JPH02119625A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH02119625A
JPH02119625A JP63272525A JP27252588A JPH02119625A JP H02119625 A JPH02119625 A JP H02119625A JP 63272525 A JP63272525 A JP 63272525A JP 27252588 A JP27252588 A JP 27252588A JP H02119625 A JPH02119625 A JP H02119625A
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柴田 雅典
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勝 山本
Haruo Okimoto
沖本 晴男
Seiji Tajima
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
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    • Y02T10/40Engine management systems

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、過給機の作動状態が低流量側運転領域での過
給効率を高める第1の過給状態と高流量側運転領域での
過給効率を高める第2の過給状態とに切替可能とされた
過給機付エンジンの制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、低流量側運転領域と高流量側運転領域とで過給機
の作動状態を切替えてそれぞれの領域での過給効率を高
めるようにした過給機付エンジンは種々知られている。
例えば特開昭59−160022号公報に示されるエン
ジンでは、複数のターボ過給機を設けてその一部のター
ボ過給機をエンジン高速域でのみ過給を行う高速域専用
ターボ過給機とする一方、他のターボ過給機を少なくと
もエンジン低速域で作動する低速域作動ターボ過給機と
し、高速域専用ターボ過給機に接続される排気通路に排
気カット弁を設け、これを運転状態に応じて開閉作動す
ることにより、低速域では高速域専用ターボ過給機への
排気の供給を遮断して他のターボ過給機に排気を集中的
に送り、高速域では、このターボ過給機に排気を供給す
るようにしている。
また、実開昭60−178329号公報に示されたエン
ジンでも、運転状態に応じ、一方のターボ過給機に排気
を集中的に送る状態と各ターボ過給機に排気を分散供給
する状態とに排気系を切替えるようになっている。
これらの装置によると、低流量側の運転領域(低速域)
では、この領域に適するように言回等を設定したターボ
過給機のみを作動させることにより過給効率が高められ
、またこのターボ過給機だけでは容量不足等により過給
効率が低下するような古流量側の運転領域(高速域)に
なると別のターボ過給機の作動により過給効率が高めら
れることとなって、広い運転領域にわたって過給効率を
高めることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
この種の過給機付エンジンにおいては、低流量側運転領
域で過給効率を高める第1の過給状態(例えば低速域用
のターボ過給機のみ作動される状態)と高流量側運転領
域で過給効率を高める第2の過給状態(例えば各ターボ
過給様をそれぞれ作動する状態)とが、運転状態に応じ
て特定の切替点(例えば所定吸気量や所定回転数)を境
に切替えられる。そして従来のエンジンでは、上記切替
点が、車両の走行環境にかかわらず一定に設定されてい
るが、このようにすると次のような問題があった。
すなわち、上記切替点は、上記第1の過給状態の方が過
給効率が高められる運転領域と上記第2の過給状態の方
が過給効率が高められる運転領域との境界に設定してお
くことが過給効率にとって最も望ましい。ところが、後
に実施例中でも説明するように、路面傾斜が変化すると
、それに伴うターボラグ(エンジン回転数上昇に対する
ターボ過給機の回転数上昇の遅れ)の変化により、上記
のような過給効率にとって最も望ましい最適切替点は変
動するので、例えば切替点を平地において最適切、替点
となるように設定しておいても、登り坂や下り坂では、
路面傾斜が変化すると現実の切替点が最適切替点からず
れてしまい、過給効率が低下する。
このほかに、例えば吸気密度が低い高地では過給機の回
転数上昇に対する吸気量の増加度合が低く、また、吸気
が乾燥していると低速域での過給によるノッキングの発
生が生じ易くなるというように、吸気の湿度や密度等も
過給状態や過給によるエンジンの状態に影響する。
従って、上記切替点を一定に設定しておくだけでは、走
行環境が変化したときに、過給効率、信頼性等が低下す
