JPH02138282A - セファロスポリン化合物の製造法 - Google Patents

セファロスポリン化合物の製造法

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JPH02138282A
JPH02138282A JP1187788A JP18778889A JPH02138282A JP H02138282 A JPH02138282 A JP H02138282A JP 1187788 A JP1187788 A JP 1187788A JP 18778889 A JP18778889 A JP 18778889A JP H02138282 A JPH02138282 A JP H02138282A
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内藤 建三
Yukio Ishibashi
石橋 幸雄
Toshihiko Fujitani
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    • C07D501/26Methylene radicals, substituted by oxygen atoms; Lactones thereof with the 2-carboxyl group

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明!1.3−ヒドロキシメチル−3−セフエム−4
−カルボン酸類(以下“3−ヒドロキシ体”と称する)
を原料とする抗生物質またはその合成中間体の3−(3
−オキソブチリルオキシメチル)−3−セフエム−4−
カルボン酸類(以下“3−ブチリル体”と称する)の工
業的に有利な製造法に関する。
[従来の技術] 3−ブチリル体は抗菌性化合物またはその合成中間体と
して重要であり、その製造法については多(の検討がな
されている。
3−ブチリル体の合成中間体としての利用については、
たとえばケミカル レビューズ(Chemical  
Reviews)、86巻、 251〜252頁(19
86年);特開昭51−98296;特開昭52−93
785等に記載されている。
3−ブチリル体の製造法としては、3−ヒドロキシ体と
ジケテンとを反応させる方法が知られており、その製造
法はたとえばケミカル レビューズ、86巻、251〜
252頁(1986年);特開昭51−98296:特
開昭52−83869;特開昭52−93785等に記
載されている。
また、3−ブチリル体が7位にアシルアミノ基を有する
場合は、さらに7位脱アシル化反応に付すことにより7
−アミノ−3−(3−オキソブチリルオキシメチル?−
3−セフエム−4−カルボン酸類(以下“7−アミノ−
3−ブチリル体°°と称する)が得られるが、その製造
法はたとえば特開昭52−83869;特開昭52−9
3785等に記載されている。
[発明か解決しようとする課題] しかしながら、上記のような3−ブチリル体の従来合成
法は、反応を完全に完了するために通常30分間以上の
反応時間が必要であり゛、低温では反応か進行しにくく
、また目的物の収率が必ずしも高(ない等の欠点かあり
、工業的な製造法としては必しも有利なものとはいえな
い。
とりわけ7位にアシルアミ7基を有する3−ブチリル体
の合成反応にひき続いて7位脱アシル化反応がおこなわ
れる場合には、7位脱アシル化反応が低温でおこなわれ
るため、3−ブチリル体の合成反応も低温でおこなう方
が効率的であるが、従来の3−ブチリル体の合成法は低
温でおこなうと長時間を要し工業的に有利とは云えない
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、3−ブチリル体の工業的に有利な製造法
を種々検討した結果、3−ヒドロキシ体とジケテンとを
4−(第三級アミノ)ピリジンの存在下に反応させると
、従来法に比べて予想外にもきわめて短時間で反応が完
全に終了して目的の3−ブチリル体がより高収率で得ら
れること、反応は低温においても有利に進行すること、
また、得られた3−ブチリル体が7位にアシルアミノ基
を有する場合は単離・精製することなしに反応混合物の
まま7位脱アシル化反応に付すと低温を維持したままの
一貫工程で7−アミノ−3−ブチリル体が効率よく得ら
