JPH02127252A - 液体排出機構 - Google Patents

液体排出機構

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JPH02127252A
JPH02127252A JP63276859A JP27685988A JPH02127252A JP H02127252 A JPH02127252 A JP H02127252A JP 63276859 A JP63276859 A JP 63276859A JP 27685988 A JP27685988 A JP 27685988A JP H02127252 A JPH02127252 A JP H02127252A
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JP
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liquid
opening
wall member
discharge mechanism
passage
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JP63276859A
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Shuzo Shiraki
白木 修三
Eiji Suzuki
英治 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は液体の排出機構に関する。
[従来の技I] 従来、液体の排出機構を有する装置に於いては液体の排
出を簡単な操作で確実に行ないたいという要求がある。
例えば、容器においては、当該容器に収容された液体を
当該容器のキャップを取り去ることなく当該容器から所
望量注ぎ出したいという要求がある。
[発明が解決しようとする課題1 しかしながら、簡単な操作で液体の排出ができる従来の
装置に於いては液漏れが生じ易く、例えば容器の場合に
は当該容器のキャップを取り去ることなく当該容器から
液体を注ぎ出すように構成されたものにおいては、当該
容器を正立状態以外の状態、即ち倒立状態や横倒しの状
態に置いた場合、前記液体が徐々に漏れてくるという問
題点がある。
本発明は、前記諸点に鑑み成されたものであって、その
目的とするところは、液体の漏れが生じにくい液体排出
機構、即ち容器の場合には当該容器のキャップを取り去
ることなく当該容器から液体を注ぎ出すことができ、容
器をいかなる状態においても液体の漏れが生じにくいよ
うに構成された容器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的は、本発明によれば、液体を収容すると共に当
該液体に対する圧力を増減させるように構成された胴部
装置と、この胴部装置に対して前記液体の排出を行なう
ために当該胴部装置の下端に形成された口部と、前記液
体を前記口部の開口端より上方に案内すべく、当該開口
端に開口した第1の開口部及び当該開口端より上方に位
置した第2の開口部を有するーの通路部分を少なくとも
含んでおり、当該液体を前記胴部装置から排出するため
の液体通路とからなる液体排出機構によって達成される
[作 用] 本発明による液体排出機構に於いては、前記胴部装置に
よって前記液体に対する圧力を増加させ、当該液体を前
記口部及び液体通路を介して注ぎ出し、当該胴部装置に
よって当該圧力を低下させ、当該液体通路に残留した液
体を逆流させながら当該液体の注ぎ出しを停止させるも
のであり、この停止状態に於いては、当該液体に対する
当該胸部装置による押圧力と大気圧による押圧力とがバ
ランスし、当該液体は当該胴部装置から漏れ難くなる。
尚、ここでいう液体とは、一般にいう液体のみならず、
ゲル状の粘度の著しく高い流動体のようなものも含んで
いる。
[具体例] 次に、図面に基いて本発明による液体排出機構の好まし
い具体例である容器について説明する。
第1図に示すように、本発明による液体排出機構を有し
た容器1は、液体2を収容すべく形成された胴部装置を
構成する容器胴部3と、液体2の容器胴部3からの注出
入を行なうための出入口部4とから構成されている。
