JPH0212193B2 - - Google Patents

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JPH0212193B2
JPH0212193B2 JP11944481A JP11944481A JPH0212193B2 JP H0212193 B2 JPH0212193 B2 JP H0212193B2 JP 11944481 A JP11944481 A JP 11944481A JP 11944481 A JP11944481 A JP 11944481A JP H0212193 B2 JPH0212193 B2 JP H0212193B2
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JP
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hammer
magnetic
pole piece
hammer element
permanent magnet
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JP11944481A
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Furanku Herinsukii Edowaado
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International Business Machines Corp
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Publication of JPH0212193B2 publication Critical patent/JPH0212193B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J9/00Hammer-impression mechanisms
    • B41J9/26Means for operating hammers to effect impression
    • B41J9/36Means for operating hammers to effect impression in which mechanical power is applied under electromagnetic control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J9/00Hammer-impression mechanisms
    • B41J9/02Hammers; Arrangements thereof
    • B41J9/127Mounting of hammers

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  • Impact Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アクチユエータ機構即ちハンマ機構
に関し、特に「作用打消印刷ハンマ」とも呼ばれ
る、エネルギを貯える型の電磁印刷ハンマに関す
る。
電磁作動印刷ハンマの動作に於いて、高速で印
刷したい場合は、板バネのようなハンマ素子が、
エネルギを貯えた位置から打撃位置まで移動しそ
こからまた戻るという動作を非常に短いサイクル
で繰返し行なえることが重要である。バネの負荷
を受けるハンマ素子を引きつけ、保持しそして釈
放する電磁作動構造は非常に効率が良く、またそ
の構造も簡単であつて、その性能や信頼性を犠性
にしなくても消費電力や製造コストが最小で済
む。また、個々のハンマ飛行時間の変動を補償す
るのに各ハンマ素子が独立に調節できるような複
数ハンマ構成体にも適用できる電磁構造が望まし
い。
米国特許第4189997号には、可撓性バネの端部
に担持された非磁性体のハンマヘツドに永久磁石
が埋込まれたものを開示している。そのハンマヘ
