JPH02141782A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電子写真複写機等の画像形成装置に使用され
る現像装置に関し、さらに詳述すれば、画像形成装置の
感光体に対向して配設された一対の現像スリーブを相反
する方向へ回転させて、各現像スリーブの周面上に磁気
ブラシを形成して現像剤を搬送し、その現像剤にて感光
体上の静電潜像を現像する現像装置に関する。

（従来の技術） 電子写真複写機等の画像形成装置では、感光体ドラム上
に形成された静電潜像を現像するために現像装置が使用
される。近時、画像形成装置による画像形成時間の短縮
と共に、形成される画像の品位を向上させるために、感
光体ドラム上に対向して配設された一対の現像スリーブ
を相反する方向へ回転させることにより感光体ドラム上
の静電潜像を現像する現像装置が開発されている。この
現像装置は、第２図に示すように、感光体ドラム３０に
対向して一対の現像スリーブ５１および５２が、該感光
体ドラム３０の回転方向に並設されている。

各現像スリーブ５１および５２は、それぞれ相反する方
向に回転されており、感光体ドラム３０の回転方向上流
側（上側）に位置する現像スリーブ５１は、感光体ドラ
ム３０との対向部において該感光体ドラム３０の回転方
向とは逆方向となるように、また他方（下側）の現像ス
リーブ５２は感光体ドラム３ｏの対向部において感光体
ドラム３０の回転方向と順方向となるようにそれぞれ回
転されている。

各現像スリーブ５１および５２内には、その回転により
各現像スリーブの周面に現像剤の磁気ブラシを形成する
ための複数の磁石５３および５４がそれぞれ固定されて
いる。各磁石５３および５４は、隣接する磁石の磁極が
異なるように、各現像スリーブ５１および５２の内周面
に沿ってそれぞれ配設されている。両現像スリーブ５１
および５２内の対向する部分に配設された磁石は同極性
となっている。

このような現像装置では、現像剤は、下側の現像スリー
ブ５２の回転により、該現像スリーブ５２の周面上を磁
気ブラシを形成してその下部から上部へ搬送される。こ
のようにして、現像剤が下側の現像スリーブ５２により
上側の現像スリーブ５１に対向する位置にまで搬送され
ると、両現像スリーブ５１および５２間を、各現像スリ
ーブ５１および５２内にそれぞれ配設された同極性の磁
石５３および５４の磁力により移動され、下側の現像ス
リーブ５２の周面上の現像剤の一部が上側の現像スリー
ブ５１上に移送される。

上側の現像スリーブ５１および下側の現像スリーブ５２
それぞれの周面上を、現像剤は磁気ブラシを形成してそ
れぞれ搬送され、各現像スリーブ５１および５２が感光
体ドラム３ｏに対向する現像位置に達すると、その現像
位置にて、各現像剤が感光体ドラム３０にそれぞれ摺接
し、該感光体ドラム３ｏ上の静電潜像を現像する。

このような現像装置では、上側の現像スリーブ５１の回
転方向が、感光体ドラム３０に対向する現像位置では、
感光体ドラム３０の回転方向とは反対方向になっている
ため、該上側の現像スリーブ５１により現像能力の高い
反間現像が行われる。これに対し、下側の現像スリーブ
５２の回転方向が、その現像位置では、感光体ドラム３
ｏとは順方向となっているため、該現像スリーブ５２に
より、背景汚れを除去すると共に、画質を向上させる借
間現像が行われる。従って、該現像位置では、画質品位
を低下させることなく現像時間を短縮し得るため、画像
形成動作の高速化が図れる。

（発明が解決しようとする課題） このような現像装置では、下側の現像スリーブ５２にて
搬送される現像剤は、上側の現像スリーブ５１との対向
位置にて、その一部が、各現像スリーブ５１および５２
内に配設された相互に対向する同極性の固定磁石５３お
よび５４の磁力にて上側の現像スリーブ５１へ移送され
る。各現像スリーブ５１および５２は、相互に対向する
部分が順方向となるように回転されているため、両者の
間を移送される現像剤が、感光体ドラム３０方向へ飛散
するおそれがある。

