JPH0214361A - 蓄積データの更新処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明は自動取引装置における蓄積データの更新処理方
式に関し、 上位装置との間で行われる蓄積データの更新処理に基づ
く開局遅れ、取扱休止を解消することを目的とし、 −Ｆ位装置と通信し取引を遂行する取引部を備え、参照
データの更新処理ならびに蓄積した取引データに基づく
更新処理を該上位装置との間で行う自動取引装置におけ
る蓄積データの更新処理方式であって、該参照データな
らびに該取引データからなる蓄積データを格納する保留
メモリと、該保留メモリを管理し該蓄積データの読出し
を行うとともに、受信した更新データに基づく該参照デ
ータの更新処理と、該取引データの保留メモリへの書込
みを行う保留データ管理部と、該上位装置の受信要求に
基づき該更新データを受信して該参照データを更新せし
め、送信要求に基づき蓄積された該取引データを該保留
メモリより読出して該上位装置に送信し更新せしめる保
留取引部と、保留データ管理部に該蓄積データの読出し
書込みを依頼する取引部とを設け、該保留データ管理部
ならびに該保留取引部により、該上位装置との間で該蓄
積データの更新処理を行うように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は金融機関等に導入されている取引システムに係
わり、特に上位装置との間で行われる自動取引装置にお
ける蓄積データの更新処理・方式の改良に関する。

預入、支払等の取引を顧客操作で遂行する顧客操作型取
引装置（自動取引装置と称する）の運用モートとして、
ホストに照会して取引を遂行するオンライン取引モード
の他に、ホストより送信された不良口座データ等の参照
データを参照し取引の可否を判断して取引を遂行するオ
フラインを引モードを備えた装置がある。

このオフライン取引モードは、ホスト側が輻較して取引
要求に対する応答が遅れた場合とか、営業時間外に取引
が行われる場合にオンライン取引モードから切り替えら
れるもので、オフライン取引に必要な不良口座データ、
各種パラメータ、またはその更新データがホストより自
動取引装置に送信され、またホストのマスクファイルを
更新させるためにオフライン取引で発生した取引データ
（オフライン取引データ）が自動取引装置からホストに
それぞれ送信される。

しかしホストとの間で行われるこれら蓄積データの更新
処理は、従来では取引系により開局時に行われていたた
め開局に時間がかかり、また不良口座データを随時更新
しようとするとその間取扱いを一時休止しなければなら
ないという課題があり、さらには蓄積データ送受信で障
害が発生したときは障害切分けが困難で且つ回復するま
で開局できないという課題があった。

このことはオフライン取引を行わない自動取引装置でも
同様で、ホストとの間で出力メソセージのパラメータ等
蓄積データの更新処理がある。

このため、上記課題を解消する自動取引装置における蓄
積データの更新処理方式が求められている。

〔従来の技術〕

第５図は従来の取引システムブロック図、第６図は従来
の蓄積データ更新処理方式説明図である。

特にオフライン取引を行う取引システムでは、第５図に
示すように、ホスト１と自動取引装置４との間でそれぞ
れ互いに交信する取引系（取引部２および取引部５）と
管理系（管理部３お°よび管理部６）とが設けられ、ホ
スト１は取引系によって取引の管理制御を、管理系によ
って自動取引装置４の状態管理制御をそれぞれ行うよう
に構成されている。

自動取引装置４の取引部５には、ホスト１の取引部２に
照会して取引を遂行するオンライン取引部７と自動取引
装置４内で取引の可否を判断して取引を遂行するオフラ
イン取引部９とがあり、例えばオンライン取引時にホス
ト１からの応答がないとき、これを切替部８が検出して
オフライン取引モードに切替え、応答を受信するとあら
ためてオンライン取引を開局する。

以下、取引部５による取引処理ならびに更新処理を第６
図に従い説明する。

（１１開局処理 開局要求をホス）１に送信すると、開局許可に続いて、
取引明細書に印字するメツセージを指定するパラメータ
、オフライン取引で参照する不良口座データ等がホスト
１より送信され、これを受信、格納した後に開局（顧客
操作待ち状態に設定）する。

（２）　　オンライン取引 オンライン取引部７は、顧客による取引種別等のキー人
力、カード、通帳、現金等の媒体入力が行われると、こ
れらの取引情報に基づきホスト１に取引要求電文を送信
し、取引許可電文が応答されると、現金の収納、記帳、
カードへの記録等取引を遂行する。