る場合があった。
本発明は上記の事情に鑑み、車両の走行環境が変っても
、第1の過給状態と第2の過給状態との切替点を適正に
調整し、過給効率、信頼性等を良好に維持することがで
きる過給機付エンジンの制御装置を提供するものである
〔課題を解決するための手段〕
上記のような目的を達成するため、第1の発明は、過給
機の作動状態が吸気間の少ない低流量側運転領域での過
給効率を高める第1の過給状態と吸気間の多い高流量側
、運転領域での過給効率を高める第2の過給状態とに切
替可能とされた過給機付エンジンにおいて、過給機作動
状態を上記低流量側運転領域では上記第1の過給状態と
して上記高流量側運転領域では上記第2の過給状態とす
るように所定の切替点を境に切替える過給機制御手段と
、車両の走行環境を検出する検出手段と、この検出手段
の検出値に応じて上記切替点を変更する変更手段とを備
えたものである。
また第2の発明は、低流量域用の第1ターボ過給機と高
流量域専用の第2ターボ過給機とを設け、第1ターボ過
給機のみ作動する第1の過給状態と少なくとも第2ター
ボ過給機を作動する第2の過給状態とに切替可能とされ
た過給機付エンジンにおいて、過給機作動状態を吸気量
の少ない低流量側運転領域では上記第1の過給状態とし
て吸気量の多い高流量側運転領域では上記第2の過給状
態とするように所定の切替点を境に切替える過給機制御
手段と、車両の走行路面の傾斜度を検出する検出手段と
、この検出手段の検出値に応じ、上記切替点を登り坂で
は低流量側にずらせて下り坂では高流量側にずらせるよ
うに変更する変更手段とを備えたものである。
〔作用〕
上記第1の発明の構成によると、車両の走行環境が変化
したときに、その環境変化による影響に対して上記切替
点が適正化される。
また、とくに第2の発明の構成によると、路面傾斜が変
化した場合に、それに伴うターボラグの変化に対応する
ように上記切替点が変更されることにより、登り坂や下
り坂でも過給効率を高く保つように切替点が調整される
こととなる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1図は本
発明の一実施例についての過給機付エンジンの全体構造
を示している。この過給機付エンジンは、エンジンEに
対し、低流量域用の第1ターボ過給機1と島流1m専用
の第2ターボ過給機2とを備え、第1ターボ過給ta1
のみ作動される第1の過給状態と少なくとも第2ターボ
過給癲2が作動される第2の過給状態とに切替可能とさ
れ、図に示す例では、第1ターボ過給機1のみ作動され
る状態と両ターボ過給機1.2が作動される状態とに切
替可能とされている。上記各ターボ過給I11.2はそ
れぞれ、排気により駆動されるタービン1a、2aと、
このタービン1a、2aに連動して回転することにより
吸気を過給するコンプレッサ1b、2bとを備えている
上記第1ターボ過給機1は、比較的低流量側の運転領域
で過給効率が高くなるように容量等が設定されている。
また、第2ターボ過給機2は高流量側の運転領域で第1
ターボ過給機1の容量不足等による過給効率の低下を補
うように、容量等が設定されている。従って、後に説明
する第6図からも明らかなように、第1ターボ過給機1
のみが作動される第1の過給状態では低流量側運転領域
での過給効率が高められ、両ターボ過給機1.2がとも
に作動される第2の過給状態では高流量側運転領域での
過給効率が高められるようになっている。
エンジンEの排気通路3は、第1.第2の2つの排気通
路3a、3bに分けられ、それぞれ各タービン1a、2
aに接続されており、各タービン1a、2aより下流側
で両排気通路3a、3bが合流している。また、各ター
ビン1a、2aより上流側において上記両排気通路3a
、3bは連通路4により連通されている。
第2ターボ過給機2のタービン2aに排気を導く第2排
気通路3bには、上記連通路4より下流側において第2
排気通路3bを開閉することによりタービン2aへの排
気の流通、遮断を行なう排気カット弁5が設けられてい
る。従って、排気カット弁5が閉じられたときは、第1
排気通路3aに排出される排気に加えて第2排気通路3
bに排出される排気も第1ターボ過給機1のタービン1
aに導かれることにより、第1ターボ過給機1のみが作
動され、排気カット弁5が開かれたときは、両排気通路
3a、3bに排出された排気がそれぞれ各タービン1a
、2aに導かれることにより、両ターボ過給811.2
が作動されるようになっている。上記排気カット弁5は
ダイヤフラム装置等のアクチュエータ6により開閉作動
される。
また、排気カット弁5が開かれる前に少量の排気を第2
ターボ過給機2のタービン2aに送って第2ターボ過給
機2を予回転させるため、上記連通路4とタービン2a
の入口側との間には、排気カット弁5をバイパスする小
径の排気漏らし通路7が設けられている。この排気漏ら
し通路7には、運転状態に応じてこの通路7を開閉する
排気漏らし弁8が設けられており、この排気漏らし弁8