本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その目
的は、感光体に対向して配設された一対の現像スリーブ
の間を移送される現像剤の飛散を抑制し得る現像装置を
提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明の現像装置は、感光体とは相対的に移動し得るよ
うに、該感光体に対向してその移動方向に並設されてお
り、それぞれが各対向部において順方向へ回転する一対
の現像スリーブと、各現像スリーブの回転によりそれぞ
れの周面上に磁気ブラシを形成して現像剤を搬送し、か
つ一方の現像スリーブ周面の現像剤を他方の現像スリー
ブの周面へ移送すべく、各現像スリーブ内にそれぞれ配
設された複数の磁石とを具備し、各現像スリーブにおけ
る相互に対向する部分の内部の所定位置にそれぞれ配設
された各磁石が相互に異なる磁極となっており、両磁石
の磁力の差が１４０〜−１６０ガウス（Ｇ）の範囲内と
なっていることを特徴としてなり、そのことにより上記
目的が達成される。

（実施例） 以下に本発明を実施例について説明する。

本発明の現像装置は、電子写真複写機等の画像形成装置
に使用され、第１図に示すように、矢印Ａで示す時計回
り方向へ回転する感光体ドラム３０に対向して配設され
る。該現像装置は、感光体ドラム３０に対向するように
、ハウジング１１内に該感光体ドラム３０の回転方向に
並設された一対の反問現像スリーブ１２および借間現像
スリーブ１３を有する。反問現像スリーブ１２および借
間現像スリーブ１３は所定の間隔をあけて配設されてお
り、それぞれの対向部が順方向となるように回転される
。感光体ドラム３０の回転方向上流側（上側）に配設さ
れた反問現像スリーブ１２の回転方向は、感光体ドラム
３０との対向部分が感光体ドラム３０の回転方向とは逆
方向（第１図では矢印Ｂで示す時計回り方向）となって
おり、感光体ドラム３０の回転方向下流側（下側）に配
設された借間現像スリーブ１３の回転方向は、感光体ド
ラム３０との対向部分が感光体ドラム３０の回転方向と
は順方向（第１図では矢印Ｃで示す反時計回り方向）と
なっている。

反問現像スリーブ１２内および供回現像スリーブ１３内
には、それぞれ複数の固定磁石１４および１５が配設さ
れている。反問現像スリーブ１２内の各固定磁石１４は
、該反問現像スリーブ１２を介して感光体ドラム３０に
対向する現像部分にＮ極の磁石が配設され、該Ｎ極の磁
石の両側にそれぞれＳ極、Ｎ極が順に配設されている。

下側の借間現像スリーブ１３との対向部内には、Ｓ極の
磁石が配設されている。反問現像スリーブ１２内におけ
る感光体ドラム３０と対向する部分の反対側の略半同部
分には、磁石が配設されていない。下側の供回現像スリ
ーブ１３内の各固定磁石１５は、該借間現像スリーブ１
３を介して感光体ドラム３０に対向する現像部分にＳ極
の磁石が配設され、該Ｓ極の磁石の両側に、それぞれＮ
極、Ｓ極の磁石が交互に、該借間現像スリーブ１３の内
周面全面に沿って配設されている。そして、上側の反問
現像スリーブ１２との対向部内には、該反問現像スリー
ブ１２の対向部内のＳ極の磁石とは異なる極性のＮ極の
磁石が配設されている。

反問現像スリーブ１２および借間現像スリーブ１３のそ
れぞれの対向部内に配設されたＳ極の磁石およびＮ極の
磁石の配設位置は、両現像スリーブ１２および１３の中
心同士を結んだ線分に対して、それぞれの磁石の中心の
配設角度がαおよびβであれば、その差（α−β）が１
０〜−４度（ただし、両現像スリーブ１２および１３の
中心間を結ぶ線分に対して、それぞれの現像スリーブ１
２および１３の回転方向を正とする）の範囲内になって
いる。