（３）　　オフライン取引モードへの切替上記オンライ
ン取引において、切替部８はホスト１からの応答の有無
を監視し、所定時間経過しても応答が無いとき、媒体を
返却せしめた後オフライン取引部９に切り替える。

（４）　　オフライン取引 オフライン取引部９は、顧客操作により入力された取引
情報に基づき受信済み不良口座データ５２を参照し、取
引の可否を判断して取引を遂行する。

このとき成立した取引データはオフライン取引データ５
１として保存される。

（５）　　オンライン再開局 応答待ちの前記取引許可電文が受信されると、切替部８
はオンライン取引部７に切り替える。

このとき、オンライン取引部７は、開局要求をホストｌ
に送信し、開局許可を受信した後取引済みのオフライン
取引データ５■をホスト１に送信して顧客操作待ち状態
に設定する。

（６）不良口座データ５２の入替え要求または更新要求
がホスト１より送信されたときは取扱休止状態にして受
信し更新する。

以上のオンライン取引のための交信ならびに蓄積データ
５０（不良口座データ、オフライン取引データ等）の送
受信は、それぞれホスト１の取引部２および自動取引装
置４の取引部５で構成される取引系で行われ、これら蓄
積データ５０の送受信中は自動取引装置４が開局待ちま
たは休止状態となるように構成されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上説明したように、ホストとの間で行われる蓄積デー
タの更新処理（送受信および更新）は、従来では取引系
で行われていたため、その間自動取引装置は開局待ちま
たは休止状態となっていた。

このため、特にオフライン取引を行う自動取引装置では
、開局前に送受信する蓄積データ量が多いため開局待ち
時間が長くなり、また蓄積データ送受信に障害が発生す
ると回復処理が複雑で且つ回復後でなければ開局できな
いという課題があった。

本発明は上記課題に鑑み、上位装置との間で行われる蓄
積データの更新処理による開局遅れ、取扱休止を防止す
る自動取引装置における蓄積データの更新処理方式を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明の自動取引装置におけ
る蓄積データの更新処理方式は、第１図本発明の原理図
に示すように、 参照データ（５２）ならびに取引データ（５１）からな
る蓄積データ（５０）を格納する保留メモり　（２９）
と、 該保留メモＩＪ　　（２９）を管理し該蓄積データ（５
０）の読出しを行うとともに、受信した更新データ（５
３）に基づく該参照データ（５２）の更新処理と、該取
引データ（５１）の保留メモリ　（２９）への書込みを
行う保留データ管理部（２８）と、上位装置（１０）の
受信要求に基づき該更新データ（５３）を受信して該保
留データ管理部（２８）に更新せしめ、蓄積された該取
引データ（５１）を該保留メモリ　（２９）より読出し
て該上位装置に送信し更新せしめる保留取引部（２２）
と、該保留データ管理部（２８）に該蓄積データ（５０
）の読出し書込みを依頼する取引部（２１）とを設ける
。

〔作　用〕

上位装置（以下ホスト）１０との間で更新処理を行う保
留取引系を取引系とは独立して設ける。

このため、蓄積データ５０を格納する保留メモリ２９を
設け、取引部２１および保留取引部２２との蓄積データ
５０の受は渡しならびに保留メモリ２９内の更新処理を
保留データ管理部２８が行う。

これにより、取引部２１は参照データ（以下不良口座デ
ータとする）の読出しを保留データ管理部２８に依頼し
てオフライン取引を遂行し、取引結果の取引データ（以
下オフライン取引データ）５１の記録を保留データ管理
部２８に依頼する。

一方、保留取引部２２は上位装置１０から参照データの
受信要求があれば更新データ５３を受信して保留メモリ
２９に格納、更新せしめ、また、未送信のオフライン取
引データ５１が保留メモリ２９に存在し、送信状態であ
れば上位装置１０に送信する。

以上のごとく蓄積データ５０の更新処理を取引系より分
離、管理することにより取引系とは非同期に処理するこ
とができ、開局遅れ、休止状態が回避される。

なお、蓄積データ５０は、特にオフライン取引に関する
データに限るものではなく、例えばパラメータ等、オン
ライン取引以外のデータであればすべて保留取引系で取
扱うことができる。

