JPH02131821A

JPH02131821A - 状態表示を行うワイヤ放電加工装置

Info

Publication number: JPH02131821A
Application number: JP63277464A
Authority: JP
Inventors: Tomonobu Sakuragawa; 櫻川　智信
Original assignee: Fanuc Corp
Current assignee: Fanuc Corp
Priority date: 1988-11-04
Filing date: 1988-11-04
Publication date: 1990-05-21
Also published as: EP0417289A1; EP0417289A4; US5081332A; KR900701448A; DE68910127T2; WO1990005040A1; EP0417289B1; DE68910127D1; KR960004236B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、ワイヤ放電加工装置に関し、特に、ワイヤ放
電加工装置における消耗品の寿命及び装置の状態を表示
するものに関する。

従来の技術ワイヤ放電加工装置を長年使用すると、摩耗や劣化が生
じ、正常な機能を達成しなくなる部品がある。このよう
な摩耗や劣化した部品（消耗品）をそのまま使用してい
ると、加工精度，加工速度を低下させる原因になり、ま
た、故障やトラブル発生の原因となる。

従来は、このような消耗品の寿命をオペレータの目視笠
によって判断し、消耗品の交換を行っていた。

発明が解決しようとする課題しかし、オペレータの目視や経験によって消耗品を交換
すると、交換時期が早すぎたり遅すぎたりバラつきが生
じ、早すぎれば、部品の無駄使いとなリランニングコス
トを上拝させる。また、遅すぎると加工精度が低下した
り故陣の原因となる。

そこで、本発明の目的は、ワイヤ放電加工１４１Ｆにお
ける消耗品の寿命を表示し、消耗品の交換時期，調整時
期を知らせることができるワイヤ放電加工装置を提供す
ることにある。

さらに、本発明は、加工液の状態をも含めたワイヤ放電
加工装置の状態表示を行うことをも目的としている。

課題を解決するための手段本発明は、加工開始から加工終了までの加工時問を引時
する計時手段と、各消耗品毎に該消耗品の使用開始から
上記組時手段で１時された加工時間を累積し、各消耗品
の累積時囚がその消耗品の設定寿命時間に達したか判別
する判別手段と、寿命時間に達したと判別された消耗品
を表示する表示手段とを設け、放電加工動作が行われる
ことによって消耗する部品の寿命を検出．表示するよう
にした。

また、加工時に常時機能せず、使用口数によって寿命が
決まるような部品（消耗品）に対しては、消耗品の使用
開始からの動作回数を計数する手段と、各消耗品の動作
回数計数値が設定寿命回数に達したか判別する判別手段
を設けて、寿命回数に遠すると、表示手段にその消耗品
の寿命がきたことを表示するようにする。さらに、汚水
槽．清水槽の水位を液面検出器で検出し、加工液不足．
加工液循環系の異常を検出表示するようにした。

作　　用ワイヤ放電加工の加工時間に比例して消耗する様な消耗
品に対しては、上記４時時間で計時した加工時間の累積
が当該消耗品の設定寿命時間に達したか否かを上記判別
手段で判別し、寿命時間に達していれば、上記表示手段
に当該消耗品が寿命に達したことを表示し、オペレータ
に消耗品の交換及び消耗品の調整を行わせる。また、使
用する回数によって寿命が決まる消耗品に対しては、各
消耗品の使用開始時からの動作回数を計数手段で計数し
、その計数値が設定寿命回数に達したか否か上記判別手
段で判別し、寿命回数に達していれば、表示手段に当該
消耗品が寿命に達していることを表示する。さらに、加
工液の水不足や加工液循環系に異常があり、汚水槽，漬
水槽の水位が低下すると、液面検出器がこれを検出し表
示手段に表示する。