はダイヤフラム装置等のアクチュエータ9により開閉作
動される。
また、各タービン1a、2aより上流側の部分と下流側
の部分との間には、各タービン1a、2aをバイパスす
るウェストゲート通路1oが設けられ、このウェストゲ
ート通路1oには、過給圧等に応じて働くアクチュエー
タ12により開閉作動されるウェストゲートパルプ11
が介設されている。上記ウェストゲート通路10は、例
えば図示のように上記連通路4の途中と下流側排気通路
集合部との間に設けられる。
一方、エンジンEの吸気通路15には、第1ターボ過給
機1のコンプレッサ1bが配置された第1吸気通路15
aと、第2ターボ過給機2のコンプレッサ2bが配置さ
れた第2吸気通路15bとが設けられている。上記第1
吸気通路15aと第2吸気通路15bとは、上流側の吸
気通路15から互いに分岐し、それぞれコンプレッサ1
b、2bを経て、各コンプレッサ1b、2bより下流側
で合流している。上流側の吸気通路15には吸気dを検
出するエアフローメータ16が設けられている。また、
第1.第2吸気通路15a、15bの合流部より下流の
吸気通路15にはインタクーラ17、スロットル弁18
、サージタンク19、燃料噴射弁20等が配設されてい
る。
上記第2吸気通路15bには、コンプレッサ2bより下
流の、第1吸気通路15aとの合流箇所の近傍に、第2
吸気通路15bを遮断する吸気カット弁21が設けられ
ており、この吸気カット弁21はアクチュエータ22に
より開閉作動される。
さらに、吸気カット弁21より上流でコンプレッサ2b
の下流の第2吸気通路15bを上流側の吸気通路15に
連通ずる吸気リリーフ通路23が設けられ、この吸気リ
リーフ通路23には、アクチュエータ25により開閉作
動されるリリーフ弁24が設けられている。
上記排気カット弁5、排気漏らし弁8、ウェストゲート
パルプ11、吸気カット弁21およびリリーフ弁24の
各7クチユエータ6.9.12゜22.25に対する駆
動、制御系統は次のようになっている。
排気カット弁5のアクチュエータ6は、通路31を介し
て三方電磁弁32に接続されている。この三方1!磁弁
32は、コントロールユニット50からの信号に応じ、
上記アクチュエータ6を大気側に連通ずる状態と負圧通
路33に連通する状態とに切替わる。そして、このよう
な連通状態の切替わりに応じた上記アクチュエータ6の
作動により、排気カット弁5が閉状態と開状態とに切替
えられる。なお、上記負圧通路33はバキュームタンク
34に通じており、このバキュームタンク34にはスロ
ットル弁18下流の吸気通路15がらチエツクパルプ3
5を介して導かれた負圧が蓄えられている。
排気漏らし弁8のアクチュエータ9は、コンプレッサ1
bの下流の第1吸気通路15aに通じる過給圧通路36
に接続されている。そして、この通路36から7クチユ
エータ9に導かれる過給圧が所定値以上となったときに
排気漏らし弁8が開かれるら ウェストゲートバルブ11のアクチュエータ12も上記
過給圧通路36に接続されている。そして、上記アクチ
ュエータ12に導入される過給圧が所定の許容最高過給
圧となったときにウェストゲートパルプ11が開かれる
吸気カット弁21のアクチュエータ22は、通路37を
介して切替弁38に接続されている。この切替弁38は
、吸気カット弁21附近における第1吸気通路15aと
第2吸気通路15bとからそれぞれ通路39.40を介
して導かれる各圧力の圧力バランスに応じて作動するも
ので、上記同圧力の差圧が所定値以上のときはアクチュ
エータ22を大気側に連通させて吸気カット弁21を閉
状態とし、上記差圧が所定値より小さくなったときはア
クチュエータ22を負圧通路41に連通させて吸気カッ
ト弁21を開作動させるようになっている。従って、排
気カット弁5が開かれて第2ターボ過給機2の作動によ
り第2吸気通路15b内の圧力が第1吸気通路15a内
の圧力に充分近付く程度まで上昇したときに、吸気カッ
ト弁21が開かれて第2吸気通路15bからの過給気が
エンジンEに送られるようになっている。上記負圧通路
41はバキュームタンク34に通じている。
リリーフ弁24のアクチュエータ25は、通路42を介
して三方電磁弁43に接続されている。
この三方電磁弁43は、コントロールユニット50から
の信号に応じ、上記アクチュエータ25を負圧通路44
に連通する状態と大気側に連通する状態とに切替わる。
そして、このような連通状態の切替わりに応じた上記ア
クチュエータ25の作動により、リリーフ弁24が開状
態と閉状態とに切替えられる。上記負圧通路44はバキ
ュームタンク34に通じている。
上記コントロールユニット50は、所定の切替点を境に
低流量側の運転状態では第1ターボ過給′a1のみ作動
させ、高流量側の運転状態では両ターボ過給機1.2を
作動させるように過給機作動状態を制御する制御手段5
1と、車両の走行環境を検出する検出手段52と、この
検出手段52の検出値に応じて上記切替点を変更する変
