JPH02142684A - 異種金属管継手の製造方法 - Google Patents

異種金属管継手の製造方法

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JPH02142684A
JPH02142684A JP1006725A JP672589A JPH02142684A JP H02142684 A JPH02142684 A JP H02142684A JP 1006725 A JP1006725 A JP 1006725A JP 672589 A JP672589 A JP 672589A JP H02142684 A JPH02142684 A JP H02142684A
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Kazuyuki Nakasuji
中筋 和行
Masayasu Kojima
正康 小嶋
Kyoji Nakao
中尾 恭次
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Nippon Steel Corp
Benkan Kikoh Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
Sumikin Kikoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、材質の異なる金属管、例えばチタン管と鋼管
或いはステンレス鋼管とチタン管というような金属管同
志の接続に使用される異種金属管継手の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) 各種プラントでは、用途や環境等を考慮してそれに適し
た各種の金属管、例えばステンレス鋼管、チタン管、ア
ルミニウム管等が使用されている。
従って、これらプラントでは異なる材質の金属管(異種
金属管)を接合しなければならない場合がある。金属管
の接合には、作業能率に優れ且つ安価である溶接で行う
のが有利である。しかし、溶接では接続する両金属管の
材質によっては接続することができないことがある。
溶接では例えば、鋼管とステンレス鋼管というような異
種金属管であれば接続することができるが、チタン管と
銅管、或いはステンレス鋼管とチタン管というような異
種金属管であれば、溶接部に非常に脆い金属間化合物が
生成するので接続することができない。チタン管と鋼管
の場合には熔接部にTi*Cu、 T1Cu3等の金属
間化合物が、ステンレス鋼管とチタン管では溶接部にT
fzNi、 TiN1z、等の金属間化合物が生成する
そこで、このような溶接で接続することができない異種
金属管の場合には、従来衣のような方法がとられている
例えば、第12図に示すように金属管A(例えばチタン
管)の接合側の端部にこれと同じ材料のドーナツ状の円
板(20)を、一方、金属管B(例えば鋼管)の端部に
これと同じ材料のドーナツ状の円板(21)を、それぞ
れ嵌装し溶接で固定した後、円板(20)と(21)同
志をボルト(22)で締めつけて接続するいわゆるフラ
ンジ型継手(23)を使用する方法である。しかし、フ
ランジ型継手では継手部が接続する管の外径よりも大き
くなるので、配管施工時の邪魔となり、配管設計上に制
約をうけるという不利がある。さらには、接合部のシー
ル性についての信頼度が低いという欠点がある。
また、他の接続方法としては異種金属管の端面同志を合
わせ、圧力をかけながら管を回転させて接合するいわゆ
る摩擦圧接という方法もある。この方法はフランジ型継
手のような接合部が管の外径よりも大きくなるというよ
うなことはないが、接合部のシール性についての信頼度
が低いという欠点がある。さらには、摩擦圧接では接合
面が管軸に対して垂直であるので、接合面積が接合せん
とする管材の断面と同程度にならざるを得す、従って接
合強度に限界がある。
ところで、このようなフランジ型継手および摩擦圧接に
おける欠点を解消することができる方法に、第13図に
示すような接続しようとする異種の金属管AおよびBと