容器胴部3は、底部6及び側壁部7とからなり全体がプ
ラスチックの如き可撓性弾性材料で形成されている。従
って、容器胴部3を押圧して変形させることによって当
該容器胴部3の内部5の圧力が上昇、即ち増加し液体2
が出入口部4から注ぎ出される。更に、容器胴部3の前
記抑圧を解除すると、当該容器胴部3の弾性力によって
前述の変形状態から元の状態に復原されることによって
当該容器胴部3の内部5の圧力が低下、即ち減少し液体
2が逆流し出入口部4から注ぎ出されなくなる。
即ち、本具体例に於いては容器胴部3を可撓性弾性材料
で形成することによって当該容器胴部3の内部5の圧力
を調整し、液体2に対する圧力を増減させている。
尚、前述の如く内部5の圧力を調整する手段として容器
胴部3の全体を可撓性弾性材料で形成することに代えて
第2図に示すように、容器胴部3の一部、例えば底部6
を可撓性弾性材料でダイアフラム状に形成し、当該底部
6を矢印8で示す方向に関して移動し得るように構成し
ても良い。このように構成された容器胴部3に於いては
、底部6を矢印9で示す方向に押圧して破線で示す状態
に変形させることによって当該容器胴部3の内部5の圧
力が増加し液体2が出入口部4から注ぎ出され、更に底
部6に対する前記抑圧を解除すると、当該底部6の弾性
力によって前述の変形状態から実線で示す元の状態に復
原され、当該容器胴部3の内部5の圧力が低下し液体2
が戻されて出入口部4から注ぎ出されなくなる。尚、底
部6をダイアフラム状に形成することに代えて側壁部7
の一部をダイアフラム状に形成しても良い。
更にまた第3図に示すように、内部5の圧力を調整する
手段として、前記胴部装置を、胸部としての容器胴部3
と、この容器胴部3に装着されたピストン装置10とに
よって構成するようにしても良い。ピストン装置10は
、容器胴部3の内部に於いて矢印8で示す方向に関して
気密的に摺動し得るように構成されたピストン部材11
と、このピストン部材11に一端部が連結され容器胴部
3の底部6に形成された貫通孔12に挿通された棒部材
13とから構成されている。このように構成された胴部
装置に於いては、ピストン装置10を矢印9で示ず方向
に押圧することによって当該容器胴部3の内部5の圧力
が増加し液体2が出入口部4から注ぎ出され、更にピス
トン装@10を矢印14で示す方向に引戻すことによっ
て当該容器胴部3の内部5の圧力が低下し液体2が内部
に向かって戻され出入口部4から注ぎ出されなくなる。
尚、棒部材13の他端部には、矢印8で示す方向に関す
る往復運動をする動力装@(図示せず)を接続してピス
トン装置10の動作を制御するようにしても良い。この
場合、前記動力装置にさらに数値制御装置の如き制御手
段(図示せず)を接続することによってピストン装置1
0の動作、即ち液体2の排出作業を自動制御することが
可能になる。
第1図に示す如く、出入口部4は、容器胴部3の内部5
に収容された液体2の出入を行なうために当該容器胴部
3の下端に設けられた口部15と、口部15からの液体
2を当該口部15の開口端16と反対側、即ち上方に位
置する容器胴部3の底部6に向かう矢印17で示す方向
に案内すべく構成された通路部分としての通路18と、
液体2を矢印17で示す上方に向かう方向と逆の矢印1
9で示す方向に、即ち下方に向かって案内すべく構成さ
れた通路部分としての通路20とを有している。
口部15は壁部材27によって形成された広口部25と
、壁部材27に嵌着された壁部材28によって形成され
た狭口部26とから構成されている。本具体例では壁部
材27と壁部材28とを別部材で形成しているが、一体
内に形成しても良いのは勿論である。
通路18は、狭口部26の開口端16に開口した開口部
21及び当該開口端16より底部6に近接して、即ち上
方に位置した開口部22を有している。即ち、通路18
は、壁部材28に対向され、当該壁部材28と共に開口
部22を形成する突出端29を有した壁部材30の内側
の面31と、当該壁部材28の外側の面32とによって
構成されている。従って突出端29が狭口部26の開口
端16より底部6に近接して、即ち上方に位置しており
、通路18は液体2を矢印17で示す方向に案内し得る
壁部材30は、第1図及び第4図に示すように突出端2
9の部分に於いてフランジ部33に連結されている。突
