の第4図に
示す。
Q、プラスミドpNOEMKGlの構築既述の方法に従
い、プラスミドpGCEMKを制限酵素C1alおよび
Ba5HIで消化し、約8゜9kb Ctal/Ba5
HI制限フラグメントを単離した。類似の方法により、
プラスミドpNCEMG1も制限酵素C1alおよびB
aaHIで消化し、得られた約17.6kbのC1al
/ B511)11制限フラグメントを精製した。次い
で、プラスミドpGCEMKの約8.9kb C1al
/BamHI制限フラグメントを、実質上、実施例IB
に記載の方法に従って、プラスミドpNCEMGlの約
17.6kbC1al/BaaHI制限フラグメントに
ライゲートした。E、coliに形質転換した後、制限
マツピングによってプラスミドを再度単離し、適正な制
限マツプを示すプラスミドをプラスミドpNOEMKG
 lと命名した。プラスミドpNCEMKGlの制限部
位および機能地図を添付の第5図に示す。
実施例2 クローニングした遺伝子のDNA配列決定クローニング
したCEM可変り鎖およびH鎖遺伝子の配列決定は、配
列決定キ/ トS equenase(US バイオケ
ミカルズ、クリーブランド、オハイオから購入可能)、
およびB 1uescript/ D N A配列決定
システム(ストラッタジーン社、う・ジョーラ、CAか
ら購入可能)に示されたプロトコールを用い、1本鎖お
よび2本鎖の両鋳型のための標準的手法により行なった
。クローニングしたC[シM可変り鎖およびH鎖領域遺
伝子に関して得られたDNA配列から、コンピューター
・ソフトウェア−・プログラム、MAPSEQ (DN
AStar。
マディソン、ライスコンシンから購入可能)により、コ
ードされているポリペプチドのアミノ酸配列を推定した
実施例3 A、プラスミドpGcHAGlの構築 プラスミドpUcVHInc  IAは、重金属結合性
モノクローナル抗体CHA255.5のネズミ可変領域
をコードする遺伝子を含有している。
プラスミドpUcVHInc−LAは、NRRLのパー
マネント・ストック・カルチャー・コレクションの一部
を構成する菌株として、受託番号NRRL B−184
33の下で入手可能なE、coli K12 HBIO
I/pUcVH1nc−IAから通常の方法で単離でき
る。プラスミドpHGIZはヒトガンマ遺伝子を含有し
ており、ATCCから、受託番号ATCC67638の
下で入手可能である。プラスミドpUCVHE nc 
−I A約lμgを制限酵素Hindll!で消化し、
約3.4kbのHind■制限フラグメントを単離した
。さらに、プラスミドpHGIZvJlμgも制限酵素
HindI[[で消化し、当業界周知の方法で細菌性ア
ルカリホスファターゼで処理した。次いで、プラスミド
pUCVH1nc−IAの約3.4 kb H1ndl
Ilフラグメントを、HindlI[消化してホスファ
ターゼ処理したプラスミドpHGIZのフラグメントと
ライゲートし、プラスミドpHGl−CHAを構築した
。プラスミドpUCVHInc−IAおよびpHGl−
CHAの制限部位および機能地図を添付の第8図に示す
ブラフ、 ミFpS V 2gpt−Cla (実施例
1で構築)を制限酵素C1alおよびBa5HIで消化
し、約5゜Okb C1al/BamHI制限フラグメ
ントを単離した。同様の方法により、プラスミドpHG
ICHAも制限酵素C1alおよびBamH[で消化し
、約10.5kbの制限フラグメントを単離した。プラ
スミドpS V 2 gpt −Claの約5.0kb
C1al/BaaHI制限フラグメントをプラスミドp
HG1−CI Aの約10.5kb C1al/ Ba
mHI制限フラグメントとライゲートさせ、プラスミド
pGCHAGIを構築した。ブラスミt’pGCF(A
Glの制限部位および機能地図を添付の第9図に示す。
B、  プラスミドpGCHAKの構築プラスミドpM
LCH−1(E、coli K l 2  HBIOI
/pMLCH−I  NRRL  B”−18432か
ら人手)約lμgを制限酵素BamHIで3分間消化し
た。エタノール沈澱した後、4種類の5nMデオ牛シリ
ボヌクレオチド(dTTP、、dG′rP、dATPお
よびdCTP)各hlOa(1,フレノウ酵素2単位、
およびIOX緩衝液(0,5mM  ト!J ス )(
Cf2(pH7,5) 、O,IM MgCQt、およ
びio+M DTT)5μQを加え、全反応容量50μ
a中でBa5HI末端を平滑末端化した。
37℃で30分間経過後、フェノール、クロロポルム抽
出によって反応を止め、得られたDNAを自己ライゲー
トさせ、E 、 col i細胞を形質転換した。Ba
mHr部位の欠失を示すプラスミドをプラスミドpML
cH1dBと命名した。プラスミドpMLCHlおよび
pMLcHldB(7)制限部位および機能地図を添付
の第6図に示す。
次いで、プラスミドpMLcH1dBを制限酵素Baa
!(IおよびHindlHで消化し、約5.75kbの
CHAラムダ遺伝子領域を単離することによって、プラ
スミドpM L CH2を構築した。次いで、このフラ
グメントをB aaH[/ H1ndl[[消化プラス
ミドpB R322にライゲートさせてプラスミドpM
LCH2を構築した。次いで、プラスミドpMLCH2
を制限酵素C1alおよびBaaHIで消化し、約5.
75kb制限フラグメントを単離した後、プラスミドp
sV2gpL−C1a (実施例iで構1) +7)C
la I / B anHI消化ベクターフラグメント
にライゲートし、プラスミドpc CHAを構築した。
プラスミドpc CHAを制限酵素BamHIで消化し
、約11.2kbの制限フラグメントを単離した。プラ
スミドpHKF l (ATCCから受託番号6763
7の下で入手可能)を制限酵素Bind■で消化し、フ
レ/つで充填し、リン酸化Ba5HIリンカ−(NEB
)を加えた後、ベクターをBamHIで切断し、約5.