反問現像スリーブ１２における借間現像スリーブ１３と
の対向部に配設されたＳ極の磁石の磁力、および借間現
像スリーブ１３における反問現像スリーブ１２との対向
部内に配設されたＮ極の磁石の磁力は、両者の差が、１
４０〜−１６０ガウス（Ｇ）の範囲内となるように設定
されている。

反問現像スリーブ１２および借間現像スリーブ１３は、
両現像スリーブ１２および１３内の対向する磁石の磁力
により両現像スリーブ１２および１３の間を現像剤が移
動し得る間隔をあけて配設されている。

ハウジング１１内には、該ハウジング１１の上方に配設
された図示しないトナーホッパよりトナーが供給される
。ハウジング１１内の上部には、トナーホッパから落下
されるトナーが、その上面に沿って流下する傾斜板２１
が配設されている。該傾斜板２１は、その上に落下した
トナーをハウジング１１内の各現像スリーブ１２および
１３の配設側とは反対側の側部へ流下させる。

該傾斜板２１の下方には、トナーを含む現像剤を撹拌し
て、前述した下側の借間現像スリーブ１３へ搬送する撹
拌搬送スリーブ１８が配設されている。

該撹拌搬送スリーブ１８は、第１図に矢印Ｅで示す反時
計回り方向へ回転する。該撹拌搬送スリーブ１８内には
複数の固定磁石１９が、交互に磁極が異なるように、撹
拌搬送スリーブ１８の上部半周に沿って配設されている
。

また、前述した上側の反問現像スリーブ１２の感光体ド
ラム３０配設側とは反対側の上方には、該反問現像スリ
ーブ１２に対向して剥離スリーブ２２が配設されている
。該剥離スリーブ２２の上部には前記傾斜板２１の上端
部が対向している。該剥離スリーブ２２は、該反問現像
スリーブ１２との対向部分が該反問現像スリーブ１２の
回転方向とは逆方向となるように、第１図に矢印Ｆで示
す時計回り方向への回転する。

該剥離スリーブ２２内には、複数の固定磁石２３が配設
されている。該固定磁石２３は、該剥離スリーブ２２の
上部周面に沿って、反問現像スリーブ１２の対向位置か
ら傾斜板２１の上端部対何位置にわたって並設されてお
り、それぞれ交互に磁極が異なっている。該剥離スリー
ブ２２と反問現像スリーブ１２との対向する内部にそれ
ぞれ配設された固定磁石２３および１４は異なった極性
となっている。

各現像スリーブ１２および１３の感光体ドラム３０配設
側とは反対側側方には、上下方向に延びる仕切り板２４
が鉛直状に配設されている。該仕切り板２４の上部は、
剥離ローラ２２の下部周面に沿った円弧状になっている
。

このような構成の本発明の現像装置の動作は次のとおり
である。図外のトナーホッパから落下されるトナーは、
現像剤と共に傾斜板２１に沿って落下し、ハウジング１
１の底面に沿って、撹拌搬送スリーブ１８の配設位置に
達する。そして、現像剤は、該撹拌搬送スリーブ１８の
回転により撹拌されてトナーが摩擦帯電されると共に、
該撹拌搬送スリーブ１８内の各固定磁石１９により、該
撹拌搬送スリーブ１８の周面に磁気ブラシを形成して、
順次、その回転方向下流側へ搬送される。撹拌搬送スリ
ーブ１８にて搬送される現像剤は、ハウジング１１の底
部に配設された掻き取り部１１ａにて掻き取られて、仕
切り板２４とハウジング１１の底面との間を通って、下
側の供回現像スリーブ１３にまで搬送される。

供回現像スリーブ１３は、矢印Ｃで示す反時計回り方向
に回転しており、現像剤は、該供回現像スリーブ１３の
回転と該供回現像スリーブ１３内の各固定磁石１５によ
り、その周面に磁気ブラシを形成して、その周面上を搬
送される。そして、上側の反問現像スリーブ１２との対
向位置に達すると、上側の反間現像スリーブ１２内の所
定位置に配設された所定の磁力のＳ極の磁石と、下側の
供回現像スリーブ１３内の所定位置に配設された所定の
磁力のＮ極の磁石とにより、下側の供回現像スリーブ１
３の周面上を搬送される現像剤の一部が、上側の反問現
像スリーブ１２の周面上へ移送される。