実施例第２図は、本発明の一実施例の要部ブロック図である。

図中、符号１はワイｒａ電加工装置の制御部を構成する
数値制御装置（以下、ＮＣ装置という）で、ワイヤ放電
加工Ｈｆｔ’７木体２を＆ｌＩ御するものである。

ＮＣ装置１の中央処理５Ａ置（以下、ＣＰＵという）１
０には、バス１９で、ＲＯＭ１１．不揮発性ＲＡＭ　（
バッテリバックアップされたＲＡＭ）１２，ワイヤ放電
加工装は本体の各軸のザーボモータ（テーブルを駆動す
るＸ軸，Ｙ軸用サーボモ一タ．Ｕ軸，Ｖ軸，Ｚ軸のサー
ボモータ》を駆動するサーボ回路１３，ワイヤ放電加工
装置本体２内に配設された各種センサ，アクチュエイタ
等に接続されたインタフエイス１４．テープに記憶され
た加工プログラムを読取るテープリーダ１５，ＣＲＴ表
示装置付手動データ入力装置（以下、ＣＲＴ／ＭＤＩと
いう）１６．ＮＣ装置の操作用及び放電加工条件等の設
定に利用される機械操作盤１７及び表示手段１８が接続
されている。

上記ＲＯＭ１１にはＮＧ装置をｌＩｔｌＪｔｌＯするた
めのｌＩＩＩＩｌプログラムが格納されており、上記Ｒ
ＡＭ１２にはテーブリーダ１５で読取った加工プログラ
ムや後述する消耗品の寿命管埋のためのテーブルが記憶
されている。また、表示手段１８は各種消耗品の寿命及
び加工液の状態を表すための各項目毎のランプ（ＬＥＤ
）を有し、寿命がきた消耗品や、汚水槽．清水槽の水位
の低下を該ランプによって表示するようになっている。

第４図は、ＲＡＭ１２内に設けた消耗品のｉ命管理のた
めのテーブル２０の説明図で、本実施例においては、ワ
イヤ電極をガイドする上下のガイド，ワイヤ電極に加工
′Ｍ源を接続する上下の電極ビン，加工液を汚水槽から
潰水槽へ循環するとき、加工液を濾過するフィルタ，加
工液の伝導度を調整するイオン交換装置のイオン交換樹
脂，汚水から大きな不純物を取り除くためのストレーナ
，自動ワイヤ結線装置内のワイヤ切断のためのカツタ，
ワイヤ結線時に駆動されるベルト、を消耗品として寿命
管理を行うようにしており、これらの消耗品の寿命が初
期ＩＴＡ（１）〜ＴＡ（７）として設定記憶され、また
、これらの消耗品の使用度を変数丁（１）〜Ｔ（７）と
して記憶するようになっており、ワイヤ放電加工装置の
出荷時及び消耗品を交換したとぎにｒＯＪが設定される
ようになっている。さらに、寿命に達したことを記憶す
るメモリ部Ｓ《１》〜Ｓ《７》があり、このメモリ部Ｓ
《１》〜Ｓ《７》がセットされたとき、表示手段１８で
ランプを点灯し寿命にきたことを表示するようになって
いる。

上記消耗品の内、上下ガイド．上下電極ビン．フィルタ
．イオン交換樹脂，ストレーナは、ワイヤ放電加工装置
が加工を行っているとき常時稼動しているものであるの
で、ｒｆ命を示す初期値には寿命時間ＴＡ（１）〜ＴＡ
（５）が設定され、ワイヤ電極切断力ツタ，ベルトはこ
れらの部品の駆動回数によって寿命を判断するとして、
寿命回数ＴＡ　（６），ＴＡ　（７）が設定されている
。

なお、上記消耗品以外にも必要であれば、他の消耗する
部品（例えばベアリング等）も、該テーブル２０内にリ
ストアップしておく。

以下、本実施例の動作を第１図（ａ），（ｉ））にフロ
ーチャートで示すＮＣ装置１のＣＰＵ１０が行う処理と
共に説明する。

ワイヤ放電加工装置に電源が投入され、機械操作盤１７
より加工指令が入力されると、ＣＰＵ１０はタイマＴを
リセットしてスタートさせ、所定周期毎第１図（ａ），
（ｂ）のフローチャートで示す処珊を開始する。