2kbの制限フラグメントを単離した。次いで、プラス
ミドpc CI Aの約11゜2kb BamHIフラ
グメントをプラスミドpHKF 1の約5.2kb B
ag)I I制限フラグメントとライゲートさせ、ヒト
ガンマ領域をコードしている遺伝子と結合した、ネズミ
ラムダCHA可変領域をコードしている遺伝子を含有す
るプラスミドpc CHA Kを構築した。プラスミド
pc CHAKの制限部位および機能地図を添付の第7
図に示す。
C,プラスミドpGCHAKG1の構築プラスミドpc
 CHA Kの約Iμgを制限酵素BamHIで消化し
、実施例Ifに記載の方法に実質的に従い、式: で示されるC1a[リンカ−を得られたBamH[部位
にライゲートした。ライゲート反応の後、形質転換およ
び再単離して得られたプラスミドをpcCHAK−C1
aと命名した。従来技術に従い、プラスミドpGCHA
K−C1aを制限酵素C1alで消化し、約10.85
kbC1al制限フラグメントを単離した。プラスミド
pGcHAG1を制限酵素C1alで消化し、約15.
05kbの制限フラグメントを単離した。次いで、プラ
スミドpGCHAK−C1aの約10.85kbC1a
[制限フラグメントをプラスミドpGCHAGの約15
.05kbC1alフラグメントにライゲートした。形
質転換および再単離の後、適正な制限マツプを有するプ
ラスミドをプラスミドpGcHAKG1と命名した。プ
ラスミドpGCHAKG1の制限部位および機能地図を
添付の第10図に示す。
実施例4 上記実施例3に記載のように、トランスフェクションに
用いたCHA免疫グロブリンプラスミドは、pGCHA
KG1であった。pGcHAKG1プラスミドを、まず
既述の電気穿孔法により、5P210ハイブリドーマ細
胞にトランスフェクトする。SP210−Ag14細胞
を5%FC8含有培地で培養し、電気穿孔法適用前3日
間、増殖の対数期に保持した。プラスミドベクターpG
C11AKGI (20μg)を制限酵素Pvul(l
u/μg)および反応緩衝液#7(Gibco−BRL
、ガイザーズバーグ、メリーランド)を用いて線状化し
た。トランスフェクションに際しては1.IECクリニ
カル遠心機(800rpm、10分間、室温)により、
5P210細胞を採取した。次いで、細胞を、6aMデ
牛ストロースを含んだHankの緩衝化食塩水(C; 
1bco L aboratories、グランドアイ
ランド、ニューヨーク)を用いて3回6し浄し、終濃度
1.5X10’細胞/z(lに再懸濁した。キュベツト
に細胞0.3i+2を密度0.5 X 10@10.3
村で分注し、線状化したDNAを加えた。得られた混合
物を水上に10分間装いた。0.8xxギヤツプの電極
(P/N472)およびBTX100トランスフェクタ
ー(BTX  Inc、サンジエゴ、CA)を用いて電
気穿孔を行った。条件は、250ボルトで、5a 5e
condsごとに1パルスである。
次いで、電気穿孔した細胞を密度2X105/ff(!
(T75フラスコ中)で培地に72時間、再懸濁させた
(37℃、5%Co、)。次いで、細胞を、24ウエル
プレート中の適当な抗生物質に密度5X 10 ’/*
(l テプレートし、pGCHAKG1を含有するS 
P 210細胞をHMAXl、0培地(50ng/x(
lヒボキサンチン、250ng/x(ミコフェノール酸
および50μg/xQキサンチン、シグマ、セントルイ
ス、ミゾリーから入手可能)に1ag/x(lでプレー
トした。HMAX耐性コロニーを含有する各ウェルから
上清200μQを収集した。次いで、この上清を、pG
CHAKGlのキメラ免疫グロブリン遺伝子の発現を示
す、ヒトカッパ定常領域およびヒトガンマ定常領域の存
在に関して分析した。
B、キメラCHA 255を分泌する5P210胤狗ダ
鳳畢 キメラCHA−ヒト1g遺伝子を発現するトランスフェ
クトされたS P 210細胞を、エングバルおよびバ
ールマン[E ngvall、 E 、 and P 
erlllIann、P、、 1msunochemi
stry、8 : 871 874 (1971)]に
記載のごとく、ヒ)Igを対象とする標準的な酵素結合
免疫吸着検定(エリザ、ELISA)により、同定した
この検定の目的は、ネズミハイブリドーマCHA255
から単離し、ヒト定常領域遺伝子と融合させたネズミ可
変領域から構築されたpc CHAKGIプラスミドベ
クターによってコードされているキメラカッパおよびガ
ンマ鎖ポリペプチドを公認・する細胞を同定することに
ある。lo+*Mリン酸ナトリウム(pH7−8)中、
ヤギ抗−ヒトガンマ鎖(Tago # 4100)の5
 u g/x(l溶液を調製した。96ウエルプレート
の各ウェルをこの溶液50μeで覆った。次いで、その
プレートを37℃で一夜インキユベートした。次いで、
プレートを水およびPBS+0.1%Tween (w
/V)中でよく洗浄した。上清フラクシヨン50μgを
各ウェルに入れ、室温で2時間インキュベートした。上
で記載したように、プレートを再度洗浄した。上清物質
の培地と同じ培地でヤギ抗−ヒトカッパ鎖アルカリホス
ファターゼ結合体くコンジコゲート体、Tago  #
2496)を1/1000に希釈した。ウェルあたり1
00μeを加え、室温で1時間インキュベートした。上
記のごとくプレートを洗浄した。包装容器の指示に従い
、アルカリホスファターゼの基質を調製し、蒸留水3x
(lとこの基質150μe毎に錠剤1個を各ウェルに加
え、37℃で30分間インキュベートした。
5005M EDTA (50μ12)を加えて反応を
停止(クエンチ)させ、次いで405nMの吸光度を測
定した。最高レベルのIg発現を示す上清を同定し、対
応するウェルから細胞を分取し、2機能性キメラ構築物
pNCEMKGIの誘導のために増幅させた。
高レベルでCHA  Ig鎖を発現した細胞をさらに、
金属キレートと特異的に反応する免疫グロブリンの産生
に関して検定した。金属キレートに対する抗体を検出す
るのに使用した検定操作法は、ウオン(fang、 R
,、)らのI mmunol、 Methods、 l
 8157−164(1977)、リードン(Rear
don)らのネイチャー316:265−268(19
85)、ならびにメアレスおよびデイピッドの米国特許
第4,722.892号(1988年2月2日発行)に
記載の方法に実質的に従った標準的な固相ラジオイムノ
アッセイである。
以下に記載の試薬をマイクロタイタープレートの各ウェ
ルに加え、混合しながら室温で一晩インキユベートした
:試薬−細胞培養上清25μQ1目’I n−EDTA
501112 、セファCff−ス結合ヤギ抗−ヒト■
gG20μe1および細胞培養培地25μQ0セファロ
ース−抗−ヒト18Gに結合した免疫コンプレックス(
免疫複合体)をヘーハーフィルターに捕集した。フィル
ターをガンマ−カウンターで計数した。このラジオイム
ノアッセイの結果、キメラCHA抗体を分泌するクロー
ンが同定された。プラスミドpNcEMKG1でトラン
スフェクトするためにこれらのクローンを選択した。
実施例1に詳述した構築物から誘導したOEM免疫グロ
ブリンプラスミド、pNcEMKGlを用いてS P 
210細胞をトランスフェクトした。
次いで、採取したキメラCHA遺伝子を発現する細胞集
団(セル・ポピユレーション)をキメラCEM遺伝子を
含有するプラスミド構築物を用いて電気穿孔に付した。
CIA遺伝子の電気穿孔については、5P210キメラ
CHA産生細胞(sp210−K)を電気穿孔処理の前
、3日間対数増殖期に維持し、ておいた。プラスミドD
NA、pNCEMKGI (20μg)を反応緩衝液#
6(Gibco −B RL G aithersbu
rg、 Maryland)中、酵素Pvulで線状化
した。細胞を集め、洗浄し、実施例2Aに詳述したよう
に、密度1.5X10’細胞/、w12に再懸濁した。
上記DNAを加え、電気穿孔の前に、得られた混合物を
水上に10分間放置した。使用した条件は、lパルス1
5m5ec、、250ボルトである。細胞を、密度2.