れることを見出し、これらに基づいて本発明を完成した
すなわぢ、本発明は (1)3−ヒドロキシ体とジケテンとを4−(第三級ア
ミノ)ピリジンの存在下に反応させることを特徴とする
3−ブチリル体の製造法、 (2) 7−アシルアミノ−3−ヒドロキシメチル3−
セフエム−4−カルボン酸類(以下“7−アシルアミノ
−3−ヒドロキシ体”と称する)とジケテンとを4−(
第三級アミノ)ピリジンの存在下に反応させ、得られる
7−アシルアミノ−3−(3−オキソブチリルオキシメ
チル)−3−セフエム−4−カルボン酸類(以下“7−
アシルアミ/−3ブチリル体”と称する)を7位脱モ すことを特徴とする7−アミノ−3−ブチリル体の製造
法に関するものである。
本発明で用いられる原料の3−ヒドロキシ体としては、
3位にヒドロキシメチル基を、4位にカルボキシル基を
有する3−セフェム化合物またはその塩またはエステル
が用いられる。たとえば、一般に発酵生産によって得ら
れる、あるいはこれから化学的あるいは酵素的処理によ
り導かれる3ヒドロキシ体等が本発明の原料として用い
られる。3−ヒドロキシ体の好ましいものとしては、た
とえば式 [式中、R1は水素原子、保護基またはアシル基を、R
2は水素原子、メトキシまたはホルミルアミ7基を、M
は水素原子、塩形成基またはエステル残基を示す。Jで
表わされる化合物等が用いられる。
また、7−アシルアミノ−3−ヒドロキシ体としては、
7位にアシルアミノ基を、3位にヒドロキシメチル基を
、そして4位にカルボキシル基を有する3−セフェム化
合物またはその塩またはエステルが用いられ、たとえば
7位にアシルアミノ基を有する3−ヒドロキシ体等が用
いられる。この7−アシルアミノ−3−ヒドロキシ体の
好ましい例としては、たとえば式 %式% [式中、RIaはアシル基を、他は前記と同意義を示す
]で表わされる化合物等が用いられる。
化合物(1)、(Ia)の特に好ましい例としては、無
水の有機溶媒に溶解しない両性イオン物質たとえば式 ましいものとしては、たとえば化合物(1)とジケテン
とを4−(第三級アミノ)ピリジンの存在下に反応させ
て得られる式 [式中、Mは前記と同意義を示す。コで表わされる化合
物等が用いられる。このような両性イオン物質(I b
)の代表物質が、醗酵法で高単位に生産されるあるいは
醗酵法によるセファロスポリンCの生産で副生ずるデス
アセチルセファロスポリンCである。
本発明で得られる3−ブチリル体は、3位に3オキソブ
チリルオキシメチル基を、4位にカルボキシル基を有す
る3−セフェム化合物またはその塩またはエステルであ
る。3−ブチリル体の好[式中の記号は前記と同意義を
示す。]で表わされる化合物等がある。
7−アシルアミノ−3−ブチリル体は、7位にアシルア
ミノ基を、3位に3−オキソブチリルオキシメチル基を
、4位にカルボキシル基を有する3−セフェム化合物ま
たはその塩またはエステルであって、7位にアシルアミ
ノ基を有する3−ブチリル体に相当する。7−アシルア
ミノ−3−ブチリル体の好ましいものとしては、たとえ
ば化合物(Ia)とジケテンとを4−(第三級アミン)
ピリジンの存在下に反応させて得られる式 [式中の記号は前記と同意義を示す。コで表わされる化
合物等がある。
化合物(II)、(IIa)の特に好ましい例としては
、たとえば式 [式中、Mは前記と同意義を示す。]で表わされる化合
物等があり、原料として化合物(■b)を用いることに
より得ることができる。
7−アミノ−3−ブチリル体は、7位にアミ7基を、3
位に3−オキソブチリルオキシメチル基を、4位にカル
ボキシル基を有する3−セフェム化合物またはその塩ま
たはエステルであり、7位にアミン基を有する3−ブチ
リル体に相当する。
7−アミノ−3−ブチリル体の好ましいものとしては、
たとえば化合物(IIa)を7位脱アシル化反応に付し
て得られる式 [式中、R2及びMは前記と同意義を示す。]で表わさ
れる化合物等があり、特に好ましいものとして、化合物
(R5)を7位脱アシル化反応に付して得られるR”=
Hの化合物(R0)、即ち式[式中、Mは前記と同意義
を示す。]で表わされる化合物等がある。
上記式(1)、(II)のR1で示されるアシル基及び
式((a)、(■a)のRIaで示されるアシル基は、
フェニルアセチル、フェノキシアセチル、5−アミ/−