このとき、両現像スリーブ１２および１３の間を現像剤
を移送させるための各磁石の配設位置および磁力が、そ
れぞれ前述したように定められているため、両現像スリ
ーブ１２および１３が、各対向部同士が順方向となるよ
うに回転していても、現像剤は感光体ドラム３０側へ飛
散しない。なお、この場合前記各磁石の配設位置および
磁力の範囲外では、現像剤が感光体ドラム３０方向に飛
散してしまう。

下側の供回現像スリーブ１３の周面を磁気スリーブを形
成しつつ搬送される現像剤は、感光体ドラム３０に対向
する現像位置に達すると、該供回現像スリーブ１３とは
順方向に移動する感光体ドラム３゜上の静電潜像を現像
する。

他方、上側の反問現像スリーブ１２の周面へ移送されて
、その周面上を、磁気ブラシを形成して搬送される現像
剤は、感光体ドラム３ｏと対向する現像位置へ搬送され
ると、該現像位置にて、現像剤のトナーが該反問現像ス
リーブ１２とは逆方向に回転する感光体ドラム３０の周
面上の静電潜像を現像する。

この現像位置を通過した反曲現像スリーブ１２周面上の
現像剤は、剥離スリーブ２２に対向する位置に達すると
、該剥離スリーブ２２内および反間現像スリーブ１２内
の相互に対向する異極性の固定磁石２３および１４によ
り、剥離スリーブ２２の周面へ移送される。

そして、該剥離スリーブ２２の周面を、該剥離スリーブ
２２内の各固定磁石２３の磁力により、磁気ブラシを形
成しつつ搬送される。

剥離スリーブ２２の周面を搬送される現像剤は、傾斜板
２１の上端部にて掻き取られ、該傾斜板２１に沿ってそ
の上面を流下する。以下、前述の動作と同様の動作が繰
り返される。

（発明の効果） 本発明の現像装置は、このように、一対の現像スリーブ
間を移送させるべく、それぞれの内部に配設された異極
性の各固定磁石の配設位置および磁力がそれぞれ適当に
定められているため、対向部同士が相互に順方向に回転
する現像スリーブ間を移送される現像剤が、その回転方
向へ飛散するおそれがない。

４　　゛　　の　　　なＬ 第１図は本発明の現像装置の一例を示す断面図、第２図
は従来の現像装置の断面図である。

１１・・・ハウジング、１２・・・反間現像スリーブ、
１３・・・借間現像スリーブ、１４．１５．１９．２３
・・・固定磁石、１８・・・撹拌搬送スリーブ、２１・
・・傾斜板、２２・・・剥離スリーブ、３０・・・感光
体ドラム。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、感光体とは相対的に移動し得るように、該感光体に
   対向してその移動方向に並設されており、それぞれが各
   対向部において順方向へ回転する一対の現像スリーブと
   、 各現像スリーブの回転によりそれぞれの周面上に磁気ブ
   ラシを形成して現像剤を搬送し、かつ一方の現像スリー
   ブ周面の現像剤を他方の現像スリーブの周面へ移送すべ
   く、各現像スリーブ内にそれぞれ配設された複数の磁石
   と、 を具備し、 各現像スリーブにおける相互に対向する部分の内部の所
   定位置にそれぞれ配設された各磁石が相互に異なる磁極
   となっており、両磁石の磁力の差が１４０〜−１６０ガ
   ウス（Ｇ）の範囲内となっていることを特徴とする現像
   装置。 ２、前記各磁石の配設位置は、両現像スリーブの中心を
   結ぶ線分に対するそれぞれの配設角度（ただし、各現像
   スリーブの回転方向を正とする）の差が１０°〜−６°
   の範囲内にあるようになっている請求項１に記載の現像
   装置。