JPH02140775A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真複写機等の画像形成装置に使用され
る現像装置に関する。

（従来の技術） 電子写真複写機等の画像形成装置では、感光体ドラム上
に形成された静電潜像をトナー現像するために、現像装
置が使用される。該現像装置では、その回転により周面
上に磁気ブラシを形成して現像剤を搬送する現像スリー
ブを有し、該現像スリーブの周面上を搬送される現像剤
を用いて、感光体ドラム上の静電潜像が所定の現像位置
にて現像される。該現像装置では、内部のトナーが消費
されると、新たにトナーが補給される。従来の現像装置
では、補給されるトナーが、撹拌パドルにより現像剤と
撹拌されて摩擦帯電されている。しかし、撹拌パドルに
より現像剤が撹拌されると、パドルに直接現像剤が当た
って、機械的に損傷して劣化し、十分な寿命が得られな
いという問題がある。

このような問題を解決するために、特開昭６２２０４２
８３号公報には、感光体ドラムの静電潜像を現像する現
像スリーブと、所定の現像位置を通過した現像剤を該現
像スリーブから剥離して搬送する搬送スリーブとを並設
し、両者の間に現像剤のブリッジを形成し、そのブリッ
ジ上にトナーを補給する現像装置が開示されている。該
現像装置では、トナー粒子同士の衝突によりトナー粒子
が摩擦帯電されるようになっている。

（発明が解決しようとする課Ｂ） しかし、上記公報に開示された現像装置では、現像スリ
ーブと搬送スリーブとの間に現像剤のブリッジを形成す
るために、両者の回転を一致させなければならず、複雑
な構造になる。しかも、現像スリーブは、その周面上を
搬送される現像剤にて感光体ドラム上の静電潜像を現像
するために、所定の速度にて回転させなければならず、
高速にて回転させることができない。従って、現像剤の
ブリッジの搬送速度も、現像スリーブの回転速度に等し
くしなければならず、高速で回転することができない。

このため、該現像剤ブリッジ上に落下するトナーは、現
像剤とは十分に摩擦帯電されないおそれがある。

本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その目
的は、簡潔な構成であって補給されるトナーを確実に摩
擦帯電し得て、しかも、現像剤の劣化を抑制し得る現像
装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明の現像装置は、その回転により周面上に磁気ブラ
シを形成して現像剤を搬送し、所定の現像位置にて搬送
される現像剤を用いて感光体上の静電潜像をトナー現像
する現像スリーブと、該現像位置を通過した現像スリー
ブの周面上の現像剤を、その回転により該現像スリーブ
から剥離すると共に、所定方向に遠心力にて飛散させる
剥離スリーブと、該剥離スリーブにて飛散される現像剤
に衝突するようにトナーを補給する手段と、を具備して
なり、そのことにより上記目的が達成される。

（実施例） 以下に本発明を実施例について説明する。

本発明の現像装置は、電子写真複写機等の画像形成装置
に使用され、第１図に示すように、矢印Ａで示す時計回
り方向へ回転する感光体ドラム３０に対向して配設され
る。該現像装置は、感光体ドラム３０に対向するように
、ハウジング１１内に該感光体ドラム３０の回転方向に
並設された一対の反問現像スリーブ１２および借間現像
スリーブ１３を有する。反間現像スリーブ１２および借
間現像スリーブ１３は所定の間隔をあけて配設されてお
り、それぞれ反対方向への回転可能である。感光体ドラ
ム３０の回転方向上流側（上側）に配設された反間現像
スリーブ１２の回転方向は、感光体ドラム３０との対向
部分が感光体ドラム３０の回転方向とは逆方向（第１図
では矢印Ｂで示す時計回り方向）となっており、感光体
ドラム３０の回転方向下流側（下側）に配設された借間
現像スリーブ１３の回転方向は、感光体ドラム３０との
対向部分が感光体ドラム３０の回転方向とは順方向（第
１図では矢印Ｃで示す反時計回り方向）となっている。