5−カルボキシバレリルおよびそのアミ7基またはカル
ボキシル基が保護されたものを含むが、その他のペニシ
リンおよびセファロスポリン誘導体の6位または7位に
置換するたとえばホルミル。
アセチル、プロピオニル、ヘキサノイル、ブタノイル、
ヘプタノイル、オクタノイル、シクロペンタノイル等の
脂肪族カルボン酸アシル基、2−チエニルアセチル、テ
トラゾリルチオアセチル、テトラゾリルアセチル、シア
ノアセチル、アセトアセチル。
4−メチルチオ−3−オキソブチリル、4−力ルバモイ
ルメチルチオー3−オキソブチリル、α−フェノキシプ
ロピオニル、α−フェノキシブチリル、p−ニトロフェ
ニルアセチル、(2−ピリジルオキシ)アセチル、(3
−ピリジルオキシ)アセチル、(4ピリジルオキシ)ア
セチル、(2−オキソチアゾリン−4−イル)アセチル
、(2−アミノチアゾール−4−イル)アセチル、4−
ピリジルチオアセチル1(3−シトノン)アセチル、1
−ピラゾリルアセチル、2−フリルアセチル、(2−オ
キソ−3−メチルピリダシ−6−イル)チオアセチル、
α−カルボキシフェニルアセチル、α−アミノフェニル
アセチル、マンゾリル、α−スルホフェニルアセチル。
α−スルホ−(p−アミノフェニル)アセチル、フェニ
ルグリシル、1−シクロへキセニルグリシル、チエニル
グリシル、フリルグリシル、シクロへキサジェニルグリ
シル、α−(β−メチルスルホニルエトキシカルボニル
)−アミノフェニルアセチル、2−(2−アミノ−4−
チアゾリル)−2−メトキシゴミ/アセチル、2−(2
−アミ/−4−チアゾリル)2−[(1−メチル−1−
カルボキシエチル)オ牛ジイミノ]アセチル、2−(2
−アミノ−4−チアゾリル)−2−カルボキシメチルオ
キシイミノアセチルなどの置換脂肪族カルボン酸アシル
基(アミ7基またはくおよび)カルボキシル基が保護さ
れていてもよい)、ベンゾイル、p−ニトロベンゾイル
等の芳香族アシル基、5−メチル−3−フェニル−4−
インキサゾリルカルボニル、3−(2,6−ジクロロフ
ェニル)−5−メチル−4−インキサゾリルカルボニル
等の異項環アシル基などであってもよい。
また、上記(1)、(II)において、7位のアミ7基
[式(1)、(II)においてはR’=Hの場合]、あ
るいは式(I)、(1”)、(1’)、(II)、(U
a)、(IIb)(7)7位のアシル基中のアミ7基ま
たは(および)カルボキシル基等の官能基は、適宜に保
護されていてもよい。たとえば、アミノ基の保護基[式
(1)、(El)のR1で示される保護基を含むコとし
ては、たとえばフタロイル、ベンゾイル、p−ニトロベ
ンゾイル、トルオイル、ナフトイル、p−tert−ブ
チルベンゾイル、p−tert−ブチルベンゼンスルホ
ニル。
フェニルアセチル、ベンゼンスルホニル、フェノキシア
セチル、トルエンスルホニル、クロロベンゾイル等の芳
香族アシル基、アセチル、バレリル、カプリリル、n−
デカノイル、アクリロイル、ピバロイル。
カンファスルホニル、メタンスルホニル、クロロアセチ
ル等の脂肪族アシル基、エトキシカルボニル。
イソボルニルオキシカルボニル、フェノキシ力ルホニル
、トリクロロエトキシカルボニル、ベンジルオキシカル
ボニル等のエステル化されたカルボ牛シ基、メチルカル
バモイル、フェニルカルバモイル。
ナフチルカルバモイル、フェニルチオカルバモイル、ナ
フチルチオカルバモイル等の置換カルバモイル基もしく
は置換チオカルバモイル基等が用いられる。カルボキシ
ル基の保護基としては、たとえばベンジル、p−ニトロ
ベンジル、t−ブチル、トリチル、トリメチルシリル、
ジメチルクロロシリル。
2−トリメチルシリルエチル等のβ−ラクタムおよびペ
プチドの分野で用いられるもの等が適宜に採用される。
上記式(+)、(I a)、 (II )、 (II 
a)、 (II c)中R”ハ、たとえば水素原子、メ
トキシ、ホルミルアミノ基なトラ示ス。マン、式(1)
、(Ia)、(1”)、(II)。
(II a)、(If b)、(II c)、(II 
d)+=オイテ、Mで示される塩形成基としては、たと
えばリチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属
、マグネシウム。
カルシウム等のアルカリ土類金属、たとえばジシクロヘ
キシルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、
ジエチルアミン、トリメチルアミン等の種々のアミン類
等より導かれるアンモニウム基が繁用され、Mで示され
るエステル残基としては、たとえばC3−、アルキル基
(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、 tert−ブチル。
tert−アミルなど)、アラルキル基(例えばベンジ
ル、p−二トロベンジル、p−メトキシベンジル、ジフ
ェニルメチル、ビス(p−メトキシフェニル)メチル等
)、置換オキシメチル基(例えばメトキシメチル、エト
キシメチル等のCI−4アルコキシメチル。
ペンジルオ牛ジメチル等のC?−107ラルキルオキシ
メチル、アセトキシメチル、ピバロイルオキシメチル等
のC2−、アシルオキシメチルなど)、シリル基(例え
ばトリメチルシリル、 tert−ブチルジメチルシリ
ル、ジメチルクロロシリルなど)、アリル基(例えばフ
ェニル、ナフチル等)等が用いられる。
4−(第三級アミノ)ピリジンとしては、4位に第三級
アミノ基が置換したピリジン類が用いられる。このよう
なピリジン類としては、たとえば式[式中、R3、R4
は同一または相異なってアルキル基をあるいはR3とR
4が一緒になって隣接する窒素原子と共に環状アミノ基
を示す。]で表わされる化合物などが用いられる。式(
III)中R3、R゛で示されるアルキル基としては、
たとえばメチル。
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル等の炭素数1
〜6の低級アルキル基等が用いられる。また、R3とR
4が一緒になって隣接する窒素原子と共に示す環状アミ
7基としては、たとえばピペリジノ、4−メチルピペリ
ジノ、ピロリジノ基等が用いられる。ピリジン類(I[
I)の具体例としては、たとえば4−(ジメチルアミノ
)ピリジン、4−(ジエチルアミノ)ピリジン、4−(
ジ−n−プロピルアミノ)ピリジン、4−(ジイソプロ
ピルアミノ)ピリジン、4−(N−メチル−N−エチル
アミノ)ピリジン、4−(N−エチル−N−プロピルア
ミノ)ピリジン、4−ピロリジノピリジン、4−(4−
メチルピロリジノ)ピリジン、4−ピペリジノビリジン
等がある。これら4−(第三級アミノ)ピリジンは本反
応後に回収することができ、回収されたものは再使用す
ることができる。
好ましい4−(第三級アミノ)ピリジンとしては、たと
えば4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の4−(ジー0
1−3アルキルアミノ)ピリジンが用いられる。
本発明の方法は、3−ヒドロキシ体とジケテンとを4−
(第三級アミノ)ピリジンの存在下に反応させることに
より実施することができる。
通常この反応は溶媒中でおこなわれる。この様な溶媒と
しては反応に悪影響を与えないものであれば何でもよく
、たとえば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタ
ンなどのハロゲン化炭化水素類、N、N−ジメチルホル
ムアミド、N、N−ジメチルアセトアミドなどのアミド
類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類
、アセトニトリルなどのニトリル類、酢酸エチルなどの
エステル類またはこれらの混合物などが用いられる。
好ましい溶媒としては、たとえば塩化メチレンなどのハ
ロゲン化炭化水素類などが用いられる。これら溶媒の使
用量は、3−ヒドロキシ体1モルに対して通常0.05
〜5G&、好ましくは0.5〜2512である。また、
この反応は等モル的であり、3−ヒドロキシ対に対して
、ジケテンを等モル量用いることで充分であるが、ジケ
テンは水またはアルコールが存在すると分解するのでこ
のような分解による不足を補うためにジケテンを過剰に
(たとえば3−ヒドロキシ体1モルに体して1〜1.5
モル)使用してもよい。なお、3−ヒドロキシ体の7位
に遊離のアミノ基がある時、過剰のジケテンによりアセ
トアセチル化されるが、この場合も本発明方法に含まれ
る。また、4−(第三級アミノ)ピリジンは、触媒量で
反応を促進させることができ、通常ジケテン1モルに対
して0.001−1モル、好ましくは0.001〜0.
