JPH02135678A - フレシキブルプリント基板装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、フレキシブルプリント基板及びそれと結合す
るコネクタを具備するフレキシブルプリント基板装置に
関する。

［従来の技術］ 従来のフレキシブルプリント基板装置は、その断面図を
第９図及び第１０図に示すように、コネクタ１ａと、コ
ネクタ１ａに保持されたフレキシブルプリント基板２ａ
及びスライダ３ａとからなる。コネクタ１ａは、一端開
口の収容凹部１０ａをもつハウジング１１ａと、ハウジ
ング１１ａに固定され各一端部が収容四１１０ａに突出
する複数の端子ビン１２ａとからなり、これら端子ビン
１２ａの各一端部はフレキシブルプリント基板２ａ及び
スライダ３ａをハウジング１１ａの内壁面に押付けて保
持している。フレキシブルプリント基板２ａは一面に導
電パタン２０ａをもつ樹脂フィルム製の基部２１ａと、
基部２１ａの先端２３ａにその先端２４ａを揃えて接着
された樹脂製の補強板２２ａとからなる。スライダ３ａ
はフレキシブルプリント基板２ａを端子ビン１２ａに押
付けて、フレキシブルプリント基板２ａの導電パタン２
０ａと端子ビン１２ａとの電気的接続を確保している。

［発明が解決しようとするｖ１題］ しかしながら上記した従来のフレキシブルプリント基板
装置では、フレキシブル基板２ａの先端を構成する基部
２１ａの先端２３ａ及び補強板２２ａの先端２４ａが、
ハウジング１１ａの底面１３ａに当接しているので、こ
の底面１３ａに結露した水分が基部２１ａの各導電パタ
ン２Ｏａ間の絶縁抵抗き低下させて、電流リークを生じ
させるという同国があった。すなわち第１１図に要部の
部分拡大断面図を示すように、気温が急に上昇すると、
低温のフレキシブルプリント基板２ａやコネクタ１ａの
表面に接する空気中の水分が凝縮してこれら表面に結露
する。結露した水９ａは流動して、コネクタ１ａとフレ
キシブルプリント基板２ａとの間の微小な間隙部Ｘや、
コネクタ１ａ及びフレキシブルプリント基板２ａが区画
する隅部Ｙに集中する。このためフレキシブルプリント
基板２ａの先１２３ａが濡れ、フレキシブルプリント基
板２ａの表面に配設された各導電パタン２０ａｌｌの絶
縁抵抗が低下し、電流リークが生じてしまう。

本発明はこのようなｙＩ題に鑑みなされたものであり、
結露に対しても電流リークが生じにくいフレキシブルプ
リント基板装置を提供することを目的とするものである
。

［ｖＲ題を解決するための手段］ 本発明のフレキシブルプリント基板装置は、面に互いに
平行な導電パタンを有するフレキシブルプリント基板と
、一端開口で有底の収容凹部をもち前記収容凹部に前記
フレキシブルプリント基板の一端部を収容保持するコネ
クタとからなり、＃記フレキシブルプリント基板および
前記コネクタのいずれか一方は、前記コネクタの収容凹
部又は前記フレキシブルプリント基板の一端部に配設さ
れ前記フレキシブルプリント基板を前記収容凹部の底部
から隔離する電気絶縁性の隔離突起を具備することを特
徴としている。

フレキシブルプリント基板の基部は、例えばポリエステ
ルフィルムやポリイミドフィルム製であり、導電パタン
は単層に限らず多層でもよい。フレキシブルプリント基
板の一端部に、フレキシブルプリント基板の剛性を高め
るための補強板などを接着することができる。このよう
な補強板をもつフレキシブルプリント基板では、補強板
の一端部に隔離突起を設けることができる。

隔離突起は、導電パタンか収容凹部を区画するコネクタ
の底面から所定距離だけ隔離するものであればよく、形
状は各梯変更可能である。隔離突起は、コネクタの収容
凹部側の表面とフレキシブルプリント基板の一端部のど
ちらかに設けてもよく、両方に設けてもよい。