更手段53とを含んでいる。上記制御手段51は、例え
ばエアフローメータ16からの吸気量検出信号と回転数
センサ54からのエンジン回転数検出信号とに応じ、後
述の第2図中に示すラインL4またはL3を境として排
気カット弁5を開閉し、かつ、これと一定の関係でリリ
ーフ弁24を開閉させるように、三方電磁弁32.43
を制目している。
また、当実施例において上記検出手段52は、傾斜セン
サ55からの検出信号により走行路面の傾斜度を検出す
るようにしており、上記変更手段53は、路面傾斜度に
応じて上記切替点を、登り坂では低流量側にずらせ、下
り坂では高流量側にずらせるようにしている。
第2図は、横軸にエンジン回転数、縦軸にエンジン負荷
をとって、排気カット弁5、排気漏らし弁8、ウェスト
ゲートバルブ11およびリリーフ弁24の各開閉の切替
の特性を示している。図中のLlは第1設定吸気量Q1
と第1設定回転数R1とで特定されるリリーフ弁開ライ
ン、し2は第2設定吸気量Q2と第2設定回転数R2と
で特定されるリリーフ弁閉ライン、L3は第3設定吸気
量Q3と第3設定回転数R3とで特定される排気カット
弁閉ライン、L4は第4設定吸気IQ4と第4設定回転
数R4とで特定される排気カット弁開ラインである。
この図に基づいて上記8弁の作動の設定を説明すると、
排気カット弁5は、低流量(低回転)側から高流量(高
回転)側への運転状態移行時には、排気カット弁開ライ
ンL4に達するまでは閉じられてこのラインL4を越え
たときに開状態に切替えられ、高流量側から低流口側へ
の移行時には、排気カット弁開ラインL4に対して適度
のヒステリシスをもたせた排気カット弁閉ラインL3を
境に開状態から閉状態へ切替えられる。従って、上記ラ
インL4またはL3より低流量低回転側の領域が実質的
に第1ターボ過給機1のみ作動される第1の過給状態の
領域(以下、P領域という)、上記ラインL4またはL
3より島流凶高回転側の領域が実質的に両ターボ過給1
11.2が作動される第2の過給状態の領域(以下、P
+S領域という)となる。
排気漏らし弁8は、排気カット弁開ラインL4および排
気カット弁閉ラインL3よりもある程度低流量側で閉状
態から開状態に切替わるように、その開閉切替えライン
が7クチユエータ9のスプリング荷重により設定されて
いる。このようにしているのは、排気カット弁5が開状
態に切替えられるまえに少量の排気を第2ターボ過給機
2のタービン2aに送って第2ターボ過給機2を予回転
させることにより、P+S領域へ移行したときの第2タ
ーボ過給8N2の作動の応答性を高めるためである。
リリーフ弁24は、低流量(低回転)側から高流量(高
回転)側への運転状態移行時には、排気漏らし弁開閉ラ
インよりもAFlt量側で排気カット弁開ラインL4よ
りも低流量低回転側に設定されたリリーフ弁閉ラインL
2を境として、このラインし2に達するまでは開かれて
このラインL2を越えたときに閉状態に切替えられ、高
流量側から低流層側への移行時には、リリーフ弁閉ライ
ンL2に対して適度のヒステリシスをもたせたリリーフ
弁開ラインL1を境に閉状態から開状態へ切替えられる
。このようにしているのは、P+S領域にある程度近付
くまでの第2ターボ過給機2の予回転中等には、第2吸
気通路15b内の空気をリリーフすることにより、通路
内の圧力上昇に伴う温度上昇を避け、一方、P+S領域
にある程度近付いたときには、リリーフを停止すること
により、第2吸気通路1.5b内の圧力を上昇させると
ともに、第2ターボ過給機2の回転数上昇を促進するた
めである。つまり、予回転中にリリーフ弁24が閉じら
れ、かつ吸気カット弁21も閉じられているときは、第
2吸気通路15bが行き止まり状態となって、コンプレ
ッサ2bが回転しても空気が送給されないので第2ター
ボ過給機2の負荷が低下し、これによって第2ターボ過
給機2の回転数上昇を促進する作用が得られる。なお、
P+S領域への移行後は、第1吸気通路15aと第2吸
気通路15bとの差圧が小さくなることに伴って吸気カ
ット弁21が開かれることにより、第2吸気通路15b
からの過給気もエンジンに送られるが、リリーフ弁24
は閉状態に保たれる。
また、ウェストゲートバルブ11は、許容最高過給圧に
達する状態となったときに開かれるように、その開閉切
替えラインがアクチュエータ12のスプリング荷重によ
り設定されている。
この第2図中のラインし1〜L4を定める第1〜第4設
定吸気量01〜Q4および第1〜第4設定回転数R1〜
R4は、第1図中のコントロールユニット50において
設定される。すなわち、上記排気カット弁開ラインL4
は、吸気量(回転数)が漸増する加速時等に過給効率に
とって最も有利な過給機作動状態の切替え点が得られる
ように設定され、排気カット弁開ラインL3はラインL
4に対して適度のヒステリシスをもたせるように設定さ
れるものである。また、前記のようなリリーフ弁24の
機能が有効に発揮されるように、リリーフ弁閉ラインL
2およびリリーフ弁開ラインL1は、ラインL4および