02モル用いられる。反応温度は通常−40〜40℃、
好ましくは一20〜25℃、より好ましくは−lO〜5
’Cであるが、4−(第三級アミノ)ピリジンを使用し
ない従来の方法におけるよりも低い温度で反応をおこな
わせることもできる。反応時間は、反応温度にいくらか
依存するが、通常きわめて短時間(30分間未満、好ま
しくは1〜20分間)で反応は完了し、反応温度が低い
場合4−(第三級アミノ)ピリジンを使用しない従来の
方法と比較して反応の完了に要する時間は10分の1以
下であってもよい。たとえば約0℃(−5〜0℃)で反
応を行う場合には、通常10〜20分間で反応を完了す
ることができる。
かくして得られる3−ブチリル体は、公知の手段たとえ
ば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、液性変換。
転溶、結晶化、再結晶、クロマトグラフィーなどにより
単離精製されることもできるが、合成中間体として用い
る場合は反応混合物のまま次の工程の原料として用いる
こともできる。
また、本発明方法は、7−アシルアミノ−3−ヒドロキ
シ体とジケテンとを4−(第三級アミノ)ピリジンの存
在下に反応させ、得られる7−アシルアミノ−3−ブチ
リル体を7位脱アシル化反応に付すことにより実施する
こともできる。
7−アシルアミノ−3−ヒドロキシ体とジケテンとを4
−(第三級アミノ)ピリジンの存在下に反応させる方法
は、上記3−ヒドロキシ体とジケテンとを4−(第三級
アミノ)ピリジンの存在下に反応させる方法と同様にし
て行うことができる。かくして得られる7−アシルアミ
ノ−3−ブチリル体を反応混合物のまま7位脱アシル化
反応に付すことにより7−アミノ−3−ブチリル体を得
ることができる。7位脱アシル化反応は、自体公知の方
法[たとえば特公昭41−1380.特公昭45−40
899特開昭47−34387.米国特許3.632.
578号などに記載の方法]により行うことが出来るが
、この反応において反応混合物中に4−(第三級アミノ
)ピリジンが含まれていても特に反応に悪影響を及ぼす
ことはなく、したがって反応混合物中から4−(第三級
アミン)ピリジンをとり除く必要はない。たとえば7−
アシルアミノ−3−ブチリル体は反応混合物のままで、
必要に応じて常法によりカルボキシル基を保護(好まし
くはたとえばトリメチルシリル、ジメチルクロロシリル
、プロピオニル、アセチル等で保護)した後イミノハラ
イド形成剤(たとえば五塩化リン等)と反応させ、イミ
ノハライド体に変換する。この反応はN、N−ジメチル
アニリン、N、N−ジエチルアニリン等の第三級アミン
の存在下におこなうのが好ましい。反応温度は特に限定
されないが、−55℃〜O℃がよい。このようにして得
られるイミノハライド体にたとえばメタノール、エタノ
ール、n−7”ロバノール、n−ブタノール、イソブタ
/−ル等の低級アルコールを添加し、イミノエーテル体
に変換せしめる。かくして得られるイミノエーテル体を
水、低級アルコール等による加溶媒分解に付して、たと
えば反応液を7−アミノ−3−ブチリル体の等電点付近
にすると7−アミノル3−ブチリル体が析出する。
これをろ取し、たとえばアセトン、ジクロルメタンなど
の有機溶媒で洗浄、乾燥すると7−アミノ−3−ブチリ
ル体が得られる。
かくして得られる3−ブチリル体、7−アミノ−3−ブ
チリル体は、遊離状態(M=H)の場合には必要に応じ
て常法により適当な塩またはエステル(薬理学的に許容
される塩、エステルを含む)の型に導き、また塩または
エステルを形成している(M=塩形成基またはエステル
残基)場合にはそのままであるいは4位カルボキシル基
を常法により遊離の型として、さらには他の適当な塩ま
たは種々のエステルに導き抗菌性物質として用いられる
こともできるが、より強力な抗菌性物質を製造するため
の原料化合物としても有用である。
なお、本発明で用いられる原料の3−ヒドロキシ体は、
たとえば発酵法[たとえばネイチア(Nature)2
46巻154頁(1973年)、特開昭49−491等
に記載の方法]により、あるいは発酵法によって得られ
たものをさらに化学的あるいは酵素的処理する[たとえ
ばバイオケミカル ジャーナル(Biochemica
l  Journal)81巻591−596頁(19
61年)等に記載の方法]などにより製造することがで
きる。
[作 用] 目的物の3−ブチリル体は、それ自体優れた抗菌力を有
する抗生物質として公知の方法[たとえば特開昭51−
149296、特開昭53−34795等に記載の方法
コに従って用いることもできるが、優れた抗菌力を有す
る抗生物質の合成中間体として用いることもできる。た
とえば、3−ブチリル低を、それ自体公知の方法[たと
えば特公昭41−13862、特公昭45−40899
、特開昭47−34387、米国特許3゜!2.578
号などに記載の方法コなどにより7位アシル基を切断し
、4−ハロゲノ−3−オキソブチリルハロゲニドを反応
させて4−ハロゲノ−3−オキソブチリルアミド体とし
、ついでチオ尿素を反応させることによって、7−[2
−(2−イミノ4−チアゾリン−4−イル)アセタミド
1体[たとえば米国特許4.080.498号等に記載
]に導びくことができ、またこの化合物はさらにたとえ
ば自体公知の方法[たとえば特開昭51−98296.