〔実施例］ 本発明の実施例を図を用いて詳細に説明する。

第２図は実施例の取引システムブロック図、第３図はオ
フライン取引処理フローチャート図、第４図は保留取引
部の処理フローチャート図である。

以下の実施例では、蓄積データ５０のうち、参照データ
５２として不良口座データ５２、取引データ５１として
オフライン取引データ５１を対象として説明する。

また、蓄積データ５０の更新処理に関する各部名称に「
保留」を冠し、取引系と区別している。

第２図自動取引装置２０において、 ２１は取引部であって、オンライン取引部２３．オフラ
イン取引部２４．切替部８より構成され、このうちオフ
ライン取引部２４は、発生したオフライン取引データ５
１を保留データ管理部２８に書込み依頼するオフライン
取引データ書込部２５、ならびにオフライン取引時に保
留データ管理部２８に不良口座データ５２の読取りを依
頼して取引対象の小量ロ座を検出する不良口座検出部２
６より構成されるもの、２２は保留取引部で、取引部２
１とは別アドレスが割付けられて、ホス１−１０の保留
取引部１２との間で蓄積データ５０の送受信を行うもの
、 ２９は保留メモリで、蓄積データ５０を格納するもの、 ２８は保留データ管理部で、蓄積データ５０の保留メモ
リ２９への書込み、読出しならびに更新処理を行うもの
、 ２７は顧客操作部で、顧客カード、通帳等の磁気ストラ
イプ読取り、書替え１通帳記入、明細書の発行等を行う
リーダライタ／プリンタ部、現金の入金、支払を行う現
金取扱部、暗証番号、取引種別、金額等の人カポタン等
を備えるもの、３０は回線制御部で、ホスト１との間で
通信を行うものである。

また、ホスト１０（上位装置）において、１１は取引部
で、自動取引装置２０の取引部２１の取引要求に対し取
引の可否を判別して応答し、取り結果に基づき図示省略
したマスクファイル゛を更新するとともに、保留ファイ
ル１３に受信したオフライン取引データ５１に基づきマ
スクファイルを更新するもの、 １２は保留取引部で、取引部１１とは別アドレスが与え
られて自動取引装置２０の保留取引部２２との間で蓄積
データ５０のやりとりを行うもの、１３は保留ファイル
で、蓄積データ５０を格納、即ち受信したオフライン取
引データ５１を格納し、最新の不良口座データ５２がフ
ァイルされるものである。

以上のごとく、ホスト１０と自動取引装置２０との間に
は、蓄積データ５０　（オフライン取引データ５１゜不
良口座データ５２）をやりとりする保留取引系（保留取
引部１２および保留取引部２２）が設けられ為、自動取
引装置２０における取引処理とは非同期に蓄積データ５
０を送受し更新処理を行う。

以上構成の取引システムにより、自動取引装置２０では
以下の動作が行われる。

〔オンライン取引部処理〕

オンライン取引部２３は、開局要求を取引部１１に送信
し開局許可が応答されると、直ちに顧客操作待ち状態に
設定する。

これは、オフライン取引モードからの切替時にも同様に
行われ、以下顧客操作により通常のオンライン取引処理
が行われる。

〔オフライン取引処理〕　（第３図参照）（１１ホスト
１の応答がタイムアウトになると、オフライン取引部２
４に切替えられ、オフライン取引モードとなる。

（２）　　このとき保留メモリ２９がフル状態、または
不良口座データ５２未受信状態ならば、保留データ管理
部２８より通知されて顧客操作を禁止し、状態回復待ち
する。

（３）顧客操作がなされ顧客カードまたは通帳が入力さ
れると、磁気ストライブを読取り、保留メモリ２９に格
納されている不良口座データ５２を保留データ管理部２
８を介して参照し、取引対象の口座が不良口座か否かを
チエツクする。

（４）取引部ならば、例えば入金の場合、入金口座指定
、現金入金、現金収納、通帳印字・通°帳磁気ストライ
プ更新、通帳返却等、一連の操作、取引処理が行われる
。

（５）本取引データをオンラインの通帳入金要求電文と
同形式で保留メモリ２９に格納せしめる。

以上のごとくオフライン取引部２４は不良ロ座デーク５
２の受信済みを確認して顧客操作を受付るとともに、取
引終了後はそのオフライン取引データ５１を保留データ
管理部２８に依頼して保存させる。