5XIO5細胞/l(lで、I−IMAXl、Oを添加
した5%FC8を含有するHH2(または他の市販され
ている培地)中、37℃で5%CO,存在下、72時間
培養した。次いで、これらの細胞を、HMAX 10お
よび有効a度500μg/村のG418抗生物質(ジェ
ネテシン、G 1bco −B RL 、 G ait
hersburg、 Maryland)を含有する培
地中、24ウエルのプレートに58IO’/ff!2で
プレートした。
14日間、選択を維持した時点で、以後の分析のために
HMAX/G418耐性コロニーを有スるウェルを同定
した。
実施例5 A−近應績令 キメラCEM L鎖およびH鎖の両方の免疫グロブリン
遺伝子を発現し、CEAと結合する抗体を産生ずるトラ
ンスフェクトされた5P210細胞を同定するためにス
クリーニング検定を行った。
CEAに対する抗体の検出に用いた検定法は、ウオンら
(Wang、 R,)[I ffimunol、 Me
thods、 l 8 : 157−164 (197
7)]が詳細に説明した標準的な固相ラジオイムノアッ
セイである。
マイクロタイタープレートのウェルに以下の試薬を加え
、撹拌しながら、室温で一夜インキユベートシた:細胞
培養上清25μg、目’I−CEA(アフィニティー精
製)50μg、セファロース結合ヤギ抗−ヒトIgG2
Qμρおよび細胞培1j125μQ0セファロース−抗
−ヒトIgGと結合した免疫複合体をペーパーフィルタ
ー上に採取した。フィルターをガンマカウンターで計数
した。ラジオイムノアッセイの結果、CEAと特異的に
反応する抗体を発現しているクローンが同定された。
B9代体lフィニテ± CEAに対する2機能性キメラ抗体CEM/CHAのK
aを求めるためにアフィニティー検定(親和性検定)を
行った。2機能性キメラ抗体CEM/CHAのCEAに
対する親和性を実施例4Aに記載の標準的なラジオイム
ノアッセイ操作およびスカッチャード分析(Scatc
hard、G、、Ann、NewYork Acad、
 Sci、、 51 :660(1949))によって
測定した。
抗原結合検定は、実施例5Aに記載のごとくにして行っ
た。阻害曲線の作成のために、各反応物に細胞培養培地
25μeの代わりにCEA25μgを加えた。競合物質
の添加量はll−100nである。スカッチャード分析
に関しては、結合/遊離抗原を結合抗原に対してプロ・
4卜することにより、線の負の傾きから規定されるアフ
ィニティー定数を算出できた。キメラ抗体の親和性は少
なくとも本発明のキメラ抗体を誘導するのに用いたネズ
ミ抗体対応物のそれに匹敵していた。
同様にして、2機能性キメラ抗体CEM/CHAのIn
−EDTAキレートに対するKaをも測定した。
EOTUBEのインジウム([[)錯体に対する本発明
キメラ抗体のKaを測定するため、抗体検定を行った。
EOTUBEは、p−(アミノベンジル)EDTAの誘
導体であり、米国特許第151855号[アンダー、ソ
ン(Anderson)、フリンク(J。
W、 Pr1ncke)およびメイアー(D、 L、 
Meyer)、1988年2月3日発行]に記載されて
いる。
EOTUBEの合成法およびその標準的なスカッチャー
ド分析における用途を以下に記載する。
1、EOTUBEの合成 詳細ニハ、EOTUBEf*、N−(2−ヒト0キシエ
チル)−N’−(、−ベンジル)チオ尿素部分のベンジ
ル炭素によってEDTAの内部エチレン炭素の1つが置
換されているEDTAであるく置換されている炭素の立
体化学はSである)。EOTUBEの合成は、可能な限
り金属イオンを排除して行った(例えば、すべてのガラ
ス器具は6MHC(lで洗浄し、脱イオン水だけを用い
た)。
米国特許筒4.622.420号およびメアレス[Me
ares、C,F、、 Anal、Biochem、 
l 42 68−75(1984)]に記載のようにし
て、(S)−p−二トロベンジルEDTAを調製し、(
S)−4−イソチオシアネートベンジルEDTA (以
下、ITCBEと略称する)に変換した。この凍結乾燥
したITCBEを0.3MのHCQ [UItrex、
 J、T、Baker、 Phillipsburg、
 N、 J、 ]に再懸濁して終濃度がおよそ50+a
Mになるようにした。この溶液を一70°Cで保存した
。他に特記事項がなければ、すべての反応は40°Cの
水溶液中で行った。
2011MのITCBE(2,5J112)を200m
Mエタノールアミン(1,35x12)に加え、ION
のNaOHでそのpI−Iを11.0に調節した。その
容量を水を用いて5112に調節し、混合物を15分間
反応させ、この時点でHPLC分析によりチエツクした
。ITCBEのすべてを、HPLC[ヒユーレット−パ