出端29の部分には通路18の開口部22から後述する
通路20の開口部23に向けて液体2を流出させるため
の流出孔34が設けられている。本具体例では流出孔3
4として、形状を楕円に形成し、突出端29の周囲に沿
って等間隔に8個設けたが、容器1に収容する液体2の
粘度或いは比重等の特性に応じて孔の数、大きさ、配置
状態及び形状等を任意に選択するのが好ましい。フラン
ジ部33は壁部材28の端部35と、後述する壁部材3
0と共に通路20を形成する壁部材36の端部37との
間に挟持され固定される。
これらの壁部材30、流出孔34及びフランジ部33に
よって液体2の案内部材38を形成している。
また通路20は、通路18の開口部22に開口した開口
部23及び当該開口部23より底部6から離間して、即
ち下方に位置した開口部としての出口24を有している
。即ち、通路20は、壁部材30に対向された壁部材3
6の内側の面39と、当該壁部材30の外側の面40と
によって構成されている。従って、壁部材36の突出端
41によって形成される出口24が壁部材30の突出端
29に比べて底部6より離間して、即ち下方に位置して
おり、通路20は液体2を矢印19で示す方向に案内し
得る。即ち、通路18及び通路20によって液体通路を
構成している。この液体通路は、液体2を口部15の開
口端16より上方に案内すべく当該開口端16に開口し
た開口部21及び開口端16より上方に位置した開口部
22を有する通路18を含んでおり、液体2を容器胴部
3から排出するように構成されている。
壁部材36は、第1図に示すように端部37に於いて円
柱部材42の内側の面43に連結されている。円柱部材
42の一方の端部44は容器1が倒立状態で置かれる時
に当該倒立状態を維持し得るような形状に形成されてい
る。円柱部材42の他方の端部45は口部15の広口部
25を形成する壁部材27の外側の面46に雌ネジ雄ネ
ジの螺合による結合によって好ましくは密封的に固定さ
れている。この雌ネジ雄ネジの螺合による結合に代えて
嵌着によって固定するようにしても良い。
これらの壁部材36、出口24及び円柱部材42によっ
て液体2を案内するための案内部材47を形成している
尚、本具体例に於いては液体2の通路を構成する前述の
案内部材38.47夫々の壁部材30.36の面の形状
を平坦に形成したが、液体2の前述した特性に応じて当
該面の形状として、例えば波形、溝、へこみあるいは螺
旋状の凹凸部を設けるように構成しても良い。
次に、本具体例による容器1の動作について説明する。
第1図の状態に於いて、容器胴部3に収容された液体2
は当該液体2の液面48に作用する容器胴部3の内部5
の圧力と液面49に作用する大気圧とは釣合っており、
液体2は容器1から外部に流出していない。この状態か
ら容器胴部3を押圧して変形させると、前述の液体2に
対する圧力の釣合い状態が崩れ、即ち液体2の液面48
に作用する容器胴部3の内部5の圧力が液面49に作用
する大気圧より大きくなり、当該液体2は通路18の開
口部22を越えて通路20を通過し、出口24から注ぎ
出されていく。次に、前述の容器胴部3の押圧を解除す
ると、容器胴部3の弾性力によって当該容器胴部3はも
との形状に戻り、従って液面48に作用する容器胴部3
の内部5の圧力が減少され、通路20に残留している液
体2の一部が矢印19で示す方向とは逆の方向に逆流さ
れて通路18まで戻り、再び前述の釣合い状態になり、
液体2の液面49は、通路18の位置におかれるように
なる。従って、通路20には液体2は残留すること無く
、第1図のように容器1を倒立状態にしておいても漏れ
てくることがない。
次に、第5図には、本発明による液体排出機構を有した
容器の第2の具体例が示されている。尚、この第2の具
体例に於いては、容器胴部3の部分は第1図に示す第1
の具体例と同様なので省略し、出入口部4のみを示して
いる。
第5図に示す如く、出入口部4は、容器胴部3の内部5
に収容された液体2の出入を行なうために当該容器胴部
3に設けられた口部15と、口部15からの液体2を当
該口部15の開口端16と反対側に、即ち上方に位置す
る容器胴部3の底部6に向かう矢印17で示す方向に案
内すべく構成された通路18と、液体2を矢印17で示
す上方に向かう方向と逆の矢印19で示す下方に向かう
