JPH0212121B2 - - Google Patents

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JPH0212121B2
JPH0212121B2 JP29865586A JP29865586A JPH0212121B2 JP H0212121 B2 JPH0212121 B2 JP H0212121B2 JP 29865586 A JP29865586 A JP 29865586A JP 29865586 A JP29865586 A JP 29865586A JP H0212121 B2 JPH0212121 B2 JP H0212121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical
vacuum container
sieve
deaeration
plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP29865586A
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English (en)
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JPS63151308A (ja
Inventor
Tsunehiro Noda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Publication of JPH0212121B2 publication Critical patent/JPH0212121B2/ja
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、真空容器内で回転する有底のふるい
体の遠心力により取扱液を加速して取扱液中の気
体を除去する連続脱気装置の改良に関する。
〔従来技術〕
かかる装置は知られており、その一例を第3図
について説明する。
第3図において、真空容器1の蓋2には、真空
容器1内に突出する全体を3で示す仕切体が取付
けられている。この仕切体3は、溶接構造であつ
て、蓋2に気密に取付けられたフランジ部3a、
フランジ部3aから垂設されたガイド部3b、ガ
イド部3bの下部内方に形成された隔離板下部フ
ランジ3c、下部フランジ3cの内側から立設さ
れた筒状の隔離板3dおよび隔離板3dの上部を
閉じる隔離板上部フランジ3eとからなつてい
る。従つて真空容器1の内部は仕切体3により大
気側と完全に仕切られている。その上部フランジ
3eおよび下部フランジ3cに取付けられた下部
蓋3fには主軸8が軸受7a,7bを介して軸支
されており、この主軸8の下端には、パンチング
プレート性の筒状のふるい10aと円板10bと
からなるふるい体である回転ふるい10が固設さ
れている。
他方、モータMの出力軸には、仕切体3のフラ
ンジ部3bと隔離板3dとの間の〓間に伸びる筒
状のヨーク5が固設されている。そのヨーク5の
内周には筒状の駆動側マグネツト6が隔離板3d
との間にわずかの〓間を形成するように接着剤に
より固着されている。そして、隔離板3dの内側
には、駆動側マグネツト6に対向して駆動側マグ
ネツト6と同形状の従動側マグネツト9が主軸8
に固設されたカラー8aに接着剤により固着され
ている。
作動に際し、モータMの回転はヨーク5、駆動
側マグネツト6と従動側マグネツト9との吸引
力、主軸8を介して回転ふるい10に伝達され
る。そして、供給口4から供給された取扱液はモ
ータMで回転されている回転ふるい10の円板1
0b上に落下し、遠心力によつて半径方向に加速
された状態でふるい10aの細孔を通過するとき
および通過したのちに速度を有する粒子となつて
真空容器1の内壁1aに衝突したときに一次の脱
気が行われる。次いで、真空容器1の逆円錘状の
内壁1bに沿つて流下する過程で2次の脱気が行
われる。なお、ヨーク5に形成された遠心フアン
5aは、空気の取入口5bと排気口5cとともに
矢印で示す空気流を生成し、過電流損により隔離
板3dに発生した熱を冷却し、隔離板3dの輻射
熱により接着剤が溶けてマグネツト6,9がそれ
ぞれヨーク5、カラー8から脱落することを防止
する。
上記の1次の脱気において、回転ふるい10は
取扱液を充分に加速し、ふるい10aの細孔を通
過するときに真空下で膨脹した取扱液の気泡を破
泡する。しかし、ふるい10aと真空容器の内壁
1aとの距離は比較的大きいので、ふるい10a
を通過後の内壁1aに衝突するときの速度vは小
さくなる。
ところで、衝突時の破泡効果すなわち脱気効果
は衝突液粒の運動量(mv2/2;ここでmは衝突
液粒の質量、vは衝突速度)に、すなわち衝突速
度の二乗に比例することが知られている。従つ
て、上記のように衝突速度が小さいと、その二乗
に比例して脱気効果が低下する。これは、低粘度
すなちわ低質量の取扱液において顕著であること
は、上式より理解できる。
〔発明の目的〕
従つて、本考案の目的は、脱気効果を向上する
連続脱気装置を提供することにある。
〔発明の構成〕
本考案によれば、真空容器内で回転する有底の
ふるい体の遠心力により取扱液を加速して取扱液
中の気体を除去する連続脱気装置において、前記
有底のふるい体の底板に開口面積がそれぞれ異な
る少くとも2個の筒状スクリーンを同心円状に立
設し、前記真空容器の有底のふるい体の開口側に
固定板を設け、該固定板に前記筒状スクリーンの
半径方向の〓間に延びる少なくとも2個の筒状体
を同心円状に設けるとともに、前記固定板に多数
の透孔を形成している。
〔発明の作用効果〕
従つて、回転ふるいに供給された取扱液は底板
により加速されて中心側の筒状スクリーンを通過
する際に真空下で膨脹した気泡が破泡、脱気さ
れ、次いで、次に比較的近い箇所に位置する筒状
体に大きい速度で衝突して脱気され(1次脱気)、
筒状体を流下する際に真空下で脱気される(2次
脱気)。脱気された気体は固定板の透孔を介して
真空容器外へ排出される。取扱液は更に周速の大
きい底板上に落下し、前記と同様の過程で1次お
よび2次の脱気が繰返し行われ、最終的に最外側
の筒状スクリーンを通過し真空容器の内壁1aに
衝突して脱気(1次脱気)され、内壁1bを流下
して脱気(2次脱気)される。このように、1
次、2次の脱気が繰返し行われて取扱液の真空中