まず、ＣＰＵ１０は、テープリーダ１５またはＲＡＭ１
２内に格納された加工プログラムの初めより１ブロック
読み（ステップ１００）、読取ったブロックの指令内容
がＭ５０か否か、即ち、自動ワイヤ結線装置によるワイ
ヤの切断，除去指令か否か判断し（ステップ１０１）、
Ｍ５０でなければ、Ｍ６０か、即ち、自動ワイヤ結線装
置によるワイヤ張架指令か否か判断し（ステップ１０２
）、Ｍ６０でなければ加工プログラムのエンドを示すＭ
コードのＭＯ２指令か否か判断し（ステップ１０３）、
ＭＯ２でもなければ、読込んだブロックの指令を処即し
（ステップ１０４）、当該周期の処理を終える。そして
、次の周期では次のブロックを読み《ステップ１００》
、前述したステップ１０１以下の処理を行う。以下、所
定周期毎ステップ１００以下の処理を行い、読込んだブ
ロックの指令がＭ５０であると、ワイヤ切断，除去の処
理を開始する。即ら、加工を停止し、加工液の供給を止
め、ベルトを閏じてワイヤをベルトで扶持し、ワイヤ電
極切断力ツタでワイヤ電極を切断し、その後、ベルトを
駆動し切断された下部のワイヤをワイヤ回収箱に回収，
収納する（ステップ１０５》。このＭ５０の処理が終了
すると、次にＣＰＬＩ　１　０は、テーブル２０のアド
レスを示す指ｌｍｌＮを「６」にセットし（ステップ１
０６）、テーブル２０からワイヤ電極切断力ツタの変数
Ｔ（６）を読出し、該変数Ｔ（６）に「１」加笥してテ
ーブル２０内に格納する（ステップ１０７）。

次に、テーブル２０からワイヤ電極切断力ツタの初期値
（′Ｒ命回数）ＴＡ　（６）を読出し、該値と加棹され
た変数Ｔ（６）を比較しくスアップ１０８）、変数Ｔ（
６）の値が、即ち、今までに使用した回数の値が、初期
値ＴＡ（６）として設定されている寿命回数以上に達し
たか否か判断し、達していなければステップ１１０へ、
また、達していれば、寿命に達したことを記憶するメモ
リ部Ｓ《６》に「１」をセットすると共に表示手段１８
のワイヤ電極切断力ツタの項目のＬ．　Ｅ　Ｄを点灯さ
せ、カッタが寿命になったことを表示するくステップ１
０９》。そして、ステップ１１０へ進み、指８！Ｎを「
１」インクリメントし（Ｎ−７）、指標Ｎが８以上でな
ければ（ステップ１１１）、ステッ１１０７以下の処理
を行う。即ち、ベルトの使用回数を示す変数Ｔ（７）に
「１」加算して更新し、ベルトの使用回数Ｔ（７）が寿
命回数《初期値）ＴＡ（７）以上に達したか否か判断し
、達していれば、メモリ部Ｓ（７）を「１］にし、ベル
トの項目のＬＥＤを点灯する。また、達していなければ
メモリ部Ｓ《７》を「１」にすることもしＥＤの点灯も
行わない。そして、指ａ［Ｎがインクリメントされ８に
なると《ステップ１１１》、ステップ１０２へ移行する
。かくして、Ｍ５０のワイヤ切断除去指令が読込まれる
と、カツタ及びベルトが１回使用されることから、カツ
タ，ベルトの使用回数を示す変数Ｔ（６）．Ｔ（７）に
「１」加算され、寿命回数に達し工いれば、ｌ．　ＥＤ
を点灯し寿命回数に達したことをオペレータに知らせる
処理をステップ１０６〜１１１の処理によって行う。

また、読込んだブロックの指令がＭ６０のワイヤ張架指
令であると（ステップ１０２）、まず、ワイヤ張架処理
が行われる。この処理では、自動ワイヤ結線装置の作用
でワイヤが送り込まれてくると、ベルトでワイヤを扶持
し搬送し、ワイヤが７ィードローラで扶持され、ワイヤ
回収箱まで送られるとベルトは開き、ワイヤ張架処理は
終了する（ステップ１１２）。このように、ベルトが１
動作することから、ＣＰＵ１０はテーブル２０のベルト
の使用回数を示す変数丁《７》に「１」加算して格納し
（ステップ１１３）、かつ、加算ざれた変数丁（７）が
寿命回数である初期値ＴＡ《７》以上か否か判断しくス
テップ１１４）、達していなければステップ１０３へ進
み、達していればメモリ部Ｓ（７）をＮＪにセットし寿
命に達したことを記憶すると共に、表示手段１８のベル
トの項目のＬ　Ｅ　Ｄを点灯させ《ステップ１１５》、
ステップ１０３へ進む。