同じ材料の管(24)と(25)、(例えば金属管Aが
チタンならば(24)はチタン管、金属管Bが銅管なら
ば(25)は鋼管)を接合して作った金属接合継手(2
6)を金属管AとBとの間に介在させて、それぞれの端
部同志を溶接(27)して接続する方法がある。この方
法によれば、溶接は同種の金属であるので溶接部に金属
間化合物が生成することがない、また、接合部が管の外
径より大きくなるというようなこともなく、且つシール
性についての信頼度も高い。
そして、このような金属接合継手、即ち異種金属管継手
を熱間静水圧加圧法を利用して製造する方法が提案され
ている(特開昭61−52996号公報)。
しかし、熱間静水圧加圧法では生産性が低く、継手のコ
ストが高くなるという難点がある。
このように従来の接続方法では接合部のシール性或いは
継手の生産性に難点がある。また、異種金属管の接続は
必ずしも第12図および第13図に示すような内・外径
が同一のものとは限らない、場合によっては内・外径の
異なる異種金属管の接続を必要とすることがある。この
ような場合にも、接合部のシール性が高く、且つ溶接に
よる金属間化合物の生成も起こらない異種金属管継手を
利用するのが有利である。即ち、継手の片端部側の内・
外径が接続する異種金属管の一方の金属管の内・外径と
同一で、継手の他端部側の内・外径が他方の金属管の内
・外径と同一である異径型の異種金属管継手を使用する
のがよい、しかし、摩擦圧接や熱間静水圧加圧法のよう
な従来の製造方法では、安価に且つ品質に優れた異径型
の異種金属管継手を製造するのが困難である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の課題は、内・外径が同一の異種金属管或いは内
・外径が異なる異種金属管を溶接によって接続すること
ができる継手であって、継手の片端部側が接続しようと
する一方の異種金属管と同じ材料で且つ同−内・外径を
有し、継手の他端部側が他方の異種金属管と同じ材料で
かつ同−内・外径を有し、シール性の信穎度が高く、接
合面積が大きく接合強度に優れた異種金属管継手を安価
に且つ効率よく製造する方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、下記の■および■にある。
■二重クラッド管の片端から任意の位置まで拡径加工又
は縮径加工して異径二重クラッド管とし、次いで、この
異径二重クラッド管の少なくとも小径部側の内層材と大
径部側の外層材とを、又は少なくとも小径部側の外層材
と大径部側の内層材とを切削除去することを特徴とする
異種金属管継手の製造方法。
■二重クラッド棒の片端から任意の位置まで拡径加工又
は縮径加工して異径二重クラッド棒とし、次いで、この
異径二重クラッド棒の大径部側で内層材、小径部側で外
層材が残るように内・外削加工するか、又は大径部側で
外層材、小径部側で内層材が残るように内・外削加工す
ることを特徴とする異種金属管継手の製造方法。
(作用) 以下、添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明方法の主要な製造工程を示す図である
素材である二重クラッド管および二重クラッド棒は、熱
間傾斜圧延法、熱間静水圧押出し法等の熱間延伸加工法
、煽着法或いは拡散焼鈍法等で製造することができる。
二重クラッド管および二重クラッド棒は、内層材が接続
しようとする異種金属管のどちらか一方の金属管と同じ
材料、外層材が他方の金属管と同じ材料からなるもので
ある。即ち、接続する異種金属管の一方が例えばチタン
管、他方が鋼管の場合には、内層材がチタンで外層材が
銅、もしくは内層材が銅で外層材がチタンである二重ク
ラッド管および二重クラッド棒である。
次いで、この素材の二重クラッド管および二重クラッド
棒を所定の長さに切断し、その片端から任意の位置まで
拡径加工又は縮径加工を施す、拡径加工は、二重クラッ
ド管の場合には、例えば第2図(a)に示すように内層
材(1)と外層材(2)とからなる二重クラッド管(3
)の内部にプラグ(4)を挿入し、これを途中まで押し
込むことで行うことができる。
二重クラッド棒の場合には、例えばくさび形状をしたプ