ツドは、静止した電磁石に対する永久磁石の磁気
的な相互作用によつてバネ負荷された状態に保持
されていて、電磁石の巻線が付勢されるとハンマ
ヘツドが印刷の為釈放される。
米国特許第4200043号では、ハンマヘツド中に
電磁石が埋込まれている。ハンマヘツドは反対の
極性の1対の永久磁石によつてバネ負荷された状
態に保持されている。永久磁石からの磁束と反対
向きに作用するよう該ハンマを支持する導電性の
可撓性ワイヤを介して電磁石の巻線が付勢され
る。
米国特許第3659238号、同第3656425号及び同第
3941052号では、可撓性素子の端部に磁石のアマ
チユアが担持されている。永久磁石の磁極片がア
マチユア付近にまで延びるような形状にされてい
て、該永久磁石が保持回路中に結合される。磁極
片上の巻線は、付勢されると該アマチユアを釈放
するよう永久磁石からの磁束を打消す。米国特許
第3659238号は、永久磁石の逆向きの磁化を防ぐ
よう打消し磁束を迂回させる磁束の径路を開示す
る。
米国特許第4044668号は、可撓性の磁気ハンマ
素子の固定端を貫通する磁性体の挿入物を介して
磁気的に結合された細長い棒状の永久磁石を含む
磁気回路構造を具備する多数ハンマ構成体を開示
する。ハンマ素子の偏位(以下、偏倚と同義に使
用する)した端部に作用する、個々にコイルが巻
かれた磁極片のために、共通の復帰磁路を与える
よう磁性板が永久磁石に結合される。この磁気回
路構造は、永久磁石の磁界強度が弱くなつたのを
補償するよう最後のハンマ位置の向こう側にダミ
ーの端部位置を用いている。ハンマ素子の偏位端
から磁極片までの磁束密度を増加させるためハン
マ素子と並列の磁路を形成するようハンマ筐体の
前面板が磁性材料でできている。
米国特許第3906854号は、磁束を生じさせる素
子と組合わされた個々の磁気回路を含む、複数個
のバネ負荷されたハンマ用の制御機構を開示す
る。各磁気回路はハンマ保持部分と、並列接続さ
れた制御部分とを含み、更に夫々に永久磁石を設
けている。その回路の保持部分の磁束の正味の量
を少なくするため制御磁石の極性を反対にするよ
う、制御部分にある制御コイルが付勢される。ハ
ンマ素子を保持するための初期の極性に制御永久
磁石を戻すようそのコイルが逆向きに付勢され
る。本発明の目的は、磁気効率が良く、従つて動
作サイクルの短い電磁作動構造をもつ、プリンタ
用のハンマ機構を提供することにある。
本発明によれば、固定端と磁化可能な自由端即
ち振れることのできる偏位端とを有するアクチユ
エータ素子が、電磁作動手段による不作動位置に
バネ負荷された状態で釈放可能に保持される。好
適な実施例では、そのアクチユエータ素子は、透
磁性材料から成る弾性の梁である。その電磁作動
手段は、アクチユエータ素子の磁化可能な偏位端
付近に同じ極性の別個の磁界を発生する第1及び
第2の磁界発生手段と、アクチユエータ素子の偏
位端から共通の復帰磁路を通る第1及び第2の保
磁回路を形成するよう上記の磁界発生手段と組合
わされた磁気コア手段とを含む。釈放手段は磁界
発生手段からの磁束と反対の磁束を共通復帰磁路
に発生する。
その磁界発生手段が、同じ向きの極性をもつ永
久磁石を含み、またそのコア手段が透磁性材料で
できた共通の結合部即ち基部から延びる内側磁極
片、外側磁極片及び中央磁極片を含むE字状のコ
ア構造から成ることが好ましい。
この永久磁石は内側及び外側の磁極片によつて
支持されている。中心磁極片は、永久磁石からア
クチユエータ素子の磁化可能偏位端を通る組合せ
磁束のための共通復帰路として作用する。中心磁
極片上の巻線は中心磁極片中の磁石からの磁束と
反対向きに作用するよう磁化可能であり、これに
よつてアクチユエータ素子を釈放して付勢された
ときの位置に移動できるようにする。一実施例で
は、永久磁石面を越えて偏位端と接触するように
中心磁極片が延びてアクチユエータ素子の磁化可
能な偏位端と永久磁石との間に間隙を形成する。
他の実施例では、中心磁極片が永久磁石の表面か
ら引込んでおり、アクチユエータ素子のアマチユ
ア片が永久磁石相互間のその引込んだところに位
置付けられる。中心磁極片の巻線は、その中にア
