JPH02136247A - 熱転写装置 - Google Patents

熱転写装置

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Publication number
JPH02136247A
JPH02136247A JP29215388A JP29215388A JPH02136247A JP H02136247 A JPH02136247 A JP H02136247A JP 29215388 A JP29215388 A JP 29215388A JP 29215388 A JP29215388 A JP 29215388A JP H02136247 A JPH02136247 A JP H02136247A
Authority
JP
Japan
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thermal head
platen roller
roller
copy paper
thermal
Prior art date
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Pending
Application number
JP29215388A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Funato
均 船戸
Yoshiaki Hatano
喜章 波多野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写装置、ファクシミリ等において使用され
るサーマルヘッドを備えた熱転写装置に関する。
〔従来の技術〕
たとえば、熱転写方式の複写装置においては、複写用紙
のパスにサーマルヘッドを配置し、色材を付着或いは含
有させたインクドナーフィルムを利用して画像を転写す
る構造がその典型である。
第15図はカラー複写装置に配備するサーマルヘッドを
含む系を示す概略図である。
図において、供給ロール50と巻き取りロール51の間
に転写シートとしてのインクドナーフィルム52が巻き
掛けられ、供給ロール50から繰り出されるインクドナ
ーフィルム52が順次巻き取りロール51に巻き取られ
て回収されるパスを設けている。
供給ロール50から引き出されたインクドナーフィルム
52は、別系統から供給される複写用紙53と密着した
状態となってヒートシンク2を一体化したサーマルヘッ
ド1部分を通過する。そして、プラテンローラ3によっ
てインクドナーフィルム52と複写用紙53とがサーマ
ルヘッド1の発熱抵抗体1aに押し付けられ、画像情報
に基づく印字パターンに従った発熱抵抗体1aの発熱に
よってインクドナ−フィルム52のインクが流動化又は
昇華して複写用紙53に転写される構造となっている。
また、インクドナーフィルム52の送り出し及び回収の
ために、ステッピングモータ54が駆動源として配置さ
れる。ステッピングモータ54は、駆動プーリ55.ベ
ルト56及び従動プーリ57をその駆動系に含み、従動
プーリ57に取り付けたドライブローラ58と押圧ロー
ラ59によってインクドナーフィルム52を挟んで巻き
取りロール51に送り込む。そして、インクドナーフィ
ルム52と複写用紙53はガイドローラ4に案内されて
サーマルヘッド1部分に到達し、転写後にはインクドナ
ーフィルム52から複写用紙53が剥離バー5によって
分離され、複写用紙53は矢印方向ヘパスしてゆく。
以上の構成を持つサーマルヘッド1の系は、第16図に
示すようなマルチヘッド・シングルパスのカラー複写機
に適用される。図において、原稿について光学的走査を
行なう走査部60と熱転写部61とが備えられ、走査部
60で得られた画像情報に基づいた感熱転写が熱転写!
1lis61により行われる。熱i写1161は、イエ
ロー、マゼンタ、シアン及び黒のインクドナーフィルム
をそれぞれ備えた熱転写ヘッド62〜65を環状に配列
した構成を持つ。そして、用紙カセット66からの複写
用紙53を送り込み、各熱転写ヘッド62〜65を経て
複写された後排出トレー67へ回収される。
更に、このようなマルチヘッド・シングルパスによるカ
ラー複写において、複写用紙53とインクドナーフィル
ム52との間のすべりやインクドナーフィルム52の伸
縮等の11¥1を受けることなく複写用紙53の移動特
性が変化しないようにするための系が設けられる。この
系は、第15図に示すようにプラテンローラ3と剥離バ
ー5との間に検知ローラ6及びピンチローラ7を配置し
たものとして構成される。検知ローラ6の軸端部にはエ