方向に案内すべく構成された通路20とを有している。
口部15は壁部材27によって形成された広口部25と
、壁部材27に嵌着された壁部材28によって形成され
た狭口部26とから構成されている。本具体例では壁部
材27と壁部材28とを一体的に形成しているが、別部
材で形成しても良いのは勿論である。
通路18は、狭口部26の開口端16に開口した開口部
21及び当該開口端16より底部6に近接して、即ち上
方に位置した開口部22を有している。即ち、通路18
は、壁部材28に対向され、当該壁部材28と共に開口
部22を形成する突出端29を有した壁部材30の面3
1と、壁部材28の面32とによって構成されている。
従って突出端29が狭口部26の開口端16より底部6
に近接して、即ち上方に位置しており、通路18は液体
2を矢印17で示す方向に案内し得る。
また通路20は、通路18の開口部22に開口した開口
部23及び当該開口部23より底部6から離間して、即
ち下方に位置した開口部としての出口24を有している
。即ち、通路20は、壁部材30の面50によって構成
されている。従って、壁部材30の端部51によって形
成される出口24が壁部材30の突出端29に比較して
底部6より離間して、即ち下方に位置しており、通路2
0は液体2を矢印19で示す方向に案内し得る。
壁部材30は、第5図に示すように端部37に於いて円
柱部材42の内側の而43に連結されている。円柱部材
42の一方の端部44は容器1が倒立状態で置かれる時
に当該倒立状態を維持し得るような形状に形成されてい
る。円柱部材42の他方の端部45は口部15の広口部
25を形成する壁部材27の外側の面46に雌ネジ雄ネ
ジの螺合による結合によって好ましくは密封的に固定さ
れている。この雌ネジ雄ネジの螺合による結合に代えて
嵌着によって固定するようにしても良い。
これらの壁部材30、出口24及び円柱部材42によっ
て液体2の案内部材を形成している。
尚、水弟2の具体例に於いても、案内部材の壁部材30
の面31.50等を平坦に形成しているが、前述の第1
の具体例と同様に凹凸面に形成しても良いのは勿論であ
る。
この第2の具体例の動作は前述の第1の具体例と同様で
あるので省略する。尚、第2の具体例に於いても、前)
ホの第2図及び第3図に示す内部5の圧力を調整する手
段を用いることは勿論可能である。
第6図には、本発明による液体排出機構を有した容器の
第3の具体例が示されている。この第3の具体例も、前
述の第2の具体例と同様に容器胴部3の部分を省略し、
出入口部4のみを示している。
この第3の具体例に於いては、前述の第1の具体例と共
通する部分を同一の参照符号で示しており、従って当該
共通する部分の説明は省略する。
第6図に示す如く、第3の具体例に於いて第1の具体例
と異なる部分は、案内部材38がフランジ部33を有し
ておらず、壁部材30が壁部材28に対して平行に、即
ち矢印8で示す方向に相対移動し得る点にある。第6図
及び第7図に示す如く、案内部材38の底部52の面5
3には複数の突起54が設けられている。突起54は、
壁部材30が壁部材28に対して平行に矢印って示す方
向に相対移動する際の終端に於いて、壁部材36の面3
9に当接して当該面39と案内部材38の底部52の面
53との間に間隙55が生じるように構成されている。
この間隙55によって通路20からの液体2の通過を確
保し得る通路57を形成している。また案内部材38は
、壁部材30が壁部材28に対して平行に矢印14で示
す方向に相対移動する際の終端に於いて、当該壁部材3
0の突出端29が壁部材28の面56に当接し得るよう
に構成されている。
尚、通路57を確保するための突起54に代えて案内部
材38の底部52の面53に凹溝を形成し、当該凹溝を
通路57として機能させても良い。またこの通路57は
容器1の内部5が負圧状態になる際に出口24から吸引
される気体の通路としても機能している。また突起54
の配置、形状あるいは大きさ、数等は必要に応じて任意
に選択し得る。
次に、第3の具体例による容器1の動作について説明す
る。
第6図の状態に於いて、前述の第1図の状態と同様に、
容器胴部3の内部5の液体2は容器1の倒立状態におい
ても外部に流出していない。この状態から容器胴部3を
押圧して変形させることによって、液体2は通路18、