マチユアを包み込むよう中心磁極片の端部を越え
て延びていることが望ましい。両実施例の中心磁
極片の端部はまた丸味を付けた凸面状の好適には
球面状の接触面を有していても良く、また残留磁
化のない物質で覆われていても良い。
好適な実施例では、そのアクチユエータ素子
は、透磁性の材料から成る弾性梁であり、その固
定端をコア手段の基部に取付けている。その弾性
梁の偏位端の未端部分は、外側磁極片の永久磁石
からの保持磁束によつて飽和状態若しくはそれに
近い状態に磁化されることが可能である。永久磁
石から弾性梁の末端部分の中へ磁束が集中するよ
う外部磁極片の永久磁石の上に磁気焦結板が設け
られる。その弾性梁の末端部分はテーパが付いて
いて質量が小さくなるようにしてあることが望ま
しい。これはアクチユエータ素子の速度を増大さ
せ、且つ飽和乃至それに近い状態で動作するのを
確保する。
その弾性梁の末端部分は外部磁極片の永久磁石
の磁気面の上に延びる巾の狭いタブ領域のところ
まである。その弾性梁はそのタブ領域が衝撃面の
向こうにまで延びるようにしてその偏向端のとこ
ろに浮出し衝撃面を支持する。
本発明の実施例はまた永久磁石及び磁極片が細
長く、またハンマ素子複数個分の位置に股がつて
広がる大きさのハンマ機構構成体を含む。個々の
磁極片は第1及び第2の磁極片間のハンマ位置の
ところに、第1及び第2の永久磁石から上記第1
及び第2の磁極片に至る磁束のための共通復帰磁
路を形成する。個々の可撓性の磁気ハンマ素子が
各ハンマ位置の磁気構造に結合される。各ハンマ
素子は永久磁石によるバネ負荷状態に於いて通常
の引きつけを行なうよう磁化するため偏位端を配
設させている。個々の磁極片上の巻線は個々の磁
極片の永久磁石からの磁束と対抗して個々のハン
マ素子を釈放するよう電気的に動作し得る。この
永久磁石は、複数個の印刷ハンマ位置の前の磁極
片の表面に延びる帯状の磁石であることが望まし
い。焦結手段は、外部磁極片上の永久磁石の表面
に軟鉄の焦結板を含む。
作動手段の保持力を調整する手段が、アクチユ
エータを1個しか有しない構成の場合も複数個有
する構成の場合にも設けられ得る。好適な実施例
では内側の保持回路の磁束の量を変えることによ
つて上記の調整が行なわれる。
その為に内側永久磁石及び内側磁極片に関係す
る磁気分路が設けられる。この並列回路はそのリ
ラクタンスを変えるよう調節できる。調節可能な
並列回路の1実施例は、基部とネジで結合させら
れる透磁性材料のボルトを含む。そしてそのボル
トは内側永久磁石の近傍の梁の偏位端とともに並
列の空隙を形成するよう端部を配設させている。
その梁の偏位端とともに空隙を形成する表面を内
側永久磁石の軟鉄磁極片が有する別の構成が開示
される。透磁性材料の並列素子が磁性体の基部に
ネジ結合され、軟鉄磁極片とともに空隙を形成す
るよう配設される。別の実施例の構成では、リラ
クタンスを調節する手段が内側磁極片の内側にあ
る。そのために、内側永久磁石と内側磁極片との
間に磁性材料でできたスペーサ(間隔を与える部
材)が設けられる。ネジ付きのボルトが内側磁極
片中の開孔及びスペーサ中の開孔を経て内側磁極
片にネジ結合され、これによつて内側永久磁石と
内側磁極片との間の磁気結合を変えるよう締めた
り緩めたりすることができる。この様にして、永
久磁石の磁力及び弾性梁の弾性率の変動を補償す
るよう正確に調整できる。この事は、許容誤差に
より個々のハンマの動作特性が大きく変わる複数
個のハンマを有する構成体で大きな利点である。
内側保持回路のリラクタンスを調節することによ
つて、ハンマ素子の偏位端と係合する中心磁極片
で確立されるような個々のハンマの始動位置を変
えずに、飛行時間を修正できる。
更に外側磁石上に焦結板を設けると、外側永久
磁石から弾性梁の中へ磁束が集中するよう確保す
る。これは、隣りのハンマ素子が釈放されると
き、釈放されていないハンマの保磁力が許容限度
以上に変化しないよう各ハンマ素子が飽和状態若
しくはそれに近い状態で動作するのを確保する。
本発明の実施例の説明 第1図及び第3図に示すように、本発明の特徴
構成を導入した、複数ハンマユニツト構成体の実