ラカード(Hevlett−Packard)1090
機;G18カラム:50sM)リエチルアンモニウム争
アセテートの水性緩衝液から純メタノールへの直線グラ
ジェント(傾斜溶1)で溶出]で保持時間3.6分のE
OTUBEに変換させた。
得られた生成物を、O,l−IMのギ酸アンモニウム(
pH= 6 )のグラジェント(110m12)で溶離
するDEADセファデックス(Sephadex) A
 −25カラム(11z&)の陰イオン交換クロマトグ
ラフィーで精製したくこのカラムは280n+++でモ
ニターした)。生成物を含むフラクションを集め、凍結
乾燥した。この生成物は、246nmで極大吸収を示し
、吸光係数18.000であった。
その’tll造は、”C−NMRスペクトル法で調べた
[パリアン・インスッルメンツ(Varian In5
trucents)X L −300型300MHz機
を使用]。このスペクトル法は重水中で行った。[TC
BEのインチオシアネート部分における炭素に対応する
ピークは139 ppmのところにあり、これはEOT
UBEでは182 ppa+のピークに換わった。この
ピークはチオ尿素結合における炭素に対応している。I
TCBEのスペクトルの芳香族領域(128〜138p
pm)は4つのピークを示すが、EOTUBEでは3つ
である。脂肪族領域では、ITCBEとEOTUBEに
共通して5つのピークがあり、EOTUBEスペクトル
にはさらに64および49pp−に2つのピークが存在
する。この後者ピークはそれぞれ、ヒドロキシおよびチ
オ尿素部分に隣接する炭素に対応している。
A、9.9540x IQ−’+uolのEOTUBE
を600μCiの11110で標識する。
1、他のいかなる金属も導入することなく次の成分を金
属不含の試験管に加える・ a、0.0158sMの金属不含のEOTUBE  6
3μQ b、0.26Mの金属不含のクエン酸アンモニウム(p
H=6.0)63μ5; c、600μCiの1目In(1,30xlo−@mL
lol)。
2、室温で−・夜インキュベートする。
[3,/a射活性のない(コールド)インジウムを十分
に加え、EOTUBEに対して1.05モル比のインジ
ウム(10Inと基底状態のInの両方)として工程A
を行う。
1、上記(1,A、2)の試験管に0.012a+Mの
基底状態1 nCQ、I O,2μm2(1,044X
 101ms+ol)を加える。
2、室温で4時間インキコベートする。
C0薄層クロマトグラフィー分析を行ってインジウムの
導入を調べる。
1、長さ10.5インチのシリカゲルプレート(,0,
25インチ帯(ストリップ)に区画してレーンとする)
の2つのレーンの底からlciに標識した試料O°、5
μQをスポットする。
2、試料スポットを乾燥させる。
3.10%酢酸アンモニウム:メタノール(1:l)溶
媒系を入れたTLC槽にプレートを入れる。
4.9cxの印のところまでプレートを展開させる。
5、プレートを取り出し、乾燥させる。
6.プレートの各レーンを3つの部分に切り分ける。
a、初めの部分は底から2cmの印のところまで。
b、真中の部分は2〜3.5cmの部分。
C2後ろの部分は3,5ctxh−ら頂上の部分。
7、両レーンについて各部分のcpmを計数する。
8、各レーンの後ろの部分の%は、キレートに導入され
たインジウム%に等しい。
D、インジウムが90%以上導入されたときに、検定に
使用するためEOTUBEをP B S <pト!=7
.5)で4.40μg/μgまで希釈する。
H、=x−>kl’1金装q11 A、5.530xlO”’s+molのEOTUBEを
、EOTUBEに対してモル比1.02xlnC123
でコールド・インジウムを導入する。
1、いかなる汚染金属も導入することなく次の成分を金
属不含の試験管に加える: a、7.9+nMの金属不含のEOTUBE70μm2
(5,530x l O−’mmol) ;b、0.2
6Mの金属不含のクエン酸アンモニウム(pH=6.0
)70μQ; c、  lO,2111Mの基底状態1 ncQ* 5
5.3μQ(5,641X 10−’mmol)。
2、室温で4時間インキュベートする。
B、後記■で使用するためPBS(pH7,5)で希釈
し、0.40ng/μcをl、ml!および0.36n
g/μσをLmQ調製する。
■、恢体感度典葬 A、96ウエルのマイクロタイタープレートに次の成分
を加える(3組): 1.4.4pg/、clのEOTUBE−”’I n−
基底状態In  25μQ 2.20.10.5.2.5、l、25.0゜623.
0.313.0.156.0.080.0.020、ま
たはOμg/m(lの抗体希釈液25μe; 3.10%ウマ血清を含むRPMl  50μg;4.
