JPH0211938A - クラッチ被動板の製造法 - Google Patents

クラッチ被動板の製造法

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JPH0211938A
JPH0211938A JP16041488A JP16041488A JPH0211938A JP H0211938 A JPH0211938 A JP H0211938A JP 16041488 A JP16041488 A JP 16041488A JP 16041488 A JP16041488 A JP 16041488A JP H0211938 A JPH0211938 A JP H0211938A
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JP
Japan
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clutch
backup material
facing member
driven plate
clutch facing
Prior art date
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Pending
Application number
JP16041488A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hara
泰啓 原
Mitsuhiro Inoue
光弘 井上
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主として乾式クラッチのクラッチディスクに
使用されるクラッチ被動板の製造法に関するものである
(従来の技術) 従来、自動車用クラッチ被動板の製造法は、アスベスト
、ガラス繊維など長繊維を繊維基材として、その繊維基
材に熱硬化性樹脂、ゴム材、その他W!擦調整剤などを
含浸せしめ、これを円環状に巻いて予備成形し、ついで
加熱加圧成形した後、アフタキュア、パリ取り、研磨加
工などの仕上げを行ってウーブンクラッチ被動板を形成
していた。
一方、特開昭61−41022号公報や、特開昭61−
70225号公報に開示されているように、アスベスト
の不織布と熱硬化性樹脂と摩擦調整剤よりなるレジンモ
ールドクラッチフェーシング板をアルミニウム、ジェラ
ルミン、マグネシウム等の軽合金などよりなるバックア
ップ材に載置して、一体に熱圧成形するクラッチ被動板
の製造法も知られている。このクラッチ被動板の製造法
はウーブンクラッチ被動板の製造法に比べ、繊維基材に
結合剤や摩擦調整剤を含浸する過程や、タブレットに巻
いて予備成形する過程が無く時間や加工費を節約できる
。更に、このクラッチ被動板はウーブンクラッチ被動仮
に比較して一般に品質が安定しており、バックアップ材
によって強度が補強されているので破壊回転数が高い。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記の製造法により作られたクラッチ被
動板は、バックアップ材とクラッチフェーシング部材の
熱膨脹係数の違いや、クラッチフェーシング部材の結合
剤の硬化収縮のために、一体に熱圧成形する過程でクラ
ッチ被動板が反ってしまう。
したがって、クラッチフェーシングを乾式クラッチのク
ツションスプリングにリベット止めする際にリベット穴
の位置がずれたり、乾式クラッチに取り付けて使用する
際にクラッチフェーシング部材の一部分にだけフライホ
イールがあたり、クラッチフェーシング部材が偏摩耗す
るという不都合があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の不具合を解消するためになされたもの
で、軽合金製のバックアップ材に、繊維基材や結合剤、
摩擦調整剤などによりなるクラッチフェーシング部材を
載置して一体に熱圧成形するにあたり、熱圧成形過程で
バックアップ材の接合面に引張応力を残留せしめ、しか
る後にバックアップ材にショツトブラストを行うことを
特徴とするものである。
詳述するに、本発明のバックアップ材とは、アルミニウ
ム、ジュラルミン、マグネシウム等の比重が5以下の軽
金属からリング状の板に形成されたものであり、クラッ
チフェーシング部材との接合面となる表面は、フェノー
ル系または、ニトリルフェノール系の接着剤が塗布され
る関係上、ショツトブラストやパブ研磨などにより粗面
としたものである。
また、本発明で用いられるクラッチフェーシング部材は