施例は、基部10に外側磁極片11、内側磁極片
12及び支持柱13を含むコア手段を具備する。
基部10、磁極片11及び12並びに支持柱13
は全体が透磁性材料の単一のブロツクから形成さ
れていても良い。代りに、基部10、磁極片11
及び12、並びに支持柱13が透磁性材料から別
個に形成され、図示の構成にするよう互いに接着
され若しくは何か別の適当な手段で結合されても
良い。更に支持柱13は非磁性材料から成つてい
ても良い。磁極片11及び12、並びに支持柱1
3は幾つかの印刷ハンマ位置の前に広がるよう横
方向に長くなつていても良い。複数個の可撓性の
ハンマ素子14が、係止板16及びネジ17のよ
うな適当な手段によつて弾性片持梁の態様で一定
の間隔で支持柱13の表面15に一端で固定され
る。支持柱13の表面15は傾いていて、ハンマ
素子14が第3図の破線で示すように撓んでいな
い状態にあるときハンマ素子14に外方の付勢さ
れた印刷位置を与えることが望ましい。好適な実
施例では、複数個の可撓性ハンマ素子14が1枚
の板と一体のフインガとして製造される。この場
合のフインガは1回の製造動作で整形される。
ハンマ素子14は、磁極片11及び12の面に
結合された2個の永久磁石20及び21で発生さ
れる磁力によつて(第3図の実線で示すような)
非印刷位置即ちバネの負荷がかかつた引込み位置
に通常は保持される。1ハンマユニツト当りの印
刷位置の数に応じて複数個のハンマ位置を覆うよ
う永久磁石20及び21は細長く帯状になつてい
る。各磁極片に複数個の磁性が与えられ、各々1
個若しくは複数個のハンマ位置を覆つていても良
い。帯状の磁石20及び21に適する物質は、高
エネルギを発生する磁石の1つ例えば約1.52mm
(0.060インチ)の厚さのサマリウム・コバルト
SmCO5であつても良い。外側磁石20の上には
薄い軟鉄の焦結板22が与えられるが、これは例
えば約0.51mm(0.020インチ)若しくは他の厚さ
の適当な透磁性材料である。
ハンマ素子14は、一様な厚さの8620鋼の如き
透磁性材料の1枚のシートから製造されるフイン
ガであつて、支持柱13に取付けられたその固定
端から、帯状永久磁石21の上方を経て帯状永久
磁石20及び焦結板22の下端の前のその偏位端
まで延びる一体のフインガであることが望まし
い。その偏位端に、ハンマ素子14はテーパ部分
27から延びる幅の狭いタブ部分26を有する。
非磁性材料の衝撃ブレード28がタブ部分26に
取付けられる。タブ領域26のテーパの量及び寸
法並びにハンマ素子14の他の寸法は、所望の弾
性率や、透磁性即ち帯状永久磁石20及び21の
磁力に対するハンマ素子の透磁性によつて変化し
得る。
衝撃ブレード(薄板)28は種々の形態をとり
得るが、本出願人による米国特許出願第4428284
号のドツト帯部材のような活字素子のマーク形成
素子を打撃するよう構成されることが望ましい。
このような応用例の場合、衝撃ブレード28は幾
つか分の文字スペースに等しい水平方向の長さを
有していても良い。またその代替例として、ハン
マ素子に取付けられた衝撃素子で以つて印刷媒体
(図示せず)上に直接ドツトのマークを印刷する
ためブレード28の代りに、例えばタブ領域26
から突出する円柱状の突起などの他の形状の衝撃
素子が使用されても良い。
本発明の複数個のハンマを用いた実施例には更
に、各々ボビン32のまわりに電気コイル31が
巻かれた透磁性材料の複数個の中央磁極片30が
設けられる。コイル31はコネクタピン40を介
して外部の電源で付勢されるよう結合できる。中
央磁極片30は磁極片11及び12間の各ハンマ
素子位置と整列するよう位置付けられ、E字状の
コア構造を形成するため基部10から外方に延び
ている。中央磁極片30は残留磁気のない物質で
できたキヤツプ34で覆われた磁極面33まで延
びている。中央磁極片30は、キヤツプ34の表
面35が、その引込位置にあるときハンマ素子1
4のタブ領域26と接触して焦結板22及びタブ
26間、並びに永久磁石21及びハンマ素子14
間に空隙36を維持するよう焦結板22及び内側
永久磁石21の夫々の表面の向こう側に延びてい
る。残留磁気のないキヤツプ34の表面35は丸