L3に対して適度の吸気量差および回転数差をもって設
定されるものである。これらのラインL1〜L2は、エ
ンジンの回転数および負荷に関係する吸気量を主たるパ
ラメータとして設定されるが、当実施例では、あまり高
回転側で排気カット弁5等が切替えることは好ましくな
いことから、エンジン回転数もパラメータとしている。
そして、これらのラインL1〜L4を定める設定吸気量
01〜Q4および設定回転数R1〜R4につき、平地で
の最適値が予め基本値Q1o 〜Q4o 、Rlo 〜
R4oとしてコントロールユニット50内のメモリ(図
示せず)に記憶されるとともに、これらの値が、コント
ロールユニット50内に含まれる変更手段53により、
路面傾斜にVじて補正されるようになっている。
第3図は上記コントロールユニット50による排気カッ
ト弁5およびリリーフ弁24の制御をフローチャートで
示している。このフローでは、スタートすると、先ずス
テップS1でシステムのイニシャライズを行ない、次に
ステップS2で吸気IQおよびエンジン回転数Rの各検
出値をエア70−メータ16および回転数センサ54か
らそれぞれ入力する。続いてステップS3で、排気カッ
ト弁5およびリリーフ弁24の開閉切替点く第2図中の
ラインL1〜L4)である第1〜第4設定吸入空気量の
基本°値Q1o=Q4oおよび第1〜第4設定回転数の
基本値R1o−R4oをメモリから読出す。さらに、第
1図中の検出手段52に相当する処理として、ステップ
S4で傾斜センサ55からの信号に基づいて路面傾斜を
検出する。
そして、第1図中の変更手段53に相当する処理として
、ステップS5で上記路面傾斜に応じて設定吸気量の補
正量ΔQおよび設定回転数の補正量ΔRを算出し、ステ
ップSsで上記基本値Q1゜〜Q4o 、RIo−R4
oに上記補正量ΔQ、ΔRを加える修正を行なうことに
より最終的な第1〜第4設定吸気量Q1〜Q4および第
1〜第4設定回転数R1〜R4を求める。
上記ステップS5で算出される補正量ΔQ、ΔRは路面
傾斜に対して第4図のように定められる。
つまり、上記補正量ΔQ、ΔRは、路面傾斜が小さい平
地では0とされ、路面傾斜が大きくなると、登り坂では
負の値、下り坂では正の値とされる。
従ってステップS6で求められる最終的な設定吸気fi
Q1〜Q4および設定回転数R1〜R4は、平地では基
本値Qlo −Q4o 、Rlo −R4゜に等しい値
、登り坂では基本値Q1o=Q4o。
Rlo−R4oより小さい値、下り坂では基本値Q1o
 −Q4o 、Rlo−R4aより大きい値となる。上
記の路面傾斜に応じた補正量ΔQ、ΔRは、予めメモリ
にマツプとして記憶され、このマツプから、そのときの
路面傾斜に応じて算出される。
ステップS6に続いては、ステップS7以降で第1図中
の制御手段51としての処理を行なう。
この処理としては、先ずフラグFが1か否かの判定(ス
テップS7)と、その判定がNOの場合のフラグFが2
m(mは整数)か否かの判定(ステップSg)と、その
判定がYESの場合の7ラグFが2か否かの判定(ステ
ップSs)とにより、上記フラグFの値を調べる。
なお、上記フラグFは、吸入空気量Qとエンジン回転数
Rとで調べられる運転状態が第2図中のどのような領域
に属しているかを区別するもので、1〜4のいずれかの
値をとる。F−1であれば、排気弁5が閏のP領域のう
ちでリリーフ弁24が開となるリリーフ弁開領域、つま
りラインL2(加速時)またはラインLl(減速時)よ
りも低流量低回転側の領域にあることを示す。F−2も
しくはF−3であれば、排気カット弁5が閉のP領域の
うちでリリーフ弁24が閏となるリリーフ弁閉領域を示
すものであって、リリーフ弁開領域からこの領域へ移行
した場合はF−2となり、P+S領からこの領域へ移行
した場合はF−3となる。このP領域内のリリーフ弁閉
領域と上記リリーフ弁開領域との境界は、リリーフ弁開
領域からの移行の場合はうインL2、リリーフ弁開領域
への移行の場合はラインL1となり、またこのPW4域
内のリリーフ弁閉領域とP+S領域との境界は、P+S
領域からの移行の場合はラインL3 、P+S領域への
移行の場合はうインL4となる。また、F=4であれば
、排気カット弁5が開のP+S領域、つまりラインL4
(加速時)またはラインL3(減速時)よりも高流量高
回転側の領域にあることを示す。
上記ステップS7の判定がYES (F−1)であれば
、前回の運転状態が上記のP領域のうちの吸気リリーフ
弁開領域にあったことを意味する。
この場合は吸気口Qが第2設定吸気IQ2より大か否か
の判定(ステップ51o)およびエンジン回転数Rが第
2設定回転数R2より大か否かの判定(ステップ511
)に基づいて次のような処理を行なう。すなわち、ステ
ップ810.S11の判定がともにNOであれば、運転
状態がリリーフ弁開領域に維持されているので、そのま
まステップS2に戻ることにより、排気カット弁5を閉
、リリーフ弁24を開の状態に保つ。ステップS10.