ラグを途中まで押し込むことで行うことができる。一方
、縮径加工は、二重クラッド管の場合には、例えば同図
(ハ)に示すように二重クラッド管(3)をダイス(5
)に途中まで押し込むことで行うことができる。同様に
二重クラッド棒の場合にもダイスで縮径加工することが
できる。
拡径加工又は縮径加工後は、内層材および外層材の所定
部分に機械加工を施して除去し、片端部側が内層材で他
端部側が外層材からなる継手全長が同−内・外径を有し
た直管型の異種金属管継手、もしくは継手中央部から異
なる内・外径を有した異径型の異種金属管継手とする。
なお、前記拡径加工および縮径加工は冷間で行ってもよ
く、或いは冷間での加工が困難なもの、例えばステンレ
ス鋼、チタン合金のようなものは熱間で加工する方がよ
い。
このように、長尺の二重クラッド管又は二重クラッド棒
を素材とし、上記の工程で順次加工を行えば、接合強度
に優れた安価な直管型の異種金属管継手もしくは異径型
の異種金属管継手を能率よく製造することができるので
ある。
次に、二重クラッド管および二重クラッド棒から異種金
属管継手を製造する方法を、前記工程に沿って拡径加工
による場合と縮径加工による場合とに分けて具体的に説
明する。
まず、本願第1発明にかかる二重クラッド管を素材とし
、この片端側に拡径加工を施してから異種金属管継手を
製造する方法について説明する。
第3図は、各工程における被加工材の形状の一例を示す
断面図である。
同図(a)は、長尺のものから必要な長さに切断加工し
た後の二重クラッド管(3)を示したものである。
この二重クラッド管(3)は、前記したように内層材(
1)は接続する異種金属管のどちらか一方と同じ材料、
外層材(2)は他方の異種金属管と同じ材料である。そ
して、この二重クラッド管(3)の片端側から任意の位
置まで拡径加工を施して、第2図(b)に示すような異
径二重クラッド管(6)に成形する。
二重クラッド管の片端側に拡径加工、もしくは次に述べ
る縮径加工のいずれを施すかは、接続しようとする異種
金属管の外径に応じて適宜選択すればよい0通常は接続
すべき異種金属管の外径より二重クラッド管の外径の方
が小さければ拡径加工、接続すべき異種金属管の外径よ
り二重クラッド管の外径の方が大きければ縮径加工を施
す。
この拡径加工に際し、異径二重クラッド管から両端部の
内・外径が同一である直管型の異種金属管継手を製造す
る場合は、同図ら)に示すように片端側(拡径側)の内
層材(1)の外径d1が、他端側(拡径を施していない
元のままの側)の外層材(2)の外径d2とほぼ同じ大
きさとなるように行うのがよい。
両端部の内・外径が異なる異径型の異種金属管継手を製
造する場合は、このようにしてもよく、或いは第4図(
alに示すような片端側(拡径側)の内層材(1)の外
径d2を、他端側(拡径を施していない元のままの側)
の外層材(2)の外径d0よりも大きくしてもよい、要
は、接続する異種金属管の大きさに応じて適宜法めれば
よい。
次いで、異径二重クラッド管(6)の所定部分に機械加
工を施す0機械加工は切削する部分を適正に選ぶことに
より直管型の異種金属管継手もしくは異径型の異種金属
管継手とすることができる。即ち、第3図(C)の(イ
)に示すように小径部側の内層材(1)と大径部側の外
層材(2)に対して機械加工を施し、この部分を切削除
去すれば同図(d)の(イ)に示すような中央部に接合
部(7)を有し、継手の片端部側が外層材(2)で他端
部側が内層材(1)からなる直管型の異種金属管継手(
8)を得ることができる。又は第3図(C)の(ロ)に
示すように小径部側の外層材(2〕と大径部側の内層材
(1)に機械加工を施して切削除去すれば、同図(d)
の(ロ)に示すような中央部に接合部(7)を有し、継
手の小径部側が内層材(])で大径部側が外層材(2)
からなる両端部の内・外径の異なる異種金属管継手(9
)を得ることができる。或いは第4図(alに示すよう
に異径二重クラフト管(6)の小径部側の内層材(1)
と大径部側の外層材(2)を切削除去すれば、同図(b
)に示すような中央部に接合部(7)を有し、前記異径
型の継手とは逆の小径部側が外層材(2)で大径部側が