通路20、通路57、即ち間隙55及び出口24を順に
通過し、容器1の外部に注ぎ出される。次に、容器胴部
3の前述の押圧状態を解除して変形した当該容器胴部3
をもとに戻すと、容器胴部3の内部5の圧力が減少され
、通路20に存在している液体2が逆流されると共に、
案内部材38も前述の矢印14で示す方向に移動し、壁
部材30の突出端29が壁部材28の面56に当接する
この突出端29が壁部材28の面56に当接することに
よって液体2の通路を遮断すると共に、当該突出端29
と面56との間に残留している液体2によって表面張力
が起り、当該突出端29と面56との間の密着状態が増
し、液体2の漏れ、即ちシール効果をより一層高くし得
る。このように突出端29と面56との間が密着した状
態は、容器1をいかなる状態、即ち倒立状態、正立状態
或いは横倒し状態のいずれかの状態にしておいても、容
器胴部3を押圧して変形させ内部5の圧力を増加させな
い限りは解除されない。
また第8図には、本発明による液体排出機構を有した容
器の第4の具体例が示されている。この第4の具体例も
前記第3の具体例と同様に出入口部4のみを示しており
、前記第1から第3の具体例に共通する部分を同一の参
照符号で示し説明を省略する。
第8図に示す如く、第4の具体例に於いて第3の具体例
と異なる部分は、円柱部材42の内側の面43に連結さ
れた壁部材36を矢印8で示す方向に変位させ得るよう
にダイアフラム状に形成した点に有る。このダイアフラ
ム形状の壁部材36は、通常の状態では実線で示すよう
な形状を保ち、容器1の内部5の圧力が所定値以上に増
加した時には破線で示すような形状を保つように構成さ
れる必要が有る。
尚、この第4の具体例でも前記第3の具体例と同様に、
壁部材36の面39に当接して当該面39と底部52の
而53との間に間隙55が生じるように、底部52の面
53に設けられた突起54を有した案内部材38を用い
ているが、当該筒3の具体例と異なり壁部材36が第8
図に於ける上方に突出しているため、当該突起54は間
隙55を確保するために壁部材36の出口24に近接し
た位置で当該壁部材36の面39に当接するように配置
される必要が有る。
次に、第4の具体例による容器1の動作について説明す
る。
第8図の状態に於いて、前記同様容器胴部3の内部5の
液体2は容器1の倒立状態においても外部に流出してい
ない。この状態から容器胴部3を押圧して変形させるこ
とによってダイアフラム形状の壁部材36が破線で示す
ような状態に変形し、即ち第8図に於ける下方に向かっ
て徐々に傾斜した状態になり、従って液体2は通路18
、通路20、通路57、即ち間隙55及び出口24を順
に通過し、容器1の外部に注ぎ出される。次に、容器胴
部3の前述の抑圧状態を解除して変形した当該容器胴部
3をもとに戻すと、壁部材36は実線で示す元の状態に
復原し、通路20に残留している液体2が逆流されると
共に案内部材38も前述の矢印14で示す方向に移動し
、壁部材30の突出端29が壁部材28の而56に当接
し、前記第3の具体例と同様にシール効果がより一層高
く確保され得る。
また第9図には、本発明による液体排出機構を有した容
器の第5の具体例が示されている。この第5の具体例も
前記第3の具体例と同様に出入口部4のみを示しており
、前記第1から第4の具体例に共通する部分を同一の参
照符号で示し説明を省略する。
第9図に示す如く、第5の具体例に於いて第4の具体例
と異なる部分は、円柱部材42の内側の面43に連結さ
れた壁部材36及び案内部材38の底部52の面53夫
々が、第9図に於ける下方に向かって徐々に傾斜してい
る点に有る。換言すると、通路20及び当該通路20に
連続する通路57は、開口部23から出口24に向かっ
て容器胴部3の底部6から徐々に離間するように、即ち
傾斜するように形成されている。従って、通路20及び
通路57夫々に存在する液体2の一部は、容器胴部3の
押圧状態を解除して変形した当該容器胴部3をもとに戻
すと、通路18に逆流して戻るか、或いは傾斜した通路
57に沿って下方に全て流出してしまい、当該通路20
及び通路57に残留することは無い。更に、前記第5の
具体例の容器1の構成に加えて、第10図に示す第6の
具体例如く、通路18も通路20と同様に傾斜させるよ
