JPH02142075A

JPH02142075A - コネクタ用接地クリップおよびクリップを用いたコネクタ組立体

Info

Publication number: JPH02142075A
Application number: JP1255110A
Authority: JP
Inventors: Bryce W Blair; ブライス　ウィルソン　ブレア; Jeffrey M Norton; ジェフリー　マーク　ノートン; Daniel E Stahl; ダニエル　ユージン　スタール
Original assignee: AMP Inc
Current assignee: TE Connectivity Corp
Priority date: 1988-09-30
Filing date: 1989-09-29
Publication date: 1990-05-31
Also published as: GB2223634A; GB8920372D0; GB2223634B; US4925400A; DE8911648U1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はコネクタの分野、特にシールド・コネクタ用の
接地手段に係わる。

（従来の技術）結合コネクタ（ｍａｔｊ、ｎｇｃｏｎｎｅｃｔｏｒｓ）
を互いに結合させるのに、手作業では対応端子を一対ず
つ正しく結合させるのに必要な正しい１ｌｉｌｌｌ線及
び角度整列を達成できない場合がある。このようなコネ
クタの場合、それぞれのコネクタの移動を一括して機械
的に規制し、コネクタが取り付けられているフレーム構
造に設けた手段により互いにほぼ正確な軸線及び角度整
列関係に案内する。しかし、特に小型端子を多数そなえ
た高密度コネクタにおいては、フレーム構造では得られ
ないほどの高精度の整列が必要であり、従って、コネク
タは端子結合に先き立って整列を完成する一体的な整列
機構を含まねばならない。この高精度な整列が達成され
れば係合機構が正しく作用して、結合すべきコネクタの
係合は許すが、結合すべきでないコネクタの結合は許さ
ないということになる。

従来の整列機構は一方のコネクタから耐力へ突出して他
方のコネクタの対応孔へ受容される互いに間隔を保つ一
対の頑丈な、比較的直径の大きい整列ポストを含む。こ
のようなコネクタはラックアンドパネル形コネクタを含
み、一方のコネクタはそのフレーム構造に遊動自在に取
り付けられ、従って側方へ移動できる。この種のコネク
タとしては例えば、商品名ＭＥＴＲＩＭＡＴＥ　Ｄｒａ
ｗｅｒ　Ｃｏｎｎｅｃｔｏｒとしてペンシルバニア州ハ
リスバーグのＡ　Ｍ　Ｐインコーボレーテノドから市販
されているコネクタや、米国特許第４，６６４，４５６
号に開示されているコネクタなどがある。整列ポスト筋
端のテーパのついた円錐台形の当接面が両コネクタの接
近に伴ない、対応孔への入口を成す対応するテーパのつ
いた円錐台形の当接面と係合する。両コネタタは軸線も
角度もやや不整列の状態にあるのが杼道だからである。

当接面が係合すると、部分的調節可能なコネクタが移動
し、整列ボス１へが対応孔へ完全に進入すると、固定さ
れている他方のコネクタと整列する。整列ポストは一組
のコンタクト端子が互いに結合する前に両コネクタを軸
整列させるに充分な長さをそなえている。

ポスト及びこれと対応する孔に金属メツキを施し、この
金属メツキがシャシ・アースと導電関係に接続して、コ
ンタクト端子の結合前に両コネクタ間における静電気放
電（Ｄｉｓｃｈａｒｇｅ　ｏｆ　Ｅｌｅｃｔｒｏ−ｓｔ
ａｔｉｃ　Ｐｏｔｅｎｔｉａｌ、　Ｅ　Ｓ　Ｄ）を可能
にするいわゆるラックアンドパネル形コネクタは公知で
ある。

理論上、もしコネクタが精密に整列した関係で互いに接
近すれば、整列ポストと対応する孔の当接面は係合しな
いことになる。即ち、もしポストと孔の当接面が導電性
でありながら、何ら係合が起こらなければ、コンタクト
端子係合前のアースへの静電気放電は起こらない。その
ような事態は起こり難いが、ＥＳＤからの保護に想念を
抱かせる程度にそのような可能性が残されている。さら
にまた、コネクタがほぼ整列し、当接面が整列ポスト進
入の最終段階になって初めて係合するという。