S11のいずれかで判定がYESとなれば、運転状態が
第2図中のラインL2を越えてリリーフ弁閉領域に移行
したので、ステップStzでF=2とするとともに、ス
テップSt1でリリーフ弁24を閉作動してから、ステ
ップS2に戻る。
ステップS9での判定がYES (F−2)であれば、
前回の運転状態がP領域内のリリーフ弁閉領域にあって
、かつリリーフ弁開領域から移行した後の状態であるこ
とを意味する。この場合は吸気量Qが第4設定吸気IQ
4より大か否かの判定(ステップ514)と、その判定
がNoの場合のエンジン回転数Rが第4設定回転数R4
より大か否かの判定(ステップ515)と、その判定が
Noの場合の吸気IQが第1設定吸気IQ1より小か否
かの判定(ステップ516)と、その判定がYESの場
合のエンジン回転数Rが第1設定回転数R1より小か否
かの判定(ステップSv)とに基づき、次のような処理
を行なう。すなわち、ステップSg、s15の判定がと
もにNoであって、かつステップ816,817のいず
れかの判定がNoであれば、運転状態がラインL1.L
4間の領域に維持されているので、そのままステップS
2に戻ることにより、排気カット弁5を閉、リリーフ弁
24を閉の状態に保つ。ステップS14.S15のいず
れかで判定がYESとなれば、運転状態が第2図中のラ
インL4を越えてP+S領域に移行したので、ステップ
S18でF−4とするとともに、ステップS四で排気カ
ット弁5を開作動してから、ステップS2に戻る。ステ
ップSm、Svの判定がともにYESとなれば、運転状
態が第2図中のラインL1より低流量低回転側のリリー
フ弁開領域へ移行したので、ステップ820でF−1と
するとともに、ステップ821でリリーフ弁24を開作
動してから、ステップS2に戻る。
ステップS8での判定がNoであれば、F−3であり、
前回の運転状態がP領域内のリリーフ弁閉領域にあって
、かつP+S領域から移行した後の状態であることを意
味する。この場合は吸気量Qが第1設定吸気量Q1より
小か否かの判定(ステップ522)と、その判定がYE
Sの場合のエンジン回転数Rが第1設定回転数R1より
小か否かの判定(ステップ523)と、ステップS22
.S23の判定のいずれかがNoの場合の吸気量Qが第
4設定吸気fiiQ4より大か否かの判定(ステップ5
24)と、その判定がNoの場合のエンジン回転数Rが
第4設定回転数R4より大か否かの判定(ステップ52
5)とに基づき、次のような処理を行なう。すなわち、
ステップ822,823のいずれかの判定がNOであっ
て、かつステップS24.S25の判定がともNoであ
れば、運転状態がラインL1゜し4間の領域に維持され
ているので、そのままステップS2に戻ることにより、
排気カット弁5を閏、リリーフ弁24を閉の状態に保つ
。ステップ822.823の判定がともにYESとなれ
ば、運転状態が第2図中のラインL1より低流量低回転
側のリリーフ弁開領域へ移行したので、ステップS26
でF=1とするとともに、ステップ827でリリーフ弁
24を開作動してから、ステップS2に戻る。ステップ
S24.S25のいずれかで判定がYESとなれば、運
転状態が第2図中のラインL4を越えてP+S領域に移
行したので、ステップ828でF−4とするとともに、
ステップ829で排気カット弁5を開作動してから、ス
テップS2に戻る。
ステップS9の判定がNOであれば、F=4であり、前
回の運転状態が上記のP+S領域にあったことを意味す
る。この場合は吸気量Qが第3設定吸気量Q3より小か
否かの判定(ステップ830)およびエンジン回転数R
が第3設定回転数R3より小か否かの判定(ステップ5
31)に基づいて次のような処理を行なう。すなわち、
ステップ830 。
S31のいずれかの判定がNoであれば、運転状態がP
+S領域に維持されているので、そのままステップS2
に戻ることにより、排気カット弁5を開、リリーフ弁2
4を閉の状態に保つ。ステップS30.S31の判定が
ともにYESとなれば、運転状態が第2図中のラインL
3より低流量低回転側のP領域に移行したので、ステッ
プ832でF−3とするとともに、ステップS 33で
排気カット弁5を閉作動してから、ステップS2に戻る
以上のような当実施例の制御装置によると、ステップ8
7〜833の制御手段51としての処理により、低流量
低回転側の領域では排気カット弁5が閉じられて、実質
的に第1ターボ過給機1のみが作動され、低流量域での
過給効率が高められる。
そして、低流量側から高流量側への運転状態移行時には
、先ず排気漏らし弁開閉ラインを越えると排気漏らし弁
7が閉から開に切替えられて少量の排気が第2ターボ過
給機2のタービン2aに送られることにより過給!l1
2が予回転され、さらにラインL2を越えるとリリーフ
弁24が開から開に切替えられて、第2吸気通路15b
内の圧力が高められるとともに、第2ターボ過給機2の
回転数上昇が促進される。そして、過給機作動状態の切
替え点であるラインL4を越えると、上記排気カット弁
5が閉から開に切替えられて、第2ターボ過給機2のタ
ービン2aに充分に排気が供給されることにより、第1
ターボ過給機1に加えて第2ターボ過給機2も実質的に
作動され、高流量域での過給効率が高められる。