特開昭5293785、特開昭60−231684など
に記載の方法]によって求核性化合物と容易に反応して
3位のメチル基に求核性化合物残基が導入された化合物
に導くことができるが、得られる最終目的物はいずれも
すぐれた抗菌性を示す。
[実施例] 以下に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明するが
これらによって本発明が何ら限定されるものではない。
なお、実施例、参考例で用いる記号は次のような意義を
有する。
g:グラム+ mg:  ミリグラム、d: ミリリー
ター、 S: シングレット、 br:幅広い、d:ダ
ブレット、dd:ダブルダプレット、へBq:AB型の
クアルテット1m:マルチプレット、CF、GOOD二
重トリフルオロ酢酸、DMSO−d、: ジメチルスル
ホキシド−d、、NMR(核磁気共鳴スペクトル)は9
0MHzにおいてテトラメチルシランを内部標準に用い
て測定し、化学ンフトの値をδ値(ppm)により示し
た。
実施例1 7β−(D−5−カルボ牛シー5−フェノキシカルボニ
ルアミノバレルアミド)−3−ヒドロキシメチル−3−
セフエム−4−カルボン酸のジトリエチルアミン塩6.
96gと4−(ジメチルアミノ)ピリジン50mgを塩
化メチレン50j!I2に溶解し、0℃でジケテン0.
92gを加え同温度で15分間か(はんした。反応終了
後、溶媒を減圧留去し、得られた残留物に水50JI+
2を加え、濃塩酸を加えて溶液のpHを1.5に調整し
、塩化メチレン−テトラヒドロフラン混液(容積比2 
: l )5G−で2回抽出し、有機層を合わせて濃縮
乾燥した。残留物を含水アセトニトリル(アセトニトリ
ル30d−水!5d)に溶解し、2規定水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えて溶液のpHを6.5に調整し、減圧下
で有機溶媒を留去し、凍結乾燥をおこなって7β−(D
−5−カルボキン−5−フェノキシカルボニルアミノバ
レルアミド)−3−(3−オキソブチリルオキシメチル
)−3−セフエム−4−カルボン酸ジナトリウム6.0
5gを得た。収率97,3%。
NMR(DMSO−d、):δ 1.4−1.8(40
,m)、 2.08(3tl、 s)、  2.0−2
.3(2H,n+)、  3.17と3.47(211
,ABq。
J=17Hz)、 3.38(2H,br、s)、 3
.5−3.8(IH,+a)、 4゜86と5.09(
2■、ABq、J=12Hz)、  4.92(IH,
d、J=5Hz)、 5.48(IH,dd、J=5&
8Hz)、 6.7−7.5(58,m)、 6゜86
(III、d、J=811z)、  8.60(18,
d、J=8Hz) PPm1 R(K Br):  1
740. 1606cm−’実施例2 7β−(D−5−カルボキシ−5−フェノキシカルボニ
ルアミ7バレルアミド)−3−ヒドロキシメチル−3−
セフエム−4−カルボン酸のジトリエチルアミン塩6.
96gと4−(ジメチルアミノ)ピリジン50mgを塩
化メチレン80j!I2に溶解し、0°Cでジケテン0
.92gを加え同温度で15分間かくはんした。反応終
了後この中にN、N−ジメチルアニリンto、 ’h、
とジメチルジクロロシラン3. logを加え、同温度
で20分間か(はんし、−40℃に冷却して五塩化リン
5.62gを加え、同温度で30分間かくはんした。こ
の反応液を、OoCでメタノール40d中に10分間か
けて滴下し、同温度で10分間かくはん後、水50mを
加え5分間かくはんした。分岐し、水層にメタノール5
0dを加え、10%水酸化ナトリウム水溶液を滴下して
溶液のpHを3.5に調整した。析出した結晶性粉末を
ろ取し、水20mおよびアセトン20j112で順次洗
浄し、減圧乾燥して7β−アミノ−3−(3−オキソブ
チリルオキシメチル)−3=セフェム−4−カルボン酸
2.85gを得た。11190゜7%。
NMR(CF3GOOD):δ 2.47(3H,s)
、 3.78(2H。
s)、  3.61と3.86(28,ABq、 J=
 18Hz)、  5.27と5.54(2H,ABq
、 J= 13Hz)、 5.47と5.92(それぞ
れIH,d。
J=4.6Hz) ppm I R(K B r): 1798.1620cm−’
実施例3 4−(ジメチルアミノ)ピリジン50mgの代りに4ピ
ロリジノピリジン50Bを用いた以外は実施例1と同様
の操作をおこない7β−(D−5−カルボキシ−5−フ