、アスヘスト、ガラス繊維、アラミド繊維、カーボン繊
維、セラミック繊維、金属繊維など一般に摩擦材料に用
いられる繊維基材と、メラミン樹脂、フェノール樹脂、
エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂やNBR,SBHなど
のゴム材など一般に摩擦材料に用いられる結合剤と、カ
シューダスト、フリクションダスト、グラファイト、硫
酸バリウム、クレー、炭酸カルシウム、アルミ粉、銅粉
、亜鉛粉等の一般に摩擦材料に用いられる摩擦調整剤を
配合することができる。
そして、バックアップ材にクラッチフェーシング部材を
載置して一体に熱圧成形するには、成形温度80℃ない
し300℃、面圧力50Kg/−ないし200Kg/−
の範囲の条件でバックアップ材の接合面に引張応力が残
留するように第5図に示すような金型を用いて一体に熱
圧成形すると良い。
そして、バックアップ材の熱膨腸係数より小さな熱膨脹
係数のクラッチフェーシング部材を用いると、クラッチ
フェーシング部材を成形温度80℃ないし300℃、面
圧力50Kg/c+1ないし200Kg/−でクラッチ
被動板と同じリング形状に熱圧成形し、その後接着剤を
塗布したバックアップ材に載置し、成形温度80℃ない
し300℃、面圧力10Kg/cdないし200Kg/
−で一体に熱圧成形する手段を用いれば通常レジンモー
ルドクラッチフェーシングで用いられる金型を用いても
バックアップ材とクラフチフェーシング部材の熱膨脹係
数の違いを利用してバックアップ材の接合面に引張応力
を残留させることができるので好ましい。
更に、硬化収縮率と熱膨脹係数の和が、バックアップ材
の熱膨脹係数より小さいクラッチフェーシング部材を用
いると、上記の配合のクラッチフェーシング部材を粉末
形状又は、常温でクラッチ被動板と同じリング形状に成
形し、成形型に収めたバックアップ材の上に載置して成
形型を型締めし、成形温度80℃ないし300℃、面圧
力50Kg/−ないし200Kg/−で一体に熱圧成形
する手段を用いれば、バックアップ材の熱膨脹係数とク
ラッチフェーシング部材の熱膨脹係数と硬化収縮率の和
との違いからバックアップ材の接合面に引張応力が残留
し、しかも金型は通常のもので2回に渡る成形もしな(
て良いので時間が節約でき最も好ましい。
次いで、バックアップ材にショツトブラストを行うには
、#220 (JIS  R6001)以下の番数粒度
のショットを用いれば良く、これ以上の番数のショア)
を用いても十分な力をバックアップ材に与えられない、
そして、このショットの種類としては、銅粒ショット、
カットワイヤ、アルミナ質研削材、炭化けい素質研削材
、ガーネット、エメリーなどが考えられるがそのいずれ
を用いても良く、またショットの形状は、衝突痕が角ぼ
らないように球形のものを用いると好ましい、また、シ
ョットをバックアップ材に投射する方法は、圧縮空気を
用いても遠心力を利用しても良い。
(作用) そして、本発明は軽合金製のバックアップ材に繊維基材
や結合剤、摩擦調整剤などよりなるクラッチフェーシン
グ部材を載置し一体に熱圧成形した後、バックアップ材
にショツトブラストを行うので、バックアップ材表面に
引張応力が発生する。
しかし、本発明においては一体に熱圧成形する際にバッ
クアップ材の接合面側に引張応力が残留しているため、
上記引張応力とつり合いクラッチ被動板が平坦となる。
したがって、乾式クラッチに組み立てる際の反りによる
クラッチ被動板のリベット穴の位置のずれや、乾式クラ
ッチとしての使用時の反りによるクラッチフェーシング
部材の偏摩耗を防ぐことができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を第1図〜第4図に用いて説明する
第1図は、本発明に係るクラッチ被動板の斜視図を示す
。実施例のクラッチ被動板は内径130關、外径200
mm、厚さ3.5鶴のリング形状をしている。アルミ合
金製のリング形状のバックアップ材2に繊維基材、結合
剤、摩擦調整剤よりなるクラッチフェーシング部材3を
載置し、一体に熱圧成形し、バックアップ材にショツト
ブラストを行ったものである。
そして、このクラッチ被動板lは乾式クラッチ(図示せ
ず)のクツションスプリングの両面にバックアップ材2
をクツションスプリング側に向けてリベット止めして使
用される。
まず、バックアップ材2を成形する。打ち抜き機によっ
て1關厚のアルミ合金板からリング状にバックアップ材
2を打ち抜く、そしてバックアップ材2の接合面を研磨