うに構成しても良い。
尚、この第5の具体例及び第6の具体個人々の容器1の
動作は、前述の第3の具体例と同様なので省略する。
また第11図には、本発明による液体排出機構を有した
容器の第7の具体例が示されている。この第7の具体例
も前記第3の具体例と同様に出入口部4のみを示してお
り、前記第1から第6の具体例に共通する部分を同一の
参照符号で示し説明を省略する。
この第7の具体例に於いては、案内部材47と口部15
の狭口部26を構成する壁部材28とによって形成され
る空間58及び案内部材38夫々が第11図に示す如く
球形に構成されている。案内部材38の底部52は、容
器1が第11図に示す如く倒立状態に在るとき当該案内
部材38が案内部材47の出口24に接するように、即
ち重心が第11図に於ける下方にくるように肉厚に形成
されている。従って、容器1の姿勢、即ち王立状態、倒
立状態或いは横倒し状態夫々に於いて、案内部材38は
空間58内に於いて回動的に移動し、底部52が各々の
状態に於ける下方に位置するように構成されている。
尚、この第7の具体例の容器1の動作は、前述の第3の
具体例と基本的に同様であるが、当該容器1を横倒し状
態にする際に、案内部材38が空間58内に於いて回動
的に移動し当該案内部材38の壁部材30の突出端29
のいずれかの部分が案内部材47の壁部材28の面32
に当接し当該突出端29と壁部材28の面32との間で
シール作用を生じる点に於いて異なる。
また、前述の諸具体例に於ける案内部材38は第12図
から第18図に示す如く諸々の形状に形成し得る。殊に
、第12図で示す案内部材38は、第19図、第20図
に示す如く上側の部材61と下側の部材62とが組合わ
されるように構成しても良い。この場合部材61と部材
62どの間に間隙63が生じるように案内部材38を構
成することにより液体2が負圧状態に於いて戻る際の戻
り通路を確保し得る。このように間隙63を確保するこ
とができない前記第12図から第18図の案内部材38
に於いては、各案内部材38の各図に於ける上方の面5
9夫々に、第21図に示す如く、液体2を通過させるた
めの通路60を形成して前記戻り通路を確保するのが好
ましい。これらの通路60としては、複数本に限らず半
数本であっても良く、また配置或いは形状も必要に応じ
て任意に選択し得る。更にまた、各案内部材38の各図
に於ける下方の面67夫々にも同様に液体2を通過させ
るための通路を形成するのが好ましい。
尚、前記具体個人々に於いては、狭口部26は広口部2
5から離間する方向に直線的に伸延するように構成され
ているが、これに限らず第22図に示す如く狭口部26
の先端部分66を折曲げるように構成しても良い。先端
部分66の折曲げ状態、即ち長さ角度等は任意に選択し
得、例えば湾曲形状にし、上下方向あるいは平面方向に
折り返し部分を形成するようにしても良い。
また前記具体個人々に於いては、出口24を案内部材4
7の壁部材36の底壁部分に設けているが、これに限ら
ず第22図に示す第8の具体例の容器の如く円柱部材4
2の側壁部分に形成するようにしても良い。尚、第22
図に示すように第12図で示された案内部材38を用い
る場合、容器1の姿勢をどのようにおいても、液体2が
より一層濡れにくくなる。
即ち、第22図で示すのは容器1が倒立した状態である
が、容器1が横倒しの状態になると案内部材38の内部
空間における右側空間64か左側空間65のいずれかに
残留した液体2がたまり、正立にした状態になると、右
上空間68及び左上空間69夫々に残留した液体2がた
まることによって液体2の外部への漏れを防止している
更にまた前記具体個人々に於いては、一つの容器1に対
して通路18、通路20及び出口24から成る液体2の
一つの液体通路を設けているが、本発明はこれに限定さ
れず、複数の液体通路を並列的に設けるように構成して
も良い。また前記液体通路は先端部分66と同様に折曲
げ状態、長さ、角度等を任意に選択し上下方向や水平方
向に関して液体2が波状に通過し得るように形成しても
良い。
尚、前記具体個人々に適用されている各構成部材は、前
述した組合わせに限定されるものではなく、あらゆる組
合わせを行うことが可能である。
また前記具体例の各構成要素の平面形状をいずれも円形
で示しているが、他の形状、例えば角形状や楕円形状の