味があつて突出しているが、特に球面形状である
ことが望ましい。この凸面状若しくは球面状の外
形にした理由は、主として大きな半径にわたつて
接触することを確保するためと、ハンマ素子が中
央磁極片の端部に衝突してその部分に摩耗が集中
しないよう確保するためとである。尚、摩耗が端
部に集中すると、ハンマ素子14が中央磁極片3
0にその衝撃の中心となる点以外の点で衝撃する
ことが生じることになり、ハンマ素子の整定位置
がずれるという問題がある。中央磁極片30はネ
ジ結合37により基部10に取付けられているか
ら、中央磁極片30は周知の態様で空隙36を調
節でき、これによつてハンマ素子14の弾性率の
許容誤差を補償するため個々のハンマ素子14の
飛行時間を容易に調節できる。
本発明の実施例による永久磁石20及び21は
同じ極性を有し、基部10、外側磁極片11、内
側磁極片12及び個々の中央磁極片30より成る
E字状のコア構造に支持され、磁気的にも結合さ
れる。第4図に分り易く示すように、磁気表面の
構造は、各ハンマ素子14をバネ負荷状態に保持
するための2つの磁気的に閉じた保持回路を構成
する。破線38で示すように外側保持回路の磁束
は、永久磁石20から外側磁極片11、基部10
を経て中央磁極片30の復帰磁路を通り、更にキ
ヤツプ34を経てタブ部分26の端のところを通
り焦結板22に至る。破線39で示すようにもう
1つの内側保持回路の磁束は、永久磁石21から
内側磁極片12及び中央磁極片30を経てハンマ
素子14のタブ部分26の内側の部分、更には空
隙26を通る。各ハンマ素子毎に同じ磁路があ
る。斯して磁極片30は2個の帯状の永久磁石2
0及び21からの保持磁束の為の共通の復帰磁路
を与える。帯状の永久磁石20及び21は薄く作
られ、これによつて小型の磁気構造を実現する。
更に焦結板22からの別の利点によれば、焦結板
22がない場合の磁気構造に比べて、ハンマ位置
の端部のところのハンマ素子14の保持力が改良
される。このようにダミイのハンマ位置を使用す
る場合に存する無駄なスペースや物質が避けられ
る。両方の磁石20及び21からの磁束が、中央
磁極片により与えられた共通の復帰磁路を通るの
で、タブ部分26上の両方の保持回路の保磁力を
少なくする程度の反対向きの磁束を生じるような
向きの電流をコネクタピン40から与えて所望の
コイルを付勢するだけで個々のハンマ素子の選択
的な釈放が迅速に行なえる。共通復帰磁路は片方
若しくは両方の永久磁石の極性を逆にする必要や
そのことを考慮することなく釈放用の磁束を発生
するのに適わしい場所を与える。尚、これらの永
久磁石は非常に磁化力の高い材料から成つている
ことが望ましい。また共通復帰磁路は反対向きの
磁束を分路に迂回させる必要もなく、これによつ
て永久磁石の極性を弱くしたり逆向きにしたりす
ることのないようにする。
第5図及び第6図のハンマ機構の構成体では、
可撓性のハンマ素子14が非磁性材料でできてい
ても良い。磁気アマチユア41はハンマ素子14
の偏位端に、その衝撃ブレード28の直ぐ背後に
取付けられる。ハンマ素子14の偏位端には、薄
くなるようにテーパを付けられた部分42があ
る。このようにテーパをつけるとハンマ素子14
の実効質量はかなり小さくなり、アマチユア42
の質量が大きくなるのを幾分緩和する。ハンマ素
子に適する非磁性材料としてチタニウムがある。
第5図及び第6図の実施例では、永久磁石20
及び21並びに支持柱13の上に重ねて配設され
た焦結板43によつて磁束の集中が与えられる。
尚、この支持柱13は板44及びネジ45によつ
てハンマ素子14に取付けられた非磁性材料であ
ることが望ましい。焦結板43上の傾斜面46は
ハンマ素子が撓んでいない状態のときハンマ素子
14を外向きに片持梁式に支持する。焦結板43
には、中央磁極片30と整列するような矩形の開
口が設けられる。ハンマ素子14に設けられたア
マチユア41は、その開口47を通つて、中央磁
極面30の丸味のある磁極面48と物理的に接触
するよう延びている。中央磁極面30はこの場合
永久磁石20及び21の上面の下に引込んでい
る。この場合アマチユア41は永久磁石20及び