20μgが0.5μgの抗体と結合するような濃度にま
で希釈したセフ10−スビーズに結合させたヒツジ抗−
マウス!gG C7−チ等(March、 s、 c、
 ) Parkin、 1. and Cuatrec
acas、P、 Analyt、Biochem、 8
0゜149(1974))] 20μQ0 B、室温の回転機で一夜インキユベートする。
C,ウェルの内容物をガラスファイバー濾紙に吸引する
D、濾紙ディスクを切り取り、計数する。
E、結合した分画と抗体希釈液#の関係をグラフにする
F、どの点(希釈液#)が最大結合の90%と等しいか
を決定する。
G、上記により決定された希釈液をスカッチャード検定
に用いる。
■ スカッチャード検定 A、96ウエルのマイクロタイタープレートに次の成分
を加える(3組) t、4.4pg/uQのEOTUBE”’In基底状態
In25μQ 2、上記■−Bで調製した0、4Qng/uQおよび0
.36ng/μ9の段階希釈のEOTUBE−基底状態
In 25uQ、 l 1種類の希釈にそれぞれOを加
え、Iong/ウェルから下って4.40μg/ウェル
の範囲に0を加えて24個の点を得る。
10%ウマ血清を含むRPMIで希釈する。; 3.10%ウマ血清を含むRPMI  25μg;4、
目的の抗体25μt2(、感度検定で測定した濃度): 5、セファロースビーズと結合させたヒツジ抗−マウス
[gG(感度曲線検定で用いたものと同じ)20μQ0 B、室温の回転機で一夜インキユベートする。
C,ウェルの内容物をガラスファイノぐ一濾紙に吸引す
る。
D、 i!@紙ディスクを切り取り、計数する。
E、結合/遊離のモル数に対して結合モル数をプロット
する。
F1曲線の直線部分の直線回帰をとる;負の傾きがKa
である。
c、2礁熊性キメラ抗体CEM/CHAの2機能性活性
の検定 ポリスチレンビーズを、CEAと特異的に結合するモノ
クローナル抗体CEV124で被覆した。
次いで、CEAを被覆ビーズに加え、37°Cで1時間
インキュベートした後、得られたビーズをPBSで洗浄
した。次いで、2機能性キメラCEM/CHAを含有す
る上清をこのビーズに加え、37°Cで1時間反応を進
行させた。PBSで洗浄した後、ビーズを”’ I n
−E DTAと37℃で1時間混合した。もう1回洗浄
した後、抗体CEM/CHAを含有する免疫複合体をペ
ーパーフィルター上に採取し、それをガンマカウンター
で計数した。2機能性キメラCEM/CHAであって1
つのアームがCEAと結合し、他方のアームが金属キレ
ートを結合する抗体を産生ずるトランスフェクトしたS
 P 210細胞を同定し、サブクローニングした。血
清不含の培地(HH2)に適合するよう細胞を順応させ
た後、全レベルが60μg/M(1/ l OIl細胞
程に高いレベルのIgの発現性が得られた。
実施例6 SV40エンハンサー不含のクローニングシステムの構
築 A6 プラスミドpS V 2gpt(E −)の構築
プラスミドpS V 2 gpt −Cla(実施例1
1で構築)(約20μg;10μg)を、水(21μ(
1)、ギブコ反応緩衝液#6(5μ12)、制限酵素P
vull(2μQ)および制限酵素5phH(2μのと
混合した後、37℃で2時間インキュベートした。次い
で、反応混合物を0.5%TBEゲル電気泳動にかけ、
実質上、実施例ID記載の方法に従ってDEAE81紙
からPvull/5phI[消化ベクターフラグメント
を精製した。これら制限部位の3°突出部を充填するた
めに、Pvu■/5phI[消化pSV2gpt−C1
aベクター約20tt(lを、10XT4ポリメラーゼ
緩衝液(700+sM)リス(pH7,4)、10Oi
100iら、50mM  DTT)3μRS dNTP
混合物(各0.5mMのdATP、dTTPSdCTP
およびdGTPS pH7,0)3μQ1水3μQ1お
よびT4DNAポリメラーセ(B RL) 1μ12(
5U)と混合した。この混合物を37℃で15分間イン
キュベートした後、70℃で10分間加熱した。フェノ
ール抽出およびエタノール沈澱の後、DNAをTE緩衝
液5μgに再懸濁した。このDNAフラグメント(約l
μg;約500 ng)を水lOμ(,5Xライゲーシ
ョン緩衝液5μa、io。
μM ATP2μQ1およびT4リガーゼ2μgと混合
した。室温で2時間インキコベートした後、実質上、実
施例IPの方法に従って、ライゲーシッン混合物でE、
coli HB l 01細胞を形質転換した。この形
質転換体からプラスミドDNAを単離し、5V4(lエ
ンハンサ−領域〜0.3kbの適正な欠失を示すプラス
ミドをプラスミドpS V 2 gpt(E−)と命名
した。
B、プラスミドpS V 2 neo(E −)の構築
SV40エンハンサ−不含のpS V 2 neoをも
構築した。プラスミドpSV2neo−C1a(実施例
IPで構築)(約20μQ ;10μg)をギブコ反応
緩衝液#3中、制限酵素BamHIおよびHindll
lにより、実質上、上記と同様にして消化した。電気泳
動にかけたのち、ネオマイシン耐性付与遺伝子を含有す
る約2.3kbのH1ndlI[/ B amHI 7
ラグメントをDEAE81紙から単離、精製した。
同様に、プラスミドpS V 2gpt(E−)も、制
限酵素BamHIおよびHindll[で消化し、電気
泳動にかけて大きいベクターフラグメントを精製した。
次いで、実質上、上記の節に記載の方法に従ってプラス
ミドpS V 2 neo −CIaの約2.3kbE
(indm/ B aaHI neo含有フラグメント
をプラスミドpS V 2gpt(E −)のH1nd
I[I/ B asHI消化ベクターフラグメントにラ
イゲートした。E、coli HBloll[[]胞を
形質転換し、プラスミドDNAを単離した後、プラスミ
ドpS V 2gpL(E−)ベクターバックボーンが
プラスミドpS V 2 neo −CIaの約2.3
kb BamHI/Hindfl[neoフラグメント
と結合してなるこれらのプラスミドをpSV2neo(
E)と命名した。
プラスミドpSV2gpt(E−)DNA約lOμg(
100μQ)を水4μに1ギブフ反応緩衝液#1(12
μ+2)、制限酵素C1al 2ttQ 、および制限
酵素Ba5HI(2μg)と混合し、次いで37℃で一
夜インキユベートした。DEAE81紙に電気泳動し、
た後、大きいベクターフラグメントを精製し、TEIQ
μgに再懸濁した。プラスミド1)HKCE−10(実
施例IHで構築)約20μm2(5μg)を水23aQ
1ギブコ反応緩衝液#l(5μ(り、および制限酵素C
1al  2uQと混合した。37℃で5時間経過した
後、反応物をフェノール/クロロホルム抽出し、エタノ
ール沈澱に付した。次いで、消化したDNAを水25μ
Qに再懸濁し、ギブコ反応緩衝液#3(3μQ)および
制限酵素Ba5HI2μQと混合した。37°Cで2時
間インキュベートした後、消化DNAを電気泳動にかけ