反間現像スリーブ１２内および倍量現像スリーブ１３内
には、それぞれ複数の固定磁石１４および１５が配設さ
れている。反間現像スリーブ１２内の各固定磁石１４は
、該反間現像スリーブ１２を介して感光体ドラム３０に
対向する現像位置にＮ極の磁石が配設され、該Ｎ極の磁
石の両側にそれぞれＳ極、Ｎ極の磁石が交互に配設され
ている。そして、反間現像スリー１２内における感光体
ドラム３０と対向する部分の反対側の略半周部分には、
このような固定磁石が配設されていない。下側の倍量現
像スリーブ１３内の各固定磁石１５は、該借間現像スリ
ーブ１３を介して感光体ドラム３０に対向する現像位置
にＳ極の磁石が配設され、該Ｓ極の磁石の両側に、それ
ぞれＮ極、Ｓ極の磁石が交互に、該借間現像スリーブ１
３の内周面全面に沿って配設されている。

反間現像スリーブ１２および借間現像スリーブ１３は、
両現像スリーブ１２および１３内の相互に対向する位置
に配設された各固定磁石１４および１５の磁力により、
両現像スリーブ１２および１３の間を現像剤が移動し得
る間隔をあけて配設されている。

上側の反間現像スリーブ１２の感光体ドラム３ｏ配設側
とは反対側・の上方には、該反間現像スリーブ１２に対
向して剥離スリーブ２２が配設されている。

該剥離スリーブ２２は、該反間現像スリーブ１２との対
向部分が該反間現像スリーブ１２の回転方向とは逆方向
となるように、第１図に矢印Ｆで示す時計回り方向へ回
転する。

該剥離スリーブ２２内には、複数の固定磁石２３が配設
されている。該固定磁石２３は、反問現像スリーブ１２
の対向位置から該剥離スリーブ２２の上部周面に沿って
並設されており、それぞれ交互に磁極が異なっている。

該剥離スリーブ２２と反問現像スリーブ１２との対向す
る内部にそれぞれ配設された各固定磁石２３および１４
は異なった極性となっている。

該剥離スリーブ２２の周面上を磁気スリーブを形成して
搬送される現像剤は、該剥離スリーブ２２内に固定磁石
２３が配設されていない部分から感光体ドラム３０配設
方向とは反対方向へ、該剥離スリーブ２２の回転による
遠心力により、飛散される。該剥離スリーブ２２とは現
像剤の飛散方向に対向するハウジング１１内周面は円弧
状になっており、該剥離スリーブ２２から飛散される現
像剤は、そのハウジング１１の円弧状内周面に衝突して
、該内周面に沿って流下される。

該剥離スリーブ２２側方の現像剤飛散域の上方には、ト
ナーホッパー２５におけるトナー落下口２５ａが位置し
ている。該トナー落下口２５ａには、トナーホッパ２５
内に配設されたトナー補給ローラ２６が対向しており、
該トナー補給ローラ２６にてトナーホッパ２５内のトナ
ーが、トナー落下口２５ａを通って、ハウジング１１内
へ落下される。ハウジング１１内へ落下するトナーは剥
離スリーブ２２にて飛散されている現像剤に衝突して摩
擦帯電される。

該トナーホッパ２５のトナー落下口の下方位置でつあっ
て、ハウジング１１の下部には、トナーを含む現像剤を
撹拌して、前述した下側の供回現像スリーブ１３へ搬送
する撹拌搬送スリーブ１８が配設されている。該撹拌搬
送スリーブ１８は、第１図に矢印Ｅで示す反時計回り方
向へ回転する。該撹拌搬送スリーブ１８内には複数の固
定磁石１９が、交互に磁極が異なるように、撹拌搬送ス
リーブ１８の上部半周に沿って配設されている。従って
、該撹拌スリーブ１８の回転により、現像剤はその周面
を磁気ブラシを形成して搬送される。該撹拌搬送スリー
ブ１８周面の現像剤はハウジング１１の底面に設けられ
た掻き取り部１１ａにて掻き取られる。

各現像スリーブ１２および１３の感光体ドラム３０配設
側とは反対側側方には、上下方向に延びる仕切り板２４
が鉛直状に配設されている。該仕切り板２４の上部は、
剥離ローラ２２の下部周面に沿った円弧状になっている
。