21と整列する位置が釈放位置であり、その引込
んだ状態がバネ負荷された位置である。引込んだ
状態では、アマチユア41は中央磁極片30の磁
極面と接触しているが、ハンマ素子14の偏位端
と焦結板43との間に空隙49を維持する。この
低質量の構造は、中央磁極片30上の釈放コイル
31が付勢されて、永久磁石20及び21の両方
からの共通復帰磁路中の磁束と反対向きの磁束を
生じるとき迅速な釈放を可能ならしめる。アマチ
ユア41の磁性体の質量は出来る限り小さくなつ
ているが、永久磁石20及び21から焦結板43
及び空隙47を通る低リラクタンスの磁路を与え
て、飽和レベルかそれに近いレベルにアマチユア
41を容易に磁化できるようにし、一方で梁状の
アマチユア14に、適当な付勢特性が得られるよ
うなエネルギを貯蔵する。
第7図乃至第9図は、飛行時間を調節するため
の他の構成を示す。或る場合には、ハンマ素子及
び永久磁石間の空隙を調節することが望ましくな
い場合もある。何故ならばそれを調節すると、バ
ネ負荷されたハンマ素子の曲げ力や飛行経路の長
さを、僅かではあるが変えるからである。
第7図の図式的な構造から判るように、中央磁
極片30は固定され、外側磁極片11上の焦結板
22及び内側磁極片21の表面を越えて、残留磁
気のない層49をもつ磁極面33(第4図)が一
定の距離突出ている。この実施例では、透磁性の
材料から成り、基部10へのネジ結合52を有す
るボルト50が、永久磁石21から中央磁極片3
0への保持磁束を一部そらすよう内側永久磁石2
1及び内側磁極片12と並列な磁気回路の径路を
与える。この分路の磁気回路のリラクタンスは磁
気ボルトの端部と磁気ハンマ素子との間の空隙5
3を修正するようボルト50を調整することによ
つて変えることができる。内側永久磁石21から
ボルト50へそらされる磁束の量は、分路の空隙
53の寸法によつて変わる。この結果、内側永久
磁石21、内側磁極片12、中央磁極片30及び
磁気ハンマ素子14の偏位端を含む内側保持回路
の内側永久磁石21からの保持力の大きさは調整
される。
第8図の場合、この分路回路は内側永久磁石2
1の上に重ねられた軟鉄板54を含み、これによ
つて内側保持回路とハンマ素子との間に一定の空
隙が維持される。板54は上が張出しており、ボ
ルト50の端部と整列される。ネジ結合52は、
ボルト50と板54との間の分路の空隙55を修
正するようボルト50が調節できるようになつて
いる。この構成はまた内側保持回路からの磁束を
そらして個々のハンマ素子14にかかる全保持力
を少なくするよう内側分路回路のリラクタンスを
も調節できるようにする。
第9図の場合、保持力は、内側磁極片12の内
部にある分路回路によつて調節される。磁極片1
2中のネジ孔57を通る磁気ボルト50が磁極片
の端部に延びている。透磁性の板56が、磁極片
12上の非磁性スペーサ58の上で且つ永久磁石
21の下に位置付けられる。スペーサ58を通る
間隙孔59がボルト50と整列される。ボルト5
0をネジ孔57中で回転させて内側磁極片12の
リラクタンスを修正し、調節するが、これによつ
て中央磁極片からの磁束を多かれ少なかれそらし
てハンマ素子14にかかる保持力を修正する。
本発明によれば、ハンマ素子の自由端の付近に
2つの永久磁石を設け、2つのハンマ保持回路を
設けたので磁気効率が良く、ハンマ素子の迅速な
復帰ができ、動作サイクルの短いハンマ機構を提
供できる。また、2つの保持回路は両永久磁石間
に共通の復帰磁路を設け、そこに同じ極性の2つ
の永久磁石からの磁束と反対向きの磁束を発生す
るよう動作し得る釈放手段を設けたので、簡単な
構造で効率的にハンマ保持用の永久磁石の磁束を
打消し、打撃エネルギーを貯えたハンマ素子の、
印刷のための釈放を可能ならしめる優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の種々の特徴を含む複数個の
印刷ハンマ構成体を示す図である。第2図は、第
1図のハンマ構成体構造の一部を示す正面図であ
る。第3図は、第1図のハンマ構成体の側面図で
ある。第4図は第3図のハンマ構成体の一部分を