ンコーダ6aが設けられ、ピンチローラ7との間をパス
してゆく複写用紙53の移動に伴って回転する検知ロー
ラ6が1回転する間に所定数のパルス信号がこのエンコ
ーダ6aから出力される。一方、ピンチローラ7の軸部
の両端は可動アーム(1!!示せず)によっで検知ロー
ラ6との圧接力の調整や圧接解除等が可能となっている
〔発明が解決しようとする課題〕
複写装置における転写過程は、再生される画質に大きな
影響を及ぼすことは既に知られている。
たとえば、インクドナーフィルム52が直接触れるサー
マルヘッド1の平面度が不良のときには、シワの発生や
主走査方向濃度のムラを生じ、これが画質に悪い影響を
与える等である。また、サーマルヘッド1の微小なうね
りや主走査方向の浮き上がり等も同様に画質に影響を及
ぼす原因となる。
一方、サーマルヘッド1自体のみではなく、インクドナ
ーフィルム52と複写用紙53とをサーマルヘッド1に
押し付けるプラテンローラ3との関係も画像再生に影響
を与える一因である。これは、プラテンローラ3はその
両端を軸受等によって支持されるので、微小ではあるが
中央部が凸となる撓み変形を生じる。すなわち、第17
図に示すように、サーマルヘッド1の上に載ってその両
端が圧下されるプラテンローラ3は上に反るように撓み
変形する。このため、圧接面の中央部においてサーマル
ヘッド1とプラテンローラ3との間に隙間ができ、複写
用紙53にシワが発生したり、中央部の転写濃度が薄く
なったりして画像に影響を与える結果となる。
このような不都合に対して、従来では、サーマルヘッド
lの幅方向の中央部のみをプラテンローラ3側に持ち上
げる構造が採用されていた。つまり、プラテンローラ3
の上側への撓み変形に、2次曲線的に倣うようにして、
互いの圧接面を密着させて隙間等を抑えようというもの
である。
しかしながら、プラテンローラ3の撓み変形はその軸径
によっても異なるし熱応力の影響も大きい。このため、
プラテンローラ3の仕様毎にサーマルヘッド1の表面形
状を決定する必要があり、製品の画一化が難しい。また
、プラテンローラ3の撓みに倣うようにサーマルヘッド
2の中央部分を単に高くするだけでは、プラテンローラ
3の撓み形状に必ずしもマツチしないこともあり、適正
な圧接面は得られない。このように、従来構造において
は、サーマルヘッド1とプラテンローラ3との間の圧接
に未だ問題が残っており、インクドナーフィルム52や
複写用紙53のシワの発生や再生画像の濃度ムラ等に対
する改善が必要であった。
そこで、本発明は、プラテンローラの撓みに対してサー
マルヘッドが適正な転写のための圧接面を持つようにし
良好な画像再生を可能とすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の熱転写装置は、以上の目的を達成するために、
インクドナーフィルム及び複写用紙が重なり合ってパス
し、このパスの間にサーマルヘッドとプラテンローラの
圧接によって熱転写する熱転写装置であって、前記サー
マルヘッドに、前記プラテンローラの圧接時の撓み変形
に倣う表面形状に設定可能な調整機構を持たせたことを
特徴とする。
また、プラテンローラをサーマルヘッドに圧接したとき
の撓み変形は理論式で4次曲線を描くので、サーマルヘ
ッドの表面形状をこの4次曲線に一致するように調整機
構を操作すれば、プラテンローラとサーマルヘッドとの
間の圧接が更に良好なものとなる。
〔作用〕
プラテンローラの撓み変形を予め想定しておいて調整機
構によりこの撓み変形に倣うようにサーマルヘッドの表
面形状を設定する。これにより、サーマルヘッドはプラ
テンローラとの間に隙間等がなく−様な圧接力となるよ
うに設定され、複写用紙等のシワや濃度ムラの防止が図
られる。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本発明の特徴を゛具体的
に説明する。
第1図は本発明の実施例を示すサーマルヘッドの底面図
、第2図はパス方向に見た正面図、第3図及び第4図は
それぞれ左側面図及び右側面図である。
図において、ヒートシンク2を一体化したサーマルヘッ
ド1の幅方向の両端には一対のフレーム1bが固定され
ている。そして、これらのフレーム1bの間に、第15
図の従来例で示したものと同じ配列としてガイドローラ
4.剥離バー7及びステッピングモータ(図示せず)に
よって回転駆動されるドライブローラ58がそれぞれ回
転自在に取り付けられている。これらの部材を含むサー
マルヘッド1のユニットは、第1図のように枢軸ICに
よって複写装置の内部に配置した取付フレームFに回転