比較的蓋然性の高い事態も考えられ、この場合には、コ
ネクタの他の場所で接触寸前の導電要素により放電が起
こる可能性がある。

結合状態のコネクタを完全に囲み、ケーブルの導電接地
シールドとあたかもその連続的な延長部であるかのよう
に接続する導電シールドを設けることによって、電磁／
ラジオ波障害（ＥＭＩ／ＲＦＩ）から保護しなければな
らない電気信号を電送するためのコネクタは公知である
。コネクタの導電シールドは多くの場合金属シェルの形
態を取り、このシェル内にはケーブルの各導線を成端す
る端子を収納する絶縁材インサートが収納されている。

導電シールドはプラスチック製コネクタハウジングに施
した金属化メツキの形態を取ることもできる。コネクタ
が互いに結合した状態では、内蔵する端子の側方でシェ
ル間に軸方向ギャップがあってはならず、結合状態にあ
る結合コネクタのシェル間に電気的接続が存在しなけれ
ばならず、シェル内のハウジングの周りに複数の前記電
気的接続が存在することが好ましい。各コネクタの導電
性シェルは端子が結合するまでに互いに接地係合関係に
入る。

このようなＥＭＩ／ＲＦＩ防止コネクタ・システムは米
国特許節４，８０８，１１５号　”Ｌｉｎｅ　Ｒｅｐ］
ａｃｅａｂｌｅ　Ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ　Ａｓｓｅｍｂｌ
ｙ　ｆｏｒ　ｕｓｅ　ｗｉｔｈ　Ｐｒ１ｎｔｅｄＣｉｒ
ｃｕｉｔ　Ｂｏａｒｄｓ　（プリント回路基板と共に使
用するための線交換可能なコネクタ組立体）″に開示さ
れており、　Ｌ　ＲＭ　（Ｌｉｎｅ　Ｒｅｐｌａｃｅａ
ｂｌｅ　Ｍｏｄｕｌｅ）コネクタの端子を内蔵する絶縁
ハウジングは前方に突出した整列リブがマザーボード・
コネクタの四部に進入するのに呼応してシェル内を側方
へ移動することによってマザーボード・コネクタと正確
に整列する。この特許に開示されているシェル間の接地
係合はコネクタ間の精密な整列とあまり関係がない。Ｌ
ＲＭシェルはＬＲＭカバー・プレートに固定されており
、前記カバー・プレートはその両側から外方へ突出する
一対のフランジを有し、マザーボード・コネクタから外
方へ突出し。

かつこれとほぼ整列する制御装置の囲いの側壁に沿って
形成した互いに対向するＬＲＭ案内溝に沿って前記フラ
ンジが拘束されながら動く。ＬＲＭシェルの前端はコネ
クタハウジングから側方に間隔を保ち、マザーボード・
コネクタシェル前端がこれに受容される。ＬＲＭシェル
の前端はその内周面に＋、Ｂ−片で形成されたＥＭＩば
ねフィンガーが取り付けてあり、これらのフィンガーは
内側後方へ突出し、マザーボード・コネクタシェルの前
端と係合する。前記ばねフィンガーは弾性を有し、両シ
ェルが互いに精密にではなく適度なずれを伴なって整列
することにより、ハウジングを囲んで両シェル間に確実
な接地係合関係を確立するのを可能にする。挿入、整列
、結合が完了したら、ＬＲＭを対向する溝内にクサビ式
に係止するように調整されている公知のクサビ式係止機
構を利用すればよい。マザーボード・コネクタシェルは
制御装置のフレーム構造に固定され、シャシの接地と電
気的に接続する。

（発明の解決すべき課題）遠隔操作による、または機械的制約下に行われる軸方向
結合に際して互いに自ら整列すると共に、接続されるコ
ネクタ間及びシステム間の電気的接続に影響を及ぼす静
電位に対する確実な保護を提供するコネクタの結合対を
得ることが望まれる。