内層材(1)からなる異径型の異種金属管継手(9)を
得ることもできる。
なお、機械加工は二重クラッド管の場合でも、後述する
二重クラッド棒の場合でも、継手とするに不要な内層材
と外層材の所定部分に施せば、本発明の目的は達成され
るが、他の部分にも機械加工を施し、接合すべき異種金
属管と同−内・外径の継手に仕上げてもよい。
一方、二重クラッド管を縮径加工してから異種金属管継
手を製造する場合も、はぼ前記と同様の方法で製造する
ことができる。
第5図は、縮径加工してから異種金属管継手を製造する
場合の各工程における被加工材の形状の一例を示す断面
図である。
所定の長さに切断後の二重クラッド管(3)(第5図(
a))を、その片端から任意の位置まで縮径加工して異
径二重クラッド管(6ン(第5図(ハ))に形成する。
縮径量は接続する異種金属管の内・外径に応じて適宜法
めればよいが、直管型の異種金属管継手を製造する場合
は、片端側(縮径側)の外層材(2)の外径d4が、他
端側(1M径を施していない元のままの側)の内層材(
1)の外径dzとほぼ同じ大きさとなるように行うのが
よい、異径型の異種金属管継手を製造する場合は、この
ようにしてもよく、或いは第6図(a)に示すように片
端側(flit径側)の外層材(2)の外径dsが、他
端側(11径を施していない元のままの側)の内層材(
1)の外径d、より小さ(なるようにしてもよい。
次いで、第5図(C)の(イ)に示すように異径二重ク
ラッド管(6)の小径部側の内層材(1)と大径部側の
外層材(])に機機械工を施し、この部分を切削除去す
れば、同図(d)の(イ)に示すような中央部に接合部
(7)を有し、継手の片端部側が外層材(2)で他端部
側が内層材(1)からなる両端部の内・外径の等しい直
管型の異種金属管継手(8)を得ることができる。
又は同図(C)の(ロ)に示すように小径部側の外層材
(2)と大径部側の内層材(1)とを切削除去すれば、
同図(d)の(ロ)に示すような中央部に接合部(7)
を有し、継手の小径部側が内層材0)で大径部側が外層
材(2)からなる両端部の内・外径が異なる異種金属管
継手(9)を得ることができる。或いは第6図(a)に
示すように異径二重クラッド管(6)の小径部側の内層
材(1)と大径部側の外層材(2)とを切削除去すれば
、前記異径型の継手とは逆の小径部側が外層材(2)で
大径部側が内層材【】)からなる異径型の異種金属管継
手(9)を得ることもできる。
次に、本願第2発明にかかる二重クラッド棒から異種金
属管継手を製造する方法について説明する。
第7図は、二重クラッド棒を拡径加工してから異種金属
管継手を製造する場合の各工程における被加工材の形状
の一例を示す断面図である。
内層材(1)(芯材)と外層材(2)とからなる二重ク
ラッド棒0ω(第7図(a))を、その片端側から任意
の位置まで拡径加工して異径二重クラッド棒(10に成
形する(第7図(b))。
二重クラッド棒の場合も、直管型の異種金属管継手を製
造する場合は、同図ら)に示すように片端側(拡径側)
の内層材(1)の外径d、が、他端側(拡径を施してい
ない元のままの側)の外層材(2)の外径d、とほぼ同
じ大きさとなるように拡径加工を施すのがよい、異径型
の異種金属管継手を製造する場合は、このようにしても
よく、或いは第8図(a)に示すように片端側(拡径側
)の内層材(1)の外径d8を、他端側(拡径を施して
いない元のままの側)の外層材(2)の外径d6より大
きくしてもよい。
次いで、異径二重クラッド捧01)に機械加工を施す0
機械加工も前記と同様、切削する部分を適正に選ぶこと
により直管型の異種金属管継手もしくは異径型の異種金
属管継手とすることができる。
即ち、第7図(C)の(イ)に示すように少なくとも大
径部側の外層材(2)を切削除去して軸方向の段付形状
を解消し、且つ内層材(1)を大径部側でその外周層0
りを残して切削除去すれば、第7図(d)の(イ)に示
すような中央部に接合部(7)を有し、継手の片端部側
が内層材(1)で他端部側が外層材(2)からなる両端
部の内・外径が等しい直管型の異種金属管継手(8)を
得ることができる。又は第7図(C)の(ロ)に示すよ