この場合に、ステップ82〜S6の検出手段52および
変更手段53としての処理により、上記切替点が路面傾
斜に応じて変更されるので、路面傾斜が変化しても上記
切替え点が適正に調整される。この作用を第5図および
第6図によって説明する。
第5図はスロットル開度とエンジン回転数との関係を平
地、登り坂、下り坂の各場合について示し、平地では実
線のようになるのに対し、登り坂では一点鎖線のように
スロットル開度の増大に対するエンジン回転数上昇の割
合いが小さく、逆に下り坂では破線のようにスロットル
開度の増大に対するエンジン回転数上昇の割合いが大き
くなる。
第6図は特定負荷(例えば全負荷)でのエンジン回転数
に対するトルクの特性を示し、l1lAo 。
A1.A2は第1ターボ過給ta1のみ作動された場合
の平地、登り坂、下り坂での各特性、線Bは両ターボ過
給機1.2が作動されたときの特性を示す。この図のよ
うに、第1ターボ過給機1のみ作動した場合の特性は、
平地と比べて登り坂ではピークが低回転側にずれ、下り
坂ではピークが高回転側にずれる。これは、上記ような
エンジン回転数上昇の割合いの違いにより、平地と比べ
て登り坂ではターボラグが小さくなり、下り坂ではター
ボラグが大きくなるからである。
ところで、過給効率の面から最も好ましい過給機作動状
態の切替点は、第6図のトルク特性によれば第1ターボ
過給機1のみ作動された場合の特性と両ターボ過給機1
.2が作動されたときの特性との交叉点であって、平地
では線Aoと線Bの交叉点aQであり、この回転数およ
び負荷に対応する吸気量を設定吸気量として過給機作動
状態を切換えればよい。しかし、上記のようなトルク特
性の変化により、最適切替点も登り坂では低回転側(低
流量側)の点a1、下り坂では^回転側(高流量側)の
点a2にずれる。
そこで当実施例では、平地での過給効率に最も有利なよ
うに設定吸気量Q4(およびQ3)、設定回転数R4(
およびR3)の各基本値Q4゜(およびQ3o )、R
4o  (およびR3o )を定めておくとともに、ス
テップ81へ86の処理により、これらの値を登り坂で
は小さクシ、下り坂では大きくしている。従って、第2
図中のラインL4(およびL3)が登り坂では低流量低
回転側、下り坂では高流量高回転側にずらされて、これ
らの場合もそれぞれの最適切替点a1.a2に対応する
ように排気カット弁5の開閉の切替え、つまり過給機作
動状態の切替えが行なわれ、過給効率が高められること
となる。
さらに当実施例では、リリーフ弁24の開閉切替点(Q
l、Q2.R1,R2)も排気カット弁5の開閉切替点
に対応させて変更することにより、P領域中のリリーフ
弁閉領域を一定に確保している。ただし、リリーフ弁2
4の開閉の切替点(Ql、Q2.R1,R2>は路面傾
斜にかかわらず固定しておいて、排気カット弁5の開閉
切替点(Q3.Q4.R3,R4)のみ路面傾斜に応じ
て変更しておいてもよい。このようにすると、排気カッ
ト弁5の開閉切替点の変更に応じてP領域中のリリーフ
弁閉領域の大きさが変化するので、ターボラグが大きい
ときの第2吸気通路15b内の温度上昇の抑制等に有利
となる場合がある。
なお、当実施例において検出手段52による路面傾斜の
検出は、傾斜センサ55からの信号の代りに、特定ギヤ
毎にスロットル開度変化に対するエンジン回転数(もし
くは車速)の変化を、平地での特性と比較することによ
り行なうこともできる。また、変更手段53による路面
傾斜に応じた過給機作動状態切替点の変更は、基本値を
補正間ΔQ、ΔRで補正する代りに、Q1〜Q4.R1
−R4の値を路面傾斜毎にマツプとして記憶させておき
、このマツプからそのときの路面傾斜に応じた値を読出
すようにしてもよい。
また、上記実施例では、走行環境として路面状態を検出
し、それに応じて過給機作動状態の切替点を変更してい
るが、他の走行環境、例えば吸気の湿度、あるいは吸気
密度に応じて次のように過給機作動状態の切替点を変更
してもよい。
つまり、吸気が乾燥しているときはノッキングにとって
厳しい環境にある。そこで、吸気の湿度に応じた制御と
しては、吸気の湿度が低いときに過給機作動状態の切替
点を通常の切替点よりも低流量側にずらすようにする。
例えば、第7図に示すように設定吸気量(設定回転数)
の補正量ΔQ(ΔR)を吸気の湿度が低いときには小さ
くするように設定しておき、第3図中のステップ34゜
85に代る処理として、湿度センサからの信号に基づき
吸気の湿度を検出し、それに応じた補正量ΔQを第7図
から求めるようにする。このようにすると、吸気が乾燥
しているときに、低回転側でのエンジン出力がある程度
抑えられることにより、ノッキングが防止されることと
なる。
また、高地等のように吸気密度が低いときはエンジン回
転数や負荷の上昇によって吸気間が増加しにくくなるこ
とから、通常の切替点ではP+S領域に達するまえに第
1ターボ過給機がオーバ回転して信頼性の低下や過給効
率の低下を生じ易くなる。そこで、吸気密度に応じた制
御としては、吸気密度が低いときに過給機作動状態の切
替点を通常の切替点よりも低流量側にずらすようにする
例えば、第8図に示すように設定吸気IN(設定回転数
)の補正量ΔQ(ΔR)を吸気密度が低いときには小さ
くするように設定しておき、第3図中のステップ84.