係合の際に互いに自ら整列すると共に、ＥＭＩ／ＲＦＩ
からもＥＳＤからも保護される結合自在なコネクタ・シ
ステムを提供することも望まれる。

さらには、コネクタハウジングを整列させるシステムが
固定コネクタハウジングの金属シェルをそのシェルに対
して厳密な位置関係を維持することにより、金属シェル
に固定した係合要素をこれと協働する可動コネクタ側の
係合要素と整列させる機能をも果すことが望ましい。

（課題を解決するための手段）本発明は第１及び第２シールド・コネクタを結合させる
ため、第２コネクタに設けた一対の頑丈な導電性整列ポ
ストと、第１コネクタの整列ポスト受容孔に設けた接地
クリップとで構成した整列機構を含む。接地クリップは
前記ポストと係合する少なくとも一つの、好ましくは互
いに対向する一対のばねアームを含み、この一対のばね
アームは整列ポスト受容孔の中心軸に向かって前方内側
へ突出し、その自由端が円滑に整列ポスト前端と係合し
５該係合に伴なって撓む。整列の過程において、各接地
クリップはコネクタが結合する前に、また、コネクタの
いずれかの部分が互いに物理的に係合するか、あるいは
いずれか一方のコネクタの導電性の部分が他方のコネク
タの端子部分と最接近する前に、それぞれの整列ポスト
と確実に係合する。

整列ポストに押されてばねアームが半径方向に外方へ撓
むのに伴なって整列ポストは受容孔へ進入し、該受容孔
の前面部分と当接することによって整列させられ、両コ
ネクタを互いに整列させる。

接地クリップは第１コネクタのシールドと該コネクタの
結合面より後方で導電接続し、整列ポストは第２コネク
タのシールドと導電接続し、コネクタ・シールドの一つ
はシャシ・アースと導電接続する。一方のコネクタのば
ねアームが他方のコネクタの整列ポストと係合すること
で最初の物理的係合が起こると、これに続くコネクタ／
コネクタ係合に先き立って静電気が確実に放電される。

接地クリップは組立工程においてコネクタのシールドシ
ェル面と係合してばねのバイアスに抗して撓み、前記シ
ェル面との導電係合を維持するように形成された後方へ
突出するばねアームをそなえることもできる。

また、本発明では、第２コネクタの一部である整列ポス
トが第２コネクタの金属シェルをそのハウジングと整列
した関係に保持し、コネクタ組立体の係合要素を絶縁ハ
ウジングではなく金属ハウジングに取り付けることを可
能にする。結合の過程で両コネクタを正しく係合させる
には、一方のコネクタの係合要素をこれと対応する他方
のコネクタの係合要素と整列させねばならない。整列ポ
ストの中間部分は金属シェルの孔に押入され、かつこれ
を貫通し、該ポストの後部とほぼ一致する寸法の孔に受
容される。なお、コネクタハウジング・フランジの孔は
ハウジングの端子収容路に対する基準となるように精密
に位置設定されている。

（作用と効果）本発明の接地クリップとそれを用いたコネクタによれば
、いずれか一方のコネクタの電気素子が他方のコネクタ
の導電要素と結合または接近する前に両コネクタ間の静
電気を確実に放電させることができる。

更に又１本発明によれば整列ポストを利用して金属シェ
ルをポスト内蔵コネクタのハウジングと整列させ、係合
要素をこれと協働する相手コネクタの係合要素と正しく
係合するのに好適な位置でシェルに固定することを可能
にすると共に、ポスト及び係合要素をプラスチックハウ
ジングに直接固定したり、金属ボストの周りにハウジン
グを一体成形したすせずにコネクタを製造することがで
きる。

（実施例）添付の図面に沿って以下に本発明の詳細な説明する。

第１．２Ａ及び２Ｂ図は支持金属板１４．マザーボード
１６、マザーボード１６に取り付けられた複数のマザー
ボード・コネクタ１８の１つ、及びマザーボード・コネ
クタ１８と結合可能な前端にモジュール・コネクタ２２
が固定されている複数の線取り替え可能モジュール（Ｌ
ｉｎｅ　Ｒｅｐｌａｃｅａｂｌｅ　Ｍｏｄｕｉａ。