［作用］ 本発明のフレキシブルプリント基板装置において、コネ
クタの収容凹部又はフレキシブルプリント基板の一端部
に配設された隔離突起は、収容凹部を区画するコネクタ
の底面からフレキシブルプリント基板の各導電パタンを
隔離し、コネクタの底面に滞留する結露水により各導電
パタンが濡れ、各導電パタン間の絶縁抵抗が低下して電
流リークが生じるのを防止する。

［実施例］ （実施例１） 本発明のフレキシブルプリント基板装置の一実施例を、
第１図及び第２図に示す。

このフレキシブルプリント基板装置は、一端開口の収容
凹部１０をもつコネクタ１と、コネクタ１の収容凹部１
０に一端部が収容保持されたフレキシブルプリント基板
２および大部分が押込まれたスライダ３とからなり、フ
レキシブルプリント基板２の先端２３には突起４．４が
設けられている。

コネクタ１は、一端開口有底で艮箱形のハウジング１１
をもつ。このハウジング１１は長方形で厚肉板状の底部
１４と、底部１４の周縁に立設された壁部１５とからな
る。これら底部１４及び壁部１５の内側表面は平滑に形
成されていて、一端開口の収容凹部１０を区画している
。ハウジング１１の底部１４には、壁部１５と平行に伸
びる複数の端子ビン１２（第２図では１本だけ回示され
ている）の中央部が固定されている。各端子ビン１２の
一端部は、収容凹部１０に突出しており、かつ、収容凹
部１ｏの内側に向けてＵ字状に曲折されている。各端子
ビン１２の他端部は直線形状をもち外部に突出している
。

フレキシブルプリント基板２は、複数で線状の導電パタ
ン２０が一方の面に接着されたポリエステルフィルム製
の基部２１と、基部２１の他方の面の一端部に両面テー
プ（図示せず）により接着されたポリエステル製の補強
板２２とからなる。

これら基部２１の一端部及び補強板２２の大部分は、収
容凹部１０内の端子ビン１２とスライダ３との間の空間
に押込まれており、各導電パタン２０は、端子ビン１２
のＵ字状の一端部に接している。そして、補強板２２は
スライダ３と接している。

スライダ３は、長方形の５ｉｉｓ板で形成されており、
収容凹部１０内においてハウジング１１の壁部１５とフ
レキシブルプリント基板２の補強板２２との間に押込ま
れて、フレキシブルプリント基板２、特に基部２１の各
導電パタン２０を端子ビン１２のＵ字状の一端部に押付
けている。スライダ３の根元部にはハウジング１１の壁
部１５と直角に伸びるストッパ突起３１が設けられてお
り、ストッパ突起３１は、ハウジング１１の壁部１５の
頂上部分に係止されている。スライダ３の先端３２はハ
ウジング１１の底面１３から約１ｍｍだけ離れている。

突起４．４はそれぞれ、基部２１の先端部分から突出す
る基板突起４１と、補強板２２の先端から突出する補強
板突起４２とからなり、フレキシブルプリント基板２の
先端２３から互いに離れて先細状に突出している。すな
わち、各基板突起４１はそれぞれ隣接する２本の導電パ
タン２０．２０の間に配置されており、各補強板突起４
２と同形で表裏一体に積層され両面テープ（図示せず）
で接着されている。突起４．４の頂点はハウジング１１
の底面１３に接しており、その結果として、フレキシブ
ル基板２の導電パタン２０の先端はハウジング１１の底
面１３の上端に位置している。

ここで、基部２１の幅は約５ｃｍ、厚さは約３５μｍ１
ハウジング１１の底面１３とフレキシブルプリント基板
２の先端２３との間の間［ｄは約３ｍｍ１導電パタン２
０の幅は約０．８ｍｍ％隣接する導電パタン間の間隔は
約１．２５ｍｍ１補強板２２の厚さは約２００μｍ１ス
ライダ３の厚さは約ｉｍｍである。

このフレキシブルプリント基板装置を組立てるには、導
電パタン２０と端子ビン１２とが接するようにフレキシ
ブルプリント基板２をコネクタ１の収容凹部１０に挿入
し、その後で、フレキシブルプリント基板２の補強板２
２とコネクタ１の壁部１５との間の空間にスライダ３を
押込んで、ハウジング１１とフレキシブルプリント基板
２とを結合する。このスライダ３の押込みにより、端子
ビン１２のＵ字状の一端部は導電パタン２０に押付けら
れて、両者の電気的接触が確保される。

