JPH02125059A - 建築用パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は窯業系、陶磁器系パネルに任意模様を印刷によ
り施した建築用パネルに関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、セメント系、石膏系の押出成形品はオートクレ
ーブ養生により、反応硬化し、その後に化粧面に対し塗
装を吹付けして仕上げるのが普通であった。勿論、建築
物によっては無塗装板を施工し、その後に塗料を吹付け
て仕上げる方法をとっていた。なお、塗装とエンボス加
工の併用によって外観の仕上がりは数工程により木目調
、天理石調などの模様に形成したパネルもある。また、
模様部分のみ製作し、これを本体に貼着、焼成して製品
とする方法が知られている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、この種パネルにおいては化粧面に一色、
あるいはツートンが限度であり、かつエンボス模様のよ
うな複雑な模様に同調した模様を形成することが工程、
装置的に極めて困難であった。さらに、意匠性としては
印刷による自由自在なパターン、色の形成ができなかっ
た。また、模様を主体に貼着する場合は、コストが高く
、かつ広幅、小幅、縁等を同一面で形成できなかった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこのような欠点を除去するため、エンボスと印
刷を同一ライン上で模様によっていずれかを前後もしく
は同時にして目的の化粧面とし、安価で立体感と意匠性
に富んだ建築用パネルを提案するものである。

〔実施例］ 以下に、図面を用いて本発明に係る建築用パネル（以下
、単にパネルという）の一実施例について詳細に説明す
る。第１図（ａ）〜（ｄ）は上記パネルの代表的な一例
を示す一部切り欠き斜視図であり、１は基材、主は化粧
面で凸部３と凹部４とから任意の模様を形成したもので
、図ではスタッコ模様である。５は印刷模様で第２図（
ａ）〜（ｅ）に示すように形成するものである。さらに
詳説すると、基材ｌは例えば粘土、ケイ砂、カオリン、
モンモリロナイト、ベントナイト、ハロイサイト、ピロ
フィライトなどを主成分とした自然物のみからなる粘土
、もしくはこれらにさらに人為的に雲母、カーボン繊維
、ワラステナイト、ポリイミド、アスベスト、石英、長
石、ガラス繊維等のケイ酸塩鉱物、ポリエチレン繊維、
鉄分、有機物質などを含んだ粘土を任意形状の板体（５
〜３０ｍｍ位）に押出、バンチによって成形し、その生
地板を乾燥し、これを後記するような工程で６００〜１
３００°Ｃで焼成したものである。この基材１の形状と
しては密実体、中空体、半中空体等のいずれか１種から
なるものである。また、凸部３と凹部４は高低差が０．
５〜５ｍｍ位であって、その模様としてはトラパチン状
、スタッコ状、クレータ状、キャスト状、その他の独創
的な模様等のいずれかである。また、上記各模様の凸部
３、凹部４は押出時の型、もしくは押出中、あるいは押
出直後にエンボスロールによって、さらに乾燥後に切削
加工等により深さ０．１〜１０ｍｍ位までの範囲で形成
したものである。印刷模様５は拡大して示すと第２図（
ａ）〜（ｅ）に示すように凸部３、凹部４の全面、また
は各面に釉薬、インク等の印刷模様組成物６を各種の印
刷法によって形成したものである。すなわち、（ａ）図
は凸部３、凹部４の全面に印刷模様５を施した化粧面２
、（ｂ）図は凸部３の頂面３ａのみに印刷模様５を施し
た化粧面Ｉ、（Ｃ）図は印刷模様組成物６を化粧面Ｉの
全面に施し、次に焼成後に仕上塗料７を塗布した化粧面
主等である。また、印刷模様組成物６は釉薬用組成物、
無機塗料組成物、防火塗料組成物６ａ、または２５０°
Ｃ以上の焼成で仕上塗料として塗布する有機系の塗料組
成物６ｂ、インク組成物６ｃとから構成したものである
。なお、仕上塗料７としてはマスチック塗料８などを単
独で下塗り塗料９を付加して形成することも可能である
。さらに、釉薬用組成物６ａは約４００〜７ｑＯ″Ｃ位
で焼成し、無機塗料組成物６ａは２００″Ｃ位が好まし
く、ウェット下での膜厚は１０〜１００ミクロン位でカ
ーテンフロコータ、ロールコータ、スプレーガン等のい
ずれかで塗布するものである。

次に製造方法について簡単に説明すると、例えば第３図
（ａ）〜（ｄ）に示すような工程を経て製造するもので
ある。すなわち、（ａ）図は基材ｌの原料を押出成型機
Ａ、またはバッヂ方弐Ｂの基材供給部１から乾燥Ｃに送
給し、次に７００−１３００°Ｃ位で焼成り、その後に
化粧面Ｉに印刷Ｅにより所定模様、色彩を印刷し、次に
低温焼成Ｆ　Ｃ２００〜６００°Ｃ）し、冷却して製品
化するものである。また、（ｂ）図は基材供給部１′か
らエンボス加工機Ａ′で任意模様を押出時、もしくは押
出直後に施し、以降、乾燥Ｃ１焼成り、印刷Ｅ、低温焼
成Ｆの順序で製造する方法、（Ｃ）図は基材供給部１′
、エンボス加工４！１１Ａ、乾燥Ｃ１凸、凹部３．４の
形状に別途加工を施す修正加工Ｇ、焼成り、印刷Ｅ、低
温焼成Ｆによる製造法、（ｄ）図は基材供給部１、乾燥
Ｃ１化粧面切削加工Ｈ１焼成り、印刷Ｅ、低温焼成Ｆに
より製造する方法、および図示しないが焼成された基材
１の化粧面Ｉに下塗り塗料→上塗り塗料→常温乾燥、あ
るいは焼付型により塗膜を形成する方法もある。さらに
、パネルの断面としては第４図（ａ）〜（ｕ）に示す密
実、中空体とし、その化粧面Ｉに前記した化粧を施すこ
とができる。

〔発明の効果］ 上述したように本発明に係るパネルによれば、■基材の
特性、耐久性、耐候性、凍結防止性が極めてすぐれ、こ
れに対応した色彩、模様を施して、より意匠性、立体感
に冨むパネルにできる。■基材を最大限に利用し、自然
感を醸し出すことができる。■製造法により、経年変化
に対応した化粧面のパネルとすることができる。■製造
工程により、希有な化粧面を安価で、かつ高速度で生産
できる。等の特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）〜（ｄ）は本発明に係る建築用パネルの一
例を示す一部切り欠き斜視図、第２図（ａ）〜（ｅ）は
上記パネルの化粧面の一部を抽出して示す説明図、第３
図（ａ）〜（ｄ）は本発明に係る建築用パネルの製造工
程の一例を示す説明図、第４図（ａ）〜（ロ）はその他
の実施例を示す説明図である。 １・・・基材、）・・・化粧面、５・・・印１１１模様
。 第 図 （０，＞ ５・・・印刷模様 （し） 第 図 （Ｃ） 甲 ら 甲 第 図 （α］ （ｄ＋ 第 図 〔幻 第 斗 図 （ｋ＋ 第 牛 図 ｆｒｎ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）陶磁器製パネルの表面に凹凸または線状の突起を
   押さえ時、もしくはエンボス加工で形成し、該化粧面に
   印刷により模様を付加したことを特徴とする建築用パネ
   ル。