ＬＲＭと略称）２０の１つから成るフレーム構造１２を
有する制御装置の一部を示す。ＬＲＭ２０は制御装置１
０に挿入でき、かつ該ＬＲＭを連携するマザーボード・
コネクタ１８とほぼ整列させるフレーム構造工２の固定
された対向溝２４．２４に沿って移動するようにＬＲＭ
２０は拘束されている。このＬＲＭ２０は米国特許第４
，８０８，１１５号に開示されているものと同様のタイ
プであり、内部に固定されている電子パッケージ２８の
ためのＥＭＩ／ＲＦＩシールドとして作用すると共にこ
れを物理的に保護する一対のアルミ製カバー２６を有し
、前記パッケージはモジュール・コネクタ２２を介して
制御装置のマザーボード１６と接続している。電子パッ
ケージ２８はアルミ製冷却板部材３２の側面に取り付け
られたＶＨ５ＩＣ回路カード３０．及び該カードの回路
パスと接続する電気的及び電子的素子などから成る。

モジュール・コネクタ２２の端子３４は電子パッケージ
２８の前端において前記回路パスと接続し、モジュール
・コネクタ２２の絶縁ハウジング３８にある各通路３６
内に配置されている。金属カバー２６の前端はハウジン
グ３８を完全に囲み、さらにハウジング３８を越えて突
出するシールド４０を含み、このシールド内にハウジン
グ３８が遊動自在に取り付けられる。冷却板部材３２は
ＬＲＭ２０の両側に沿って延設され、各々の溝２４の中
に納まるフランジ４２を含む。

マザーボード・コネクタ１８はシールディング及び保護
を目的として、熱処理し、機械加工したアルミ製金属シ
ェル４４と、例えば硫化ポリフェニレンから成形し、金
属シェル４４の広い空洞４８内に収まる絶縁ハウジング
４６を含む。金属シェル４４はシェル・フランジ５４に
形成した孔５２．ハウジング・フランジ５８に形成した
孔５６にファスナ５０を挿通し、さらに支持板１４の孔
６０に螺入することによって支持板１４に固定する。ハ
ウジング４６の結合面６６から後方へ、ポスト接触部６
８に達するそれぞれの通路６４内に複数の端子６２が配
置され、前記ポスト接触部６８はハウジング４６から後
方へ突出して支持板１４の広い切り欠き７０を貫通し、
マザーボード１６のメツキを施された貫通孔７２内に固
定される。マザーボード・コネクタ１８の８角形の係止
要素７４がこれと対応するモジュール・コネクタ２２の
係止要素７６と協働することにより、該当する複数のＬ
ＲＭの中の一つとの結合は許すがもう一つの、および該
当しないＬ　ＲＭとの結合は許さない。複数の端子６２
をそれぞれと対応するモジュール・コネクタ２２の端子
３４と正しく係合させるには、マザーボードが取り付け
られている制御装置フレーム構造１２の溝２４では達成
できない厳密なコネクタ整列が必要である。

第４図に示すように、端子との間に厳密な対応関係を保
ち、マザーボード・コネクタ１８の結合面６６から軸方
向に前方へ突出し、その先端が円錐台形の先端８２を形
成する、少なくとも一対の円筒状整列ポスト８ｏをマザ
ーボード・コネクタ１８に固定し、これを利用して厳密
な整列を達成する。モジュール・コネクタ２２は米国特
許第４，８０８．１１５号に開示されているように金属
カバー２６に対して横移動させることができるようにＬ
ＲＭに固定されており、モジュール・コネクタの端子と
の間に所定の関係を保ち、かつモジュール・コネクタ２
２の係合面１０４に沿って面取り導入面部分１０２から
軸方向に後方へ延設された、整列ポスト８０と対応する
ポスト受容孔１００を含む。ポスト受容孔１００の方形
前端部１０８の側壁１０６は対応の整列ポスト８０の直
径とほぼ一致するように寸法設定されている。ＬＲＭ２
０がマザーボード１６に向かって軸方向に移動し、コネ
クタが結合する直前までの間、整列ポスト８０が遊動自
在なモジュール・コネクタ２２を強制的に横移動させ、
コネクタとそれと結合する端子とを結合するのに適当な
ように精密に整列させて、ポスト８０の軸線がこれと対
応する孔１００の軸線と一致するまで整列ポスト８０の
円錐台形の先端８２が対応する受容孔１００の中に進入
し、孔１００の導入面１０２に係合、当接する。