自在に組み込まれる。
一方、取付フレームFの内部には、第5図に示すドナー
キャリア8が着脱自在に備えられる。このドナーキャリ
ア8は、供給ロール50及び巻き取りロール51を備え
てインクドナーフィルム52を転写のためにパスさせる
ものである(第15図参照)。
サーマルヘッド1は、枢軸ICによってこのドナーキャ
リア8に対して回転自在となる。また、サーマルヘッド
1のユニットに対して、第15図に示したように、ドラ
イブローラ58には押圧ローラ59が突き当たると共に
ピンチローラ7には検知ローラ6が接触する。また、プ
ラテンローラ3も同様にサーマルヘッドlの発熱抵抗体
1aに接触した姿勢となってセットされる。これらの押
圧ローラ59゜検知ローラ6及びプラテンローラ3は、
それぞれの支持軸を取付フレームFに架は渡して配置さ
れる。なお、第6図にセット時の要部の概略を示す。
サーマルヘッドlはその下面にヒートシンク2を一体化
している。そして、サーマルヘッドlとプラテンローラ
3との圧接面を、プラテンローラ3の撓み変形に倣うよ
うにするため、複数の締結ビス9によって連結すると共
に、調整機構として機能する複数の調整ビスlOにより
サーマルヘッド1の表面形状を調整できるようにしてい
る。すなわち、第1図に示すように、サーマルヘッド1
の主走査方向に向けて合計8本の締結ビス9が配置され
、これらの締結ビス9の配列線上に5個の調整ビス10
がヒートシンク2の下面からねじ込まれている。
第7図(a)は第1図のI−I線矢視に相当する正面縦
断面図、第7図(b)は要部の拡大縦断面図、第7図(
C)はサーマルヘッド1とヒートシンク2の側面図であ
る。
図示のように、ヒートシンク2には締結ビス9用及び調
整ビスlO用のビス孔2a、、2bが形成されている。
締結ビス9はビス孔2aを貫通してサーマルヘッド1の
ビス孔1dにねじ込まれ、サーマルヘッド1とヒートシ
ンク2とを一体に連結している。
一方、調整ビス10はビス孔2bに埋まる形状のもので
その先端がサーマルヘッド1を圧上するようにヒートシ
ンク2の上面から突き出ている。なお、ビス孔2bは、
サーマルヘッド1の延長方向に7個形成されているが、
両端の2個には調整ビス10は嵌め込まれていない。
また、サーマルヘッド1とヒートシンク2との間には、
ステンレス鋼板等を利用したスペーサ11が挟み込まれ
、調整ビス10はこのスペーサ11を介してサーマルヘ
ッド1を押し上げるようになっている。このため、調整
ビス10による押し上げ力はその先端のみで局部的に作
用せず、スペーサ11を介してサーマルヘッドlの下面
の全体に分散させて負荷が作用する。なお、スペーサ1
1には締結ビス9が貫通する孔11aを開けてあくこと
は無論である。
調整ビス10によるサーマルヘッドlの形状設定は、プ
ラテンローラ3の撓み変形に対応するように行なう。こ
の調整は、第17図でも示したようにプラテンローラ3
の中央部が上に凸となるように撓み変形するので、これ
にサーマルヘッド1が倣う形状に設定する要領で行なう
。すなわち、第8図(a)に示すように、プラテンロー
ラ3が上に凸となるように弓形に撓み変形するので、サ
ーマルヘッドlの表面形状もプラテンローラ3の周面に
ぴったりと倣ったものに調整する。
ここで、プラテンローラ3の撓み変形は、両端支持でサ
ーマルヘッド1の幅方向全体から荷重を受けるものとし
て計算できる。そして、その計算式は、第8図ら)のよ
うに水平にX軸をとり垂直に撓みVをとると、次式で与
えられる。
・ ・〔1) 但し、 E;プラテンローラ3のヤング率 ■=πd’/64 (a ニブラテンローラ3の直径)
w = W / i’ 3 上記の式から、プラテンローラ3の撓みはその軸方向の
長さの変化に対して4次関数として表される。そして、
調整ビス10によるサーマルヘッド1の形状設定は、上
記の式に従って行えばよく、5個の調整ビス10のサー
マルヘッド1の底面への突き出し量を変化させるととも
に、締結ビス9によるサーマルヘッド1に対する引っ張
り力を変化させることで調整する。この調整作業は、た
とえば第9図に示すようにディジタル電気マイクロメー
タMを利用して行なう。これは、ヒートシンク2を一体
にしたサーマルヘッドlを基準ブロックへの上に載せ、
測定用のスピンドルト1をサーマルヘッド1の表面に当
て、基準ブロックへの基準面A−1からのサーマルヘッ
ド1の下向きの撓みを測定する要領で行なう。このとき
、スピンドルト1の当接点の位置をX軸方向に設定し、
それぞれのXの値に対応する撓み量が前記の式を満足す
るように、調整ビス10の突き出し度合及び締結ビス9