に暴露される表面積および滞留時間が大巾に増す
とともに、大きい速度の衝突が繰返されて脱気効
果が大巾に向上される。
〔好ましい実施の態様〕
本発明の実施に際し、筒状スクリーンと筒状体
との〓間は筒状スクリーンの高さより小さくする
のが好ましい。このようにすると、衝突距離を小
さくして衝突速度を大きくし、脱気効果を向上す
ることができる。
本発明の実施に際し、筒状スクリーン、筒状体
はそれぞれ回転ふるいの底板、固定板に着脱自在
に設けるのが好ましい。このようにすると、粘度
に応じてそれらの個数、相互の〓間を変え、低粘
度から高粘度までの取扱液の脱気を効果的に行う
ことができる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
これらの図面において第3図に対応する部分に
ついては、同一符号を付して重複説明を省略す
る。
第1図において、回転ふるい20の底板21上
には開口面積がそれぞれ異なる少くとも2個(図
示の例では3個)の筒状スクリーン22,23お
よび24が同心円状に着脱自在に立設されてい
る。これらの筒状スクリーン22,23,24は
その立設される位置での周速が半径方向にしたが
つて高くなり、処理量を一定とするため、低い周
速位置のスクリーン22ではその開口面積はある
程度高い周速位置のスクリーン23,24より大
きくなつている。したがつて、周速面積と開口面
積とは逆比例の関係となる。筒状スクリーンは通
過時に気泡を破泡する効果を有するので、中心に
近い筒状スクリーンから半径方向に向つて開口面
積(径)の違いにより気泡の大小を選別して破泡
するのである。
他方、真空容器1には回転ふるい20の開口側
に固定板26がブラケツト25により下部蓋3f
に固設されている。
その固定板26には筒状スクリーン22,2
3,24の半径方向の〓間の略中間に延びる少な
くとも2個(図示の例では3個)の筒状体である
固定筒27,28および29が底板21との間に
小さい〓間を形成して同心円状に着脱自在に設け
られている。そして、衝突速度を大きくするた
め、筒状スクリーン(例えば23)と固定板(例
えば29)との〓間Cは、筒状スクリーン29の
高さHより小さく、図示の例ではC≒H/2に形
成されている。また、固定板26には多数の透孔
26aが固定筒の半径方向の略中間の位置に同心
円状に設けられている。
脱気装置の運転に際し、供給口4から供給され
た取扱液は、底板21で充分に加速されて筒状ス
クリーン22の細孔を通過するときに、真空下で
膨脹した取扱液中の気泡が破泡、脱気され、次い
で、固定筒28に大きい速度で衝突したときに脱
気され(以上が1次脱気)、次いで、固定筒28
を流下するときに真空下で脱気される(2次脱
気)。脱気された気体は透孔26aを介して真空
容器1外へ排出される。取扱液は更に周速の大き
い底板21上に落下し、加速されて筒状スクリー
ン23、固定板29により前記と同様に1次、2
次脱気される。そして、最終的に、筒状スクリー
ン24、真空容器の内壁1a,1bにより前記と
同様に1次、2次脱気される。このように、取扱
液の筒状スクリーン22,23,24通過時およ
び固定筒28,29、真空容器内壁1a衝突時の
1次脱気と、固定筒28,29、真空容器内壁1
b流下時の2次脱気とが3回も繰返し行われ、脱
気効果が大巾に向上されるのである。
第2図は本考案の別の実施例を示し、回転ふる
い30の底板31と固定板32とを半径方向外方
が低くなる同心円状階段に形成し、筒状スクリー
ン22,23,24と固定筒27,28,29、
透孔26aを実質的に第1図と同様に設けた例で
ある。この実施例では底板31の周壁31a,3
1bにより2次脱気が行われ、脱気効果が更に向
上される効果がある。
〔まとめ〕
以上説明したように本発明によれば、取扱液の
固定筒と真空容器への衝突速度を大きくするとと
もに、筒状スクリーン通過時および固定筒、真空
容器の内壁衝突時の1次脱気と、固定筒、真空容
器の内壁流下時の2次脱気とを繰返し行い、その
結果、脱気効果を大巾に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のそれぞれ異なる
実施例を示す側断面図、第3図は従来装置を示す
側断面図である。 1…真空容器、20,30…回転ふるい、2
1,31…底板、22,23,24…筒状スクリ
ーン、26…固定板、27,28,29…固定
筒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 真空容器内で回転する有底のふるい体の遠心
    力により取扱液を加速して取扱液中の気体を除去
    する連続脱気装置において、前記有底のふるい体
    の底板に開口面積がそれぞれ異なる少くとも2個
    の筒状スクリーンを同心円状に立設し、前記真空
    容器の有底のふるい体の開口側に固定板を設け、
    該固定板に前記筒状スクリーンの半径方向の〓間
    に延びる少なくもと2個の筒状体を同心円状に設
    けるとともに、前記固定板に多数の透孔を形成し
    たことを特徴とする連続脱気装置。
JP29865586A 1986-12-17 1986-12-17 連続脱気装置 Granted JPS63151308A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29865586A JPS63151308A (ja) 1986-12-17 1986-12-17 連続脱気装置

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JP29865586A JPS63151308A (ja) 1986-12-17 1986-12-17 連続脱気装置

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Publication Number Publication Date
JPS63151308A JPS63151308A (ja) 1988-06-23
JPH0212121B2 true JPH0212121B2 (ja) 1990-03-19

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ID=17862545

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