それぞれのポスト受容孔１００内に接地クリップ１２０
を固定しである。第３図に示すように各接地クリップ１
２０は本体部分１２４から前方へ、かつ自由端１２６に
向かって半径方向に内方へ突出する一対の前方ばねアー
ム１２２を含み、前記自由端１２６は組み立てられた状
態でモジュール・コネクタ２２の結合面１０４に沿った
位置、好ましくは該結合面よりもやや後退した位置を占
める。自由端１２６は導入部を画成するように折り曲げ
てあり、コネクタ結合のための初期整列段階において各
整列ポスト８０の円錐台形の先端８２と円滑に係合し、
第４図及び５図に示すように半径方向に外方へ撓む。各
接地クリップ１２０は本体部１２４から自由端１３０に
至る細長い後方ばねアーム１２８を含み、前記自由端１
３０はモジュール・コネクタ２２の背面１３２から後方
へ突出している。細長いばねアーム１２８は金属カバー
２６をＬＲＭ２０に組み立てる段階で、　自由端１３０
がＬＲＭ２０の一方の金属カバー２６の部分１３４と係
合してばねアーム１２８がばねのバイアスに抗して撓み
、ＬＲＭが完全に組み立てられた状態で前記カバーと導
電係合するような方向に延びている。

接地クリップの自由端１２６と整列ポスト８０の先端８
２との係合に際しては、いずれか一方のコネクタのいず
れかの端子が他方のコネクタの導電性部分に接近する前
に、先ずモジュール・コネクタ２２の一部がマザーボー
ド・コネクタ１８と係合することにより、両コネクタ間
の静電気の放電点を画成する。整列ポスト８０はファス
ナ５０を介して支持板１４に固定されている金属シェル
４４と導電的な係合状態にあり、ポスト８０の底面９４
が制御装置フレーム構造１２の一部である支持板１４に
固定されてシステムのシャシ接地パスを完成する。この
ように構成することにより、シャシ・アースへの安全な
静電気放電、いわゆるＥＳＤからの保護が可能となり、
制御装置１０内に固定され、マザーボード１６と電気的
に接続しているＬＲＭ２０またはその他のＬＲＭ（複数
）に含まれる電子パッケージ２８の素子またはその性能
に対する静電位の影響が防止される。

接地クリップ１２０は各ポスト受容孔１００へ下記のよ
うに取り付け、配置することが好ましい。本体部分１２
４はＵ字形または方形であり、対応する整列ポスト８０
とこれとほぼ一致する寸法の孔の前方部分１０８との同
軸整列を妨げないようにモジュール・コネクタ２２の背
面］３２から孔１００の広い後方部分１１０へ挿入する
。孔の前方部分１０８とこれよりも広い後方部分１１０
の間に画成される段部１１２に本体部分１２４の横断方
向前縁１３６が当接して接地クリップ１２０がそれ以上
進むのヲ凹止する。前方ばねアーム１２２は各側壁１０
６に形成された凹み１１．４に沿って前方へ、かつ孔の
前方部分１０８の中心に向かって内方へ延び、半径方向
に外方へ前記凹み１１４内に撓むことができる。

各接地クリップ１２０は本体部分１２４からやや外方へ
、本体部分１２４に沿って後方へ突出する一対の突起１
３８を含むことが好ましく、接地クリップ１２０を背面
１３２からポスト受容孔１００へ完全に押入すると前記
突起１３８の端部１４０が前記凹み１１４の後端から成
る前向き段部１１６と当接することにより、接地クリッ
プ１２０が対応する整列ポスト８０によって後方へ押し
やられるのを防止する。組み立ての工程においてＬＲＭ
２０の金属カバーの一部と自動的に係合するように構成
したから、接地クリップ１２０はコネクタの構造及び組
み立てを簡略化する。

接地クリップ１２０は例えば厚さｏ、ｏｏｓインチの、
例えばベリリウム銅薄板から打ち抜き成形し、ポスト受
容孔１００への整列ポスト８０の受容を妨げず、かつ対
応するポスト受容孔１００内での整列ポスト８０の正確
な同軸整列能力を妨げないように形状を与え、寸法設定
し、かつ取り付ける。