うに不必要な小径部側の外層材(2)を切削除去し、且
つ内層材(1)をこの小径部側で外周層面を残して切削
除去すれば、同図(d)の(ロ)に示すような中央部に
接合部(7)を有し、継手の小径部側が内層材(1)で
大径部側が外層材(2)からなる異径型の異種金属管継
手(9)を得ることができる。或いは第8図(a)に示
すように大径部側の外層材(2)を切削除去し、且つ内
層材(1)を大径部側でその外周層02)を残して切削
除去すれば、前記異径型の継手とは逆の小径部側が外層
材(2)で大径部側が内層材(1)からなる中央部に接
合部(7)を有する異径型の異種金属管継手(9)を得
ることもできる。
一方、二重クラッド捧を縮径加工してから異種金属管継
手を製造する場合も、はぼ前記と同様の方法で行うこと
ができる。
第9図は、二重クラッド棒を縮径加工してから異種金属
管継手を製造する場合の各工程における被加工材の形状
の一例を示す断面図である。
二重クラッド棒00)(第9図(a))の片端側から任
意の位置まで縮径加工を施し、異径二重クラッド棒01
)に形成する(第9図〜))。
縮径加工に際して、異径二重クラッド棒から直管型の異
種金属管継手を製造する場合は、同図(b)に示すよう
に片端側(縮径側)の外層材(2)の外径d。
が、他端側(縮径を施していない元のままの側)の内層
材(1)の外径d、とほぼ同じ大きさとなるように行う
のがよく、異径型の異種金属管継手を製造する場合は、
このようにしてもよく、或いは第10図(a)に示すよ
うに片端側(I部側)の外層材(2)の外径(1+oを
、他端側(縮径を施していない元のままの側)の内層材
(1)の外径d8より小さくしてもよい。
次いで、第9図(C)の(イ)に示すように少なくとも
大径部側の外層材(2)を切削除去して軸方向の段付形
状を解消し、且つ内層材(1)を大径部側でその外周1
!1021を残して切削除去すれば、第9図(d)の(
イ)に示すような中央部に接合部(7)を有し、継手の
片端側が内層材(1)で他端側が外層材(2)からなる
両端部の内・外径が同一の異種金属管継手(8)を得る
ことができる。又は第9図(C)の(ロ)に示すように
小径部側の外層材(2)を切削除去し、且つ内層材(1
)をこの小径部側で外周層0りを残して切削除去すれば
、同図(d)の(ロ)に示すような中央部に接合部(7
)を有し、継手の小径部側が内層材(1)で大径部側が
外層材(2)からなる異径型の異種金属管継手(9)を
得ることができる。或いは第10図(b)に示すように
大径部側の外層材(2)を切削除去し、且つ内層材(1
)を大径部側でその外周層021を残して切削除去すれ
ば、前記とは反対の継手の小径部側が外層材(2)で大
径部側が内層材(1)からなり、中央部に接合部(7)
を有する異径型の異種金属管継手(9)を得ることもで
きる。
第11図(a)は、本発明方法で製作した直管型の異種
金属管継手(8)を用いて内・外径が同一の異種金属管
AおよびBを、同図(b)は異径型の異種金属管継手(
9)を用いて内・外径が異なる異種金属管AおよびBを
、それぞれ溶接で接続したときの概略図である。異種金
属管継手(8)および(9)は金属管A側がこれと同じ
材料、金属管B側がこれと同じ材料であるので、溶接部
0争には脆い金属間化合物が生じない、また、継手は接
続する金属間と同じ内・外径を有しているので、フラン
ジ型継手のように接続部が徒に大きくなるという問題が
ない。
なお、管内を流れる液体によっては異種金属管継手の接
合界面における拡散層の耐食性が問題となる場合が考え
られる。そのような場合には、素材の二重クラッド管お
よび二重クラッド棒を製造するに際し、内層材と外層材
との間に適当な中間材を介在させてやれば、接合界面に
耐食性に優れた拡散層を形成させることができる。
さらには、本発明方法で製作された異種金属管継手は、
継手を構成する異種金属間の接合界面が、従来の摩擦圧
接に比べてはるかに長いので接合強度に優れる。そして
、その接合界面はプラグやダイスによる拡径角度または
縮径角度を変えることで、任意の長さとすることができ
るので、設計上必要な強度に応じて自由にその長さを選