このような構成の本発明の現像装置の動作は次のとおり
である。トナーホッパ２５のトナー落下口２５ａを通っ
て落下されるトナーは、剥離スリーブ２２から飛散され
る現像剤と共にハウジング１１の内周面に沿って落下し
、撹拌搬送スリーブ１８の配設位置に達する。そして、
現像剤は、該撹拌搬送スリーブ１８の回転により撹拌さ
れてトナーが摩擦帯電されると共に、該撹拌搬送スリー
ブ１８内の各固定磁石１９により、該撹拌搬送スリーブ
１８の周面に磁気ブラシを形成して、順次、その回転方
向下流側へ搬送される。撹拌搬送スリーブ１８にて搬送
される現像剤は、ハウジング１１の底部に配設された掻
き取り部１１ａにて掻き取られて、仕切り板２４とハウ
ジング１１の底面との間を通って、下側の供回現像スリ
ーブ１３にまで搬送される。

供回現像スリーブ１３は、矢印Ｃで示す反時計回り方向
に回転しており、現像剤は、該供回現像スリーブ１３の
回転と該借間現像スリーブ１３内の各固定磁石１５によ
り、その周面に磁気ブラシを形成する。そして、該供回
現像スリーブ１３および固定磁石１５により搬送される
現像剤は、反問現像スリーブ１２との対向位置に達する
と、その一部が反問現像スリーブ１２内および借間現像
スリーブ１３内にそれぞれ配設された各固定磁石１４お
よび１５により該反問現像スリーブ１２の周面上へ移送
され、該反問現像スリーブ１２の周面上を磁気ブラシを
形成しつつ搬送される。

下側の供回現像スリーブ１３の周面を磁気スリーブを形
成しつつ搬送される現像剤は、感光体ドラム３０に対向
する現像位置に達すると、該供回現像スリーブ１３とは
順方向に移動する感光体ドラム３０上の静電潜像を現像
する。他方、反問現像スリーブ１２の周面を、磁気ブラ
シを形成して搬送される現像剤は、感光体ドラム３０と
対向する現像位置へ搬送される。そして、該現像位置に
て、現像剤のトナーが該反部現像スリーブ１２とは逆方
向に回転する感光体ドラム３０の周面上の静電潜像を現
像する。

この現像位置を通過した反問現像スリーブ１２周面上の
現像剤は、剥離スリーブ２２に対向する位置に達すると
、該剥離スリーブ２２内および反問現像スリーブ１２内
の相互に対向する異極性の固定磁石２３および１４によ
り、剥離スリーブ２２の周面へ移送される。

そして、該剥離スリーブ２２の周面を、該剥離スリーブ
２２内の各固定磁石２３の磁力により、磁気ブラシを形
成しつつ搬送される。

剥離スリーブ２２の周面を搬送される現像剤は、該剥離
スリーブ２２内の固定磁石２３が配設されていない部分
を通過する際に、該剥離スリーブ２２の遠心力にて、ト
ナーホッパ２５の下方域へ飛散される。

そして、該剥離スリーブ２２にて飛散された現像剤は、
ハウジング１１の円弧状内周面に致達する間に、トナー
ホッパ２５のトナー落下口２５ａから落下されるトナー
に衝突し、該トナーを摩擦帯電させる。

そして、その現像剤は、トナー落下口２５ａから落下さ
れるトナーと共に、ハウジング１１の円弧状内周面に衝
突して、該内周面に沿って流下される。

以下、前述の動作と同様の動作が繰り返される。

（発明の効果） 本発明の現像装置は、このように、剥離スリーブにて飛
散される現像剤に衝突するようにトナーが補給される構
成であるため、簡単な構成で補給されるトナーを確実に
摩擦帯電し得る。

４、　゛　　の　　　な皆゛■ 第１図は本発明の現像装置の一例を示す断面図である。

１１・・・ハウジング、１２・・・反部現像スリーブ、
１３・・・借間現像スリーブ、１４．１５．１９．２３
・・・固定磁石、１８・・・撹拌搬送スリーブ、２２・
・・剥離スリーブ、２５・・・トナーホッパ、２５ａ・
・・トナー落下口、２６・・・トナー補給ローラ、３０
・・・感光体ドラム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、その回転により周面上に磁気ブラシを形成して現像
   剤を搬送し、所定の現像位置にて搬送される現像剤を用
   いて感光体上の静電潜像を現像する現像スリーブと、 該現像位置を通過した現像スリーブの周面上の現像剤を
   、その回転により該現像スリーブから剥離すると共に、
   所定方向に遠心力にて飛散させる剥離スリーブと、 該剥離スリーブにて飛散される現像剤に衝突するように
   トナーを補給する手段と、 を具備する現像装置。