拡大した図である。第5図は、本発明による印刷
ハンマの第2実施例を上から見た図である。第6
図は第5図の印刷ハンマの側面図である。第7図
は調整可能な並列磁気回路の第1実施例とともに
印刷ハンマ・アクチユエータを示す側立面図であ
る。第8図及び第9図も第7図と同様にその第2
実施例及び第3実施例を示す側立面図である。 10…基部、11…外側磁極片、12…内側磁
極片、13…支持柱、14…ハンマ素子、20,
21…永久磁石、26…タブ領域、30…中央磁
極片、36…空隙、38…第1磁路、39…第2
磁路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定端と磁化可能な自由端とを有し、印刷位
    置に向かつて偏倚されているハンマ素子と、 上記ハンマ素子に打撃エネルギを貯えるよう上
    記ハンマ素子を上記偏倚する力に抗して、非印刷
    位置に引込め、釈放可能に保持する作動手段とを
    具備するプリンタ用のハンマ機構にして、 上記作動手段が、第1及び第2の永久磁石と、
    略E字状の透磁性材料でできた磁気コア構造と、
    上記ハンマ素子を釈放する釈放手段とを有し、 上記略E字状の磁気コア構造が、第1及び第2
    の磁極片と、該第1及び第2の磁極片間の第3の
    磁極片とを有し、 上記第1及び第2の永久磁石が、夫々上記第1
    及び第2の磁極片の先端付近に、上記ハンマ素子
    の自由端に近接する位置で結合され、これによつ
    て上記ハンマ素子の磁化可能な自由端を通る磁路
    とともに、上記第3の磁極片を共通の復帰磁路と
    する第1及び第2のハンマ保持回路用の磁路を形
    成し、 上記釈放手段が、上記第3の磁極片に設けら
    れ、その共通の復帰磁路に於いて上記第1及び第
    2の永久磁石からの磁束と反対向きの磁束を発生
    して上記ハンマ素子を釈放する構成から成るハン
    マ機構。
JP11944481A 1980-11-17 1981-07-31 Hammer mechanism Granted JPS5784882A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US20750380A 1980-11-17 1980-11-17

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JPH0212193B2 true JPH0212193B2 (ja) 1990-03-19

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ID=22770853

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JP11944481A Granted JPS5784882A (en) 1980-11-17 1981-07-31 Hammer mechanism

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JP (1) JPS5784882A (ja)
AU (1) AU541518B2 (ja)
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CA (1) CA1181989A (ja)
DE (1) DE3165084D1 (ja)

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AU7742581A (en) 1982-05-27
AU541518B2 (en) 1985-01-10
DE3165084D1 (en) 1984-08-30
BR8106998A (pt) 1982-07-13
EP0052202B1 (de) 1984-07-25
CA1181989A (en) 1985-02-05
EP0052202A1 (de) 1982-05-26

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