種々の形状をとりうるのは勿論である。
さらに前記具体個人々に於いては、容器胴部3の形状と
して、比較的ひょろ長く縦長に形成しているが、このよ
うに構成することは液体2の漏れ防止の観点から好まし
い。
最後に、本発明による液体排出機構を有した容器の第9
の具体例を第23図及び第24図に示す。即ち、第23
図に示す如きU字形断面を有したリング状の案内部材3
8を第5図に示した第2の具体例の構成に組み合わせた
ものである。リング状の案内部材38は溝70を有して
おり、この溝70の部分に壁部材28の開口端16の部
分を収納するように配置されている。本具体例の動作は
前記諸具体例と基本的に同様なので省略する。
また、前記具体個人々に於いては、出口24の近傍の通
路20を構成する壁面の一部に、当該壁面に付着した液
体2がたれてくるのは防止するための液留り部、例えば
凹所を形成するようにしても良い。
[発明の効果] 以上の構成から、本発明の液体排出機構は簡単な操作で
液漏れを生じさせることなく所望量の液体を排出し得、
例えば本発明の機構を有した容器に於いては、当該容器
のキャップを取り去ることなく当該容器から液体を注ぎ
出すことができ、且つ容器をいかなる状態においても液
体の漏れを生じさせにりくシ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による液体排出機構を有した容器の第
1の具体例の側面断面図、 第2図は、本発明による液体排出機構を有した容器の胴
部装置の変形例の側面断面図、第3図は、本発明による
液体排出機構を有した容器の胴部装置の別の変形例の側
面断面図、第4図は、本発明による液体排出機構を有し
た容器の案内部材38の平面図、 第5図は、本発明による液体排出機構を有した容器の第
2の具体例の側面断面図、 第6図は、本発明による液体排出機構を有した容器の第
3の具体例の側面断面図、 第7図は、本発明による液体排出機構を有した容器の案
内部材38の底面図、 第8図は、本発明による液体排出機構を有した容器の第
4の具体例の側面断面図、 第9図は、本発明による液体排出機構を有した容器の第
5の具体例の側面断面図、 第10図は、本発明による液体排出機構を有した容器の
第6の具体例の側面断面図、 第11図は、本発明による液体排出機構を有した容器の
第7の具体例の側面断面図、 第12図から第20図及び第23図は、本発明による液
体排出機構を有した容器の案内部材38の各種変形例を
示す側面断面図、 第21図は、本発明による液体排出機構を有した容器の
案内部材38の変形例の平面図、第22図は、本発明に
よる液体排出機構を有した容器の第8の具体例の側面断
面図、 第24図は、本発明による液体排出機構を有した容器の
第9の具体例の側面断面図である。 1・・・・・・容器、2・・・・・・液体、3・・・・
・・容器胴部、4・・・・・・出入口部、6・・・・・
・底部、7・・・・・・側壁部、10・・・・・・ピス
トン装置。 第 図 第11図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液体を収容すると共に当該液体に対する圧力を増
    減させるように構成された胴部装置と、この胴部装置に
    対して前記液体の排出を行なうために当該胴部装置の下
    端に形成された口部と、前記液体を前記口部の開口端よ
    り上方に案内すべく、当該開口端に開口した第1の開口
    部及び当該開口端より上方に位置した第2の開口部を有
    する一の通路部分を少なくとも含んでおり、当該液体を
    前記胴部装置から排出するための液体通路とからなる液
    体排出機構。
  2. (2)前記胴部装置は、可撓性弾性材料によって形成さ
    れており、当該胴部装置を押圧することによって前記液
    体に対する圧力を増加させ、当該押圧を解除し当該胴部
    装置の弾性力による復原力によって当該圧力を減少させ
    るように構成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の液体排出機構。
  3. (3)前記胴部装置は、一部が可撓性弾性材料によって
    形成されており、当該胴部装置の一部を押圧することに