択するこ、とができる、熱論、組み合わせる金属管はど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
次に実施例により本発明を更に説明する。
(実施例1) 3個のコーン型ロールを有する傾斜圧延機を使用し、チ
タンの外層材(外径:4011I+1、肉厚: 3mm
)と、銅の内層材(外径:34111fi、肉厚:3+
i+s)とからなるチタンクラッド鋼管を製造した。
なお、チタンは純チタン(JIS 1146302種)
、銅は無酸素!fil(JIS I+ 3300 C1
020)を使用した。
これを100mm長さに切断した後、600°Cに加熱
して片端から4抛−にプラグによる拡径加工又はダイス
による縮径加工を施し、下記サイズの異径チタンクラッ
ド鋼管に形成した。
(1)拡径後の異径チタンクラッド鋼管0片端側(拡径
側) 外径44.4mmX内径34av X肉厚(2,5+2
.7)mm■他端側(無拡径側) 外径40+u+X内径2hi+X肉厚(3+ 3)園−
(2)縮径後の異径チタンクラッド鋼管0片端側(I極
側) 外径34m■×内径21 、2nn X肉厚(3,2+
3.2)mm■他端側(無縮径側) 外径40Illll×内径28I1ml×肉厚(3+3
) +wm次いで、前記(1)の拡径後の異径チタンク
ラッド鋼管を第3図(C)の(イ)に示すように小径部
側の内層材と大径部側の外層材を切削除去し、片端部側
が純チタンで他端部側が無酸素銅で中央部に接合部を有
する外径38−一×内径35mm X肉厚1.51の直
管型の異種金属管継手を製作した。また、第3図(C)
の(ロ)に示すように小径部側の外層材と大径部側の内
層材を切削除去し、継手の大径部側が純チタンで外径4
4+u+X内径40+*@X肉厚2a11、小径部側が
無酸素銅で外径33mm X内径29鵬閣×肉厚2mm
、中央部に接合部を有する異径型の異種金属管継手を製
作した。
一方、前記(2)の縮径後の異径チタンクラッド銅管を
同様に機械加工し、片端部側が純チタンで他端部側が無
酸素銅で中央部に接合部を有し、外径33IllI×内
径29■×肉厚2111の直管型の異種金属管継手と、
大径部側が純チタンで外径39IIIffi×内径35
m+11X肉W−2111m、小径部側が無酸素銅で外
径26 、5nua×内径24.5mmX肉厚211m
1、中央部に接合部を有する異径型の異種金属管継手を
製作した 製作したそれぞれの異種金属管継手の接合部を浸透探傷
試験で検査した結果、欠陥は全く認められなかった。ま
た、接合部の強度を調べるために異種金属管継手の両端
から引っ張る試験を行ったところ、破断位置は鋼部であ
った。これは、接合部が母材と同等以上の強度をもつこ
とを示す。
(実施例2) 実施例1と同じ傾斜圧延機を使用し、チタンの外層材(
外径=4011鵬、肉厚=5+sm)と、銅の中実の内
層材(径:30+sm)とからなるチタンクラッド銅棒
、ステンレス鋼の外層材(外径=401all、肉厚:
3+m)と、アルミニウムの中実の内層材(径:34m
m)とからなるステンレスクラッドアルミニウム棒とを
製造した。
なお、チタンと銅は実施例1と同じもの、ステンレス鋼
はJIS SUS 304L、アルミニウムはJIS 
H40401070のものを用いた。
これを10011I11長さに切断した後、チタンクラ
ッド銅棒については600℃に加熱後、ステンレスクラ
フトアルミニウム棒については500°Cに加熱後、片
端から40a+mをダイスによりそれぞれ下記サイズに
縮径加工を施した。
(3)縮径後の異径チタンクラッド銅棒0片端側(縮径
側) 外層材の外径30m+w、内層材の径19.5+am■
他端側(無縮径側) 外層材の外径40mm、内層材の径30II11(4)
11径後の異径ステンレスクラッドアルミニウム棒 ■片端側(縮径側) 外層材の外径34III11、内層材の径27.5mm
■他端側(無縮径側) 外層材の外径4(1w+m、内層材の径34II11次
いで、前記(3)の拡径後の異径チタンクラッド銅棒を
第7図(C)の(イ)に示すように大径部側の外層材を
切削除去して段付形状を解消し、且つ内層。
材を大径部側で外周層を残して切削除去し、片端部側が