、約9.Okbのネズミ可変、ヒト定常カッパをコード
しているC1al/BamHI制限フラグメントをDE
AE81紙から精製した。
次いで、この約9.Okbフラグメントを上記のごとく
、C1a[/BamHI消化プラスミドpSV2gpt
(E−)とライゲートさせ、E 、 cot i細胞を
形質転換した。プラスミドを単離した後、正しい制限地
図を有するプラスミドをプラスミドpGCEMK(E−
)と命名した。
同様に、プラスミドpHGCE−30(、実施例10で
構築)約40μ12(5μg)を水3μQ。
ギブコ反応緩衝液#l(5μm2)および制限酵素C1
a12μgと混合した。37℃で5時間経過した後、反
応物をフェノール/クロロホルム抽出口、エタ/−ル沈
澱に付した。次いで、消化したDNAを水26aQ1ギ
ブコ反応緩衝液#3(3ag)、および制限酵素Bam
H11μQに再懸濁した。
37℃で2分間経過後、反応混合物15μQをとり、2
50μM EDTAIμffと混合した。37°Cで5
分間経過後、反応混合物の残り15μeもとり、250
μMEDTAIμQと混合した。
このBam81部分消化により、すべての可能なC1a
l/Ban+HI制限フラグメントが得られた。0゜5
%1’ B Eゲル電気泳動にかけ、約12.7kbc
Ia I / B amH1制限フラグメントをDEA
E31紙から精製し、た。この制限フラグメントは、ネ
ズミ可変、ヒト定常ガンマをコードしている遺伝子を含
有している。次いで、約12.7kb C1al/Ba
mH1  (部分)制限フラグメントをC1al/Ba
mH1消化プラスミドpSV2gpt(E−)とライゲ
ートさせ、E、coli細胞を形質転換した。再度、’
l’ :’ttE L、制限部位のマツピングを行い、
適正な制限地図を有するプラスミドをプラスミドpGC
EMG (E−)と命名した。
実質上、実施VA15c記載の方法に従い、ブラスミ 
ドpS V 2 neo(E −)D N A約10μ
g  (100μのを制限酵素C1alおよびBamH
[で消化し、ベクターフラグメントを単離し、精製した
。次いで、ネズミ可変、ヒト定常カッパをコードしてい
る遺伝子を含有する、プラスミドpHKCE−10(実
施例5Cで単pl)の約9.0kbClal/Ba5H
I制限フラグメントを、実質上、実施例5C記載の方法
に従い、プラスミドpS V 2 neo(E −)の
C1ar/BaaHI消化ベクターフラグメントにライ
ゲートさせ、プラスミドpNCEMK(E−)を構築し
た。また、実施例5Cの記載に従い、プラスミドpl−
IC;CE−3Qの約12.7kb C1al/Ba鳳
H1(部分)制限フラグメントをプラスミドpS V 
2 neo(E  )のC1al/BamH17肖化ベ
クターフラグメントにライゲートすることによりプラス
ミドpNCEMG t (E−)を構築した。従って、
プラスミドpNCEMG 1(E−)は、ネズミ可変、
ヒト定常ガンマをコードする遺伝子をS■40エンハン
サー不含発不含発現ベクタ歯上するものである。
プラスミドpsV2gPLの代わりにプラスミドpS 
V 2gpt(E−)を使用する以外は、実質上、ブラ
スミドpG CHA K (実施例3 B )の構築法
に従い、プラスミドpGCHAK(E−)を構築した。
プラスミドpGcHAGl(E−)は、プラスミドpS
 V 2 gptの代わりにプラスミドpS V 2g
pt(E −)を使用する以外は、実質上、プラスミド
pGC)(AGI(実施例3A)の構築法に従って構築
した。
F、プラスミドpNCEMKG 1(E−)の構プラス
ミドpNCEMKG 1(E−)は、プラスミドpNc
EMGlの代わりにプラスミドpNOEMCI(E−)
を使用する以外は、実質上、プラスミドpNCEMKG
 l (実施例3Q)の構築法に従って構築し、た。
G、プラスミドpGcHAKG 1(E−)の構築プラ
スミドpGCHAKG 1(E−)は、プラスミドpG
cHAGlの代わりにプラスミドpcci−tAGI(
E−)を使用する以外は、実質上、プラスミドpGcH
AKG1(実施例3C)の構築法に従って構築した。
H,プラスミドpGC)IAKG 1(E−)およびp
NCEMKG 1(E−)によるS P 210細胞の
トランスフェクシヨン 実施例4に記載の方法に実質上従い、プラスミドpGC
HAKG 1(E−)をまず、5P210細胞にトラン
スフェクトした。5p210細胞をトランスフェクトし
た後、活性CHAキメラ抗体を発現するS P 210
細胞を実施例5Bに記載の方法によって同定し、これら
のクローンをプラスミドpNCEMKG 1(E−)で
トランスフェクトすることによって、高レベルで2機能
性キメラ抗体CEM/CHAの発現を示す細胞を生産し
た。
まず始めに、式: で示されるDNA配列を有するオリゴヌクレオチドポリ
リンカーを製造することにより、中間体プラスミドp1
9HANCHを構築した。このリンカ−は、当業界周知
の方法で1本領デオ牛シオリコヌクレオチドから合成し
た。1本鎖デオキシオリゴヌクレオチドは、バイオサー
チ(B 1osearch)8700  DNA合成装
置[B 1osearch社供給、San Rapha
el CA、]のような、ホスホル7ミダイ) (ph
osphoramidite)の化学を利用する市販の
装置を用いて合成することができる。DNA合成の他の
方法も当業者には既知である。1本鎖DNA合成のため
の、伝統的な改良ホスホトリエステル法は、イタクラら
(I takura)、サイエンス(Science)
、198:1056(1977)およびフレアら(Cr
ea)、プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカ
デミ−・オブ・サイエンシイズUSA。
75:5765(1978)により示されている。
加えて、特に好ましいDNA合成法は、ヒスイングら(
Hsiung)、ニュクレイック・アシッズ・リサーチ
、l l:3227(1983)およびナランら(N 
rang)、メソソズ・イン・エンザイモロジー(Me
thods in EnzyHlology)、68:
90(1980)により開示されている。
約2.5μgの2つのオリゴヌクレオチド鎖を2x7=
−リング緩衝Wl (0,2M NaCl2.20μe
MトリスーH(Jl (pH7,8)および2mMED
TA)50μeおよび水50μgと混合した。この反応
混合物を70℃で5分間加熱したのち、2本の一本鎖が
アニーリングして一本のリンカ−セグメントとなるよう
、室温まで徐々に放冷した。
プラスミドpUc19(二ニー・イングランド・バイオ
ラボ)約lμgを、実質上、既述の方法に従い、制限酵
素EcoRIおよびHindlHで消化した。約2.6
kbのベクターフラグメントを精製した後、E coR
1/ H1ndI!l消化プラスミドptJc19に、
合成したポリリンカーをライゲートさせた。