    よって前記液体に対する圧力を増加させ、当該押圧を解
    除し当該胴部装置の一部の弾性力による復原力によつて
    当該圧力を減少させるように構成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の液体排出機構。
  4. (4)前記胴部装置は、胴部と、この胴部に装着された
    ピストン装置とを有しており、当該ピストン装置を往復
    移動させることによって前記液体に対する圧力を増減さ
    せるように構成されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の液体排出機構。
  5. (5)前記口部は前記胴部装置から突出した第1の壁部
    材によつて形成されており、前記液体通路の一の通路部
    分は、前記第2の開口部を形成する突出端を有し当該突
    出端が前記口部の開口端より上方に位置するように前記
    第1の壁部材の外壁面に対向された第2の壁部材を有し
    前記液体を当該上方に案内すべく形成された第1の案内
    部材と、前記第1の壁部材とから構成されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項のいずれか
    一項に記載の液体排出機構。
  6. (6)前記第1の案内部材の第2の壁部材は前記第1の
    壁部材に対して相対的に平行移動し得、当該平行移動の
    一方の終端に於いて当該第2の壁部材の前記突出端が前
    記液体通路を閉鎖すべく前記口部に当接し得るように構
    成されていることを特徴とする特許請求の範囲第5項に
    記載の液体排出機構。
  7. (7)前記液体通路は、前記液体を前記口部の開口端よ
    り下方に案内すべく前記第2の開口部に開口した第3の
    開口部及び当該第3の開口部より下方に位置した第4の
    開口部を有する他の一の通路部分を含んでおり、当該他
    の一の通路部分は、前記第4の開口部を形成する突出端
    を有し当該突出端が前記第2の壁部材の突出端より下方
    に位置するように前記第2の壁部材に対向された第3の
    壁部材を有し前記液体を当該下方に案内すべく形成され
    た第2の案内部材と、前記第2の壁部材とから構成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第6
    項のいずれか一項に記載の液体排出機構。
  8. (8)前記第2の案内部材の第3の壁部材の前記突出端
    を含む一部が、前記胴部装置によつて前記液体に対する
    圧力が増加される際、前記下方に向かって突出し、当該
    圧力が減少される際、前記上方に引込むようにダイアフ
    ラム状に形成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第7項に記載の液体排出機構。
  9. (9)前記他の一の通路部分は前記第3の開口部から第
    4の開口部にかけて前記上方から下方に向かって徐々に
    傾斜するように形成されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第7項に記載の液体排出機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003095321A1 (fr) * 2002-05-08 2003-11-20 Hagy Tech Co.,Ltd Buse d'evacuation capable d'empecher le retour de contenus et contenant pour liquides comprenant une buse d'evacuation
JP5616547B1 (ja) * 2014-03-06 2014-10-29 隆彌 渡邊 T−デキャンティングボワラー

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JPS4830146B1 (ja) * 1969-12-10 1973-09-18
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