各整列ポスト８０はマザーボード・コネクタハウジング
４６とマザーボート１６との整列、金属シェル４４と制
御装置フレーム構造１２の支持板１４との、従って、ハ
ウジング４６との整列、及びＥＳＤからの保護のための
シャシ接地パス部分を結合、形成する際のコネクタ間整
列を維持するのに寄与する。

整列ポスト８０は好ましくはステンレススチールから精
密機械加工し、表面処理して正確に同心関係の同軸部分
を有するようにする。

結合コネクタが横長の場合、整列ポスト及びこれに対応
するポスト受容孔の一方を各コネクタの１次基準として
選び、他方のポスト及び孔を２次基準とする。１次基準
は横断面の画才法、即ち、モジュール・コネクタの長手
方向及び幅方向の寸法に関してポスト受容孔を正確に寸
法設定することによって維持される。２次基準となるモ
ジュール・コネクタのポスト受容孔は楕円形を呈し、幅
方向には正確に寸法設定するが、長手方向には公差補正
のためやや広めに設定する。細長いプラスチックハウジ
ングを製造する場合、長手方向に増加傾向の寸法違いが
生じ易いからである。２次基準と考えられるマザーボー
ド・コネクタ端部の整列ポスト及びファスナのための孔
と、これ対応する支持板及びマザーボードの孔もやや横
長に形成することにより僅かな公差の補正を可能にして
組み立てを容易にする一方、整列ポストに対応するシェ
ルの孔は正確に寸法設定され、位置を固定された円形孔
とする。

第６図及び７図は本発明のＥＳＤ接地クリップ１５０の
他の実施例を示し、　この実施例はモジュール・コネク
タ１８０のハウジング１７０の円筒状（またはやや楕円
筒に近い形状）のポスト受容孔１７２に沿って配置され
た円筒状本体部分１５２と、初期段階で（図示しない）
結合コネクタの整列ポストの表面部分と係合して外方へ
撓む一対の前方ばねアーム１５４を具備する。接地クリ
ップ１５０は金属薄板から打ち抜き成形すればよく、円
筒状本体部分１５２は例えばＣ字形に形成すればよい。

保持アーム１５６はポスト受容孔に沿ったクリップ１５
０の後方への移動を段部１７４において制止する手段１
５８を提供する。クリップ後端１６２の近くから前方外
方へ突起１６０が突出し、ポスト受容孔１７２に沿って
設けた後方に向いた制止面１７６と係合する。後方へ突
出するばねアーム１６４は、ばねのバイアス作用下にモ
ジュール・コネクタ１８０の金属シェル１８２の部分１
７８と導電的に係合する。この実施例の場合５本体部分
１５２は少なくとも組み立て後に正確な円筒形でなけれ
ばならず、ポストの受容を妨げずにポスト受容孔が整列
のための正確な基準として作用するためには本体部分１
５２の内外径を正確に寸法設定しなければならない。

【図面の簡単な説明】

第１図は整列ポストを有するマザーボード・コネクタと
ポスト受容孔を有するモジュール・コネクタを、互いに
間隔を保った整列及び結合直前の状態で示す斜視図：　
第２Ａ図はモジュール・コネクタが取り付けられている
ＬＲＭを一部断面で示す斜視図で、接地クリップの１つ
を分離して示しである；　第２Ｂ図はマザーボード・コ
ネクタと整列ポストと分離しであるファスナとを示す制
御装置のフレーム構造の一部断面図；　第３図は本発明
の接地クリップの一実施例を示す拡大図；第４図及び５
図はボス１−がポスト受容孔から間隔を保ち、前記孔に
受容されようとしている状態で、ボス１−受容孔に取り
付けられた第３図のクリップを示す長手方向断面図；　
第６図及び７図は本発明の接地クリップの他の実施例を
示す立面図であり、第７図ではモジュール・コネクタと
共にクリップを９０°回転させた状態で示している。１０・・・コネクタ組立体　１２　　・・フレーム構造
１８・・・第２コネクタ２２・・・第１コネクタ（ハウジング）２４・・案内手
段　　　　３４・・・接地クリップ４０・・・シールド
　　　　　４４・・シールド６２・・・端子　　　　　
　６６・・・結合面８０・・・整列ポスト　　　８２・
・・前端１００・・・ポスト受容孔　　１０２・・・当
接面１０４・・結合面　　　　　１２０・・・接地クリ
ップ１２２・・・ばねアーム　　　１２４・・・本体部
分１２６・・・前端（自由端）１３０・・・係合手段１
３４・・・係合手段