の締め具合を変える。すなわち、基本的にはサーマルヘ
ッド1の3点に下向きの力を加え、これらの3点の間の
2点に上向きの力を加えることにより4次曲線が得られ
る。但し、実際には、8点で下向きの力を加え、5点で
上向きの力を加えることにより最適な曲線が得られるよ
うにしている。
そして、複数の測定点を計測することにより、サーマル
ヘッド1の表面が前記の式を満たす4次曲線を持つよう
に形状設定すれば、プラテンローラ3の撓み変形にぴっ
たりと倣ったものとすることができる。
以上のように、サーマルヘッド10表面形状の設定をプ
ラテンローラ3の撓みに合わせて行なうことができる。
このため、サーマルヘッド1とプラテンローラ3の中央
部分に隙間が生じやすい従来構造に比べると、隙間の発
生が全くなくしかも圧接力の分布が全体に亘って一様と
なる。したがって、複写用紙53のシワや濃度ムラの発
生の恐れがなく、良好な画像再生が可能となる。
また、式(1)によるプラテンローラ3の撓みVの大き
さに対して、1.0〜1.2vの値に相当するように調
整ネジ10によるサーマルヘッド1の表面形状の設定を
行なってもよい。
プラテンローラ3とサーマルヘッド1とが完全に倣って
いるとしても、プラテンローラ3の軸端領域に圧力が集
中し中央領域では圧接力か弱くなる傾向にあり、中央領
域の画像濃度が薄くなりなすい。そこで、プラテンロー
ラ3の理論上の撓みよりも大きい撓みを持つようにサー
マルヘッド1の表面形状を設定することにより、特に中
央部分でのプラテンローラ3との圧接力が大きくなる。
この中央領域における圧接力の強化によって、濃度むら
を防止できる。
以上のサーマルヘッド10表面形状の設定によって、良
好な画像再生が可能となることに加え、各部材の改良に
よっても更に一層良好な再生が行えるようになる。この
ことを以下に説明する。
プラテンローラ3を第10図(a)のように等径のもの
としたとき、転写の際に複写用紙53及びインクドナー
フィルム52に与える圧力分布は、一般に第10図ら)
のようになることが知られている。これは複写用紙53
の縁部に応力集中しやすいことからくる現象である。こ
の場合、複写用紙53の縁部には中央部よりも高い圧力
となり、縁部側が濃く中央側が薄くなりやすい転写とな
る。
これに対し、第11図(a)のように、プラテンローラ
3の端部に大径部3aを持たせこれをサーマルヘッド1
の表面に当てるようにすれば、複写用紙53に加わる圧
力分布は、同図(b)のように−様な圧力分布となる。
これは、プラテンローラ3の端部が複写用紙53を外れ
てサーマルヘッド1に当たるためで、プラテンローラ3
にとっては大径部3a部分に応力集中が起こりやすくな
り、結果的に複写用紙53の縁部に局部的な圧力が作用
しなくなるからである。なお、第11図(C)に5本の
プラテンローラ3の外径を測定したものを示す。
このように、プラテンローラ3の両端部に大径部3aを
設けてその周面部分をサーマルヘッド1の表面に当てる
だけの簡単な構成によって、濃度差のない再生画像が得
られるものとなる。
また、インクドナーフィルム52及び複写用紙53をサ
ーマルヘッド1による熱転写位置に案内するガイドロー
ラ4には、第12図のように全体にクラウン4aを持た
せる。このクラウン4aのプロフィルは、X−Y座標軸
を図示のようにとりG−H間が次式で表されるように形
成する。
Y=aX’ +bX+c ・・(2) 但し: a=−1,96X10−’、  b=6.86X10−
’、  C=3.8とする。
このようなプロフィルを持つクラウン4aをガイドロー
ラ4の全体に形成すると、径が大きな中央部の周速は端
部側に比べて大きくまたインクドナーフィルム52及び
複写用紙53への圧接力も大きくなる。プラテンローラ
3の場合でも述べたように等径のローラでは複写用紙5
3等の縁部に局部的に大きな圧力が作用するため、縁部
側が中央部よりも先行してパスする。このため、パス速
度の差等によってインクドナーフィルム52や複写用紙
53にシワがよりやすい。これに対し、中央部が膨らむ
ようなりラウン4aを持たせると、複写用紙53等の中
央部の周速が大きくなってIi部と等しくすることがで
きまた圧接力も均等化できるので、シワ等の発生が抑え
られる。
以上のように、ガイドローラ4にクラウン4aを持たせ
ることにより、インクドナーフィルム52や複写用紙5
3にシワが発生しない状態としてサーマルヘッド1の熱
転写位置に送り込める。このため熱転写過程へ好ましい
条件で移行でき、良好な画像再生に役立つものとなる。
更に、第13図は検知ローラ6及びピンチローラ7によ
るローラ跡を無くすための改良を示すものである。