85に代る処理として、吸気密度を検出し、それに応じ
た補正mΔQ(ΔR)を第8図から求めるようにする。
このようにすると、高地でも過給効率および信頼性を良
好に保つことができる。
このような吸気の湿度に応じた制御や吸気密度に応じた
制御は、前述の路面傾斜に応じた制御と合せて行なうよ
うにしてもよい。
また、このような吸気の湿度や吸気密度等の走行環境に
応じた制御を行なう場合に適用される過給機付エンジン
としては、第1図に示すような第1ターボ過給機1と第
2ターボ過給機2とを備えたものに限らず、例えばエン
ジン出力軸に連動するエンジン駆動の過給機(スーパチ
ャージャ)とターボ過給機とを用いて、低流mwAIj
Iではスーパチャージャのみ作動させ、高流量領域でタ
ーボ過給機を作動させるものでもよい。あるいは、1つ
のターボ過給機に対してこれに排気を導く通路を2分し
、その一方から排気を導く状態と双方から排気を導く状
態とに切替えるようなものでもよく、要は、低流量側運
転領域での過給効率を高める過給状態と高流量側運転領
域での過給効率を高める過給状態とに切替可能なもので
あればよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、過給機の作動状態を、低流量側
運転領域での過給効率を高める第1の過給状態と高流量
側運転領域での過給効率を^める第2の過給状態とに、
所定の切替点を境に切替えるようにするとともに、車両
の走行環境の変化に応じて上記切替点を変更するように
しているため、過給機作動状態の適正切替点に影響を及
ぼす路面傾斜、吸気の湿度、吸気密度等の走行環境が変
化しても、上記切替点が適切に調整され、過給効率、信
頼性等を向上することができる。
とくに、第1ターボ過給機のみ作動する第1の過給状態
と少なくとも第2ターボ過給機が作動する第2の過給状
態とに切替えられる過給機付エンジンにおいて、その切
替点を、路面傾斜に応じ、登り坂では低流量側にずらせ
て下り坂では高流量側にずらせるように変更するように
した制御装置によると、路面傾斜によって変化するター
ボ過給機のタイムラグに対応するように切替点が適正に
調整され、路面傾斜状態にかかわらず効率良く過給を行
なわせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す過給機付エンジンの全
体構造概略図、第2図は上記排気系および吸気系に配設
される8弁の作動特性を示す特性図、第3図はコントロ
ールユニットによる制御のフローチャート、第4図は路
面傾斜に応じた切替点変更のための補正量を示す図、第
5図は平地と登り坂おより下り坂におけるスロットル開
度とエンジン回転数との関係を示す図、第6図は平地と
登り坂および下り坂におけるエンジン回転数とトルクと
の関係を示す図、第7図は吸気の湿度に応じた切替点変
更のための補正量を示す図、第8図は吸気密度に応じた
切替点変更のための補正量を示す図である。 E・・・エンジン、1・・・第1ターボ過給機、2・・
・第2ターボ過給機、5・・・排気カット弁、50・・
・コントロールユニット、51・・・制御手段、52・
・・検出手段、 53・・・変更手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、過給機の作動状態が吸気量の少ない低流量側運転領
    域での過給効率を高める第1の過給状態と吸気量の多い
    高流量側運転領域での過給効率を高める第2の過給状態
    とに切替可能とされた過給機付エンジンにおいて、過給
    機作動状態を上記低流量側運転領域では上記第1の過給
    状態として上記高流量側運転領域では上記第2の過給状
    態とするように所定の切替点を境に切替える過給機制御
    手段と、車両の走行環境を検出する検出手段と、この検
    出手段の検出値に応じて上記切替点を変更する変更手段
    とを備えたことを特徴とする過給機付エンジンの制御装
    置。 2、低流量域用の第1ターボ過給機と高流量域専用の第
    2ターボ過給機とを設け、第1ターボ過給機のみ作動す
    る第1の過給状態と少なくとも第2ターボ過給機を作動
    する第2の過給状態とに切替可能とされた過給機付エン
    ジンにおいて、過給機作動状態を吸気量の少ない低流量
    側運転領域では上記第1の過給状態として吸気量の多い
    高流量側運転領域では上記第2の過給状態とするように
    所定の切替点を境に切替える過給機制御手段と、車両の
    走行路面の傾斜度を検出する検出手段と、この検出手段
    の検出値に応じ、上記切替点を登り坂では低流量側にず
    らせて下り坂では高流量側にずらせるように変更する変
    更手段とを備えたことを特徴とする過給機付エンジンの
    制御装置。
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