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電気用の第１コネクタと第２コネクタとを結合す
る直前の精密整列の過程において第２コネクタの導電性
整列ポストの前端と係合して前記両コネクタ間の静電気
をシャシ・アースへ放電する第１コネクタの接地クリッ
プであって；前記第１コネクタのハウジングのポスト受容孔内に配置
され、前記受容孔に沿って軸方向に移動しないように固
定された本体部分と；前記本体部分から前方へ突出し、前記第１コネクタの結
合面から前記受容孔へ進入する前記第２コネクタの前記
整列ポストの前端にむかって内方へ湾曲し、前記整列ポ
ストによって半径方向に外方へ撓ませられる少なくとも
一つのばねアームと；前記第１コネクタが完全に組み立
てられた状態で前記第１コネクタを囲むシールドと係合
して前記シールドと接地関係に係合する手段から成り、
前方へ突出する前記クリップの前記ばねアームの前端と
前記整列ポストの前端が係合すると、前記両コネクタの
他の導電性部分が少なくともほぼ結合する前に、前記導
電性整列ポストと前記両コネクタを内蔵する導電性フレ
ーム構造との導電的係合を介してシャシ・アースへの静
電気の放電が起こる、ことを特徴とする前記コネクタ用接地クリップ。
（２）端子の位置に対して結合面沿いに正確に配置され
たポスト受容孔を有する第１コネクタと、端子の位置に
対して結合面沿いに正確に配置された整列ポストを有す
る第２コネクタを含み、前記整列ポストは、前記ポスト
受容孔と連携し、前記第２コネクタが固定されているフ
レーム構造の案内手段に沿って前記両コネクタを互いに
押接させると前記ポスト受容孔内に受容され、前記整列
ポストの前端及びポスト受容孔の入口における当接面が
係合すると前記第１コネクタが前記案内手段に関して側
方へ押しやられるように構成され、結合のため粗整列の
みを行う前記案内手段に沿って互いに押接させることに
より前記第２の固定コネクタと結合させることのできる
モジュール・コネクタとしての前記第１コネクタ組立体
であって；前記第１コネクタがそれぞれの前記ポスト受
容孔に沿って固定された接地クリップを含み、それぞれ
の前記接地クリップが前記第１コネクタのシールド手段
と導電係合関係にあり、本体部分から前方へ、かつ半径
方向へ自由端に向かって内方へ前記第１コネクタの結合
面に沿って延びる少なくとも一つのばねアームを含み；前記第２コネクタが該コネクタのシールド手段と導電係
合関係にある導電性の前記整列ポストを含み、それぞれ
前記整列ポストが前記第２コネクタの前記結合面よりも
前方に位置する円錐台形の前記前端を含み、前記整列ポ
ストが対応する前記ポスト受容孔内に隙き間なく受容さ
れるように寸法設定されおり、前記円錐台形の前端が前
記ポスト受容孔の入口の当接面に当接して、前記整列ポ
ストが前記ポスト受容孔と同軸関係となることにより、
結合に先き立ち前記第１及び第２コネクタを精密に整列
させるように前記第１及び第２コネクタの一方を側方へ
移動させ；前記接地クリップの前記自由端は、前記整列ポストが前
記ポスト受容孔へ完全に進入するまでにそれぞれの前記
整列ポストの前記円錐台形の前端の対応部分と係合して
側方へ撓み、前記ばねアームの前記自由端が前記第２コ
ネクタの一部と最初に係合する前記第１コネクタの部分
となり、この部分においてコネクタ間の静電気が前記フ
レーム構造を介してシャシ・アースへ確実に放電される
ように配置されている、ことを特徴とするクリップを用いた前記コネクタ組立体
。