（保留取引部の送受信処理〕　（第４図参照）（１）ホ
ス目０より保留取引部２２に対して、例えばポーリング
方式で電文が送信される。

（２）送信要求の電文であれば、未送信のオフライン取
引データ５１の有無を検索し、有れば保留メモ１Ｊ２９
より読取って、ホストＩＯの保留取引部＋２宛に送信す
る。

（３）不良ロ座更新／入れ替え要求電文であれば、取引
部２１に不良ロ座閉を通知する。

取引部２１ではオフライン取引モードであれば顧客操作
を禁止し、更新データ５３を受信して保留メモリ２９の
入替え／更新処理を行う。

オンライン取引モードであれば、休止せず更新データ５
３を受信する。

なお、不良口座入替え要求は、開局前ではなく、開局後
オンライン取引の間に随時行われるが、受信前にオフラ
イン取引モードになったときは、前述のごとく取扱休止
となる。

（４）受信終了後取引部２１に不良ロ座開を通知し、休
止中であればオフライン取引モードを開設する。

以上のごとく、蓄積データ５０を取引系とは独立して管
理することにより、取引処理と非同期にホスト１０との
間で蓄積データ５０の更新処理を行うことができ、オン
ライン開局時に取引系によって蓄積データ５０が送受さ
れないため、開局遅れ、取扱休止が防止される。

なお、保留取引部２２の送受する対象データは、前述し
たように、オフライン取引に関するデータに限るもので
はなく、オンライン取引に係わるデータ以外ならばすべ
て取り扱うことができる。

〔発明の効果〕

本発明は、上位装置との間で蓄積データ゛の更新処理を
行う保留取引系を設け、取引処理とは非同期で更新処理
を行うように構成した蓄積データの更新処理方式を提供
するもので、 （１）蓄積データ更新処理による自動取引装置のオンラ
イン開局の遅れを回避できる （２）上位装置から任意の時間に取引を休止せず参照デ
ータの更新ならびに取引データの吸い上げができる （３）蓄積データの送受信障害が発生しても、取引処理
に影響を与えない （４）取引処理と蓄積データ更新処理とを分離したため
、障害切分けが容易で回復処理が速くなる等多大の効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は実施例の取引システムブロック図、第３図はオ
フライン取引処理フローチャート図、第４図は保留取引
部の処理フローチャート第５図は従来の取引システムブ
ロック図、第６図は従来の蓄積データ更新処理方式説で
ある。図中、 １０は上位装置、ホスト、１１は取引部、１２は引部、
２０は自動取引装置、２１は取引部、２２取引部、２３
はオンライン取引部、２４はオフ取引部、２５はオフラ
イン取引データ書込部不良ロ座検出部、２７は顧客操作
部、２８は保夕管理部、２９は保留メモリ、３０は回線
制御は蓄積データ、５１は取引データ、オフライデータ
、５２は参照データ、不良口座データ更新データである
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上位装置（１０）と通信し取引を遂行する取引部（２１
   ）を備え、参照データ（５２）の更新処理ならびに蓄積
   した取引データ（５１）に基づく更新処理を該上位装置
   との間で行う自動取引装置における蓄積データの更新処
   理方式であって、 該参照データ（５２）ならびに該取引データ（５１）か
   らなる蓄積データ（５０）を格納する保留メモリ（２９
   ）と、 該保留メモリ（２９）を管理し該蓄積データ（５０）の
   読出しを行うとともに、受信した更新データ（５３）に
   基づく該参照データ（５２）の更新処理と、該取引デー
   タ（５１）の保留メモリ（２９）への書込みを行う保留
   データ管理部（２８）と、 該上位装置（１０）の受信要求に基づき該更新データ（
   ５３）を受信して該参照データ（５２）を更新せしめ、
   送信要求に基づき蓄積された該取引データ（５１）を該
   保留メモリ（２９）より読出して該上位装置に送信し更
   新せしめる保留取引部（２２）と、該保留データ管理部
   （２８）に該蓄積データ（５０）の読出し書込みを依頼
   する取引部（２１）とを設け、 該保留データ管理部（２８）ならびに該保留取引部（２
   ２）により、該上位装置との間で該蓄積データ（５０）
   の更新処理を行うことを特徴とする自動取引装置におけ
   る蓄積データの更新処理方式。