E 、 col iを形質転換し、再度、プラスミドD
NAを単離し、リンカ−領域内に適切なHindol、
5sp1、Pstl、5stHおよびEcoR1部位を
有するプラスミドをプラスミドpi 9HANと命名し
た。
プラスミド5(−)CHAVLは、最初にBluesc
riptベクター、M13(−)SK (ストラックジ
−ン)を制限酵素BaaHIおよび5stlで消化し、
実質上、既述の方法に従い、大きいベクターフラグメン
トを単離することによって構築した。次いで、プラスミ
ドpMLCH−1を制限酵素Ba5l(Iおよび5st
lで消化し、ネズCHA可変領域をコードしている遺伝
子を含有する約1100bpのフラグメントを単離した
。プラスミドpMt、Cl−Hは、Northern 
Regional Re5earch Laborat
ory、 l 815  North Univers
ity 5treet。
Peoria、 I L 61604に寄託され、その
パーマネント・ストック・カルチャー・コレクションの
一部を構成するE、coli K 12  HB I 
O1/pMLCH−1から好都合に単離することができ
る。
E、coli K12  HBIOI/PMLCF(−
1は受託番号NRRL B−18432の下で入手可能
である。プラスミドpMLCH−1の約1100bp 
BaaHI/5stl制限フラグメントをBamHI/
5sL1消化ベクターM13(−)SKとライゲートさ
せ、得られたプラスミドで実質上、上の実施例記載の方
法に従い、E 、 col iを形質転換した。
再単離および制限マツピングの後、適正な約1100b
pのBamHI/5stlフラグメントを含有するプラ
スミドをプラスミドS (−)CI(A V Lと命名
した。
実質上、既述の方法に従い、プラスミド5(−)CHA
VL約lμgを制限酵素Pstlで消化した。
ネズミCIA可変領域コードしている遺伝子を含有する
約900bpPstl制限フラグメントを単離し、制限
酵素Pstlでポリリンカー領域に切断を施しておいた
プラスミドり19HANとライゲートさせた。形質転換
、再単離および制限マツピングを行った後、ポリリンカ
ーのHindI[[部位と最も近接してCHA遺伝子の
J領域を含有しているプラスミドをプラスミドpl 9
HANCHと命名した。
実質上、既述の方法に従い、プラスミドpGCEMK 
(実施例1で構築)約5μgを制限酵素C1m1および
5splで消化し、OEMカッパプロモーターを含有す
る約2.2kb C1al /5spl制限フラグメン
トを精製した。別の反応で、プラスミドpGCEMKを
制限酵素C1alおよび5stflで消化し、約9.4
kbベクターフラグメントを単離した。さらに、プラス
ミドp19HANcHを制限酵素S sp Iおよび5
stI!で消化し、ネズミカッパCHA可変領域をコー
ドする遺伝子を含有している約931bpの制限フラグ
メントを単離した。
3成分ライゲーンシタン反応により、プラスミドpGC
EMKの約9.4kb C1al/5stlIベクター
フラグメント、プラスミドpGCEMKのOEMプロモ
ーター含有約2.2kb C1al/5spI制限フラ
グメント、およびネズミカッパCHA可変領域をコード
する遺伝子を含有しているプラスミドp 19 HA 
N CHの約931bp 5spl/5sLU制限フラ
グメントのすべてを一緒に、同時にライケートさせ、実
質上、既述の実施例の方法に従い、E、coliを形質
転換した。プラスミドを単離し、制限マツピングに付し
た後、制限フラグメントのサイズが適正であるプラスミ
ドをプラスミドpGCHAK−2と命名した。
同様の方法でプラスミドpGCEMK(E−)<実施例
6Cで構築)を制限酵素C1alおよび5stI[で消
化し、約9.2kb制限フラグメント(SV40エンハ
ンサ−不含)を単離した。次いで、このフラグメントを
プラスミドpGCEMKのCEMカッパプロモーターを
含有する約2.2kbC1al/5spf制限フラグメ
ントおよびプラスミドp19HANCHの約931bp
 5spl/5stlI制限フラグメントとライゲート
させ、プラスミドpGCHAK−3を構築した。プラス
ミドpc CHAK−3とプラスミドpc CHA K
 −2とは、プラスミドpc CF(A K −3がS
V40エンハンサ−を欠如している点でのみ異なる。
プラスミドpGcHAKG1−2は、プラスミドpGC
)IAKの代わりにプラスミドpG CHA K2を使
用する以外はプラスミドpG CHA K Glの構築
法(実施例3C)に従って構築した。同様に、プラスミ
ドpGCHAKG1−3は、プラスミドpGcHAKの
代わりにプラスミドpGCHAK−2を使用し、プラス
ミドpGcHAGlの代わりにプラスミドpGCHΔG
l(E−)を使用する以外はプラスミドpc CHA 
Kの構築法(実施例3C)に従って構築した。プラスミ
ドpGCHΔKGl−2は、CEMカッパプロモーター
から誘導されるCHAキメラL鎖をコードしている遺伝
子、およびキメラH鎖CHA−特異的遺伝子を含有して
いる。プラスミドpGCHAKGl−3は、OEMカッ
パプロモーターから誘導されるCHAキメラし鎖をコー
ドしている遺伝子、およびキメラH鎖CHA−特異的遺
伝子をSV40エンハンサー不含ベクター上に含有して
いる。プラスミドpGCHAKG1−2およびpNCE
MKGlで5P210細胞をトランスフェクトすると、
2機能性キメラCEM/CHAの発現レベルが増加され
ることが示され、プラスミドpc CHA KGl−3
およびpNcEMKGlで5P210細胞をトランスフ
ェクトすると、これもまた2機能性キメラCEM/CH
Aの発現レベルが増加されることが示された。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスミドpMLCE−10およびプラスミド
pHFK−1の制限部位および機能地図、第2図はプラ
スミドpHKCE−10およびプラスミドpGCEMK
の制限部位および機能地図、第3図はプラスミドpMH
CE−3QおよびプラスミドpHGIZの制限部位およ
び機能地図、第4図はプラスミドpHGCEM−30お
工びプラスミドpNcEMGlの制限部位および機能地
図、第5図はプラスミドpNOEMKGlの制限部位お
よび機能地図、第6図はプラスミドpM L CHlお
よびpMLc81dBの制限部位および機能地図、第7
図はプラスミドpc CHA Kの制限部位および機能
地図、第8図はプラスミドpu CV HI nc −
I AおよびpHGl−CHAの制限部位および機能地
図、第9図はプラスミドpGCHAGlの制限部位およ
び機能地図、ならびに第10図はプラスミドpGCF(
AKGIの制限部位および機能地図をそれぞれ示す模式