かくして、ｃｐｕｉｏは、所定周期毎上記処理を繰返し
行い、プログラムエンドを示すＭコードＭ２０が読込ま
れるとくステップ１０３）、タイマＴを停止させ指標Ｎ
を「１」にセットし（ステップ１１６．１１７）、指標
Ｎで示されるテープル２０のアドレスから変数Ｔ（Ｎ）
を読出し、この変数Ｔ（Ｎ）にタイマＴの値を加算して
格納し（ステップ１１８）、次に、加算された変数Ｔ（
Ｎ）の値と寿命時間である初期値ＴＡ（Ｎ）を比較し（
ステップ１１９）、変数Ｔ（Ｎ）の値が初期値ＴＡ（Ｎ
＞以上であれば、メモリ部Ｓ（Ｎ）を「１」にセットし
、指標Ｎに対応する表示手段１８内の項目のＬ．　Ｅ　
Ｄを点灯させる（ステップ１　２０）．そして、指標Ｎ
が「５」に達したか否か判断し（ステップ１２１）、達
していなければ指標Ｎを「１」インクリメントし（ステ
ップ１２２）、指標Ｎが「５」に達するまでステップ１
１８〜１２２の処理を繰返す。

すなわち、上下ガイド，上下電極ビン，フィルタ，イオ
ン交換樹脂，ストレーナの使用時間を示す変数丁（１）
〜Ｔ（５）にタイマＴで４時した今回の加工時間を加算
して格納し、この加篩された変数Ｔ（１）〜Ｔ〈５》が
夫々寿命時間である初期１ｉ１１ＴＡ（１）〜ＴＡ（５
）以上に達しているか否か判別し、達していれば表示手
段１８の当該対象部品《消耗品》の項目のＬＥＤを点灯
させる。

このように、消耗品が寿命に達していれば、表示手段に
表示されるからオペレータは消耗品の交換時期を誤るこ
とはない。なお、ワイヤ放電加工装置に電源が投入され
、その時点で、寿命に達していることを記憶するメモリ
部Ｓ《１》〜Ｓ（７）に「１」がセットされていれば、
ＣＰＵ１０はメモリ部Ｓ《１》〜Ｓ（７）を読み、「１
」にセットされたメモリ部に対応する項目のＬＥＤを点
灯させるもので、この点のＣＰＵ１　０の処理は省略し
ている。

かくして、表示手段１８で寿命に達した消耗品が表示さ
れると、オペレータはその消耗品を交換することとなる
が（なお、上下電極ビンに対しては該電極ビンとワイヤ
電極との接触位置を変えることによって上下電極ビン自
体を交換しないでよい場合もある。また、ストレーナも
清掃を行うことによって交換しなくてもよい場合もある
》、寿命に達した消耗品を交換した侵、オペレータは機
械操作盤１７を操作して交換した消耗品に対する変数丁
（１）〜Ｔ（７）の値を「０」にセットし、寿命到達を
示すメモリ部Ｓ（１）〜Ｓ《７》に「０」をセットする
。また、新しく交換した消耗品の寿命時間または寿命回
数が交換前のものと異なっていれば、初期値ＴＡ（１）
〜ＴＡ（７）の値も新しい寿命時間，寿命回数にセット
する。