加工で粗面化するとともに、表面をアルカリ脱脂剤によ
って洗浄する。つづいてその表面にフェノール樹脂系の
接着剤を塗布し、塗布面が上面に位置するように第2図
に示す成形型4の溝に収める。
次に、クラッチフェーシング部材3を形成する。
繊維基材であるバルク状のケブラー29(アラミド繊維
、DuPont商品名)10部、ガラス繊維 10部、
結合剤であるメラミン樹脂 25部、摩擦調整剤である
カシェ−ダスト、炭酸マグネシウム等残部を配合しヘン
シェルを用いて混合する。
そして、クラッチフェーシング部材3を上記第2図の成
形型4の溝に収める。これにより、クラ。
チフエーシング部材3がバックアップ材2の上面に載置
される。
この状態で成形型5を型締めし、温度150℃、面圧力
200にg/−の条件で熱圧成形する。次いでクラッチ
被動板lを200℃で熱処理を行い硬化熟成させる。さ
らに、厚さ3.5龍のクラッチ被動板1を作るべくクラ
ッチフェーシング部材3の研磨を行う。このようにして
製造されたクラッチ被動板は、バックアップ材の接合面
に引張応力が発生し、第3図の形状になっている。
次に、第4図のようにバックアップ材表面に#46の粒
度の鋼粒ショットを用い、圧縮空気によって鋼粒ショッ
トを投射するというシッフドブラスト処理を行った。
このように成形したクラッチ被動板1は反りのない良好
なりラッチ被動板であった。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係るクラッチ被動板の製
造法は、軽合金製のバックアップ材に繊維基材、結合剤
、摩擦調整剤などよりなるクラッチフェーシング部材を
載置して一体に熱圧成形するにあたり、熱圧成形過程で
バックアップ材の接合面に引張応力を残留せしめ、しか
る後、バックアップ材にショツトブラストを行うので反
りがない良好なりラッチ被動板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクラッチ被動板の斜視図、第2図はクラッチ被
動板の成形型の部分断面図、第3図はクラフチ被動板の
断面図、第4図はショツトブラストをする手法の原理図
、第5図はクラッチ被動板の成形型の部分断面図である
。 符号の説明 1 クラッチ被動板  2 バックアップ材3 クラッ
チフェーシング部材 4 成形型      5 成形型 6 ショツトブラスト用ノズル 7 ショット     日 成形型 9 成形型 1クラッチ被動板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軽合金製のバックアップ材と繊維基材や結合剤、、
    摩擦調整剤などよりなるクラッチフェーシング部材を載
    置して一体に熱圧成形するにあたり、熱圧成形過程でバ
    ックアップ材とクラッチフェーシング部材との接合面側
    に引張応力を残留せしめ、しかる後バックアップ材にシ
    ョットブラストを行うクラッチ被動板の製造法。 2、引張応力を残留させる方法が、バックアップ材の熱
    膨脹係数より小さな熱膨脹係数のクラッチフェーシング
    部材を用いることを特徴とする請求項1記載のクラッチ
    被動板の製造法。 3、引張応力を残留する方法が、熱膨脹係数と硬化収縮
    率(^3√硬化による減量体積/成形温度)の和がバッ
    クアップ材の熱膨脹係数より小さいクラッチフェーシン
    グ部材を用いることを特徴とする請求項2記載のクラッ
    チ被動板の製造法。
JP16041488A 1988-06-28 1988-06-28 クラッチ被動板の製造法 Pending JPH0211938A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152367A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Aisin Chem Co Ltd 摩擦材の平面度矯正治具及び摩擦材の平面度矯正方法
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JP2015507150A (ja) * 2012-01-12 2015-03-05 ヴァレオ マトゥリオー ドゥ フリクション クラッチの摩擦ライニングの製造方法
CN105965747A (zh) * 2016-05-26 2016-09-28 泰州市汇鑫汽车配件制造有限公司 无铆接式汽车离合器面片总成制造方法

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