ェノキシカルボニルアミノバレルアミド)−3−(3−
オキソブチリルオキシメチル)3−セフエム−4−カル
ボン酸ジナトリウム6゜06gを得た。収率97,5%
水晶のNMRスペクトルおよびIRスペクトルは実施例
1で得られたものと一致した。
実施例4 7β−(D−5−カルボキシ−5−エトキシカルボニル
アミ7バレルアミド)−3−ヒドロキシメチル−3−セ
フエム−4−カルボン酸のジトリエチルアミン塩6.4
8gと4−(ジメチルアミノ)ピリジン50II+gと
を塩化メチレン50mに溶解し、0℃でジケテン0.9
2gを加え同温度で15分間かくはんした。反応終了後
、溶媒を減圧、留去し、得られた残留物に水50dを加
え、濃塩酸を加えて溶液のpHヲ1.5に調整し、塩化
メチレン−テトラヒドロフラン混液(容積比2 : l
 )50j!12で2回抽出し、有機層を合わせて濃縮
乾燥した。残留物を含水アセトニトリル(アセトニトリ
ル30m−水15〆)に溶解し、2規定水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えて溶液のpHを6.5に調整し、減圧下
で有機溶媒を留去し、凍結乾燥をおこなって7β−(D
−5〜カルボキシ−5−エトキシカルボニルアミ7バレ
ルアミド)−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)
−3−セフエム−4−カルボン酸ジナトリウム5.50
gを得た。収率95.9%。
NMR(DMSOda):δ 1.15(3H,t+ 
J = 7Hz)。
1.3−1.8(4H,m)、 2.16(311,s
)、 2.0−2.3(2H2m)。
3.17と3.67(2H,ABq、 J= 17fl
z)、  3.58(2H,s)、  3゜95(2H
,q、J=7Hz)、  4.86と5.09(2H,
ABq、 J= 1211z)、  4.92(IH,
d、J=5Hz)、  5.48(IH,dd、J=5
X8Hz)。
6、26(III、 d、 J= 7Hz)、  8.
63(III、 d、 J= 8Hz) ppIII 
R(K B r):  1764. 1604cm−’
実施例5 7β−(D−5−カルボキシ−5−フタルイミドバレル
アミド)−3−ヒドロキシメチル−3セフェム−4−カ
ルボン酸のジトリエチルアミン塩7.06gと4−(ジ
メチルアミノ)ピリジン50Bとを塩化メチレン50d
に溶解し、0°Cでジケテン0゜92gを加え同温度で
15分間かくはんした。反応終了後、溶媒を減圧留去し
、得られた残留物に水50dを加え、濃塩酸を加えて溶
液のpHを1.5に調整し、塩化メチレン−テトラヒド
ロフラン混液(容積比2 : l )50dで2回抽出
し、合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧下で濃縮乾固した。残留物にエチルエーテル50j
112を加えて粉末化し、粉末をt濾過により集め、エ
チルエーテル50mで洗浄し、減圧乾燥して7β−(D
−5−カルボ牛シー5−フタルイミドバレルアミド)−
3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−3−セフエ
ム−4−カルボン酸5.66gを得た。収率96,3%
NMR(DMSO−da):δ 1.3−2.4(68
,a+)、 2.18(311,s)、 3.48(2
H,ABq、J=18Hz)、 3.63(2H,s)
4.73(IH,t)、 4.92(211,ABq、
J=1211z)、 5.04(IH。
d、J=5flz)、 5.65(ill、dd、J=
5&8Hz)、 7.89(4H。
s)、 8.77(11,d、J=811z) ppm
IR(KBr):1775.1740.1715.16
40.1530cm−’実施例6 7β−[2−(2−クロロアセトアミドチアゾール−4
−イル)−(Z)−2−メトキシイミノアセトアミド]
−3−ヒドロキシメチル−3−セフエム−4−カルボン
酸のトリエチルアミン塩0.59gと4−(ジメチルア
ミノ)ピリジン110ff1とを塩化メチレン10<に
溶解し、0℃でジケテン92Bを加え同温度で15分間
かくはんした。反応終了後、反応Mヲ冷水10ad中に
加え、テトラヒドロフラン5dを加え、l規定塩酸を加
えて溶液のpHを2.0に調整して分液し、水層を塩化
メチレンーテトラヒドロフラン混液(容積比2 : 1
 )7.5mでさらに抽出し、有機層を合わせて濃縮乾
固した。残留物を含水アセトニトリル(アセトニトリル