図である。 第2図 ネス゛ミ CEM231 − ド 代 理 人 弁理士 青白 葆 (外1名)第31 仁、− 第4図 第5図 第6図 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、キメラモノクローナル抗体のヒト癌胎児性抗原に特
    異的なL鎖可変領域をコードしている第1のDNA配列
    、およびキメラモノクローナル抗体のヒト癌胎児性抗原
    に特異的なH鎖可変領域をコードしている第2のDNA
    配列を含有する組換えDNA化合物であって、該抗体L
    鎖可変領域アミノ酸配列が、式: 【遺伝子配列があります】 で示されるアミノ酸配列を含有し、該抗体H鎖可変領域
    アミノ酸配列が、式: 【遺伝子配列があります】 で示されるアミノ酸配列を含有するものである組換えD
    NA化合物。 2、第1のDNA鎖暗号配列が、式: 【遺伝子配列があります】 で示されるDNA配列を含有し、第2のDNA鎖暗号配
    列が、式: 【遺伝子配列があります】 で示されるDNA配列を含有する請求項1に記載の組換
    えDNA化合物。 3、キメラモノクローナル抗体のL鎖定常領域をコード
    している第3のDNA鎖配列、およびキメラモノクロー
    ナル抗体のH鎖定常領域をコードしている第4のDNA
    鎖配列をさらに含有する請求項1または請求項2に記載
    の組換えDNA化合物。 4、第1および第2のDNA鎖暗号配列がネズミハイブ
    リドーマから誘導されたものである請求項1、請求項2
    または請求項3のいずれかに記載の組換えDNA化合物
    。 5、ネズミハイブリドーマがCEM231.6.7であ
    る請求項4に記載の組換えDNA化合物。 6、第3および第4のDNA鎖暗号配列がヒトリンパ球
    から誘導されたものである請求項3に記載の組換えDN
    A化合物。 7、第5図に示されるプラスミドpNCEMKG1であ
    る請求項6に記載の組換えDNA化合物。 8、プラスミドpNCEMKG1(E−)である請求項
    6に記載の組換えDNA化合物。 9、キメラモノクローナル抗体のキレート特異的L鎖可
    変領域をコードしている第1のDNA配列、およびキメ
    ラモノクローナル抗体のキレート特異的H鎖可変領域を
    コードしている第2のDNA配列を含有する組換えDN
    A化合物であって、該抗体L鎖可変領域アミノ酸配列が
    、式: 【遺伝子配列があります】 で示されるアミノ酸配列を含有し、該抗体H鎖可変領域
    アミノ酸配列が、式: 【遺伝子配列があります】 で示されるアミノ酸配列を含有するものである組換えD
    NA化合物。 10、第1のDNA鎖暗号配列が、式: 【遺伝子配列があります】 で示されるDNA配列を含有し、第2のDNA暗号配列
    が、式: 【遺伝子配列があります】 で示されるDNA配列を含有する請求項9に記載の組換
    えDNA化合物。 11、キメラモノクローナル抗体のL鎖定常領域をコー
    ドしている第3のDNA鎖配列、およびキメラモノクロ
    ーナル抗体のH鎖定常領域をコードしている第4のDN
    A鎖配列をさらに含有する請求項9または請求項10に
    記載の組換えDNA化合物。 12、第1および第2のDNA鎖暗号配列がネズミハイ
    ブリドーマから誘導されたものである請求項9、請求項
    10または請求項11のいずれかに記載の組換えDNA
    化合物。 13、ネズミハイブリドーマがCHA255.5である
    請求項12に記載の組換えDNA化合物。 14、第3および第4のDNA鎖暗号配列がヒトリンパ
    球から誘導されたものである請求項11に記載の組換え
    DNA化合物。 15、第10図に示されるプラスミドpGCHAKG1
    である請求項14に記載の組換えDNA化合物。 16、プラスミドpGCHAKG1(E−)である請求
    項14に記載の組換えDNA化合物。 17、プラスミドpGCHAKG1−2である請求項1
    4に記載の組換えDNA化合物。 18、プラスミドpGCHAにG1−3である請求項1
    4に記載の組換えDNA化合物。 19、2機能性キメラCEM/CHAを分泌する形質転
    換された宿主細胞。 20、SP2/0/pNCEMKG1/pGCHAKG
    1である請求項19に記載の宿主細胞。 21、SP2/0/pNCEMKG1/pGCHAKG
    1(E−)である請求項19に記載の宿主細胞。 22、SP2/0/pNCEMKG1/pGCHAKG
    1−2である請求項19に記載の宿主細胞。 23、SP2/0/pNCEMKG1/pGCHAKG
    1−3である請求項19に記載の宿主細胞。 24、SP2/0/pNCEMKG1(E−)/pGC
    HAKG1である請求項19に記載の宿主細胞。 25、SP2/0/pNCEMKG1(E−)/pGC
    HAKG1(E−)である請求項19に記載の宿主細胞
    。 26、SP2/0/pNCEMKG1(E−)/pGC
    HAKG1−2である請求項19に記載の宿主細胞。 27、SP2/0/pNCEMKG1(E−)/pGC
    HAKG1−3である請求項19に記載の宿主細胞。 28、ある1つのL鎖可変領域および対応するある1つ
    のH鎖可変領域が第1の抗原を特異的に認識するL鎖お
    よびH鎖可変領域を含有し、別のL鎖可変領域および対
    応する別のH鎖可変領域が第2の異なる抗原を特異的に
    認識するL鎖およびH鎖可変領域を含有し、さらに、す
    べてのL鎖およびH鎖定常領域がヒト抗体定常領域を含
    有している2機能性キメラモノクローナル抗体。 29、ある1つのL鎖可変領域および対応するある1つ
    のH鎖可変領域がヒト癌胎児性抗原を特異的に認識する
    L鎖およびH鎖可変領域を含有し、別のL鎖可変領域お
    よび対応する別のH鎖可変領域が金属キレートを特異的
    に認識するL鎖およびH鎖可変領域を含有し、さらに、
    すべてのL鎖およびH鎖定常領域がヒト抗体定常領域を
    含有している請求項28に記載の2機能性キメラモノク
    ローナル抗体。 30、ヒト癌胎児性抗原を認識するL鎖可変領域がアミ
    ノ酸配列: 【遺伝子配列があります】 を含有し、ヒト癌胎児性抗原を認識するH鎖可変領域が
    アミノ酸配列: 【遺伝子配列があります】 を含有し、金属キレートを認識するL鎖可変領域がアミ
    ノ酸配列: 【遺伝子配列があります】 を含有し、金属キレートを認識するH鎖可変領域がアミ
    ノ酸配列: 【遺伝子配列があります】 を含有する請求項29に記載の2機能性キメラモノクロ
    ーナル抗体。 31、2機能性キメラCEM/CHAである請求項30
    に記載の2機能性キメラモノクローナル抗体。
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