第13図(a)は従来の検知ローラ6及びピンチローラ
70組み合わせであり、検知ローラ6は軸部6bの外周
に固定されたゴムを素材としている。一方ピンチローラ
7も軸部7aの外周に設けられ、これは金属を素材とし
たものである。そして、検知ローラ6の軸線長さはピン
チローラ7のそれよりも短くなっている。ところが、複
写用紙53がパスしてゆくとき、プラテンローラ3やガ
イドローラ4等の場合と同じように、検知ローラ6の端
部からの圧力が高く、複写用紙53に検知ローラ6のロ
ーラ跡が残ってしまう。
これに対し、第13図ら)に示すように、検知ローラ6
の軸線長さをピンチローラ7のそれよりも長くし、ピン
チローラ7の両端部の周面をC面取りによって面取り部
7bを持たせると、このようなローラ跡の問題は解消さ
れる。これは、複写用紙53に対しての圧力が高い検知
ローラ6の端部が、複写用紙53に接触しなくなるとと
もに、ピンチローラ7の両端部が複写用紙53に対して
急な角度で押圧されないからである。なお、検知ローラ
6の両端部についても、その周面をC面取りしてもよい
このように、検知ローラ6とピンチローラ7との組み合
わせを改良すれば、転写過程から排出される複写用紙5
3に検知ローラ6のローラ跡がつかず、画質の向上が可
能となる。
また、熱転写後にふいては、複写用紙53の下面にイン
クドナーが付着する。このため、複写用紙53はインク
ドナーの収縮によって付着面側にカールしやすくなる。
これに対し、第6図に示すように、検知ローラ6を過ぎ
てからの複写用紙53のパスを従来のもの(図中の一点
鎖線で示す)に比べて立ち上げると、検知ローラ6の曲
面により複写用紙53がカール方向とは逆方向に矯正さ
れ、複写用紙53のカールを抑えることができる。たと
えば、サーマルヘッドlから検知ローラ6までのパス方
向に対する複写用紙53の排出角度が、従来では5゜程
度であったものを20°に変更すれば、カールの発生の
ない複写用紙53のパスが可能となる。
更に、第1図及び第2図に示したように、ヒートシンク
2を一体にしたサーマルヘッド1は、枢軸ICを複写装
置の内部に設けた取付フレームFに回転自在に取り付け
られている。枢軸ICは、サーマルヘッド1のフレーム
1bに固定した軸受1eによって支持されている。そし
て、組立誤差や部品の加工誤差によるガタを防ぐために
、一方の軸受1eと枢軸ICに一体に形成したカラー1
fとの間にウェーブワッシャ1gを設けている。このウ
ェーブワッシャ1gは、スプリングワッシャと同様のも
のでありスラスト方向の力を弾性的に受は止める機能を
持つ。
このようなウェーブワッシャ1rを枢軸ICに設けたの
で、サーマルヘッド1の組立においては、フレーム1b
に対して枢軸ICをガタ付くことなく取り付けることが
できる。このため、サーマルヘッド1のユニットを複写
装置の取付フレームFに対してもガタ付くことなく組み
込むことができる。
また、プラテンローラ3は、第14図に示すようにスプ
リング3bによってサーマルヘッド1側に付勢される構
造を持たせる。プラテンローラ3は、取付フレームFに
固定した支持軸3Cに回転自在に設けたアーム3dの先
端に取り付けられ、スプリング3bをこのアーム3dと
フレームFに設けた支持部F−1との間に架は渡してい
る。
一方、従来では、サーマルヘッド1とプラテンローラ3
とを圧接させるための機構として、サーマルヘッド1を
スプリング等によってプラテンローラ3側へ付勢する構
造が採用されていた。この場合では、サーマルヘッド1
全体を付勢することになり、構造が複雑になるほか、サ
ーマルヘッド1の重看も大きいので精度面でも十分でな
い傾向にあった。これに対し、第14図のようにプラテ
ンローラ3をサーマルヘッド1側に付勢するようにすれ
ば、構造も格段に簡単になり、組立や保守点検等の面で
有利になる。
このように、各部材の構成を工夫することによって、画
像再生から原稿用紙53の供給等の全ての面で大幅な改
良が可能となる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明の熱転写装置においては
、プラテンローラの圧接時の撓み変形に倣う表面形状と
なるようにサーマルヘッドに調整機構を持たせている。
このためサーマルヘッドとプラテンローラとの間に隙間
等ができることのない圧接状態が得られ、中央部の濃度
が薄くなったり複写用紙又はインクドナーフィルムにシ
ワが発生したりすることがなく、画像再生が最適に行わ
れる。また、プラテンローラの撓み変形が理論上4次曲
線となるので、サーマルヘッドの平面形状の設定にはこ