純チタンで他端部側が無酸素銅で中央部に接合部を有す
る外径29I11×内径23n+m X肉厚311Il
の直管型の異種金属管継手を製作した。また、第7図(
C)の(ロ)に示すように小径部側の外層材を切削除去
し、且つ内層材を小径部側で外周層を残して切削除去し
、継手の大径部側が純チタンで外径39麟鵬×内径33
nus X肉厚3wl11、小径部側が無酸素銅で外径
191×内径13+a+ x肉厚3mm 、中央部に接
合部を有する異径型の異種金属管継手を製作した。
一方、前記(4)の縮径移の異径ステンレスクラッドア
ルミニウム棒を同様に機械加工し、片端部側がステンレ
ス鋼で他端部側がアルミニウムで中央部に接合部を有し
た外径33II11×内径29a+m X肉w−2−の
直管型の異種金属管継手と、継手の大径部側がステンレ
ス鋼で外径391111×内径35IIa+×肉厚21
1111゜小径部側がアルミニウムで外径27II11
×内径23I+111×肉厚2II11、中央部に接合
部を有した異径型の異種金属管継手を製作した。
製作したそれぞれの異種金属管継手について、実施例1
と同じ浸透探傷試験と引張り試験を行った。その結果、
いずれの継手も接合部には欠陥は全く認められず、破断
位置は母材部であった。
(発明の効果) 以上説明した如く、本発明方法によれば接合強度に優れ
た継手両端部の内・外径が同一である異種金属管継手お
よび両端部の内・外径が異なる異種金属管継手を能率よ
く且つ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の主要な製造工程を示す図、 第2図は、拡径加工および縮径加工の一例を示す模式図
、 第3図は、本願第1発明にかかる二重クラッド管を拡径
加工してから異種金属管継手を製造する場合の各工程に
おける被加工材の形状の一例を示す図、 第4図は、他の機械加工例を示す図、 第5図は、本願第1発明にかかる二重クラッド管を縮径
加工してから異種金属管継手を製造する場合の各工程に
おける被加工材の形状の一例を示す図、 第6図は、他の機械加工例を示す図、 第7図は、本願第2発明にかかる二重クラッド棒を拡径
加工してから異種金属管継手を製造する場合の各工程に
おける被加工材の形状の一例を示す図、 第8図は、他の機械加工例を示す図、 第9図は、本願第2発明にかかる二重クラッド棒を縮径
加工してから異種金属管継手を製造する場合の各工程に
おける被加工材の形状の一例を示す図、 第10図は、他の機械加工例を示す図、第11図は、本
発明方法によって作製した異種金属管継手を用いて異種
金属管を接続する方法を示す模式図、 第12図は、従来のフランジ型継手を用いて異種金属管
を接続する方法を示す模式図、 第13図は、従来の異種金属管継手を用いて異種金属管
を接続する方法を示す模式図、である。 (1)内層材     (2)外層材 (3)二重クラッド管 (4)プラグ (5)ダイス     (6)異径二重クラッド管(7
)接合部     (8)直管型の異種金属管継手(9
)異径型の異種金属管継手 θm二重クラッド棒 (11)異径二重クラッド捧Q2
1外周層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二重クラッド管の片端から任意の位置まで拡径加
    工又は縮径加工して異径二重クラッド管とし、次いで、
    この異径二重クラッド管の少なくとも小径部側の内層材
    と大径部側の外層材とを、又は少なくとも小径部側の外
    層材と大径部側の内層材とを切削除去することを特徴と
    する異種金属管継手の製造方法。
  2. (2)二重クラッド棒の片端から任意の位置まで拡径加
    工又は縮径加工して異径二重クラッド棒とし、次いで、
    この異径二重クラッド棒の大径部側で内層材、小径部側
    で外層材が残るように内・外削加工するか、又は大径部
    側で外層材、小径部側で内層材が残るように内・外削加
    工することを特徴とする異種金属管継手の製造方法。
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