このフレキシブルプリント基板装置における結露状態を
第３図に示す。ハウジング１１の底面１３には結露水９
が滞留しており、表面２１の表面張力により突起４．４
及びハウジング１１が区画する隅部Ｗには多（の結露水
９が凝集し基板突起４１の下端部分を濡らしている。し
かしながら、導電パタン２０は基板突起４１よりも上方
に設けられており、結露水９が導電パタン２０を濡らす
ことはない。

（実施例２） 本発明のフレキシブルプリント基板装置の他の実施例を
、第４図及び第５図に示す。図中、実施例１と同一の部
分には同一の符号を用いた。

このフレキシブルプリント基板装置は、コネクタ１と、
フレキシブルプリント基板２と、スライダ３と、突起５
．５とからなり、ハウジング１１の底面１３に突起５．
５を設けた点が実鹿例１のフレキシブルプリント基板装
置と異なっている。

突起５．５は垂直断面が正三角形状となっている突条で
構成されており、互いに平行に配設されてフレキシブル
プリント基板２の厚さ方向に直線的に伸びている。突起
５．５の稜線５１．５１には、フレキシブルプリント基
板２の先端２３、特にその導電パタン２０に接しない部
分が当接している。

本実施例によれば、実施例１のものに比べてフレキシブ
ルプリント基板２の加工が簡単になる利点がある。

なお、突起５．５の断面形状は、３角形状に限定されず
、例えば第６図に示すように角形でもよい。

（実施例３） 本発明のフレキシブルプリント基板装置の他の実施例を
、第７図及び第８図に示す。図中、実施例１と同一の部
分には同一の符号を用いた。

このフレキシブルプリント基板装置は、コネクタ１と、
フレキシブルプリント基板２と、スライダ３と、突起４
とからなり、突起４が補強板２２の先端から伸びる補強
板突起４２だけで構成されており、基部２１の先端には
突起が設けられていない点が、実施例１のものと異なっ
ている。

本実施例によれば、基部２１の先端から突起が伸びてい
ないので、導電パタン２０は実施例１の場合よりも更に
濡れにくい利点がある。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明のフレキシブルプリント基板
装置は、フレキシブルプリント基板の一端部又はコネク
タの収容凹部側の表面に配設されフレキシブルプリント
基板を、コネクタの収容凹部側の表面から隔Ｉｌｌする
電気絶縁性の隔離突起をもつので、コネクタの収容凹部
内の結露水によりフレキシブルプリント基板が濡れるの
を防ぎ、フレキシブルプリント基板の表面に配設される
導電パタン間の電流リークを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のフレキシブルプリント基板装置の第１
実施例を示す断面正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ　′
線矢視の断面側面図、第３図は第１図の部分拡大断面図
である。第４図は本発明のフレキシブルプリント基板装
置の第２実施例を示す断面正面図、第５図は第１図のＢ
−８”線矢視の断面側面図、第６図は第２実施例の変形
例を示す断面正面図である。第７図は本発明のフレキシ
ブルプリント基板装置の第３実施例を示す断面正面図、
第８図は第１図のＣ−Ｃ−線矢視の断面側面図である。 第９図は従来のフレキシブルプリント基板装置を示す断
面正面図、第１０図は第９図のＤ−Ｄ　”線矢視の断面
側面図、第１１図は第１０図の部分拡大図である。 １・・・コネクタ ２・・・フレキシブルプリント基板 ４・・・突起　（隔離突起） ５・・・突起　（隔離突起）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）一面に互いに平行な導電パタンを有するフレキシ
   ブルプリント基板と、 一端開口で有底の収容凹部をもち前記収容凹部に前記フ
   レキシブルプリント基板の一端部を収容保持するコネク
   タとからなり、 前記フレキシブルプリント基板および前記コネクタのい
   ずれか一方は、前記コネクタの収容凹部又は前記フレキ
   シブルプリント基板の一端部に配設され前記フレキシブ
   ルプリント基板を前記収容凹部の底部から隔離する電気
   絶縁性の隔離突起を具備することを特徴とするフレキシ
   ブルプリント基板装置。