の4次曲線を想定して調整すればよく、作業も簡単に行
える。そして、プラテンローラの径や重量等が異なる仕
様であっても、この仕様に合わせてサーマルヘッドの調
整機構を操作すればよい。このため、機種が異なっても
、サーマルヘッドの形状設定によって対応できるので、
サーマルヘッドの仕様を増やす必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱転写装置に組み込むサーマルヘッド
のユニット全体を示す底面図、第2図はその正面図、第
3図及び第4図はそれぞれ左側面図及び右側面図、第5
図はドナーキャリア及びプラテンローラ等に対する組み
込み示す側面図、第6図は各部材の配置を示す概略図、
第7図(a)は第1図のI−I線矢視に相当する正面縦
断面図、第7図(b)は締結ビスと調整ビス部分を示す
要部の拡大縦断面図、第7図(C)はヒートシンクを一
体化したサーマルヘッドの側面図、第8図(a)はプラ
テンローラの撓み変形に対するサーマルヘッドの形状設
定の概略図、第8図ら)はプラテンローラの撓み計算の
ための図、第9図はサーマルヘッドの形状設定の計測方
法の一例を示す図、第10図は等径のローラによる複写
用紙圧接及び圧力分布の説明図、第11図はプラテンロ
ーラの端部に大径部を設けた例及び圧力分布の説明図、
第12図はクラウンを設けたガイドローラの正面図、第
13図は検知ローラ及びピンチローラの改良を示す図、
第14図はプラテンローラをスプリング付勢する構造を
示す側面図、第15図は従来のサーマルヘッドの系を示
す概略図、第16図は複写装置内におけるサーマルヘッ
ドの配置を示す概略図、第17図はサーマルヘッドに圧
接したときのプラテンローラの撓みを示す概略図である
。 1:サーマルヘッド 1b:フレーム 1d:ビス孔 1f:カラー 2:ヒートシンク la:発熱抵抗体 IC=枢軸 1e:軸受 18二ウエーブワツシヤ 2a、 2+) :ビス孔 3;プラテンローラ 3a:大径部 3b−スプリング   3c:支持軸 3d;アーム     4ニガイドローラ4a:クラウ
ン    5:剥離バー 6:検知ローラ   6a:エンコーダ6b:軸部  
    7:ピンチローラ7a:軸部      7b
:面取り部8;ドナーキャリア 9:締結ビス 10:調整ビス    11ニスペーサ11a;孔 50;供給ロール   51:巻き取りロール52:イ
ンクドナーフィルム 53:複写用紙    54ニスチッピングモータ55
:駆動プーリ   56:ベルト 57;従動プーリ   58ニドライブローラ59:押
圧ローラ   60:走査部 61:熱転写部    62〜65:熱転写ヘッド66
:用紙カセット  67:排出トレーA:基準ブロック
  ^−1二基卓面 M:ディジタル電気マイクロメータ M−1ニスピンドル F−1=支持部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、インクドナーフィルム及び複写用紙が重なり合って
    パスし、このパスの間にサーマルヘッドとプラテンロー
    ラの圧接によって熱転写する熱転写装置であって、前記
    サーマルヘッドに、前記プラテンローラの圧接時の撓み
    変形に倣う表面形状に設定可能な調整機構を持たせたこ
    とを特徴とする熱転写装置。 2、前記調整機構は、プラテンローラの4次曲線の撓み
    変形に一致するようにサーマルヘッドの表面形状を設定
    可能としたことを特徴とする請求項1記載の熱転写装置
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5223871A (en) * 1991-01-23 1993-06-29 Konica Corporation Camera unit
US6505908B1 (en) 1996-09-30 2003-01-14 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet printer and printing method, auxiliary member, ink-jet head, warp correction method, ink-jet head unit and color-mixture reducing method
JP2008030358A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Canon Inc 記録装置

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