なお、上記処理によって、本実施例は、ワイヤ放電加工
装置を出荷するとき、または、対染消耗品を交換したと
き、変数Ｔ（１）〜Ｔ（７）にｒＯＪをセットし、使用
時間（加工時間）または使用回数を加篩累梢ずるように
したが、逆に、ワイヤ放電加工装置を出荷するとき、ま
たは対蒙消耗品を交換したとき、変数Ｔ（１）〜Ｔ（７
》に寿命時間，寿命回数をセットし、使用時間．使用回
数を順次減算していく方法でもよい。この場合、ステッ
プ１０７．１１３では変数Ｔ（６）．Ｔ（７）より「１
」を減粋することとなり、ステップ１１８では変数Ｔ（
Ｎ）（Ｎ＝１〜５）よりタイマＴで計時した時間を減篩
することとなる。そして、ステップ１０８，１１４．１
１９では変数Ｔ（Ｎ）（Ｎ−１〜７》の値がｒＯＪ以下
か否か判別するようにし、Ｏ以下になったとき寿命に達
したことを表示すると共にメモリ部Ｓ《１》〜Ｓ《７》
に記憶するようにすればよい。

以上が、消耗品のか命表示処理であるが、本実施例では
、上記表示手段１８に加工液の不足，加工液循環系の異
常をも表示するようにしている。

第３図（ａ）．（ｂ）は汚水槽３，清水槽４の水位検出
方法を示す図で、５は汚水槽３の液面検出器で、５ａは
その検出器のフロートを示す。また、６は消水槽４の液
面検出器で、６ａはその検出器のフロートを示す。通常
、汚水！！３，清水槽４の水位は所定値以上あり、清水
槽４の水位が汚水槽３の水位より高い状態にある。しか
し、第３図（ａ）に示すように、清水槽４の水位が低下
し水位が逆転した状態では、加工液循環系に異常が生じ
ていることを意味する。そのため、清水槽４に液面検出
器６を設け、清水槽４の水位が所定値以下になるとこれ
を液面検出器６が検出し、表示手段１８に加工液循環系
の異常を表示するｌ．　Ｅ　Ｄを点灯させる。

また、第３図（ｂ）に示すように、汚水槽３の水佼が所
定値以下になることは加工液不足を意味する。そこで、
液面検出器５で汚水槽３の水位を検出し、所定値以下に
なると表示手段１８で加工液不足を表示するＬＥＤを点
灯させる。

なお、液面検出器５．６の出力によって表示手段１８の
ＬＥＤを直接点灯させるように接続してもよく、または
、ＣＰＵ　１　０を介してｌ．　Ｅ　Ｄを点灯させるよ
うにしてもよい。

発明の効果本発明は、ワイヤ放電加工装置の消耗品の寿命がきたこ
とを表示手段でオペレータに表示して知らせるから、消
耗品の交換時期を誤ることなく、また、交換忘れを防止
できるので、加工精度の低下や装置故障等を未然に防止
することができ、装置の管理が簡単となる。さらに、加
工液の異常も検出表示するので、ワイヤ放電加工装置の
状態の管理が極めて容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ），（ｂ）は本発明の一実施例の動作処理フ
ローヂャート、第２図は本発明のｙ部ブロック図、第３
図（ａ），（ｂ）は加工液処理槽の水位検出ｈ法を示す
図、第４図は消耗品の寿命管理のためのテーブルの説明
図である。１・・・数値制御装置（ＮＣ装置）、２・・・ワイヤ放
電加工装置本体、３・・・汚水槽、４・・・清水槽、５
．６・・・液面検出器、５ａ．５ｂ・・・フロート、２
０・・・テーブル。第口

Claims

【特許請求の範囲】

（１）加工開始から加工終了までの加工時間を計時する
計時手段と、各消耗品毎に該消耗品の使用開始から上記
計時手段で計時された加工時間を累積し、各消耗品の累
積時間がその消耗品の設定寿命時間に達したか判別する
判別手段と、寿命時間に達したと判別された消耗品を表
示する表示手段とを備えた状態表示を行うワイヤ放電加
工装置。
（２）各消耗品の使用開始からの動作回数を計数する手
段と、各消耗品の動作回数計数値が設定寿命回数に達し
たか判別する判別手段と、寿命回数に達したと判別され
た消耗品を表示する表示手段とを備えた状態表示を行う
ワイヤ放電加工装置。
（３）加工液の汚水槽、清水槽に各々液面検出器を設け
、汚水槽又は清水槽の水位が設定値以下になつたことを
上記液面検出器が検出すると、上記表示手段に水位低下
を表示する請求項１又は請求項２記載の状態表示を行う
ワイヤ放電加工装置。