20J112− 水2M! )に溶解し、l規定水酸化
ナトリウム水溶液を加えて溶液のpHを6.5に調整し
、減圧下で有機溶媒を留去し、凍結乾燥をおこなって7
β−[2−(2−クロロアセトアミドチアゾール−4−
イル’)−(Z )2−メトキシイミノアセトアミド]
−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−3−セフ
エム−4−カルボン酸ナトリウム0.57gを得た。収
率95゜6%。
NMR(DMSO−d、): δ 2.18(311,
s)、  3.19と3.70(21,ABq、J−L
7Hz)、 3.59(2H,s)、 3.89(3t
l。
s)、  4.36(211,s)、  4.85と5
.08(211ABq、 J= 12Hz)。
5、01(IH,d、 J= 5Hz)、 5.63(
IH,dd、 J= 5X 8Hz)。
7.41(IH,s)、 9.56(IH,d、J=8
Hz)、 PpraI R(K B r) : 176
8.1680.16Hcm−’参考例1  [4−(ジ
メチルアミノ)ピリジンを使用しない場合] 7β−(D−5−カルボキン−5−フェノ牛ジカルボニ
ルアミ7バレルアミド)−3−ヒドロキシメチル−3−
セフエム−4−カルボン酸のジトリエチルアミン塩1.
56gを塩化メチレン13dに溶解し、0℃でジケテン
0.23gを加え同温度で15分間かくはんした。反応
液に水12.5dを加え、減圧下で塩化メチレンを留去
し、残った水溶液について高速液体クロマトグラフィー
で定量をおこなったところ、この水溶液中には7β−(
D−5−カルボ手シー5−フェノキシカルボニルアミ7
バレルアミド)−3−(3−オキソブチリルオキシメチ
ル)−3−セフエム−4−カルボン酸ジナトリウム0.
014gが含まれていた。収率1.0%。
参考例2 参考例1と同様の反応を、反応温度40°Cにおいてお
こなったところ、7β−(D−5−カルボキシ−5−フ
ェノキシカルボニルアミノバレルアミド)−3−(3−
オキソブチリルオキシメチル)−3−セフエム−4−カ
ルボン酸ジナトリウム0.454gが生成した。収率3
2.6%。
[上記参考例1及び2より明らかなように、3ヒドロキ
シ体とジケテンとの反応で4−(ジメチルアミノ)ピリ
ジン等の4−(第三級アミノ)ピリジンを用いない従来
(特開昭51−98296等に記載)の3−ブチリル体
の製造法では、低温(0℃)ナイし高温(40°C)で
短時間(15分間)反応させたのでは反応の進行が不充
分で目的物の収率(32,6%以下)が極めて低いのに
対し、本発明方法では実施例1及び2より明かなように
、低温(0°C)でさえ短時間(15分間)反応させる
だけで反応は完全に進行し目的物が高収率(90%)で
得られるので、本発明方法が従来法に比べて反応時間が
極めて短くてよいことはこれら参考例、実施例より立証
され得る。][発明の効果] 本発明方法は、3−ブチリル体を高収率で製造すること
ができかつその合成反応時間を低温下短縮させることが
できるので、3−ブチリル体及び7−アミノ−3−ブチ
リル体の工業的に有利な製造法を提供し得る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3−ヒドロキシメチル−3−セフエム−4−カル
    ボン酸類とジケテンとを4−(第三級アミノ)ピリジン
    の存在下に反応させることを特徴とする3−(3−オキ
    ソブチリルオキシメチル)−3−セフエム−4−カルボ
    ン酸類の製造法。
  2. (2)7−アシルアミノ−3−ヒドロキシメチル−3−
    セフエム−4−カルボン酸類とジケテンとを4−(第三
    級アミノ)ピリジンの存在下に反応させ、得られる7−
    アシルアミノ−3−(3−オキソブチリルオキシメチル
    )−3−セフエム−4−カルボン酸類を7位脱アシル化
    反応に付すことを特徴とする7−アミノ−3−(3−オ
    キソブチリルオキシメチル)−3−セフエム−4−カル
    ボン酸類の製造法。
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US4908444A (en) * 1986-01-23 1990-03-13 Takeda Chemical Industries, Ltd. Method of producing cephem compounds

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